JP2636150B2 - 物品収納ケースの施錠装置 - Google Patents

物品収納ケースの施錠装置

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JP2636150B2
JP2636150B2 JP5286904A JP28690493A JP2636150B2 JP 2636150 B2 JP2636150 B2 JP 2636150B2 JP 5286904 A JP5286904 A JP 5286904A JP 28690493 A JP28690493 A JP 28690493A JP 2636150 B2 JP2636150 B2 JP 2636150B2
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JP
Japan
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locking
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lever
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lock mechanism
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JP5286904A
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伸 中谷
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Erekomu Kk
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Erekomu Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種物品収納ケースにお
いて、物品出し入れ口を開閉する扉、蓋等の開閉部材を
施錠する施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば多数枚のフロッピーディ
スクを収納するフロッピーケースのように、秘密保持等
の必要がある物品収納ケースにおいて、開閉部材を閉鎖
状態にロックするための施錠装置として、一般に、シリ
ンダー錠が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このシリン
ダー錠は重くて高価であるため、ケース全体の重量が増
加するとともにコスト高となる。
【0004】また、シリンダー錠の前面が開閉部材の外
面に露出するため、とくにプラスチック製ケースの場
合、ケースとシリンダー錠の材質の違和感からケースの
美観が損なわれるという欠点があった。
【0005】そこで本発明は、ケースの軽量化およびコ
ストダウンを実現し、かつケースの美観を高めることが
できる物品収納ケースの施錠装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
ス本体の物品出し入れ口を開閉する開閉部材の内側に設
けられた錠機構と、この錠機構を外部に臨ませる鍵挿入
口と、この鍵挿入口を介して上記錠機構に対し抜き差し
される板状の鍵とを具備し、上記錠機構は、施錠位置と
解錠位置との間で回動する施錠レバーと、この施錠レバ
ーの回動動作に連動してケース本体に係止する施錠位置
とケース本体から離脱する解錠位置との間で移動する錠
部材とから成り、上記施錠レバーには、同レバーと一体
に回動する突起が設けられ、一方、上記鍵は、鍵本体
と、抜き差し操作のための摘み部とから成り、鍵本体
に、上記錠機構に対する差し込み操作により上記突起に
係合して施錠レバーを解錠方向に回動させる第1の操作
部と、抜き出し操作により突起に係合して施錠レバーを
施錠方向に回動させる第2の操作部とが設けられたもの
である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、ケース本体の物品出し入れ口の口縁部に内向きに突
出する突縁部が設けられる一方、錠機構の錠部材が、施
錠レバーの回動動作に連動して上記突縁部に係止する施
錠位置と突縁部から離脱する解錠位置との間でスライド
しうるように構成されたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、鍵の摘み部に、見出しが表示されるインデ
ックス表示部が一体に設けられたものである。
【0009】
【作用】上記構成において、鍵が差し込まれたときに、
この鍵の第1の操作部と施錠レバーの突起とによって同
レバーおよび錠部材が解錠位置にセットされ、開閉部材
が自由に開閉しうる状態となる。
【0010】一方、鍵が抜き出されると、第2の操作部
が突起を操作して施錠レバーおよび錠部材が施錠位置に
セットされ、開閉部材が閉鎖状態にロックされる。
【0011】この構成によると、錠機構が施錠レバーと
錠部材のみから成る簡単な構造であること、この施錠レ
バーおよび錠部材、それに鍵はプラスチック製でよいこ
とにより、施錠装置、すなわちケース全体の軽量化およ
びコストダウンを実現することができる。
【0012】また、鍵の第1および第2の操作部によっ
て施錠レバーを解錠位置と施錠位置の二位置間で回動さ
せる構成であるため、バネよって一方の位置に保持する
構成とした場合と比較して、バネが不要となる分、部品
点数が少なくて組立が容易となり、かつバネのへたり等
がなくて耐久性に富むものとなる。
【0013】さらに、請求項2の構成によると、錠部材
がケース本体の物品出し入れ口の口縁部に設けられた突
縁部に係脱して施・解錠されるため、たとえばケース本
体側に貫通穴を設け、錠部材をこの貫通穴に対し係脱さ
せて施・解錠する構成をとった場合と比較して、錠部材
の係脱部分が外部に露出せず、美観を損ねるおそれがな
い。
【0014】一方、請求項3の構成によると、鍵を差し
込んだ状態で、鍵がインデックス機能を発揮するため、
別途インデックスを設ける必要がない。また、鍵を抜き
出した状態(施錠状態)でインデックス機能がなくなる
ため、第三者に対して内容物を秘匿することができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。
【0016】この実施例では、適用対象として、多数枚
のフロッピーディスクを起立状態で収納するフロッピー
ケースを例にとっている。
【0017】このフロッピーケースは、前面に出し入れ
口1aを備えたプラスチック製のケース本体1に、フロ
ッピーディスクを収容するプラスチック製の抽斗2が出
し入れ自在に設けられて成っている。
【0018】また、抽斗2は、前端に開閉部材を兼ねる
前板3を備え、図2に示すように抽斗2を押し込んだ状
態でこの前板3によってケース本体1の出し入れ口1a
