JP5808022B2 - 取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は取付構造に関し、特に二重構造のハゼ式折板屋根に用いられる取付金具と、その取付金具を用いた二重構造のハゼ式折板屋根に関する。
金属板製のハゼ式折板屋根は、校舎、体育館、集会場、工場、倉庫等の屋根として広く採用されている。このハゼ式折板屋根では、屋根の躯体に一定間隔毎にタイトフレームを取り付け、このタイトフレームに吊子を介して屋根材を固定する。
ハゼ式折板屋根は、一定幅の谷状に成形された互いに隣接する屋根材の縁部を「ハゼ締め」と呼ばれるカシメによって接続された構造の屋根をいう。
断熱性が要求される建築物では、この屋根の上に取付金具を介して別の屋根を取り付けた二重構造の折板屋根が用いられる。
図25は、従来の取付金具を用いた二重構造の折板屋根を示す(例えば、特開2002−167909号公報、特許文献1)。取付金具79は、第1の挟持部材81と第2の挟持部材82とボルト83とナット84と吊子85とボルト・ナット86とを有する。
以下、図25を参照して、従来の二重構造の折板屋根を構築する方法を説明する。
まず、第1および第2の挟持部材81,82を下側の屋根材8のハゼ部4の両側に載置し、第1および第2の挟持部材81,82をボルト83とナット84で締結する。この締結によりハゼ部4が第1および第2の挟持部材81,82により挟持されることになり、取付金具79が下側の屋根8に固定される。次に、ボルト・ナット86で吊子85を第1の挟持部材81に固定する。最後に、吊子85と上側の屋根材14とをハゼ締めによって接続する。この接続により上側の屋根材14が取付金具79に固定される。
特開2002−167909号公報
以上のように、従来の取付金具を用いて二重構造の折板屋根を構築する方法では、横方向に通したボルト83とナット84で第1および第2の挟持部材81,82を締結し、次に垂直方向に通したボルトとナット86で吊子85を第1の挟持部材81に固定しているので、工具などを用いてこれらのボルト・ナットを締結しようとすると、横方向から工具を操作して第1および第2の挟持部材81,82を締結する作業と、縦方向から工具を操作して吊子85を固定する作業とが必要となり、作業性が非常に悪いものとなっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、上方から固定作業が行え作業性が優れた取付金具とその取付金具を用いた二重構造の屋根を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、下側の屋根材への取付金具の固定と吊子の固定とを1つの工程によって行うことができる作業性に優れた取付金具とその取付金具を用いた屋根を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下を特徴とする。
本発明に係る取付金具は、下側の屋根材と上側の屋根材を有する二重構造の屋根に用いられる取付金具であって、該取付金具は、下側の屋根材の被挟持部を挟持して下側の屋根材上に固定される第1および第2の挟持部材と、上側の屋根材の縁部とハゼ部を形成する吊子と、を有し、該第1の挟持部材は、垂直方向を向く位置決め軸部が設けられた上板部と、該上板部から連設され下側の屋根材上に配置される底板部と、該底板部の端部に設けられ該被挟持部を挟持するための挟持部と、を有し、該第2の挟持部材は、該位置決め軸部を挿通可能な通孔が設けられた上板部と、該上板部から連設され下側の屋根材上に配置される底板部と、該底板部の端部に設けられ該被挟持部を該第1の挟持部材の挟持部と共に挟持するための挟持部と、を有し、該第1の挟持部材の位置決め軸部が該第2の挟持部材の通孔に挿通され、該吊子が該第1の挟持部材または第2の挟持部材に上方から固定され、該位置決め軸部を該通孔に通した際に、該第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が該被挟持部を挟持するよう構成されており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、前記第1の挟持部材の位置決め軸部を前記第2の挟持部材の通孔に通した際に、該位置決め軸部によって前記吊子が該第2の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記位置決め軸部がボルトであり、前記通孔がボルト孔であり、前記第1の挟持部材の上板部に固定されたボルトが、前記第2の挟持部材の上板部のボルト孔に挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定され、該ナットを該ボルトに締結した際に、該第1の挟持部材の挟持部と該第2の挟持部材の挟持部が前記被挟持部を挟持することが好ましい。
本発明は、前記位置決め軸部がボルトであり、前記通孔がボルト孔であり、前記第1の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔および前記第2の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔に該ボルトが挿通され、該第1挟持部材の上板部の下面から突出した該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定され、該ナットを該ボルトに締結した際に、該第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が前記被挟持部を挟持することが好ましい。
本発明は、前記第2の挟持部材の上に断熱部材が配置され、この断熱部材の上に前記吊子が配置され、ボルトとナットの締結により該断熱部材および吊子が該第2の挟持部材に固定されていることが好ましい。
