JPH04106175A - 表面保護用接着フイルム - Google Patents

表面保護用接着フイルム

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JPH04106175A
JPH04106175A JP22339090A JP22339090A JPH04106175A JP H04106175 A JPH04106175 A JP H04106175A JP 22339090 A JP22339090 A JP 22339090A JP 22339090 A JP22339090 A JP 22339090A JP H04106175 A JPH04106175 A JP H04106175A
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film
ethylene
adhesive film
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surface protection
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Yoshiki Kobayashi
由樹 小林
Kenichi Shibata
健一 柴田
Yasuhisa Kishi
泰久 貴志
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は表面保護用接着フィルムに関するものであり、
更に詳しくはステンレス板、アルミニウム板、鋼板の如
き金属板の表面保護および該金属板を絞り加工する際に
用いられる表面保護用接着フィルムに関する。その中で
も特に、流し台などの製造時において、ステンレス板の
如き金属板を20CT+1以上の深さまで絞り加工する
際に、フィルムの破れ、かじり、浮きなどの問題が発生
することのない好適な接着フィルムを従供するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
金属板の表面保護用接着フィルムとしては、(1)単に
金属板の保管または運搬時の表面保護材として用いる、
(2)金属板の表面に仮着して打ち抜き作業を行う際の
保護に用いる、および(3)金属板の表面に仮着して絞
り加工を行う際の保護に用いる、の3種類に大別される
従来、(1)または(2)の単なる保護または打ち抜き
用の表面保護用接着フィルムとしては、例えば特公昭5
9−27782号公報に記載のようにポリエチレン60
〜95%とポリプロピレン40〜5%を混合した基材に
粘着剤を塗布したフィルムを用いるもの、あるいは特公
昭50−14667号公報に記載のようにポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体の2
種以上をプロピレン部分を15%以上且つポリエチレン
を25%以上含むように混合した基材に上記と同様に粘
着剤層を設けたフィルムを用いるものなどが知られてい
る。
また、(3)の絞り加工用としては、特公昭57−11
343号公報に記載のようにポリプロピレンとエチレン
−酢酸ビニル共重合体を混合した基材に粘着加工したフ
ィルムを用いるものが知られている。
一般に、絞り加工用の表面保護用接着フィルムは、絞り
加工時に接着フィルムの裂けが生しないことおよび金属
板からの剥離が生じないか少ないこと、更に加工後にお
ける接着フィルム剥離時にフィルムの裂けが生じないこ
となどが要求される。
特に、いわゆる深絞り加工にあっては前記の必要特性と
共により大きな伸びが要求されるため、個々の特性の調
和を取ることが一層困難となる。
また、深絞り加工する際には、一般に精密に加工するた
めに先ず目的とする絞り深さ(通常は20〜30cm)
の約9割の深さに絞り加工した後残りを再度加工すると
いう2段工程により行われる。
従って、第1段の深く絞る工程で接着フィルムが裂けた
り剥がれたりした場合、第2の工程で金属表面に疵をつ
けることになり易い。
ところが、従来用いられていた表面保護用接着フィルム
では、深絞りを行った際ムこ金属板に十分追従しなかっ
たり、加工時または剥離時に裂けが生じたりして実用的
に使用することができなかった。
[問題点を解決するだめの手段] そこで本発明者らは、接着フィルムの複数の物性の関係
に注目して検討の結果、ポリプロピレンに若干量のポリ
エチレンとエチレン−プロピレン系共重合体を配合して
造膜した特定の物理的特性を有する基材を用いることに
より上記問題点を解決できることを知見し、本発明に到
ったものである。
即ち、本発明は表面保護用接着フィルムに関するもので
、ポリプロピレン70〜95重量%、ポリエチレン15
重量%以下およびエチレン−プロピレン系共重合体15
重量%以下を含有してなる基材フィルムの片面に粘着剤
層が設けられていると共に、前記フィルムが100%モ
ジュラス値が10%モジュラス値より小さく且つ100
%/分の割合で100%延伸した際の延伸10分後の引
張強度が延伸直後のそれに比べ1/2以下であることを
特徴とするものである。
本発明において用いられる基材フィルムは、ポリプロピ
レン70〜95重量%に対してポリエチレンおよびエチ
レン−プロピレン系共重合体を各々15重量%以下含有
させると共に、それに粘着剤層を設けた接着フィルムが
目的とする前記の物理的特性が得られるように設計した
ものである。
特にポリプロピレン75〜90重量%に対してポリエチ
レンおよびエチレンプロピレン系共重合体を各々12.
5〜5重量%の範囲で配合すると目的とする物理的特性
の設計が比較的簡単に行うことができるので好ましいも
のである。
本発明において用いられる、ポリプロピレン、ポリエチ
レンおよびエチレン−プロピレン系共重合体は従来知ら
れているものを用いることができる。前記樹脂のうち好
適なものは、MFR(J IS  K  7210に基
づくメルト・フロー・レート、以下同じ)2〜30(g
/101Ilin、230°C)、密度0.89〜0.
90g/cnのポリプロピレン、MFRo、5〜10 
(g/ 10m1n 、190°C)、密度0. 92
〜0. 93 g/cXliのポリエチレンおよびエチ
レン部分が50〜80重量%であるムーニー粘度M、。
、(100″C)20〜100、密度0.86〜0.8
