JP2521395Y2 - 蓋の開閉装置 - Google Patents

蓋の開閉装置

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JP2521395Y2
JP2521395Y2 JP1991015027U JP1502791U JP2521395Y2 JP 2521395 Y2 JP2521395 Y2 JP 2521395Y2 JP 1991015027 U JP1991015027 U JP 1991015027U JP 1502791 U JP1502791 U JP 1502791U JP 2521395 Y2 JP2521395 Y2 JP 2521395Y2
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車コンソールボッ
クスの蓋をはじめ、その他ボックス本体の開口部に回動
可能に設けられる各種蓋(扉類も含む)を、二方向から
開閉することのできる開閉装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車コンソールボックスの蓋を二方向
から開閉する装置としては、例えば、実開昭60−90
042号公報に示すものが存する。該従来の開閉装置
は、具体的には図示しないが、ボックス本体の開口周縁
両端部に断面円形状の支持軸を横設する一方、蓋の対向
する周縁に該各支持軸に着脱可能に外嵌する断面C字状
の軸受部を一体に設けて、上記各支持軸に対応する軸受
部を夫々回転可能に外嵌すれば、蓋でボックス本体の開
口部を完全に閉塞でき、ボックス本体の開口部を開放す
る場合には、一方の軸受部を支持軸から外して、蓋を他
方の支持軸を支点として回動するか、或いは、逆に、他
方の軸受部を支持軸から外して、今度は、一方の支持軸
を支点として回動すれば、ボックス本体の開口部を二方
向から適宜開放できる構成となっている。従って、この
従来の開閉装置の下では、ボックス本体側に断面円形状
の支持軸を設け、蓋側に断面C字状の軸受部を設ける極
めて簡単な構造を採用するだけで、ボックス本体に設け
られる蓋を二方向から開閉することが可能となる。
【0003】然し乍ら、斯る従来の開閉装置は、蓋の開
閉操作側では、軸受部を支持軸に強制的に外嵌したり、
逆に、この外嵌状態を強制的に解除しなければならず、
又、蓋の回動支点側では、これらの操作に応じて、その
都度、C字状軸受部を支持軸上で無理に回転させなけれ
ばならないので、頻繁に開閉操作を繰り返すと、軸受部
のC字形状が拡径したり変形したりして、円滑な開閉動
作や確実な開閉状態が得られなくなると言う構造上の問
題点を有していた。
【0004】そこで、本出願人は、斯る従来装置の問題
点に鑑み、特願平2−411051号(特開平4−21
6791号公報)に係る開閉装置を既に提供している。
この開閉装置は、今までにない新しい発想の下で開発さ
れたもので、蓋の両端部に操作部材を夫々移動可能に支
承すると共に、蓋の内側にばね手段のばね圧を受けて進
退動できる一対の回転軸を配し、該各回転軸を上記操作
部材に個々に連結して、各操作部材を上記ばね手段のば
ね圧で互いに外方向に付勢する一方、ボックス本体の開
口周縁両端部に上記回転軸を着脱可能に係止するロック
部材を一体に立設して、操作部材の押圧操作で、該操作
部材に連結された各回転軸を、対応するロック部材から
個々に外せるように構成したものである。
【0005】依って、当該開閉装置の下では、蓋側に操
作部材と回転軸とばね手段等を組み付けて、該蓋をボッ
クス本体の開口部に被嵌すると、各操作部材に連結され
ている回転軸が、対応する本体側のロック部材にばね手
段のばね圧を伴って自動的に係止するので、蓋のボック
ス本体に対する完全な閉塞状態が得られ、又、蓋を二方
向から開放する場合には、開放側の操作部材をばね圧に
抗して内方向に押圧すると、該操作部材に連結されてい
る回転軸が、本体側の対応するロック部材から外れるの
で、後は、回動支点側のロック部材に係止している回転
軸を回動支点として、蓋をそのまま上方に回動すれば、
蓋を二方向から簡単に開放することが可能となる。この
ことから、常に節度感のある確実な開閉動作及び開閉状
態が保障されて、例え頻繁に開閉操作を繰り返したとし
