JPH037819B2 - - Google Patents
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- JPH037819B2 JPH037819B2 JP57208144A JP20814482A JPH037819B2 JP H037819 B2 JPH037819 B2 JP H037819B2 JP 57208144 A JP57208144 A JP 57208144A JP 20814482 A JP20814482 A JP 20814482A JP H037819 B2 JPH037819 B2 JP H037819B2
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- JP
- Japan
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- belt
- flange
- continuously variable
- pulley
- variable transmission
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 46
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 27
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
- F16H61/662—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
- F16H61/66254—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
- F16H61/662—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
- F16H61/66272—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members characterised by means for controlling the torque transmitting capability of the gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/04—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism
- F16H63/06—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions
- F16H63/062—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions electric or electro-mechanical actuating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車等の車両においてVベルトに
より無段変速を行うための車両用Vベルト式無段
変速機に関する。
より無段変速を行うための車両用Vベルト式無段
変速機に関する。
[従来の技術]
一般に、Vベルト式無段変速機は、入力プーリ
および出力プーリと、これらの両プーリ間に巻回
され、トルクを伝達する無端状のVベルトとを備
えていて、Vベルトが各プーリに摩擦係合する位
置の実効径を連続的に変更することにより、無段
変速を行うものである。
および出力プーリと、これらの両プーリ間に巻回
され、トルクを伝達する無端状のVベルトとを備
えていて、Vベルトが各プーリに摩擦係合する位
置の実効径を連続的に変更することにより、無段
変速を行うものである。
このようなVベルト式無段変速機においては、
無段変速を行うにあたつて、従来、変速化(また
は減速化)の変更およびプーリとVベルトとの挟
圧力の増減を油圧により行つていた。
無段変速を行うにあたつて、従来、変速化(また
は減速化)の変更およびプーリとVベルトとの挟
圧力の増減を油圧により行つていた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、この油圧による制御は、油圧サ
ーボのシリンダの容積および油圧回路の他の部所
で必要とされる最低油圧による制約などのため、
伝達トルクの変化に適確に対応して精密にベルト
の挟圧力を変更することが困難であつた。このた
め、Vベルト式無段変速機を伝達トルクの変動が
激しい自動車等の変速機として用いる場合、プー
リとVベルトとの摩擦面に常に過大な挟圧力が生
じがちとなり、この過大な挟圧力がプーリおよび
Vベルトの耐久性の低下の原因と、動力伝達効率
の低下の原因となつていた。
ーボのシリンダの容積および油圧回路の他の部所
で必要とされる最低油圧による制約などのため、
伝達トルクの変化に適確に対応して精密にベルト
の挟圧力を変更することが困難であつた。このた
め、Vベルト式無段変速機を伝達トルクの変動が
激しい自動車等の変速機として用いる場合、プー
リとVベルトとの摩擦面に常に過大な挟圧力が生
じがちとなり、この過大な挟圧力がプーリおよび
Vベルトの耐久性の低下の原因と、動力伝達効率
の低下の原因となつていた。
また油圧による制御の場合には、油路が必要と
なるため、構造が複雑になるという問題もある。
なるため、構造が複雑になるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、プーリによるVベルト
の挟圧力を伝達トルクに応じて精密に制御するこ
とができるようにして、プーリおよびVベルトの
耐久性の向上と、動力伝達率の向上とが可能であ
り、しかも構造簡単な車両用Vベルト式無段変速
機を提供することである。
のであつて、その目的は、プーリによるVベルト
の挟圧力を伝達トルクに応じて精密に制御するこ
とができるようにして、プーリおよびVベルトの
耐久性の向上と、動力伝達率の向上とが可能であ
り、しかも構造簡単な車両用Vベルト式無段変速
機を提供することである。
[課題を解決するための手段]
前述の課題を解決するために、本発明は、互い
に平行的に配設された入力軸および出力軸にそれ
ぞれ設けられ、それぞれ固定フランジとこの固定
フランジに対して軸方向に変位可能であるととも
に前記固定フランジと一体的に回転する可動フラ
ンジとからなる入力プーリおよび出力プーリと、
これら入力プーリおよび出力プーリ間を伝動する
Vベルトと、回転運動を軸方向運動に変換して前
記各可動フランジの少なくとも一方の可動フラン
