JPH0381783A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0381783A
JPH0381783A JP1219403A JP21940389A JPH0381783A JP H0381783 A JPH0381783 A JP H0381783A JP 1219403 A JP1219403 A JP 1219403A JP 21940389 A JP21940389 A JP 21940389A JP H0381783 A JPH0381783 A JP H0381783A
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    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば機内温度の上昇を防止するための
冷却ファンを備える電子複写機などの画像形成装置に関
する。
(従来の技術) 一般に、電子複写機は、露光ランプをはじめとして大電
力を消費する多くの部品を有しており、複写動作中にお
ける複写機の消費電力は約1.5KWにおよぶ。このた
め、この電力消費により複写機内には大量の熱が発生さ
れる。したがって、放置すれば複写機内の温度は急激に
上昇し、ただちに部品などに損傷を与えることになる。
そこで、高性能、かつ大型の冷却ファンを約240Or
pmで高速回転させることにより、複写動作中における
機内温度の上昇を防止するようにしている。しかし、こ
の冷却ファンの高速回転により生じる騒音は相当に大き
く、複写機周辺の環境を損うものとなっている。
従来では、このような騒音に対する対策として、複写の
時間が複写機を使用しない時間(複写待機中)に比べて
相対的に短く、また敢発的に発生するものであることか
ら、待機中における冷却ファンの回転数を低下させるよ
うにしている。これにより、ある程度の低騒音化がなさ
れている。
ところで、待機中における騒音は、長時間であり、しか
も連続的であるため、かなりの低騒音が要求される。し
かしながら、待機中における冷却ファンの回転数を、た
とえば複写動作時の半分に低下させた場合であっても、
その騒音レベルは必ずしも小さくはなく、ユーザの要求
する静かさではない。このため、もっと冷却ファンの回
転数を低下させる、またはファンの回転を完全に停止し
てしまうなどの試みが種々なされてはいるが、未だに充
分に満足できる結果が得られていないのが現状である。
すなわち、待機中とはいえ、機械自身の熱容量や時定数
などにより複写動作の終了直後と待機状態にて十分に放
置した後とでは機内温度およびその分布が異なり、ファ
ンに要求される冷却性能に差九があること、ならびにフ
ァンの回転数と冷却したい箇所に対するファンの冷却性
能とが比例的に対応せず、それが種々の機構部の停止位
置によって大きく変化するなどの理由により、ユーザが
満足できる低騒音化が実現できないものとなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来の複写機においては、複写動作の
待機中における冷却ファンの騒音をユーザが満足できる
程度に小さくすることができないという欠点があった。
そこで、この発明は、機内温度の上昇による画像形成能
力の低下を招くことなく、十分な低騒音化が実現できる
画像形成装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この発明の画像形成装置
にあっては、原稿画像の読取りによって得られる画像情
報を被転写材上に形成するものにおいて、前記装置内に
発生する熱を冷却する冷却ファンと、この冷却ファンを
駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御して、画像形
成動作中には前記冷却ファンを定速運転させるとともに
、画像形成動作の待機中には前記冷却ファンを変速運転
させる制御手段とから構成されている。
(作用) この発明は、上記した手段により、画像形成動作の待機
中における冷却ファンの回転を機内の状況に応じて可変
することができるため、待機中に発生する騒音の程度を
必要最小限にまで低減できるようになるものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第12図、第13図はこの発明の画像形成装置として、
たとえば電子複写機を概略的に示すものである。すなわ
ち、複写機本体1の上面には原稿を支承する原稿台(透
明ガラス)2が固定されている。この原稿台2には原稿
のセット基準となる固定スケール21が設けられ、さら
に原稿台2の近傍には開閉自在の原稿カバー1.および
ワークテーブル12が設けられている。そして、上記原
稿台2に載置された原稿は、露光ランプ4、ミラー5,
6.7からなる光学系が、原稿台2の下面に沿って矢印
