JPH0449340Y2 - - Google Patents

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JPH0449340Y2
JPH0449340Y2 JP476186U JP476186U JPH0449340Y2 JP H0449340 Y2 JPH0449340 Y2 JP H0449340Y2 JP 476186 U JP476186 U JP 476186U JP 476186 U JP476186 U JP 476186U JP H0449340 Y2 JPH0449340 Y2 JP H0449340Y2
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locking
lock
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protrusion
key
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、開閉口をスライドフアスナーまた
は覆い片で閉められる鞄その他の袋物などに取付
け、その開閉口を施錠して閉鎖状態を保持するた
めの錠装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種錠装置として、例えば実公昭57−
23647号公報あるいは実開昭60−179766号公報に
よつて開示しているものが知られている。前者公
報による錠は、雌錠と雄錠とからなり、雌錠は鞄
の開閉口の端部に設け、雄錠は鞄開閉口に設けた
スライドフアスナーのスライダー引手に取付ける
ものであり、雌錠には係止片を有し、雄錠には施
錠用突子と押圧用突子とを凹段状の間隔を介し、
かつバネで押圧して下降した両突子を復帰できる
ように構成したもので、施錠用突子を雌錠の係止
片に係止するようになつている。また後者公報の
ものは、キーで回転される回転軸の下面に係止突
起を偏心して突設し、スライダー引手を掛止する
係止片を備えた摺動板を前記回転軸の係止突起に
係合し、回転軸の回転により摺動板をスライダー
の摺動方向に可動できるように構成したものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した前者公報の錠によると、雄錠をスライ
ドフアスナーのスライダー引手に取付けたもの
で、その鞄を使用する場合に、スライドフアスナ
ーを閉じても施錠する必要のない場合があり、そ
の時には雄錠を雌錠に差込み係止することなく、
殆んど雄錠を垂れ下げた状態に放置されることが
多い。こうした状態で携行すると、雄錠がぶらつ
き雌錠に当たり不快な金属音を発するものであ
り、またスライドフアスナーが開放してある時
に、偶々スライダー引手に取付けてある雄錠が鞄
の内に入り込んでいることがあり、鞄内にものが
一ぱい入つている時には雄錠を取り出しにくくな
る欠点があつた。一方、後者公報による錠であれ
ば、スライダー引手に何にも付いていなく、引手
を摺動板の係止片に掛止して施錠するものである
から、前述の欠点を解消することが出来る。しか
し後者公報の錠は縦長のものであり、しかもこの
錠は鞄の物品収納部内に設けられるものであるこ
とから、鞄収納部の空間がコーナー部で部分的に
狭くなり、物品の収納に支障を来たすばかりでな
く、収納品に傷を付ける恐れがある欠点があつ
た。
そこで、この考案の目的は、鞄その他の袋物な
どの錠を取付けるべき対象物の外面に取付けるこ
と、薄型で体裁が良くなること、また掛止される
摘手が実質的に単純な板体状のものであること、
その摘手の差込み操作で掛止できること、更には
構成する部品点数を少なくしてできる錠装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による錠装置は、錠函と施錠係止体と
施錠駒およびスプリングで構成する錠と、該錠に
差込み係止する摘手と、施解錠するキーとからな
り、錠函は上面を開放し側面に摘手の差込み口を
備えており、施錠係止体は錠函の上面開放口に嵌
装して揺動可能に枢着し、施錠係止体の前記差込
み口と対向する自由端に摘手を掛止する係止突起
を突設し、施錠係止体の前記自由端とは反対側の
自由端部にキー挿入孔を設け、キー挿入孔の下部
に前記の施錠駒を嵌装し、前記スプリングで施錠
駒を施錠係止体に圧接すると共に、施錠係止体の
キー挿入孔を有する側の自由端を常時上向きに付
勢するように構成したものである。
〔実施例〕
第1図と第3図に示し、特に第3図において、
1はキー、2は施錠係止体、3は施錠駒、4はス
プリング、5は摘手、6は錠函、7は錠函の底
板、8は裏板である。
錠函6はその底板7の組立て上別体に形成した
