JP3211090U - 折板屋根用支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ寸法を抑えることができる折板屋根用支持金具を提供する。【解決手段】下の折板屋根51Aのハゼ部68に、雄螺子部5を有するボルト4により固定する固定部2と、固定部の上に連結され上の折板屋根51のハゼ部68を固定する吊子3とを備え、固定部2は、上面部11と、上面部の一側から下方に向かって設けられた一側側面部12と、一側側面部に設けられハゼ部の一側に係止する係止部14と、上面部の他側から下方に向かって設けられた他側側面部13とを備え、他側側面部に雌螺子孔15を設け、先端5Sがハゼ部の他側に圧接する雄螺子部5を、雌螺子孔15に螺合した。係止部14をハゼ部の一側に係止し、ボルトの先端5Sをハゼ部の他側に圧接することにより、下の折板屋根のハゼ部に固定部2を高さを抑えて固定できる。【選択図】図1

Description

本考案は、下の折板屋根に上の折板屋根を固定する折板屋根用支持金具に関する。
従来、既設の金属折板屋根が長期に使用により老朽化した場合、既設折板屋根の上側に、支持金具により新設の折板屋根を設ける補修折板屋根(例えば特許文献1)が知られている。
また、新設の折板屋根の支持金具として、折板屋根上に上の断熱材取付折板を二重状態に被覆固定した支持金具であって、一対の挟着部材を挟着面を合わせて締付部材により連結し、この挟着部材に吊子の下部を固定し、吊子の上部を上の取付折板の折板重合連結突出部(ハゼ部)と係合し、前記挟着部材の下部により下の折板重合連結突出部(ハゼ部)を挟着する支持金具がある(例えば特許文献2)。
上記支持金具では、縦方向の吊子の下部を、縦方向に設けた一対の挟着部材により挟んで締付固定する構造であるため、縦方向の寸法を抑えることが難しく、下の折板屋根と一体化するため近い位置に上の折板屋根を設けたい場合でも、屋根全体の厚さが大きくなり、屋根の厚さ寸法を抑えることができないという問題がある。
特開平1−142153号公報 実開平4−39218号公報
そこで、本考案は、上記問題点を解決するものであり、高さ寸法を抑えることができる折板屋根用支持金具を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、下の折板屋根上に上の折板屋根を固定する折板屋根用支持金具において、下の折板屋根のハゼ部に、雄螺子部を有する締付具により固定する固定部と、この固定部の上に連結され上の折板屋根のハゼ部を固定する吊子とを備え、前記固定部は、上面部と、この上面部の一側から下方に向かって設けられた一側側面部と、この一側側面部に設けられ前記ハゼ部の一側に係止する係止部と、前記上面部の他側から下方に向かって設けられた他側側面部とを備え、前記他側側面部に雌螺子孔を設け、先端が前記ハゼ部の他側に圧接する前記雄螺子部を、前記雌螺子孔に螺合したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、係止部をハゼ部の一側に係止し、締付具の先端をハゼ部の他側に圧接することにより、下の折板屋根のハゼ部に固定部を固定し、この固定部に吊子を連結することにより高さ寸法を抑えることができる。
請求項2の考案は、前記上面部に雄螺子棒を突設し、前記吊子は、前記上面部の上に重ね合わせる底部と、この底部の一側縁に設けた立ち上り部と、この立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれる吊子ハゼ部と、前記雄螺子棒が挿通される挿通孔と、この挿通孔に挿通した前記雄螺子棒に螺合され前記固定部に前記吊子を固定するナットとを備えることを特徴とする。
請求項2の構成によれば、固定部の上面部の上に吊子の底部を重ね合わせて固定することにより高さ寸法を抑えることができ、雄螺子棒にナットを螺合することにより、固定部に吊子を連結固定することができる。
請求項3の考案は、前記一側側面部には透孔が設けられ、この透孔に挿通され前記ハゼ部に挿通固定する固着具を備えることを特徴とする。
