JP3833290B2 - 回転式ダイヤル錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、郵便受箱,収納ボックス等の筺体の開閉蓋に適用される回転式ダイヤル錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便受箱,収納ボックス等の筺体に設けられた開閉蓋に適用される従来の回転式ダイヤル錠は、図14に示すように、外周にダイヤル板aを備えた円柱状の操作ツマミbが開閉蓋cの前面に配設されており、この操作ツマミbを所定手順で左右両方向に順次回転させてダイヤルを合わせることにより解錠し得るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、従来のダイヤル錠にあっては、操作ツマミbが開閉蓋cの把手を兼ねているため、ダイヤルを合わて解錠した後、操作ツマミbを摘まんで開閉蓋cを引き開けると、操作ツマミbが不用意に回転してしまうことがあり、そのまま開閉蓋cを閉めると施錠したくない場合でも施錠されてしまう。このため再度開閉蓋cを開ける場合には、もう一度ダイヤルを合わて解錠しなければならないという問題点があった。
【0004】
また、開閉蓋cに把手を別に設けることもできるが、この場合には、把手を別部品として製作し、その取付け作業も別途に行なう必要があるため、コストが高くなるという問題点があった。
【0005】
一方、従来のダイヤル錠における操作ツマミbは、親指と、他の人差し指等との少なくとも二本の指で操作ツマミbを挟持して回転させなければならず、指一本で回転させることが極めて困難であるため、その操作性が悪いという問題点があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点を解消し得る回転式ダイヤル錠の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ダイヤル環の回転操作により施錠及び解錠作動する錠機構を内蔵し、筺体の開閉蓋に固定される錠ケースを備え、前記ダイヤル環の側周面の一部を錠ケースの前面に形成した窓孔から露出させ、錠ケースの前面に沿った露出環部に対する接線方向の回転操作によってダイヤル環を回転させるようにしてなるものであり、
錠ケースは、錠機構が内蔵される上下方向の収納筒部を備えており、該収納筒部の側傍に略筺体状の把手部が連成され、
把手部は、前面を除く周囲を壁面で囲繞してその内部に空隙部が形成され、該空隙部の前部には指挿入口が形成されて、該指挿入口の下部に所定高さの突縁からなる把手を形成してなるとともに、
前記収納筒部は、上方に開放された環状の操作孔部を上面に備え、該操作孔部の内径よりも径大で、下方が開放された作動孔を、操作孔部内と軸線に沿って上下に連成してなる収納孔を内部に備え、さらに上面の操作孔部の周囲に径大な支承鍔部を備えており、
前記収納筒部の収納孔には錠機構が内蔵され、操作孔部にダイヤル環が外嵌されて支承鍔部上に乗載され、操作孔部内で錠機構がダイヤル環に連係していることを特徴とする回転式ダイヤル錠である。
【0009】
前記構成にあって、ダイヤル環を回転操作して解錠した後、把手を用いてダイヤル環に触れることなく開閉蓋を開けることができるため、ダイヤル環が回転せず、不要の施錠が防止される。また、錠ケースに把手を連成することにより、該把手が別部品にならず、その取付けを別途に行なう手間も要しない。
【0010】
また、指一本でダイヤル環を回転させることができるので、回転操作が容易であり、その操作性を向上させ得る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の一例を図1〜図13について説明する。
【0012】
図面において、1は本発明にかかる回転式ダイヤル錠を示す。2は該回転式ダイヤル錠1の錠ケースであって、該錠ケース2は、後述の錠機構3が内蔵される上下方向の収納筒部4を備えており、該収納筒部4の側傍に略筺体状の把手部5が連成され、さらにこの把手部5と前記収納筒部4の前面に矩形状の前板部6が一体に連成されている。
【0013】
錠ケース2には、前板部6を除く収納筒部4と把手部5とを全体に被覆する略筺体状のカバー体7が装着される。該カバー体7は、錠ケース2の後方から外嵌され、錠ケース2の外側面に形成した複数の係止爪8に、カバー体7に形成した係合孔9を係合させて固定するようにしている。
