JPH0397732A - 高分子量ポリアミドの製造方法 - Google Patents

高分子量ポリアミドの製造方法

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JPH0397732A
JPH0397732A JP2190894A JP19089490A JPH0397732A JP H0397732 A JPH0397732 A JP H0397732A JP 2190894 A JP2190894 A JP 2190894A JP 19089490 A JP19089490 A JP 19089490A JP H0397732 A JPH0397732 A JP H0397732A
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acid
post
condensation
concentrate
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Hans-Detlef Heinz
ハンス‐デトレフ・ハインツ
Helmut Schulte
ヘルムート・シユルテ
Hans-Josef Buysch
ハンス‐ヨゼフ・ブイシユ
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Bayer AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/28Preparatory processes
    • C08G69/30Solid state polycondensation

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒状の高分子量ポリアミドの製造方法に、この
方法で製造した粒状の高分子量ポリアミドに、このポリ
アミドの、特に押出し成形またはブロー戊形による戊形
品製造用の使用に、および本発明記載のポリアミドから
製造した物品に関するものである。本件方法は、ポリア
ミドをある種のリン含有化合物の濃縮物と混合し、粒状
体に加工し、この粒状体を同相後重合により高分子量生
戒物に転化させることを特徴とするものである。
ポリアミドは、多くの実際の応用面に長午使用されてき
た重合体の一種である。ポリアミドは種々の方法により
製造され、広範囲の出発物質から合或され、特殊な応用
面には、単独でも、加工助剤、安定剤、重合体アロイ或
分(たとえば弾性体)または強化用材料(たとえば鉱物
質充填剤またはガラス繊維)との混合物としても、特別
に調整された性質の組合わせを有する材料に加工するこ
とができる。
ポリアミドの製造には多くの方法が公知となっている。
必要な最終生戊物に応じて基剤(matrix)の性質
の決定に種々の単量体単位を使用し、所要の平均分子量
の調整用に種々の連鎖調節剤を使用し、引き続いて後縮
合が企画されているある種の場合には゛反応性″基(た
とえば酸性染料または塩基性染料に対する繊維の染料吸
収性を改良するためのアミン基またはスルホン酸基)を
含有する単景体を使用する。
技術的に妥当なポリアミドの製造方法は、例外なく、熔
融状態の無溶媒縮重合(ラクタムの加水分解的重合も、
この文脈におけるMA重合であると見なされる)を経て
進行するが、分子量の増加に伴う極めて急速な熔融粘性
の増加のために、極端に高い熔融粘性が種々の問題を生
ずるので、これらの方法は比較的低分子量の生或物の製
造にのみ使用することができる。
したがって、温度制御および反応により生ずる水の除去
が益々困難になり、必要な高温における長い反応時間の
ために副反応とゲル粒子の形或とが増加して最終生戒物
の品質を劇的に損なう結果につながる。極めて高い熔融
粘性の下では紡糸も益々困難になる。
固相後縮合( N K  = Nachkondens
ation)はこの関連においてかなりの利点を提供す
る。必要な反応温度がはるかに低い(熔融縮合に必要な
250ないし280℃の温度と比較して、PA に応じ
て約150ないし230′0)ために、望ましくない副
反応およびゲル化の危険が減少する。その上、後縮合さ
せるべき物質が粒状体間に空間を有する明らかに輪郭の
定まった粒状体よりなるという事実が、ある種の方法態
様において、たとえば管状乾燥器中で粒状体が連続的に
運動状態に保たれる可能性と結び付いて、均一な反応温
度を維持し、反応により生ずる水を除去することが可能
になる。
生戒物が粒子よりなるものであるので紡糸の問題も生じ
ない。
固相後重合法は工業的に大規模に、比較的高分子量のボ
リアミドの製造に使用されているが、この方法は、後縮
合の比較的な低速度にその起源を有する種々の欠点を随
伴している。通常の後縮合法はなお多くの時間と高いエ
ネルギー消費とを必要としている。その上、反応温度に
おけるかなりの滞留時間のためにこの方法に必要なW設
費用は高い。後縮合の速度は温度を上昇させることによ
り増加させ得るが、これはまた、副反応の程度、ゲル化
および他の問題を増加させる。
したがって、後縮合の速度を無定見に温度上昇により増
加させても解決にはならない。逆に、生成物の破壊を回
避するためには、可能な限り低く保たなければならない
さらに、得られる分子量は生成物の粘性が増加しても平
坦域(plateau)に向うことからも制限される。
この速度平坦域のレベルは温度を上昇させることにより
上昇させることができるが、これは、ひいては既に上に
示した問題を生ずることとなる。
後縮合速度の増加はまた、真空の適用によっても得られ
るが、これは不可避的に酸素を吸収する結果となり、生
成物の変色につながることが見いだされている。
したがって、穏やかな条件下、短い反応時間内での、技
術的に容易に制御し得る高分子量の粒状ボリアミドの製
造方法に対する要求が存在する。
たとえば自動車のタンクのような大型中空体の押出しブ
ロー戊形に必要とされる、極めて高い熔融粘性を有する
高品質ポリアミドの迅速製造も望ましいであろう。
驚くべきことには、通常の比較的低分子量の最初のボリ
アミドから出発して、高い後縮合速度および/または極
めて高い分子量を得ることができる方法が見いだされた
のである。これは、上記の最初のボリアミドを熔融状態