請求項3の構成によれば、締付具の反対側から固着具をハゼ部に挿通固定することにより、下の折板屋根に支持金具が強固に固定される。
請求項4の考案は、前記一側側面部には、前記雌螺子孔を挟んだ両側に透孔が設けられ、これら透孔にそれぞれ挿通され前記ハゼ部の首部に螺合するタッピングネジ又はドリルネジを備えることを特徴とする。
請求項4の構成によれば、締付具を挟む両側で反対側からタッピングネジ又はドリルネジをハゼ部の首部に螺合することにより、下の折板屋根に支持金具が均一且つ強固に固定される。
請求項5の考案は、前記一側側面部は、前記上面部に連続して設けられた前記係止部と、この係止部から下方に向かって設けられ前記吊子ハゼ部の首部の一側に当接する一側側面下部とを備え、前記ハゼ部の一側に前記係止部が係止した状態で前記上面部の下面が前記ハゼ部の上部に当接し、前記一側側面部の前記一側側面下部側に前記透孔を設けたことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、一側においてハゼ部の一側に係止部が係止すると共に、一側の一側側面下部が首部に当接し、ハゼ部の他側に圧接すると締付具と協働して固定部とハゼ部を強固に一体化する固定構造が得られ、また、一側側面下部側にタッピングネジ又はドリルネジの透孔を設けることにより、係止部による係止を損なうことなく、タッピングネジ又はドリルネジを首部に螺合することができ、さらに、固定部の上面部がハゼ部の上部に当接するため、固定部の高さを抑えることができる。
請求項6の考案は、前記雄螺子部の表面に、接着剤がマイクロカプセル化された接着剤層を設けたことを特徴とする。
請求項6の構成によれば、雌螺子孔に雄螺子部を螺合させる際、雄螺子部の表面に設けられている接着剤層も雌螺子孔に入り込み、この結果、接着剤層にあるマイクロカプセルが破壊して接着剤がにじみ出て、接着剤が雌螺子孔と雄螺子部とに介在して両者を固着でき、風等による振動などによって締付具が緩むことを締付具を締めるだけで確実に防止することができる。
固定部の上に吊子を連結することにより全体として折板屋根用支持金具の高さ寸法を抑えることができる。
本考案の実施例1を示す支持金具の使用状態を示す屋根構造の要部の断面図である。 同上、支持金具の分解斜視図である。 同上、支持金具の斜視図である。 同上、折板屋根材の断面図である。 本考案の実施例2を示す支持金具の使用状態を示す屋根構造の要部の断面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な折板屋根用支持金具を採用することにより、従来にない折板屋根用支持金具が得られ、その折板屋根用支持金具について記述する。
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図4は本考案の実施例1を示す。同図に示すように、折板屋根用支持金具1は、下の折板屋根51Aのハゼ部68に固定される金属製の固定部2と、この固定部2の上に連結され、上の折板屋根51のハゼ部68を固定する金属製の吊子3とを備え、この吊子3が前記固定部2の上に連結されている。また、前記固定部2は、締付具たるボルト4により下の折板屋根51Aのハゼ部68に固定され、前記ボルト4は雄螺子部5を有する。
前記固定部2は幅方向が略一定な金属板を屈曲形成してなり、上面部11と、この上面部11の一側下方に設けられた一側側面部(一側の側面部)12と、前記上面部11の他側から下向きで縦方向に設けた他側側面部(他側の側面部)13とを備える。前記一側側面部12は、前記上面部11に連続して湾曲状に屈曲して折り返した係止部14と、この係止部14の端部から斜め他側下向きに設けた一側側面下部12Kとを備える。尚、前記一側側面部12と他側側面部13が水平面に接地した状態で、前記上面部11は他側より一側が僅かに高くなる。尚、係止部14は前記ハゼ部68に対応した形状に形成される。
前記係止部14は、下の折板屋根51Aのハゼ部68の一側の先端側に外嵌し、この状態でこのハゼ部68の上面が前記上面部11の下面に当接又は近接し、この例では当接する。このように固定部2の高さはハゼ部68の高さと略同一である。
