JP3004476U - 羽子板ボルト - Google Patents

羽子板ボルト

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JP3004476U JP1994005626U JP562694U JP3004476U JP 3004476 U JP3004476 U JP 3004476U JP 1994005626 U JP1994005626 U JP 1994005626U JP 562694 U JP562694 U JP 562694U JP 3004476 U JP3004476 U JP 3004476U
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Inventor
薫 木村
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タナカスチール工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】梁等と羽子板ボルトの羽子板とを、ボルトで連
結する際に、ナットを不要にし、作業効率を高めること
ができる。 【構成】基板1の一側2に屈曲突出部4を形成し、基板
1の他側3に、ボルト挿通位置に合わせて、裏面1b側
から表面1a側に突出した筒状透孔5を形成し、筒状透
孔5の内側に螺糸6を形成して、羽子板8とする。羽子
板8の基板1の一側2で、屈曲突出部4の上面に、一側
9aに螺糸10を形成した螺杆9の他側9bを溶接固着
して、羽子板ボルト11を構成する。柱13と梁16と
を接合に際し、梁16の取付縦孔16の下方から座金1
7を嵌装したボルト18を挿通し、ボルト18の先端
を、筒状透孔5の螺糸6に螺合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、木造構造物において、柱と桁、又は柱と桁との連結などに使用す ることを目的とした羽子板ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の羽子板ボルト31は、一側に螺糸33を形成した杆体32の他側を、羽 子板34の一側に固定して構成してなり、該羽子板34にはボルト、釘類を挿通 できる取付け用の透孔35、36を穿設してあった(図8)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の羽子板ボルト31の使用を柱13と梁15の固定について説明する 。即ち、取付横孔14を穿設した柱13に、取付縦孔16を穿設した梁15を取 付け、前記取付横孔14に羽子板ボルトの杆体32を挿通し、前記羽子板31の 透孔35を取付縦孔16と連通させる。続いて、梁15の取付縦孔16に、下方 より、座金37を通したボルト38を挿通して、該ボルト38の先端部を羽子板 34の透孔35の上方に突出させる。続いて、片手でボルト38の頭を押さえな がら、片手でナット39を押させながら、ボルト38の先端にナット39を螺合 してボルト38とナット39とを螺合締結する。続いて、透孔36にスクリュー 釘40を打ち付け、また、螺杆33の先端に座金41を挿通して、該座金41を 梁の接合端の切り欠き43に位置させ、前記螺杆32にナット42を螺合締結す る(図9)。この場合、梁15にボルト38を挿通する際に、片手でボルト38 の頭を押さえ、片手でナット39を持ってこれに螺合しなければならないので、 作業が繁雑となる問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、羽子板に筒部透孔を形成して該筒部透孔の内面に螺糸を形 成し、あるいは羽子板に透孔と連通する螺筒を固着したので前記問題点を解決し た。
【0005】 即ちこの考案は、一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板の一側に固定して なる羽子板ボルトにおいて、前記羽子板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設 し、該筒部透孔の内面に螺糸を形成したことを特徴とする羽子板ボルトである。 また、一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板の一側に固定してなる羽子板ボ ルトにおいて、前記羽子板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設し、前記羽子 板に、前記透孔と連通するように、内側に螺糸を有する螺筒を固着したことを特 徴とする羽子板ボルトである。
