JPH087263A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

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JPH087263A
JPH087263A JP6159626A JP15962694A JPH087263A JP H087263 A JPH087263 A JP H087263A JP 6159626 A JP6159626 A JP 6159626A JP 15962694 A JP15962694 A JP 15962694A JP H087263 A JPH087263 A JP H087263A
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magnetic
fixed
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recording medium
signal
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JP6159626A
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English (en)
Inventor
Sadaichi Isshiki
貞一 一色
Masayuki Hatano
真之 波多野
Junichi Hashimoto
潤一 橋本
Tomoaki Kano
智昭 狩野
Etsushi Kanda
悦史 神田
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Toppan Infomedia Co Ltd
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Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一トラック上に書換可能な信号と書換不能
な固定信号とを重ねて記録し、それぞれ単独に読み出す
ことが可能な磁気記録媒体を提供する。 【構成】 可変情報トラックと固定的磁気パターンとを
それぞれ異なる保磁力の磁性層に設け、且つ可変情報ト
ラックに記録された可変信号と固定的磁気パターンと
は、互いに異なるアジマス角を有し、且つ固定的磁気パ
ターンが、少なくとも可変信号トラック上に重ねて形成
されていることを特徴とする磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カード等に応用し
て好適な複数の磁性層から構成される磁気記録媒体に関
するものであり、特に同一トラック上に書換可能な信号
と書換不能な固定信号とを重ねて記録し、それぞれ単独
に読み出すことが可能な磁気記録媒体と、その磁気記録
媒体を使用する磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年急速に普及したプリペイドカードを
はじめとする各種磁気カードは、その普及にともなって
偽造・変造などの不正使用に対する安全性が強く求めら
れるようになってきている。不正使用を防止する方策と
しては、媒体を特定するための書換不能な固定情報を、
可変情報を記録する磁気記録トラックとは別の位置に設
けて、前記固定情報を磁気記録トラックの中に記録して
おき、媒体の処理に当たっては固定情報と可変情報とを
それぞれ別のセンサーで読み取り、照合する方法があ
る。具体的には、固定情報として例えば磁気バーコード
や光学バーコードなどを、印刷等の方法で磁気記録トラ
ックとは異なる位置に設ける方法がよく知られている。
しかしこれらの方法は、固定情報としてのバーコードを
形成するための材料として、磁気記録層とは別の磁性イ
ンキや赤外線吸収材などの特別な材料が必要であり、し
かもそれらを磁気記録媒体上に付与するにはスクリーン
印刷やオフセット印刷など、磁気記録層を形成する工程
とは別の工程を必要とするという問題点を有していた。
更にそれらの固定情報は、磁性層とは異なる材料から構
成されているため、目視によりその存在を確認すること
が可能であり、それらを隠蔽するためには更に印刷層を
設ける必要があった。その結果、製造工程が一層複雑化
するので大量生産には不向きであり、コスト高を招くと
いう欠点も有していた。
【0003】これらの欠点を補う方策として、限定され
た磁気記録再生領域に可変情報と書換不能な固定情報と
の両方を記録することが可能な方法が提案されている。
具体的には、例えば特公昭49−37529号公報に開
示されているように、針状磁性粒子の磁化容易軸の配列
を媒体処理装置の読み取り方向に対して規則的に変化さ