また、前記他側側面部13の幅方向中央には、前記ボルト4が螺合する雌螺子孔15が形成され、この雌螺子孔15は、該雌螺子孔15に螺合した雄螺子部5の先端5Sが前記一側側面部12の内面に対応するように設けられている。そして、前記先端5Sが前記一側側面部12と共にハゼ部68の首部68Kを挟持する他側挟持部であり、前記一側側面部12が一側挟持部である。
前記固定部2の前記上面部11の幅方向中央には、透孔16が穿設され、この透孔16に連結手段たる雄螺子棒17を挿通すると共に、この雄螺子棒17の上端側を上面部11から上方に突出し、その雄螺子棒17の下端には鍔部18が一体に設けられ、この鍔部18が溶着などにより上面部11の下面に固定されている。
前記吊子3は、吊子本体21と補強部材22とを備える。前記吊子本体21は、横方向の底部23を構成する平板状の本体側底板部24と、この本体側底板部24の一側の側縁から立ち上る立ち上り部25と、この立ち上り部25の上端側に、水平方向に折り曲げると共に、先端を下側に折り曲げた吊子ハゼ部26が形成され、この吊子ハゼ部26が下ハゼ部57と上ハゼ部67に挟み込まれる。前記本体側底板部24には、一側・他側の長さ方向に長い本体側挿通孔27が穿設されている。また、前記立ち上り部25は下方から上方に向かって拡大形成されている。
前記補強部材22は、前記底部23を構成する補強側底板部31と、前記立ち上り部25に沿って立設する補強部32とを一体に備える。前記補強側底板部31には、前記本体側挿通孔27と連通する補強側挿通孔34が穿設されている。そして、この例では、前記本体側底板部24と補強側底板部31とにより、吊子3の底部23を構成し、前記本体側及び補強側挿通孔27,34により、挿通孔33を構成している。
前記上面部11に前記底部23を重ね合わせると共に、挿通孔33に雄螺子棒17を挿通し、この雄螺子棒17にナット35を螺合して固定部2に吊子3を連結固定する。尚、前記ナット35は座金部36を一体に備え、この座金部36の下面には緩み止め防止用の凹凸部(図示せず)が複数形成されている。
さらに、前記雄螺子部5の表面には接着剤層38が設けられている。この接着剤層38は、接着剤がマイクロカプセル化されたものである。そして、図1で示したように、雄螺子部5の先端5Sがハゼ部68の首部68Kに圧接した位置で、雄螺子部5には、雌螺子孔15を挟んだ両側に接着剤層38が設けられている。
したがって、雄螺子部5を締めて先端5Sが首部68Kに当たるまでに雌螺子孔15に螺合する雄螺子部5との摩擦により、マイクロカプセル化されて分離された接着剤が化学反応を起こし接着効果が生まれるというものであり、この接着剤層38は塗布や吹き付けによって薄く設けたものである。
前記一側側面下部12Kには、前記雌螺子孔15の位置をハゼ部68の幅向両側から挟む位置に、対をなす透孔41,41を穿設し、前記透孔41には固着具42が挿通される。この固着具42は、タッピングネジやドリルネジ(セルフドリルネジ)などが例示され、頭部43を一体に有し、この頭部43はプラス溝などの工具係合部(図示せず)を有する。そして、前記透孔41に挿通した固着具42を、前記ハゼ部68の首部68Kに螺合して挿通固定する。この場合、ドリルなどの孔開け手段(図示せず)により、首部68Kに固着具42より若干小さい案内孔(図示せず)を開け、この案内孔に固着具42を螺合することにより、固着具42を首部68Kに捩じ込み易くなる。尚、案内孔を設けずに、首部68Kに固着具42を捩じ込んでもよい。また、本実施例では、タッピングネジやドリルネジを透孔41に通すだけであるが、透孔41をタッピングネジやドリルネジより若干小さく形成し、この若干小さく形成した透孔に、タッピングネジやドリルネジを捩じ込んでもよい。
上下の折板屋根51,51Aを構成する折板屋根材52は、平面部53の他端側を斜上方に折曲して他側傾斜部54とし、この他側傾斜部54の先端側を略横方向に伸長させて他側上面部55とし、この他側上面部55の先端側を垂直に折曲げて他側起立部56とし、この他側起立部56の上端を他側に水平に折曲げると共に先端を下側に折り返して下ハゼ部57を形成している。