本発明は、前記第1の挟持部材の上板部および前記第2の挟持部材の上板部にそれぞれ吊子固定用孔が設けられ、該吊子固定用孔に通した吊子固定用軸部によって前記吊子が該第2の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記吊子固定用軸部がボルトであり、前記第1の挟持部材の上板部および前記第2の挟持部材の上板部にそれぞれ形成した吊子固定用孔がボルト孔であり、各ボルト孔に該ボルトが挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記第1の挟持部材の上板部に吊子固定用孔が設けられ、該吊子固定用孔に通した吊子固定用軸部によって前記吊子が該第1の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記吊子固定用軸部がボルトであり、前記第1の挟持部材の上板部に形成した吊子固定用孔がボルト孔であり、該ボルト孔に該ボルトが挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第1の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記第2の挟持部材の上に断熱部材が配置され、前記ボルトとナットの締結により該断熱部材が該第2の挟持部材に固定されることが好ましい。
本発明は、前記位置決め軸部を前記通孔に通す前の状態で、前記被挟持部に最も近い位置決め軸部の外縁部を通る鉛直線が、該被挟持部に最も近い該通孔の内縁部を通る鉛直線よりも該被挟持部側に位置することが好ましい。
本発明は、前記第1の挟持部材の前記上板部と前記底板部に亘る側面部が設けられていることが好ましい。
本発明は、前記第2の挟持部材の前記上板部と前記底板部に亘る側面部が設けられていることが好ましい。
本発明は、前記下側の屋根材が金属板製であり、前記被挟持部がハゼ部であることが好ましい。
本発明は、前記第1および第2の挟持部材の少なくともいずれか一方に前記ハゼ部を嵌め込む凹部が形成されていることが好ましい。
本発明は、前記屋根がハゼ式折板屋根であることが好ましい。
本発明は、上記いずれか1項に記載の取付金具と、下側の屋根材および上側の屋根材とを備えた二重構造の屋根であることが好ましい。
本発明は、上記取付金具と、下側の屋根材および上側の屋根材とを備えた二重構造のハゼ式折板屋根であることが好ましい。
本発明によれば、第1の挟持部材の垂直方向を向く位置決め軸部が第2の挟持部材の通孔に挿通され、位置決め軸部を該通孔に通した際に、第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が該被挟持部を挟持するよう構成されているので、位置決め軸部を通孔に通す作業が上方から行える。よって、横方向から工具を操作して第1および第2の挟持部材を固定することがなくなり、作業性が優れる。
特に、実施形態1の発明では、第1の挟持部材の位置決め軸部を第2の挟持部材の通孔に通した際に、位置決め軸部によって吊子が第2の挟持部材に固定されるように構成するので、第1の挟持部材の位置決め軸部を第2の挟持部材の通孔に通すことが、吊子を第2の挟持部材に固定すると同時に第1および第2の挟持部材の挟持部で被挟持部を挟持することになる。よって、上方からの1つの操作で吊子の固定と取付金具の屋根材への固定が同時に行え、作業性が優れる。
実施形態2の発明では、第1の挟持部材の上板部および第2の挟持部材の上板部にそれぞれ吊子固定用孔が設けられ、該孔に通した吊子固定用軸部によって吊子が第2の挟持部材に固定されるように構成されるので、第1の挟持部材と第2の挟持部材の固定のための位置決め軸部の作業が上方から行え、しかも吊子を吊子固定用軸で第2の挟持部材に固定する作業も上方から行える。従って、それぞれの作業が上方から同じ姿勢で行えるので作業性が向上する。
さらに、実施形態2の発明では、第1の挟持部材と第2の挟持部材とを一旦屋根のハゼ部に固定した後、別の作業が行える。その別の作業が終わった後、吊子を第2の挟持部材上に固定することができ、他の作業工程に合わせた吊子の取り付けを行うことができる。
実施形態3の発明では、第1の挟持部材の上板部に吊子固定用孔が設けられ、該孔に通した吊子固定用軸部によって吊子が第1の挟持部材に固定されるように構成されるので、第1の挟持部材と第2の挟持部材の固定のための位置決め軸部の作業が上方から行え、しかも吊子を吊子固定用軸で第1の挟持部材に固定する作業も上方から行える。従って、それぞれの作業が上方から同じ姿勢で行えるので作業性が向上する。
さらに、実施形態3の発明でも、上記実施形態2と同様に、第1の挟持部材と第2の挟持部材とを一旦屋根のハゼ部に固定した後、別の作業が行える。その別の作業が終わった後、吊子を第1の挟持部材上に固定することができ、他の作業工程に合わせた吊子の取り付けを行うことができる。
さらに、本発明において、垂直方向を向く位置決め軸部で第1の挟持部材と第2の挟持部材とを固定するよう構成するので、従来の横方向に長いボルトで第1および第2の挟持部材を固定する場合に比べて、取付金具の上下寸法を短くすることができる。つまり、図25で示したように、第1および第2の挟持部材81,82を横方向に通したボルト83とナット84で締結する場合には、構造上、取付金具の上下寸法が比較的長くなるが、第1の挟持部材と第2の挟持部材とを垂直方向を向く位置決め軸部で固定する機構を採用することによって、取付金具の上下寸法を短くできる。その結果、上側の屋根材と下側の屋根材との間隔を狭くすることができる。
本発明によれば、第1の挟持部材の上板部に設けられた位置決め軸部を第2の挟持部材の上板部に設けられ通孔に通した際に、第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が被挟持部(ハゼ部)を挟持するよう構成されているので、第1の挟持部材の位置決め軸部を第2の挟持部材の通孔に通す操作が、第1および第2の挟持部材の挟持部で被挟持部を挟持することになる。よって、取付金具の屋根材への固定が確実に行える。
つまり、第1の挟持部材と第2の挟持部材の挟持部は被挟持部の両側に接して移動できないので、通孔に位置決め軸部を通すと、第1の挟持部材および第2の挟持部材それぞれに、第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部を被挟持部に圧接する方向の弾性変形が生じる。この弾性変形は歪となって第1および第2の挟持部材に残り、両部材を固定した後も両挟持部が被挟持部を挟持する。このようにして取付金具は屋根材に確実に固定される。
さらに、位置決め軸部がボルトであり、通孔がボルト孔であり、ボルトに締結したナットによって吊子が第2の挟持部材に固定され、その固定の際に第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が被挟持部を挟持するよう構成すると、ボルトにナットを締結する操作が、吊子を第2の挟持部材に固定すると同時に第1および第2の挟持部材の挟持部で被挟持部を挟持することになる。よって、ナットを回すという1つの操作だけで、吊子の固定と取付金具の屋根材への固定が同時に行える。