ても、従来装置の如く、円滑な開閉動作や確実な開閉状
態が期待できなくなると言う心配が解消されることとな
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、当該開閉装
置にあっては、回転軸を係止するロック部材を、ボック
ス本体の開口縁に予め一体に立設する構成を採用してい
る関係で、蓋をいずれの方向から開放する場合にあって
も、開放側のロック部材はボックス本体の開口縁から起
立した状態をもって上外方に突出することとなるので、
これにより、外観上の見映えが害されると共に、特に、
ボックス本体に対する物品の出し入れに際して、斯るロ
ック部材の存在が大いに邪魔となってしまう恐れがあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の開閉装置は、斯
る先に提供した開閉装置の利点を生かしつつ、その課題
を有効に解決するために再開発されたもので、ボックス
本体の開口部に回動可能に設けられる蓋を二方向から開
閉する蓋の開閉装置を前提として、蓋の両端部に操作部
材を夫々移動可能に支承し、蓋の内側にばね手段のばね
圧を受けて進退動できる一対の回転軸を配し、該各回転
軸を上記操作部材に個々に連結して、各操作部材を上記
ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢すると共に、ボ
ックス本体の開口周縁両端部に格納口を穿設して、該各
格納口に上記回転軸を着脱可能に係止するロック部材を
回動可能に軸支し、操作部材の押圧操作で、操作部材に
連結された各回転軸を該ロック部材から個々に外せる構
成となす一方、上記ボックス本体の各格納口に軸支され
るロック部材に回動用のギヤ機構を夫々付設し、該ボッ
クス本体両端側のロック部材のギヤ機構同士を接続し
て、蓋をいずれか一方から開放した時に、回動支点側の
ギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆動で、開放側
のロック部材をその格納口内に回動させながら没する構
成を採用した。
【0008】
【作用】依って、本考案にあっても、蓋側に操作部材と
回転軸とばね手段等を組み付けて、該蓋をボックス本体
の開口部に被嵌すれば、各操作部材に連結されている回
転軸が、対応する本体側のロック部材にばね手段のばね
圧を伴って自動的に係止するので、これにより、蓋のボ
ックス本体に対する閉塞状態が得られ、又、蓋を二方向
から開放する場合には、開放側の操作部材をばね圧に抗
して内方向に押圧すれば、該操作部材に連結されている
回転軸がロック部材から容易に外れるので、後は、回動
支点側のロック部材に係止している回転軸を回動支点と
して、蓋をそのまま上方に回動すれば、蓋を二方向から
自在に開放することが可能となる。
【0009】しかし、本考案にあっては、上記の構成に
加えて、ロック部材をボックス本体側に穿設された格納
口に回動可能に軸支する一方、該各格納口に軸支された
ロック部材に回動用のギヤ機構を夫々付設して、該ロッ
ク部材同士のギヤ機構を接続する構成となしているの
で、いずれの方向から蓋を開放する場合であっても、回
動支点側のギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆動
で、開放側のロック部材をその格納口内に回動させなが
ら没することが可能となる。従って、蓋の開放時に、上
外方に突出するロック部材により、外観上の見映えが害
されたり、或いは、ボックス本体に対する物品の出し入
れに際して、ロック部材の存在が邪魔となる心配が全く
なくなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を、図示する一実施例に基づい
て詳述すれば、該実施例に係る開閉装置も、自動車コン
ソールボックスに回動可能に設けられる蓋を二方向から
開閉できるように構成したもので、基本的には、本出願
人が先に提出した開閉装置の構成を略そのまま前提とし
ている。
【0011】即ち、本実施例にあっても、図1に示す如
く、蓋1側に対しては、その内側に凹部3を画成し、該
凹部3を画成する両端壁に対向する2個の貫通孔4を穿
設して、該各貫通孔4に連結孔部6を有する操作ボタン
