JPH037823B2 - - Google Patents
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- JPH037823B2 JPH037823B2 JP58031303A JP3130383A JPH037823B2 JP H037823 B2 JPH037823 B2 JP H037823B2 JP 58031303 A JP58031303 A JP 58031303A JP 3130383 A JP3130383 A JP 3130383A JP H037823 B2 JPH037823 B2 JP H037823B2
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- JP
- Japan
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- pulley
- flange
- belt
- input shaft
- cam
- Prior art date
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 49
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 241000270728 Alligator Species 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/021—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing
- F16H37/022—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing the toothed gearing having orbital motion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、Vベルト式無段変速機を用いた車両
用無段変速機に関するものである。
用無段変速機に関するものである。
(従来の技術)
従来、車両用無段変速機は、入力プーリ及び出
力プーリのV字状の溝の間隔をサーボ機構によつ
て変え、両プーリの実効径を変化させて両プーリ
の回転を無段的に変換させるVベルト式無段変速
機を有しており、該Vベルト式無段変速機に発進
装置、前進後進切換機構を組合わせて構成されて
いる。
力プーリのV字状の溝の間隔をサーボ機構によつ
て変え、両プーリの実効径を変化させて両プーリ
の回転を無段的に変換させるVベルト式無段変速
機を有しており、該Vベルト式無段変速機に発進
装置、前進後進切換機構を組合わせて構成されて
いる。
そして、上記両プーリは、固定フランジと該固
定フランジに対して軸方向に変位可能であるとと
もに、上記固定フランジと一体的に回転する可動
フランジからなり、車両用無段変速機の変速比
(又は減速比)を変更する場合、上記可動フラン
ジを上記サーボ機構によつて変位させてV字状の
溝の間隔を変えるようにしている。
定フランジに対して軸方向に変位可能であるとと
もに、上記固定フランジと一体的に回転する可動
フランジからなり、車両用無段変速機の変速比
(又は減速比)を変更する場合、上記可動フラン
ジを上記サーボ機構によつて変位させてV字状の
溝の間隔を変えるようにしている。
また、上記サーボ機構は油圧サーボで構成され
ていて、油圧回路からの油が上記油圧サーボに給
排されるようになつている。
ていて、油圧回路からの油が上記油圧サーボに給
排されるようになつている。
上記油圧サーボは、両プーリの実効径を変化さ
せるためだけでなく、上記両プーリによるVベル
トの狭圧力を発生させるためにも配設されてい
る。
せるためだけでなく、上記両プーリによるVベル
トの狭圧力を発生させるためにも配設されてい
る。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記構成の車両用無段変速機に
おいては、油圧サーボを構成するシリンダの容積
及び油圧サーボに油を供給するための油圧回路内
で必要とされる最低油圧による制約などがあつ
て、伝達トルクが変化した時に、それに的確に対
応して上記狭圧力を精密に変更することが困難で
ある。
おいては、油圧サーボを構成するシリンダの容積
及び油圧サーボに油を供給するための油圧回路内
で必要とされる最低油圧による制約などがあつ
て、伝達トルクが変化した時に、それに的確に対
応して上記狭圧力を精密に変更することが困難で
ある。
また、自動車の変速機のように伝達トルクの変
動が激しいものに用いた場合、伝達トルクが大き
い場合に合わせて狭圧力を設定する必要があるた
め、伝達トルクが小さい場合には必要以上の狭圧
力がVベルトに加えられることになる。
動が激しいものに用いた場合、伝達トルクが大き
い場合に合わせて狭圧力を設定する必要があるた
め、伝達トルクが小さい場合には必要以上の狭圧
力がVベルトに加えられることになる。
したがつて、Vベルトに過大な狭圧力が加わ
り、プーリ及びVベルトの耐久性が低下するとと
もに、動力伝達効率が低下してしまう。
り、プーリ及びVベルトの耐久性が低下するとと
もに、動力伝達効率が低下してしまう。
さらに、上記可動フランジを変位させるための
油圧サーボ、該油圧サーボに対して油を給排する
ための油圧回路に故障が発生した場合には、油圧
サーボ内の油圧が変化するのに伴い、Vベルト式
無段変速機の変速比が急激に変化することがあ
る。
油圧サーボ、該油圧サーボに対して油を給排する
ための油圧回路に故障が発生した場合には、油圧
サーボ内の油圧が変化するのに伴い、Vベルト式
無段変速機の変速比が急激に変化することがあ
る。
本発明は、上記従来の車両用無段変速機の問題
点を解決して、Vベルトの狭圧力を伝達トルクに
比例して精密に増減し、プーリ及びVベルトの耐
久性を向上させるとともに動力伝達効率を向上さ
せ、さらに、可動フランジのサーボ機構に故障が
生じた場合においても、変速比を固定することが
できる安全性の高い車両用無段変速機を提供する
ことを目的とする。
点を解決して、Vベルトの狭圧力を伝達トルクに
比例して精密に増減し、プーリ及びVベルトの耐
久性を向上させるとともに動力伝達効率を向上さ
せ、さらに、可動フランジのサーボ機構に故障が
生じた場合においても、変速比を固定することが