a方向に往復動されることによって露光走査されるよう
になっている。この場合、ミラー6.7は光路長を保持
するよう、ミラー5の172の速度にて移動される。上
記光学系の走査による原稿からの反射光、つまり露光ラ
ンプ4の光照剃による原稿からの反射光は上記ミラー5
゜6.7によって反射された後、変倍用レンズブロック
8を通り、さらにミラー9によって反射されて感光体ド
ラム10に導かれることにより、原稿の像が感光体ドラ
ムlOの表面に結像されるようになっている。
上記感光体ドラム10は図示矢印C方向に回転され、ま
ず帯電用帯電器11によって表面が帯電される。この後
、画像がスリット露光されることにより、表面に静電潜
像が形成される。この静電潜像は、現像器12によって
トナーが付着されることにより可視像化される。
一方、用紙(被転写材)Pは、選択された上段給紙カセ
ット13あるいは下段給紙カセット14から送出ローラ
15あるいは16によって一枚ずつ取出され、この取出
された用紙Pは用紙案内路17あるいは18を通ってレ
ジストローラ対19へ案内され、このレジストローラ対
1つによって転写部へ導かれるようになっている。
ここで、上記給紙カセット13.14は、本体1の右側
下端部に着脱自在に設けられており、後述する操作パネ
ルにおいていずれか一方が選択できるようになっている
。なお、上記各給紙カセット13.14はそれぞれカセ
ットサイズ検知スイッチ60□、60□によって用紙サ
イズが検知されるものである。このカセットサイズ検知
スイッチ60..60□は、サイズの異なるカセットの
挿入に応じてオン/オフされる複数のマイクロスイッチ
により構成されている。
上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯電器20の部
分で感光体ドラム10の表面と密着され、上記帯電器2
0の作用により感光体ドラム10上のトナー像が転写さ
れる。この転写された用紙Pは、剥離用帯電器21の作
用で感光体ドラム10から静電的に剥離され、搬送ベル
ト22によってその終端部に設けられた定着器としての
定着ローラ23へ送られる。そして、ここを通過するこ
とにより転写像が定着され、定着後の用紙Pは、排紙ロ
ーラ対24によって本体1外のトレイ25に排出される
また、転写後の感光体ドラム10は、除重用帯ts器2
6によって除電された後、クリーナ27により表面の残
留トナーが除去され、さらに除電ランプ28によって残
像が消去されることにより、初期状態に復帰されるよう
になっている。なお、29は本体1内の温度上昇を防止
するための冷却ファンであり、後述するファンモータに
よって駆動されるものである。
第14図は、本体1に設けられた操作パネル30を示す
ものである。すなわち、301は複写開始を指令する複
写キー 302は複写枚数の設定などを行うテンキー 
303は各部の動作状態や用紙のジャムなどを表示する
表示部、304は上段、下段給紙力セラ)13.14を
選択するカセット選択キー 30.は選択されたカセッ
トを表示するカセット表示部、306は複写の拡大。
縮小倍率を所定の関係で設定する倍率設定キー307は
拡大、縮小倍率を無段階に設定するズームキー 308
は設定された倍率を表示する倍率表示部、30.は複写
濃度を設定する濃度設定部である。
第15図は、前記光学系を往復移動させるための駆動機
構を示すものである。すなわち、ミラー5および露光ラ
ンプ4は第1キヤリツジ411に、ミラー6.7は第2
キヤリツジ41□にそれぞれ支持されており、これら第
1.第2キヤリツジ41、.41□は案内レール42.
.42□に案内されて矢印a方向に平行移動自在とされ
ている。
また、4相パルスモータ33はプーリ43を駆動するよ
うになっている。このプーリ43とアイドルプーリ44
との間には無端ベルト45が掛渡されており、このベル
ト45の中途部にミラー5を支持する第1キャリッジ4
1.の一端が固定されている。
一方、ミラー6.7を支持する第2キヤリツジ412の
案内部46には、レール42□の軸方向に離間して2つ
のプーリ47,47が回転自在に設けられており、これ
らプーリ47,47間にはワイヤ48が掛渡されている
。このワイヤ48の一端は固定部49に、他端はコイル
スプリング50を介して上記固定部4つにそれぞれ固定
されている。また、上記ワイヤ48の中途部には第1キ
ヤリツジ41、の一端が固定されている。したがって、
パルスモータ33が回転されることにより、ベルト45
が回転して第1キヤリツジ41、が移動され、これに伴
って第2キヤリツジ41□も移動される。このとき、プ
ーリ47,47が動滑車の役目をするため、第1キヤリ
ツジ411に対して第2キヤリツジ41□が172の速
度にて同一方向へ移動される。なお、第1.第2キャリ
ッジ41..412の移動方向は、パルスモータ33の