5を夫々移動可能に支承する一方、上記凹部3内に一対
の回転軸部8と一対の弾性部9とを一体に有する矩形状
の線材製ばね手段7を撓ませながら配して、該矩形状ば
ね手段7のカラー10を嵌装した一対の回転軸部8を、
上記各操作ボタン5の連結孔部6内に遊嵌して連結する
ことにより、ばね手段7の弾性部9の撓みから得られる
ばね圧で、各操作ボタン5を互いに貫通孔4内において
外方向に付勢する構成となしている。
【0012】又、ボックス本体2側に対しては、その対
向する開口周縁両端部に、テーパーガイド部12とL字
状のロック孔13を有する4個の金属製ロック部材11
を対の関係をもって夫々配設して、該両端側のロック部
材11のロック孔13に上記ばね手段7の各回転軸部8
を、回転軸として着脱可能に係止する構成となしてい
る。
【0013】そして、本実施例にあっては、斯る基本構
成に加えて、図示する如く、ボックス本体2の開口縁両
端部の両サイドに各ロック部材11を出没可能に格納で
きる4個の格納口14を穿設して、各端部側に位置する
格納口14内にロック部材11を共通の連結シャフト1
5を介して回動可能に軸支する一方、該各連結シャフト
15にダブルトーションばね16を装着して、該トーシ
ョンばね16のばね圧で、各端部側のロック部材11同
士を上記格納口14から常に上方に起立する状態に付勢
し、且つ、蓋1の開放時には、開放側のロック部材11
を下記のギヤ機構Gを介して回動させて、その格納口1
4内に強制的に没する構成を採用したものである。尚、
上記ダブルトーションばね16は、その両端フック部を
各ロック部材11に直接係止し、中央フック部を上記連
結シャフト15と平行に設けられた別の固定シャフト1
7に係止することにより、自己の捩じればね圧で、ロッ
ク部材11を常時起立させようとするものである。又、
斯る固定シャフト17や上記連結シャフト15は、実施
に際しては、ダブルトーションばね16等と一緒に、カ
バー等の適宜手段を用いて隠蔽されるものである。
【0014】上記のギヤ機構Gは、各ロック部材11毎
に独立して付設されるものであるが、各サイドのギヤ機
構G・G同士は下記のラックにより接続されて、両者が
連動して駆動できるように構成されている。これを具体
的に説明すると、該各ギヤ機構Gは、蓋1側に設けられ
るギヤ状リング体18と、ボックス本体2側に設けられ
る複数のギヤ群から構成されて、前者のギヤ状リング体
18は、自身の周面に歯部を形成すると共に、中央部に
上記一対の回転軸部8の軸端8aを遊嵌する長孔19を
穿って、蓋1の凹部3内面両サイドの両端部に夫々一体
に突設されている。
【0015】又、後者のギヤ群は、図2・図3にも示す
如く、上記連結シャフト15の端部に固定される第一小
ギヤ20と、蓋1側のギヤ状リング体18と咬合する第
二中ギヤ21と、該第二中ギヤ21と咬合する第三大ギ
ヤ22と、該第三大ギヤ22と同軸に設けられて上記第
一小ギヤ20と咬合する第四大ギヤ23と、第三・第四
大ギヤ22・23と同軸に設けられる第五小ギヤ24と
を備えて、各サイドにおける左右の第五小ギヤ24・2
4同士を夫々1本のラック25により接続して、ボック
ス本体2の側壁部内に配設されている。尚、本実施例に
あっては、上記第四大ギヤ23に関しては、図示する如
く、歯部23aが全周の一部だけに設けられているギヤ
を使用して、一定の時間差をおいて第一小ギヤ20と咬
合させる構成となし、且つ、リング体18に形成される
長孔19は、蓋1自体の長手方向及び操作ボタン5の移
動方向と平行すると同時に、上記ロック部材11のL字
状ロック孔13の水平孔部と平行し、且つ、該水平孔部
と略等しい寸法となるように設定されている。
【0016】依って、斯る構成の開閉装置の下では、蓋
1の各貫通孔4内に操作ボタン5を移動可能に支承し
て、該各操作ボタン5の連結孔部6内にばね手段7の回
転軸部8を遊嵌すれば、凹部3内でばね手段7の弾性部
9が内方に撓みながら、そのばね圧で、各操作ボタン5
が貫通孔4から外方向に付勢される。従って、斯る状態
を得た後は、そのままの状態で、蓋1をボックス本体2
の開口部に被嵌すると、矩形状のばね手段7の各回転軸
部8が、対応するロック部材11のテーパーガイド部1
