JPH037824B2 - - Google Patents

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JPH037824B2
JPH037824B2 JP13483083A JP13483083A JPH037824B2 JP H037824 B2 JPH037824 B2 JP H037824B2 JP 13483083 A JP13483083 A JP 13483083A JP 13483083 A JP13483083 A JP 13483083A JP H037824 B2 JPH037824 B2 JP H037824B2
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JP
Japan
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belt
screw
movable flange
coil spring
pulley
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JP13483083A
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JPS6026843A (ja
Inventor
Shiro Sakakibara
Masahiro Hasebe
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
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Publication of JPS6026843A publication Critical patent/JPS6026843A/ja
Publication of JPH037824B2 publication Critical patent/JPH037824B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はVベルトを用いた無段変速機に関す
る。
従来vベルト式無段変速機は、変速比(または
減速比)の変更およびプーリとVベルトとの挾圧
力の増減を油圧により行つていた。この油圧によ
る制御は、油圧サーボのシリンダの容積および油
圧回路の他の部所で必要とされる最低油圧による
制約などのため、伝達トルクの変化に適確に対応
して精密に前記挾圧力を変更することが困難であ
つた。このため伝達トルクの変動が激しい自動車
等の変速機として用いる場合、プーリとVベルト
との摩擦面に常に過大な挾圧力が生じがちであ
り、この過大な挾圧力がプーリおよびVベルトと
の耐久性の低下と、動力伝達効率の低下の原因と
なつていた。また、このためこの特許出願人は、
特願昭57−234206において、入力プーリまたは出
力プーリの実効径の変更を前記可動フランジまた
は該可動フランジと連動する部材に形成した第1
のねじ、該第1のねじに螺合した第2のねじを有
し、第1のねじと第2のねじとが相対回転して可
動フランジを軸方向に変位させる駆動子、該駆動
子とVベルト式無段変速機ケースとの間に設けら
れ駆動子を制動するブレーキ、および可動フラン
ジと駆動子の第1のねじ部材と第2のねじ部材と
の間に挿入されたトーシヨンコイルスプリングと
からなるサーボ機構で行なうとともにプーリとV
ベルトとの挾圧力を伝達トルクに比例させる手段
としてカム機構を用いたVベルト式無段変速機を
提供し、さらにトーシヨンコイルスプリングを同
心二重とし、可動フランジと、駆動子との間に直
列あるいは並列に配置することにより軸方向寸法
の短縮をはかり、所要とするねじりトルクあるい
はねじりトルクと反力を限られたスペース内で発
生させ、軽量、コンパクトで搭載性に優れたVベ
ルト式無段変速機を提供している。しかるにトー
シヨンコイルスプリングに圧縮力を持たせること
は設計上限界があり、特にねじり角が大きくなる
とその限界は小さなものとなる。
本発明の目的は、さらに大きな軸力を発生する
ために圧縮コイルスプリングを追加し、トーシヨ
ンコイルスプリングとの並列構造にすることによ
つて、十分な軸力を確保し、Vベルトのすべりを
防止し、トーシヨンコイルスプリングを小型化
し、サーボ機構のサーボ荷重が小さくできこれに
よりサーボ機構をコンパクト化する無段変速機の
提供にある。
本発明の無段変速機は、それぞれ入力軸および