回転方向を切換えることにより制御される。
次に、この発明の第1の実施例について説明する。
第1図は、制御系の要部を概略的に示すものである。
第1図において、70は複写機本体1の全体的な制御を
司る主制御部であり、CPU (セントラル・プロセッ
シング・ユニット)などを主体に溝底される。この主制
御部70には、前記操作パネル30からのキー人力信号
や、各種センサ(図示しない)からのセンサ信号などが
供給されるようになっている。この主制御部70からは
、操作パネル30の表示を制御するための表示制御信号
、前記光学系を往復移動させる4相バルスモータ33や
その他のモータ、ソレノイド、および露光ランプ4など
を駆動するための各種駆動信号が出力される。また、主
制御部70からは、ファンモータ駆動回路80に対して
、前記冷却ファン2つのファンモータ90を駆動するた
めのオン/オフ信号と、ファン2つの回転数をハイ(H
)/ロウ(L)の2段階に切換えるための切換信号とが
出力されるようになっている。
第2図は、ファンモータ駆動回路80の構成を示すもの
である。このファンモータ駆動回路80は、主制御部7
0からのオンレベルのオン/オフ信号の供給によりファ
ンモータ90を駆動するとともに、その回転数が一定と
なるようにPLL用IC(位相固定ループ用集積回路)
TC9142Pが働くものである。ここでは、主制御部
70からの切換信号に応じて、たとえば240Orpm
または120Orpmの回転数で冷却ファン2つが回転
するよう、ファンモータ90の駆動が制御される。
ここで、第3図および第4図を参照して、第1の実施例
における冷却ファン2つの制御動作について説明する。
たとえば今、複写機本体1の図示しない電源スィッチが
投入されたとする。すると、主制御部70により、オン
/オフ信号のレベルがオンに設定されるとともに、この
オン/オフ信号がファンモータ駆動回路80に出力され
る。
次いで、主制御部70では、複写機本体1が複写動作の
待機状態にあるか否かの動作モードが判断される。すな
わち、操作パネル30の複写キー30、が操作され、複
写の指示がなされているか否かが判断される。そして、
複写の指示がなされていることが判断されると、各種モ
ータやソレノイドおよび露光ランプ4などが駆動されて
前述の複写動作が実行される。また、主制御部70によ
って切換信号がハイ(H)レベルに設定されるとともに
、この切換信号Hがファンモータ駆動回路80に出力さ
れる。
複写機本体1が複写の動作状態にある場合、つまり主制
御部70よりオン状態のオン/オフ信号と切換信号Hと
が供給されると、ファンモータ駆動回路80によってフ
ァンモータ90が高速にて駆動される。この結果、第4
図に示す如く、複写動作中においては、冷却ファン29
が最大冷却能力となる240Orpmで回転される。
一方、上記動作モードの判断により、複写機本体1が複
写の動作状態から待機状態になったことが判断されると
、主制御部70では、ファンモータ駆動回路80に出力
する切換信号のレベルがロウ(L)に設定される。そし
て、この切換信号りがファンモータ駆動回路80に供給
される。これにより、ファンモータ駆動囲路80によっ
てファンモータ90が低速にて駆動される。この結果、
第4図に示す如<、複写動作の待機中であって、しかも
複写動作の終了直後で本体1内の温度が通常の待機状態
よりも高い場合には、通常の待機中の温度となるまでの
0開、たとえば5分間だけ冷却ファン29が120Or
 pmで回転される。
そして、複写動作の終了から5分が経過されると、主制
御部70では、ファンモータ駆動回路80に出力するオ
ン/オフ信号がオフ状態に設定される。そして、このオ
ン/オフ信号がファンモータ駆動回路80に供給される
。これにより、ファンモータ駆動回路80によるファン
モータ90の駆動が停止される。この結果、複写動作の
待機中であって、本体1内の温度が通常の待機中の温度
とされている場合、冷却ファン2つの回転が停止される
しかし、複写動作の待機中に冷却ファン29を停止した
ままの状態では、余熱されている定着ローラ23などか
らの熱によって本体1内の温度が上昇される。そこで、
主制御部70では、たとえば15分ごとにオン/オフ信
号が90秒間だけオン状態に設定される。そして、この
オン/オフ信号がファンモータ駆動回路80に供給され
ることにより、ファンモータ90が15分おきに90秒
間だけ駆動される。この結果、第4図に示す如く、複写
機本体1が複写動作の待機中とされている場合、冷却フ
ァン2つが15分おきに90秒間だけ回転される。また
、この場合の冷却ファン29の回転数は、主制御部70
からファンモータ駆動回路80に出力される切換信号が
Lレベルとされているため、120Or pmとされて
いる。
なお、図面上には示していないが、実際には、待機中に
おいて複写の開始が指示されたか否かを常にチエツクす
るようになっている。