ジに伝えることにより、その少なくとも一方の可
動フランジとの相対回転により軸方向に変位させ
る運動変換手段および該運動変換手段を静止部材
に係止せしめることにより該運動変換手段の回転
を制限せしめ前記可動フランジを軸方向に移動せ
しめる駆動手段からなる前記少なくとも一方の可
動フランジのサーボ機構と、前記入力軸および前
記出力軸の少なくとも一方に設けられ、前記入・
出力プーリのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動
トルクに応じて発生する挟圧力発生手段とからな
ることを特徴とする。
に平行的に配設された入力軸および出力軸にそれ
ぞれ設けられ、それぞれ固定フランジとこの固定
フランジに対して軸方向に変位可能であるととも
に前記固定フランジと一体的に回転する可動フラ
ンジとからなる入力プーリおよび出力プーリと、
これら入力プーリおよび出力プーリ間を伝動する
Vベルトと、回転運動を軸方向運動に変換して前
記各可動フランジの少なくとも一方の可動フラン
ジに伝えることにより、その少なくとも一方の可
動フランジとの相対回転により軸方向に変位させ
る運動変換手段および該運動変換手段を静止部材
に係止せしめることにより該運動変換手段の回転
を制限せしめ前記可動フランジを軸方向に移動せ
しめる駆動手段からなる前記少なくとも一方の可
動フランジのサーボ機構と、前記入力軸および前
記出力軸の少なくとも一方に設けられ、前記入・
出力プーリのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動
トルクに応じて発生する挟圧力発生手段とからな
ることを特徴とする。
[作用および発明の効果]
このように構成された本発明の車両用Vベルト
式無段変速機によれば、回転運動を軸方向運動に
変換して前記各可動フランジの少なくとも一方の
可動フランジに伝えることにより、その少なくと
も一方の可動フランジとの相対回転により軸方向
に変位させる運動変換手段および該運動変換手段
を静止部材に係止せしめることにより該運動変換
手段の回転を制限せしめ前記可動フランジを軸方
向に移動せしめる駆動手段からなる前記少なくと
も一方の可動フランジのサーボ機構を備えている
ので、運動変換手段を静止部材に係止せしめる力
を制御することにより、運動変換手段の回転の制
限制御量を所望に応じて変化させることが可能と
なる。
式無段変速機によれば、回転運動を軸方向運動に
変換して前記各可動フランジの少なくとも一方の
可動フランジに伝えることにより、その少なくと
も一方の可動フランジとの相対回転により軸方向
に変位させる運動変換手段および該運動変換手段
を静止部材に係止せしめることにより該運動変換
手段の回転を制限せしめ前記可動フランジを軸方
向に移動せしめる駆動手段からなる前記少なくと
も一方の可動フランジのサーボ機構を備えている
ので、運動変換手段を静止部材に係止せしめる力
を制御することにより、運動変換手段の回転の制
限制御量を所望に応じて変化させることが可能と
なる。
したがつて、可動フランジの軸方向の移動量お
よび移動速度、すなわち変速量および変速速度を
所望に応じて変化するように制御することができ
る。この結果、変速シヨツクのない滑らかな変速
を行うことができるとともに、連続的な変速制御
を行うことができる。しかも、変速量および変速
速度を所望に応じて制御することができることに
より、トルクの伝達効率が大幅に向上する。
よび移動速度、すなわち変速量および変速速度を
所望に応じて変化するように制御することができ
る。この結果、変速シヨツクのない滑らかな変速
を行うことができるとともに、連続的な変速制御
を行うことができる。しかも、変速量および変速
速度を所望に応じて制御することができることに
より、トルクの伝達効率が大幅に向上する。
更に、変速速度を変化させることができること
により、例えば車両が急停止した場合、Vベルト
を最大減速状態まで急速に戻して車両を確実に再
発進させることができるようになる。
により、例えば車両が急停止した場合、Vベルト
を最大減速状態まで急速に戻して車両を確実に再
発進させることができるようになる。
また本発明によれば、入力軸および前記出力軸
の少なくとも一方に設けられ、前記入・出力プー
リのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動トルクに
応じて発生する挟圧力発生手段を備えているの
で、Vベルトの挟圧力を伝達トルクに応じて精密
に制御することができるようになる。これによ
り、Vベルトの耐久性が向上するとともに、トル
クの伝達効率が更に一層向上するようになる。
の少なくとも一方に設けられ、前記入・出力プー
リのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動トルクに
応じて発生する挟圧力発生手段を備えているの
で、Vベルトの挟圧力を伝達トルクに応じて精密
に制御することができるようになる。これによ
り、Vベルトの耐久性が向上するとともに、トル
クの伝達効率が更に一層向上するようになる。
更に本発明によれば、前述のような運動変換手
段をおよび前述のような挟圧力発生手段を備えて
いるので、変速およびベルト挟圧力のために従来
のように油圧サーボを用いなくても済むようにな
り、複雑な油路が不要となる。したがつて、構造
がきわめて簡単になる。
段をおよび前述のような挟圧力発生手段を備えて
いるので、変速およびベルト挟圧力のために従来
のように油圧サーボを用いなくても済むようにな
り、複雑な油路が不要となる。したがつて、構造
がきわめて簡単になる。
[実施例]
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は、本発明に係るVベルト式無段変速機
の一実施例を示す断面図である。図中、1はVベ
ルト式無段変速機の入力軸、2は入力軸と平行的
に配設されたVベルト式無段変速機の出力軸、3
は入力軸1上に設けられた入力プーリ、4は出力
軸2上に設けられた出力プーリ、5は入力プーリ
3および出力プーリ4の間を伝動するVベルト、
6は入力プーリ3の実効径を変化させるサーボ機
構、7は出力プーリ4の実効径を変化させるサー
ボ機構、8は入力プーリに設けられたカム機構で
ある。
の一実施例を示す断面図である。図中、1はVベ
ルト式無段変速機の入力軸、2は入力軸と平行的
に配設されたVベルト式無段変速機の出力軸、3
は入力軸1上に設けられた入力プーリ、4は出力
軸2上に設けられた出力プーリ、5は入力プーリ
3および出力プーリ4の間を伝動するVベルト、
