JP2848517B2 - 連結金具 - Google Patents

連結金具

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JP2848517B2
JP2848517B2 JP6083241A JP8324194A JP2848517B2 JP 2848517 B2 JP2848517 B2 JP 2848517B2 JP 6083241 A JP6083241 A JP 6083241A JP 8324194 A JP8324194 A JP 8324194A JP 2848517 B2 JP2848517 B2 JP 2848517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用の木材、特に柱
状の角材同士を連結する為に使用する連結金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用の木材、特に柱状の角材同
士を連結する場合は、例えば、図4に示す如く、一方の
角材101の端面にほぞ102を突設し、他方の角材1
03の両側面104、104間に嵌合孔105を貫設
し、その上で、ほぞ102を嵌合孔105に嵌合すると
共に、両角材101、103の接合部分にかすがい10
6を打ち込んで連結していた。
【0003】上記の如く角材を連結する場合は、角材に
ほぞ或いは嵌合孔を予め形成しておかねばならないの
で、作業が煩わしく、また、かすがいはあまり深くまで
角材に打ちつけることができないため、連結強度が弱い
という問題があった。
【0004】そこで、角材同士の連結強度を増すように
する場合には、図5に示す如く、一方の角材107の端
部に掛止用の切欠部108を形成し、突出部109にボ
ルト挿通孔110を貫設し、他方の角材111の上下面
112、113間にボルト挿通孔114を貫設し、角材
107の切欠部108側面を角材111の上面112及
び側面115に当接させ、両ボルト挿通孔110、11
4にボルト116を挿通させ、ナット117を螺合して
連結していた。
【0005】上記の如くボルトで連結する場合は、連結
作業の前に予めボルト挿通孔を形成しておかなければな
らない。また、連結完了後は角材の表面部分からボルト
頭部とナットが突出してしまうため、角材同士の接合部
分に他の角材或いは板材を当接したりする場合に、この
ボルト頭部とナットが邪魔となってしまう。
【0006】そこで、角材表面からボルト頭部とナット
が突出しないようにするため、図6に示す如く、角材の
側面のボルト頭部或いはナットが位置する部所に予め凹
部118、119を陥設しておき、角材連結後にボルト
頭部或いはナットがこの凹部118、119内に位置す
るようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな凹部を陥設するにはのみを使用して一つずつ行わな
ければならず、したがって、形成する凹部の数が多くな
るにつれて作業が著しく煩雑になり、また、凹部を形成
する際に誤って角材にひびを入れてしまったり、或い
は、凹部を形成した部分から角材にひびが入ることがあ
る等、角材の耐久性が低下してしまうことも多かった。
【0008】本発明は、ボルト及びナットを使用して角
材を連結する際に生じる上記の欠点を解消すべくなした
ものであり、その目的とする所は、角材同士を強固に連
結することができ、しかも、簡単に取付作業を行える連
結金具を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、数種径の孔より構成される取付孔を穿設
した平板部と数種径の孔より構成される取付孔を穿設し
た折曲部とからなる掛止板と、一端部を雄螺子部とし、
他端部を前記掛止板の平板部に固着してなる連結棒と、
数種径の孔より構成される取付孔を穿設した平板部と前
記連結棒の雄螺子部を挿通する挿通孔を穿設した折曲部
とからなる調整板と、前記連結棒の雄螺子部に螺合し得
るナットとからなる連結金具としたものである。
【0010】
【作用】一方の角材の側面に調整板の平板部を当接さ
せ、取付孔から固定部材を打ち込む等して調整板を固定
する。次に、一方の角材を他方の角材に当接させ、他方
の角材の上面及び側面に掛止板の平板部及び折曲部を当
接させると共に、調整板の挿通孔に連結棒の雄螺子部を
挿通し、取付孔から固定部材を打ち込む等して掛止板を
固定する。そして、連結棒の雄螺子部にナットを螺合し
て締めつければ、角材同士を連結することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の連結金具の一実施例を図面に
よって説明する。本発明の連結金具1は、図1に示す如
く、掛止板2、連結棒3、調整板4、及び、ナット5と
からなるものである。
【0012】掛止板2は、図1に示す如く、鉄、アルミ
ニウム等の金属製であり、矩形状の平板部6と、その一
端部を略直角に折曲した折曲部7とからなり、この平板
部6と折曲部7とには、大きさの異なる大小2種類の取
付孔8を穿設してある。この取付孔8の内、小孔8a
は、釘、螺子釘等の比較的小さな固定部材を挿通するた
めのものであり、大孔8bは、ボルト等の比較的大きな
固定部材を挿通するためのものである。
【0013】連結棒3は、鉄、アルミニウム等の金属製
の棒材であって、その一端部に雄螺子部9を刻設し、軸
心が掛止板2の平板部6の長手方向と略平行となるよう
に、その他端部10を平板部6の一端部に溶接等により