【0006】 また、一側に螺糸を形成した杆体の他側を、羽子板の表面の一側に固定してな る羽子板ボルトにおいて、前記羽子板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設し 、該筒状透孔の内面に螺子を形成したことを特徴とする羽子板ボルトである。更 に、一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板の表面の一側に固定してなる羽子 板ボルトにおいて、前記羽子板の他側にボルト螺合用の透孔を穿設し、前記羽子 板の表面に、前記透孔と連通するように、内側に螺糸を有する螺筒を固着したこ とを特徴とする羽子板ボルトである。
【0007】
【作用】
羽子板に螺糸を形成した筒状透孔を設け、あるいは羽子板に透孔と連通する螺 筒を溶着したので、梁等と羽子板ボルトの羽子板とを、ボルトで連結する際に、 ナットを不要にできる。
【0008】
【実施例1】 図1乃至図5に基づきこの考案の実施例を説明する。
【0009】 長方形の基板1の一側2を絞り加工を施し、表面1a側に突出した断面逆U字 状の屈曲突出部4を形成する。また、前記基板1の他側3に裏面1b側から表面 1a側に、ボルト挿通位置に合わせて、バーリング加工を施し、筒状に表面側へ 突出する突出部を形成し、該突出部の先端側を基板と平行に切断して、筒状透孔 5を形成する。また、前記基板1の一側2に、釘孔7を穿設する。続いて、前記 筒状透孔5の内側に螺糸6を形成して、羽子板8を構成する。
【0010】 前記羽子板の基板1の一側2で、前記屈曲突出部4の上面に、一側9aに螺糸 10を形成した螺杆9の他側9bを溶接固着して、羽子板ボルト11を構成する (図1、図2)。
【0011】 次に、前記実施例に基づくこの考案の羽子板ボルト11の使用を、柱と梁との 連結部分に使用する場合について説明する。
【0012】 柱13と梁16とを接合し、該柱13には所定位置に横方向の取付横孔14が 穿設され、該梁16の所定位置にボルト挿通用の取付縦孔16が穿設されている 。取付横孔14に、羽子板ボルト11の螺杆9を挿通して、他側に螺糸10部分 を突出させる。梁15の取付縦孔16の下方から座金17を嵌装したボルト18 を挿通し、ボルト18の先端を、羽子板ボルト11を筒状透孔5の螺糸6に螺合 する。この際、ボルト18が筒状透孔5に螺合されたなら、羽子板ボルト11を 押さえることなく、片手でボルト18の頭部を締めるだけで締結できる。次に、 釘孔7からスクリュー釘19を打ち込む。
【0013】 続いて、螺杆9の先端部に座金20を嵌装し、ナット21を螺合締結する(図 3)。この際、梁15、15の上面15a、15aが同一高さであっても、羽子 板8に屈曲突出部4を設けたので、羽子板8から所定高さHをもって螺杆9が固 着され、座金20が梁15に当たることがないので、従来のように梁15に切り 欠きを穿設する手間を省略できる。
【0014】 前記において、柱13と梁15、15との連結部分に使用したが、従来の羽子 板ボルトと同様に、小屋梁と軒桁、軒桁と柱、胴差しと通し柱等の連結にも同様 に使用することもできる(図示していない)。
【0015】 前記実施例において、釘孔7は1本穿設したが、2本あるいはそれ以上設ける こともでき、また、釘孔7は穿設しないこともできる。
【0016】 また、前記実施例において、筒状透孔5は1つ設けたが、2つ以上設けること も可能であり、所望の強度に応じて、適宜選択して設ける。
【0017】 また、前記実施例において、筒状透孔5は、羽子板8の基板1の表面1a側に 突出させたが、裏面1b側に突出させることもできる(図5)。この場合には、 ボルト挿通用の孔(図では梁15の取付縦孔16の上縁部)は筒状透孔5が挿入 できるように、口縁部を大径に形成する。
【0018】
【実施例2】 図6及び図7に基づきこの考案の他の実施例を説明する。前記実施例1では、 筒状透孔の内側に螺糸を形成したが、この実施例は螺筒を溶着して構成する。
【0019】 前記実施例1と同様の、一側1aに屈曲突出部4を形成した基板1の他側1b に、ボルト挿通位置に合わせて、透孔23を穿設する。前記基板1の表面1aに 、前記透孔23と連通するように、内側に螺糸25を形成したナット(螺筒)2 4を溶接固着する。また、前記基板1の一側1aに、釘孔7を穿設して、羽子板 26を構成する。前記羽子板26の基板1の一側1aで屈曲突出部4の上面に、 一側に螺糸10を形成した螺杆9の他側を溶接固着して、羽子板ボルト27を構 成する(図6(a)(b))。前記において、透孔23の口径は、螺筒24の内 径より大きく、ボルト18が挿通できる大きさに形成されている。
