JPH035542A - 木造建物用ホールダウン金物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ツーバイフォー工法又は軸組工法等各種の木
造建物に用い得て杵を固定せしめるホールダウン金物（
引き寄せ金＊）に関する。

［従来の技術］ この種ホールダウン金物として、短冊状の鋼板の下端を
水平に折返して側面り字状に形成するとともに、その垂
直部を、柱の土台方向の側面に固定する一方、水平部に
は土台を貫通して基礎から突出せしめたアンカーボルト
、又は土台に固定したボルトを締結して柱を固定するも
のとされていた。

［発明か解決しようとする課題］ しかし、かかる従来ホールダウン金物は、基礎から突出
せしめたアンカーボルトを締結するためには、基礎への
アンカーボルトの埋込み位置、そして土台の貫通孔、及
びホールダウン金物のボルト挿通孔の３位置が正確に一
致するように、その埋込み・孔あけ・取付作業等を行わ
なければならず、これらは熟練を要する作業となる。一
方、基礎上の土台にのみ固定されたボルトを締結する構
造は、柱に加わる引抜き力が比較的小さい場合にのみ採
用でき、適用建物が限定されざるを得ない。

本発明は、かかる従来ホールダウン金物の問題点に鑑み
てなされたもので、取付作業が簡単で、且つ柱の固定も
極めて強固な木造建物用ホールダウン金物を提供するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的に添い、平面り字形に折曲した縦長の
柱固定用アングルを用いこれを柱の隣接２面に当接せし
めるとともに、上記折曲部の背面側にアンカーボルトホ
ルダーを備えることにより、土台を外れた位置でアンカ
ーボルトを締結するように構成したものであって、即ち
本発明は、平面り字形に折曲した縦長の柱固定用アング
ルと、該アングルの折曲部の背面側に備えるとともに底
部に水平保合片を有するアンカーボルトホルダーと、該
ホルダーに遊嵌状に挿入して水平係合片に係合せしめた
アンカーボルト用ワッシャーとを備えたことを特徴とす
る木造建物用ホールダウン金物（請求第１項）。

及び、請求第１項の水平係合片とアンカーボルト用ワッ
シャーに代えて、アンカーボルト用透孔を開設したホル
タ−底板を備えてなる木造建物用ホールダウン金物（請
求第２項）に係り且つこれらを夫々要旨とするものであ
る。

［作用］ 上記構成により、本発明ホールダウン金物は、平面り字
形に折曲したアングルを柱の隣接２側面に固定するとと
もに、該アングルの折曲部の背面側に備えたアンカーボ
ルトホルダーに、土台を外れた位置で基礎から突出せし
めたアンカーボルトを締結して柱を固定する。

ここで、特に請求第１項のホールダウン金物では、上記
ホルダーに遊嵌状に挿入したワッシャーを介してアンカ
ーボルトを締結することにより締結位置かｇ：Ｊ整可能
とされる。また、請求第２項のホールダウン金物では、
アンカーボルト用透孔を開設したホルダー底板に対して
アンカーボルトを締結する。

［実施例］ まず、第１図乃至第６図に示す実施例を説明すれば、こ
れら図中１は本発明に係る木造建物用ホールダウン金物
であり、該ホールダウン金物ｌは、柱固定用アングル２
、アンカーボルトホルダー３及びアンカーボルト用ワッ
シャー４等を備えて第１図に示すように本例では隅柱５
を建物の基礎６に固定している。

柱固定アングル２は（第２図乃至第４図参照）、例えば
厚さ３〜４　ｍ　ｍ程度の鋼板を平面り字形に折曲する
とともに高さ３０ｃｍ〜５０ａｍ前後の比較的縦長に形
成している。なお、図中７・・・はボルト等の固定具用
透孔で、該アングル２の両フィン部に各々高さをずらし
た所定間隔で透設している。また図中８は仮止め用の爪
である。

一方、アンカーボルトホルダー３は、同様の鋼板を折曲
又は溶接（溶接箇所９）して概ね角筒形に近く形成され
、上記柱固定用アングルの折曲部ｌＯの背面側下端部に
溶接し、更に下方に延設して備えられている。そして、
その底部は比較的大きく開口しているが（底部開口ｌｌ
）、この開口をせばめるようにホルダーの下端を内側に
折り返して水平係合片１２・・・を有している。なお、
図中１３−、は釘孔である。

また、°該ホルダー３には、アンカーボルト用ワッシャ
ー４（第５図に示すように角形、丸形等その種類は任意
である）を、第６図に示すように遊嵌状に挿入してＥ記
水平係合片１２・・・に係合せしめている。