せて固定的な磁気パターンを設ける方法や、特公昭49
−42692号公報に開示されているように、媒体上に
固定的に設けられた低密度の離散的ビットパターンに、
傾斜したギャップ取付角度を有する磁気ヘッドを使用し
て高密度の磁気情報を記録する方法などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1の方法は、針状磁性粒子の磁化容易軸の配列を媒体
処理装置の読み取り方向に対して規則的に変化させて固
定的な磁気パターンを設けるというものであり、可変情
報を記録する磁性層中に書換不能の固定情報を形成して
あるので、固定情報の内容を目視によって解読すること
は困難ではあるものの、固定情報の読み出しに当たって
は前記固定情報が形成されている箇所を直流磁化し、磁
化容易軸の配列方向が変化する箇所での磁化量の変化を
検出するので、可変情報を記録する為のトラックと固定
情報を読み出す為のトラックとを別々に設けなければな
らなかった。仮に可変情報と固定情報とを同一のトラッ
ク上に重ねて記録した場合には、固定情報を読み出す時
には可変情報が必ず消磁により破壊されるという問題点
を有していた。
【0005】また、第2の方法は、磁気記録可能な材料
で固定情報を表す低密度の離散的ビットパターンを形成
し、そのビットパターン上にそのビットパターンとは異
なるアジマス角で可変情報を重ねて記録するものである
が、前記ビットパターンを隠蔽するための印刷層が設け
られていないと、固定情報の内容が目視によって解読可
能であるという欠点を有していた。また固定情報を読み
取るためには、第1の方法と同様にビットパターン上に
記録した可変情報を消磁(即ち破壊)するか、または可
変情報を正負非対称に記録するなどしなければならず、
読み取り装置及び処理過程が複雑になり、読み取りに当
たっては多くの処理時間を必要とするという問題点も有
していた。また、離散的ビットパターンは印刷によって
形成されるので低密度しか実現できず、固定情報の情報
量が限られるという欠点をも有していた。
【0006】前述のように従来技術は、何れの場合も可
変情報と固定情報とを同一のトラック上に重ねて記録し
た場合には、固定情報を読み出す時には可変情報が必ず
破壊されるという問題点を有していた。そのため信号の
処理に当たっては、先ず可変情報を読み取った後、その
内容をいったん処理装置内の記憶装置に記憶しておき、
その後可変情報を消去し固定情報を読み取るといった複
雑な信号の処理を行わねばならず、処理時間が多くかか
るという問題点を有していた。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、同一トラック上に重ねて記録された可変信号と固定
信号とを、それぞれ他の信号に影響を与えること無しに
単独に記録再生することを可能にし、更に固定信号は磁
性層の製造過程で形成され、可変信号トラックとほぼ一
体不可分に形成されるので、不正使用防止に極めて高い
効果を有する磁気記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、非磁性基体上に、保磁力の異なる少なくと
も2つの磁性層が積層されており、前記磁性層のうち少
なくとも一部には可変情報を磁気記録再生するための可
変情報トラックと、書換不能な固定的磁気パターンとが
設けられている磁気記録媒体において、前記可変情報ト
ラックと前記固定的磁気パターンとはそれぞれ異なる少
なくとも1つの磁性層に設けられ、且つ可変情報トラッ
クに記録された可変信号と固定的磁気パターンとは、互
いに異なるアジマス角を有し、且つ固定的磁気パターン
が、少なくとも可変信号トラック上に重ねて形成されて
いることを特徴とする磁気記録媒体を提供する。ここ
に、固定的磁気パターンは、特定の領域における単位面
積あたりの磁気出力が隣接する他の領域と異なるもの
で、例えば、特定の領域における単位体積あたりの磁性
粒子の含有率が隣接する他の領域と異なるように、また
は特定の領域における磁性粒子の配列方向が隣接する他
の領域と異なるように形成されることができる。また、
固定的磁気パターンは、少なくとも前記磁性層のうち保
磁力の低い、好ましくは最も低い磁性層、例えば高透磁
の磁性層に形成されている。可変信号トラックが設けら
れている磁性層の保磁力は、固定的磁気パターンが形成
されている磁性層の保磁力の3倍以上にすることが好ま
しく、このようにすると互いに干渉を避けながら両者か
らの読み出しが可能となる。本発明はまた、上記の磁気
記録媒体を使用する磁気記録再生装置にかかり、互いに
異なるアジマス角の第1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッ
ドとが、同一トラック位置上に配置されるか、または一