すなわち、第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部との間に被挟持部が挟まれていない状態では、ボルト・ナットの締結により、第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部との間の隙間が被挟持部の厚みよりも狭くなるよう、ボルトとボルト孔との位置関係が設定されている。そのため、両挟持部の間に被挟持部を挟んだ状態でボルト・ナットを締結すると、第1および第2の挟持部材に弾性変形が生じそれが被挟持部を挟持する力となる。
第1の挟持部材および第2の挟持部材が、ハゼ部側が開口する箱状に形成されていると、積雪などによる上側の屋根材からの圧縮荷重、強風などによる引張荷重、および横方向からの荷重に対して優れた耐変形性を有する。
第2の挟持部材の上に断熱部材を載置する場合は、上側の屋根材と下側の屋根材とをその断熱部材で断熱できる。特に、第2の挟持部材に留め片を設けて断熱部材をこの留め片に係止すると、断熱部材を第2の挟持部材の上に仮固定できるのでさらに作業性が向上する。
本発明の実施形態1の取付金具の取付状態を示す断面図である。 図1に示す取付金具の正面図である。 図3A、図3Bおよび図3Cは、図1に示す取付金具の第1の挟持部材の正面図、側面図および平面図である。 図4A、図4Bおよび図4Cは、図1に示す取付金具の第2の挟持部材の正面図、側面図および平面図である。 取付金具の作用説明図である。 取付金具の平面図である。 取付金具の要部断面図である。 図8A、図8Bおよび図8Cは、吊子の正面図、側面図および平面図である。 本発明の実施形態1の変形例1の取付金具の取付状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1の変形例2の取付金具の取付状態を示す断面図である。 本発明の実施形態2の取付金具の正面図である。 図11に示す取付金具の側面図である。 図11に示す取付金具の平面図である。 図11に示す取付金具の第1の挟持部材の下面にナットを溶接した状態の正面図である。 図14の第1の挟持部材の側面図である。 図11に示す取付金具の第1の挟持部材の平面図である。 図11に示す取付金具の第2の挟持部材の正面図である。 図17の第2の挟持部材の側面図である。 図17の第2の挟持部材の平面図である。 断熱部材の平面図である。 断熱部材の正面図である。 断熱部材の側面図である。 本発明の実施形態2の取付金具の概略図である。 本発明の実施形態3の取付金具の概略図である。 従来の折板屋根用取付金具の取付状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は下側の屋根材8、8の上に本発明の取付金具20を取り付け、その取付金具20の上に上側の屋根材14、14を取り付けた状態を示している。
下側の隣り合う屋根材8、8は、例えば、鋼板等の相隣り合う金属板を一定幅の谷状に折り曲げ、さらにこの屋根材8、8の相隣り合うそれぞれの両端部には、被挟持部としてハゼ部4を形成するための縁部12、12が形成されている。
屋根の梁等の上にタイトフレーム6が固定され、該タイトフレーム6の上に吊子9を介して下側の屋根材8、8が葺かれている。タイトフレーム6の上に葺かれた下側の屋根材8のうちの隣り合う屋根材8、8の縁部12、12と、吊子9の上端部とをかしめて下側の屋根材8のハゼ部4が形成されている。
そして、下側の屋根材8の上側に、例えば、鋼板等の金属板を一定幅の谷状に折り曲げて形成される上側の屋根材14、14が取付金具20を用いて取り付けられている。このようにして下側の屋根材8、8と上側の屋根材14、14とを有する二重構造の折板屋根が構築される。
以下に、取付金具20について詳細に説明する。
図1〜図7に示すように、この取付金具20は、下側の隣り合う屋根材8、8の上に配置されてこれら下側の屋根材8、8のハゼ部4を両側から挟持する第1の挟持部材21および第2の挟持部材22と、これら第1および第2の挟持部材21、22の上に配置される断熱部材24と、該断熱部材24の上に配置される吊子26とを備えている。
第1および第2の挟持部材21、22は、薄鋼板や亜鉛系めっき薄鋼板等の金属板を折り曲げてそれぞれ形成されている。
図1においてハゼ部4の左側に配置される第1の挟持部材21は、図3に示すように、ほぼ鉛直に配置される立板部30と、該立板部30の上端からハゼ部方向(水平方向)に延設された上板部31と、該立板部30の下端からハゼ部方向(水平方向)に延設された底板部32と、該立板部30の側端からハゼ部方向(水平方向)に延設され、かつ、該上板部31と該底板部32との間に配設された側面部33と、を有し、該立板部30、該上板部31、該底板部32および該側面部33により、ハゼ部側が開口する箱体が形成されている。
第1の挟持部材21は、底板部32の先端から上方へ延設された挟持部34をさらに有し、該挟持部34は、該側面部33のハゼ部側の端面に当接している。該側面部33にハゼ部4を収容するための凹部35が形成されている。
上板部31の側縁には切欠部31aが形成され、また底板部32の側縁にも切欠部32aが形成され、側面部33の側縁に形成された突起33aが、これらの切欠部31a、32a内に嵌合している。
該上板部31の先端部に通孔としてのボルト孔が形成され、先端部の下面側から該ボルト孔に通した位置決め軸部としてのボルト39の頭部が該上板部31の下面に溶接されている。ボルト39は上板部31の上面に一体に形成してもよく、頭部のないボルトを上板部31の上面に溶接してもよい。
図1においてハゼ部4の右側に配置される第2の挟持部材22は、図4に示すように、ほぼ鉛直に配置される立板部40と、該立板部40の上端からハゼ部方向(水平方向)に延設された上板部41と、該上板部41の先端部に形成された立ち上がり部50と、該立ち上がり部50からさらにハゼ部方向(水平方向)へ延設された支持部51と、該立板部40の下端からハゼ部方向(水平方向)に延設された底板部42と、該立板部40の側端からハゼ部方向(水平方向)に延設され、かつ、該上板部41と該底板部42との間に配設される側面部43と、を有し、該立板部40、該上板部41、該底板部42および該側面部43により、ハゼ部側が開口する箱体が形成されている。
該支持部51に支持片52が形成されている。また、該立ち上がり部50にハゼ部4と反対方向へ延設された留め片70が設けられている。
