JP2706714B2 - 磁気記録媒体とその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体とその製造方法

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JP2706714B2 JP4198994A JP19899492A JP2706714B2 JP 2706714 B2 JP2706714 B2 JP 2706714B2 JP 4198994 A JP4198994 A JP 4198994A JP 19899492 A JP19899492 A JP 19899492A JP 2706714 B2 JP2706714 B2 JP 2706714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は買物カード、預貯金カー
ド、定期券、乗車券、回数券、プリペイドカード、キャ
シュカード、クレジットカード、ポイントカード、身分
証明書、診察券等において、生産性が高く偽造し難い磁
気記録媒体およびその製造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、磁気記録を行なったカード類が前
記のような利用分野で広く用いられ、ますますその用途
が拡大してきている。その基本構造は非磁性体からなる
基体の上に、磁性体の層を設け、これを磁化したもので
ある。かかる磁気記録媒体は、磁気情報の複製や改ざん
により不正使用が発生するのを防止することが必要で、
このため種々の不正使用防止策がとられている。代表的
な偽造変造防止法としては、磁気記録情報の記録、再生
を困難にする第1の方法と、磁気カードそのものに真偽
判定情報を持たせる第2の方法とに大別される。前者は
記録された磁気情報を隠蔽し、情報の書込み、読み取り
を難しくすることにより磁気情報の改ざんや複製を困難
にする方法であり、後者は磁気カードが正規のものか否
かを判定するための光学バーコードや磁気バーコードの
識別情報をカードそのものに入れておくことにより偽
造、変造を防ぐ方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の方法、すな
わち磁気記録情報の記録、再生を困難にすることによる
不正使用防止策として知られているものには、磁気記録
部を多層化することにより、正規の情報を隠蔽して読み
取り不能にしたり、ダミー情報を重畳して正規の情報の
解析を困難にするものがあるが、何分にも製造工程が複
雑であり、かつ記録の書き込み読み出し装置が複雑にな
る等の欠点があり、又、一旦情報の隠蔽する方法の詳細
が判明してしまえば、磁気記録に詳しい者であれば、情
報を読み出し、解析することが可能であるので複製や変
造を防ぎ切れない可能性がある。前記第2の方法は、磁
気カードそのものに真偽判定情報を施したカードは正し
い判定情報を持った正規のカードでなければ、例え磁気
情報の偽造ができたとしても実際に使用できないが、こ
の方法も製造工程が複雑で、判定情報の読み出し装置が
複雑になるという欠点がある。又、正規のカードの磁気
情報が変造された場合は不正使用を防ぎ切れないと云う
問題がある。本発明は前記第2の方法による不正使用防
止機能を有するものであって、従来の技術の有する課題
を解決し、不正使用が殆ど不可能な磁気記録媒体とその
製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、非磁
性基体または非磁性基体上に形成した磁気記録層上に、
保磁力が100エルステッド以下の低保磁力磁性体から
なる磁性層が形成され、この磁性層は連続でありかつ予
図形、文字、数字、バーコード等のパターンからなる
低保磁力磁性体が寄り集まって部分的に盛り上がって
成された偽造防止用の固定情報が形成されている磁気記
録媒体である。請求項2の発明は非磁性基体または非磁
性基体上に形成された磁気記録層の上に、100エルス
テッド以下の低保磁力磁性体からなる磁性塗料を塗布
し、磁性層を形成するに際し、該磁性層が乾燥する前
に、磁気ヘッドまたは永久磁石により前記基体の反塗工
面側から磁場を加え、該磁性層を乾燥させることにより
偽造防止情報として磁化状態を固定する磁気記録媒体の
製造方法である。
【0005】以下これらを図面を参照しつつ説明する。
図1、図2および図3はそれぞれ本発明の磁気記録媒体
で、図1では非磁性基体1aの上に100エルステッド
以下の低保磁力磁性層1bが設けられ磁化されて、図
形、文字、数字、バーコード等のパターンからなる低保
磁力磁性層が寄り集まって部分的に盛り上がって形成さ
れた偽造防止用固定情報1cが形成される。図2では非