もので、第3図に示すように錠函6より突出した
複数の突子9を底板7にあけた小孔10に嵌め、
突子9を加締めて一体構造となるもので、その連
結手段はビス止めなど他の手段によつても良い。
この錠函6に上面を開放した長円形をなす空間1
1を備え、空間11の内周壁における両側にそれ
ぞれ軸受け部12,12を相対向して設け、また
錠函6の一端に空間11に通じる差込み口13を
あけたもので、この差込み口13は摘手5を差し
込む口であつて、その上壁面は摘手5を差し込み
易いように傾斜してある。尚、前記の軸受け部1
2は、第3図図示の如く空間11の内周壁を切欠
して一対の突片を形成し、両突片間に支軸15を
挟んでから両突片の下端部が互いに当接するよう
に加締められるものである。また底板7に複数の
爪片14を突設している。
施錠係止体2は、錠函6の空間11内に嵌まる
長円形の基板の裏面にそのほぼ中心部において両
側へ向かつて突出する支軸15を設け、一方の端
部の裏面に係止突起16とストツパー17を縦列
に配して突設し、他方の端部の裏面には施錠駒3
が嵌まる筒部18を備えていると共に、施錠係止
体2の基板にキー挿入孔19を前記筒部18の中
心部に位置してあけてある。
上記の施錠係止体2は第1図図示の如く、錠函
6内にその差込み口13と係止突起16とが相対
向するように嵌め、かつ支軸15を軸受け部12
に嵌めて、施錠係止体2をその前後の自由端部が
上下に揺動可能に枢着してある。また施錠係止体
2が水平状態にある時には、ストツパー17が錠
函6の底板7に当接するものである。更に以上の
如く施錠係止体2を錠函6に取付けた際、施錠係
止体2の上面が錠函6の上面とほぼ面一に揃える
か、あるいは僅かに突出するように形成してあ
る。
次に施錠駒3は、施錠係止体2の筒部18内に
回転自在に嵌装する円柱体よりなり、上面にキー
1が係合するキー孔20を有し、下面にスプリン
グ4が嵌まる凹孔21を備え、更に下面の外周面
に突子22を設けたもので、この施錠駒3を筒部
18内にキー孔20を上にして嵌め、錠函6の底
板7と凹孔21間にスプリング4を介在したもの
である。この時には突子22が底板7に当接し、
施錠係止体2の揺動を阻止して施錠状態となる。
しかし底板7における施錠駒3の回転によつて描
く突子22の軌跡上に該突子22が嵌まる抜孔2
3が穿設してあつて、この抜孔23に突子22が
相対向した時に施錠係止体2の揺動を許して解錠
状態となるものである。
摘手5は、錠函6の差込み口13に嵌挿できる
板状のもので、先端部に掛孔24を穿設したもの
である。尚、摘手5は第4図図示の如く、掛孔2
4における基部側に隆起部25を設けておけば、
隆起部25が係止突起16に当接し、係止突起1
6との係止を保ちより以上の突入を阻止するもの
で、この場合前述のストツパー17が不要とな
る。更に第5図示の如く、摘手5を差込み口13
より大きく形成し、掛孔24を設けた先端部を先
細に形成しておけば、第1図のようなストツパー
17がなくても差込み口13との関係で摘手5の
必要以上の挿入を阻止することができる。
また、第1図のようなストツパー17を必要と
する例の場合、前述の如く施錠係止体2から突出
することなく、錠函6の底板7より突出させた構
造にしても良い。更に施錠駒3の突子22は必ず
しも施錠駒3に設ける必要がなく、底板7より突
設し、施錠駒3の方にその突子22が嵌まり得る
係合孔を設けても良い。また、錠函6の底板7
は、本実施例では別体にしたが軸受け部12,1
2の構造を上向き開口(加締前)にしたり、ある
いは支軸15を別体にして錠函の外側面から挿入
固定するものにすれば底板は錠函本体と一体構造
にしてもよい。
尚、第6図は鞄26にこの考案による錠装置を
使用した例を示し、鞄26の上部開閉口にスライ
ドフアスナー27を設けたもので、この場合に
は、スライドフアスナー27を開閉するスライダ
ー28の引手が摘手5となるものであり、錠は開
放口端における鞄26の外表面に固着したもので
ある。また図示の如くポケツト部29が覆い片3
0で開閉されるものにあつては、覆い片30に摘
手5を設け、ポケツト部29の外表面に錠を固着
するものである。
ところで、第1図に示す錠装置は施錠状態にあ
るが、摘手5を差し込む時には、第2図図示の如
く、キー1の操作によつて施錠駒3を回転(図示
のものは180°)して突子22を抜孔23と対向し
ておき、そこで摘手5を差込み口13より挿入す
れば、摘手5の先端で係止突起16を押し上げし
つつ差し込まれ、ストツパー17に当接して挿入
が阻止されると同時に、傾倒していた施錠係止体
2がスプリング4の反発力で水平状態に復帰し、
係止突起16が摘手5の掛孔24に突入して摘手
5を掛止する。しかし、この状態においては、施
錠係止体2のキー挿入孔19を有する側の自由端