でリンを基剤とする(based on)特殊な触媒の
濃縮物と混合し、得られるリンを含有する比較的低分子
量の最初の縮重合物を造粒し、ついで、この粒状体の通
常の固相後縮合を実施することにより達成される。本発
明によれば、この方法は同一の条件下で(初期)後縮合
速度の少なくとも 100%の増加および/または最終
粘性の顕著な増加を特色としている。他の一つの驚くべ
き発見は、後縮合させる最初のボリアミドの初期分子量
に応じて、極めて高い溶液粘性を有し、熔融状態におけ
る高い長期粘性(loB Lerm viscosit
y)を特色とする生戊物が、本発明記載の方法により容
易に得られるということである。
したがって、本発明は、 1, 比較的低分子量の粒状ポリアミドを熔融状態で、 2. 2.1  一般式(1)ないし(V) (I) (n) 式中の記号 R,は相互に独立に水素またはIないし22個の炭素原
子を有する(アル)アルキル基もしくはlないし20個
の炭素原子を有する(アルク)アリール基、または金属
原子、たとえばNaもしくはK またはNH4を表すか
、まt;は、 開鎖であっても環状であってもよいIもしくはI1の対
応するオリゴマーもしくは重合同族体またはその塩( 
N a.K N N H a等)またはエステルを表し
、 R !   R 1およびR6は相互に独立にC+−x
*−Cアル)アルキル基または C,一,,(アルク)
アリール基を表し、 R′およびR6は相互に独立にH またはエないし22
個のC原子を有する(アル)アルキル基もしくは6ない
し25個のC原子を有する(アルク)アリール基を表し
、R1は相互に独立に水素または金属原子、たとえばN
aもしくはK1またはNH,を表すか、または、R2−
  R’ と同一であってもよく、 また、 基R′、R6およびR8はさらに、1分子あたりに2個
以上のリン原子が存在して多価であってもよい に相当する少なくとも1種のリン化合物ならびに、2.
2(必要ではないが好ましくは)ボリアミドlと同一の
温度またはより低温で融解または軟化する熱可塑物 より製造した少なくとも1種の濃縮物(マスターバッチ
) と均一に混合し、得られる均一な熔融物を冷却、造粒し
、この粒状体を固相で、約130ないし195℃の温度
で、通常の手法により後縮合させることを特徴とする、
同相後縮合による粒状高分子量ボリアミドの製造方法に
関するものである。
濃縮物2により、後縮合させるボリアミド粒状体に導入
されたリンの含有量は、ポリアミド粒状体を基準にして
5ないし300 ppmであり、後縮合の(初期)速度
は、無触媒ポリアミドのそれよりも少なくとも 100
%高い。
本発明はまた、本発明記載の方法により製造したポリア
ミドに関するものでもある。
以下のものは、本発明に従って使用する触媒2.1の例
である:リン酸、ジリン酸、トリリン酸、ポリリン酸、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リ
ン酸アンモニウム、メタポリリン酸、ポリリン酸のナト
リウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩;亜リン酸
、亜リン酸のジエステル、たとえば亜リン酸ジーn−ブ
チル、亜リン酸ジ7エニル、亜リン酸ジーn−デシルお
よび亜リン酸ジーn−ステアリル、亜リン酸のモノエス
テル、たとえば亜リン酸ブチルエステル、亜リン酸ヘキ
シルエステルおよび亜リン酸ステアリルエステル、リン
酸のモノエステル、たとえばリン酸デシルエステルまた
はリン酸ステアリルエステルおよびリン酸のジエステル
、たとえばリン酸ジフエニノレまたはリン酸ジステアリ
ノレ、ホスホン酸のモノエステル、タトエハメチルホス
ホン酸フェニルエステルまたはフェニルホスホン酸ステ
アリルエステル、亜リン酸水素ナトリウム、亜リン酸の
トリエステル、たとえば亜リン酸トリノエニル、亜リン
酸トリスー(ノニルフェニル),亜IJン酸トリスー(
2,4−ジ第3プチルフェニル)、亜リントリデシル、
亜リン酸トリステアリルおよび亜リン酸トリベヘニノレ
、ホスホン酸、たとえばメチノレホスホン酸およびフェ
ニルホスホン酸、ホスホン酸のビエステル、たとえばフ
エニルホスホン酸ジフェニル;ホスホン酸のモノーおよ
びジナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、
次亜リン酸およびその塩等。ジホスホン酸、たとえばエ
タン−1,2−ジホスホン酸またはポリビニルホスホン
酸、およびその上記の誘導体も適当である。
特に好ましい触媒は式(II+)の亜リン酸エステル、
特に亜リン酸トリアリールおよび式(V)のホスホン酸
またはそのモノナトリウム塩、モノカリウム塩およびモ
ノアンモニウム塩、ならびに次亜リン酸およびそのナト
リウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩である。上
に与えた例は好ましい触媒である。
リン酸およびその高次の同族体(ジリン酸等)、これら
の酸のナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩
、ならびに亜リン酸およびそのナトリウム塩、カリウム
塩およびアンモニウム塩も特に好ましい触媒2.1であ
る。
特に好ましい触媒から以下のものを個々に挙げる:リン
酸および高次の同族体(線形または環状のポリリン酸)
、リン酸二水素ナトリウム、リン酸アンモニウム、亜リ
ン酸、亜リン酸水素ナトリウム、亜リン酸水素カリウム
、亜リン酸アンモニウムならびに上記のポリリン酸のオ
リゴマーまたは重合モノナトリウム塩およびモノカリウ
ム塩。
tr s 3 551 548は増加した相対粘性を有
する繊維の製造方法を開示しており、ここでは、特殊な
リン化合物を含有する繊維を、対応する低分子量熔融物
から製造し、ついで後縮合させる。この方法においては
、リン化合物を0.01ないし15重量%の量で使用す
る。実施例は、真空(酸素吸収とこれに伴う分解および
変色の危険)と高温とを同時に使用してはじめて、かな
りの後縮合速度と分子量の顕著な増加とが得られること
を示している。したがって、この方法は実用性がほとん
どない。
“固相におけるナイロン6の重合” (ゲーマン(R.