2に案内されて後退しながら、各ロック部材11のL字
状ロック孔13に至ってその端縁に自動的に係止するの
で、これにより、図4に示す如く、蓋1のボックス本体
2に対する確実な閉塞状態が得られることとなる。
【0017】尚、斯る蓋1の閉塞状態にあっては、回転
軸となるばね手段7の各回転軸部8が、一対の弾性部9
の撓みにより得られるばね圧を伴って、対応するロック
部材11のロック孔13に確実に係止していると共に、
蓋1側の各リング体18は本体2側の第二中ギヤ21と
個々に咬合して、対応するロック部材11の外側に確実
に位置決めされて、その長孔19とロック孔13の水平
孔部とが一致する状態に置かれている。
【0018】そして、蓋1を開放する場合において、今
仮に、図中左側から蓋1を開放する場合には、その連結
孔部6に遊嵌されているばね手段7の回転軸部8を伴っ
て、左側の操作ボタン5をばね圧に抗して内方向に押圧
しながら上方に回動すると、図5に示す如く、該ばね手
段7の回転軸部8がロック部材11のロック孔13の水
平孔部内を移動した後、該ロック孔13の垂直孔部内を
上方に移動して、ロック部材11のロック孔13から簡
単に外れる。尚、斯る蓋1の開放操作に際しては、図示
する如く、該蓋1の回動と一緒に、開放側の各ギヤ状リ
ング体18も第二中ギヤ21との咬合を解いて移動する
訳であるが、この時には、当該リング体18の長孔19
内でその軸端8aの移動を許容して、回転軸部8がロッ
ク部材11のロック孔13から外れることを補助するこ
ととなるので、開放側では、ギヤ状リング体18の存在
が邪魔になることは絶対にない。
【0019】他方、回動支点となる右側では、図4にお
いて矢印で示す如く、斯る蓋1の開放動作と連動して、
右側のギヤ状リング体18が一緒に回動して、該リング
体18と咬合する第二中ギヤ21を所定方向に回転させ
るので、これにより、該第二中ギヤ21と咬合する第三
大ギヤ22が回転すると同時に、その同軸の第五小ギヤ
24も同方向に回転して、該第五小ギヤ24と咬合する
ラック25を図中右方向に水平移動させる。すると、該
ラック25の水平移動に伴い、今度は、開放側たる左側
の第五小ギヤ24が回転して、図6に示す如く、同軸の
第四大ギヤ23を同方向に回転させながら、一定の時間
差をもって、該第四大ギヤ23の歯部23aを連結シャ
フト15の固定されている第一小ギヤ20と咬合させる
ので、右側のロック部材11に係止している回転軸部8
を回動支点として、蓋1を更に上方に継続して回動すれ
ば、これにより、左側のロック部材11は、図7に示す
如く、ダブルトーションばね16のばね圧に抗して、各
自の格納口14方向に徐々に回動して、最終的には、対
応する格納口14内に没することとなる。
【0020】尚、上記第四大ギヤ23を一定の時間差を
もって第一小ギヤ20と咬合させる構成は、開放側の回
転軸部8がロック部材11のロック孔13から完全に外
れるまでは、ロック部材11を格納口14方向に回動さ
せないためのものである。又、開放側で第五小ギヤ24
が回転すれば、第四大ギヤ23のみならず同軸の第三大
ギヤ22も回転することとなるが、これは、単に第二中
ギヤ21を空転させているだけで、ロック部材11の回
動には何ら関与していない。
【0021】従って、蓋1の最終的な開放状態において
は、図8に示す如く、開放側のロック部材11が格納口
14に隠れてしまうので、先に提出した開閉装置の如
く、ロック部材11が起立状態をもって上外方に突出し
て、開放時の外観上の見映えを害する心配がなくなるば
かりか、ボックス本体2に対する物品の出し入れ時に、
該ロック部材11の存在が邪魔となってしまう心配が全
くなくなる訳である。
【0022】又、回動支点側にあっては、ロック部材1
1にばね圧を伴って係止している回転軸部8のみを回動
支点としなくとも、同側のリング体18自体が第二中ギ
ヤ21と咬合しながら同位置で回動して、蓋1を開放方
向に安定して回動させることが可能となるので、蓋1の
開放時に、回転軸となる回転軸部8が不用意に動いてガ
タついたりする心配が全くなくなると共に、蓋1の回動
に伴ってリング体18が一緒に回動すると、該リング体
18の長孔19の方向も徐々に変化して、図示する如
く、ロック部材11のロック孔13の水平孔部と不一致