第2の挟持部材22は、底板部42の先端から上方へ延設された挟持部44をさらに有し、該挟持部44は、該側面部43のハゼ部側の端面に当接している。該側面部43にハゼ部4を収容するための凹部45が形成されている。
上板部41の側縁には切欠部41aが形成され、また底板部42の側縁にも切欠部42aが形成され、側面部43の側縁に形成された突起43aがこれらの切欠部41a、42a内に嵌合している。
該上板部41のほぼ中央部にボルト孔49が形成されている。このボルト孔49の内径はボルト39が挿通できるよう、ボルト39の外径とほぼ同一かやや大きく形成されているが、ボルト孔49の形状、サイズは任意に変更可能である。例えば、ボルト孔49をハゼ部方向に長い長孔で形成してもよい。
このように第1および第2の挟持部材21,22は金属板を折曲して箱状に形成されているので、積雪などによる上側の屋根材からの圧縮荷重、強風などによる引張荷重、および横方向からの荷重に対して優れた耐変形性を有する。
この第2の挟持部材22の上板部41上に断熱部材24が配置されている。
この断熱部材24は、図1に示すように、第2の挟持部材22の上板部41の上に配置される第1の水平部71と、その第1の水平部71の端部から立設する立片部73と、該立片部73から水平方向へ延び支持部51上に配置される第2の水平部72とを有する。
断熱部材24は断熱性のある比較的硬質の合成樹脂(例えば、ABS樹脂など)からなるブロックで形成することができる。
断熱部材24の立片部73に溝部74が形成され、第2の挟持部材22の立ち上がり部に形成した留め片70がこの溝部74内に挿入されている。この構成によって、断熱部材24は第2の挟持部材22上に仮止めした状態で取り付けられる。
断熱部材24が第2の挟持部材22の上の全面に配設されることによって、上側の屋根材14を断熱部材24で支持すると共に、上側の屋根材14からの熱が取付金具20を介して下側の屋根材8に伝わることを遮断している。
吊子26は、ステンレス鋼板や亜鉛系めっき鋼板等の薄い金属板を加工して形成されている。図1および図8に示すように、吊子26は、断熱部材24の第1の水平部71上に載置される基部27と、この基部27のハゼ部側の端部から上方へ延在された垂直部28と、該垂直部28の上端に形成され、上側の屋根材14の縁部とハゼ部16を形成する係止部29とを有する。基部27にはボルト39を通すためのボルト孔67が設けられている。
断熱部材24の第1の水平部71上に吊子26の基部27が配置され、ボルト39が断熱部材24および吊子26を通過しボルトの先端に螺合したナット18によって、吊子26および断熱部材24が第2の挟持部材22の上板部41上に固定されている。
その際、吊子26の垂直部28の下部が第2の挟持部材22に設けられた留め片70に当接することで、吊子26の位置が設定箇所に位置決めされている。
そして、断熱部材24の上に上側の屋根材14、14が葺き上げられている。隣り合う上側の屋根材14、14の縁部と、吊子26の係止部29とがかしめられ、上側の屋根材14のハゼ部16が形成されている。
このような構成の取付金具20においては、第1の挟持部材21の凹部35内に下側の屋根材8のハゼ部4が収容されるよう、下側の屋根材8、8の上に第1および第2の挟持部材21、22が配置され、そのハゼ部4の首部5の両側に第1および第2の挟持部材21、22の挟持部34、44がそれぞれ配置され、ボルト39にナット18を締め付けることによって、第1および第2の挟持部34,44が該首部5を両側から挟持するよう構成されている。これにより、取付金具20が下側の屋根材8上に確実に固定される。
次に、第1の挟持部材21に設けられたボルト39の位置と、第2の挟持部材22に設けられたボルト孔49の位置との関係について説明する。
図2に示すように下側のハゼ部4を挟む形態で第1および第2の挟持部材21、22を下側の屋根材8、8上に載置した際に、図5および図6に示すように、ボルト39をボルト孔49に通す前の状態で、第2の挟持部材22に形成したボルト孔49が、該ボルト39に対応する仮想の孔(図6中の番号39の位置にある。)に対してややハゼ部4から遠ざかる位置に形成されている。
言い換えると、ボルト39のハゼ部側に最も近い外縁部を通る鉛直線L1が、ボルト孔49のハゼ部に最も近い内縁部を通る鉛直線L2よりもハゼ部側に位置する。従って、第1の挟持部材21および第2の挟持部材22を撓ませることなく、ボルト39をボルト孔49に挿通しようとすると、ボルト39の先端はボルト孔49のハゼ部側の縁部に当たりボルト39をボルト孔49に通すことはできない。
手などで第1の挟持部材21および第2の挟持部材22を持って弾性変形させながら第1の挟持部材21と第2の挟持部材22とを近づけ(このとき、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材21の上板部41がそれぞれハゼ部側へ移動する)、ボルト孔49にボルト39を通すと、第1の挟持部材21および第2の挟持部材22が弾性変形する。この状態で、上板部41から上方へ突き出たボルト39の先端にナット18を締め付けると、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材22の上板部41間の間隔が近づき、同時に、上板部31と上板部41がそれぞれハゼ部側へ移動するため、第1の挟持部材21および第2の挟持部材22はますます弾性変形する。
つまり、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材21の上板部41がそれぞれハゼ部側へ移動すると、第1の挟持部材21の挟持部34と第2の挟持部材22の挟持部44は首部5の両側に接してそれ以上の移動が規制されるので、第1の挟持部材21および第2の挟持部材22にそれぞれ弾性変形が生じる。この弾性変形は歪となって第1および第2の挟持部材に残り、両部材の上板部31,41を固定した後でも挟持部34、44が首部5を押圧した状態が維持される。よって、取付金具20が下側の屋根材8に確実に固定されることになる。
次に、本発明の取付金具20を用いて二重構造のハゼ式折板屋根を構築する方法を説明する。
第1および第2の挟持部材21、22を下側の屋根材8、8上に固定するには、第1の挟持部材21のボルト39を第2の挟持部材22のボルト孔49に挿入して、第1の挟持部材21の上板部31上に第2の挟持部材22の上板部41を重ね、該第1の挟持部材21および該第2の挟持部材22を組み付ける。その際、第2の挟持部材22上に断熱部材24を配置し、その断熱部材24上に吊子26を配置しておく。