該入力軸に平行して配された出力軸に設けられ、
固定フランジと該固定フランジに対し軸方向に変
位可能であるとともに前記固定フランジと一体的
に回転する可動フランジとからなる入力プーリお
よび出力プーリと、これら入力プーリおよび出力
プーリ間を伝動するVベルトと、前記少なくとも
一方の可動フランジまたは該可動フランジと連動
する部材に形成した第1のねじ、該第1のねじに
螺合した第2のねじを有し、第1のねじと第2の
ねじとが相対回転して可動フランジを軸方向に変
位させる駆動子、該駆動子とvベルト式無段変速
機ケースとの間に設けられ、駆動子の一方のねじ
部材を制動するブレーキ、および駆動子の第1の
ねじ部材と第2のねじ部材との間に並列して挿入
された圧縮コイルスプリング並びにトーシヨンコ
イルスプリングを備えたサーボ機構と、少なくと
も入力軸または出力軸の一方に設けられ可動フラ
ンジおよび固定フランジとVベルトとの挾圧力を
Vベルトの伝動トルクに比例させるカム機構とか
ら構成される。
この構成により軸力が十分でVベルトが滑りに
くく、トーシヨンコイルスプリングを小型化し、
サーボ機構のサーボ荷重が小さくできこれにより
サーボ機構をコンパクト化するという効果を奏す
る。
つぎに本発明を第1図に示す第1実施例に基づ
き説明する。
1はvベルト式無段変速機の入力軸、2は入力
軸1と平行して並列されたvベルト式無段変速機
の出力軸、3は入力軸1上に設けられた入力プー
リ、4は出力軸2上に設けられた出力プーリ、5
は入力プーリ3および出力プーリ4の間を伝動す
るVベルト、6は入力プーリ3の実効径を変化さ
せるサーボ機構、7は出力プーリ4の実効径を変
化させるサーボ機構、8は入力プーリに設けられ
たカム機構である。
入力軸1は、ベアリング11および12により
vベルト式無段変速機ケース10に回転自在に支
持されるとともに、段13、外周スプライン14
および先端ねじ15が形成されている。
出力軸2は、本実施例では後記する固定フラン
ジのスリーブ部と一体に形成されベアリング22
によりvベルト式無段変速機ケース10に回転自
在に支持されている。
入力プーリ3は、一端(図示右端)はスラスト
ベアリング16を介して前記入力軸の段13に当
接され、他端外周には外周スプライン31とキー
溝32が設けられたスリーブ状部33と、スリー
ブ状部33と一体に形成され外周に入力軸の回転
速度検出のためのスリツト34が周設されたフラ
ンジ部35とからなる固定フランジ3A、該固定
フランジ3Aのスリーブ部33に軸方向に変位自
在に外嵌され、内周壁に前記固定フランジのキー
溝32と対応するキー溝36が形成されるととも
に外周壁に第1のねじである被動ねじ37が設け
られたスリーブ状ハブ部38と、該ハブ部38と
一体に形成されたフランジ部39とからなる可動
フランジ3B、およびキー溝32および36内に
入れられ固定フランジ3Aと可動フランジ3Bと
の軸方向の変位を許容するとともに軸まわりの回
転を一体的に行うためのボールキー30からな
る。
出力プーリ4は、外周にキー溝41、スプライ
ン42、およびねじ43が形成され、出力軸2と
一体に形成されたスリーブ状部44と、該スリー
ブ状部44と一体に形成されたフランジ部45と
からなる固定フランジ4Aと、該固定フランジ4
Aのスリーブ状部44に軸方向への変位自在に外
嵌され、内周に前記キー溝41と対応するキー溝
450が設けられ、外周に第1のねじである被動
ねじ56が形成されたスリーブ状ハブ部47と該
ハブ部47と一体に形成されたフランジ部48と
からなる可動フランジ4B、およびキー溝41お
よび450内に入れられ固定フランジ4Aと可動
フランジ4Bとの回転を一体的に行うためのボー
ルキー40からなる。
Vベルト5は、それぞれ前記入力プーリ3およ
び出力プーリ4の固定フランジ3Aおよび固定フ
ランジ4Aと可動フランジ3Bおよび可動フラン
ジ4BとのなすV字形の作用面に当接して摩擦面
を形成する作用面51および52が両側に設けら
れている。
入力プーリのサーボ機構6は、前記入力プーリ
の可動フランジ3Bの被動ねじ37に螺合する第
2のねじである駆動ねじ61が外周に形成され、
一端621はスラストベアリング65を介して後
記するカム機構の他方のカムレース87に当接さ
れた可動フランジ3Bの駆動子であり、スプリン
グガイド部262が形成されているスリーブ6
2、該スリーブ62とケース10との間に設けら
れスリーブ62を制動する湿式多板電磁式のダウ
ンシフトブレーキ63、可動フランジ3Bとスリ