 J. Gaymans) ,アミルタライ( J. 
A+++jrtharaD .カンプ(H. Kamp
) ,応用重合体科学雑誌(J. Appl. Pol
ym. Sci.) 27. 2513 (1982)
 )という文献は、o.i重量%のリン酸の存在下に製
造したポリアミド5の145°Cにおける固相後縮合(
加熱媒体およびフラッシング用気体としての熱窒素の使
用)を記載している。この方法においては、初期後縮合
速度は比較例のものと全く同様に低いものであり、比較
例のものより高い粘性は比較的長い後縮合時間ののちに
はじめて得られる。
0.288 1n%のH s P O 4の存在下に製
造したPA6の180℃における同相後縮合が、マティ
ウシ(A. MatLiussi)およびゲチェーレ(
G. B.Gechele)により、工業化学(Chi
m. Ind.) 53.662 (1971)に記載
されている。固相後縮合の初期速度は顕著に増加してい
るが、この速度は続いて、実質上比較例のものに急激に
低下する。顕著に高い粘性も得られるが、粘性値は常に
比較的低く、この高い粘性を得るために高温において必
要な反応時間は、不相応に長い(l80℃において約4
0ないし80時間)。
E P O 038 094には、ポリアミド46の2
段階製造方法が開示されている。第1段階で予備重合体
を得、ついで固相で後縮合させる。上記の文献は、固相
後縮合( F P N K  = Festphase
nnachkondensat ion)がH,PO,
の存在により加速され得ることを開示している。大量(
0.1%)のリン酸を使用し、固相後縮合は極めて高い
温度、典型的には225ないし275℃で実施しなけれ
ばならない。
したがって、これらの先行技術の方法のいずれも、反応
速度と分子量との有意の増加を達或するには極めて高い
温度および/または大量の触媒および/または極端に長
い反応時間が必要であるので、真に満足すべきものとは
言えない。
比較的低い反応温度で少量の触媒を用いて、簡単な手段
により初期速度を劇的に増加させる(たとえば約500
%も)こと、および/または極めて高い η、.1値を
有する生戊物、たとえばη,., = 8 − 10お
よびそれ以上(l%m−クレゾール溶液について25℃
で測定した値)のPA6を簡単な方法で、比較的短い反
応時間で得ることが可能になるので、当該技術の現状の
これらの欠点は本発明記載の方法により克服される。
したがって、本発明記載の方法は当該技術の現状の価値
ある豊富化を構成するのである。
本発明に従えば、最初に触媒2.1と熱可塑物2.2と
から、必要ではないが好ましくは後縮合させるポリアミ
ドと同一の温度、またはそれより低い温度で融解または
軟化する濃縮物を製造する。
以下のものは、本発明記載の方法に適した熱可塑物2.
2の例である:PA6、PA66、6/66共縮合ボリ
アミド、PA 11, PA  12、6/11共縮合
ボリアミド、PA610、PA  1010,  PA
  1012、ポリエーテルアミド、ポリエーテルエス
テルアミド、PAl212、任意に酸官能基を有する以
下のもの:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、スチレン/アクリロニトリル共重合体、ポリメタク
リル酸メチル、熱可塑性ポリウレタン、エチレン/プロ
ピレン共重合体、エチレンまたはプロピレンと高級 σ
−オレフインまたはアクリル酸エステルとの共重合体、
ブタジエン/スチレンブロック共重合体等。濃縮物2の
製造に当たって、触媒2.1は、必要に応じて、また、
ピークルとして使用する熱可塑物2.2に応じて約0.