6は入力プーリ3の実効径を変化させるサーボ機
構、7は出力プーリ4の実効径を変化させるサー
ボ機構、8は入力プーリに設けられたカム機構で
ある。
入力軸1は、ベアリング11およびに12によ
りVベルト式無段変速機ケース10に回転自在に
支持されるとともに、段13、外周スプライン1
4および先端ねじ15が形成されている。
りVベルト式無段変速機ケース10に回転自在に
支持されるとともに、段13、外周スプライン1
4および先端ねじ15が形成されている。
出力軸2は、本実施例では後記する固定フラン
ジのスリーブ部と一体に形成されベアリング21
および22によりVベルト式無段変速機ケース1
0に回転自在に支持されている。
ジのスリーブ部と一体に形成されベアリング21
および22によりVベルト式無段変速機ケース1
0に回転自在に支持されている。
入力プーリ3は、一端(図示右端)はスラスト
ベアリング16を介して前記入力軸の段13に当
接され、他端外周には外周スプライン31とキー
溝32が設けられたスリーブ状部33と、スリー
ブ状部33と一体に形成され外周に入力軸の回転
速度検出のためのスリツト34が周設されたフラ
ンジ部35とからなる固定固定フランジ3A、該
固定フランジ3Aのスリーブ部33に軸方向に変
位自在に外嵌され、内周壁に前記固定フランジの
キー溝32と対応するキー溝36が形成されると
ともに外周壁に第1のねじである被動ねじ37が
設けられたスリーブ状ハブ部38と、該ハブ部3
8と一体に形成されたフランジ部39とからなる
可動フランジ3B、およびキー溝32および36
内に入れられ固定フランジ3Aと可動フランジ3
Bとの軸方向の変位を許容するとともに軸まわり
の回転を一体的に行うためのボールキー30から
なる。
ベアリング16を介して前記入力軸の段13に当
接され、他端外周には外周スプライン31とキー
溝32が設けられたスリーブ状部33と、スリー
ブ状部33と一体に形成され外周に入力軸の回転
速度検出のためのスリツト34が周設されたフラ
ンジ部35とからなる固定固定フランジ3A、該
固定フランジ3Aのスリーブ部33に軸方向に変
位自在に外嵌され、内周壁に前記固定フランジの
キー溝32と対応するキー溝36が形成されると
ともに外周壁に第1のねじである被動ねじ37が
設けられたスリーブ状ハブ部38と、該ハブ部3
8と一体に形成されたフランジ部39とからなる
可動フランジ3B、およびキー溝32および36
内に入れられ固定フランジ3Aと可動フランジ3
Bとの軸方向の変位を許容するとともに軸まわり
の回転を一体的に行うためのボールキー30から
なる。
出力プーリ4は、外周にキー溝41、スプライ
ン42およびねじ43が形成され、出力軸2と一
体に形成されたスリーブ状部44と、該スリーブ
状部44と一体に形成されたフランジ部45とか
らなる固定フランジ4Aと、該固定フランジ4A
のスリーブ部44に軸方向への変位自在に外嵌さ
れ、内周に前記キー溝41と対応するキー溝41
Aが設けられ、外周に第1のねじである被動ねじ
46が形成されたスリーブ状ハブ部47と該ハブ
部47と一体に形成されたフランジ部48とから
なる可動フランジ4B、およびキー溝41および
41A内に入れられ固定フランジ4Aと可動フラ
ンジ4Bとの回転を一体的に行うためのボールキ
ー40からなる。
ン42およびねじ43が形成され、出力軸2と一
体に形成されたスリーブ状部44と、該スリーブ
状部44と一体に形成されたフランジ部45とか
らなる固定フランジ4Aと、該固定フランジ4A
のスリーブ部44に軸方向への変位自在に外嵌さ
れ、内周に前記キー溝41と対応するキー溝41
Aが設けられ、外周に第1のねじである被動ねじ
46が形成されたスリーブ状ハブ部47と該ハブ
部47と一体に形成されたフランジ部48とから
なる可動フランジ4B、およびキー溝41および
41A内に入れられ固定フランジ4Aと可動フラ
ンジ4Bとの回転を一体的に行うためのボールキ
ー40からなる。
Vベルト5は、入力プーリ3の固定フランジ3
Aと可動フランジ3BとのなすV字形の作用面お
よび出力プーリ4の固定フランジ4Aと可動フラ
ンジ4BとのなすV字形の作用面に、それぞれ当
接して摩擦面を形成する作用面51,52が形成
されている。
Aと可動フランジ3BとのなすV字形の作用面お
よび出力プーリ4の固定フランジ4Aと可動フラ
ンジ4BとのなすV字形の作用面に、それぞれ当
接して摩擦面を形成する作用面51,52が形成
されている。
入力プーリのサーボ機構6は、前記入力プーリ
の可動フランジ3Bの被動ねじ37に螺合する第
2のねじである駆動ねじ61が内周に形成された
可動フランジの駆動子であるスリーブ62、該ス
リーブ62とケース10との間に設けられスリー
ブ62を制動する湿式多板電磁式のアツプシート
ブレーキ63、ダウンシフト用プラネタリギアセ
ツト64、湿式多板電磁式のダウンシートブレー
キ66とからなる。プラネタリギアセツト64は
前記スリーブ62に連結されたリングギア64
R、前記固定フランジのスプライン31と嵌合す
る内周スプライン83が形成され、可動フランジ
側である一方の側面は前記スリーブ62の端面6
21とスラストベアリング85を介して当接され
た他方の側面は後記するカム機構の作用面86と
された他方のカムレース87に連結されているキ
ヤリア64C、該他方のカムレース87にベアリ
ング65を介して回転自在に支持されたサンギア
64S、およびリングギア64Rとサンギア64
Sとに歯合されるとともにキヤリア64Cに回転
自在に支持されたプラネタリギア64Pからな
り、前記サンギア64Sとケース10との間には
ダウンシフトブレーキ66が設けられ、サンギア
64Sはダウンシフトブレーキ66で制御され
る。なお、スリーブ62の駆動ねじ61と可動フ
ランジ3Bの被動ねじとの方向を逆にすること
で、アツプシートブレーキ63とダウンシフトブ
レーキ66との位置を逆にすることも可能であ
る。
の可動フランジ3Bの被動ねじ37に螺合する第
2のねじである駆動ねじ61が内周に形成された
可動フランジの駆動子であるスリーブ62、該ス
リーブ62とケース10との間に設けられスリー
ブ62を制動する湿式多板電磁式のアツプシート
ブレーキ63、ダウンシフト用プラネタリギアセ
ツト64、湿式多板電磁式のダウンシートブレー
キ66とからなる。プラネタリギアセツト64は
前記スリーブ62に連結されたリングギア64
R、前記固定フランジのスプライン31と嵌合す
る内周スプライン83が形成され、可動フランジ
側である一方の側面は前記スリーブ62の端面6
21とスラストベアリング85を介して当接され
た他方の側面は後記するカム機構の作用面86と
された他方のカムレース87に連結されているキ