また、折板屋根材52は、平面部53の一端側を斜上方に折曲して一側傾斜部64とし、この一側傾斜部64の先端側を略横方向に伸長させて一側上面部65とし、この一側上面部65の先端側を垂直に折曲げて一側起立部66とし、この一側起立部66の上端側を水平に折曲げると共に、先端を下方に折り曲げて上ハゼ部67を形成している。
下の折板屋根51Aは、隣り合う折板屋根材52,52の一方の下ハゼ部57と他方の上ハゼ部67をハゼ折りしてハゼ部68を形成している。尚、この例では、下の折板屋根51Aは既設の折板屋根である。尚、下の折板屋根51Aのハゼ部68は、図示しない吊子により屋根に固定されていてもよい。また、上の折板屋根51は、前記隣り合う折板屋根材52,52の一方の下ハゼ部57が吊子3の吊子ハゼ部26に内側に嵌合し、他方の上ハゼ部67が前記吊子3の吊子ハゼ部26の外側に外嵌し、これらをハゼ折してハゼ部68を形成する。
また、H形鋼材などからなる屋根下地材(図示せず)に溶接等の固着手段により金属製のタイトフレーム(図示せず)が固定され、このタイトフレームに、下の折板屋根51Aが固定されている。
次に、前記構成につきその作用を説明する。下の折板屋根51Aのハゼ部68に固定部2を被せ、ハゼ部68の先端側に係止部14を係止する。次に、ボルト4を捩じ込み、ボルト4の雄螺子部5の先端5Sと一側側面部12との間にハゼ部68を挟持する。この状態で、係止部14とハゼ部68との係止により支持金具1の上下方向の位置決めがなされ、また、ボルト4と一側側面部12によるハゼ部68の挟持により支持金具1の平面における位置が位置決めされており、さらに、固着具42,42をハゼ部68の首部68Kに螺合することにより、高い固定強度が得られる。
また、ボルト4においては、雌螺子孔15に螺合する雄螺子部5との摩擦により、マイクロカプセル化されて分離された接着剤においてマイクロカプセルが破壊して接着剤がにじみ出て、接着剤が雌螺子孔15と雄螺子部5との間に介在して両者を固着して、緩み止めを行うことができる。この結果、風で発生する振動やその他の振動から螺子の緩みを防ぐことができる。
また、雄螺子棒17は長孔である挿通孔33に挿通されているから、ナット35を緩めることにより、吊子3の位置調整を行うことができ、雄螺子棒17は固定部2に固定されているから、位置調整後、雄螺子棒17にナット35を螺合することにより、固定部2と吊子3とを一体的に連結固定することができる。
そして、上の折板屋根材52の上ハゼ部67と下ハゼ部57により、吊子3の吊子ハゼ部26を挟みつけるようにハゼ折りして上の折板屋根51のハゼ部68を形成し、複数の支持金具1,1・・・により下の既設の折板屋根51Aの上に新設の折板屋根51を設けることができる。
上記の屋根構造では、下のハゼ部68の上部である上面に、固定部2の上面部11の下面が当接し、下のハゼ部68と略高さ寸法の等しい固定部2と、この固定部2の上面部11に連結する横方向の底部23を吊子3が有するため、支持金具1の高さ寸法を低く抑えることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、下の折板屋根51Aに間隔を置いて上の折板屋根51を固定する折板屋根用支持金具1において、下の折板屋根51Aのハゼ部68に、雄螺子部5を有する締付具たるボルト4により固定する固定部2と、この固定部2の上に連結され上の折板屋根51のハゼ部68を固定する吊子3とを備え、固定部2は、上面部11と、この上面部11の一側から下方に向かって設けられた一側側面部12と、この一側側面部12に設けられハゼ部68の一側に係止する係止部14と、上面部11の他側から下方に向かって設けられた他側側面部13とを備え、他側側面部13に雌螺子孔15を設け、先端5Sがハゼ部68の他側に圧接する雄螺子部5を、雌螺子孔15に螺合したから、係止部14をハゼ部68の一側に係止し、締付具たるボルト4の先端5Sをハゼ部68の他側に圧接することにより、下の折板屋根51Aのハゼ部68に固定部2