上記したように、複写の動作中には冷却ファンをその冷
却能力が最大となる240Orpmに′て回転させ、複
写動作の終了された直後の複写機本体内の温度が高い場
合には通常の待機中の温度となるまで冷却ファンを12
0Orpmにて回転させ、その後、つまり複写機本体内
の温度があまり高くない場合には冷却ファンを定期的に
動作させるようにしている。
すなわち、十分に放置されている状態の複写動作の待機
中においては、冷却ファンの運転を必要とする最低冷却
量にとどめるようにしている。これにより、待機中に発
生する騒音の程度を低減することができるとともに、待
機中に発生する熱によって本体内の部品が損傷を受けた
り、冷やし過ぎによる結露や、余計なごみなどの吸引お
よび蓄積によるたとえばレンズやミラーなどの汚れを軽
減することができる。したがって、この第1の実施例に
よれば、画質の劣化や部品の損傷などによる複写能力の
低下を招くことなく、十分な低騒音化が実現できるもの
である。
また、従来の装置に比べ、電力消費量も節約できる。
次に、この発明の第2の実施例について説明する。
第5図は、制御系の要部を概略的に示すものである。
この発明の第2の実施例においては、主制御部70から
ファンモータ駆動回路80に対して、前記冷却ファン2
つのファンモータ90を駆動するためのオン/オフ信号
と、冷却ファン29の回転数を変化させるための基準ク
ロックFxとが出力されるようになっている。この場合
、冷却ファン29の回転数は、次式に示す如く、ファン
モータ90の回転数を決める基準クロックFxの周波数
を変えることにより変化されるようになっている。
モータ90の回転数(rpm) 一4X60X基準クロックFx(Hz)第6図は、第2
の実施例におけるファンモータ駆動回路80の構成を示
すものである。このファンモータ駆動回路80は、主制
御部70からのオンレベルのオン/オフ信号の供給によ
りファンモータ90を駆動するとともに、基準クロック
Fxに比例した回転数で冷却ファン29が回転するよう
にダブルPLL用ICTC9192Pが働くものである
。ここでは、主制御部70からの基準クロックFxに応
じて、たとえば240Orpmから600 r pmの
範囲の回転数で冷却ファン2つが回転するよう、ファン
モータ90の駆動が制御される。
ここで、第7図および第8図を参照して、第2の実施例
における冷却ファン2つの制御動作について説明する。
すなわち、複写機本体1が複写動作の状態にある場合、
主制御部70により、オン/オフ信号がオン状態に設定
され、基準クロックFxが回転数を2400rpmとす
る周波数に設定される。そして、上記オン/オフ信号と
基準クロックFxとがファンモータ駆動回路80に供給
されることにより、ファンモータ90が上記基準クロッ
クFxに応じた回転数にて駆動される。この結果、第8
図に示す如く、複写動作中においては、冷却ファン29
が最大冷却能力となる240Or pmで回転される。
また、複写機本体1の複写動作が終了された場合には、
主制御部70により、基準クロックFxが回転数を12
00 r pmとする周波数に設定される。そして、こ
の基準クロックFxがファンモータ駆動回路80に供給
されることにより、ファンモータ90が上記基準クロッ
クFxに応じた回転数にて駆動される。この結果、第8
図に示す如く、複写動作の待機中であって、しかも複写
動作の終了直後で本体1内の温度が通常の待機中の温度
よりも高い場合には、通常の待機中の温度となるまでの
時間、たとえば5分間だけ冷却ファン29が1200r
pmで回転される。
さらに、複写動作の終了から5分が経過された場合には
、主制御部70により、ファンモータ駆動回路80に出
力する基準クロックFxが回転数を毎秒2Orpmの比
率で600 r pmまで低下させるべく徐々に変化さ
れる。これにより、ファンモータ駆動回路80によるフ
ァンモータ90の駆動が徐々に低下される。この結果、
第8図に示す如く、複写動作の待機中であって、本体1
内の温度が通常の待機中の温度まで低下された場合には
、冷却ファン29の回転が120Or pmから600
rpmまで徐々に低下され、それ以降は600 r p
mで回転される。
一方、複写機本体1が待機中において長い時間放置され
ている場合、つまり冷却ファン2つが600rpmで回
転されている状態では、たとえば15分おきに30秒間
だけ冷却ファン2つを120Or pmで回転するよう
、徐々にその回転数が変化される。
すなわち、複写動作の待機中に上昇される本体1内の温
度を定朋的に冷却するため、主制御部70によって、1
5分ごとに基準クロックFxが回転数を毎秒2Orpm
の比率で120Orpmまで上昇させるべく徐々に変化
される。そして、冷却ファン2つが120Orpmで回
転されている状態において30秒が経過されると、今度
は、主制御部70によって、基準クロックFxが回転数
