JPH0410215A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0410215A
JPH0410215A JP2110362A JP11036290A JPH0410215A JP H0410215 A JPH0410215 A JP H0410215A JP 2110362 A JP2110362 A JP 2110362A JP 11036290 A JP11036290 A JP 11036290A JP H0410215 A JPH0410215 A JP H0410215A
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magnetic
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magnetic powder
powder
low
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JP2110362A
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Sadaichi Isshiki
一色 貞一
Junichi Hashimoto
潤一 橋本
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Toppan Infomedia Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、特にはブリペイカード、
銀行カード、クレジットカード等の高セキュリティ性を
必要とする磁気カードに関するものである。
〔従来技術の説明] 近年、ブリペイカード、銀行カード、クレジットカード
等の磁気カード類は急速に普及しており、その利用分野
はますます拡大している。ところが今日では技術の発達
により、磁気媒体に記録された情報を市販のカードリー
グ等を使用して読み取り書き換えすることが容易になっ
たため、従来からの磁気媒体では偽造及び記録情報の改
ざんを有効に防止し得な(なった。
これを解決する手段として、本件出願人は特開昭63−
34727号公報に開示されたように、保磁力の異なる
2つの磁気記録層を積層した磁気記録媒体を使用したカ
ードを提案した。このカードは、両磁性層の保磁力の差
を利用した磁気転写によって低保磁力層の信号磁化を高
保磁力層の信号磁化とは逆向きに発生させ、夫々の信号
磁化を相互に打ち消し合わせることによって磁性層表面
に信号磁界が漏れないようにし、それによって通常の磁
気カードリーグでの読み取りを不可能とするものであっ
た。
〔発明が解決しようとする課題1 しかしながら、前記カードに使用する磁気記録媒体は磁
性層が2層構造であることから、塗布工程を2回必要と
しコスト的に不利であるばかりでなく、前記カードにお
ける最適の効果を得るための各層の塗布厚の管理が難し
いという欠点を有していた。
本発明は前述の如き従来技術の問題点に鑑みて為された
もので、従来の2層構造の磁気記録媒体と同等の効果を
1度の塗布工程で得ることによってコスト削減を図ると
共に、特性値の管理を容易にすることを目的とするもの
である。
[発明の概要及び作用効果] 本発明に従えば、少なくとも所定の状態に於て保磁力の
異なる少なくとも2種類の磁性粉を混合して成る磁性層
を設けた磁気記録媒体であって、前記2つの磁性粉の保
磁力の差が2.5倍以上であり且つ保磁力の高い磁性粉
に対する保磁力の低い磁性粉の混合比率を重量比で2倍
以上としたことを特徴とする、高保磁力の磁性粉への記
録信号を低保磁力の磁性粉へ転写することによって記録
信号を隠蔽するために使用する磁気記録媒体が提供され
る。
また、本発明の他の態様に従えば、少なくとも所定の状
態に於て保磁力の異なる少なくとも2種類の磁性粉を混
合して成る磁性層を設けた記録済磁気記録媒体であって
、 前記2つの磁性粉の保磁力の差を2.5倍以上とし、高
保磁力の磁性粉には信号を記録し、低保磁力の磁性粉に
はその転写信号を記録し、それにより外部への漏れ信号
磁界を実質的に生じない記録済磁気記録媒体が提供され
る。
本発明による磁気カードでは、非磁性基体上に’y−F
ezes 、  Fe5O4,Crow、Co被t ’
y −Fe2rs等の低保磁力磁性粉と、該低保磁力磁
性粉の保磁力の2,5倍以上の保磁力を有するバリウム
フェライト、ストロンチウムフェライト、Fe等の高保
磁力磁性粉とを前記混合比の下に混合調整した磁性塗料
を塗布乾燥することによって磁性層が設けられる。
こうした構成の磁性層に高保磁力磁性粉の保磁力を上回
る記録磁界で信号を記録し再生すると、その再生レベル
は高保磁力磁性粉及び低保磁力磁性粉に同時に書き込ま
れた信号を加算したもの(第2図参照)となる。次いで
、低保磁力磁性粉のみを直流消磁するとその再生出力は
高保磁力磁性粉のみのものとなり前記再生レベルは半減
(第3図参照)する、そして両磁性粉の保磁力の差を利
用した磁気転写によって、低保磁力磁性粉に高保磁力磁
性粉に書き込まれた信号磁化とは逆向きの磁化を発生さ
せると、夫々の信号磁化が相互に打ち消し合い、再生レ
ベルは大幅に低下(第4図参照)する。従って、前述の
各過程における再生レベルを比較することにより磁気カ