【0014】
前記把手部5は、前面を除く周囲を壁面で囲繞してその内部に空隙部10が形成され、該空隙部10の前部には前板部6を矩形状に開口した指挿入口11が形成されており、該指挿入口11の下部に所定高さの突縁12を上方突成して、該突縁12を把手13としている。これにより、指挿入口11から空隙部10内に指を入れ、把手13に指を掛けて手前に引くことができるようになっている。
【0015】
尚、前記把手13は図13に示すように、前板部6の前面にL形の突縁12’を突成して設けることもできる。この場合には、前記空隙部10や指挿入口11を形成する必要はないが、把手13が前板部6の前面に突出することとなる。これに対して前記のように、空隙部10に連通する指挿入口11の下部に突縁12を上方突成して把手13を設けるようにすれば、該把手13が前板部6の前面から突出せず邪魔にならない利点がある。
【0016】
一方、前記収納筒部4は、上方に開放された環状の操作孔部14を上面に備え、該操作孔部14の内径よりも径大で上縁に係止段15を備え、下方に開放された作動孔16と、操作孔部14内とを軸線に沿って上下に連成してなる収納孔17(図9参照)を内部に備え、さらに上面の操作孔部14の周囲に径大な支承鍔部18を備えている。
【0017】
前記支承鍔部18には伏蓋状のダイヤル環19が乗載され、該ダイヤル環19は、その下面中央に突成された連係環部20を前記操作孔部14に外嵌して回転可能に設けられている。このダイヤル環19の側周面21の一部は、前記錠ケース2の前板部6に形成した窓孔22から露出され、錠ケース2の前面に沿った露出環部21’に対する接線方向の回転操作によって回転させ得るようになっている。また、該ダイヤル環19の側周面21には、「0」〜「9」の算用数字からなる複数の符合23が一定間隔で表示されている。尚、この符合23は、漢数字,ローマ数字や記号でもよく、その数も任意に設定可能である。
【0018】
前記ダイヤル環19の連係環部20の外周には、前記符合23の数と同数の凹溝24が一定間隔で刻設されており、該凹溝24に、前記操作孔部14に配設した板バネ25(図5参照)を両側から係合させることにより、ダイヤル環19の回転操作時に、符合23が窓孔22の中央に表われる毎に間欠的な回転抵抗が生じるようにしている。また、前記連係環部20には、その下端面に単一の操作突起26が下方突成されている。この操作突起26は、前記ダイヤル環19の任意の符合23に対応する位置に設けられ、この任意の符合23を後述の第一回転子28の解錠ナンバーとしている。さらに、連係環部20の内周面には、単一もしくは複数の係合突起27が形成されている。
【0019】
前記収納筒部4の収納孔17には、第一回転子28,第二回転子29,ラッチ30等からなる錠機構3が内蔵されている。
【0020】
第一回転子28は、前記操作孔14内に嵌挿される径小頭部31aと、前記作動孔16に嵌挿されて上縁が前記係止段15に下方から当接する径大胴部31bとを備えた円筒状に形成されている。この第一回転子28の内部には、係止段32を介して下方が径大となる挿通孔33か軸線に沿って上下方向に貫設されている。
【0021】
径小頭部31aの上端面には、前記連係環部20の操作突起26が側方から当接可能な単一の連係突起34が上方突成されている。そして前記ダイヤル環19の回転操作により、操作突起26が連係突起34に側方から当接して第一回転子28を収納孔17内で従動回転させるようになっている。
【0022】
また、径小頭部31aの外周にも、前記連係環部20と同様の凹溝24’が刻設されており、該凹溝24’に前記板バネ25を両側から係合させることにより、第一回転子28の回転時にダイヤル環19と同様の間欠的な回転抵抗を生じさせるようにしている。
【0023】
前記径大胴部31bには、その側周面から下端面に亘って開口された解錠口35が形成されている。該解錠口35は、前記連係突起34に対応する位置に形成され、第一回転子28の従動回転により、作動孔16の周面の前部位置に形成された解錠溝36と一致する位置に移動し得るようになっている。
【0024】