できる安全性の高い車両用無段変速機を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段)
そのために、本発明の車両用無段変速機におい
ては、入力プーリ及び出力プーリのV字状の溝の
間隔をサーボ機構によつて変え、両プーリの実効
径を変化させて両プーリの回転を無段的に変換さ
せるVベルト式無段変速機と、上記入力プーリに
接続される入力軸と、該入力軸と並列に配設され
るとともに上記出力プーリに接続される出力軸
と、上記入力軸上に設けられた発進装置と、前進
と後進を切り換えるための前進後進切換機構と、
上記入力軸及び出力軸の少なくとも一方に設けら
れ、上記両プーリにおけるVベルトの狭圧力をV
ベルトの伝動トルクに比例させるカム機構とを有
している。
ては、入力プーリ及び出力プーリのV字状の溝の
間隔をサーボ機構によつて変え、両プーリの実効
径を変化させて両プーリの回転を無段的に変換さ
せるVベルト式無段変速機と、上記入力プーリに
接続される入力軸と、該入力軸と並列に配設され
るとともに上記出力プーリに接続される出力軸
と、上記入力軸上に設けられた発進装置と、前進
と後進を切り換えるための前進後進切換機構と、
上記入力軸及び出力軸の少なくとも一方に設けら
れ、上記両プーリにおけるVベルトの狭圧力をV
ベルトの伝動トルクに比例させるカム機構とを有
している。
そして、上記入力プーリ及び出力プーリは、上
記入力軸及び出力軸に設けられた固定フランジ
と、該固定フランジに対し軸方向に変位可能であ
るとともに、上記固定フランジと一体的に回転す
る可動フランジからなる。
記入力軸及び出力軸に設けられた固定フランジ
と、該固定フランジに対し軸方向に変位可能であ
るとともに、上記固定フランジと一体的に回転す
る可動フランジからなる。
また、上記サーボ機構は、上記入力軸及び出力
軸のそれぞれに配設され、上記可動フランジ側に
形成した第1のねじと、該第1のねじと噛合する
第2のねじを形成するとともに、上記可動フラン
ジと軸方向において相対的に移動自在に配設され
た駆動子と、該駆動子とケース間に駆動源を有し
上記駆動子と上記可動フランジを相対的に回転さ
せる駆動機構によつて構成されている。
軸のそれぞれに配設され、上記可動フランジ側に
形成した第1のねじと、該第1のねじと噛合する
第2のねじを形成するとともに、上記可動フラン
ジと軸方向において相対的に移動自在に配設され
た駆動子と、該駆動子とケース間に駆動源を有し
上記駆動子と上記可動フランジを相対的に回転さ
せる駆動機構によつて構成されている。
さらに、上記カム機構は、相対回転自在に対向
して配設されるとともに、一方が上記駆動子と相
対回転自在に当接する一対のカムレースと、該カ
ムレース間に配設されたローラから構成されてい
る。
して配設されるとともに、一方が上記駆動子と相
対回転自在に当接する一対のカムレースと、該カ
ムレース間に配設されたローラから構成されてい
る。
(作用及び発明の効果)
本発明によれば、上記のように入力プーリ及び
出力プーリのV字状の溝の間隔をサーボ機構によ
つて変え、両プーリの実効径を変化させて両プー
リの回転を無段的に変換させるVベルト式無段変
速機と、上記入力プーリに接続される入力軸と、
該入力軸と並列に配設されるとともに上記出力プ
ーリに接続される出力軸と、上記入力軸上に設け
られた発進装置と、前進と後進を切り換えるため
の前進後進切換機構と、上記入力軸及び出力軸の
少なくとも一方に設けられ、上記両プーリにおけ
るVベルトの狭圧力をVベルトの伝動トルクに比
例させるカム機構とを有している。
出力プーリのV字状の溝の間隔をサーボ機構によ
つて変え、両プーリの実効径を変化させて両プー
リの回転を無段的に変換させるVベルト式無段変
速機と、上記入力プーリに接続される入力軸と、
該入力軸と並列に配設されるとともに上記出力プ
ーリに接続される出力軸と、上記入力軸上に設け
られた発進装置と、前進と後進を切り換えるため
の前進後進切換機構と、上記入力軸及び出力軸の
少なくとも一方に設けられ、上記両プーリにおけ
るVベルトの狭圧力をVベルトの伝動トルクに比
例させるカム機構とを有している。
そして、上記入力プーリ及び出力プーリは、上
記入力軸及び出力軸に設けられた固定フランジ
と、該固定フランジに対し軸方向に変位可能であ
るとともに、上記固定フランジと一体的に回転す
る可動フランジからなる。したがつて、該可動フ
ランジを固定フランジに対して変位させることに
よつて両プーリの溝の間隔を変化させることがで
きる。
記入力軸及び出力軸に設けられた固定フランジ
と、該固定フランジに対し軸方向に変位可能であ
るとともに、上記固定フランジと一体的に回転す
る可動フランジからなる。したがつて、該可動フ
ランジを固定フランジに対して変位させることに
よつて両プーリの溝の間隔を変化させることがで
きる。
また、上記サーボ機構は、上記入力軸及び出力
軸のそれぞれに配設され、上記可動フランジ側に
形成した第1のねじと、該第1のねじと噛合する
第2のねじを形成するとともに、上記可動フラン
ジと軸方向において相対的に移動自在に配設され
た駆動子と、該駆動子とケース間に駆動源を有し
上記駆動子と上記可動フランジを相対的に回転さ
せる駆動機構によつて構成されている。
軸のそれぞれに配設され、上記可動フランジ側に
形成した第1のねじと、該第1のねじと噛合する
第2のねじを形成するとともに、上記可動フラン
ジと軸方向において相対的に移動自在に配設され
た駆動子と、該駆動子とケース間に駆動源を有し
上記駆動子と上記可動フランジを相対的に回転さ
せる駆動機構によつて構成されている。
したがつて、上記駆動機構を駆動させて駆動子
を可動フランジに対して相対的に回転させること
によつて、可動フランジと固定フランジ間の軸方
向における相対的位置を変化させることができ
る。しかも、上記駆動子は可動フランジと第1、
第2のねじによつて噛合させられているため、駆
動機構が故障した場合、第1、第2のねじの噛合
状態をそのまま維持することができる。すなわ
ち、可動フランジと固定フランジ間の相対的位置
は変化しないため、変速比が急激に変化すること
がなくなる。
を可動フランジに対して相対的に回転させること
によつて、可動フランジと固定フランジ間の軸方
向における相対的位置を変化させることができ
る。しかも、上記駆動子は可動フランジと第1、
第2のねじによつて噛合させられているため、駆
動機構が故障した場合、第1、第2のねじの噛合