次に、ボルト39の先端にナット18を螺合する。この段階では、ボルト39にナット18をきつく締め付けることはしない。
第2の挟持部材22のボルト孔49の内径はボルト39の径よりもやや大きく設定されているので、第2の挟持部材22は第1の挟持部材21に対してガタツク状態であり、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材22の上板部41との間にはスペースが存在し得、第1の挟持部材21の挟持部34は第2の挟持部材22の挟持部44から離れることができる。
この状態で、第1の挟持部材21の側面部33に形成された凹部35内に下側の屋根材8のハゼ部4を嵌め込むようにして下側の屋根材8、8の上に第1の挟持部材21および第2の挟持部材22を配置する。第1の挟持部材21の挟持部34と第2の挟持部材22の挟持部44は、ハゼ部4の首部5の両側にそれぞれ配置される。
次に、ナット18をボルト39にきつく締め付けると、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材22の上板部41間の間隔が小さくなるにつれて、ボルト39のハゼ部側の外縁部がボルト孔49のハゼ部側の内縁部と一致するようになる(図7)。
上記したように、第1の挟持部材21と第2の挟持部材22をハゼ部側へ引き寄せる力が各挟持部34,44でハゼ部4の首部5を押圧するよう作用し、その結果、ハゼ部4の首部5の両側を両挟持部34、44で挟持することになる。この結果、取付金具20が下側の屋根材8上に確実に固定される。
なお、上記実施形態では、特に、ナット18をボルト39に螺合する際の締め付け力によって、第1および第2の挟持部材21、22それぞれの挟持部34でハゼ部4の首部5を挟持するようにしているが、ナット18をボルト39に螺合する前に、指などで第1の挟持部材21および第2の挟持部材22を引き寄せる方向へ力を両挟持部材21,22に加え、この状態でナット18をボルト39に締結してもよい。第1の挟持部材21および第2の挟持部材22を引き寄せる力が各挟持部材に弾性変形を生じさせ、両挟持部34、44でハゼ部4の首部5を弾性的に押圧し、この状態でナット18がボルト39に締結される。
取付金具20に固定された上側の吊子26を利用して上側の屋根材14、14を葺くには、従来と同様、上側の隣接する屋根材14、14の縁部を上側の吊子26の係止部29の下側と上側に嵌合した後、かしめてハゼ部16を形成すればよい。必要に応じて、下側の屋根材8と上側の屋根材14との間の空間部にグラスウール等の断熱材を敷きつめることができる。
上記の構成によれば、下側の吊子9の垂直部と上側の吊子26の垂直部28がほぼ鉛直線上に位置するので、積雪などによる上側の屋根材14からの荷重を撓むことなくタイトフレーム6で支持できる。
特に、上側の吊子26の一方側に該吊子26を第2の挟持部材22に固定するためのボルト39・ナット18が設けられ、該吊子26の他方側に上側の屋根材14を支持する支持部51が設けられていると、屋根材14からの荷重が吊子26の一方側にある第1の挟持部材21を押し下げるよう作用し、かつその屋根材14からの荷重が吊子26の他方側にある第2の挟持部材22を押し下げるよう作用するので、ハゼ部4の首部を両挟持部21,22で挟持する機能がさらに高まる。
上記実施形態では、位置決め軸部(以下、単に軸部ともいう。)としてボルト39を用いた例を挙げたが、軸部としてピンなどの棒状部材で構成することもできる。この棒状部材を第1の挟持部材に溶接などで固定し、棒状部材の先端部に吊子を固定するための係止部(突起、フックなど)を設けてもよい。第1の挟持部材の棒状部材を第2の挟持部材の通孔および吊子の通孔に通した際に、該棒状部材の係止部が吊子に係止することで吊子を第2の挟持部材上に固定することができる。
また、第1の挟持部材21の上板部31にボルト39の頭部を溶接し、第2の挟持部材22の上板部41にボルト孔49を形成したが、図9に示すように、第1の挟持部材21の上板部31と第2の挟持部材22の上板部41にそれぞれボルト孔59、49を形成し、ボルト57をこれらの各ボルト孔59、49に通し、ナット18にて締結するようにしてもよい。なお、図5〜図7および図9においては、説明を容易にするため吊子と断熱部材は省略している。
この場合は、第1の挟持部材21のボルト孔59の位置と、第2の挟持部材22のボルト孔49の位置は次のように設定することができる。
ボルト39を各ボルト孔に通す前の状態で、該挟持部34、44がハゼ部4の両側に配置され、該挟持部34、44間の間隔が首部5の厚みと同じとなって該上板部31、41が上下に重なり合うとき、該両ボルト孔59,49が交わる交差部のハゼ部方向の寸法(図6中のL3)を、該ボルト39の径(L4)よりも小さくする。
該交差部の寸法をボルト39の径L4より小さくすることによって、ボルト孔49,59にボルト39を挿入し、ボルト39にナット18を緊締して上板部31、41を固定したときに、第1および第2の挟持部材21、22に弾性変形が生じ、歪を付与した状態で挟持部34、44をハゼ部4の首部5両側に挟持することができる。
該ボルト孔59、49の一方または両方を長孔形状としてもよい。長孔に形成することによって、取り付け工程の際、ボルト39をボルト孔59、49へ挿通するとき、第1の挟持部材21に対して第2の挟持部材22を傾けた状態で両部材21,22を組み付けることができる。
なお、第1の挟持部材21および第2の挟持部材22のボルト孔に上板部31、41の下面側からボルトを容易に通すために、ボルト通過用の開口部を第1の挟持部材21および/または第2の挟持部材22に形成してもよい。例えば、第2の挟持部材22の挟持部44の一部を切り欠いて開口部を形成すればよい。
また、ボルトの頭部を第2の挟持部材の上面側に配置し、ボルトに螺合するナットを第1の挟持部材の下面側に配置してもよい。
この場合には、第1の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔および第2の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔にボルトが上側から挿通され、該第1挟持部材の上板部の下面から突出したボルトの下端にナットが締結される。このナットの締結によって吊子が第2の挟持部材に固定され、同時に、該第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が被挟持部を挟持する。