が閉塞される。
【0019】前板3をこの閉塞位置にロックする施錠装
置は、前板3の内側に設けられた錠機構4と、この錠機
構4に対し抜き差し操作されるプラスチック製の板状の
鍵5とを具備している。
【0020】錠機構4は、図2〜図4に示すように、施
錠レバー6と、左右一対の錠部材としてのロックアーム
7,7とから成っている。
【0021】施錠レバー6は、中心部に短円筒状の取付
部8を有し、この取付部8が、前板3の内側面に水平に
突設された短柱状の軸部9に嵌め込まれることにより、
前板3に対しこの軸部9を中心として、図3に示す解錠
位置と図4に示す施錠位置との間で回動可能に取付けら
れている。
【0022】また、この施錠レバー6には、取付部8の
外周に、後述するように鍵5によって回動操作される突
起10が一体に突設されている。
【0023】両ロックアーム7,7は、一端がこの施錠
レバー6の両端にピン11,11と長穴12,12とに
よって回動可能に連結され、施錠レバー6の回動動作に
連動して両アーム7,7が図3に示す解錠位置と図4に
示す施錠位置との間で左右方向にスライドしうるように
なっている。
【0024】一方、ケース本体1の出し入れ口1aの左
右両側口縁部に内向きに突出する突縁部13,13が設
けられ、両アーム7,7が施錠位置でこの突縁部13,
13の内側に閂式に係止し、解錠位置で突縁部13,1
3から離脱することにより、前板3が施・解錠されるよ
うになっている。
【0025】鍵5は、実際に施・解錠作用を行う鍵本体
14と、抜き差し操作のための広幅の摘み部15とから
成っている。
【0026】鍵本体14には、施錠レバー6の突起10
を押下げ操作する第1の操作部16と、突起10を押上
げ操作する第2の操作部17とが設けられている。
【0027】また、摘み部15には、下半部にインデッ
クス表示部15aが設けられ、収納されたフロッピーデ
ィスクの内容(たとえば作成年度、顧客の表示)が記載
された図示しない表示シートがこのインデックス表示部
15aに貼着される。
【0028】一方、前板3には、外側面の上部に、鍵5
の摘み部15が嵌まり込む凹部18が設けられるととも
に、この凹部18の下側段面に、鍵本体14を錠機構4
(施錠レバー6の突起10)に対して抜き差しするため
の鍵挿入口19が設けられている。
【0029】図1,2において、20は鍵5のインデッ
クス表示部15aを覆うように凹部18の下部に装着さ
れた透明板、21は錠機構4を覆う錠カバー、22は前
板3の取手を形成するための切欠である。
【0030】次に、この施錠装置の作用を説明する。
【0031】このフロッピーケースの使用時(フロッピ
ーディスクの出し入れ時)には、鍵5が前板3にセット
される。すなわち、図3に示すように鍵本体14が鍵挿
入口19を介して錠機構4に差し込まれる。
【0032】この状態では、鍵本体14の第1の操作部
16が施錠レバー6の突起10を下向きに押すことによ
って同レバー6および両ロックアーム7,7が解錠位置
にセットされる。従って、前板3がケース本体1に対し
てフリーとなり、抽斗2が出し入れ可能となる。
【0033】また、鍵5のインデックス表示部15aに
よってインデックス機能が果たされる。
【0034】一方、抽斗2を押し込んだ状態で鍵5を抜
き出すと、鍵本体14の第2の操作部17により施錠レ
バー6の突起10が回動操作されて、同レバー6および
両ロックアーム7,7が施錠位置にセットされ、前板3
が出し入れ口1aを閉塞した状態にロックされる。
【0035】また、この状態で鍵5が抜き出されている
ため、収納されたフロッピーディスクの内容を第三者に
対して秘匿することができる。
【0036】他の実施例 (1)上記実施例では、ケース本体1の出し入れ口1a
の口縁部に突縁部13を設け、両ロックアーム7,7を
この突縁部13の内側に係止・離脱させて施・解錠作用
を行う構成をとったが、出し入れ口1aの口縁部に貫通
穴を設け、両ロックアーム7,7の先端部をこの貫通穴
に挿脱させて施・解錠作用を行うようにしてもよい。
【0037】(2)上記実施例では、施錠レバー6の回
動運動を両ロックアーム7,7のスライド運動に変換し
て施・解錠動作を行わせるようにしたが、施錠レバー6
に、錠部材としての腕を一体に突設し、同レバー6の回
動運動により、腕を突縁部13または貫通穴に係脱させ
て施・解錠作用を行わせるようにしてもよい。
【0038】(3)上記実施例では抽斗式のフロッピー
ケースを例にとったが、本発明は、上面に出し入れ口を
備えたケース本体と、出し入れ口を開閉する上蓋とによ
って構成されるフロッピーケース、またフロッピーケー
スに限らず、レターケース、小物類ケース等、各種物品
収納ケースに広く適用することができる。
【0039】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、錠機
構が施錠レバーと錠部材のみから成る簡単な構造である
こと、この施錠レバーおよび錠部材、それに鍵はプラス
チック製でよいことにより、施錠装置、すなわちケース
全体の軽量化およびコストダウンを実現することができ
る。
【0040】また、鍵の第1および第2の操作部によっ
て施錠レバーを解錠位置と施錠位置の二位置間で回動さ
せる構成であるため、バネよって一方の位置に保持する
構成とした場合と比較して、バネが不要となる分、部品
点数が少なくて組立が容易となり、かつバネのへたりが
なくて耐久性に富むものとなる。
【0041】さらに、請求項2の発明によると、錠部材
がケース本体の物品出し入れ口の口縁部に設けられた突
縁部に係脱して施・解錠されるため、たとえばケース本
体側に貫通穴を設け、錠部材をこの貫通穴に対し係脱さ
せて施・解錠する構成をとった場合と比較して、錠部材
の係脱部分が外部に露出せず、美観を損ねるおそれがな
い。
【0042】一方、請求項3の発明によると、鍵を差し
込んだ状態で、鍵がインデックス機能を発揮するため、
別途インデックスを設ける必要がない。また、鍵を抜き
出した状態でインデックス機能がなくなるため、第三者
に対して内容物を秘匿することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施錠装置が装備されたフロッピーケー
スの斜視図である。
【図2】同ケースの出し入れ口を閉じた状態の一部拡大
縦断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う解錠状態の断面図であ
る。
【図4】施錠状態の図3相当図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 抽斗 3 抽斗の前板(開閉部材) 4 錠機構 6 施錠レバー 7,7 ロックアーム(錠部材) 13 ロックアームが係脱するケース本体の突縁部 5 鍵 14 鍵本体 16 鍵本体の第1の操作部 17 同第2の操作部 15 鍵の摘み部 15a インデックス表示部 19 鍵挿入口