ヤリア64C、該他方のカムレース87にベアリ
ング65を介して回転自在に支持されたサンギア
64S、およびリングギア64Rとサンギア64
Sとに歯合されるとともにキヤリア64Cに回転
自在に支持されたプラネタリギア64Pからな
り、前記サンギア64Sとケース10との間には
ダウンシフトブレーキ66が設けられ、サンギア
64Sはダウンシフトブレーキ66で制御され
る。なお、スリーブ62の駆動ねじ61と可動フ
ランジ3Bの被動ねじとの方向を逆にすること
で、アツプシートブレーキ63とダウンシフトブ
レーキ66との位置を逆にすることも可能であ
る。
出力プーリのサーボ機構7は、前記可動フラン
ジ4Bの被動ねじ46に螺合する第2のねじであ
る駆動ねじ71が内周に形成された駆動子である
スリーブ72と、該スリーブ72とケース10と
を固定する湿式多板電磁式のアツプシフト用ブレ
ーキ73と、スリーブ72と可動フランジ4Bと
の間に両端が連結されて取付けられたダウンシフ
ト用トーシヨンコイルスプリング74と、出力軸
のスプライン42と嵌合する内周スプラインが形
成され、可動フランジ4Bがわである一方の面は
ベアリング75と介してスリーブ72の端面72
1に当接され、他方の面はナツト76で係止さ
れ、前記スリーブ72を軸方向に支持する支持リ
ング77とからなる。
ジ4Bの被動ねじ46に螺合する第2のねじであ
る駆動ねじ71が内周に形成された駆動子である
スリーブ72と、該スリーブ72とケース10と
を固定する湿式多板電磁式のアツプシフト用ブレ
ーキ73と、スリーブ72と可動フランジ4Bと
の間に両端が連結されて取付けられたダウンシフ
ト用トーシヨンコイルスプリング74と、出力軸
のスプライン42と嵌合する内周スプラインが形
成され、可動フランジ4Bがわである一方の面は
ベアリング75と介してスリーブ72の端面72
1に当接され、他方の面はナツト76で係止さ
れ、前記スリーブ72を軸方向に支持する支持リ
ング77とからなる。
カム機構8は、第2図にも示す如く入力軸1に
設けられた段13と入力軸端のねじ15に螺合さ
れたナツト17により軸方向に固定されると共に
入力軸のスプライン14とスプライン嵌合した内
周スプライン81が形成された一方のカムレース
82と、前記他方のカムレース87と、これらカ
ムレース間に介在されたテーパードローラー88
と、該ローラー88のカバーリング89とからな
り、ローラー88はレース82と87の作用面8
2Aと86との間に挟まり、入力軸1と固定フラ
ンジ3Aとの回転方向の変位に対応して可動フラ
ンジ3Bを図示右方向に押圧する押圧力を変化さ
せる。カム機構はテーパードローラー88の代り
にボールベアリングを用いる方式のもの、第3図
に示す如く斜面8Aと斜面8Bとが直接当接する
型式のものまたはその他の構成のものでもよい。
設けられた段13と入力軸端のねじ15に螺合さ
れたナツト17により軸方向に固定されると共に
入力軸のスプライン14とスプライン嵌合した内
周スプライン81が形成された一方のカムレース
82と、前記他方のカムレース87と、これらカ
ムレース間に介在されたテーパードローラー88
と、該ローラー88のカバーリング89とからな
り、ローラー88はレース82と87の作用面8
2Aと86との間に挟まり、入力軸1と固定フラ
ンジ3Aとの回転方向の変位に対応して可動フラ
ンジ3Bを図示右方向に押圧する押圧力を変化さ
せる。カム機構はテーパードローラー88の代り
にボールベアリングを用いる方式のもの、第3図
に示す如く斜面8Aと斜面8Bとが直接当接する
型式のものまたはその他の構成のものでもよい。
このように、入、出力プーリのサーボ機構6,
7は、変速およびベルト挟圧力のために油圧を用
いなくても済むようになる。
7は、変速およびベルト挟圧力のために油圧を用
いなくても済むようになる。
また、変速シフト時各ブレーキ63,66,6
7を所定の係合力で係合することにより、スリー
ブ62とスリーブ38との間およびスリーブ47
とスリーブ72との間に所定の相対回転を発生せ
しめることにより、所定の変速速度で変速シフト
が行われるようになる。
7を所定の係合力で係合することにより、スリー
ブ62とスリーブ38との間およびスリーブ47
とスリーブ72との間に所定の相対回転を発生せ
しめることにより、所定の変速速度で変速シフト
が行われるようになる。
つぎにこのVベルト式無段変速機の作用を説明
する。
する。
(イ) 定速走行時
このときには、ブレーキ63,66および7
3が全て解放される。したがつて、トルクの伝
動は、入力軸1→カム機構の一方のレース82
→テーパードローラー88→他方のレース87
→入力プーリ3→Vベルト5→出力プーリ4→
出力軸2の順でなされる。Vベルト5による伝
達トルクの大きさはVベルト5に加わる挟圧力
に比例し、該挟圧力は可動プーリ3Bおよび該
可動プーリと螺合したスリーブ62を介して他
方のカムレース87に印加され、カム機構の原
理により入力プーリは回転方向に微動し、テー
パードローラー83により軸方向に作用する挟
圧力Fcは、伝達トルクに対し第4図に示す如
く比例して変化し、Vベルト5を挟む可動フラ
ンジ3Bに加わる挟圧力を伝達トルクに対応し
て変化させ、これによりVベルト5の作用面と
可動フランジ3Bおよび固定フランジ3Aの作
用面との面圧が変化して当接面の挟圧力を変化
させる。第4図においてF1は最高減速化のと
きにVベルトがスリツプしない必要挟圧力、
F2は最低減速比のときにVベルトがスリツプ
しない必要挟圧力、FOは従来の油圧サーボを
用いたときの挟圧力、Fsはスプリングによる
挟圧力を示す。第4図のグラフから本発明のカ
ム機構8を用いたvベルト式無段変速機では伝
達トルクが5Kgm以下でも挟圧力と伝達トルク
が正比例し、Vベルトのプーリとの不必要な挟
圧力の発生が低減できることが明確となる。
3が全て解放される。したがつて、トルクの伝
動は、入力軸1→カム機構の一方のレース82
→テーパードローラー88→他方のレース87
→入力プーリ3→Vベルト5→出力プーリ4→
出力軸2の順でなされる。Vベルト5による伝
達トルクの大きさはVベルト5に加わる挟圧力
に比例し、該挟圧力は可動プーリ3Bおよび該
可動プーリと螺合したスリーブ62を介して他
方のカムレース87に印加され、カム機構の原
理により入力プーリは回転方向に微動し、テー
パードローラー83により軸方向に作用する挟
圧力Fcは、伝達トルクに対し第4図に示す如
く比例して変化し、Vベルト5を挟む可動フラ
ンジ3Bに加わる挟圧力を伝達トルクに対応し
て変化させ、これによりVベルト5の作用面と
可動フランジ3Bおよび固定フランジ3Aの作