状態となるので、斯る不一致状態において、例え操作ボ
タン5に不測の外力等が加わっても、このリング体18
の長孔19の規制作用で、回動支点側の回転軸部8がロ
ック部材11のロック孔13から簡単に外れて、蓋1と
ボックス本体2とが分解してしまう心配も完全に解消で
きることとなる。
【0023】尚、この左側から開放された蓋1を閉塞す
る場合には、蓋1を下方に回動すると、今度は、回動支
点側のリング体18が前記とは逆の方向に回動して、第
二中ギヤ21・第三大ギヤ22・第五小ギヤ24をも逆
方向に回転させて、ラック25を図中左方向に移動させ
るので、これにより、開放側では、第四大ギヤ23の第
一小ギヤ20に対する咬合状態が解かれ、ロック部材1
1は再びダブルトーションばね16のばね圧で自動的に
回動して、格納口14から上外方に起立することとな
る。そこで、右側のロック部材11に係止している回転
軸部8を回動支点として、蓋1を更に下方に継続して回
動させれば、左側のばね手段7の回転軸部8が、起立し
たロック部材11のテーパーガイド部12に当接して、
該ガイド部12の案内作用で、再び、ロック部材11の
ロック孔13に自動的に係止するので、これにより、上
記と同様な蓋1の確実な閉塞状態が得られることとな
る。
【0024】又、逆に、図中右側から蓋1を開放する場
合には、同じく、連結孔部6に遊嵌されているばね手段
7の回転軸部8を伴って、今度は、右側の操作ボタン5
をばね圧に抗して内方向に押圧すると、前記と同様に、
該ばね手段7の回転軸部8がロック部材11のロック孔
13から容易に外れるので、後は、左側のロック部材1
1のロック孔13に係止している回転軸部8を回動支点
として、蓋1をそのまま上方に回動すれば、図9に示す
如く、蓋1を右側からでも簡単に開放することが可能と
なる。
【0025】尚、この場合においても、回動支点側で
は、斯る蓋1の開放動作と連動して、左側のリング体1
8が第二中ギヤ21を回転させることとなるので、これ
により、第二中ギヤ21と咬合する第三大ギヤ22が回
転すると同時に、同軸の第五小ギヤ24も同方向に回転
して、該第五小ギヤ24と咬合するラック25を図中左
方向に移動させ、該ラック25の移動に伴い、右側の第
五小ギヤ24が回転して、同軸の第四大ギヤ23を同方
向に回転させながら、一定の時間差をもって、連結シャ
フト15の固定されている第一小ギヤ20と咬合させる
こととなる。従って、蓋1を右側から開放する場合であ
っても、開放側のロック部材11はダブルトーションば
ね16のばね圧に抗して、格納口14方向に徐々に回動
して、対応する格納口14内に没することとなるので、
左側から開放する場合と同様に、蓋1の開放状態におい
ては、ロック部材11が上外方に突出して外観上の見映
えを害したり、ボックス本体2に対する物品の出し入れ
時に、ロック部材11の存在が邪魔となる心配がない。
【0026】又、本実施例にあって、例えロック部材1
1にギヤ機構Gが付設されていても、蓋1自体をボック
ス本体2から取り外す必要が生じたような場合には、両
端の操作ボタン5を同時に内方向に押圧して、ばね手段
7の両方の回転軸部8を一緒にロック部材11のロック
孔13から外せば、蓋1をボックス本体2から簡単に取
り外すことも可能となる。
【0027】尚、上記の実施例にあっては、構造の簡素
化を図る上で、蓋1の回動支点ともなる回転軸部8を、
矩形状のばね手段7の両側部に一体に設けたものである
が、この回転軸部8とばね手段7とを夫々別体に成形す
ることも十分に可能である。更に、実施例は、自動車コ
ンソールボックスの蓋1に応用したものであるが、本考
案はこれに限定されるものではなく、本考案の精神に反
しない限り、その名称の如何に拘らず、二方向からの開
閉が可能な冷蔵庫の扉等を含め、その他種々の蓋や扉類
に対しても、容易に実施応用できることは言うまでもな
い。
【0028】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、上記構成の採用
により、ばね手段のばね圧を利用して、ボックス本体の
開口部に回動可能に設けられた蓋を、二方向から開閉す
ることが可能となるので、常に節度感のある確実な開閉
動作及び開閉状態が保障されて、例え頻繁に開閉操作を