を毎秒20rpmの比率で60Orpmまで低下させる
べく徐々に変化される。この結果、第8図に示す如く、
複写動作の待機中であって、本体1内の温度が通常の待
機中の温度とされている場合には、600 r p m
にて回転されている冷却ファン29が15分おきに30
秒間だけ1200rpmで回転される。この場合、回転
数がゆるやかに変化されるため、ユーザに冷却ファン2
つの音の変化を感じさせることがない。
上記した第2の実施例によれば、複写機本体が十分に放
置されている状態の複写動作の待機中における冷却ファ
ンの回転数をゆるやかに変化させることができる。この
ため、上述した第1の実施例において、突然に冷却ファ
ンの音が発生するという聴感上の不快感をも加えて解消
できるものである。
なお、第2の実施例において、本体1内の温度が通常の
待機中の温度とされている場合の冷却ファンの回転数を
60Or pmとしているのは、この回転によって発生
される音は極めて静かなものであり、また冷却性能もか
なり小さいものであるとともに、モータを完全に停止し
た場合に比べ、回転数を上げる際にゆるやかに起動させ
ることが容易なためである。
次に、この発明の第3の実施例について説明する。
第9図は、制御系の要部を概略的に示すものである。
この発明の第3の実施例は、前述した第2の実施例に、
複写機本体1の設置される周囲の環境の変化に対応して
変動する複写機本体1の機内温度を検出する温度センサ
71を設けた構成とされている。すなわち、複写機本体
1の機内温度をモニタし、その機内温度にしたがって主
制御部70からファンモータ駆動回路80に対して出力
される冷却ファン29の回転数を変化させるための基準
クロックFxの周波数を制御するようにしている。
ここで、第10図および第11図を参照して、第3の実
施例における冷却ファン2つの制御動作について説明す
る。
すなわち、複写機本体1が複写動作の状態にある場合、
主制御部70により、オン/オフ信号がオン状態に設定
され、基準クロックFxが回転数を2.40 Or p
 mとする周波数に設定される。そして、上記オン/オ
フ信号と基準クロックFxとがファンモータ駆動回路8
0に供給されることにより、ファンモータ90が上記基
準クロックFxに応じた自転数にて駆動される。この結
果、第11図に示す如く、複写動作中においては、冷却
ファン2つが最大冷却能力となる240Orpmで回転
される。
また、複写機本体1の複写動作が終了された場合には、
主制御部70により、基準クロックFxが回転数を12
0Orpmとする周波数に設定される。そして、この基
準クロックFxがファンモータ駆動回路80に供給され
ることにより、ファンモータ90が上記基準クロックF
xに応じた回転数にて駆動される。この結果、第11図
に示す如く、複写動作の待機中であって、しかも複写動
作の終了直後においては、通常の待機中の温度となるま
での時間、たとえば5分間だけ冷却ファン2つが120
Orpmで回転される。
一方、120Orpmで回転される冷却ファン29によ
る5分間の冷却が終了されると、以後の回転数が温度セ
ンサ71による検出温度にしたがって制御される。すな
わち、機内温度が常温(5℃〜25℃)のとき、冷却フ
ァン29は600 r pmの回転数にて回転される。
また、機内温度が低温(5℃未満)のとき、冷却ファン
29はその回転が停止されて外気の吸入が阻止される。
さらに、高温(30℃以上)のときは、たとえば5分間
だけ冷却ファン2つが1200rpmの回転数で回転さ
れ、上昇された機内温度が急速に冷却される。
このように、複写機本体1の機内温度に応じて冷却ファ
ン2つの回転数を変化させることにより、より信頼性が
高く、またユーザにとっての耐騒音効果を十分に満足で
きる。
上記した第3の実施例によれば、複写機本体が十分に放
置されている状態の複写動作の待機中における冷却ファ
ンの回転数を、複写機本体の機内温度に応じて変化させ
ることができる。このため、上述した種々の効果に加え
、周辺の環境温度(外気温)が特に低いときに、その冷
気を吸引し、複写機本体内の冷やし過ぎによって起こる
結露の発生をも防止できるものである。
なお、上記実施例においては、電子複写機を例に説明し
たが、これに限らず、たとえば冷却ファンを備える各種
の画像形成装置に適用可能である。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変型実施可能なことは勿論である。
[発明の効果コ 以上、詳述したようにこの発明によれば、長時間放置さ
れている状態の画像形成動作の待機中における冷却ファ
ンの回転数を一定に制御するのではなく、状況に応じて
変化させることにより、機内温度の上昇による画像形成
能力の低下を招くことなく、十分な低馴音化が実現でき
る画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明にかかる第1の実施例を示