【0020】 前記実施例に基づくこの考案の羽子板ボルト27の使用は前記実施例1と同様 である。この羽子板ボルト27も、ボルト18を羽子板26に螺合締結して、羽 子板ボルト27を梁等とを固定する際にナットを不要にできる。従って、ボルト 18を回転させることにより、羽子板ボルトを押させることなく螺合締結できる ので、従来の羽子板ボルトに比して作業効率が良い。
【0021】 前記実施例における螺筒24は羽子板26の基板1の表面1aに溶接固着した が、基板1の裏面1bに螺筒24aを溶接固着することもできる(図6鎖線図示 24a)。
【0022】 また、前記実施例において、螺筒24を羽子板26の基板1の表面1aに溶接 固着したが、外周に鍔29を形成した螺筒28を透孔23に挿通固着して、羽子 板の基板1の表面1aに螺筒を溶接固着してすることもできる(図7)。
【0023】
【考案の効果】
羽子板に内側に螺糸を形成した筒状透孔を設け、あるいは羽子板に透孔に連通 する螺筒を設けたので、梁等の部材に、羽子板ボルトの羽子板を、ボルトで締結 固定する際に、ナットを不要にできるので、ナットを押さえながらボルトを取り 付けて締結する必要がないと共に、ボルトとナットとが共回りせず、ボルトのみ を回転させて締結できるので、作業性を向上させることができる効果がある。ま た、ボルトのみを回転させることで締結固定できるので、機械による締結作業も 可能であり、この場合には更に作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例で(a)は平面図、(b)は
底面図である。
【図2】同じく(a)は正面図、(b)は右側面図、
(c)は左側面図である。
【図3】同じく縦断面図である。
【図4】同じく使用状態の縦断面図である。
【図5】この考案の他の実施例の一部を省略した縦断面
図である。
【図6】この考案の他の実施例で、(a)は一部を省略
した平面図、(b)は一部を省略した縦断面図である。
【図7】この考案の他の実施例の一部を省略した縦断面
図である。
【図8】この考案の従来例で(a)平面図、(b)は左
側面図である。
【図9】同じく従来例の使用状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 基板の一側 3 基板の他側 5 筒状透孔 6 螺子(筒状透孔の) 8 羽子板 9 螺杆 10 螺子(杆体の) 11 羽子板ボルト 23 透孔 24 ナット(螺筒) 25 螺糸(螺筒の) 26 羽子板 27 羽子板ボルト 28 螺筒 31 羽子板ボルト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板
    の一側に固定してなる羽子板ボルトにおいて、前記羽子
    板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設し、該筒部透
    孔の内面に螺糸を形成したことを特徴とする羽子板ボル
    ト。
  2. 【請求項2】一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板
    の一側に固定してなる羽子板ボルトにおいて、前記羽子
    板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設し、前記羽子
    板に、前記透孔と連通するように、内側に螺糸を有する
    螺筒を固着したことを特徴とする羽子板ボルト。
  3. 【請求項3】一側に螺糸を形成した杆体の他側を、羽子
    板の表面の一側に固定してなる羽子板ボルトにおいて、
    前記羽子板の他側にボルト螺合用の筒状透孔を穿設し、
    該筒状透孔の内面に螺子を形成したことを特徴とする羽
    子板ボルト。
  4. 【請求項4】一側に螺糸を形成した杆体の他側を羽子板
    の表面の一側に固定してなる羽子板ボルトにおいて、前
    記羽子板の他側にボルト螺合用の透孔を穿設し、前記羽
    子板の表面に、前記透孔と連通するように、内側に螺糸
    を有する螺筒を固着したことを特徴とする羽子板ボル
    ト。
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