用面との面圧が変化して当接面の挟圧力を変化
させる。第4図においてF1は最高減速化のと
きにVベルトがスリツプしない必要挟圧力、
F2は最低減速比のときにVベルトがスリツプ
しない必要挟圧力、FOは従来の油圧サーボを
用いたときの挟圧力、Fsはスプリングによる
挟圧力を示す。第4図のグラフから本発明のカ
ム機構8を用いたvベルト式無段変速機では伝
達トルクが5Kgm以下でも挟圧力と伝達トルク
が正比例し、Vベルトのプーリとの不必要な挟
圧力の発生が低減できることが明確となる。
(ロ) アツプシフト時
このときには、ブレーキ63および73が作
動される。したがつて、スリーブ62および7
2が固定され、可動フランジ3Bのスリーブ部
38および47がスリーブ62および72に対
して相対回転し、可動フランジ3Bは入力プー
リ3の有効径を増大させる方向(図示右方)に
変位し、可動フランジ4Bは出力プーリの有効
径を減少させる方向(図示右方)に変位し、減
速比の低減が行われる。減速比が制御設定値に
なつた時点で63および73は解放される。
動される。したがつて、スリーブ62および7
2が固定され、可動フランジ3Bのスリーブ部
38および47がスリーブ62および72に対
して相対回転し、可動フランジ3Bは入力プー
リ3の有効径を増大させる方向(図示右方)に
変位し、可動フランジ4Bは出力プーリの有効
径を減少させる方向(図示右方)に変位し、減
速比の低減が行われる。減速比が制御設定値に
なつた時点で63および73は解放される。
このとき出力プーリのサーボ機構のトーシヨ
ンスプリング74は捩られてエネルギーの蓄積
がなされる。
ンスプリング74は捩られてエネルギーの蓄積
がなされる。
(ハ) ダウンシフト時
このときには、ブレーキ66が作動される。
したがつて、プラネタリギアセツト64のサン
ギア64Sが固定され、リングギア64Rはス
リーブ62を入力軸の回転方向に増速させ可動
フランジ3Bを入力プーリ3の有効径の減少方
向(図示左方)に変位させ、トーシヨンスプリ
ング74はスリーブ72を回転駆動して戻り、
可動フランジ4Bを出力プーリの有効径の増大
方向(図示左方)に変位させる。この入力プー
リ3の可動フランジ3Bの変位はカム機構によ
る可動フランジ3Bの押圧力に逆らつてなされ
る。減速比が制御設定値になつたときブレーキ
66を解放する。
したがつて、プラネタリギアセツト64のサン
ギア64Sが固定され、リングギア64Rはス
リーブ62を入力軸の回転方向に増速させ可動
フランジ3Bを入力プーリ3の有効径の減少方
向(図示左方)に変位させ、トーシヨンスプリ
ング74はスリーブ72を回転駆動して戻り、
可動フランジ4Bを出力プーリの有効径の増大
方向(図示左方)に変位させる。この入力プー
リ3の可動フランジ3Bの変位はカム機構によ
る可動フランジ3Bの押圧力に逆らつてなされ
る。減速比が制御設定値になつたときブレーキ
66を解放する。
このvベルト式無段変速機においてはブレー
キ63,66,73の電磁ブレーキが故障して
ブレーキが係合不能になつた場合においては故
障前の減速比のまま走行できる。よつて油圧サ
ーボにより変速比を変更するvベルト式無段変
速機の場合の油圧洩れの如く不用意に減速比が
変更することが防止でき安全性に優れる。
キ63,66,73の電磁ブレーキが故障して
ブレーキが係合不能になつた場合においては故
障前の減速比のまま走行できる。よつて油圧サ
ーボにより変速比を変更するvベルト式無段変
速機の場合の油圧洩れの如く不用意に減速比が
変更することが防止でき安全性に優れる。
上記実施例では入力プーリがわにのみアツプシ
フトブレーキ63、ダウンシフトブレーキ66、
プラネタリギアセツト66を有するサーボ機構6
を用いたが同じサーボ機構を出力プーリのサーボ
機構に設けても良いことは当然である。またブレ
ーキとしては、実施例の如く湿式の他に乾式の摩
擦ブレーキを使用しても良い。
フトブレーキ63、ダウンシフトブレーキ66、
プラネタリギアセツト66を有するサーボ機構6
を用いたが同じサーボ機構を出力プーリのサーボ
機構に設けても良いことは当然である。またブレ
ーキとしては、実施例の如く湿式の他に乾式の摩
擦ブレーキを使用しても良い。
第5図は、本発明の他の実施例を示す第1図と
同様の断面図である。なお、前述の実施例と同じ
構成要素には同じ符号を付すことにより、その説
明は省略する。
同様の断面図である。なお、前述の実施例と同じ
構成要素には同じ符号を付すことにより、その説
明は省略する。
第5図に示すように、本実施例では入力プーリ
の可動フランジ3Bの駆動機構として第1実施例
に示した出力プーリの可動プーリ4Bのサーボ機
構と同一の構成のサーボ機構7Aを用いている。
サーボ機構7Aは駆動子であるスリーブ62、ス
リーブ62とケース10とを固定する湿式多板電
磁式のダウンシフトブレーキ78、一端は可動プ
ーリ3Bに固定され他端はスリーブ62に固定さ
れたアツプシフト用トーシヨンスプリング79と
を有する。
の可動フランジ3Bの駆動機構として第1実施例
に示した出力プーリの可動プーリ4Bのサーボ機
構と同一の構成のサーボ機構7Aを用いている。
サーボ機構7Aは駆動子であるスリーブ62、ス
リーブ62とケース10とを固定する湿式多板電
磁式のダウンシフトブレーキ78、一端は可動プ
ーリ3Bに固定され他端はスリーブ62に固定さ
れたアツプシフト用トーシヨンスプリング79と
を有する。
本実施例のvベルト式無段変速機は、定常走行
時はダウンシフトブレーキ78およびアツプシフ
トブレーキ73をともに解放し、ダウンシフト時
はブレーキ78のみを係合し、アツプシフト時は
ブレーキ73のみを係合する。入力プーリ可動フ
ランジ3Bのトーシヨンスプリング79は常に所
定の捩りが付与されており、たとえばアツプシフ
ト時にはさらに捩られ、ダウンシフト時には戻さ
れる。
時はダウンシフトブレーキ78およびアツプシフ
トブレーキ73をともに解放し、ダウンシフト時
はブレーキ78のみを係合し、アツプシフト時は
ブレーキ73のみを係合する。入力プーリ可動フ
ランジ3Bのトーシヨンスプリング79は常に所
定の捩りが付与されており、たとえばアツプシフ
ト時にはさらに捩られ、ダウンシフト時には戻さ
れる。
第6図は、本発明の更に他の実施例を示す第1
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
第6図に示すように、本実施例では第2実施例
におけるカム機構8を入力軸1の入力プーリ3の
図示右側に配置している。カム機構8Aは、入力
軸1に設けられたつば状部18の入力プーリがわ
面19と、入力プーリ固定フランジ3Aのスリー