すもので、第1図は制御系の要部を概略的に示すブロッ
ク図、第2図はファンモータ駆動回路の一構成例を示す
回路図、第3図は制御動作を説明するために示すフロー
チャート、第4図は制御動作を説明するために示す図、
第5図乃至第8図はこの発明にかかる第2の実施例を示
すもので、第5図は制御系の要部を概略的に示すブロッ
ク図、第6図はファンモータ駆動回路の一構成例を示す
回路図、第7図は制御動作を説明するために示すフロー
チャート、第8図は制御動作を説明するために示す図、
第9図乃至第11図はこの発明にかかる第3の実施例を
示すもので、第9図は制御系の要部を概略的に示すブロ
ック図、第10図は制御動作を説明するために示すフロ
ーチャート、第11図は制御動作を説明するために示す
図、第12図は電子複写機の外観斜視図、第13図は電
子複写機の構成を概略的に示す側断面図、第14図は操
作パネルの一構成例を示す平面図、第15図は光学系の
駆動機構を概略的に示す斜視図である。 1・・・複写機本体、29・・・冷却ファン、30・・
・操作パネル、70・・・主制御部、80・・・ファン
モータ駆動回路、90・・・ファンモータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 この駆動手段を制御して、画像形成動作中には前記冷却
    ファンを定速運転させるとともに、画像形成動作の待機
    中には前記冷却ファンを変速運転させる制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. (2)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 画像形成動作中には前記冷却ファンを第1の回転数によ
    り定速運転させるよう前記駆動手段を制御するとともに
    、画像形成動作の待機中には前記冷却ファンを所定の時
    間が経過されるまでは第2の回転数により定速運転させ
    、その後は一定の時間周期にて前記第2の回転数による
    定速運転と停止とを繰返させるよう前記駆動手段を制御
    する制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. (3)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 画像形成動作中には前記冷却ファンの回転数を一定させ
    るよう前記駆動手段を制御するとともに、画像形成動作
    の終了から所定の時間が経過されると、一定の時間周期
    にて前記冷却ファンの回転数を変化させるよう前記駆動
    手段を制御する制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. (4)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 前記装置内の温度を検出する検出手段と、 画像形成動作中には前記冷却ファンの回転数を一定させ
    るよう前記駆動手段を制御するとともに、画像形成動作
    の待機中には前記検出手段の検出結果にしたがって前記
    冷却ファンの回転数を変化させるよう前記駆動手段を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. (5)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 前記装置内の温度を検出する検出手段と、 画像形成動作中には前記冷却ファンの回転数を一定させ
    るよう前記駆動手段を制御するとともに、画像形成動作
    の待機中に前記検出手段によって前記装置内温度が所定
    の温度より低下されたことが検出されると、前記冷却フ
    ァンの運転を停止またはその回転数を低下させるよう前
    記駆動手段を制御する制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. (6)原稿画像の読取りによって得られる画像情報を被
    転写材上に形成する画像形成装置において、 前記装置内に発生する熱を冷却する冷却ファンと、 この冷却ファンを駆動する駆動手段と、 前記装置内の温度を検出する検出手段と、 画像形成動作中には前記冷却ファンの回転数を一定させ
    るよう前記駆動手段を制御するとともに、画像形成動作
    の待機中には前記検出手段によって検出される装置内温
    度の変化に応じて前記冷却ファンの回転数を徐々に変化
    させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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