を固定し、この固定部2に吊子3を連結することにより高さ寸法を抑えることができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、上面部11に雄螺子棒17を突設し、吊子3は、上面部11の上に重ね合わせる底部23と、この底部23の一側縁に設けた立ち上り部25と、この立ち上り部25の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材52の下ハゼ部57と上ハゼ部67との間に挟み込まれる吊子ハゼ部26と、雄螺子棒17が挿通される挿通孔33と、この挿通孔33に挿通した雄螺子棒17に螺合され固定部2に吊子3を固定するナット35とを備えるから、固定部2の上面部11の上に吊子3の底部23を重ね合わせて固定することにより高さ寸法を抑えることができ、雄螺子棒17にナット35を螺合することにより、固定部2に吊子3を連結固定することができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、一側側面部12には透孔41が設けられ、この透孔41に挿通されハゼ部68に螺合するタッピングネジ又はドリルネジなどの固着具42を備えるから、ボルト4の反対側から固着具42をハゼ部68に挿通することにより、下の折板屋根51Aに支持金具1が強固に固定される。
このように本実施例では、請求項4に対応して、一側側面部12には、雌螺子孔15を挟んだ両側に透孔41,41が設けられ、これら透孔41,41にそれぞれ挿通されハゼ部68の首部68Kに螺合する固着具42を備えるから、締付具たるボルト4を挟む両側で反対側から固着具42であるタッピングネジ又はドリルネジをハゼ部68に螺合することにより、下の折板屋根51Aに支持金具1が均一且つ強固に固定される。
このように本実施例では、請求項5に対応して、一側側面部12は、上面部11に連続して設けられた係止部14と、この係止部14から下方に向かって設けられ吊子ハゼ部26の首部68Kの一側に当接する一側側面下部12Kとを備え、ハゼ部68の一側に係止部14が係止した状態で上面部11の下面がハゼ部68の上部に当接し、一側側面部12の一側側面下部12K側に透孔41を設けたから、一側においてハゼ部68の一側に係止部14が係止すると共に、一側側面下部12Kが首部68Kに当接し、ハゼ部68の他側に圧接するボルト4と協働して固定部2とハゼ部68を強固に一体化する固定構造が得られ、また、一側側面下部12K側に固着具42であるタッピングネジ又はドリルネジの透孔41を設けることにより、係止部14による係止を損なうことなく、タッピングネジ又はドリルネジを首部68Kに螺合することができ、さらに、固定部2の上面部11がハゼ部68の上部に当接するため、固定部2の高さを抑えることができる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、雄螺子部5の表面に、接着剤がマイクロカプセル化された接着剤層38を設けたから、雌螺子孔15に雄螺子部5を螺合させる際、雄螺子部5の表面に設けられている接着剤層38も雌螺子孔15に入り込み、この結果、接着剤層38にあるマイクロカプセルが破壊して接着剤がにじみ出て、接着剤が雌螺子孔15と雄螺子部5とに介在して両者を固着でき、風等による振動などによってボルト4が緩むことをボルト4を締めるだけで確実に防止することができる。
図5は本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、下の折板屋根51Aの上ハゼ部67,下ハゼ部57及び吊子3の吊子ハゼ部26が円弧状のハゼ部68Aに用いる支持金具1を示し、支持金具1の固定部2の係止部14は前記ハゼ部68の一側に係止し、上面部11の下面に前記ハゼ部68Aが当接し、固着具42はハゼ部68の首部68Kに螺合する。
このように本実施例では、所謂、丸ハゼに用いた場合も、従来に比べて支持金具1の高さ寸法を抑えることができ、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