つの磁気ヘッドのアジマス角を変化させる手段を具備し
た磁気記録再生装置を提供する。
【0009】
【作用】保磁力の異なる複数の磁性層からなる磁気記録
媒体の、同一のトラック位置において、低保磁力磁性層
には固定信号が書換不能な固定的磁気パターンとして形
成されているので、高保磁力磁性層に可変信号を書き込
む際に低保磁力磁性層に記録された信号は破壊されるこ
とはない。固定的磁気パターンを読み出す時には、低保
磁力磁性層を直流磁化させる必要があるが、その際に可
変信号は高保磁力磁性層に記録されているので、保磁力
の差のために破壊されることはない。可変信号と固定的
磁気パターンとはそれぞれ互いに異なるアジマス角で記
録されているので、それぞれ異なるアジマス角を有する
再生ヘッドを用いることにより、他の信号はアジマス損
失のため再生されず、それぞれの信号のみを独立に読み
取ることができる。
【0010】以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の磁気記録媒体の一実施態様を
示す平面図である。図2は図1のX−X’に沿う部分の
断面図、図3はY−Y’に沿う部分の断面破断斜視図で
ある。図1、図2、図3において、磁気記録媒体1は、
基体2の上に第1の磁性層3、第2の磁性層4とが順次
積層されて構成されている。基体2にはポリエチレンテ
レフタレート(PET)、硬質塩化ビニル樹脂(PV
C)、合成紙等のプラスチックフィルムや紙、樹脂含浸
紙等が使用される。
【0011】第1の磁性層3は磁気記録再生を行うため
のものであり、γFe23 、Fe34 、Co被着γ
Fe23 、バリウムフェライト、ストロンチウムフェ
ライト等の公知の磁気記録用磁性材料から成り、公知の
方法で4〜20μm程度の厚みに形成されている。この
第1の磁性層3には、磁気記録再生を行うための可変信
号トラック5が設けられている。この可変信号トラック
5には、アジマス角φ1 で信号が磁気記録されている。
【0012】第2の磁性層4は、第1の磁性層3とは異
なる保磁力の磁性粉末を高分子樹脂バインダ中に分散し
た磁性塗料を、やはり公知の方法で4〜20μm程度と
なるよう塗布して形成されている。この第2の磁性層4
には第1の磁性層3よりも低い保磁力の磁性体、例えば
γFe23 、Fe34 、Co被着γFe23 、バ
リウムフェライトなどの磁気記録用磁性材料を使用する
ことができる。ただしこの場合、第1の磁性層3の保磁
力は、後述の理由により第2の磁性層4の保磁力の3倍
以上であることが必要である。また、例えばパーマロ
イ、センダスト、アモルファスなどの鱗片状磁性金属
粉、鉄粉、及びMn−Zn、Ni−Znなどの軟磁性フ
ェライト粉などの、保磁力が30 Oe以下の高透磁率
磁性材料を用いることもできる。この場合第1の磁性層
3に記録されている信号を磁気的に遮蔽できるという効
果もあるのでより好ましい。
【0013】この第2の磁性層4には、媒体を識別する
ための固定的磁気パターンが形成された固定信号トラッ
ク6が設けられている。この固定信号トラック6は、第
1の磁性層3に設けられた可変信号トラック5の上に重
ねて設けられている。この第2の磁性層4中に形成され
た固定信号トラック6には、単位体積あたりの磁性粒子
の含有率が高い部分6aと単位体積あたりの磁性粒子の
含有率が低い部分6bとが、所定の長さで交互に形成さ
れている。この固定信号トラック6に形成されている固
定的磁気パターンのアジマス角φ2 は、可変信号トラッ
ク5に記録されている信号のアジマス角φ1 と異なる角
度になっている。
【0014】このような固定信号トラック6は以下の方
法で形成することができる。すなわち、先ず基体2に第
1の磁性層3を形成し、次に第2の磁性層4を塗布する
前に、第1の磁性層3に所定の信号をアジマス角φ2
磁気記録し、その後第2の磁性層4を塗布し所定の配向
磁界を加える。すると、信号を磁気記録した箇所に接す
る第2の磁性層4には、記録した信号磁界と配向磁界と
の影響により磁性粒子の局部的集中が起きる。その直後
に乾燥炉で第2の磁性層4を乾燥固化させると、第2の
磁性層4には第1の磁性層3に記録した信号の極性に従
って磁性粒子の粗密が形成される。その結果、固定信号
トラック6の部分には磁性粒子の粗密による固定的磁気
パターンが形成される。そして第2の磁性層4が形成さ
れた後、第1の磁性層3に記録した信号は永久磁石また
は磁気ヘッド等により消去する。
【0015】また、以下に述べる方法で固定信号トラッ
ク6を作製することもできる。すなわち、第1の磁性層
3を形成した後、その上に第2の磁性層4を塗布し、乾
燥固化する前に、第2の磁性層4全体を水平方向の配向
磁界中を通過させすべての磁性粒子の配列方向を水平方
向とした後、固定信号トラック6に相当する部分に、ア