ードの偽造を見破ることが可能となる他、両磁性粉の混
合比を適当に選択し、これらの磁化をして磁束の閉ルー
プを形成せしめることによって、通常の磁気カードリー
ダーによる情報再生を不可能とすることが出来る。
この様な閉ループの形成には、後述される様に低保磁力
の磁性粉が高保磁力の磁性粉の2倍以上の量で存在する
必要があることが分った。前記磁性粉がそれ以下の量で
ある場合には完全な閉ループが形成されず、漏れ磁界が
生ずる。或は保磁力が2,5倍以上ないと低保磁力の磁
性粉のみの消磁が十分に出来ない。
本発明によればまた、2層構造の磁気記録媒体と同等の
、極めて高いセキュリティ性を有する磁気記録媒体が1
回の塗布工程で作成可能となり、コストメリットが大き
くなる。そして 従来の2層構造の磁気記録媒体に於ては所定の特性値を
得るための各層の塗装厚の管理が難しがったが、本発明
では磁性塗料を作成する際の磁性粉の混合比によって定
まることから、前記特性の管理が容易になるといった作
用効果を奏する。
〔実施例の説明〕
(具体例1) 前述の如く、本発明による磁気カードでは非磁性基体上
にy −Fe1O3,FezO4,Crow、Co被着
γ−FeJi等の低保磁力磁性粉と、該低保磁力磁性粉
の保磁力の2.5倍以上の保磁力を有するバリウムフェ
ライト、ストロンチウムフェライト、Fe等の高保磁力
磁性粉とを、混合比率が高保磁力磁性粉に対し低保磁力
磁性粉が重量比で2倍以上となるよう混合調製した磁性
塗料を塗布乾燥することによって磁性層が形成される。
第1図には本発明の磁気カード1の断面が例示される。
該磁気カード1では、厚さ188μmの白色ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの基板2の片側全面に磁性層
3が形成されている。該磁性層3は、下記に示す組成の
磁性塗料を調製し、その乾燥後の塗布厚が10μm〜2
0μmとなるように塗布したものである。
バリウムフェライト粉       20重量部(保磁
力27500e 、平均粒径0.7μm )T −Fe
、O,粉           80重量部(保磁力3
000e、粒径長軸0.6μm)塩酢ビ樹脂     
       11重量部ウレタン樹脂       
    7重量部インシアネート樹脂        
2重量部M E K              10
0重量部トルエン            100重量
部このようにして得られた磁気カードの記録・再生につ
いて以下に説明する。
第5図には、前記磁気カード1に、磁気ヘッド(図示せ
ず)で高保磁力磁性粉であるバリウムフェライト粉を飽
和磁化させ得る磁界で180FCIの信号を記録した時
の再生ヘッド(図示せず)の出力波形が示される(第2
図に相当)、′第6図には、次いで低保磁力磁性粉であ
るγ−Fears粉の磁化のみを消去し得る強さの磁界
で直流消磁した後の再生波形が示され(第3図に相当)
、そして第7図には、その後、記録用磁気ヘッドのギャ
ップ長の20〜30倍のギャップ長を有する転写用ヘッ
ドの近傍を通過され、約5000eの交流転写磁界を受
けた後の再生波形が示される(第4図に相当)。
この状態では、夫々の磁性粉から発生した磁束は閉ルー
プを作ることから、再生出力は高保磁力磁性粉のみの場
合の出力(第6図参照)の約省に減少した。従って、こ
の出力は通常のクレジットカード等の読み取り装置によ
っては読み取りし得ない。
第8図は、高保磁力磁性粉(バリウムフェライト)と低
保磁力磁性粉(γ−Fezo3)の混合比率を変化させ
て磁性塗料を作成し、一定厚さに塗布した場合の磁気転
写後の出力レベル/高保磁力磁性粉の出力レベルの割合
を示したグラフである。
低保磁力磁性粉の混合比率が高保磁力磁性粉の2倍(含
有率67%)よりも小さい場合は、磁気転写後の出力レ
ベルは高保磁力磁性粉の出力レベルに対して50%以上
となり、それにより磁気カードの偽造、不正使用に対す
る防止効果も低下してしまう。従って、磁性粉の混合比
率は高保磁力磁性粉に対し、低保磁力磁性粉を2倍以上
、好ましくは25倍以上とするのが好ましい。
一般に、高保磁力磁性体から低保磁力磁性体への磁気転
写が行なわれるためには、両者の保磁力は2.5倍以上
離れている必要があることは良く知られている。従って
、この条件さえ満たせば本具体例で使用した以外の磁性
粉を使用して同様の効果を得ることが可能である。
(具体例2) 厚さ188μmの白色ポリエステルフィルムの基体上に
下記に示す組成の磁性塗料を調製し、その乾燥後の塗布
厚が10〜20μmになるよう塗布した。
バリウムフェライト粉       25重量部(保磁
力27500e 、キュリー点450℃)C,O,粉 
              75重量部(保磁力55
00e、キュリー点130℃)塩酢ビ樹脂      
      11重量部ポリウレタン樹脂      
   7重量部インシアネート樹脂        2
重量部M E K              100
重量部トルエン            100重量部
このようにして得られた磁気カードの記録・再生につい
て以下に説明する。
先ず常温で、高保磁力磁性粉であるバリウムフェライト
粉を飽和磁化させ得る磁界で、磁気ヘッド(図示せず)
によって情報を前記磁気カードに記録する。次いで磁性
層全体がCrO□粉のキュリー点よりも高く且つバリウ