ブ部33の端面33Aとを作用面とし入力軸1を
可動フランジ3Bと反対方向に微動させ、入力軸
1にスプライン嵌合されナツト17で軸方向に係
止された係止リング101との間でスラストベア
リングを介して伝達トルクに対応した挟圧力をV
ベルト5に加える。
におけるカム機構8を入力軸1の入力プーリ3の
図示右側に配置している。カム機構8Aは、入力
軸1に設けられたつば状部18の入力プーリがわ
面19と、入力プーリ固定フランジ3Aのスリー
ブ部33の端面33Aとを作用面とし入力軸1を
可動フランジ3Bと反対方向に微動させ、入力軸
1にスプライン嵌合されナツト17で軸方向に係
止された係止リング101との間でスラストベア
リングを介して伝達トルクに対応した挟圧力をV
ベルト5に加える。
第7図は、本発明の更に他の実施例を示す第1
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
第7図に示すように、本実施例ではカム機構8
Bを出力軸2上に設けている。カム機構8Bは、
一方のレース87は出力プーリの固定フランジ4
Aのスリーブ部44にスプライン嵌合され、スラ
ストベアリング85を介してスリーブ72の端面
721に当接された一方のカムレース87と、ス
リーブ部44上に外嵌され、スリーブ部44にス
プライン嵌合された支持リング58とスラストベ
アリング821とを介してスリーブ部44に螺合
されたナツト59により係止された他方のカムー
ス82と、テーパードローラ88とからなる。本
実施例ではカムレース82に一体に形成された回
転ドラム2Aが出力部材となつている。
Bを出力軸2上に設けている。カム機構8Bは、
一方のレース87は出力プーリの固定フランジ4
Aのスリーブ部44にスプライン嵌合され、スラ
ストベアリング85を介してスリーブ72の端面
721に当接された一方のカムレース87と、ス
リーブ部44上に外嵌され、スリーブ部44にス
プライン嵌合された支持リング58とスラストベ
アリング821とを介してスリーブ部44に螺合
されたナツト59により係止された他方のカムー
ス82と、テーパードローラ88とからなる。本
実施例ではカムレース82に一体に形成された回
転ドラム2Aが出力部材となつている。
第8図は、本発明の更に他の実施例を示す第1
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
第8図に示すように、本実施例では入力プーリ
の可動フランジ3Bのサーボ機構7Bは、ダウン
シフトブレーキ78と、アツプシフトトーシヨン
スプリング79と、他方のカムレース87の外周
に形成した第1のねじである駆動ねじ87Aと、
スリーブ62の内周に形成され前記駆動ねじ87
Aに螺合した第2のねじである被動ねじ61と、
スリーブ62の可動フランジがわ端面622と可
動フランジ3Bとの間に介在させたスラストベア
リング623とで構成されると共に、スリーブ6
2とトランスミツシヨンケース10との間に設け
た前記ダウンシフトブレーキ78は、摩擦係合部
70をケース10にスプライン嵌合したブレーキ
プレート781、スリーブ62に連結させ、外周
にスプライン782が形成されたハブドラム78
3および前記ブレーキプレート781間に配され
ると共に前記バブドラム783にスプライン嵌合
されたフリクシヨンプレート784で構成し、ス
リーブ62の軸方向への変位を許容させている。
また出力プーリの可動フランジ4Bのサーボ機構
7Cも同様な構成を有し、アツプシフトブレーキ
73、ダウンシフトスプリング74、軸方向に変
位自在であると共に可動フランジがわ端面722
は可動フランジ4Bにスラストベアリング723
を介して当接したスリーブ72、前記スリーブに
形成された第2のねじである被動ねじ71と螺合
した第1のねじである駆動ねじ771が外周に設
けられている支持リング77からなる。
の可動フランジ3Bのサーボ機構7Bは、ダウン
シフトブレーキ78と、アツプシフトトーシヨン
スプリング79と、他方のカムレース87の外周
に形成した第1のねじである駆動ねじ87Aと、
スリーブ62の内周に形成され前記駆動ねじ87
Aに螺合した第2のねじである被動ねじ61と、
スリーブ62の可動フランジがわ端面622と可
動フランジ3Bとの間に介在させたスラストベア
リング623とで構成されると共に、スリーブ6
2とトランスミツシヨンケース10との間に設け
た前記ダウンシフトブレーキ78は、摩擦係合部
70をケース10にスプライン嵌合したブレーキ
プレート781、スリーブ62に連結させ、外周
にスプライン782が形成されたハブドラム78
3および前記ブレーキプレート781間に配され
ると共に前記バブドラム783にスプライン嵌合
されたフリクシヨンプレート784で構成し、ス
リーブ62の軸方向への変位を許容させている。
また出力プーリの可動フランジ4Bのサーボ機構
7Cも同様な構成を有し、アツプシフトブレーキ
73、ダウンシフトスプリング74、軸方向に変
位自在であると共に可動フランジがわ端面722
は可動フランジ4Bにスラストベアリング723
を介して当接したスリーブ72、前記スリーブに
形成された第2のねじである被動ねじ71と螺合
した第1のねじである駆動ねじ771が外周に設
けられている支持リング77からなる。
本実施例では、ダウンシフトブレーキ78また
はアツプシフトブレーキ73が係合されたとき駆
動子であるスリーブ62または72が軸方向に変
位して可動フランジ3Bまたは4Bを押圧する。
はアツプシフトブレーキ73が係合されたとき駆
動子であるスリーブ62または72が軸方向に変
位して可動フランジ3Bまたは4Bを押圧する。
第9図は、本発明の更に他の実施例を示す第1
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
図と同様の断面図である。なお、前述の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の説明は省略する。
第9図に示すように、本実施例では可動フラン
ジのサーボ機構9は螺合した一対のスリーブ9
1,92からなる駆動子90およびこれらスリー
ブ91を92を相対回転させるサーボモータ93
からなる。スリーブ91は、一端がカム機構のカ
ムレース87にスラストベアリング85を介して
当接されると共にギア94が設けられ、スリーブ
92は、他端がスラストベアリング96を介して
可動フランジ3Bに当接するとともに一端にギア
95が設けられ、サーボモータ93の出力軸には
ギア94と歯合した第1ドライブギア97と、該
第1のドライブギア97と歯数が異なり、ギア9