繰り返したとしても、従来の如く、円滑な開閉動作や確
実な開閉状態が期待できなくなると言う心配が全くなく
なった。
【0029】その上、本考案にあっては、ロック部材を
ボックス本体側に穿設された格納口に回動可能に軸支す
る一方、該各格納口に軸支されたロック部材に回動用の
ギヤ機構を夫々付設して、該ロック部材同士のギヤ機構
を接続する構成を採用した関係で、いずれの方向から蓋
を開放する場合であっても、回動支点側のギヤ機構と開
放側のギヤ機構の連動した駆動で、開放側のロック部材
をその格納口内に回動させながら自動的に没することが
可能となるので、蓋の開放時に、上外方に突出するロッ
ク部材により、外観上の見映えが害されたり、或いは、
ボックス本体に対する物品の出し入れに際して、ロック
部材の存在が邪魔となる心配も全くなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る開閉装置を示す分解斜視
図である。
【図2】1個のロック部材に付設されるギヤ機構を示す
要部正面図である。
【図3】同ギヤ機構を示す要部側面図である。
【図4】蓋をボックス本体に対して閉塞した状態を示す
正面図である。
【図5】ばね手段の回転軸部をロック部材のロック孔か
ら外した状態を示す要部拡大説明図である。
【図6】第四大ギヤが第一小ギヤに咬合した状態を示す
要部拡大説明図である。
【図7】ロック部材が格納口方向に回動する状態を示す
要部拡大説明図である。
【図8】蓋を左側(一方向側)から開放した状態を示す
説明図である。
【図9】蓋を右側(他方向側)から開放した状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 ボックス本体 5 操作ボタン(操作部材) 7 ばね手段 8 ばね手段の回転軸部(回転軸) 9 ばね手段の弾性部 11 ロック部材 13 ロック孔 14 格納口 15 連結シャフト 16 ダブルトーションばね 18 ギヤ状リング体 20 第一小ギヤ 21 第二中ギヤ 22 第三大ギヤ 23 第四大ギヤ 24 第五小ギヤ 25 ラック G ギヤ機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体の開口部に回動可能に設け
    られる蓋を二方向から開閉する開閉装置において、蓋の
    両端部に操作部材を夫々移動可能に支承し、蓋の内側に
    ばね手段のばね圧を受けて進退動できる一対の回転軸を
    配し、該各回転軸を上記操作部材に個々に連結して、各
    操作部材を上記ばね手段のばね圧で互いに外方向に付勢
    すると共に、ボックス本体の開口周縁両端部に格納口を
    穿設して、該各格納口に上記回転軸を着脱可能に係止す
    るロック部材を回動可能に軸支し、操作部材の押圧操作
    で、操作部材に連結された各回転軸を該ロック部材から
    個々に外せる構成となす一方、上記ボックス本体の各格
    納口に軸支されるロック部材に回動用のギヤ機構を夫々
    付設し、該ボックス本体両端側のロック部材のギヤ機構
    同士を接続して、蓋をいずれか一方から開放した時に、
    回動支点側のギヤ機構と開放側のギヤ機構の連動した駆
    動で、開放側のロック部材をその格納口内に回動させな
    がら没するように構成したことを特徴とする蓋の開閉装
    置。
JP1991015027U 1991-02-25 1991-02-25 蓋の開閉装置 Expired - Lifetime JP2521395Y2 (ja)

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EP91120298A EP0501021B1 (en) 1991-02-25 1991-11-27 Apparatus for opening and shutting a lid
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EP0501021A1 (en) 1992-09-02
DE69110859T2 (de) 1996-03-14
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