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体の物品出し入れ口を開閉する
    開閉部材の内側に設けられた錠機構と、この錠機構を外
    部に臨ませる鍵挿入口と、この鍵挿入口を介して上記錠
    機構に対し抜き差しされる板状の鍵とを具備し、上記錠
    機構は、施錠位置と解錠位置との間で回動する施錠レバ
    ーと、この施錠レバーの回動動作に連動してケース本体
    に係止する施錠位置とケース本体から離脱する解錠位置
    との間で移動する錠部材とから成り、上記施錠レバーに
    は、同レバーと一体に回動する突起が設けられ、一方、
    上記鍵は、鍵本体と、抜き差し操作のための摘み部とか
    ら成り、鍵本体に、上記錠機構に対する差し込み操作に
    より上記突起に係合して施錠レバーを解錠方向に回動さ
    せる第1の操作部と、抜き出し操作により突起に係合し
    て施錠レバーを施錠方向に回動させる第2の操作部とが
    設けられたことを特徴とする物品収納ケースの施錠装
    置。
  2. 【請求項2】 ケース本体の物品出し入れ口の口縁部に
    内向きに突出する突縁部が設けられる一方、錠機構の錠
    部材が、施錠レバーの回動動作に連動して上記突縁部に
    係止する施錠位置と突縁部から離脱する解錠位置との間
    でスライドしうるように構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の物品収納ケースの施錠装置。
  3. 【請求項3】 鍵の摘み部に、見出しが表示されるイン
    デックス表示部が一体に設けられたことを特徴とする請
    求項1または2記載の物品収納ケースの施錠装置。
JP5286904A 1993-11-16 1993-11-16 物品収納ケースの施錠装置 Expired - Lifetime JP2636150B2 (ja)

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JPH07137763A JPH07137763A (ja) 1995-05-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3107295A1 (fr) * 2020-02-17 2021-08-20 Faurecia Interieur Industrie Dispositif de verrouillage pour une pièce mobile d’un véhicule

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3107295A1 (fr) * 2020-02-17 2021-08-20 Faurecia Interieur Industrie Dispositif de verrouillage pour une pièce mobile d’un véhicule

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JPH07137763A (ja) 1995-05-30

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