05ないし約20重量%の、好ましくは0.2ないし1
0重量%の、より好ましくは0.5ないし5重量%の量
で使用すべきである。
濃縮物2は種々の方法により製造することができる。こ
の濃縮物は一般には、熱可塑物2.2を無溶媒熔融状態
でリン化合物2.1と、好ましくは押出し機または混練
器( kneader)中で混合することにより製造す
る。加工温度を低下させるために流動化剤または可塑剤
を存在させることができる。ついで、熔融濃縮物を通常
の手法で紡糸し、(好ましくは)造粒する。
特殊な場合には、特にポリアミドを濃縮物のビークル2
.2として使用する場合には、am物は、妥当な量の触
媒の存在下における対応するポリアミドの製造(縮重合
または加水分解的重合)により得られる。典型的な方法
は、実施例部分に双方の態様に関して与えてある。
本発明記載の方法の第2の段階においては、濃縮物2を
熔融状態で、後縮合させるべきポリアミドと、ここでも
好ましくは混練器または押出し機中で混合し、ついで、
触媒を含有するポリアミド熔融物を通常の手法で紡糸し
、造粒する。濃縮物2は、この段階においては、後縮合
用に準備されたポリアミド粒状体が与えられたリン含有
量を有するような量で使用する。本発明に従えば、この
リン含有量は、ポリアミド含有量を基準にして5ないし
300 ppm,好ましくはIOないし200 ppm
,最も好ましくは20ないし100 ppmのリンであ
る。後縮合させるポリアミドlの触媒濃縮物2との混合
は、このボリアミドの加工に典型的な温度範囲で実施す
る。
ついで、固相後縮合(FPNK)を通常の手法で実施す
る。約145ないし195℃、好ましくは150 − 
190℃、より好ましくは160−185℃の温度が適
当であり、滞留時間はlないし100時間の、好ましく
は2ないし50時間の、最も好ましくは5ないし35時
間の範囲であって、温度が低ければ好ましくは長い反応
時間を使用し、逆の場合には逆である。
与えられた温度範囲、またはその若干上で融解するボリ
アミドに関しては、反応温度は常に融点の少なくともl
O℃、好ましくは少なくとも20℃下であるべきである
。本件固相後縮合は連続的にでも、回分式にでも、通常
の装置中で、任意に粒状体を撹拌しながら実施すること
ができる。
本件方法は固−相後縮合をかなり加速することを可能に
する。すなわち、FPNK の速度が本発明記載の方法
により少なくとも 100%、好ましくは少なくとも2
00%、より好ましくは少なくとも450%増加し、極
めて高い分子量を有するボリアミドが得られる。
以下のものは、本発明に適したポリアミドlの例である
:PA6、PA66、PA46、PA610、PA 1
l1PA 12、PA 1010, PA 1012、
PAl212、PA6T6、PA 616およびPA6
6を基剤とする共縮合ボリアミド。N1]2基のCOO
H 末端基に対するモル比は一般には厳密なものではな
いが、量が相互に余りに大きく相違してはならず、量比
は好ましくは 15・lないし1:15の、特に8:1
ないしl:8の、最も好ましくは5:1ないしl:5の
範囲である。
使用ずる最初の縮合物lは、l% m−クレゾール溶液
について25℃で測定して少なくとも2.4の、好まし
くは少なくとも2.7 − 2.8の、最も好ましくは
少なくとも3.3の相対粘性を有する。
これらの縮合物の相対粘性は約5.5を超えず、好まし
くは4.5を超えてはならない。
PA6、PA66および PA6または PA66を基
剤とする共縮合ポリアミドが好ましいボリアミドである
。PA6およびPA6を基剤とする共縮合ポリアミドが
特に好ましい。
本発明に従えば、この固相後縮合法を、たとえば8−1
0の、またはそれ以上の相対粘性を有するが、なおm−
クレゾールに完全に溶解する、すなわち架橋していない
、かつ極めて淡い色調を有する PAa型のポリアミド
の製造に使用することができる。したがって、本発明は
特に、本発明記載の方法で、接触固相後縮合により製造
した少なくとも6の、好ましくは少なくとも7.0の、
最も好ましくは少なくとも7.5の相対粘性(上記を参
照)を有する、高分子量のポリアミドに関するものであ
る。本発明記載のポリアミドは押出し加工に、たとえば
ブロー成形大型中空体に、または繊維の製造に特に適し
ている。その熔融粘性は、触媒濃縮物、初期分子量、温
度および時間の手段を用いて、ほとんどいかなる値にで
も調整することができる。したがって、本発明記載のポ
リアミドは、当該技術の現状の価値ある豊富化を構或す
るのである。濃縮物の形状における触媒の最初の縮金物
への添加は、添加と混合とを正確にする可能性を提供す
る。計算量の触媒を最終仕上げした(finished
)ポリアミドに添加すれば、固相後縮合を熔融縮合の工
程から分離し、本発明記載の方法を高度の融通性を有す
るものにするのである。
本発明に従えば、高分子量ポリアミドは、当該技術の現
状において記述されている型の通常の添加剤、たとえば
充填剤および強化用物質(ガラス繊維、ガラス球、炭素
繊維、アラミド繊維、鉱物質充填剤等)、重合体アロイ
用或分(好ましくは低温における、および乾燥状態にお
ける衝撃強度を増加させるための公知の衝撃強度改質剤
、たとえばポリブタジエン、ポリアクリル酸エステルま
たはエチレン/ブロビレン共重合体および/または少な
くとも80℃の、好ましくは少なくとも110°Cの、
最も好ましくは少なくとも 150℃のガラス転移温度
を有する無定形熱可塑物を基剤とするものであって、こ
の重合体アロイ用戊分は混和性のものであっても非混和
性のものであってもよく、得られるアロイは単相のもの
であっても多相のものであってもよい)、UV安定剤、
酸化防止剤、難燃剤、水分吸収を減少させる添加剤(好
ましくは七ノー ビスーおよびポリフェノールまたはノ
ボラック)、潤滑剤、造核剤または造核防止剤(ant