を押し下げれば、突子22が抜孔23内に沈み入
り係止突起16が上昇するため、摘手5を差込み
口13より抜きとることが出来る。従つて、突子
22を抜孔23に対向している間に摘手5を差し
込んだ状態では仮り止めとなるものである。これ
を施錠する時には、キー1の操作で施錠駒3を回
転(図示のものは180°回転)し、その突子22を
抜孔23以外の位置に設置することにより、施錠
係止体2の揺動が阻止されて施錠状態に成るもの
である。
〔考案の効果〕
この考案による錠装置は、錠函の端面に摘手を
挿入する差込み口を設け、錠函の上面開放口部に
施錠係止体を揺動自在に枢着し、施錠係止体の差
込み口と対向する自由端部に係止突起を設け、係
止突起を摘手と掛止及び離脱できる程度のストロ
ークで施錠係止体を揺動すれば充分であることか
ら、錠函の厚みを薄くしても施解錠の機能が確実
に得られるものであり、従つて薄型として提供さ
れ、鞄などに体裁よく取付けることが出来る。ま
た、摘手を差込み口へ挿入する操作のみで、スプ
リングにより自動的に仮り止めされるものであ
り、摘手を抜き出す時には、施錠係止体の全体を
錠函内に押し込むものでなく、キー挿入孔を有す
る側の自由端部を押し下げるのみであり、しかも
押し下げ量も僅かで掛止突起を摘手より離出する
ことが出来ることから、摘手の係脱操作が簡単で
非常に容易になるものである。更に、錠装置を構
成する錠が、錠函、施錠係止体、施錠駒及びスプ
リングを主体として形成されることから、その部
品点数が少なく、また故障を起こす要素を減少す
ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による錠装置を示す縦断面
図、第2図は摘手を差し込む時の状態を示す縦断
面図、第3図は分解して示す斜視図、第4図は変
形例の要部を示す縦断面図、第5図は他の変形例
の要部を示す横断面図、第6図はこの考案による
錠装置を鞄に使用した例を示す斜視図である。 1……キー、2……施錠係止体、3……施錠
駒、4……スプリング、5……摘手、6……錠
函、7……底板、13……差し込み口、16……
係止突起、19……キー挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開放され端面に摘手5を挿入する差込み
    口13を備えている錠函6と、該錠函6にその上
    面開放口を塞いだ状態に嵌装して揺動可能に枢着
    した施錠係止体2と、該施錠係止体2の前記差込
    み口13と対応する側の自由端より突出し差込み
    口13に挿入した摘手5を掛止する係止突起16
    と、施錠係止体2の前記自由端とは反対側の自由
    端部にあけたキー挿入孔19と対向して嵌装さ
    れ、かつキー1で回転されて施解錠する施錠駒3
    と、該施錠駒3を施錠係止体2に圧接すると共
    に、施錠係止体2のキー挿入孔19を有する自由
    端部を常時上向きに付勢するスプリング4とで形
    成したことを特徴とする錠装置。
JP476186U 1986-01-16 1986-01-16 Expired JPH0449340Y2 (ja)

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JP476186U JPH0449340Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JP476186U JPH0449340Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JPS62115476U JPS62115476U (ja) 1987-07-22
JPH0449340Y2 true JPH0449340Y2 (ja) 1992-11-19

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2512769Y2 (ja) * 1989-06-16 1996-10-02 ワイケイケイ株式会社 スライドファスナ―用錠装置
JP2007289337A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Miwa Lock Co Ltd ファスナー錠
JP5808929B2 (ja) * 2011-04-01 2015-11-10 ジーエスケー産業株式会社 施錠装置

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JPS62115476U (ja) 1987-07-22

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