ムフェライト粉のキュリー点よりも低い温度になるよう
、加熱ヘッド(図示せず)の下方を通過させつつ該加熱
ヘッドによって加熱する。その結果、バリウムフェライ
ト粉に書き込まれた信号が、CrO□粉に熱磁気転写さ
れる。熱磁気転写後の両磁性粉の磁化の向きは相互に逆
向きとなることから、この状態に於て磁性粉から発生し
た磁束は互いに打ち消し合って磁性層表面に漏れる磁束
は少な(なり、再生出力は低下する。
バリウムフェライト粉に記録した情報を再生するには、
常温で070□粉のみを磁気ヘッド(図示せず)で直流
消磁すれば良い。この場合、バリウムフェライト粉の信
号磁化による磁束のみが磁性層表面に漏れるので再生ヘ
ッドでの読み取りが可能となる。この時の高キュリー点
磁性粉の常温における保磁力は、低キユリー点磁性粉の
それの2.5倍以上が必要である。
尚、上記具体例では熱磁気転写のための手段として熱ヘ
ツドが使用されたが、レーザー光線或は赤外線を照射し
ても良く、熱ロール或は熱風によって加熱しても良い。
また、本発明の磁気記録媒体に類似した磁気記録媒体は
、特公昭57−33601号に記載される。即ち、本発
明の磁気記録媒体それ自体の構成は前記公報の、保磁力
の異なる少なくとも2種類の磁性粉を混合した磁性層を
用いるそれに包含されるものである。しかしながら、同
公報の記録媒体の動作原理は本発明とは全く異なるもの
であり、高保磁力の磁性粉には主信号を記録し、低保磁
力の磁性粉には雑音信号を記録させ、主信号の読み取り
に先立って低保磁力の雑音信号のみを消去するというも
のである。要するに、前記公報の発明は雑音信号を付加
するものであるから、外部から主信号の存在も知り得る
が、本発明では主信号の存在は完全に隠蔽され、安全性
が極めて高いものであると言える。
以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の内
で多(の変更を成し得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体例における磁気記録媒体の断面図
である。 第2図は第1図の磁気記録媒体に信号を書き込んだ時の
磁化の様子を模式的に示した図である。 第3図は第2図の状態から低保磁力磁性粉のみを消磁し
た時の磁化の様子を模式的に示した図である。 第4図は第3図の状態から交流転写磁界を受けた後の磁
化の様子を模式的に示した図である。 第5図は第1図の磁気記録媒体に信号を書き込んだ直後
の再生波形である。 第6図はけ第5図の状態から低保磁力磁性粉のみを消磁
した後の再生波形である。 第7図は第6図の状態から交流転写磁界を受けた後の再
生波形である。 第8図は磁性層中の低保磁力磁性粉の含有率と磁気転写
後の出力レベル対高保磁力磁性粉の出力レベルの割合の
関係を示すグラフである。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 :磁気記録媒体 基体 :磁性層 第1図 第2図 第3図 第4図 二二=ト 晶イu8=力粉 第5図 第6図 第7図 第80

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも所定の状態に於て保磁力の異なる少なく
    とも2種類の磁性粉を混合して成る磁性層を設けた磁気
    記録媒体であって、 前記2つの磁性粉の保磁力の差が2.5倍以上であり且
    つ保磁力の高い磁性粉に対する保磁力の低い磁性粉の混
    合比率を重量比で2倍以上としたことを特徴とする、高
    保磁力の磁性粉への記録信号を低保磁力の磁性粉へ転写
    することによって記録信号を隠蔽するために使用する磁
    気記録媒体。 2、保磁力の高い方の磁性粉のキュリー点が保磁力の低
    い方の磁性粉のキュリー点よりも高いことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3、少なくとも所定の状態に於て保磁力の異なる少なく
    とも2種類の磁性粉を混合して成る磁性層を設けた記録
    済磁気記録媒体であって、 前記2つの磁性粉の保磁力の差を2.5倍以上とし、高
    保磁力の磁性粉には信号を記録し、低保磁力の磁性粉に
    はその転写信号を記録し、それにより外部への漏れ信号
    磁界を実質的に生じない記録済磁気記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05120668A (ja) * 1991-10-25 1993-05-18 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体
JPH05120667A (ja) * 1991-10-25 1993-05-18 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体

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JPH05120668A (ja) * 1991-10-25 1993-05-18 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体
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