inucleating agent) 、顔料、染料
、離型剤、流動化剤等を含有していてもよい。これらの
添加剤は、必要に応じて、また添加剤の型に応じて、た
とえば最初のポリアミドの合戒用の出発物質に添加して
もよく、触媒′fk縮物に混入させてもよく、また、加
工の直前に添加してもよい。
たとえば使用する添加剤が充填剤または強化用物質およ
び/またはアミンもしくは酸/無水物の官能基を用いて
ポリアミドと正常に結合する重合体アロイ用戒分を含有
するならば、極端に高い分子量を得る目的には、特定値
に対するポリアミドの末端基比を調整するのが有利であ
ろう。
本発明記載の方法は、高分子量の、および極めて高分子
量のボリアミドを比較的短時間に製造する簡単な手段を
提供する。後縮合は、必要に応じて戊形品または繊維に
対して実施することもできるが、好ましくは通常の粒状
体に対して実施する。
ここで本発明を、以下の実施例を用いて、これに限定す
ることなく説明する。η,.,値はl%m−クレゾール
溶液について、25℃で測定する。
実施例lおよび2 押出しによる H,PO,または 83PO,濃縮物の
製造 低分子量のボリアミド6(η,.1は約2.9)とH 
3p O ) (実施例l)またはH,PO.(実施例
2)のメタノール溶液とをともに撹拌し、真空下でメタ
ノールを除去し、生戒物を単軸押出し機を通して250
℃で押出しする。
この2種の濃縮物の分析データは表iに示してある。
実施例 3 カブ口ラクタムの重合による H.PO,濃縮物の製造 カブロラクタム 10 kg,水600 mQおよび水
性85% HsP 0 4 112 gを25 Qのオ
ートクレープに導入し、雰囲気を N2で3回均質化(
equa1ize) Lたのち、2000Cで1時間予
備縮合させた。
ついで、この反応混合物を270℃で7時間重合させ、
250℃に冷却し、ポリアミドを紡糸( spuno[
)L、造粒した。分析データは表1に示してある。
実施例 4 混和による H,PO.濃縮物の製造 約4.0の相対粘性を有するボリアミド6と水性85%
 リン酸とを別個に二軸押出し機(ZSK 53型)に
導入し、230°Cで押出しし、紡糸し、造粒した。分
析データは表1に示してある。
表  1 1) リン分析により測定した値 実施例5ないし9 ポリアミド6の粒状体を乾燥状態で、種々の量の実施例
lで製選した H.PO,の濃縮物と乾燥混合し、ZS
K53二軸押出し機を通して250℃1毎時30 kg
の流通速度で押出しした。生或物をストランドとして紡
糸し、造粒した。
この粒状体を回転蒸発器(毎分50回転)中、毎時40
 Qの窒素気流中で、170℃″c縮合させた。
後縮合の進行は η,.1値の測定により追跡した。
データは表2に概括してある。
実施例10ないしl3 H,PO.改質PA 6(実施例2に記載した濃縮物)
を製造し、実施例5ないし9に関して記述した方法によ
り後縮合させた。データは表2に示してある。
比較例 l 全く同一の手法で処理したが、リンを含有しない同一の
粒状体を、同一の手法で後縮合させた。
データは表2に示してある。
表2 3 ポリアミド6の粒状体(η,1約3.5)を、実施例4
に従って得たH,PO.濃縮物とともに、および触媒な
しで、実施例5ないし9に記載した方法により 270
℃で押出しした。
固相後縮合は、実施例5ないし9に記載したものと同様
にして170℃および180°Cで実施しlこ  ( 
表  3)  。
実施例188よびI9ならびに比較例4ボリアミド6粒
状体(η,1約4.0)を、実施例4で製造した H,
PO.濃縮物と混合し、同一の方法によりで押出しした
固相後縮合は通常の手法で、170℃で実施した(表3
)。
実施例 20 ボリアミド6(η,.1約3.5) 150 kgを、
実施例3に従って製造した濃縮物2.55 kgととも
に、ZSK53二軸押出し機を通して20℃、流通速度
毎時30 kgで押出しし、紡糸し、造粒した。
固相後縮合は通常の手法で、170℃および180℃で
実施した(表4)。
実施例 21 ポリアミド6(η,1約3.9) 50 kgを、同一
の濃縮物0.85 kgとともに、同一の手法で押出し
しI二。(表4) 固相後縮合は通常どおりにして、170’cおよび18
0°Cで実施した。
実施例22および23 実施例14(後縮合時間0時間)で得た η3,8の粘
性を有する粒状体を、80 X 10 X 4 mmの
寸法の試験用棒状体に加工した。
数個のすりガラス製の容器のそれぞれに1本ずつの棒状
体を水平または鉛直に置き、乾燥棚(drying c
upboard)中で固相後縮合にかける(l80℃1
N,毎時20 Q, 30時間)。
η,1値は11.0(水平)および12.5 (鉛直)
であった。
実施例 24(本発明記載のものではない)実施例lお
よび2に記載した方法により、85%H I P O 
4をポリエチレンに(1重量%)入れた濃縮物を製造し
た。
理論的なリン含有量は0.27%である。
実施例25および26(本発明記載のものではない) PA6粒状体(η,.1約1.9)を乾燥状態で、2%
のリン酸アンモニウム(実施例25)または2%のリン
酸二水素ナトリウム(実施例26)と混合し、この混合
物を単軸押出し機を通して290℃で押出しした。
理論的なリン含有量は4160 ppm (実施例25
)または5170 ppm (実施例26)である。
実施例27ないし29 PA6粒状体(η,1約4.0)を、270℃で、実施
例5ないし9に記載した方法により、実施例24ないし
26に従って製造した濃縮物の一定量と混合した。
実施例5ないし9の記載ど同様にして固相後縮合を実施
した。
結果は表4に概括してある。
比較例 5 実施例27ないし29で使用したボリアミド6を無触媒
で、かつ後縮脅させないで押出しした(表4)。
実施例30および比較例6 30%のガラス繊維で強化したボリアミド6(η、.1