5と歯合した第2ドライブギア98とが設けられ
ている。モータ93の回転方向により駆動子90
の軸方向の長さが増減し、可動フランジ3Bの押
圧力を変化させて入力プーリ3の実効径を増大さ
せたり減少させたりする。このように駆動子の駆
動機構としてブレーキの代りにサーボモータなど
のドライブ機構を用いることも可能である。
ジのサーボ機構9は螺合した一対のスリーブ9
1,92からなる駆動子90およびこれらスリー
ブ91を92を相対回転させるサーボモータ93
からなる。スリーブ91は、一端がカム機構のカ
ムレース87にスラストベアリング85を介して
当接されると共にギア94が設けられ、スリーブ
92は、他端がスラストベアリング96を介して
可動フランジ3Bに当接するとともに一端にギア
95が設けられ、サーボモータ93の出力軸には
ギア94と歯合した第1ドライブギア97と、該
第1のドライブギア97と歯数が異なり、ギア9
5と歯合した第2ドライブギア98とが設けられ
ている。モータ93の回転方向により駆動子90
の軸方向の長さが増減し、可動フランジ3Bの押
圧力を変化させて入力プーリ3の実効径を増大さ
せたり減少させたりする。このように駆動子の駆
動機構としてブレーキの代りにサーボモータなど
のドライブ機構を用いることも可能である。
以上のように、本発明の車両用Vベルト式無段
変速機によれば、回転運動を軸方向運動に変換し
て前記各可動フランジの少なくとも一方の可動フ
ランジに伝えることにより、その少なくとも一方
の可動フランジとの相対回転により軸方向に変位
させる運動変換手段および該運動変換手段を静止
部材に係止せしめることにより該運動変換手段の
回転を制限せしめ前記可動フランジを軸方向に移
動せしめる駆動手段からなる前記少なくとも一方
の可動フランジのサーボ機構を備えているので、
運動変換手段を静止部材に係止せしめる力を制御
することにより、運動変換手段の回転の制限制御
量を所望に応じて変化させることが可能となる。
変速機によれば、回転運動を軸方向運動に変換し
て前記各可動フランジの少なくとも一方の可動フ
ランジに伝えることにより、その少なくとも一方
の可動フランジとの相対回転により軸方向に変位
させる運動変換手段および該運動変換手段を静止
部材に係止せしめることにより該運動変換手段の
回転を制限せしめ前記可動フランジを軸方向に移
動せしめる駆動手段からなる前記少なくとも一方
の可動フランジのサーボ機構を備えているので、
運動変換手段を静止部材に係止せしめる力を制御
することにより、運動変換手段の回転の制限制御
量を所望に応じて変化させることが可能となる。
したがつて、可動フランジの軸方向の移動量お
よび移動速度、すなわち変速量および変速速度を
所望に応じて変化するように制御することができ
る。この結果、変速シヨツクのない滑らかな変速
を行うことができるとともに、連続的な変速制御
を行うことができる。しかも、変速量および変速
速度を所望に応じて制御することができることに
より、トルクの伝達効率が大幅に向上する。
よび移動速度、すなわち変速量および変速速度を
所望に応じて変化するように制御することができ
る。この結果、変速シヨツクのない滑らかな変速
を行うことができるとともに、連続的な変速制御
を行うことができる。しかも、変速量および変速
速度を所望に応じて制御することができることに
より、トルクの伝達効率が大幅に向上する。
更に、変速速度を変化させることができること
により、例えば車両が急停止した場合、Vベルト
を最大減速状態まで急速に戻して車両を確実に再
発進させることができる。
により、例えば車両が急停止した場合、Vベルト
を最大減速状態まで急速に戻して車両を確実に再
発進させることができる。
また本発明によれば、入力軸および前記出力軸
の少なくとも一方に設けられ、前記入・出力プー
リのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動トルクに
応じて発生する挟圧力発生手段を備えているの
で、Vベルトの挟圧力を伝達トルクに応じて精密
に制御することができるようになる。これによ
り、Vベルトの耐久性が向上するとともに、トル
クの伝達効率が更に一層向上するようになる。
の少なくとも一方に設けられ、前記入・出力プー
リのVベルトの挟圧力をVベルトの伝動トルクに
応じて発生する挟圧力発生手段を備えているの
で、Vベルトの挟圧力を伝達トルクに応じて精密
に制御することができるようになる。これによ
り、Vベルトの耐久性が向上するとともに、トル
クの伝達効率が更に一層向上するようになる。
更に本発明によれば、前述のような運動変換手
段をおよび前述のような挟圧力発生手段を備えて
いるので、変速およびベルト挟圧力のために従来
のように油圧サーボを用いなくても済むようにな
り、複雑な油路が不要となる。したがつて、構造
がきわめて簡単になる。
段をおよび前述のような挟圧力発生手段を備えて
いるので、変速およびベルト挟圧力のために従来
のように油圧サーボを用いなくても済むようにな
り、複雑な油路が不要となる。したがつて、構造
がきわめて簡単になる。
第1図は本発明のvベルト式無段変速機の第1
実施例を示す断面図、第2図はカム機構の正面
図、第3図はカム機構の他の実施例の正面図、第
4図はカム機構の作動原理説明のためのグラフ、
第5図は本発明のvベルト式無段変速機の第2実
施例を示す断面図、第6図は本発明のvベルト式
無段変速機の第3実施例を示す断面図、第7図は
本発明のvベルト式無段変速機の第4実施例を示
す断面図、第8図は本発明のvベルト式無段変速
機の第5実施例を示す断面図、第9図は本発明の
vベルト式無段変速機の第6実施例を示す断面図
である。 図中1……入力軸、2……出力軸、3……入力
プーリ、4……出力プーリ、5……vベルト、
6,7,7A,7B,7C,9……可動フランジ
のサーボ機構、8,8A,8B……カム機構。
実施例を示す断面図、第2図はカム機構の正面
図、第3図はカム機構の他の実施例の正面図、第
4図はカム機構の作動原理説明のためのグラフ、
第5図は本発明のvベルト式無段変速機の第2実
施例を示す断面図、第6図は本発明のvベルト式
無段変速機の第3実施例を示す断面図、第7図は
本発明のvベルト式無段変速機の第4実施例を示
す断面図、第8図は本発明のvベルト式無段変速
機の第5実施例を示す断面図、第9図は本発明の
vベルト式無段変速機の第6実施例を示す断面図
である。 図中1……入力軸、2……出力軸、3……入力
プーリ、4……出力プーリ、5……vベルト、
6,7,7A,7B,7C,9……可動フランジ
のサーボ機構、8,8A,8B……カム機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互いに平行的に配設された入力軸および出力