ジマス角φ2 を有する電磁石、磁気ヘッド、永久磁石等
で水平方向の磁界を所定の間隔で断続的に加えることに
より、磁界を加えた部分にのみ磁性粒子を集中させ、そ
の後第2の磁性層4を乾燥固化することにより実現が可
能である。このようにして、第2の磁性層4の固定信号
トラック6には、単位体積あたりの磁性粒子の含有率が
高く、そのため単位面積あたりの磁気出力が高い部分6
aと、単位体積あたりの磁性粒子の含有率が低く、その
ため単位面積あたりの磁気出力が低い部分6bとが、所
定の長さで交互に形成される。
【0016】図4は本発明の磁気記録媒体の別の実施態
様を示す図であり、図1のY−Y’に沿う部分の断面破
断斜視図である。図4において基体2、第1の磁性層
3、第2の磁性層4は、前述の実施態様と同じ材料で構
成されている。第1の磁性層3には、磁気記録再生を行
うための可変信号トラック5が設けられており、第2の
磁性層4には、前記の可変信号トラック5に記録された
信号のアジマス角φ1 とは異なるアジマス角φ2 で、媒
体を識別するための固定的磁気パターンが形成された固
定信号トラック6が設けられている。この固定信号トラ
ック6は、第1の磁性層3に設けられた可変信号トラッ
ク5の上に重ねて設けられている。この固定信号トラッ
ク6は、磁性粒子の配列方向が媒体処理装置(図示せ
ず)の走行方向に対して水平な部分6cと磁性粒子の配
列方向が垂直な部分6dとが、所定の長さで交互に形成
されている。
【0017】このような第2の磁性層4は以下の方法で
形成することができる。すなわち、第1の磁性層3を形
成した後、その上に第2の磁性層4を塗布し、乾燥固化
する前に、第2の磁性層4全体を水平方向の配向磁界中
を通過させてすべての磁性粒子の配列方向を水平方向と
した後、固定信号トラック6に相当する部分に、アジマ
ス角φ2 を有する電磁石、磁気ヘッド、永久磁石等で垂
直方向の磁界を所定の間隔で断続的に加えることによ
り、磁界を加えた部分の磁性粒子のみ配列方向を垂直方
向とし、その後第2の磁性層4を乾燥固化する。その結
果、固定信号トラック6の部分には磁性粒子の配列方向
の違いによる固定的磁気パターンが形成される。このよ
うにして、固定信号トラック6には、磁性粒子の配列方
向が媒体処理装置の走行方向に対して水平で、そのため
単位面積あたりの磁気出力が高い部分6cと、磁性粒子
の配列方向が垂直で、そのため単位面積あたりの磁気出
力が低い部分6dとが、所定の長さで交互に形成され
る。
【0018】図5は本発明による磁気記録再生装置の一
実施態様の、磁気ヘッドの配置を示す図である。図にお
いて参照番号7は、第1の磁性層3に設けられた可変信
号トラック5に信号を記録し再生するための第1の磁気
ヘッドであり、媒体の走行方向に対してアジマス角がφ
1 となるよう取り付けられている。また、参照番号8は
第2の磁性層4の固定信号トラック6に形成された固定
的磁気パターンを再生するための第2の磁気ヘッドであ
り、媒体の走行方向に対してアジマス角がφ2 となるよ
う取り付けられている。
【0019】図6は本発明による磁気記録再生装置の別
の実施態様の、磁気ヘッドの配置を示す図である。図に
おいて参照番号9は、第1の磁性層3に設けられた可変
信号トラック5に信号を記録し再生するため、および第
2の磁性層4の固定信号トラック6に形成された固定的
磁気パターンを再生するための磁気ヘッドである。磁気
ヘッド9は、図示しないアジマス角調整手段によって、
アジマス角を前記可変信号トラック5に信号を記録再生
するためのφ1 と、前記固定信号トラック6に形成され
た固定的磁気パターンを再生するためのφ2 とに随時変
更することが出来る。
【0020】次に、可変信号トラック5に磁気記録され
ている信号のアジマス角φ1 と固定信号トラック6に形
成された固定的磁気パターンのアジマス角φ2 との関係
についてのべる。一般に、記録された信号と再生ヘッド
とのアジマス角が異なると損失が生じ、その損失量は、
アジマス角の差に依存することが知られている。そし
て、図7に示すように、アジマス角をθ、トラック幅を
W、信号の記録波長をλとすると Wtanθ=n・λ(n=1,2,3,・・・) の関係を満たす時にギャップ中の磁束の変化がなくなる
ため、再生出力はほとんど現れなくなる。本発明はこの
原理を応用する。すなわち、第2の磁性層4に形成され
た固定的磁気パターンと第1の磁性層3に磁気記録され
る可変信号とのアジマス角の差θ(=φ1 −φ2 )は、
固定的磁気パターンを再生するためのヘッドのトラック
幅をW2 、可変信号の最大記録波長をλ1 とすると W2 tanθ=n1 ・λ1 ・・・(1) を満たすように選ばれる。例えば、固定的磁気パターン
を再生するための磁気ヘッドのトラック幅を2mm、可
変信号の最大記録波長を242μmとすると、θは6.