約4.0)を、ZSK 二軸押出し機中、270’C 
で、毎時30 kgの流通速度で製造した。
一つの場合(実施例30)には、ポリアミドを基準にし
て1.5%の実施例3の濃縮物を添加し、他の場合(比
較例6)には濃縮物を添加しなかっIこ。
後縮合は通常の手法で、170℃,50回転/分、N,
毎時40 Qで実施した(表5)。
実施例31および比較例7 耐衝撃性ポリアミド6(ドウレタン (DurethanO ) B C 30、バイエル社
(Bayer AG)の製品)を一方は実施例3の濃縮
物1.5%とともに、一方は濃縮物なしで、ZSK53
型二軸押出し機を通して260℃1毎時30 kgの流
通速度で押出しした。
後縮合は実施例30の記載と同様にして実施しlこ  
( 表  5)  。
実施例 32 ポリエチレン(バイロン(Baylon■)、バイエル
社の製品)と3%の亜リン酸1・リフェニルとの混合物
を単軸押出し機中、250℃で混合し、水浴中に紡糸導
入し、造粒した。理論的なリン含有量は3000 pp
nである. 実施例 33 ポリエチレンと、亜リン酸トリフエニルと 3モルの脂
肪族アルコール(アルフ才ル(Alfol■)、コンデ
ア化学社(Condea Chemie GmbH)の
製品)とより合成した亜リン酸トリアルキル5%とのマ
スターバッチを、同様の手法で調製した。理論的なリン
の含有量は約1350 ppmである。
実施例34および35 亜リン酸トリフェニル3%をポリプロピレンに入れたマ
スターバッチ(実施例34)と実施例33で使用した亜
リン酸脂肪族アルコールエステルをポリプロピレンに入
れたマスターバッチ(実施例35)とを、同様の手法で
調製した。
理論的なリン含有量は3000 ppm (実施例34
)および1950 pplTl(実施例35)である。
実施例 36 ポリエチレンと 3%の亜リン酸トリスー(24ジ第3
プチノレフェニノレ)(フ才ガフオス(FogafOS
) 168、チバ・ガイギー(Ciba−Geigy)
の製品)とのマスターバンチを、実施例32および33
に記載した手法で調製した。
理論的なリン含有量は1900 ppmである。
実施例37一旧 実施例32 − 36で調製したマスターバッチをPA
65(η,,, = 4.0)粒状体と乾燥混合し、Z
SK53型二軸押出し機中、270℃で、毎時30 k
gの流通量で混合した。
固相後縮合は回転容器中、170℃で(0、3、7およ
び14時間) 、50 rpm, N.毎時40 Qで
実施した。
試料の組戊および固相後縮合の結果は表6に示してある
比較例 8 純粋な PA6粒状体を同様な手法で後縮合にかけた(
表6)。
表4 27   1.62 28   +.64 29   1.26 比較例5 24 25 26 表5 30 比較例6 31    1.15 比較例7 ■,05 3 3 4.6  5.15 4.3  4.4 4.5 3.0 0.089 0.028 0.24 0.035 l)後縮合の速度;cl ;30、比較例6−>14時
間:実施例31、比較例7 =>O − 7時間2)比
較例を基準とする相対後縮合速度表6 37    1.66     1      48.
9     4.3  4.6  6.838    
2.78     2      52.8     
4.2  4.5  6.139    1.66  
   3      48.9     4.2  4
.3  5.640    2.78     4  
    52.8     3.9  4.455.2
41    2.62     5      49.
7     4.2  5.1  5.8比較例8  
−                4.054.1 
 4.3実施例 42 ε一カグロラクタム9 kgと ε−アミノカプロン酸
1kgとを25 12のオートクレープに充填する。窒
素を充填したのち、オー1・クレープの内容物を、それ
自体の圧力下で2 0 0 T! に加熱した。
200℃で1時間、圧力を解放したのち、内容物を毎時
40QN,の速度の気体窒素の通過下で270℃に加熱
した。
2時間後、企図した熔融粘性に達し、熔融物を水浴中に
紡糸導入した。押出し物(extrudate)を滴下
させて粒状体とし、熱水で24時間抽出した。
乾燥したのちの生戊物は0.071Hl%のNH,基と
0.095重量%のCOOH 基との末端基含有量を有
していた。相対粘性は3.1であった。
実施例 43 実施例42の実験を繰り返したが、上記のもの以外にヘ
キサメチレンジアミンの75重量%水溶液33.5 g
を上記の反応剤に添加した。3−4時間の反応時間のの
ち、このポリアミドは2.93.0の相対粘性を有し、
末端基含有量は0.106重量%のN H 2基および
< 0.05重量%の C00H基であった。
実施例44および45 実施例42および43のポリアミドのそれぞれを、lO
%のエチレン/アクリル酸エステル/アクリル酸三元共
重合体(ルカレン( Luca Ien ’)2920
 MS BAS F−AG,西ドイツールートヴイヒス
ハ−7エン D 6700の製品)8よび1.5重量%
の実施例3記載の濃縮物と、二軸スクリュ一押出し機(
ZSK−53)を250℃、毎時30 kgの速度で通
過させて混合した。これらのポリアミド混合物の粒状体
を後縮合させた(表7を参照)。
比較例9およびIO 実施例44/45と同一の手法で、リン含有濃縮物を含
有しない混合物を調製し、後縮合させた(表7を参照)
色ユ 4442 4543 比較例942 比較例1043 1.5   3.3   4.25 1.5   3.05  3.0 3.3   3.5 3.1   3.1 6.25   7.1 3.8    4.5 3.7    4.6 3.1    3.1 6.4  8.2 4.5  5.2 3.65 4.1 3.3  3.4 各実施例に示したように、固相後縮合の速度は本発明記