磁性基体1aの上に磁気記録層1dを設け、その上には
図1と同様に100エルステッド以下の低保磁力磁性層
1bを設けられ電磁石または固定磁石により磁化され
て、図形、文字、数字、バーコード等のパターンからな
る低保磁力磁性体が寄り集まって部分的に盛り上がって
形成された偽造防止用固定情報1cが形成される。図3
では図1と同様な構成の表面に磁気記録層1dを設けて
ある。すなわち、各図示のものは、いずれも低保磁力磁
性層が連続であり、かつ部分的に盛り上がって偽造防止
用固定情報が形成されているものである。このような磁
気記録媒体の製造方法の一例を示したものが図4で、例
えば非磁性体からなる基体シート11を送り出しリール
12より送り出し、磁性層用塗料の塗布装置13に導い
て塗工し、ついでロール14を経て磁場配向装置15に
より磁化した後、乾燥パート16、ロール17を経て巻
取りリール18に原反として巻き取られる。上記に於
て、基体表面の磁性層に磁化し、固定情報を形成する手
段は図5に示すように非磁性基体1aの上に100エル
ステッド以下の低保磁力磁性層1bを設けた磁気記録用
シート2の下面より電磁石3により低保磁力磁性層1b
を磁化して偽造防止用固定情報1cが形成される。図
6、図7および図8は永久磁石、電磁石を種々代えて磁
気情報を書込みしている状態を示し、図6は通常の電磁
石3aを磁性層を設けた乾燥前の磁気記録用シート2の
裏面(磁性層と反対面)に設け、バーコード状の磁気情
報4aを書込みしている状態を示し、図7は複数の永久
磁石をロール状に組合わせた永久磁石3bを用い、これ
によりバーコード状の磁気情報4aを書込みしている状
態を示し、図8は磁気情報を書き込むための永久磁石の
周囲に数字状の永久磁石を組み合せで張り付けたロール
状の永久磁石3cを用い数字状の磁気情報4bを書き込
む状態を示している。なお数字状の永久磁石を組み合せ
で張り付ける代わりに、図形や文字を設けた永久磁石を
組み合せで張り付けたロール状の磁石を用い、図形や文
字を磁気情報として書込みできることは勿論である。こ
の場合、電磁石には図9の(イ),(ロ)に示すような
パルス電流を流すことにより容易に偽造防止用固定情報
を形成することができる。電磁石の場合はパルス電流に
応じたバーコード状のパターンが形成されるが、ロール
状に形成した永久磁石を用いれば、極性の反転部で磁場
の最大となるため、反転部の境界線に応じたバーコード
パターンを形成できる。又、図形や文字又は数字状の永
久磁石を張り付けた非磁性のロールを用いれば、図示の
如く、磁石形状に対応したパターンを形成できる。
【0006】このように形成されたパターンは、続いて
低保磁力磁性層を乾燥させれば固定される。このように
して低保磁力磁性層に形成されたパターン、即ち固定情
報は、外部から与えられた磁場により、低保磁力磁性塗
料が部分的に寄り集まり固定化されたことによる。この
固定情報は通常の磁気ヘッドで再生を行おうとしても、
再生信号は得られない。またパターンは着磁しないため
にマグネチックビュアーを用いても検出できない。しか
し、磁気ヘッドでバイアス磁場を与えながら再生を行え
ば、パターン状に応じた磁気出力を得ることができる。
この磁気出力は後から追加も消去もできない固定化され
た情報であり、これをカードの偽造防止情報として用い
れば、非常に効果的である。図4の様な方法を用い、磁
気ヘッドに加える信号パターンを、この(磁気)原反か
ら得られるカードそれぞれに対応した個別のパターンと
すれば、低保磁力磁性層に形成される固定情報も個々の
カードに対応した識別情報となる。即ち、この方法で製
造した磁気原反から得られる磁気カードは、個々のカー
ドによって、そのカード固有の情報を付与されており、
これを指紋情報として使用すれば、偽造は実際上不可能
となる。
【0007】次に本発明の磁気記録媒体を構成する材料
について述べる。先ず非磁性体からなる基体としては、
厚さ150μm〜1mmのポリエステルフィルム、塩化
ビニルフィルム、合成紙、木材パルプ紙、ラミネート紙
等のシート状の非磁性体が適用できる。磁気記録層に用
いる磁性体としては、γ−酸化鉄、コバルトドープのγ
−酸化鉄、酸化クロム、バリウムフェライト、ストロン
チウムフェライト等が適用され、これらの磁性体を塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体,塩化ビニル・酢酸ビニル
・ビニルアルコール共重合体,ポリウレタン樹脂,ポリ
エステル樹脂,エポキシ樹脂,ポリイソシアネート樹脂
等を結着剤として、これに顔料等他の添加剤を加えて分
散した塗液を基体上に塗布することによって磁性記録層
を形成することができる。又、100エルステッド以下
の低保磁力磁性体からなる磁性層に用いる磁性体として