固着し、前記雄螺子部9を突出してある。
【0014】一方、調整板4は、鉄、アルミニウム等の
金属製であり、矩形状の平板部11と、その一端部を略
直角に折曲した折曲部12とからなり、この平板部11
には、掛止板2の取付孔8と同様に、大きさの異なる大
小2種類の取付孔13(小孔13a、大穴13b)を穿
設し、折曲部12には連結棒3の雄螺子部9を挿通する
挿通孔14を穿設してある。
【0015】なお、ナット5は、前記連結棒3の雄螺子
部9に螺合し得る雌螺子をその内側に刻設してある。
【0016】本発明の連結金具1は、以下のようにして
使用する。角材A、Bは、図2及び図3に示すように、
Bの角部に合わせてAの一端部を切欠き、角材Aの切欠
部aを角材Bの側面c及び上面dに当接させ、両角材
A、Bを互いに組付けることができるようにしたもので
ある。
【0017】先ず図2に示すように、角材Aの側面eの
所定位置に、調整板4の平板部11を当接させ、取付孔
13aから釘、螺子釘等の固定部材を打ち込み、調整板
4を角材Aに固定する。次に、角材Aの切欠部aを角材
Bの側面c及び上面dに当接させて角材Aを角材Bに組
付ける。次いで、角材Bの側面fに掛止板2の折曲部7
を、上面dには平板部6を当接させ、調整板4の挿通孔
14に連結棒3の雄螺子部9を挿通し、取付孔8aから
釘、螺子釘等の固定部材を打ち込んで掛止板2を角材B
に固定する。そして図3に示すように、雄螺子部9にナ
ット5を螺合して調整板4の折曲部12を介して組付け
れば、両角材A、Bを強固に連結することができる。
【0018】なお、上記は作業手順の一例であり、勿
論、他の手順により、連結金具1を角材A、Bに取り付
けて角材A、Bを連結することもできる。
【0019】また、予め角材A及びBにボルト挿入孔を
貫設しておき、取付孔の大穴8b或いは13bからボル
トを挿通してナットを螺合することにより、掛止板2及
び調整板4を固定するようにすれば、より強固に角材
A、B同士を連結することができる。
【0020】角材等の建築部材を固定する際に、ボルト
の頭部又はナットが邪魔にならない場合にはボルト及び
ナットで固定すれば良く、ボルトの頭部又はナットが邪
魔になる場合には、ボルトを使用せず、上記の如く、
釘、螺子釘等により固定すれば良い。
【0021】このようにして、掛止板2及び調整板4を
釘、螺子釘等を使用して両角材A,Bに固定すれば両角
材A,Bの側面からボルトの頭部又はナットが突出する
ことが無いため、両角材A,Bに予め凹部等を陥設して
おく必要が無く、作業は釘の打ち付けだけで行えるの
で、極めて簡単かつ容易である。
【0022】また、取付孔を釘、螺子釘等或いはボルト
等固定部材の大きさに対応する数種類の径の孔より構成
することにより、連結後の他の部材に影響がない限り
は、ボルトを使用して角材同士を固定することもでき、
この場合は一層強固に連結することができるので好適で
ある。
【0023】さらに、調整板4の折曲部12の有する弾
性により、ナット5には連結棒3の先端方向へ押圧力が
作用するから、ナット5が緩むことなく、両角材A、B
を一層強固に連結することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の連結金具を釘、螺子釘等により
角材に固定することにより、ボルトの頭部又はナットが
角材の側面から突出することが無いので、連結後に他の
建築部材の邪魔にならない。
【0025】しかも、連結作業は、釘、螺子釘等の打ち
付けだけで行うことができるため、極めて簡便かつ容易
であるし、角材に凹部を形成する必要が無いため、角材
にひびが入るおそれも無く、好適である。また、取付孔
を固定部材の大きさに対応する数種類の径の孔より構成
しておけば、ボルトの頭部或いはナットが他の建築部材
に対して邪魔にならない場合は、ボルトにより角材同士
を一層強固に連結することもできる。さらに、調整板の
折曲部の有する弾性によりナットに抑圧力が加わるの
で、ナットが緩むことなく角材の連結状態はより強固で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結金具を示す分解斜視図である。
【図2】角材に掛止板及び調整板を固定する方法を示す
要部斜視図である。
【図3】連結金具により角材同士を連結した状態を示す
要部斜視図である。
【図4】従来の角材の連結構造の一例を示す要部斜視図
である。
【図5】従来の角材の連結構造の他例を示す要部斜視図
である。
【図6】従来の角材の連結構造の他例を示す要部斜視図
である
【符号の説明】
1 連結金具 2 掛止板 3 連結棒 4 調整板 5 ナット 6 平板部 7 折曲部 8 取付孔 9 雄螺子部 11 平板部 12 折曲部 13 取付孔 14 挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数種径の孔より構成される取付孔を穿設
    した平板部と数種径の孔より構成される取付孔を穿設し
    た折曲部とからなる掛止板と、一端部を雄螺子部とし、
    他端部を前記掛止板の平板部に固着してなる連結棒と、
    数種径の孔より構成される取付孔を穿設した平板部と前
    記連結棒の雄螺子部を挿通する挿通孔を穿設した折曲部
    とからなる調整板と、前記連結棒の雄螺子部に螺合し得
    るナットとからなる連結金具。
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