載の方法により劇的に増加させることができ、極めて高
い分子量を有する生或物を得ることができる。
ある場合(たとえば弾性体改質ポリアミドを使用する場
合)には、ある種の末端基比率(NHW/COOH)を
使用するのが有利であろう。ポリアミド42と比較して
より高いNH,濃度を用いるポリアミド43のより遅い
反応を参照されたい。
N H ./C O O H 末端基の調整により、後
縮合効果(相対粘性の増加に見られる)を調整すること
ができる。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1.A.  2.4ないし5.5の、好ましくは2.7
ないし4.5の、最も好ましくは3.3ないし4.5の
範囲の相対粘性(1重量%m−クレゾール溶液;25℃
)を有する比較的低分子量の粒状ボリアミドを熔融状態
で、 B.B.l  一般式(I)ないし(V)(I)   
      (n) 0 O ?中の記号 R.は相互に独立に水素またはlないし22個の炭素原
子を有する(アル)アルキル基もしくはlないし20個
の炭素原子を有する(アルク)アリール基、または金属
原子、たとえばNaもしくはK またはNH,を表すか
、または、 開鎖であっても環状であってもよい■もしくはI1の対
応するオリゴマーもしくは重合同族体またはその塩(N
a,KSNH,等)またはそのエステルを表し、 R2 −  R 1およびR′は相互に独立にC,−2
■一(アル)アルキル基または c i−zs−(アル
ク)アリール基を表し、 RlおよびR′は相互に独立に H または1ないし2
2個のC原子を有する(アル)アルキル基もしくは6な
いし25個のC原子を有する(アルク)アリール基を表
し、R′は相互に独立に水素または金属原子、たとえば
NaもしくはK1またはNH,を表すか、または、Rt
−Ht と同一であってもよく、 ま Iこ 、 基Rl,R@およびR8はさらに、1分子あたりに2個
以上のリン原子が存在して多価であってもよい に相当する少なくとも1種のリン化合物ならびに、B.
2 (必要ではないが好ましくは)ポリアミドA と同
一の温度またはより低温で融解または軟化する熱可塑物 より製造した少なくとも1種の濃縮物(マスターバッチ
) と均一に混合し、この熔融物を冷却、造粒し、この粒状
体を固相で、約145ないし195℃の温度で、通常の
手法で後縮合させ、この後縮合したポリアミド粒状体の
リン含有量が5ないし300ppmの範囲であり、後縮
合の初期速度が無触媒ポリアミドのそれの少なくとも 
lOO%以上であることを特徴とするが、ビークルとし
て使用する熱可塑物B.2がボリアミドであれば、濃縮
物Bの製造を触媒B.lの相当量の存在下におけるボリ
アミド形戒性出発物質の縮重合または重合により実施し
てもよい、接触固相後縮合による粒状高分子量ポリアミ
ドの製造方法。
2.使用する触媒B.Iが好ましくはリン酸およびその
高次の同族体(ジリン酸等)、これらの酸のナトリウム
塩、カリウム塩およびアンモニウム塩;亜リン酸ならび
にそのナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩
;亜リン酸のトリエステル、たとえば亜リン酸トリ7エ
ニル、亜リン酸トリスー(ノニルフエニル)、亜リン酸
トリスー(2.4−ジ第3プチルフエニル)および亜リ
ン酸トリステアリル:ならびに、ホスホン酸たとえばメ
チルホスホン酸またはフエニルホスホン酸;ホスホン酸
エステルたとえばフエニルホスホン酸モノメチルおよび
フエニルホスホン酸ジ7エニル:ホスホン酸塩たとえば
ホスホン酸ナトリウム、ホスホン酸カリウムまたはホス
ホン酸アンモニウム;次亜リン酸およびその塩(Na,
K  もしくはNH.)まt二はエステノレ;ジホスホ
ン酸、Iことえばエタン−1.2−ジホスホン酸および
ポリビニルホスホン酸であることを特徴とする、上記の
第1項記載の方法。
3.使用する濃縮熱可塑物8.2が好ましくはPA6、
PA66、6/66共縮合ポリアミド、PA11, P
A 12、6/1 1−および6/l2一共縮合ポリア
ミド、PA  610,  PA  1010,  P
A  1012、ポリエーテルアミド、ポリエーテルエ
ステルアミド、PA 12/12、ならびに任意に酸官
能基を含有する以下のもの二重合物、たとえばポリエチ
レン、ボリプロビレン、ポリスチレン、スチレン/アク
リロニトリル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、熱可
塑性ポリウレタン、エチレン/プロピレン共重合体、エ
チレンまたはプロピレンと高級 a−オレフィンまたは
アクリル酸エステルとの共重合体、プタジエン/スチレ
ンブロック共重合体等であって、B.l/式II+重合
物が熔融混和に好ましいものであることを特徴とする、
上記の第l項記載の方法。
4.濃縮物B の製造に関しては触媒Bi を0.05
ないし20重量%の、好ましくは0.2ないし10 1
t量%の量で使用し、ボリアミド A を濃縮物B と
混合したのちの後縮合ボリアミド粒状体が、ポリアミド
含有量を基準にしてリンが5ないし300 ppm,好
ましくは10ないし200 ppm,最も好ましくは2
0ないし100 ppmのリン含有量であることを特徴
とする、上記の第1項記載の方法。
5.固相後縮合を通常の手法で、約145℃ないし19
5℃の温度で、lないしlOO時間、好ましくは2ない
し50時間、最も好ましくは5ないし35時間の滞留時
間で、より低い温度では好ましくはより長い反応時間を
使用し、逆の場合には逆にして実施することを特徴とす
る、上記の第1項記載の方法。
6.高分子量ポリアミドが添加剤、たとえば充填剤また
は強化用物質、重合体アロイ用或分(および任意に混和
性付与剤)、UV 安定剤、酸化防止剤、顔料、染料、
難燃剤、水分吸収を減少させるための添加剤、造核剤、