8g/cnlのエチレンプロピレン系共重合体である。
また、エチレン−プロピレン系共重合体はエチレンープ
ロピレンージエンターボリマー(EPDM)であっても
良く、この場合もエチレン含量は上記と同じ範囲のもの
が良い。
本発明の基材フィルムは上記の組成を有するものであっ
て、その片面に粘着剤層が設けられた接着フィルムとし
て評価した際に、100%モジュラス値が10%モジュ
ラス値より小であると共に100%/分の割合で100
%延伸した際の延伸10分後の引張強度が延伸直後のそ
れに比べ1/2以下であるように設計した厚さ30〜7
0μm程度のものを用いる。
本発明においては100%モジュラス値を10%モジュ
ラス値より小さく設計することにより、深絞り加工時に
金属板と共に伸ばされる基材フィルムに発生する応力の
大部分は歪みに変換されると共に変換された基材フィル
ムは弾性能が著しく低減しているために、残存応力によ
る接着フィルムの剥離は発生しないあるいは非常に少な
いという特徴を有する。これに対し、100%モジュラ
ス値を10%モジュラス値より大きく設計すると金属板
と共に伸ばされた基材フィルムに発生する応力は一部歪
みに変換されるが基材フィルムには弾性能が大きく残存
しているために、残存応力による接着フィルムの剥離が
発生ずるものである。
従って、100%モジュラス値と10%モジュラス値と
の関係はフィルムの一方向だけでなく、それと交差する
方向においても設定することが必要である。
また本発明においては、100%/分の割合で100%
延伸した際の延伸10分後の引張強度が延伸直後の引張
強度に比べ1/2以下と設計されていることにより、接
着フィルムを貼り付けて深絞り加工を行った後における
経時後の金属板からの浮き、剥離が防止されるものであ
る。この引張強度の関係もフィルムの一方向だけでなく
それと交差する方向についても必要である。
また、本発明では得られる接着フィルムが上記の物理的
特性に加えヤング率が40〜80kg/mm2となるよ
うに設計するのが好ましい。ヤング率が小さすぎる場合
は延伸加工時または剥離時にフィルム強度が不十分なた
めに破れることがあり、大きすぎる場合は延伸に必要な
力が太き(なり実用的な深絞り加工ができなくなること
がある。
上記10%モジュラス値および100%モジュラス値の
測定方法はJIS  K  7127に準じて行われる
。また、引張強度は23°C1相対湿度65%の条件下
、長さ100mmの試料を100肛/分の速度(即ち、
100%/分の割合)で100%延伸した時、延伸直後
および延伸10分後の引張強度を測定することにより求
められる。そして、ヤング率はJIS  K  712
7に準じて測定される。
上記基材フィルムに設けられる粘着剤としては一般に用
いられている粘着剤を使用することができる。そのよう
な粘着剤としては、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘
着剤などがある。この粘着剤は通常、厚さ1〜20μm
程度に設けられ、接着力は50〜300g/20mm程
度となるように設定される。
上記のようにして得られた表面保護用接着フィルムは、
平坦な金属板の上に接着された後プレス機などで絞り加
工される。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により説明する。
実施例I MFR9,O1密度0.90g/cmのポリプロピレン
70重量部、MFR2,O1密度0.922g/c++
1のポリエチレン15重量部およびエチレン含有量が5
9重量%であるムーニー粘度65、密度0 、 87 
g / aaのエチレン−プロピレンゴム15重量部を
トライブレンドしT型ダイス押出機にて樹脂温度220
°Cで押出して厚さ40μmのフィルムに成形し、次い
で、アクリル系粘着剤を5μmの厚さに塗布して表面保
護用接着フィルムを得た。
実施例2〜4 実施例1の配合量を第1表に示す配合にて行う他は全て
実施例1と同様にして表面保護用接着フィルムを得た。
第  1  表 上記実施例1〜4で得られた接着フィルムの特性を第2
表に示す。
[発明の効果〕 本発明の表面保護用接着フィルムは上記のように、ポリ
プロピレン、ポリエチレンおよびエチレン−プロピレン
系共重合体を特定の割合で配合してなる混合物を用いて
特定の物性を有するように設計しているので、得られる
接着フィルムは深絞りをした際にもフィルムが金属板に
良く追従し、剥離や裂けなどが起こらないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリプロピレン70〜95重量%、ポリエチレン15
    重量%以下およびエチレン−プロピレン系共重合体15
    重量%以下を含有してなる基材フィルムの片面に粘着剤
    層が設けられていると共に、前記フィルムが100%モ
    ジュラス値が10%モジュラス値より小さく且つ100
    %/分の割合で100%延伸した際の延伸10分後の引
    張強度が延伸直後のそれに比べ1/2以下であることを
    特徴とする表面保護用接着フィルム。
JP22339090A 1990-08-24 1990-08-24 表面保護用接着フイルム Expired - Lifetime JP2927912B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995033012A1 (fr) * 1994-05-30 1995-12-07 Hitachi Chemical Company, Ltd. Revetement protecteur de peintures

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995033012A1 (fr) * 1994-05-30 1995-12-07 Hitachi Chemical Company, Ltd. Revetement protecteur de peintures
US5643676A (en) * 1994-05-30 1997-07-01 Hitachi Chemical Company, Ltd. Coating protective film

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