JPH0450725Y2 - - Google Patents

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JPH0450725Y2
JPH0450725Y2 JP12025387U JP12025387U JPH0450725Y2 JP H0450725 Y2 JPH0450725 Y2 JP H0450725Y2 JP 12025387 U JP12025387 U JP 12025387U JP 12025387 U JP12025387 U JP 12025387U JP H0450725 Y2 JPH0450725 Y2 JP H0450725Y2
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bolt
elongated hole
shaped angle
neck portion
width
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JP12025387U
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば壁装パネル等の取り付けに用い
られるL型アングル装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のL型アングルを用いた壁装パネルの施工
を第3図を参照して説明する。第3図において符
号1はパネルが壁面に沿つて取り付けられる下地
壁(例えばコンクリート壁)であり、アンカーボ
ルト2が打ち込まれており、該アンカーボルト2
にねじ込まれたナツト3によりL型アングル4が
下地壁1に対し固定されている。この従来のL型
アングル4は、直交する第1の面41と第2の面
42とを有し、第1の長孔4aと第2の長孔4b
がそれぞれ第1の面41と第2の面42に穿設さ
れている。前記アンカーボルト2は第1の長孔4
aに挿通され、第1の面41が下地壁1に密着
し、第2の面42は下地壁1から前方へ水平に突
出する姿勢とされている。
この第2の面42上には長孔5aを有する受け
金物5が載せられ、該長孔5a及び長孔4bにボ
ルト6を通し、ワツシヤ7a、スプリングワツシ
ヤ7bを介してナツト7を締め込むことにより該
受け金物5がL型アングル4に固定される。ま
た、受け金物5にはダボピン挿通口5bが穿設さ
れている。
符号9,10はそれぞれ下段壁装パネル及び上
段壁装パネルであり、これらの上端面及び下端面
にはそれぞれダボ穴11が穿設されている。そし
て前記ダボピン挿通口5bに挿通されたダボピン
8がダボ穴11に挿通されることにより壁装パネ
ル9,10が下地壁1に対し固定される。なお、
ダボ穴11中には接着用の樹脂12が注入されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来のL型アングル4を用いた施工構造に
よると、L型アングル4と受け金物5とを固定す
るためにボルト6がナツト7を締め付ける際に空
回りし易く、現場におけるパネル材の施工能率が
低くなり易い。
また、ボルト6、ワツシヤ7a、スプリングワ
ツシヤ7b或いはナツト7等の細かい部品を壁装
パネル9,10と下地壁1との間のパネル裏側空
間に落とし易い。
[問題点を解決するための手段] 本考案のL型アングル装置は、直交する第1の
面及び第2の面を有したL型アングルと、該L型
アングルに設けられたボルト挿通孔に挿通され
た、該L型アングルへの部材固定用のボルトとを
備えたL型アングル装置において、該第1及び第
2の面には、前記ボルト挿通孔として長孔が設け
られており、該長孔は、第1及び第2の面の交叉
線と直交する方向に延在し、かつ第1及び第2の
面にわたつて連続して設けられており、第2の面
に設けられた第2の長孔は第1の面に設けられた
第1の長孔よりも幅が狭くなつており、前記ボル
トは、根元に細首状のネツク部が設けられてお
り、該ボルトの該ネツク部及びそれよりも先端側
が前記第1の長孔を通過され、該ネツク部が前記
第2の長孔に係合されており、該ネツク部よりも
先端側は該第2の長孔の幅よりも径が大きいこと
を特徴とするものである。
[作用] 本考案のL型アングル装置は、これを用いて次
のようにして壁装パネルを施工することができ
る。即ち、L型アングルの第1の面を例えばアン
カーボルト等により下地壁に固定する。この際予
め該第1の面の第1の長孔を通してネツク付きの
ボルトをそのネツク部が第2の長孔に係合するよ
うに差し込んでおく。この場合、該ボルトは先端
が上方向を向くように該第2の長孔に差し込まれ
る。その後、受け金物を該ボルトを利用してL型
アングルに固定し、ダボピンを用いて壁装パネル
を施工する。
このように、本考案のL型アングル装置によれ
ば、この受け金物の施工に際して、ボルトが第2
の長孔に係止され、しかも該ボルトが上向き姿勢
とされている。従つて、ワツシヤ、スプリングワ
ツシヤを該ボルトに上側から落し込み、次いで上
側からナツトを締め込むように作業することがで
きる。これにより、ワツシヤ等の細かい部品をパ
ネル裏側空間に落とすことが防止される。
なお、該ネツク部を非真円形断面形状として該
第2の長孔内における該ボルトの軸心回りの回転
を阻止しうる大きさとした場合には、該ボルトに
ナツトを締め込む際に該ボルトの軸心回りの回転
が阻止されるため、受け金物固定時の作業を極め
て簡単に行なうことができるようになる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るL型アングル装
置を示す分解斜視図、第2図は実施例に係るL型
アングル装置を用いた壁装パネルの施工を説明す
るための斜視図である。
この実施例装置に用いられるL型アングル4
は、直交する第1の面41及び第2の面42を有
し、これらの面41,42にはボルト挿通用の長
孔4a,4bが穿設されている。これら長孔4
a,4bは、第1及び第2の面の交叉線Aと直交
する方向に延在し、かつ第1の面41から第2の
面42にわたつて連続して設けられている。ま
た、第2の長孔4bは、第1の長孔4aよりも幅
が狭くとられている。
このように、長孔4a,4bが連続され、かつ
第2の長孔4bが幅の狭いものとされているの
で、根元にネツク部6aを有するボルト6を、そ
のネツク部6aが長孔4bに係止されるように挿
入することができる。即ち、第1図に示す如く第
1の面41を垂直とし第2の面42を水平とした
場合には、ボルト6を上向き姿勢として長孔4a
を通過させてネツク部6aが長孔4bに係止され
るように挿通する。
ボルト6を長孔4bに係合させた後は、第2図
に示す如く、第1の長孔4aにアンカーボルト2
を挿通させ、ナツト3を締め込むことによりL型