前記第一回転子28の挿通孔33には第二回転子29が同心状に嵌挿されている。該第二回転子29は、前記第一回転子28の径小頭部31aから上方に突出する径小頭部37aと、上縁が挿通孔33の係止段32に下方から当接し、下縁が前記第一回転子28の径大胴部31bの下縁と面一となるテーパ状の径大胴部37bとを備えた円筒状に形成されている。
【0025】
径小頭部37aの突出端の周面には、前記連係環部20の係合突起27と係合する複数の凹溝38が刻設されており、この凹溝38と係合突起27との係合によって、前記ダイヤル環19を回転操作すると第二回転子29が常に同時に回転するようになっている。
【0026】
また、径大胴部37bには、その側周面から下端面に亘って開口された解錠口39が形成されている。この解錠口39は、前記凹溝38と係合突起27との係合位置を選択することにより、前記第一回転子28の解錠ナンバー以外の、ダイヤル環19の任意の符合23に対応する位置に設けられ、この符合23を第二回転子29の解錠ナンバーとしている。そして、該解錠口39は、第二回転子29の回転により、前記第一回転子28の解錠口35と一致する位置に移動し得るようになっている。また、第二回転子29の内部には、上下方向に作動空隙40が形成され、該作動空隙40は前記解錠口39と側面で連通されている。
【0027】
さらに作動孔16内には、前記第一回転子28及び第二回転子29の下部位置に、ガイド体41に支持されたラッチ30が上下方向に配設されている。該ラッチ30は、ガイド体41のガイド溝42に嵌挿され、上下方向の長孔43にガイド体41の側方から嵌入した支持軸44を挿通させて上下動及び後方に回動可能に軸支されている。
【0028】
該ラッチ30は、上部にレバー部45を備え、下部にフック部46を備えている。レバー部45は、前記作動空隙40内に挿通される一方、フック部46は、前記作動孔16及びカバー体7の下端面から後側面に亘って開口した挿通口47から下方に突出される。
【0029】
また、ラッチ30は、図6に示すように、前側縁48が前記ガイド溝42の下部前縁に形成されたストッパー面49に当接する垂直位置と、図10に示すように、フック部46が挿通口47に沿って後方に回動してカバー体7内に没入する退避位置とに変位可能に設けられ、常時は収納孔17の後部側傍に配設されたばね50によって前方及び下方に付勢されて前記垂直位置に保持されるようになっている。さらにフック部46の後側縁51は、緩やかに上方に湾曲した傾斜面となっており、この後側縁51が後方から水平方向に押圧されると傾斜面に生じる上方向の分力によってラッチ30が上動し、図11に示すように、フック部46がカバー体7内に押し込まれるようになっている。また、フック部46の後側縁51の上部には突起52が設けられ、該突起52を前記ばね50の端部が係合されるばね受座としている。
【0030】
かかる構成からなる回転式ダイヤル錠1は、図6に示すように、郵便受箱,収納ボックス等の筺体53に設けられた開閉蓋54に取り付けられる。この取り付けは、カバー体7を装着した錠ケース2を開閉蓋54に形成した取付け口55に前方から嵌合して、前板部6の周縁を開閉蓋54の前面に圧接させ、カバー体7の上下の前端縁に形成した複数の係止爪56を、開閉蓋54の裏面に係合させて固定することにより行なっている。
【0031】
また、回転式ダイヤル錠1は、上記のように開閉蓋54に取り付けて該開閉蓋54を閉めた状態において、筺体53の底板57の前部に形成された係止縁58の後端面にフック部46が係合されるようになっている。
【0032】
次に回転式ダイヤル錠1の解錠及び施錠操作について説明する。
【0033】
まず、回転式ダイヤル錠1を解錠する場合には、窓孔22に露出したダイヤル環19の露出環部21’に対する接線方向の回転操作によって、ダイヤル環19を所定の一方向に回転させ、前記窓孔22に順次表示される符合23の内、第一回転子28の解錠ナンバーが二回目に表示されたときに、その回転操作を停止する。
【0034】