そして、かかるホールダウン金物ｌの取付状態を説明す
れば（第１図参照）、上記平面り字形に折曲した柱固定
用アングル２は、柱の角を包むようにしてその隣接２面
に当接せしめるとともに、爪８を食込ませて仮止めした
上、前記固定具用透孔７・・・を通してボルト・ナツト
、ラグスクリュー或いは太めくぎ等の固定具１４・・・
を装着又は打込んて柱５に固定している。

一方、アンカーボルトホルダー３は、建物の土台１５．
１５（又は下枠等）を外れた位置にあって、基礎６から
突出せしめたアンカーボルト１６をその底部開口１１か
ら挿通せしめるとともに、上記ワッシャー４を介してナ
ツト１７で締結される。また、必要に応じて前記釘孔を
通して土台１５に釘打ちする（釘１８・・・）。

次に、第７図乃至第１θ図に示す実施例は、上記実施例
の水平係合片とアンカーボルト用ワッシャーに代えて、
アンカーボルトホルダー３の底部に、アンカーボルト用
透孔１９を開設したホルダー底板２０を備えたもので、
その他先の実施例と共通する点については図中同符号を
付して説明を省略する。なお、このホルダー底板２０は
、図示のように溶接（溶接箇所９）によって備えてもよ
いし、勿論ホルダー下端部を折返して備えることも可能
である。

その他図示しないが、柱固定用アングルとアンカーボル
トホルタ−は、実施例のように溶接して一体化する他、
鋼板に必要な切込みを入れて折曲すればこれらを一体に
形成することも可能である。

また、これらアングルやホルダー等は、勿論ステンレス
鋼その他の材質を用いて形成されてもよい。

なお、実施例のホールダウン金物は建物の隅柱に取付け
ているか、その他１例えば基礎かＴ字状、又は十字状等
に交わる箇所においても実施例と同様に取付は得るし、
或いは基礎の幅を部分的に若干広げれば全く任意箇所の
柱に使用することも可能である。

実施例は以上のとおりに構成したが、本発明は前記要旨
に反しない限り、柱固定用アングル、折曲部、水平係合
片、アンカーボルトホルタ−、アンカーボルト用ワッシ
ャー、アンカーボルト用透孔、ホルダー底板等の具体的
形状、構造１寸法、材質、員数、配近及びこれらの関係
等は様々に変更し得て上記実施例に限られないことはい
うまでもない。

［発明の効果］ 本発明の木造建物用ホールダウン金物は、前記要旨のと
おりに構成したので、平面り字形に折曲した縦長の柱固
定用アングルは、柱の２面に強固に固定されるとともに
、その折曲部の背面側に備えたアンカーボルトホルダー
は、土台から外れた位置で基礎から直接突出せしめたア
ンカーボルトに締結することか可能であるから、アンカ
ーボルトを土台に貫通せしめる必要かなく締結の際の位
置合せが簡単化され、且つこのように基礎から突出せし
めたアンカーボルトに締結することにより柱の固定も極
めて強固なものとできる。

また、請求第１項のホールダウン金物は、アンカーボル
ト用ワ・・７シヤーを上記アンカーボルトホルダーに遊
嵌状に挿入して水平保合片に係合せしめたので、該ワッ
シャーをホルダー内で適宜にずらすことにより、上記位
置合せを更に簡単化することが可能である。

【図面の簡単な説明】

ｔｉ４１図乃至ｔ１４６図と、第７図乃至第１Ｏ図は夫
々異なる実施例を示すもので、第１図は本発明木造建物
用ホールダウン金物の取付状態を示す斜視図、第２図は
第１図Ａ方向から見た同金物の側面図、第３図は第１図
Ｂ方向から見た同金物の側面図、第４図は同金物の平面
図、第５図はワッシャーの平面図、第６図はアンカーボ
ルトホルダーの一部を拡大した斜視図、第７図は他の実
施例に係る本発明木造建物用ホールダウン金物の取付状
態を示す斜視図、第８図は第７図Ａ方向から見た同金物
の側面図、第９図は第７図Ｂ方向から見た同金物の側面
図、第１Ｏ図は同金物の平面図。 ｌ・・・木造建物用ホール ダウン金物 ２・・・柱固定用アングル ３・・・アンカーボルト用 ルダー ４・・・アンカーボルト用 ワッシャー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）平面Ｌ字形に折曲した縦長の柱固定用アングルと
   、該アングルの折曲部の背面側に備えるとともに底部に
   水平係合片を有するアンカーボルトホルダーと、該ホル
   ダーに遊嵌状に挿入して水平係合片に係合せしめたアン
   カーボルト用ワッシャーとを備えたことを特徴とする木
   造建物用ホールダウン金物。
2. （２）請求第１項の水平係合片とアンカーボルト用ワッ
   シャーに代えて、アンカーボルト用透孔を開設したホル
   ダー底板を備えてなる木造建物用ホールダウン金物。