第2の挟持部材の上に断熱部材が配置される場合は、この断熱部材の上に吊子が配置され、ボルトとナットの締結により該断熱部材および該吊子が該第2の挟持部材に固定される。
ボルト・ナットを回転して締め付けるときの、ボルト・ナットの空転を防止するため、ボルト・ナットの回転を防止する手段を第1の挟持部材21および/または第2の挟持部材22に設けてもよい。具体的には、ボルト孔を矩形の角穴に形成し、ボルトの首部に該角穴に嵌合する根角を形成してもよい。また、ボルト・ナットの供回りを防止するための突起などを第1の挟持部材21の上板部31の下面に設けてもよい。
さらに、図10に示すように、断熱部材24を使用せず、吊子26が第2の挟持部材22の上板部41の上に直接載置され、ボルト39・ナット18によって第2の挟持部材22に固定されてもよい。
この取付金具20においても、ナット18をボルト39に締め付けることにより、第1の挟持部材21と第2の挟持部材22が引き寄せられるため、その押圧力が下側の屋根材8、8のハゼ部4の首部5に作用して強固に取付金具20を下側の屋根材8、8に固定できると共に、ナット18の締結により吊子26を取付金具20に固定することができる。
図1では、第1および第2の挟持部材21、22の両方に下側の屋根材8、8のハゼ部4を嵌め込む凹部35,45が形成されているが、第1の挟持部材21のみにハゼ部4を嵌め込む凹部35が形成されていてもよい。
(実施形態2)
図11〜図23に実施形態2を示す。
上記実施形態1では、ボルト39をボルト孔49に通した際に、ボルト39・ナット18によって、吊子26が第2の挟持部材22に固定されているが、実施形態2では、上記ボルト孔49の位置とは異なる位置において、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aそれぞれに吊子固定用孔(ボルト孔)が設けられ、この孔に通した吊子固定用軸部(ボルトなど)16によって吊子26が第2の挟持部材22aに固定される。
詳細は次のとおりである。
図11〜図13は、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを組み付け、かつそれら両部材の上に断熱部材24を配置した丸ハゼ用の取付金具20aを示している。
図14〜図16はその取付金具20aに使用する第1の挟持部材21aを示し、図17〜図19は第2の挟持部材22aを示している。図23は丸ハゼ用の取付金具20aの概略図を示している。
図11の左側に配置された第1の挟持部材21aは、図11、図14〜図16に示すように、ほぼ鉛直に配置される立板部30と、該立板部30の上端からハゼ部方向(水平方向)に延設された上板部31と、該立板部30の下端からハゼ部方向(水平方向)に延設された底板部32と、該上板部31の側端から下方に延設され、かつ、該上板部31と該底板部32との間に配設された側面部33と、を有し、該立板部30、該上板部31、該底板部32および該側面部33により、ハゼ部側が開口する箱体が形成されている。
第1の挟持部材21aは、底板部32の先端から上方へ延設された挟持部34をさらに有し、該挟持部34は、該側面部33のハゼ部側の端面に当接している。該側面部33にハゼ部4を収容するための凹部35が形成されている。
底板部32の側縁に切欠部32aが形成され、側面部33の側縁に形成された突起33aが該切欠部32aに嵌合している。
図16に示すように、第1の挟持部材21aの上板部31に、上記実施形態1と同様にボルト孔59が形成され、該上板部31の下面側から該ボルト孔に通したボルト39の頭部が該上板部31の下面に溶接されている(図13〜図15)。ボルト39は上板部31の上面に一体に形成してもよく、頭部のないボルトを上板部31の上面に溶接してもよい。
さらに、第1の挟持部材21aの上板部31に吊子固定用のボルト60を通すための孔37が設けられている。該孔37に対応する位置において上板部31の下面にナット38が溶接されている。ナット38は、上板部31の下面に適宜取り付けることもできる。
第1挟持部材21aの上板部31に補強用の凹所77が形成され、この凹所77に上記ボルト孔37、59が形成されている。
第2の挟持部材22aは、図17〜図19に示すように、ほぼ鉛直に配置される立板部40と、該立板部40の上端からハゼ部方向(水平方向)に延設された上板部41と、該上板部41からさらに延出された延出部46と、該延出部46から上方へ折曲して設けられた支持部51と、該立板部40の下端からハゼ部方向(水平方向)に延設された底板部42と、該上板部41の側端縁から下方に延設され、かつ、該上板部41と該底板部42との間に配設される側面部43と、を有し、該立板部40、該上板部41、該底板部42および該側面部43により、ハゼ部側が開口する箱体が形成されている。
第2の挟持部材22aは、底板部42の先端から上方へ延設された挟持部44をさらに有し、該挟持部44は、該側面部43のハゼ部側の端面に当接している。該側面部43にハゼ部4を収容するための凹部45が形成されている。
底板部42の側縁には切欠部42aが形成され、側面部43の側縁に形成された突起43aがこの切欠部42aに嵌合している。
上記の第1の挟持部材21aのボルト39に対応する位置において、該上板部41にボルト孔49が形成されている。このボルト孔49の内径はボルト39が挿通できるよう、ボルト39の外径とほぼ同一かやや大きく形成されているが、ボルト孔49の形状、サイズは任意に変更可能である。例えば、ボルト孔49は円形であっても、ハゼ部方向に長い長孔で形成してもよい。上記支持部51に支持片52が折曲して形成されている。
さらにこの実施形態2では、上記第1の挟持部材21aに形成したボルト孔37と対応する位置において、第2の挟持部材22aの延出部46に吊子固定用孔(ボルト孔)53が形成されている。
上板部41および延出部46に補強用の凹所54を形成し、この凹部54にボルト孔53を形成することができる。
第2の挟持部材22aの支持部51上に断熱部材24を取り付けるための取付孔55が形成されている。この第2の挟持部材22aの上板部41上に断熱部材24が配置されている。
この断熱部材24は、図20〜図22に示すように、第2の挟持部材22aの上板部41の上に配置される第1の水平部71と、その第1の水平部71の端部から立設する立片部73と、該立片部73から水平方向へ延び上記支持部51上に配置される第2の水平部72とを有する。
断熱部材24は断熱性のある比較的硬質の合成樹脂(例えば、ABS樹脂など)からなるブロックで形成することができる。