ーブ62のスプリングガイド部262との保持部
材の間に両端が連結されて取り付けられたアツプ
シフト用トーシヨンコイルスプリング64Aとア
ツプシフト用圧縮コイルスプリング64Bからな
る。
出力プーリのサーボ機構7は、前記可動フラン
ジ4Bの被動ねじ56に螺合する第2のねじであ
る駆動ねじ71が内周に形成された駆動子であり
スプリングガイド部272が形成されているスリ
ーブ72と、該スリーブ72のスプリングガイド
部272とケース10とを固定する湿式多板電磁
式のアツプシフト用ブレーキ73と、スリーブ7
2と可動フランジ4Bとの保持部材の間に両端が
連結されて取付けられたダウンシフト用トーシヨ
ンコイルスプリング74Aとダウンシフト用圧縮
コイルスプリング74Bと、出力軸2のスプライ
ン42と嵌合するスプラインが形成され、可動フ
ランジ4B側である一方の面はスラストベアリン
グ75を介してスリーブ72の端面721に当接
され他方の面にはナツト76で係止され、前記ス
リーブ72を軸方向に支持する支持リング77と
からなる。
カム機構8は、入力軸1に設けられた段131
と入力軸端に形成された前記ねじ15に螺合され
たナツト17により軸方向に固定されると共に入
力軸1のスプライン14とスプライン嵌合した内
周スプライン81が形成された一方のカムレース
82と、前記他方のカムレース87と、これらカ
ムレース間に介在されたテーパードローラー88
と、該ローラー88のカバーリング89とからな
り、ローラー88はレース82と87の作用面8
2Aと86との間に挾まり、入力軸1と固定フラ
ンジ3Aとの回転方向の変位に対応して可動フラ
ンジ3Bを図示右方向に押圧する押圧力を変化さ
せる。外側にあるトーシヨンコイルスプリング6
4A,74Aと内側にある圧縮コイルスプリング
64B,74Bは逆に取り付けてもよい。
つぎにこの無段変速機の作用を説明する。
(イ) 定速走行時はブレーキ63および73が全て
解放される。
トルクの伝動は、入力軸1→カム機構の一方
のレース82→テーパードローラー88→他方
のレース87→入力プーリ3→Vベルト5→出
力プーリ4→出力軸2の順でなされる。Vベル
ト5による伝達トルクの大きさはVベルト5に
加わる挾圧力に比例し、該挾圧力は可動プーリ
3Bおよび該可動プーリと螺合したスリーブ6
2を介して他方のカムレース87に印加され、
カム機構の原理により入力プーリは回転方向に
微動し、テーパードローラー88により軸方向
に作用する挾圧力Fcは、伝達トルクに対し比
例して変化し、Vベルト5を挾む可動フランジ
3Bに加わる挾圧力を伝達トルクに対応して変
化させ、これによりVベルト5の作用面と可動
フランジ3Bおよび固定フランジ3Aの作用面
との面圧が変化して当接面の挾圧力を変化させ
る。
(ロ) アツプシフトはブレーキ73を係合させてな
される。
スリーブ62および72は可動フランジのス
リーブ部38および47と相対回転し、可動フ
ランジ3Bは入力プーリ3の有効径を増大させ
る方向(図示右方)に変位し、可動フランジ4
Bは出力プーリの有効径を減少させる方向(図
示右方)に変位し、減速比の低減が行われる。
減速比が制御設定値になつた時点でブレーキ7
3は解放される。またこの時ブレーキ63を補
助的に作用させることにより変速機の作動が制
御できる。
このとき出力プーリのサーボ機構のトーシヨ
ンコイルスプリング74Aは捩られてエネルギ
ーの蓄積がなされる。
(ハ) ダウンシフトはブレーキ63の係合によりブ
レーキ63が係合するとスリーブ62を固定し
可動フランジ3Bを入力プーリ3の有効径の減
少方向(図示左方)に変位させ、トーシヨンコ
イルスプリング74Aはスリーブ72を回転駆
動して戻り、可動フランジ4Bを出力プーリの
有効径の増大方向(図示左方)に変位させる。
この入力プーリ3の可動フランジ3Bの変位は
カム機構8による可動フランジ3Bの押圧力に
逆らつてなされる。減速比が制御設定値になつ
たときブレーキ63を解放する。またこの時ブ
レーキ73を補助的に作用させることにより変
速機の作動が制御できる。
この無段変速機においてはトーシヨンコイルス
プリング64A,74Aのみでねじ部37,56
に作用して軸力を発生していたのに対し圧縮コイ
ルスプリング64B,74Bによる荷重が増大す
るため、 (1) トーシヨンコイルスプリング64A,74A
が従来のものより小トルクのものとなりさらに
必要ブレーキトルクは小さくてすむ。
(2) トーシヨンコイルスプリング64A,74A