状態をそのまま維持することができる。すなわ
ち、可動フランジと固定フランジ間の相対的位置
は変化しないため、変速比が急激に変化すること
がなくなる。
また、上記駆動機構は駆動子とケース間に移動
源を有しているので、駆動子が軸方向に移動した
時にそれに対応して駆動源を移動させる必要がな
く、駆動源の支持手段を簡素化することができ
る。
源を有しているので、駆動子が軸方向に移動した
時にそれに対応して駆動源を移動させる必要がな
く、駆動源の支持手段を簡素化することができ
る。
さらに、上記カム機構は、相対回転自在に対向
して配設されるとともに、一方が上記駆動子と相
対回転自在に当接する一対のカムレースと、該カ
ムレース間に配設されたローラから構成されてい
る。
して配設されるとともに、一方が上記駆動子と相
対回転自在に当接する一対のカムレースと、該カ
ムレース間に配設されたローラから構成されてい
る。
したがつて、Vベルトの狭圧力を伝達トルクに
比例して精密に増減することができ、必要以上に
挟圧力を発生させることがなくなり、プーリ及び
Vベルトの耐久性を向上させることができるとと
もに動力伝達効率を向上させることができる。
比例して精密に増減することができ、必要以上に
挟圧力を発生させることがなくなり、プーリ及び
Vベルトの耐久性を向上させることができるとと
もに動力伝達効率を向上させることができる。
また、上記一対のカムレースの一方は、上記駆
動子と相対回転自在に当接しているので、挟持圧
の調整のためにカム機構が作動して一方のカムレ
ースが軸方向に移動した場合、駆動子も同様に移
動する。したがつて、変速比を設定する基準位置
が変化しない。
動子と相対回転自在に当接しているので、挟持圧
の調整のためにカム機構が作動して一方のカムレ
ースが軸方向に移動した場合、駆動子も同様に移
動する。したがつて、変速比を設定する基準位置
が変化しない。
(実施例)
以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第1図は本発明の車両用無段変速機の断面図で
ある。
ある。
図において、1はエンジン、10は変速機ケー
ス、11はエンジンの出力軸(クランク軸)、2
はVベルト式無段変速機、3はエンジン1とVベ
ルト式無段変速機2間に配設された発進装置すな
わち電磁クラツチ、4は前進と後進を切り換える
前進後進切換機構、5はデイフアレンシヤル機
構、6はVベルト式無段変速機2とデイフアレン
シヤル機構5間に配設された減速装置である。
ス、11はエンジンの出力軸(クランク軸)、2
はVベルト式無段変速機、3はエンジン1とVベ
ルト式無段変速機2間に配設された発進装置すな
わち電磁クラツチ、4は前進と後進を切り換える
前進後進切換機構、5はデイフアレンシヤル機
構、6はVベルト式無段変速機2とデイフアレン
シヤル機構5間に配設された減速装置である。
vベルト式無段変速機2は、前記エンジン出力
軸と同軸心上で直列して配されている入力軸2
1、入力軸と平行して並列されたVベルト式無段
変速機の中空の出力軸22、入力軸21上に設け
らた入力プーリ23、中空の出力軸22上に設け
られた出力プーリ24、入力プーリ23および出
力プーリ24の間を伝動するVベルト25、入力
プーリ23の実効径を変化させるサーボ機構2
6、出力プーリ24の実効径を変化させるサーボ
機構27、入力プーリに設けられたカム機構28
からなる。
軸と同軸心上で直列して配されている入力軸2
1、入力軸と平行して並列されたVベルト式無段
変速機の中空の出力軸22、入力軸21上に設け
らた入力プーリ23、中空の出力軸22上に設け
られた出力プーリ24、入力プーリ23および出
力プーリ24の間を伝動するVベルト25、入力
プーリ23の実効径を変化させるサーボ機構2
6、出力プーリ24の実効径を変化させるサーボ
機構27、入力プーリに設けられたカム機構28
からなる。
入力軸21は、ベアリング211および212
により変速機ケース10に回転自在に支持される
とともに、エンジンがわに段213、他方がわに
外周スプライン214および先端ねじ215が形
成されている。
により変速機ケース10に回転自在に支持される
とともに、エンジンがわに段213、他方がわに
外周スプライン214および先端ねじ215が形
成されている。
出力軸22は、軸心は中空とされ、本実施例で
は後記する固定フランジのスリーブと一体に形成
されベアリング221および222により変速機
ケース10に回転自在に支持されている。
は後記する固定フランジのスリーブと一体に形成
されベアリング221および222により変速機
ケース10に回転自在に支持されている。
入力プーリ23は、一端(図示右端)はスラス
トベアリング216を介して前記入力軸の段21
3に当接され、他端外周には外周スプライン23
1とキー溝232が設けられたスリーブ状部23
3と、スリーブ状部233と一体に形成され外周
に入力軸の回転速度検出のためのスリツト234
が周設されたフランジ部235とからなる固定フ
ランジ23A、該固定フランジ23Aのスリーブ
状部233に軸方向に変位自在に外嵌され、内周
壁に前記固定フランジのキー溝232と対応する
キー溝236が形成されるとともに外周壁に第1
のねじである被動ねじ237が設けられたスリー
ブ状ハブ部238と、該ハブ部238と一体に形
成されたフランジ部239とからなる可動フラン
ジ23B、およびキー溝232および236内に
入れられ固定フランジ23Aと可動フランジ23
Bとの軸方向の変位を許容するとともに軸まわり
の回転を一体的に行なうためのボールキー230
からなる。
トベアリング216を介して前記入力軸の段21
3に当接され、他端外周には外周スプライン23
1とキー溝232が設けられたスリーブ状部23
3と、スリーブ状部233と一体に形成され外周
に入力軸の回転速度検出のためのスリツト234
が周設されたフランジ部235とからなる固定フ
ランジ23A、該固定フランジ23Aのスリーブ
状部233に軸方向に変位自在に外嵌され、内周
壁に前記固定フランジのキー溝232と対応する
キー溝236が形成されるとともに外周壁に第1
のねじである被動ねじ237が設けられたスリー
ブ状ハブ部238と、該ハブ部238と一体に形
成されたフランジ部239とからなる可動フラン
ジ23B、およびキー溝232および236内に
入れられ固定フランジ23Aと可動フランジ23
Bとの軸方向の変位を許容するとともに軸まわり
