JPH04351687A - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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JPH04351687A
JPH04351687A JP3126165A JP12616591A JPH04351687A JP H04351687 A JPH04351687 A JP H04351687A JP 3126165 A JP3126165 A JP 3126165A JP 12616591 A JP12616591 A JP 12616591A JP H04351687 A JPH04351687 A JP H04351687A
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JP
Japan
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weight
parts
plates
film
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP3126165A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Wakasu
若洲 昌孝
Yutaka Kuwabara
豊 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面保護フィルムに関
する。
【0002】表面保護フィルムは、ステンレス板やアル
ミ板等の金属板、塗装した金属板や樹脂板、塩化ビニル
ラミネート鋼板、ガラス板等を運搬、加工、養生する際
に、その表面保護のために貼り付けられる。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】表面保護
フィルムに必要な特性は、被着体に貼り付けた後に保護
フィルムの浮きや剥がれがなく、剥離除去する際には粘
着剤が被着体へ移着しないということである。特に、被
着体に貼り付けてから剥離するまでの間に高温下や屋外
暴露などの過酷な条件下におかれる場合には、上記の特
性にもより一層高度なものが求められる。
【0004】このため、従来、一般に用いられてきた表
面保護フィルムとしては、アクリル系共重合体を、粘着
性を失わない程度に、イソシアネート化合物やメチロー
ル化合物で架橋三次元化して凝集力を高めた粘着剤を用
いたものや、合成ゴム、天然ゴム、又は変性天然ゴムに
、適量の粘着付与剤等を配合した粘着剤を用いたものが
挙げられる。
【0005】このような表面保護フィルムは、表面形状
が比較的平坦な金属板、アルミ板、樹脂板、塗装板等の
被着体に貼り付ける場合には、特に問題はない。
【0006】しかしながら、最近多用されている表面形
状の粗い(例えば、表面にエンボス加工が施されている
ような)塩化ビニルラミネート鋼板に貼り付けた場合に
は、塩化ビニルシートに添加されているジオクチルフタ
レート(DOP)等の可塑剤が、表面保護フィルムの粘
着剤層中へブリードアウトして、以下のような問題を生
じる。
【0007】(1)粘着剤層がアクリル共重合体を主成
分とする粘着剤組成物によって構成されている場合には
、この粘着剤組成物とDOP等の可塑剤との相溶性が良
好であるため、可塑剤が粘着剤層中に移行し、粘着剤の
凝集力が極端に失われてベトベトの状態となる。従って
、接着力が低下して表面保護フィルムが被着体から浮い
たり、被着体から剥離する際に糸引き現象を呈して被着
体に粘着剤が残留する。
【0008】(2)粘着剤層が天然ゴムや変性天然ゴム
を主成分としてこれに粘着付与剤等を配合した組成物に
よって構成されている場合には、上記のような可塑剤の
ブリードアウトに対しては比較的強い。しかし、天然ゴ
ムや変性天然ゴムの構造中に不飽和二重結合を有するた
めに、屋外暴露された場合に紫外線により分子切断が引
き起こされ、剥離する際に被着体に粘着剤が残留する。
【0009】本発明の解決課題は、上記問題点を解消し
えて、特に、表面形状が粗い軟質塩化ビニルラミネート
鋼板に対して貼り付け性が良好で、貼り付け後の接着力
の低下が少なく、しかも耐候性に優れた表面保護フィル
ムを提供する処にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の表面保護フィル
ムは、基材フィルムの少なくとも片面に、ポリスチレン
系熱可塑性エラストマー100重量部、粘着付与剤20
〜150重量部、及びエチレン−酢酸ビニル系共重合樹
脂5〜40重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着
剤層を設けてなる。
【0011】本発明に用いるポリスチレン系熱可塑性エ
ラストマーとしては、ABA(A:スチレンドメインブ
ロック、B:ラバーブロック)で示されるスチレン系熱
可塑性エラストマーが好ましい。このようなスチレン系
熱可塑性エラストマーとしては、SBS(スチレン−ブ
タジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプレン
−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン・ブチレ
ン−スチレン)等が例示され、これらを単独使用または
2種以上併用することができる。
【0012】耐候性及び粗面への初期接着性を考慮する
と、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーとしては、分
子中に不飽和二重結合を有しないSEBSが最適である
。また、その引張強度は、300kg/cm2 以下の
ものが好ましい。
【0013】粘着付与剤としては、例えば、水添ロジン
エステル、テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、テル
ペンフェノール系樹脂、脂肪族系石油樹脂、水添脂肪族
系石油樹脂等が挙げられる。
【0014】これらの粘着付与剤の中では、ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマーとの相溶性、耐候性、初期接
着性等を考慮すると、水添テルペン系樹脂と水添脂肪族
系石油樹脂が好ましい。その配合量は、ポリスチレン系
熱可塑性エラストマー100重量部に対し20〜150
重量部である。粘着付与剤が20重量部未満の場合には
、初期接着力が低く剥がれやすいため、作業性が悪い。 粘着付与剤が150重量部を超える場合には、接着力が
強すぎて使用後に被着体から剥がしにくい。好ましい配
合量は30〜130重量部である。
【0015】エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂として
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)及びこれ
にスチレン等を加えた変性体が使用できる。ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマー100重量部に対し、エチレ
ン−酢酸ビニル系共重合樹脂を5〜40重量部配合する
ことにより、塩ビ系被着体(例えば、軟質塩化ビニルラ
ミネート鋼板等の塩ビ鋼板)からの可塑剤の移行にとも
なう高温下での接着力低下を抑制することができ、かつ
被着体への粘着剤の残留を防止することができる。エチ
レン−酢酸ビニル系共重合樹脂の配合量が5重量部未満
の場合には、このような効果を奏することができない。 エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂の配合量が40重量
部を超える場合には、ポリスチレン系熱可塑性エラスト
マーと相分離を起こし、被着体に粘着剤の残留が生じる
。好ましい配合量は8〜35重量部である。
【0016】上記の3成分の混合方法は特に限定されず
、芳香族系有機溶剤に溶解して混合してもよいし、加熱
して溶融状態で混合してもよい。このようにして得られ
た粘着剤組成物を基材フィルムの少なくとも片面に塗布
等して、粘着剤層を形成する。粘着剤層の厚さとしては
、5〜50μmが好ましい。
【0017】基材フィルムの材質は特に限定されないが
、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が好
ましい。また、基材フィルムは単層フィルムでも積層フ
ィルムでもよい。基材フィルムの厚さとしては、20〜
100μmが好ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例及び比較例を掲げ本発明を詳細
に説明するが、本発明はこのような実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0019】実施例1 基材フィルムとして、厚さ40μmのPP/PE(ポリ
プロピレン/ポリエチレン)ブレンドフィルムを用意し
た。SEBS(クレイトンG1657X、シェル化学社
製、引張強度239kg/cm2 )100重量部に対
して、水添脂肪族系石油樹脂(アルコンP−100、荒
川化学社製)100重量部と、EVA(エバフレックス
P−3307、三井デュポンポリケミカル社製)10重
量部と、トルエン600重量部を加え、完全溶解させて
粘着剤組成物を得た。この粘着剤組成物を、基材フィル
ム上に、15μmの厚さになるように塗布乾燥して表面
保護フィルムを得た。
【0020】実施例2 粘着剤組成物中のエバフレックスP−3307の配合量
を30重量部とした以外は実施例1と同様にして表面保
護フィルムを得た。
【0021】実施例3 クレイトンG1657X  100重量部に対するアル
コンP−100の配合量を40重量部とし、エバフレッ
クスP−3307の配合量を30重量部とした以外は実
施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
【0022】実施例4 クレイトンG1657X  100重量部に対するアル
コンP−100の配合量を120重量部とし、エバフレ
ックスP−3307の配合量を30重量部とした以外は
実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
【0023】実施例5 エバフレックスP−3307の代わりにEVA変性体(