9°、13.6°、20.0°・・・から選ばれる。一
方、第1の磁性層3に記録された可変信号を再生するた
めの磁気ヘッドのトラック幅W1 と第2の磁性層4に形
成された固定的磁気パターンの最大波長λ2 との関係に
おいても、 W1 tanθ=n2 ・λ2 ・・・(2) が満たされねばならない。(1)式と(2)式とにおい
て、θの値は同じである。そこでW1 =W2 の時は、n
2 ・λ2 =n1 ・λ1 となり、n2 =n1 に選べばλ2
=λ1 となる。仮に、可変信号を再生するための磁気ヘ
ッドのトラック幅を、固定的磁気パターンを再生するた
めの磁気ヘッドのトラック幅と同じ2mmに選べば、固
定的磁気パターンの最大波長は、可変信号の最大記録波
長と同じ242μmにすればよい。W1 ≠W2 の時は、
1 の値に従ってλ2 の値は変える必要がある。例え
ば、可変信号を再生するための磁気ヘッドのトラック幅
を3mmに選べばθ=6.9°の場合の固定的磁気パタ
ーンの最大波長は、363μmにする必要がある。この
ことを利用して、可変信号を再生するための磁気ヘッド
のトラック幅を、固定的磁気パターンを再生するための
トラック幅より広くすることにより、固定的磁気パター
ンの記録密度を可変信号の記録密度より低くすることも
可能である。しかし、二つの磁気ヘッドのトラック幅を
同じにすることは、同一仕様のヘッドを使用できるとい
う利点があり、更に一つのヘッドでアジマス角を変化さ
せて可変信号と固定的磁気パターンとの両方を再生する
場合を想定すると、固定的磁気パターンの記録密度は可
変信号の記録密度と同じであることが好ましい。また、
磁気トラックに磁気造影剤などをふりかけて現像した場
合の、それぞれの信号パターンの読解のし難さからも、
固定的磁気パターンの記録密度は可変信号の記録密度と
ほぼ同じであることが一層好ましい。
【0021】本発明による磁気記録再生装置での信号の
処理は以下に述べるとおりである。 (1)第1の磁性層3の可変信号トラック5に可変信号
を記録再生する場合 図5における第1の磁気ヘッド7、または図6の磁
気ヘッド9のアジマス角を可変信号を記録再生するため
のφ1 にした状態で、高保磁力の第1の磁性層3を飽和
させ得る磁界強度で信号を記録する。その際、同じ信号
が上層の第2の磁性層4にも同時に記録される。 第1の磁気ヘッド7または磁気ヘッド9で、第2の
磁性層4を飽和磁化でき、且つ第1の磁性層3の保磁力
以下の強さのバイアス磁界を発生させながら可変信号ト
ラック5を走査し、第2の磁性層4に書き込まれた可変
信号を消去しながら、第1の磁性層3に記録された可変
信号を再生する。 この時、固定信号トラック6に形成されている固定
的磁気パターンは、第1の磁気ヘッド7または磁気ヘッ
ド9からはアジマス損失のため再生されないので、可変
信号は何等妨害を受けることなく正しく再生される。 ここで、第2の磁性層4を飽和磁化させるに十分な磁界
に曝されても、第1の磁性層3に磁気記録されている可
変信号が何等影響を受けることがないためには、第1の
磁性層3の保磁力は第2の磁性層4の保磁力の3倍以上
となるよう選ばれている必要がある。
【0022】(2)第2の磁性層4に形成されている固
定的磁気パターンを再生する場合 図5における第2の磁気ヘッド8、または図6にお
ける磁気ヘッド9のアジマス角を固定的磁気パターンを
再生するためのφ2 にした状態で、第2の磁性層4を飽
和磁化できる強さのバイアス磁界を発生させながら固定
信号トラック6を走査する。このとき、単位体積あたり
の磁性粒子の含有率が高い領域6aまたは磁性粒子の配
列方向が媒体の走行方向に対して水平な領域6cでの飽
和磁化量は大きく、単位体積あたりの磁性粒子の含有率
が低い領域6bまたは磁性粒子の配列方向が媒体の走行
方向に対して垂直な領域6dでの飽和磁化量は小さい。
それらの境界部分で生じる磁化量の差を、第2の磁気ヘ
ッド8または磁気ヘッド9で検出することにより、第2
の磁性層4に形成されている固定的磁気パターンを再生
することができる。 可変信号トラック5に記録されている信号は、第2
の磁気ヘッド7または磁気ヘッド9からはアジマス損失
のため再生されないので、固定的磁気パターンは何等妨
害を受けることなく正しく再生される。このようにし
て、同一トラック上に重ねて記録された可変信号と固定
信号とを、それぞれ他の信号に影響を与えること無し
に、単独に記録再生することができる。更に上述のよう
に、固定信号トラック6から再生される信号は、磁性層
の製造過程で形成される磁性粒子の含有率の粗密または
配列の乱れによる固定的磁気パターンから発生するもの
なので、媒体処理装置などで後から書き加えたり消去し