の回転を一体的に行なうためのボールキー230
からなる。
出力プーリ24は、外周にキー溝241、スプ
ライン242、ねじ243、およびスプライン2
49が形成され、出力軸22と一体に形成された
スリーブ状部244と、該スリーブ状部244と
一体に形成されたフランジ部245とからなる固
定フランジ24Aと、該固定フランジ24Aのス
リーブ部244に軸方向への変位自在に外嵌さ
れ、内周に前記キー溝241と対応するキー溝2
55が設けられ、外周に第1のねじである被動ね
じ246が形成されたスリーブ状ハブ部247と
該ハブ部247と一体に形成されたフランジ部2
48とからなる可動フランジ24B、およびキー
溝241および255内に入れられ固定フランジ
24Aと可動フランジ24Bとの回転を一体的に
行なうためのボールキー240からなる。
ライン242、ねじ243、およびスプライン2
49が形成され、出力軸22と一体に形成された
スリーブ状部244と、該スリーブ状部244と
一体に形成されたフランジ部245とからなる固
定フランジ24Aと、該固定フランジ24Aのス
リーブ部244に軸方向への変位自在に外嵌さ
れ、内周に前記キー溝241と対応するキー溝2
55が設けられ、外周に第1のねじである被動ね
じ246が形成されたスリーブ状ハブ部247と
該ハブ部247と一体に形成されたフランジ部2
48とからなる可動フランジ24B、およびキー
溝241および255内に入れられ固定フランジ
24Aと可動フランジ24Bとの回転を一体的に
行なうためのボールキー240からなる。
Vベルト25は、それぞれ前記入力プーリ23
および出力プーリ24の固定フランジ23Aおよ
び固定フランジ24Aと可動フランジ23Bおよ
び可動フランジ24BのなすV字形の作用面に当
接し摩擦面を形成する作用面251および252
が両側に設けられている。
および出力プーリ24の固定フランジ23Aおよ
び固定フランジ24Aと可動フランジ23Bおよ
び可動フランジ24BのなすV字形の作用面に当
接し摩擦面を形成する作用面251および252
が両側に設けられている。
入力プーリのサーボ機構26は、前記入力プー
リの可動フランジ23Bの被動ねじ237に螺合
する第2のねじである駆動ねじ261が内周に形
成され、一端はスラストベアリング265を介し
て後記するカム機構の他方のカムレース287に
当接された可動フランジの駆動子であるスリーブ
262、該スリーブ262とケース10との間に
設けられスリーブ262を制動する湿式多板電磁
式のダウンシフトブレーキ(駆動源)263、ス
リーブ262の外周に配された筒状のスプリング
ガイド264、該スプリングガイド264とスリ
ーブ262との間に配され可動フランジ23Bに
エンジンがわ端が連結され、他方がわ端は筒状の
スプリングガイド264の他方がわ端に連結され
た第1のアツプシフトスプリング266、スプリ
ングガイドの外周に配され、エンジンがわ端はス
プリングガイド264のエンジンがわ端に連結さ
れ、他方がわ端はスリーブ262の他方がわ端に
連結された第2のアツプシフトスプリング267
からなる。
リの可動フランジ23Bの被動ねじ237に螺合
する第2のねじである駆動ねじ261が内周に形
成され、一端はスラストベアリング265を介し
て後記するカム機構の他方のカムレース287に
当接された可動フランジの駆動子であるスリーブ
262、該スリーブ262とケース10との間に
設けられスリーブ262を制動する湿式多板電磁
式のダウンシフトブレーキ(駆動源)263、ス
リーブ262の外周に配された筒状のスプリング
ガイド264、該スプリングガイド264とスリ
ーブ262との間に配され可動フランジ23Bに
エンジンがわ端が連結され、他方がわ端は筒状の
スプリングガイド264の他方がわ端に連結され
た第1のアツプシフトスプリング266、スプリ
ングガイドの外周に配され、エンジンがわ端はス
プリングガイド264のエンジンがわ端に連結さ
れ、他方がわ端はスリーブ262の他方がわ端に
連結された第2のアツプシフトスプリング267
からなる。
出力プーリのサーボ機構27は、前記可動フラ
ンジ24Bの被動ねじ246に螺合する第2のね
じである駆動ねじ271が内周に形成された駆動
子であるスリーブ272と、該スリーブ272と
ケース10とを固定する湿式多板電磁式のアツプ
シフト用ブレーキ(駆動源)273と、スリーブ
272と可動フランジ24Bとの間に両端が連結
されて取付けられたダウンシフト用トーシヨンコ
イルスプリング274と、出力軸のスプライン2
42と嵌合するスプラインが形成され、可動フラ
ンジ24B側である一方の面はベアリング275
を介してスリーブ272の端面に当接され他方の
面はベアリング221のインナレースを介してナ
ツト276で係止され、前記スリーブ272を軸
方向に支持する支持リング277とからなる。
ンジ24Bの被動ねじ246に螺合する第2のね
じである駆動ねじ271が内周に形成された駆動
子であるスリーブ272と、該スリーブ272と
ケース10とを固定する湿式多板電磁式のアツプ
シフト用ブレーキ(駆動源)273と、スリーブ
272と可動フランジ24Bとの間に両端が連結
されて取付けられたダウンシフト用トーシヨンコ
イルスプリング274と、出力軸のスプライン2
42と嵌合するスプラインが形成され、可動フラ
ンジ24B側である一方の面はベアリング275
を介してスリーブ272の端面に当接され他方の
面はベアリング221のインナレースを介してナ
ツト276で係止され、前記スリーブ272を軸
方向に支持する支持リング277とからなる。
カム機構28は、前記固定プーリのスリーブ状
部233に外嵌された一方のカムレース282
と、前記他方のカムレース287と、これらカム
レース間に介在されたテーパードローラー288
と、該ローラー288のカバーリング289とか
らなり、ローラー288はレース282と287
の作用面との間にはさまり、入力軸1と固定フラ
ンジ23Aとの回転方向の変位に対応して可動フ
ランジ23Bを図示右方向に押圧する押圧力を変
化させる。
部233に外嵌された一方のカムレース282
と、前記他方のカムレース287と、これらカム
レース間に介在されたテーパードローラー288
と、該ローラー288のカバーリング289とか
らなり、ローラー288はレース282と287
の作用面との間にはさまり、入力軸1と固定フラ
ンジ23Aとの回転方向の変位に対応して可動フ