アングル4が下地壁1に固定される。次に、受け
金物5を該ボルト6及びナツト7等により第2の
面42上に固定する。その後は、第3図に示した
如くダボピンにより壁装パネルが取付施工され
る。
しかして、ボルト6はネツク部6aが長孔4b
に係止されているので、脱落することがない。ま
た、該ボルト6が上向き姿勢とされているので、
ワツシヤ7a及びスプリングワツシヤ7bを該ボ
ルト6に上側から落とし込むようにして挿入する
ことができるから、これらワツシヤ等の細かい部
品をパネル裏側空間に落とすことがない。同様
に、ナツト7も上側から締め込むことになり、ナ
ツト締め作業時にナツトを落したりすることが防
止される。
また、本実施例においては、図示の如くボルト
6のネツク部6aは、ボルトの根元の部分をプレ
ス加工により一方向にのみ細くする等の方法によ
り長孔4bの幅よりも狭い部分と、長孔4bの幅
よりも大きな直径の部分とを有するように形成さ
れている。そのため、ボルト6は、そのネツク部
6aが長孔4bに係合された際にその軸心回りの
回転が阻止され、ナツト7を締め込む際の空回り
がない。このようなことから、ボルト6へのナツ
ト7の締め込み作業が極めて容易かつ迅速に行な
えるようになる。
なお、ネツク部6aは上記の如くプレス加工に
より形成しても良いが、切削などその他の方法に
よつて形成しても良い。このネツク部6aの長さ
は、当然ながら、第2の面42の厚みよりも大き
なものとされる。また、ボルト6の長さは、該ボ
ルト6が長孔4aを通過できるような長さとす
る。
上記実施例においては、長孔4bは交叉線Aの
部分から奥側に例えば数mm程度入つた箇所から細
幅となるようにしてあるが、このようにすれば幅
の大きな長孔4aを穿設する作業が容易に行なえ
る。但し、本考案においては長孔4bは全て細幅
となるように形成されても良い。
上記実施例は壁装パネルの施工に用いるL型ア
ングル装置に関するものであるが、本考案のL型
アングル装置はパネル以外の各種部材を連結する
ためのアングルとして使用できる。
[効果] 以上の通り、本考案のL型アングル装置によれ
ば、第2の長孔にボルトを係止させることがで
き、ボルトを上向きにしても落下しない。また、
そのため、ワツシヤ、スプリングワツシヤをボル
トに落とし込むようにして差し込むことができ
る。そして、ナツトも該ボルトに上側から締め込
むことができる。従つて、本考案によれば壁装パ
ネル等を施工するに際しボルト、ナツト等の細か
い部品がパネル裏側空間に落下することが防止さ
れ、壁装パネル等の施工効果が著しく向上され
る。
なお、ボルトのネツク部を第2の長孔の幅より
も大なる径の部分を有した非真円形断面形状とし
た場合には、このナツトの締め込みに際し、ボル
トの軸心回りの回転が阻止されるので、ナツトの
締め込みも極めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るL型アングル装
置を示す分解斜視図、第2図は同アングル装置の
施工状態を示す斜視図、第3図は従来のL型アン
グルを用いた施工状態を示す斜視図である。 1……下地壁、2……アンカーボルト、4……
L型アングル、4a……第1の長孔、4b……第
2の長孔、6……ボルト、6a……ネツク部、4
1……第1の面、42……第2の面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直交する第1の面及び第2の面を有したL型
    アングルと、該L型アングルに設けられたボル
    ト挿通孔に挿通された、該L型アングルへの部
    材固定用のボルトとを備えたL型アングル装置
    において、 該第1及び第2の面には、前記ボルト挿通孔
    として長孔が設けられており、 該長孔は、第1及び第2の面の交叉線と直交
    する方向に延在し、かつ第1及び第2の面にわ
    たつて連続して設けられており、 第2の面に設けられた第2の長孔は第1の面
    に設けられた第1の長孔よりも幅が狭くなつて
    おり、 前記ボルトは、根元に細首状のネツク部が設
    けられており、 該ボルトの該ネツク部及びそれよりも先端側
    が前記第1の長孔を通過され、該ネツク部が前
    記第2の長孔に係合されており、該ネツク部よ
    りも先端側は該第2の長孔の幅よりも径が大き
    いことを特徴とするL型アングル装置。 (2) 前記ネツク部は、該ボルトの軸心回りの回転
    を阻止しうるように、該第2の長孔の幅よりも
    径が大きい部分を有した非真円形断面形状とな
    つている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のL型アングル装置。
JP12025387U 1987-08-05 1987-08-05 Expired JPH0450725Y2 (ja)

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JP12025387U JPH0450725Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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JP12025387U JPH0450725Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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Publication Number Publication Date
JPS6426403U JPS6426403U (ja) 1989-02-15
JPH0450725Y2 true JPH0450725Y2 (ja) 1992-11-30

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JP12025387U Expired JPH0450725Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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JP5003001B2 (ja) * 2006-03-31 2012-08-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置のフレーム構成

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JPS6426403U (ja) 1989-02-15

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