尚、本考案は、本実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、吊子は各種タイプのものを用いることができる。また、上,下ハゼ部,ハゼ折したハゼ部及び吊子ハゼ部の形状は適宜可能であり、例えば、ハゼ折したハゼ部の一側・他側方向の長さなどが異なるものでもよい。さらに、締付具は頭部が六角のボルトに限らず、丸皿や皿形などのボルトもよい。また、固着具は雄螺子部を有するネジが好ましいが、ハゼ部に打込んで固定する釘などでもよい。さらに、実施例では他側側面部に直接雌螺子孔を形成して設ける例を示したが、他側側面部に透孔を設け、この透孔に連通するナットを他側側面部に固定すれば、前記ナットの雌螺子孔が、他側側面部を設けた雌螺子孔となる。また、上下の折板屋根の間に断熱材を配置してもよい。
1 折板屋根用支持金具
2 固定部
3 吊子
4 ボルト(締付具)
5 雄螺子部
5S 先端(他側挟持部)
11 上面部
12 一側側面部
12K 一側側面下部
13 他側側面部
14 係止部
15 雌螺子孔
16 透孔
17 雄螺子棒
23 底部
25 立ち上り部
26 吊子ハゼ部
33 挿通孔
35 ナット
38 接着剤層
41 透孔
42 固着具
51 上の折板屋根
51A 下の折板屋根
57 下ハゼ部
67 上ハゼ部
68 ハゼ部
68K 首部

Claims (6)

  1. 下の折板屋根上に上の折板屋根を固定する折板屋根用支持金具において、
    下の折板屋根のハゼ部に、雄螺子部を有する締付具により固定する固定部と、この固定部の上に連結され上の折板屋根のハゼ部を固定する吊子とを備え、
    前記固定部は、上面部と、この上面部の一側から下方に向かって設けられた一側側面部と、この一側側面部に設けられ前記ハゼ部の一側に係止する係止部と、前記上面部の他側から下方に向かって設けられた他側側面部とを備え、
    前記他側側面部に雌螺子孔を設け、先端が前記ハゼ部の他側に圧接する前記雄螺子部を、前記雌螺子孔に螺合したことを特徴とする折板屋根用支持金具。
  2. 前記上面部に雄螺子棒を突設し、
    前記吊子は、前記上面部の上に重ね合わせる底部と、この底部の一側縁に設けた立ち上り部と、この立ち上り部の頂部に設けられ互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれる吊子ハゼ部と、前記雄螺子棒が挿通される挿通孔と、この挿通孔に挿通した前記雄螺子棒に螺合され前記固定部に前記吊子を固定するナットとを備えることを特徴とする請求項1記載の折板屋根用支持金具。
  3. 前記一側側面部には透孔が設けられ、
    この透孔に挿通され前記ハゼ部に挿通固定する固着具を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の折板屋根用支持金具。
  4. 前記一側側面部には、前記雌螺子孔を挟んだ両側に透孔が設けられ、
    これら透孔にそれぞれ挿通され前記ハゼ部の首部に螺合するタッピングネジ又はドリルネジを備えることを特徴とする請求項2記載の折板屋根用支持金具。
  5. 前記一側側面部は、前記上面部に連続して設けられた前記係止部と、この係止部から下方に向かって設けられ前記吊子ハゼ部の首部の一側に当接する一側側面下部とを備え、前記ハゼ部の一側に前記係止部が係止した状態で前記上面部の下面が前記ハゼ部の上部に当接し、前記一側側面部の前記一側側面下部側に前記透孔を設けたことを特徴とする請求項4記載の折板屋根用支持金具。
  6. 前記雄螺子部の表面に、接着剤がマイクロカプセル化された接着剤層を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の折板屋根用支持金具。
JP2017001630U 2017-04-12 2017-04-12 折板屋根用支持金具 Expired - Fee Related JP3211090U (ja)

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