ランジ23Bを図示右方向に押圧する押圧力を変
化させる。
電磁クラツチ3は、入力プーリ23とエンジン
1との間に設けられ、外周にエンジン始動用リン
グギア311が溶接されエンジンの出力軸11に
ボルト312により連結されたドライブプレート
31、該ドライブプレート31にボルト321で
締結されたドライブメンバー32、該ドライブメ
ンバー内に設けられた励磁コイル33、中心部が
vベルト式無段変速機の入力軸21のエンジンが
わ端にスプライン嵌合され外周はドライブメンバ
ー32の内周に微小な環状間隙を介して嵌め込ま
れたドリブンメンバー34、ドライブメンバー3
2の内周とドリブンメンバー34の外周との環状
間隙に封入された磁性粒子35、前記ドライブメ
ンバー32に固定され、上記励磁コイル33に給
電するための一対のスリツプリング36、および
スリツプリング36に常時所定圧が摺接する一対
のブラシ37よりなる。
1との間に設けられ、外周にエンジン始動用リン
グギア311が溶接されエンジンの出力軸11に
ボルト312により連結されたドライブプレート
31、該ドライブプレート31にボルト321で
締結されたドライブメンバー32、該ドライブメ
ンバー内に設けられた励磁コイル33、中心部が
vベルト式無段変速機の入力軸21のエンジンが
わ端にスプライン嵌合され外周はドライブメンバ
ー32の内周に微小な環状間隙を介して嵌め込ま
れたドリブンメンバー34、ドライブメンバー3
2の内周とドリブンメンバー34の外周との環状
間隙に封入された磁性粒子35、前記ドライブメ
ンバー32に固定され、上記励磁コイル33に給
電するための一対のスリツプリング36、および
スリツプリング36に常時所定圧が摺接する一対
のブラシ37よりなる。
前進後進切換機構4は、後進用ドツグクラツチ
41(ブレーキ装置)前進用ドツグクラツチ4
2、ダブルプラネタリギアセツト43からなる。
41(ブレーキ装置)前進用ドツグクラツチ4
2、ダブルプラネタリギアセツト43からなる。
後進用ドツグクラツチ41は操作レバーにリン
クされたフオーク411、該フオークに係合され
軸方向にスライドされるブレーキ用スリーブ41
3、第1のギア(スプラインピース)415を有
する。前進用ドツグクラツチ42は、操作レバー
にリンクされたフオーク421、該フオーク42
1に係合されて軸方向にスライドされるクラツチ
用スリーブ423第2のギア(スプラインピー
ス)425および第3のギア(スプラインピー
ス)427からなる。ダブルプラネタリギアセツ
ト43は、前記入力軸のスプライン214にスプ
ライン嵌合されて入力軸21上に外嵌され前記第
2のギアがスプライン嵌合されたサンギアスリー
ブ430の外周に形成されたサンギア433、前
記第1のギア415に一体的に形成されたリング
ギア431、前記第3のギアに連結されるととも
に前記一方のカムレース282に連結されたキヤ
リヤ435およびキヤリヤに回転自在に支持さ
れ、サンギア433と歯合した第1のプラネタリ
ギア438およびリングギア431と第1のプラ
ネタリギア438とに歯合した第2のプラネタリ
ギア437からなる。
クされたフオーク411、該フオークに係合され
軸方向にスライドされるブレーキ用スリーブ41
3、第1のギア(スプラインピース)415を有
する。前進用ドツグクラツチ42は、操作レバー
にリンクされたフオーク421、該フオーク42
1に係合されて軸方向にスライドされるクラツチ
用スリーブ423第2のギア(スプラインピー
ス)425および第3のギア(スプラインピー
ス)427からなる。ダブルプラネタリギアセツ
ト43は、前記入力軸のスプライン214にスプ
ライン嵌合されて入力軸21上に外嵌され前記第
2のギアがスプライン嵌合されたサンギアスリー
ブ430の外周に形成されたサンギア433、前
記第1のギア415に一体的に形成されたリング
ギア431、前記第3のギアに連結されるととも
に前記一方のカムレース282に連結されたキヤ
リヤ435およびキヤリヤに回転自在に支持さ
れ、サンギア433と歯合した第1のプラネタリ
ギア438およびリングギア431と第1のプラ
ネタリギア438とに歯合した第2のプラネタリ
ギア437からなる。
この前進後進切換機構4は、手動または自動に
より後進用ドツグクラツチ41のスリーブ413
が第1ギア415と歯合されリングギア431お
よびサンギア433がケース10に固定されたと
き設定変速比の後進走行がなされ、前進用ドツグ
クラツチ42のスリーブ423が第2ギア425
および第3のギア427を両方に歯合されキヤリ
ヤ435とサンギア433とが連結されたとき変
速比1の前進走行が得られる。
より後進用ドツグクラツチ41のスリーブ413
が第1ギア415と歯合されリングギア431お
よびサンギア433がケース10に固定されたと
き設定変速比の後進走行がなされ、前進用ドツグ
クラツチ42のスリーブ423が第2ギア425
および第3のギア427を両方に歯合されキヤリ
ヤ435とサンギア433とが連結されたとき変
速比1の前進走行が得られる。
減速装置6は、第1のシングルプラネタリギア
セツト61と第2のシングルプラネタリギアセツ
ト62とからなる。第1のシングルプラネタリギ
アセツト61はリングギア611、前記vベルト
式無段変速機の出力軸22の端に形成されたスプ
ライン249にスプライン嵌合されたサンギア6
13、キヤリヤ615、キヤリヤ615に回転自
在に支持され、サンギア613とリングギア61
1とに歯合したプラネタリギア617からなる。
第2のシングルプラネタリギアセツト62は、自
動変速機ケース10にスプライン嵌合されて固定
されたリングギア621、前記キヤリヤ615に
連結されたサンギア623、前記リングギア61
1に連結されたキヤリヤ625、キヤリヤ625
に回転自在に支持されサンギア623とリングギ
ア621とに歯合したプラネタリギア627とか
らなる。
セツト61と第2のシングルプラネタリギアセツ
ト62とからなる。第1のシングルプラネタリギ
アセツト61はリングギア611、前記vベルト
式無段変速機の出力軸22の端に形成されたスプ
ライン249にスプライン嵌合されたサンギア6
13、キヤリヤ615、キヤリヤ615に回転自
在に支持され、サンギア613とリングギア61
1とに歯合したプラネタリギア617からなる。
第2のシングルプラネタリギアセツト62は、自
動変速機ケース10にスプライン嵌合されて固定
されたリングギア621、前記キヤリヤ615に