上記第2の挟持部材22aの上板部41に形成したボルト孔49に対応する位置において、断熱部材24の第1の水平部71に通孔75が形成されている。
また、第2の水平部72の下面に、変形性を有する取付片76が設けられている。この取付片76を支持部51の上面58の取付孔55に挿入することにより、断熱部材24を第2の挟持部材22aの上に取り付けることができる。
断熱部材24が第2の挟持部材22aの上の全面に配設されることによって、上側の屋根材14を断熱部材24で支持すると共に、上側の屋根材14からの熱が取付金具20aを介して下側の屋根材8に伝わることを遮断している。
吊子26は、ステンレス鋼板や亜鉛系めっき鋼板等の薄い金属板を加工して形成されている。実施形態1で示したもの(図1および図8)と同じ構成のものを使用することができる。
吊子26は、基部27と、この基部27から上方へ延出された垂直部28と、該垂直部28の上端に形成され、上側の屋根材14の縁部とハゼ部16を形成する係止部29とを有する。基部27にはボルト39を通すためのボルト孔67が設けられている。
吊子26の基部27が第2の挟持部材22aの延出部46上に配置されている。吊子26に形成した孔67にボルト60を通し、さらに該ボルト60を延出部46のボルト孔53、第1の挟持部材21aの孔37に通し、該ボルト60先端に螺合したナット38によって、吊子26が第2の挟持部材22a上に固定されている。
第1の挟持部材21aの上板部31と第2の挟持部材22aの上板部41とを固定するための構成は、上記実施形態1と同様であるので省略する。
第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとが固定され、断熱部材24および吊子26が第2の挟持部材22a上に取付けられた取付金具20aの上に、上側の屋根材14、14が葺き上げられる。隣り合う上側の屋根材14、14の縁部と、吊子26の係止部29とがかしめられ、上側の屋根材14のハゼ部16が形成される。
次に、上記構成の取付金具20aを用いて二重構造のハゼ式折板屋根を構築する方法を説明する。
実施形態1では、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを固定するときに吊子26も同時に固定したが、実施形態2では、吊子26は、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとの固定操作とは独立して、次のように第2の挟持部材22a上に固定される。
第1および第2の挟持部材21a、22aを下側の屋根材8、8上に固定するには、第1の挟持部材21aのボルト39を第2の挟持部材22aのボルト孔49に挿入すると共に、第1の挟持部材21aの上板部31上に第2の挟持部材22aの上板部41を重ねて、該第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを組み付ける。その際、第2の挟持部材22a上に断熱部材24を配置する。
ボルト39およびナット18の締め付けによって、第1の挟持部材21aの上板部31と第2の挟持部材22aの上板部41を固定する。この操作は、上記実施形態1と同様である。
ボルト39およびナット18の締め付けによって、第1の挟持部材21aの上板部31と第2の挟持部材22aの上板部41とを固定した後、吊子26を第2の挟持部材22aの延出部46の上に配置する。次に、図23に示すように、吊子26のボルト孔67、および延出部46に形成したボルト孔53、第1の挟持部材21aの孔37に通したボルト60と、ナット38によって吊子26を第2の挟持部材22a上に固定する。
その後、実施形態1の場合と同様に、取付金具20aに固定された上側の吊子26を利用して上側の隣接する屋根材14、14の縁部を上側の吊子26の係止部29の下側と上側に嵌合した後、かしめてハゼ部16を形成し、上側の屋根材14、14を葺く。
このように、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを固定する作業とは独立して、吊子26を第2の挟持部材22aに固定する作業が行える。従って、例えば、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを固定する作業の後に別の作業が行え、その別の作業が終わった後、吊子を第2の挟持部材上に固定することができる。
さらに、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aの固定のためのボルト39・ナット18の締結作業が取付金具20aの上方から行え、吊子26を第2の挟持部材22aに固定する作業も上方から第2の挟持部材22aに通したボルト60によって行える。従って、第1の挟持部材21aと第2の挟持部材22aとを上方からボルト39・ナット18で固定した後、その隣の位置にあるボルト60の締結が上方から行えるので、作業性が向上する。
また、上方から通したボルト39・ナット18で第1の挟持部材21aと第2の挟持部材とを固定するよう構成すると、従来のように横方向からボルトを通して第1および第2の挟持部材を固定する場合に比べて、取付金具の上下寸法を短くすることができる。その結果、上側の屋根材と下側の屋根材との間隔を適宜狭くすることもできる。
図11〜図13では、断熱部材24を第2の挟持部材22a上に配置したが、断熱部材24を使用しない場合も本発明は適用できる。
(実施形態3)
図24に実施形態3を示す。
実施形態2では、吊子26が第2の挟持部材22a上に固定されているが、この実施形態3では、吊子26が第1の挟持部材21b上に固定されている。
実施形態3では、第2の挟持部材22bの上板部41から延出部が延出されておらず、上板部41の先端は吊子26に達しない程度まで延びている。
よって、第2の挟持部材22bの上板部41には、吊子固定用ボルト60を通すためのボルト孔53が形成されていない。
その他の構成は、実施形態2と同様にすることができる。
この実施形態3の取付金具20bでは、吊子26を固定する場合には、ボルト39およびナット18の締め付けによって、第1の挟持部材21bの上板部31と第2の挟持部材22bの上板部41とを固定した後、吊子26を第1の挟持部材21bの上板部31上に配置する。次に、吊子26のボルト孔67および第1の挟持部材21bの孔37にボルト60を通し、該ボルト60にナット38を締付けることによって吊子26を第1の挟持部材21b上に固定する。