たりすることは全く不可能であり、磁気記録媒体の不正
使用防止に極めて高い効果を有する。今までの説明で
は、第2の磁性層4に設ける固定信号トラック6は、第
1の磁性層3に設ける可変信号トラック5の上にのみ重
ねて設けるとしたが、可変信号トラック5上を含む媒体
面のいかなる箇所に設けてあってもよい。また、第1の
磁性層3および第2の磁性層4は基体2の全面に設ける
としたが、可変信号トラック5および固定信号トラック
6を含む基体表面の一部分にストライプ状に設けてあっ
てもよい。更に、第2の磁性層4に設けた固定信号トラ
ック6には、媒体を識別するための信号を、固定的磁気
パターンとして形成するとしたが、可変信号トラック5
に記録された可変信号の解読を困難にするためのランダ
ムな撹乱信号であってもよい。更に本発明は、保磁力が
異なる3層以上の磁性層から構成される磁気記録媒体に
おいて、前記の固定信号トラックを保磁力が最も高い磁
性層以外のいかなる層に設けた場合にも適用することが
出来る。以下に、本発明による磁気記録媒体を、磁気カ
ードとして適用した場合について、より具体的な実施例
を用いて更に詳細に説明する。
【0023】
【実施例】
(実施例1)先ず、厚さ188μmの白色ポリエステル
フィルム基体の一方の面全面に、保磁力が2750 O
eのバリウムフェライト磁性粉をバインダー樹脂、分散
剤、硬化剤、その他添加剤と溶剤とを混合・分散して作
製した磁気塗料をグラビア法で塗布し、乾燥後の厚みが
10μmの第1磁性層を得た。次に媒体処理装置の走行
方向に対してアジマス角が+10°(時計方向)になる
よう配置した磁気ヘッドで、前記第1の磁性層の所定の
位置に、記録密度が210BPIでFM変調された信号
を記録した。更に、信号を記録した第1の磁性層の上か
ら、保磁力が20 Oe以下の高透磁率のFe−Si系
合金の鱗片状粉末をバインダー樹脂、分散剤、硬化剤、
その他添加剤と溶剤とを混合・分散して作製した磁気塗
料をナイフコート法で塗布し、乾燥前に600 Oeの
直流磁界で配向をかけ、その後乾燥した。こうしてアジ
マス角が+10°で記録密度が210BPIの固定的磁
気パターンが永久記録されたトラックを有する、厚みが
10μmの第2の磁性層を得た。その後、第1の磁性層
に記録した信号を永久磁石で消磁した。
【0024】(実施例2)実施例1において、第2の磁
性層に保磁力が300 OeのγFe23 を使用し、
配向磁界強度を1200 Oeとし、乾燥後の厚みを8
μmとした以外は実施例1と同様にした。
【0025】(実施例3)実施例1において、第2の磁
性層に保磁力が650 OeのCo被着γFe23
使用し、配向磁界強度を1500 Oeとし、乾燥後の
厚みを8μmとした以外は、実施例1と同様にした。実
施例1〜3で作製した磁気シートを86×54mmのサ
イズに打ち抜き磁気カードを得た。
【0026】各実施例で得た磁気カードを、アジマス角
がカードの走行方向に対して+10°でトラック幅が2
mmのバイアスコイル付き再生用ヘッドと、アジマス角
がカードの走行方向に対して−10°(反時計方向)で
トラック幅が2mm、且つ2750 Oeの磁気媒体を
飽和書き込み出来る記録再生用ヘッドとを同一トラック
位置に配置したカード処理装置で、以下の操作を行っ
た。先ず、アジマス角が−10°の記録再生用ヘッド
で、記録密度が210BPIで、FM変調された任意の
信号を第1の磁性層に飽和書き込みした。続いて、同じ
ヘッドのライトコイルに所定のバイアス電流を流し、第
2の磁性層を飽和磁化できる強さのバイアス磁界を発生
させながら信号を読み取った。(読み取り“A”) 次に、アジマス角が+10°の再生用ヘッドに所定のバ
イアス電流を流し、第2の磁性層を飽和磁化できる強さ
のバイアス磁界を発生させながら信号を読み取った。
(読み取り“B”) 比較例として、アジマス角がカードの走行方向に対して
0°でトラック幅が2mm、且つ2750 Oeの磁気
媒体を飽和書き込み出来る記録再生用ヘッドを装着した
カード処理装置で、以下の操作を行った。先ず、記録密
度が210BPIでFM変調された任意の信号を第1の
磁性層に飽和書き込みした。続いて、同じヘッドのライ
トコイルに所定のバイアス電流を流し、第2の磁性層を
飽和磁化できる強さのバイアス磁界を発生させながら信
号を読み取った。結果は、実施例1〜3は何れの場合
も、アジマス角が−10°の記録再生ヘッド(読み取り
“A”)では第1の磁性層に記録した信号を正しく読み
取ることができ、アジマス角+10°の再生ヘッド(読
み取り“B”)では第2の磁性層に形成された固定的磁
気パターンを正しく読み取ることができた。一方比較例