造核防止剤、離型剤および潤滑剤、ならびに他の公知の
添加剤を含有していてもよく、これらの添加剤を必要に
応じて、またその最初のポリアミドAの合或用の出発物
質に対する性質に応じて触媒濃縮物の組み込み中に、ま
たは加工の直前に添加してもよいことを特徴とする、上
記の第1項記載の方法。
7.粒状体または成形部品を、好ましくは粒状体を後縮
合させ得ることを特徴とする上記の第1項記載の方法。
8.後縮合させるポリアミドが好ましくはPA6もしく
はPA66、またはその共縮合ボリアミド、最も好まし
くは PA6および PA6を基剤とする共縮合ポリア
ミドであることを特徴とする、上記の第1項記載の方法
9.上記の第1ないし第8項記載の方法により製造した
、好ましくは少なくとも6.5の相対粘性を有する高分
子量ポリアミド。
10.上記の第9項記載のポリアミドの、好ましくは押
出し成形および押出しブロー戊形等の戊形法による成形
品、フィルム、繊維および他の製品の製造用の使用、な
らびにこれらのボリアミドより製造した成形品、7イル
ム、繊維等の製品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A、2.4ないし5.5の、好ましくは2.7ない
    し4.5の、最も好ましくは3.3ないし4.5の範囲
    の相対粘性(1重量%m−クレゾール溶液;25℃)を
    有する比較的低分子量の粒状ポリアミドを熔融状態で、 B、B、1一般式( I )ないし(V) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III)▲数式、化
    学式、表等があります▼(IV)▲数式、化学式、表等が
    あります▼(V) 式中の記号 R_1は相互に独立に水素または1ないし22個の炭素
    原子を有する(アル)アルキル基もしくは1ないし20
    個の炭素原子を有する(アルク)アリール基、または金
    属原子、たとえばNaもしくはKまたはNH_4を表す
    か、または、 開鎖であつても環状であつてもよい I もしくはIIの対
    応するオリゴマーもしくは重合同 族体またはその塩(Na、K、NH_4等)またはその
    エステルを表し、 R^2−R^4およびR^8は相互に独立にC_1_−
    _2_2−(アル)アルキル基またはC_6_−_2_
    5−(アルク)アリール基を表し、 R^5およびR^6は相互に独立にHまたは1ないし2
    2個のC原子を有する(アル) アルキル基もしくは6ないし25個のC 原子を有する(アルク)アリール基を表し、R^7は相
    互に独立に水素または金属原子、たとえばNaもしくは
    K、またはNH_4を 表すか、または、R^2−R^4と同一であってもよく
    、 また、 基R^5、R^6およびR^8はさらに、1分子あたり
    に2個以上のリン原子が存在して多 価であってもよい に相当する少なくとも1種のリン化合物ならびに、B、
    2(必要ではないが好ましくは)ポリアミドAと同一の
    温度またはより低温で融解または軟化する熱可塑物 より製造した少なくとも1種の濃縮物(マスターバッチ
    ) と均一に混合し、この熔融物を冷却、造粒し、この粒状
    体を固相で、約145ないし195℃の温度で、通常の
    手法で後縮合させ、この後縮合したポリアミド粒状体の
    リン含有量が5ないし300ppmの範囲であり、後縮
    合の初期速度が無触媒ポリアミドのそれの少なくとも1
    00%以上であることを特徴とするが、ビークルとして
    使用する熱可塑物B、2がポリアミドであれば、濃縮物
    Bの製造を触媒B、1の相当量の存在下におけるポリア
    ミド形成性出発物質の縮重合または重合により実施して
    もよい、接触固相後縮合による粒状高分子量ポリアミド
    の製造方法。 2、使用する触媒B、1が好ましくはリン酸およびその
    高次の同族体(ジリン酸等)、これらの酸のナトリウム
    塩、カリウム塩およびアンモニウム塩;亜リン酸ならび
    にそのナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩
    ;亜リン酸のトリエステル、たとえば亜リン酸トリフェ
    ニル、亜リン酸トリス−(ノニルフェニル)、亜リン酸
    トリス−(2,4−ジ第3ブチルフェニル)および亜リ
    ン酸トリステアリル;ならびに、ホスホン酸たとえばメ
    チルホスホン酸またはフェニルホスホン酸;ホスホン酸
    エステルたとえばフェニルホスホン酸モノメチルおよび
    フェニルホスホン酸ジフェニル;ホスホン酸塩たとえば
    ホスホン酸ナトリウム、ホスホン酸カリウムまたはホス
    ホン酸アンモニウム;次亜リン酸およびその塩(Na、
    KもしくはNH_4)またはエステル;ジホスホン酸、
    たとえばエタン−1,2−ジホスホン酸およびポリビニ
    ルホスホン酸であることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3、濃縮物Bの製造に関しては触媒B、1を0.05な
    いし20重量%の、好ましくは0.2ないし10重量%
    の量で使用し、ポリアミドAを濃縮物Bと混合したのち
    の後縮合ポリアミド粒状体が、ポリアミド含有量を基準
    にしてリンが5ないし300ppm、好ましくは10な
    いし200ppm、最も好ましくは20ないし100p
    pmのリン含有量であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
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