連結されたサンギア623、前記リングギア61
1に連結されたキヤリヤ625、キヤリヤ625
に回転自在に支持されサンギア623とリングギ
ア621とに歯合したプラネタリギア627とか
らなる。
この減速装置はvベルト式無段変速機2および
デイフアレンシヤル機構5における減速率が十分
大きい場合または大きなトルクを必要としない車
両では省略しても良い。
デイフアレンシヤル機構5における減速率が十分
大きい場合または大きなトルクを必要としない車
両では省略しても良い。
デフアレンシヤル機構5は、前記減速装置6の
出力軸でありキヤリヤ625にスプライン嵌合さ
れた出力スリーブ450を入力軸とし、該入力軸
450に一体的に連結されたギアボツクス52、
差動小ギア53,54、該差動小ギアに歯合した
差動大ギア55,56、該差動大ギアにスプライ
ン嵌合された一方の出力軸57および前記vベル
ト式無段変速機の出力軸22、第1および第2の
サンギア613,623、および出力スリーブ4
50を挿貫して配された他方の出力軸58からな
る。
出力軸でありキヤリヤ625にスプライン嵌合さ
れた出力スリーブ450を入力軸とし、該入力軸
450に一体的に連結されたギアボツクス52、
差動小ギア53,54、該差動小ギアに歯合した
差動大ギア55,56、該差動大ギアにスプライ
ン嵌合された一方の出力軸57および前記vベル
ト式無段変速機の出力軸22、第1および第2の
サンギア613,623、および出力スリーブ4
50を挿貫して配された他方の出力軸58からな
る。
13および14はデイフアレンシヤル機構5の
出力軸57および58の端に設けられた等速ジヨ
イントである。
出力軸57および58の端に設けられた等速ジヨ
イントである。
つぎにvベルト式無段変速機2の作用を説明す
る。
る。
(イ) 定速走行時はブレーキ263および273が
ともに解放される。
ともに解放される。
トルクの伝動は、入力軸21→サンギアスリ
ーブ430→キヤリヤ435→カム機構の一方
のレース282→テーパードローラー288→
他方のレース287→入力プーリ23→Vベル
ト25→出力プーリ24→出力軸22の順でな
される。Vベルト25による伝達トルクの大き
さはVベルト25に加わる挟圧力に比例し、該
挟圧は可動プーリ23Bおよび該可動プーリと
螺合したスリーブ262を介して他方のカムレ
ース287に当接され、カム機構の原理により
入力プーリは回転方向に微動し、テーパードロ
ーラー288により軸方向に作用する挟圧力
Fcは、伝達トルクに対し、第2図に示す如く
比例して変化し、Vベルト25を挟む可動フラ
ンジ23Bに加わる挟圧力を伝達トルクに対応
して変化させ、これによりVベルト25の作用
面と可動フランジ23Bおよび固定フランジ2
3Aの作用面との面圧が変化して当面接の挟圧
力を変化させる。第2図においてはF1は最高
変速比のときにVベルトがスリツプしない必要
挟圧力、F2は最低変速比のときにVベルトが
スリツプしない必要挟圧力、F0は従来の油圧
サーボを用いたときの挟圧力、Fsはスプリン
グによる挟圧力を示す。第2図のグラフからカ
ム機構28を用いたvベルト式無段変速機では
伝達トルクが5Kgm以下でも挟圧力と伝達トル
クが正比例し、Vベルトのプーリとの不必要な
挟圧力の発生が低減できることが判る。
ーブ430→キヤリヤ435→カム機構の一方
のレース282→テーパードローラー288→
他方のレース287→入力プーリ23→Vベル
ト25→出力プーリ24→出力軸22の順でな
される。Vベルト25による伝達トルクの大き
さはVベルト25に加わる挟圧力に比例し、該
挟圧は可動プーリ23Bおよび該可動プーリと
螺合したスリーブ262を介して他方のカムレ
ース287に当接され、カム機構の原理により
入力プーリは回転方向に微動し、テーパードロ
ーラー288により軸方向に作用する挟圧力
Fcは、伝達トルクに対し、第2図に示す如く
比例して変化し、Vベルト25を挟む可動フラ
ンジ23Bに加わる挟圧力を伝達トルクに対応
して変化させ、これによりVベルト25の作用
面と可動フランジ23Bおよび固定フランジ2
3Aの作用面との面圧が変化して当面接の挟圧
力を変化させる。第2図においてはF1は最高
変速比のときにVベルトがスリツプしない必要
挟圧力、F2は最低変速比のときにVベルトが
スリツプしない必要挟圧力、F0は従来の油圧
サーボを用いたときの挟圧力、Fsはスプリン
グによる挟圧力を示す。第2図のグラフからカ
ム機構28を用いたvベルト式無段変速機では
伝達トルクが5Kgm以下でも挟圧力と伝達トル
クが正比例し、Vベルトのプーリとの不必要な
挟圧力の発生が低減できることが判る。
(ロ) アツプシフトはブレーキ273を係合させて
なされる。
なされる。
スリーブ262および272は可動フランジ
のスリーブ部238および247と相対回転
し、可動フランジ23Bは入力プーリ23の有
効径を増大させる方向(図示右方)に変位し、
可動フランジ24Bは出力プーリ24の有効径
を減少させる方向(図示右方)に変位し、変速
比の低減が行われる。変速比が制御設定値にな
つた時点でブレーキ273は解放される。
のスリーブ部238および247と相対回転
し、可動フランジ23Bは入力プーリ23の有
効径を増大させる方向(図示右方)に変位し、
可動フランジ24Bは出力プーリ24の有効径
を減少させる方向(図示右方)に変位し、変速
比の低減が行われる。変速比が制御設定値にな
つた時点でブレーキ273は解放される。
このアツプシフト時出力プーリのサーボ機構
のトーシヨンスプリング273は捩られてエネ
ルギーの蓋積がなされる。
のトーシヨンスプリング273は捩られてエネ
ルギーの蓋積がなされる。
(ハ) ダウンシフトはブレーキ263を係合させて
なされる。
なされる。
ブレーキ263が係合するとスリーブ262
を固定し可動フランジ23Bを入力プーリ23
の有効径の減少方向(図示左方)に変位させ、
トーシヨンスプリング274はスリーブ272
を回転駆動して戻り、可動フランジ24Bを出
力プーリの有効径の増大方向(図示左方)に変
位させる。この入力プーリ23の可動フランジ
23Bの変位はカム機構による可動フランジ2
3Bの押圧力に逆らつてなされる。変速比が制
御設定値になつたときブレーキ263を解放す
る。このダウンシフト時、入力プーリサーボ機
構26の第1および第2のアツプシフトスプリ
ング266および267は捩れてエネルギーの
蓄積がなされる。