では、アジマス角0°の記録再生ヘッドからは、第1の
磁性層に記録した信号は第2の磁性層に形成された固定
的磁気パターンからの信号による妨害を受けて正しく読
み取ることができなかった。なお本発明の磁気記録媒体
においては、第2の磁性層の上に着色隠蔽層、印刷層、
保護層などを適宜設けてよいし、必要に応じて印字層を
設けてもよいことは明らかである。
【0027】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、保磁力の異な
る少なくとも2つの磁性層を積層し、前記磁性層のうち
少なくとも1部には可変信号を磁気記録再生するための
可変信号トラックが設けられ、且つ前記可変信号トラッ
クが設けられた磁性層以外の磁性層には、前記可変信号
とは互いに異なるアジマス角を有する書換不能な固定信
号が、少なくとも前記可変信号トラック上に重ねて記録
されているという新規な構成を有するので、偽造・変造
に対して極めて安全性の高い磁気記録媒体を提供するこ
とができる。すなわち、固定信号を表す固定的磁気パタ
ーンは積層された磁性層の製造段階で作り込まれるの
で、磁性層を破壊すること無しには、カード処理装置な
どでは書換や消去が不可能である。しかも、この固定的
磁気パターンは可変信号トラックの上層にほぼ一体不可
分に形成されているので、可変信号トラックに影響を与
えること無しに固定的磁気パターンのみを削り取ること
はほとんど不可能である。更に読み取りに当たっては、
同一トラック上に重ねて記録された可変信号と固定信号
とを、それぞれ他の信号にまったく影響を与えること無
しに、単独に記録再生することが可能である。また、可
変信号と書換不能の固定信号とは重ねて記録されている
ので、磁気トラックに磁気造影剤などをふりかけて現像
しても、それぞれの信号パターンは互いに干渉し合うた
め、それらを容易に解読することは出来ない。更に本発
明の磁気記録媒体は、磁性層を形成した後で固定信号を
磁気バーコードや光学バーコード等のように印刷等で付
与した従来の磁気記録媒体に比べ、特殊な材料や複雑な
工程を必要とせず、また磁気バーコードのように目視に
よって検知され易いようなことはなく、更にバーコード
を隠蔽するための印刷層なども不要であり、安価に製造
できるという特長をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の磁気記録媒体の一実施態様を示
す平面図である。
【図2】図2は図1のX−X’に沿う部分の断面図であ
る。
【図3】図3は図1のY−Y’に沿う部分の断面破断斜
視図である。
【図4】図4は他の実施例において図1のY−Y’に沿
う部分に相当する断面破断斜視図である。
【図5】図5は本発明による磁気記録再生装置の一実施
態様の、磁気ヘッドの配置を示す図である。
【図6】図6は本発明による磁気記録再生装置の別の実
施態様の、磁気ヘッドの配置を示す図である。
【図7】図7はトラック幅とアジマス角と波長の関係を
示す図である。
【符号の説明】
1:磁気記録媒体 2:基体 3:第1の磁性層 4:第2の磁性層 5:可変信号トラック 6:固定信号トラック 6a:単位体積あたりの磁性粒子の含有率が高い部分 6b:単位体積あたりの磁性粒子の含有率が低い部分 7:可変トラック読み取り用の第1の磁気ヘッド 8:固定トラック読み取り用の第2の磁気ヘッド 9:アジマス角可変の磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 19/02 521 7525−5D 19/04 521 7525−5D (72)発明者 狩野 智昭 東京都台東区台東1丁目5番1号東京磁気 印刷株式会社内 (72)発明者 神田 悦史 東京都台東区台東1丁目5番1号東京磁気 印刷株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体上に、保磁力の異なる少なく
    とも2つの磁性層が積層されており、前記磁性層のうち
    少なくとも一部には可変情報を磁気記録再生するための
    可変情報トラックと、書換不能な固定的磁気パターンと
    が設けられている磁気記録媒体において、 前記可変情報トラックと前記固定的磁気パターンとはそ
    れぞれ異なる少なくとも1つの磁性層に設けられ、且つ
    可変情報トラックに記録された可変信号と固定的磁気パ
    ターンとは、互いに異なるアジマス角を有し、且つ固定
    的磁気パターンが、少なくとも可変信号トラック上に重
    ねて形成されていることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記固定的磁気パターンは、特定の領域