を小型化し、サーボ機構6,7が小さくでき、
これによりサーボ機構6,7のコンパクト化と
なる。
トーシヨンコイルスプリング64A,74Aの
みの場合、ブレーキ必要トルクは、スリーブ6
2,72を回転させるためには、トーシヨントル
クと逆回転方向に作用させるため、トーシヨント
ルクを打ち消し、さらにねじ部37,56に作用
する軸力(この場合Vベルトから入力および出力
プーリ3,4へ押す力が全てねじ部37,56に
作用している。)に対して回転可能なトルクを作
用させなければならない。このトルクを作用させ
た時、スリーブ62,72は回転可能となる。
しかしブレーキ作用中スリーブ62,72が回
転し始めると瞬時にして回転するため入力および
出力プーリ3,4のVベルト5を押す力は低下す
る。この押力を確保することは非常に困難であ
る。そこで圧縮コイルスプリング64B,74B
をトーシヨンコイルスプリング64A,74Aと
並列に配設することによりねじ部37,56の作
用軸力がVベルト5から入力および出力プーリ
3,4へ押す力と圧縮コイルスプリング64B,
74との荷重差になり、この時必要なブレーキト
ルクはトーシヨントルク(従来のトーシヨンコイ
ルスプリング64A,74Aに対して小型のもの
でよいため小さなトルクのものとなる。)と上記
の荷重差の軸力に対してスリーブ62,72を回
転させるトルクを作用させる。このトルクによつ
てスリーブ62,72は回転可能となる。この場
合スリーブ62,72が回転し始めると入力およ
び出力プーリ3,4のVベルト5を押す力は低下
するが著しく低下した場合ねじ部37,56に作
用する荷重差による軸力が増加するため、このブ
レーキトルクでは作動しなくなる。よつてこのブ
レーキトルクでは必ずVベルト5にある押力を保
持しながら変速していくことになる。また変速時
一方のブレーキトルクを作用させもう一方のブレ
ーキトルクを補助的に作用させることにより変速
機の作動が制御できる。よつて軸力を確保し、ト
ーシヨンコイルスプリングは容易な設計のものと
なり、ブレーキトルクは従来のものより小さくて
良く、Vベルト5をすべらせることのないブレー
キトルク制御が容易となる。
第2図は本発明の第2実施例を示す。
本実施例では可動フランジ3Bとスリーブ62
とのスプリングガイド部262の保持部材の間に
配された圧縮コイルスプリング64Bは、可動フ
ランジ3Bに一端が連結され、他端がわはベアリ
ングレース201に当接され、さらに前記ベアリ
ングレース201はローラベアリング200を介
してスリーブ62と連結されている。また可動フ
ランジ4Bとスリーブ72のスプリングガイド部
272との保持部材の間に配された圧縮コイルス
プリング74Bは可動フランジ4Bに一端が連結
され、他端がわはベアリングレース211に当接
され、さらに前記ベアリングレース211はロー
ラベアリング210を介してスリーブ72と連結
されている。
このVベルト式無段変速機においては圧縮コイ
ルスプリングの組み付けに対し、両端または片端
にローラベアリングを取り付けることによつて変
速時の可動フランジの相対回転に対して圧縮コイ
ルスプリングがねじり力を受けることを防止でき
る。
第3実施例を第3図に示す。
100はエンジン、10は変速機ケース、11
0はエンジンの出力軸、120はその先端に締結
されたフライホイール、Aはvベルト式無段変速
機、300はクラツチ機構であり、本実施例では
単板式の乾式摩擦クラツチを用いている。400
は前進後進切換機構、500はデイフアレンシヤ
ル機構である。
フライホイール120は中心部がボルト121
でエンジン出力軸110の端面111に締結され
たデイスク123と、その外周に締結された環状
ウエイト125とからなり、環状ウエイト125
にはデイスクのエンジン100と反対がわ(他方
がわ、以下同じ)に内部にクラツチルームを形成
するための筒状部127が延設され、筒状部12
7の他方がわ端にはクラツチ面128を形成する
ための内周縁129が形成されている。
vベルト式無段変速機Aは、前記エンジン出力
軸110と同軸心上で直列して配されている中空
の入力軸1、入力軸と平行して並列されたvベル
ト式無段変速機の中空の出力軸2、入力軸1上に
設けられた入力プーリ3、中空の出力軸2上に設
けられた出力プーリ4、入力プーリ3および出力
プーリ4の間を伝動するVベルト5、入力プーリ
3の実効径を変化させるサーボ機構6、出力プー
リ4の実効径を変化させるサーボ機構7、入力プ