ここで、図12イ(同図中、上段aは操作孔14内の各部の状態、下段bは作動孔16内の各部の状態を示す。)に示す状態において、上記のようにダイヤル環19を回転させると、該ダイヤル環19の連係環部20に下方突成された操作突起26が、第一回転子28の上端面に上方突成された連係突起34に側方から当接して、第一回転子28を従動回転させることとなる。そして、ダイヤル環19の操作突起26が第一回転子28の解錠ナンバーAに対応する位置に設けられていることにより、該解錠ナンバーAが窓孔22に二回目に表示された位置で、第一回転子28の解錠口35が、図12ロに示すように、作動孔16の周面の前部位置に形成された解錠溝36と一致することとなる。尚、ダイヤル環19の操作突起26は、第一回転子28の連係突起34の位置によってはダイヤル環19を略一回転させなければ連係突起34に当接しない場合があり、この略一回転の回転時に解錠ナンバーAが窓孔22を一度通過するため、該解錠ナンバーAを窓孔22に二回表示させるダイヤル環19の回転操作が必要となる。
【0035】
また、ダイヤル環19を回転させると、ダイヤル環19の連係環部20の係合突起27と第二回転子29の上端の凹溝38とが係合されていることにより、第二回転子29は、ダイヤル環19の回転操作に伴なって常に回転する。
【0036】
そして、上記のように、ダイヤル環19を所定の一方向に回転させ、一回目のダイヤル合せが終了したら、今度は逆方向にダイヤル環19を回転させ、窓孔22に順次表示される符合23の内、第二回転子29の解錠ナンバーBが最初に表示されたときに、その回転操作を停止する。
【0037】
上記のように、ダイヤル環19を逆方向に回転させると、第一回転子28の連係突起34に当接していたダイヤル環19の操作突起26が該連係突起34から離れ、第一回転子28を前記解錠位置に残したままで、第二回転子29だけが逆方向に回転される。そして、第二回転子29の解錠口39がその解錠ナンバーBに対応する位置に設けられていることにより、該解錠ナンバーが窓孔22に最初に表示された位置で、第二回転子29の解錠口39が、図12ハに示すように、第一回転子28の解錠口35及び作動孔16の解錠溝36と一致して錠機構3の解錠状態が得られる。尚、上記のようなダイヤル環19の逆方向の回転操作において、該ダイヤル環19を一回転以上回転させると、操作突起26が第一回転子28の連係突起34に逆方向から再び当接して第一回転子28を回転させてしまい、該第一回転子28の解錠口35が作動孔16の解錠溝36からずれてしまう。このため、二回目のダイヤル合わせはダイヤル環19の一回転未満で行なう必要がある。
【0038】
上記のように、作動孔16の解錠溝36に対して、第一回転子28の解錠口35及び第二回転子29の解錠口39を夫々一致させて錠機構3を解錠した状態にあって、ラッチ30は、図10に示すように、その上部のレバー部45を解錠溝36内に傾倒して下部のフック部46を後方に回動させ得る状態となる。これにより、筺体53の開閉蓋54に取り付けられた錠ケース2の把手13に指を掛けて手前に引くと、筺体53の係止縁58によってフック部46が後方に押圧されて回動し、開閉蓋54を開けることができる。この開閉蓋54の開放操作にあって、把手13を用いてダイヤル環19に触れることなく開閉蓋54を開けることができるため、ダイヤル環19が回転せず、不要の施錠を防止することができる。
【0039】
一方、開いた開閉蓋54を閉めると、フック部46の後側縁51が筺体53の係止縁58に当接して後方から水平方向に押圧されるため、図11に示すように、ラッチ30が上動してフック部46が係止縁58を乗り越えた後、ばね50の付勢によってラッチ30が再び下動してフック部46が係止縁58の後端面に係合される。
【0040】
回転式ダイヤル錠1を施錠する場合には、上記のように、開閉蓋54を閉めた状態において、ダイヤル環19を適当に回転操作して第一回転子28及び第二回転子29を回転させ、両回転子28,29の解錠口35,39を作動孔16の解錠溝36に一致しない位置に夫々移動させる。これにより、作動空隙40内に挿通されたラッチ30のレバー部45が解錠溝36内に傾倒不能となり、下部のフック部46が後方に回動することができなくなって、錠機構3の施錠状態が得られる。尚、この施錠操作は、開閉蓋54を開いた状態で行なってもよく、錠機構3が施錠状態となっていても、前記のように、フック部46の後側縁51に対する筺体53の係止縁58の押圧作用によって、ラッチ30が上動するため開閉蓋54を閉めることができる。
【0041】