を固定し可動フランジ23Bを入力プーリ23
の有効径の減少方向(図示左方)に変位させ、
トーシヨンスプリング274はスリーブ272
を回転駆動して戻り、可動フランジ24Bを出
力プーリの有効径の増大方向(図示左方)に変
位させる。この入力プーリ23の可動フランジ
23Bの変位はカム機構による可動フランジ2
3Bの押圧力に逆らつてなされる。変速比が制
御設定値になつたときブレーキ263を解放す
る。このダウンシフト時、入力プーリサーボ機
構26の第1および第2のアツプシフトスプリ
ング266および267は捩れてエネルギーの
蓄積がなされる。
このvベルト式無段変速機においてはブレー
キ263,273の電磁ブレーキが故障してブ
レーキが係合不能になつた場合においては故障
前の変速比のまま走行できる。よつて油圧サー
ボにより変速比を変更するvベルト式無段変速
機の場合の油圧洩れの如く不用意に変速比が変
更することが防止でき安全性に優れる。
キ263,273の電磁ブレーキが故障してブ
レーキが係合不能になつた場合においては故障
前の変速比のまま走行できる。よつて油圧サー
ボにより変速比を変更するvベルト式無段変速
機の場合の油圧洩れの如く不用意に変速比が変
更することが防止でき安全性に優れる。
第3図は本発明の第2実施例を示す。
本実施例ではカム機構28をvベルト式無段変
速機2の出力プーリ24と減速機構6との間に配
置している。
速機2の出力プーリ24と減速機構6との間に配
置している。
第4図は第3実施例を示す。
本実施例では、第1実施例のカム機構28がv
ベルト式無段変速機2の入力プーリ23と前進後
進切換機構4との間に配置されているのに対し、
入力プーリのサーボ機構26および出力プーリの
サーボ機構27において、可動フランジと連動す
る部材であるスリーブ701および711に形成
した第1のねじ702および712と他方のカム
レース287に形成した第2のねじ703および
リング277に形成した第2のねじ713とで駆
動子を形成し且つ電磁ブレーキ263および27
3とスリーブ701および711とを連結するク
ラツチハブ704および714とこのハブ704
および714にスプライン嵌合させたブレーキプ
レート705および715とを軸方向に変位自在
としている。
ベルト式無段変速機2の入力プーリ23と前進後
進切換機構4との間に配置されているのに対し、
入力プーリのサーボ機構26および出力プーリの
サーボ機構27において、可動フランジと連動す
る部材であるスリーブ701および711に形成
した第1のねじ702および712と他方のカム
レース287に形成した第2のねじ703および
リング277に形成した第2のねじ713とで駆
動子を形成し且つ電磁ブレーキ263および27
3とスリーブ701および711とを連結するク
ラツチハブ704および714とこのハブ704
および714にスプライン嵌合させたブレーキプ
レート705および715とを軸方向に変位自在
としている。
第5図は第4実施例を示す。
本実施例では入力プーリのサーボ機構8におい
てアツプシフトをトーシヨンスプリングの代りに
電磁ブレーキ801とプラネタリギアセツト81
0とを用いて行つている。このvベルト式無段変
速機では、アツプシフト時には電磁ブレーキ80
1と273とを係合させてなされ、入力プーリが
わではブレーキ801によりプラネタリギアセツ
ト810のサンギア813が制動され、キヤリヤ
815が入力軸21と一体的に回転し、リングギ
ア811がスリーブ262を駆動させる。
てアツプシフトをトーシヨンスプリングの代りに
電磁ブレーキ801とプラネタリギアセツト81
0とを用いて行つている。このvベルト式無段変
速機では、アツプシフト時には電磁ブレーキ80
1と273とを係合させてなされ、入力プーリが
わではブレーキ801によりプラネタリギアセツ
ト810のサンギア813が制動され、キヤリヤ
815が入力軸21と一体的に回転し、リングギ
ア811がスリーブ262を駆動させる。
第6図は第5実施例を示す。
本実施例では入力プーリのサーボ機構9として
一端が可動フランジ23Bにペアリング901を
介して当接され、該可動フランジ23Bと軸方向
に連動する部材であり、第1のねじ911が形成
された第1のスリーブ91と、該第1のスリーブ
91の第1のねじ911に螺合する第2のねじ9
21が形成され一方の端はベアリング902を介
してカム機構の他方のレース287に当接された
第2のスリーブ92と、前記第1のスリーブに固
着された第1のドリブンギア94と、該第1のド
リブンギアの歯数が異なり、第2のスリーブに固
着された第2のドリブンギア95と、サーボモー
タ96と、該サーボモータの出力軸961に設け
られ前記第1および第2のドリブンギアと歯合す
る第1のドライブギア97および第2のドライブ
ギア98とからなるサーボ機構を用いている。こ
のvベルト式無段変速機ではサーボモータ96の
回転により第1のスリーブ91と第2のスリーブ
92とからなる駆動子の軸方向長さが伸縮し、入
力プーリの可動フランジ23Bを変位させる。
一端が可動フランジ23Bにペアリング901を
介して当接され、該可動フランジ23Bと軸方向
に連動する部材であり、第1のねじ911が形成
された第1のスリーブ91と、該第1のスリーブ
91の第1のねじ911に螺合する第2のねじ9
21が形成され一方の端はベアリング902を介
してカム機構の他方のレース287に当接された
第2のスリーブ92と、前記第1のスリーブに固
着された第1のドリブンギア94と、該第1のド
リブンギアの歯数が異なり、第2のスリーブに固
着された第2のドリブンギア95と、サーボモー
タ96と、該サーボモータの出力軸961に設け
られ前記第1および第2のドリブンギアと歯合す
る第1のドライブギア97および第2のドライブ
ギア98とからなるサーボ機構を用いている。こ
のvベルト式無段変速機ではサーボモータ96の
回転により第1のスリーブ91と第2のスリーブ
92とからなる駆動子の軸方向長さが伸縮し、入
力プーリの可動フランジ23Bを変位させる。
第7図は第6実施例を示す。
本実施例では第1図に示す第1実施例におい
て、入力プーリ23と前進後進切換機構4との間
に配されていたカム機構28を、vベルト式無段
変速機の入力軸21上で入力プーリ23と電磁ク
ラツチ3との間に配置している。
て、入力プーリ23と前進後進切換機構4との間
に配されていたカム機構28を、vベルト式無段