ーリに設けられたカム機構8からなる。
入力軸1、出力軸2、入力プーリ3、出力プー
リ4、Vベルト5、サーボ機構6およびカム機構
8は第1図の如く配置されている。
入力プーリのサーボ機構7は、前記出力プーリ
4の可動フランジ4Bの被動ねじ56に螺合する
第2のねじである駆動ねじ71が内周に形成さ
れ、一端はスラストベアリング75を介して支持
リング77に当接された可動フランジ4Bの駆動
子であるスリーブ72、該スリーブ72とケース
10との間に設けられスリーブ72を制動する湿
式多板電磁式のアツプシフト用ブレーキ73、ス
リーブ72の外周に配された筒状のスプリングガ
イド272、該スプリングガイド272とスリー
ブ72との間に配され可動フランジ4Bとスプリ
ングガイドとの保持部材の間に両端が連結されて
取り付けられたダウンシフト用トーシヨンコイル
スプリング74A、スリーブ72の内周に配さ
れ、可動フランジ4Bとスリーブ72の内周がわ
と保持部材の間に両端で連結されて取り付けられ
たダウンシフト用圧縮コイルスプリング74Bか
らなる。
クラツチ機構300は、入力プーリ3とエンジ
ン100との間に設けられた係合部310、入力
プーリの他方がわに設けられ前記係合部310を
操作する操作部330、および入力軸1の中空に
挿通されたプツシユロツド350からなる。係合
部310は、中心に前記プツシユロツド350の
エンジンがわ端351に当接したハブ311が固
着され、前記クラツチルームのエンジンがわ部に
配されたダイヤフラムスプリング313、該ダイ
ヤフラムスプリング313の外周に係合された環
状のプレツシヤプレート315、入力プーリ3
と、ダイヤフラムスプリング313との間に配さ
れ、中心にVベルト式無段変速機の入力軸のエン
ジンがわ端部219にスプライン嵌合されたハブ
321、該プレツシヤプレート315と前記フラ
イホイールの環状ウエイト125に設けられたク
ラツチ面128との間に配され両面にクラツチデ
イスク317とクラツチデイスク319とが固着
されたクラツチプレート323、前記ハブ321
とクラツチプレート323を連結するダンパスプ
リング325からなる。操作部330は、変速機
ケース10に枢着されたプツシユレバー331、
変速機ケースに設けられた摺動キヤツプ333、
エンジンがわはプツシユロツド350の他方がわ
端352に当接され、他方がわ端はレリーズベア
リング335を介して前記摺動キヤツプ333の
内壁に回転自在に支持されたベアリングレース3
37からなり、プツシユレバー331が手動また
は自動操作により支点まわりに図示反時計方向に
回転駆動されたとき摺動キヤツプはエンジンがわ
に摺動されてプツシユレバー350をエンジンが
わに押圧し、ダイヤフラムスプリング313の中
心をエンジン方向に変位させてプツシユプレート
をエンジン方向引つぱり、第1および第2のクラ
ツチデイスクデスク317と319とが固着され
ているクラツチプレート323を解放しフライホ
イール120とVベルト式無段変速機入力軸1と
の連結を解除する。
前進後進切換機構400は、ドツグクラツチ4
10(ブレーキ装置)、第1のシンプルプラネタ
リギアセツト430、第2のシンプルプラネタリ
ギアセツト440からなる。
ドツグクラツチ410は操作レバーにリンクさ
れたフオーク411、該フオークに係合され軸方
向にスライドされるブレーキ用スリーブ413、
第1のギア415(スプラインピース)、第2の
ギア417(スプラインピース)、スリーブ41
3と第2ギア417との間に設けられたシンクロ
ギア419(シンクロナイザーリング)からな
る。
第1のプラネタリギアセツト430はVベルト
式無段変速機の出力軸2に設けられた前記スプラ
イン49にスプライン嵌合したサンギア軸143
0上に形成されたサンギア431、ドツグクラツ
チ410の第2ギア417に連結されるとともに
第2プラネタリギアセツト450のサンギア45
1に連結されたリングギア433、ドツグクラツ
チ410の第1ギア415に連結されるとともに
第2リングギア453に連結されたキヤリヤ43
5、およびプラネタリギア437からなり、第2
プラネタリギアセツト440は前記サンギア45
1、リングギア453とデイフアレンシヤル機構
のギアボツクスに連結された出力スリーブ441
に設けられたスプライン459にスプライン嵌合
されキヤリヤ455およびプラネタリギア457
からなる。この前進後進切換機構410は、手動
または自動によりドツグクラツチ410のスリー