は、カルボニル鉄,マンガンジンクフェライト,ニッケ
ル,四三酸化鉄,パーマロイ,センダスト、アルパーム
等磁性粉体が適用され、これらの磁性体を前記磁気記録
層に用いているのと同様の結着剤に顔料等他の添加剤と
ともに分散した塗液を非磁性基体上又は該基体上の磁気
記録層上に塗布することによって低保磁力磁性体からな
る磁性層を形成することができる。
【0008】又、前記低保磁力磁性体からなる磁性層の
上に必要に応じて被覆層を設けることができる。該被覆
層としては、(a)前記磁性層の着色を隠蔽するための
アルミニウム粉末、白色顔料等を含んだ着色層、(b)
ロイコ染料型感熱記録層,錫,アルミニウム等の金属蒸
着層からなる放電記録層等の印字記録層、(c)紫外線
硬化型樹脂からなる保護層、のうちの1層もしくは複数
層を順次積層して形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明を記述する。な
お、配合部は全て重量部を示すものとする。 実施例1 低保磁力磁性体からなる磁性層用の塗料を以下の配合で
調製した。 ・カルボニル鉄粉 100部 (保磁力10エルステッド 比表面積1m2 /g) ・カーボンブラック 3部 ・レシチン 1部 ・塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体 20部 ・ポリウレタン樹脂 20部 ・トルエン 60部 ・メチルエチルケトン 60部 ・メチルイソブチルケトン 60部 上記混合物をボールミルで8時間分散した後、ポリイソ
シアネート樹脂を5部添加し、更に1時間分散を行い低
保磁力磁性層用の磁気塗料を得た。
【0010】次に図4に示す塗工方法を使用してポリエ
ステルフィルムからなる基体の片面に前記磁気塗料を塗
布し、乾燥装置に入る前の15の位置で図6のような磁
気ヘッドを用いて磁場を加える。磁気ヘッドには例えば
図9のようなパルス電流を印加する。パルスの印加密度
は、形成されるバーコードがFM記録方式に換算して1
00BPIとなるようにした。低保磁力磁性層は塗工後
まだ塗料が乾燥する前であり、磁気ヘッドにより加えら
れた磁場によってバーコード状のパターンが形成され
た。この後低保磁力磁性層を乾燥装置16で乾燥させる
と、バーコード状のパターンが固定化された。この様に
して得られた磁気原反から図1に示したような断面構造
を持つJISサイズのカードを打ち抜き以下の評価を行
った。即ち、バーコード状パターンの形成された部分を
再生用磁気ヘッドで500ガウスの直流バイアス磁界を
かけながら情報の読みだしを行ったところ、バーコード
状パターンに応じた再生信号を得ることができた。
【0011】実施例2 磁性記録層用の塗料を以下の配合で調製した。 ・ バリウムフェライト BaO・6Fe2 3 100部 (保磁力2750エルステッド 比表面積8m2 /g) ・カーボンブラック 3部 ・レシチン 1部 ・塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体 20部 ・ポリウレタン樹脂 20部 ・トルエン 60部 ・メチルエチルケトン 60部 ・メチルイソブチルケトン 60部 上記混合物をボールミルで8時間分散した後、ポリイソ
シアネート樹脂を5部添加し、更に1時間分散を行い磁
性記録層用の塗料を得た。該塗料をポリエステルフィル
ムからなる基体の上に、通常の磁気記録媒体の製造方法
に従って塗布し磁気記録を設けた。
【0012】次いで、低磁力磁性体からなる磁性層用の
塗料を以下の配合で調製した。 ・MnZnフェライト粉 100部 (保磁力25エルステッド 比表面積10m2 /g)) ・カーボンブラック 3部 ・レシチン 1部 ・塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体 20部 ・ポリウレタン樹脂 20部 ・トルエン 60部 ・メチルエチルケトン 60部 ・メチルイソブチルケトン 60部 上記混合物をボールミルで8時間分散した後、ポリイソ
シアネート樹脂を5部添加し、更に1時間分散を行い低
磁力磁性体からなる磁性層用磁気塗料を得た。次に、前
記磁性記録層の表面に、図4に示す方法に準じて該低磁
力磁性体からなる磁性層の塗料を塗布した。その際、1
5の位置で図7に示したような永久磁石のロールを用い
バーコード状のパターンを形成した。この後低保磁力磁
性層を乾燥させるとバーコード状パターンが固定され
た。このようにして製造した図2のような断面構造を持
つJISサイズの磁気カードを打ち抜き以下の評価を行
った。即ち、バーコード状パターンの形成された部分を
再生用磁気ヘッドで500ガウスの直流バイアス磁界を
かけながら情報に読みだしを行ったところ、再生信号を