変速機の入力軸21上で入力プーリ23と電磁ク
ラツチ3との間に配置している。
第1図は本発明の車両用無段変速機の断面図、
第2図はカム機構の機能説明のためのグラフ、第
3図は第2実施例の骨格図、第4図は第3実施例
の骨格図、第5図は第4実施例の骨格図、第6図
は第5実施例の骨格図、第7図は第6実施例の骨
格図である。 図中2……vベルト式無段変速機、3……電磁
クラツチ、4……前進後進切換機構、5……デイ
フアレンシヤル機構、6……減速装置、8,9,
26,27……サーボ機構、28……カム機構。
第2図はカム機構の機能説明のためのグラフ、第
3図は第2実施例の骨格図、第4図は第3実施例
の骨格図、第5図は第4実施例の骨格図、第6図
は第5実施例の骨格図、第7図は第6実施例の骨
格図である。 図中2……vベルト式無段変速機、3……電磁
クラツチ、4……前進後進切換機構、5……デイ
フアレンシヤル機構、6……減速装置、8,9,
26,27……サーボ機構、28……カム機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力プーリ及び出力プーリのV字状の溝の間
隔をサーボ機構によつて変え、両プーリの実効径
を変化させて両プーリの回転を無段的に変換させ
るVベルト式無段変速機と、前記入力プーリに接
続される入力軸と、該入力軸と並列に配設される
とともに前記出力プーリに接続される出力軸と、
前記入力軸上に設けられた発進装置と、前進と後
進を切り換えるための前進後進切換機構と、前記
入力軸及び出力軸の少なくとも一方に設けられ、
前記両プーリにおけるVベルトの狭圧力をVベル
トの伝動トルクに比例させるカム機構とを有して
おり、前記入力プーリ及び出力プーリは、前記入
力軸及び出力軸に設けられた固定フランジと、該
固定フランジに対し軸方向に変位可能であるとと
もに、前記固定フランジと一体的に回転する可動
フランジからなり、前記サーボ機構は、前記入力
軸及び出力軸のそれぞれに配設され、前記可動フ
ランジ側に形成した第1のねじと、該第1のねじ
と噛合する第2のねじを形成するとともに、前記
可動フランジと軸方向において相対的に移動自在
に配設された駆動子と、該駆動子とケース間に駆
動源を有し前記駆動子と前記可動フランジを相対
的に回転させる駆動機構からなり、かつ前記カム
機構は、相対回転自在に対向して配設されるとと
もに、一方が前記駆動子と相対回転自在に当接す
る一対のカムレースと、該カムレース間に配設さ
れたローラからなることを特徴とする車両用無段
変速機。 2 前記駆動機構は、前記駆動子の回転を制動す
るブレーキと、該ブレーキの制動に伴い前記駆動
子を回転方向に付勢するトーシヨンスプリングか
らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の車両用無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130383A JPS59159454A (ja) | 1983-02-26 | 1983-02-26 | 車両用無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130383A JPS59159454A (ja) | 1983-02-26 | 1983-02-26 | 車両用無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59159454A JPS59159454A (ja) | 1984-09-10 |
JPH037823B2 true JPH037823B2 (ja) | 1991-02-04 |
Family
ID=12327521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3130383A Granted JPS59159454A (ja) | 1983-02-26 | 1983-02-26 | 車両用無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59159454A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02176917A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロコンピュータのリセット回路 |
JP6424022B2 (ja) * | 2014-06-17 | 2018-11-14 | ジヤトコ株式会社 | ベルト無段変速機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747059A (en) * | 1980-09-04 | 1982-03-17 | Aisin Warner Ltd | Torque ratio detecting mechanism of v belt type stepless transmission gear |
JPS57190155A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-22 | Mitsubishi Electric Corp | Power transmission device |
-
1983
- 1983-02-26 JP JP3130383A patent/JPS59159454A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747059A (en) * | 1980-09-04 | 1982-03-17 | Aisin Warner Ltd | Torque ratio detecting mechanism of v belt type stepless transmission gear |
JPS57190155A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-22 | Mitsubishi Electric Corp | Power transmission device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59159454A (ja) | 1984-09-10 |
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