ブ413が第2ギア417と歯合されリングギア
433およびサンギア451がケース101に固
定されたとき設定変速比の前進運動がなされ、ス
リーブ413が第1ギア415に歯合されキヤリ
ヤ435とリングギア453がケース10に固定
されたとき設定変速比の後進運動となる。
デイフアレンシヤル機構500は、前記前進後
進切換機構400の出力軸である出力スリーブ4
41を入力軸とし、該入力軸441に一体的に連
結されてギアボツクス502、差動小ギア50
3,504、該差動小ギアに歯合した差動大ギア
505,506、該差動大ギアにスプライン嵌合
された一方の出力軸507および前記Vベルト式
無段変速機の出力軸第1および第2のサンギア4
31,451、および出力スリーブ441を挿貫
して配された他方の出力軸508からなる。
130および140はデフアレンシヤルシヤル
機構500の出力軸507および508の端に設
けられた等速ジヨイントである。
以上の如く本発明は、サーボ機構に圧縮コイル
スプリングとトーシヨンコイルスプリングを並設
しているので、十分な軸力の確保が可能となり、
Vベルトのすべりを防止し、トーシヨンコイルス
プリングを小型化し、サーボ機構のサーボ荷重が
小さくでき、これによりサーボ機構のコンパクト
化が可能となり、ブレーキトルクの制御が容易と
なる。また、変速時、一方のブレーキトルクを作
用させ、もう一方のブレーキトルクを補助的に作
用させることにより変速の作動制御が可能となる
無段変速機である。さらに両端、または片端にロ
ーラベアリングを取り付けた圧縮コイルスプリン
グとトーシヨンコイルスプリングを組合わせるこ
とにより、変速時の可動フランジの相対回転に対
して圧縮コイルスプリングがねじり力を受けるこ
とを防止できる無段変速機である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例にかかる無段変速
機の断面図、第2図は本発明の第2実施例にかか
る無段変速機の断面図、第3図は本発明の第3実
施例にかかる無段変速機を組み込んだ車両用無段
変速機の断面図である。 図中1……入力軸、2……出力軸、3……入力
プーリ、4……出力プーリ、5……Vベルト、
6,7……可動フランジのサーボ機構、8……カ
ム機構、64A,74A……トーシヨンコイルス
プリング、64B,74B……圧縮コイルスプリ
ング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ入力軸および該入力軸に平行して配
    された出力軸に設けられ、固定フランジと該固定
    フランジに対し軸方向に変位可能であるとともに
    前記固定フランジと一体的に回転する可動フラン
    ジとからなる入力プーリおよび出力プーリと、こ
    れら入力プーリおよび出力プーリ間を伝動するV
    ベルトと、前記少なくとも一方の可動フランジま
    たは該可動フランジと連動する部材に形成した第
    1のねじ、該第1のねじに螺合した第2のねじを
    有し、第1のねじと第2のねじとが相対回転して
    可動フランジを軸方向に変位させる駆動子、該駆
    動子とvベルト式無段変速機ケースとの間に設け
    られ駆動子の一方のねじ部材を制動するブレー
    キ、および駆動子の第1のねじ部材と第2のねじ
    部材との間に並列して挿入された圧縮コイルスプ
    リング並びにトーシヨンコイルスプリングを備え
    たサーボ機構と、少なくも入力軸または出力軸の
    一方に設けられ可動フランジおよび固定フランジ
    とVベルトとの挟圧力をVベルトの伝動トルクに
    比例させるカム機構とからなるvベルト式無段変
    速機。 2 圧縮コイルスプリングの両端または片端と該
    圧縮コイルスプリングの保持部材との間にローラ
    ベアリングを介在させたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の無段変速機。
JP13483083A 1983-07-22 1983-07-22 無段変速機 Granted JPS6026843A (ja)

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JPS6026843A JPS6026843A (ja) 1985-02-09
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