得ることができた。また、この磁気カードの固定パター
ン以外の部分に3000エルステッドまでの保磁力を持
つ磁性層に記録、消去できる磁気ヘッドで、100BP
Iの記録密度でFM記録を行ったところ、通常に記録・
再生できた。即ち、通常の磁気カードとして使用でき
た。
【0013】実施例3 ・低保磁力磁性層用の塗料を以下の配合で調製した。 ・パーマロイ粉 100部 (保磁力0.006エルステッド 比表面積1m2 /g) ・カーボンブラック 3部 ・レシチン 1部 ・塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体 20部 ・ポリウレタン樹脂 20部 ・トルエン 60部 ・メチルエチルケトン 60部 ・メチルイソブチルケトン 60部 上記混合物をボールミルで8時間分散した後、ポリイソ
シアネート樹脂を5部添加し、更に1時間分散を行い低
保磁力磁性層用の磁気塗料を得た。次に図4に示す塗工
装置を用いて、ポリエステルフィルムからなる基体の片
面に該塗料を塗布し、乾燥装置に入る前の15の位置で
図8のよに塗工面の反対側からアルミ製のロールに数字
状に形成したゴム磁石を張り付けたものを用いて磁場を
与えた。基体の反塗工面が上記ロールに接触することに
より、低保磁力磁性層には数字状のパターンが形成され
た。この後低保磁力磁性層を乾燥させると、数字状のパ
ターンは固定化された。次に実施例2で使用した磁性記
録層用の塗料を上記原反の低保磁力磁性層上に塗布し
た。塗布は、前記のように通常の磁気記録媒体の製造方
法に従って行なえばよい。
【0014】このようにして得られた磁気原反から図3
に示した様な断面構造を持つJISサイズのカードを打
ち抜き、以下のような評価を行なった。即ち、数字状の
パターンが固定化された部分を、再生用磁気ヘッドで5
00ガウスの直流バイアス磁界をかけながら読み出しを
行なったところ、数字状パターンに応じた再生信号を得
ることができた。またこの磁気カードの固定パターン以
外の部分に3000エルステッドまでの保磁力を持つ磁
性層に記録・消去可能な磁気ヘッドで、100BPIの
記録密度でFM記録を行ったところ、通常に記録再生で
きた。即ち、通常の磁気カードとして使用できた。
【0015】
【発明の効果】本発明による磁気記録媒体は、後で追加
したり消去したりできない判定情報を磁性塗料塗布時に
いれることができる。この方法により製造されたカード
は、個々のカードに固有の判定情報を付与することがで
きるため、きわめて偽造、不正使用が困難である。ま
た、製造設備も通常の磁気記録媒体の製造設備に簡単な
磁気記録装置を追加するだけであり、特殊な技術も必要
ないため、生産性も高い。
【図面の簡単な説明】
図1、図2、図3 本発明の磁気記録媒体の断面図。 図4 本発明の磁気記録媒体を製造する方法の基本パタ
ーンを示す説明図。 図5 磁気記録媒体に磁気ヘッドで記録する状態の断面
図。 図6、図7、図8 磁気記録媒体に磁気ヘッドで記録す
る状態の斜視図。 図9 磁気ヘッドに加えるパルス電流
【符号の説明】
1a 非磁性基体 1b 低保磁力磁性層 1c 低保磁力磁性層上に形成された固定情報 1d 磁気記録層 2 磁気記録用シート 3 電磁石 3a 電磁石 3b 永久磁石 3c 永久磁石 4a バーコード状の磁気情報 4b 数字状の磁気情報 11 基体シート 12 送り出しリール 13 塗工装置 14 ロール 15 磁場配向装置 16 乾燥パート 17 ロール 18 巻き取りリール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体上または非磁性基体上に形成
    した磁気記録層の上に、保磁力が100エルステッド以
    下の低保磁力磁性体からなる磁性層を有し、該磁性層
    連続であり、かつ予め図形、文字、数字、バーコード等
    のパターンからなる低保磁力磁性体が寄り集まって部分
    的に盛り上がって形成された偽造防止用の固定情報を設
    けていることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 非磁性基体上または非磁性基体上に形成
    した磁気記録層の上に、100エルステッド以下の低保
    磁力磁性体からなる磁性塗料を塗布した磁性層を形成す
    るに際し、該磁性層が乾燥する前に、磁気ヘッドまたは
    永久磁石により前記基体の反塗工面側から磁場を加え、
    該磁性層を乾燥させることにより偽造防止情報として磁
    化状態を固定することを特徴とする磁気記録媒体の製造
    方法。
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