尚、本発明にあっては、錠ケース2の収納筒部4を、従来構成の回転式ダイヤル錠(図14参照)を組込み得るように構成することも可能である。この場合には、前板部6の一側にダイヤル板aを備えた円柱状の操作ツマミbが配設され、前板部6の他側に把手部5が配設される。この構成にあっては、操作ツマミbが前板部6の前面に大きく突出するため、該操作ツマミbと把手部5とをあまり近接させると、操作ツマミbが邪魔になって把手13に指が掛けにくくなるという問題が生じる。このために回転式ダイヤル錠1全体が若干大型化されることとなる。これに対して、上述の実施形態のように、ダイヤル環19の側周面21の一部を、錠ケース2の前板部6に形成した窓孔22から露出させるようにすると、該ダイヤル環19が把手13の使用時に邪魔にならないため、回転式ダイヤル錠1全体をコンパクトに成形し得る利点がある。また、ダイヤル環19の下部に生じる前板部6の空白スペースを、名札や部屋番号等の情報表示部として使用することもできる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上述のように、ダイヤル環19の回転操作により施錠及び解錠作動する錠機構3を内蔵し、筺体53の開閉蓋54に固定される錠ケース2に、前記開閉蓋54の前面に臨む把手13を連成したから、ダイヤル環19を回転操作して解錠した後、把手13を用いてダイヤル環19に触れることなく開閉蓋54を開けることができるため、従来のようにダイヤル環19が回転せず、不要の施錠を防止し得る。また、錠ケース2に把手13を連成することにより、該把手13が別部品にならず、その取付けを別途に行なう手間も要しない。
【0043】
また、前記ダイヤル環19の側周面21の一部を錠ケース2の前面に形成した窓孔22から露出させ、錠ケース2の前面に沿った露出環部21’に対する接線方向の回転操作によってダイヤル環19を回転させるようにしたから、指一本でダイヤル環19を回転させることができ、従来のものと比較して回転操作が容易となり、その操作性を向上させ得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転式ダイヤル錠の正面図である。
【図2】カバー体7を分離した同上の平面図である。
【図3】把手部5の縦断側面図である。
【図4】錠ケース2の平面図である。
【図5】操作孔14の板バネ25の配設状態を示す横断面図である。
【図6】収納筒部4の縦断側面図である。
【図7】ダイヤル環19の底面図である。
【図8】ダイヤル環19と第一回転子28及び第二回転子29の分解斜視図である。
【図9】錠機構3等の分解断面図である。
【図10】ラッチ30の作動状態を示す収納筒部4の縦断側面図である。
【図11】ラッチ30の他の作動状態を示す収納筒部4の縦断側面図である。
【図12】上段aのイ〜ロは操作孔14内の各部の状態図、下段bのイ〜ロは作動孔16内の各部の状態図である。
【図13】把手13の他の実施態様を示す回転式ダイヤル錠の斜視図である。
【図14】従来の回転式ダイヤル錠の斜視図である。
【符号の説明】
2 錠ケース
3 錠機構
13 把手
19 ダイヤル環
21 側周面
21’露出環部
22 窓孔
53 筺体
54 開閉蓋

Claims (1)

  1. ダイヤル環の回転操作により施錠及び解錠作動する錠機構を内蔵し、筺体の開閉蓋に固定される錠ケースを備え、前記ダイヤル環の側周面の一部を錠ケースの前面に形成した窓孔から露出させ、錠ケースの前面に沿った露出環部に対する接線方向の回転操作によってダイヤル環を回転させるようにしてなるものであり、
    錠ケースは、錠機構が内蔵される上下方向の収納筒部を備えており、該収納筒部の側傍に略筺体状の把手部が連成され、
    把手部は、前面を除く周囲を壁面で囲繞してその内部に空隙部が形成され、該空隙部の前部には指挿入口が形成されて、該指挿入口の下部に所定高さの突縁からなる把手を形成してなるとともに、
    前記収納筒部は、上方に開放された環状の操作孔部を上面に備え、該操作孔部の内径よりも径大で、下方が開放された作動孔と、操作孔部内とを軸線に沿って上下に連成してなる収納孔を内部に備え、さらに上面の操作孔部の周囲に径大な支承鍔部を備えており、
    前記収納筒部の収納孔には錠機構が内蔵され、操作孔部にダイヤル環が外嵌されて支承鍔部上に乗載され、操作孔部内で錠機構がダイヤル環に連係していることを特徴とする回転式ダイヤル錠。
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