軸にそれぞれ設けられ、それぞれ固定フランジと
この固定フランジに対して軸方向に変位可能であ
るとともに前記固定フランジと一体的に回転する
可動フランジとからなる入力プーリおよび出力プ
ーリと、これら入力プーリおよび出力プーリ間を
伝動するVベルトと、回転運動を軸方向運動に変
換して前記各可動フランジの少なくとも一方の可
動フランジに伝えることにより、その少なくとも
一方の可動フランジとの相対回転により軸方向に
変位させる運動変換手段および該運動変換手段を
静止部材に係止せしめることにより該運動変換手
段の回転を制限せしめ前記可動フランジを軸方向
に移動せしめる駆動手段からなる前記少なくとも
一方の可動フランジのサーボ機構と、前記入力軸
および前記出力軸の少なくとも一方に設けられ、
前記入・出力プーリのVベルトの挟圧力をVベル
トの伝動トルクに応じて発生する挟圧力発生手段
とからなることを特徴とする車両用Vベルト式無
段変速機。 2 前記運動変換手段は、前記各可動フランジま
たはこれらの各可動フランジにそれぞれ軸方向に
連動する部材にそれぞれ形成した第1のねじと、
この第1のねじとの間の相対回転により第1のね
じをそれぞれ軸方向に変位させる第2のねじとか
らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の車両用Vベルト式無段変速機。 3 前記駆動手段は、前記第2のねじを制動する
ブレーキであることを特徴とする特許請求の範囲
第2項記載の車両用Vベルト式無段変速機。 4 前記挟圧力発生手段はカム機構であることを
特徴とする特許請求の範囲第1ないし3項いずれ
か1記載の車両用Vベルト式無段変速機。 5 前記カム機構は前記入力プーリと前記出力プ
ーリとの少なくとも一方に設けられていることを
特徴とする特許請求の範囲第4項記載の車両用V
ベルト式無段変速機。 6 前記カム機構は、前記固定フランジを支持す
る軸と前記可動フランジとの間に配設されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の車
両用Vベルト式無段変速機。 7 前記カム機構は、前記固定フランジを支持す
る軸と前記固定フランジとの間に配設されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の車
両用Vベルト式無段変速機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20814482A JPS5997355A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 車両用vベルト式無段変速機 |
US06/555,265 US4541821A (en) | 1982-11-27 | 1983-11-23 | V-belt type stepless transmission |
GB08331394A GB2132711B (en) | 1982-11-27 | 1983-11-24 | V-belt type stepless transmission |
DE19833342745 DE3342745A1 (de) | 1982-11-27 | 1983-11-25 | Stufenloses keilriemengetriebe |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20814482A JPS5997355A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 車両用vベルト式無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5997355A JPS5997355A (ja) | 1984-06-05 |
JPH037819B2 true JPH037819B2 (ja) | 1991-02-04 |
Family
ID=16551359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20814482A Granted JPS5997355A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 車両用vベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5997355A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0217268A (ja) * | 1989-05-09 | 1990-01-22 | Aichi Mach Ind Co Ltd | 無段変速機構 |
ES2353759T3 (es) * | 2004-07-02 | 2011-03-04 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Transmisión de variación contínua de correa en v para un vehículo y vehículo de tipo de montar a horcajadas. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625698A (en) * | 1979-07-10 | 1981-03-12 | Tokyo Jido Kiko Kk | Apparatus for supplying air to cooling tower and air supply controlling system |
-
1982
- 1982-11-27 JP JP20814482A patent/JPS5997355A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625698A (en) * | 1979-07-10 | 1981-03-12 | Tokyo Jido Kiko Kk | Apparatus for supplying air to cooling tower and air supply controlling system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5997355A (ja) | 1984-06-05 |
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