    における単位面積あたりの磁気出力が隣接する他の領域
    と異なることにより形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記固定的磁気パターンは、特定の領域
    における単位体積あたりの磁性粒子の含有率が隣接する
    他の領域と異なることにより形成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記固定的磁気パターンは、特定の領域
    における磁性粒子の配列方向が隣接する他の領域と異な
    ることにより形成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記固定的磁気パターンは、少なくとも
    前記磁性層のうち最も保磁力の低い磁性層に形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記可変情報トラックが設けられている
    磁性層の保磁力は、前記固定的磁気パターンが形成され
    ている磁性層の保磁力の3倍以上であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記固定的磁気パターンが設けられてい
    る磁性層は、高透磁率磁性層であることを特徴とする請
    求項1〜6に記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記固定的磁気パターンは、前記可変信
    号の解読を困難にするための撹乱信号であることを特徴
    とする請求項1〜7に記載の磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記固定的磁気パターンは、媒体を特定
    するための識別信号であることを特徴とする請求項1〜
    7に記載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記固定的磁気パターンと前記可変信
    号の最大記録波長は同一であることを特徴とする請求項
    1〜9に記載の磁気記録媒体。
  11. 【請求項11】 互いに異なるアジマス角の第1の磁気
    ヘッドと第2の磁気ヘッドとが、同一トラック位置上に
    配置されていることを特徴とする、請求項1〜10まで
    の磁気記録媒体を記録再生するための磁気記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1の磁気ヘッドと前記第2の磁
    気ヘッドのトラック幅寸法が同一であることを特徴とす
    る請求項11に記載の磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つの磁気ヘッドとアジマ
    ス角を変化させる手段とを具備したことを特徴とする、
    請求項1〜10までの磁気記録媒体を記録再生するため
    の磁気記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048096A1 (fr) * 1996-06-10 1997-12-18 Kabusiki Kaisha I.C.M. Procede destine a empecher l'utilisation non autorisee d'un support d'enregistrement magnetique, unite de lecture/ecriture magnetique utilisee dans le procede
JP2008077711A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd レンチキュラーレンズ付き磁気カード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997048096A1 (fr) * 1996-06-10 1997-12-18 Kabusiki Kaisha I.C.M. Procede destine a empecher l'utilisation non autorisee d'un support d'enregistrement magnetique, unite de lecture/ecriture magnetique utilisee dans le procede
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Effective date: 20031209