VMX  BN−40、三菱油化社製、EVAにスチレ
ンを加えて変性したもの)を30重量部配合した以外は
実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
【0024】実施例6 アルコンP−100の代わりに水添テルペン系樹脂(ク
リアロンP−105、安原油脂工業社製)を100重量
部配合した以外は実施例1と同様にして表面保護フィル
ムを得た。
【0025】比較例1 2−エチルヘキシルアクリレート100重量部に、アク
リル酸2重量部、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート0.01重量部、及び開始剤として過酸化ベンゾイ
ル0.2重量部を加え、トルエン溶液中で重合処理して
アクリル共重合溶液を得た。この溶液に対して固形分比
で5重量部の3官能イソシアネート(コロネートL、日
本ポリウレタン社製)を加えて粘着剤組成物を調製し、
この粘着剤組成物を用いて実施例1と同様の方法で表面
保護フィルムを得た。
【0026】比較例2 メチルメタアクリレートグラフト天然ゴム100重量部
に対して、テルペン樹脂(YS−#1150、安原油脂
工業社製)70重量部及びコロネートL3重量部を加え
て粘着剤組成物を調製し、この粘着剤組成物を用いて実
施例1と同様の方法で表面保護フィルムを得た。
【0027】比較例3 エバフレックスP−3307を加えずに粘着剤組成物を
調製した以外は実施例1と同様にして表面保護フィルム
を得た。
【0028】比較例4 粘着剤組成物中のエバフレックスP−3307の配合量
を50重量部とした以外は実施例1と同様にして表面保
護フィルムを得た。
【0029】実施例1〜6及び比較例1〜4で得られた
表面保護フィルムの性能を測定した結果を表1及び表2
に示す。
【0030】なお、表1及び表2に記載した表面保護フ
ィルムの各性能は以下のようにして測定、評価した。
【0031】(1)初期接着力 作成した表面保護フィルムを、表面粗さ(JIS規格に
よるRz(10点平均平面粗さ))22μmの粗面塩化
ビニルラミネート鋼板(塩化ビニルシート中にDOPを
20重量%以上含有)にロール貼付けし(圧力5kg/
cm2 )、30分後に300mm/分の引張速度で1
80°剥離したときの接着力を示す。高い数値ほど貼付
け性が良好であることを示す。
【0032】(2)保護フィルム貼り付け後(60℃×
2日保存) 夏場条件で約1〜2ケ月に相当する。接着力としては、
20g以上ないと浮きや剥がれを生じる。フィルム浮き
の評価基準としては、目視でフィルムの浮きが観察され
なかった場合を○とし、目視でフィルムの浮きが観察さ
れた場合を×とした。
【0033】(3)耐候性 サンシャインウェザーメーターでの促進試験で、被着体
へ糊残りするまでの時間を観察する。50時間以上であ
ることが好ましい。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムは、ステンレ
ス板やアルミ板等の金属板、塗装した金属板や樹脂板、
塩化ビニルラミネート鋼板、ガラス板等に対して貼り付
け性が良好で、貼り付け後の接着力の低下が少なく、し
かも耐候性に優れている。特に、表面形状が粗い軟質塩
化ビニルラミネート鋼板に対しても、優れた性能を示す
のできわめて実用価値の高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材フィルムの少なくとも片面に、ポ
    リスチレン系熱可塑性エラストマー100重量部、粘着
    付与剤20〜150重量部、及びエチレン−酢酸ビニル
    系共重合樹脂5〜40重量部を含有する粘着剤組成物か
    らなる粘着剤層を設けてなる表面保護フィルム。
JP3126165A 1991-05-29 1991-05-29 表面保護フィルム Pending JPH04351687A (ja)

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JP3126165A JPH04351687A (ja) 1991-05-29 1991-05-29 表面保護フィルム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661943U (ja) * 1993-02-02 1994-09-02 スウ チン−ファン シート状物品の貼付用積層シート
JP2007136783A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Tohcello Co Ltd 積層フィルム及び積層フィルムからなる包装材料
JP2010052178A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Dainippon Printing Co Ltd プロテクトフィルム
JP2017214060A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社クラレ インナーライナー、空気入りタイヤ、及びそれらの製造方法

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