なお、本発明は、丸ハゼ用の取付金具あるいは角ハゼ用の取付金具としても使用することができる。実施形態2および/または実施形態3の構成を実施形態1に適宜適用することもできる。
さらに、上記したように、位置決め軸部および吊子固定用軸部としてボルトを用いた例を示したが、ボルトに代えて棒状部材を用いることもできる。その場合には、ボルト孔は棒状部材孔と表現されることは言うまでもない。
上記では下側の屋根材8,8の上に第1および第2の挟持部材を固定するために、下側の屋根材8,8に被挟持部としてハゼ部4が設けられている例を説明したが、ハゼ部に限定されない。被挟持部としてハゼ部以外に、例えば、屋根材8上に設けられた突起、突条などであってもよい。
上記では折板屋根について説明したが、平板屋根などの折板屋根以外の屋根についても本発明は適用できる。
上記では、箱状に形成した第1の挟持部材および第2の挟持部材について説明したが、側面部を備えない断面コ字形、断面C字形などの第1の挟持部材および第2の挟持部材にも本発明は適用することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、校舎、体育館、集会場、工場、倉庫等の屋根として採用されている二重構造のハゼ式折板屋根に用いられる取付金具と、その取付金具を用いた二重構造のハゼ式折板屋根を提供する。
2 折板屋根
4 下側の屋根材のハゼ部
5 ハゼ部の首部
6 タイトフレーム
8 下側の屋根材
9 下側の吊子
16 上側の屋根材のハゼ部
18 ナット
20、20a、20b 取付金具
21、21a、21b 第1の挟持部材
22、22a、21b 第2の挟持部材
24 断熱部材
26 上側の吊子
34 第1の挟持部材の挟持部
39 ボルト
44 第2の挟持部材の挟持部

Claims (18)

  1. 下側の屋根材と上側の屋根材を有する二重構造の屋根に用いられる取付金具であって、該取付金具は、下側の屋根材の被挟持部を挟持して下側の屋根材上に固定される第1および第2の挟持部材と、上側の屋根材の縁部とハゼ部を形成する吊子と、を有し、
    該第1の挟持部材は、垂直方向を向く位置決め軸部が設けられた上板部と、該上板部から連設され下側の屋根材上に配置される底板部と、該底板部の端部に設けられ該被挟持部を挟持するための挟持部と、を有し、
    該第2の挟持部材は、該位置決め軸部を挿通可能な通孔が設けられた上板部と、該上板部から連設され下側の屋根材上に配置される底板部と、該底板部の端部に設けられ該被挟持部を該第1の挟持部材の挟持部と共に挟持するための挟持部と、を有し、
    該第1の挟持部材の位置決め軸部が該第2の挟持部材の通孔に挿通され、
    該吊子が該第1の挟持部材または第2の挟持部材に上方から固定され、
    該位置決め軸部を該通孔に通した際に、該第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が該被挟持部を挟持するよう構成されている取付金具。
  2. 前記第1の挟持部材の位置決め軸部を前記第2の挟持部材の通孔に通した際に、該位置決め軸部によって前記吊子が該第2の挟持部材に固定される請求項1に記載の取付金具。
  3. 前記位置決め軸部がボルトであり、前記通孔がボルト孔であり、前記第1の挟持部材の上板部に固定されたボルトが、前記第2の挟持部材の上板部のボルト孔に挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定され、
    該ナットを該ボルトに締結した際に、該第1の挟持部材の挟持部と該第2の挟持部材の挟持部が前記被挟持部を挟持する請求項2に記載の取付金具。
  4. 前記位置決め軸部がボルトであり、前記通孔がボルト孔であり、前記第1の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔および前記第2の挟持部材の上板部に設けられたボルト孔に該ボルトが挿通され、該第1挟持部材の上板部の下面から突出した該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定され、
    該ナットを該ボルトに締結した際に、該第1の挟持部材の挟持部と第2の挟持部材の挟持部が前記被挟持部を挟持する請求項2に記載の取付金具。
  5. 前記第2の挟持部材の上に断熱部材が配置され、この断熱部材の上に前記吊子が配置され、ボルトとナットの締結により該断熱部材および吊子が該第2の挟持部材に固定されている請求項3または4に記載の取付金具。
  6. 前記第1の挟持部材の上板部および前記第2の挟持部材の上板部にそれぞれ吊子固定用孔が設けられ、該吊子固定用孔に通した吊子固定用軸部によって前記吊子が該第2の挟持部材に固定される請求項1に記載の取付金具。
  7. 前記吊子固定用軸部がボルトであり、前記第1の挟持部材の上板部および前記第2の挟持部材の上板部にそれぞれ形成した吊子固定用孔がボルト孔であり、各ボルト孔に該ボルトが挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第2の挟持部材に固定される請求項6に記載の取付金具。
  8. 前記第1の挟持部材の上板部に吊子固定用孔が設けられ、該吊子固定用孔に通した吊子固定用軸部によって前記吊子が該第1の挟持部材に固定される請求項1に記載の取付金具。
  9. 前記吊子固定用軸部がボルトであり、前記第1の挟持部材の上板部に形成した吊子固定用孔がボルト孔であり、該ボルト孔に該ボルトが挿通され、該ボルトに締結したナットによって前記吊子が該第1の挟持部材に固定される請求項8に記載の取付金具。
  10. 前記第2の挟持部材の上に断熱部材が配置され、前記ボルトとナットの締結により該断熱部材が該第2の挟持部材に固定される請求項7または9に記載の取付金具。
  11. 前記位置決め軸部を前記通孔に通す前の状態で、前記被挟持部に最も近い位置決め軸部の外縁部を通る鉛直線が、該被挟持部に最も近い該通孔の内縁部を通る鉛直線よりも該被挟持部側に位置する請求項1〜10のいずれかに記載の取付金具。
  12. 前記第1の挟持部材の前記上板部と前記底板部に亘る側面部が設けられている請求項1〜11のいずれかに記載の取付金具。
  13. 前記第2の挟持部材の前記上板部と前記底板部に亘る側面部が設けられている請求項1〜12のいずれかに記載の取付金具。
  14. 前記下側の屋根材が金属板製であり、前記被挟持部がハゼ部である請求項1〜13のいずれかに記載の取付金具。
  15. 前記第1および第2の挟持部材の少なくともいずれか一方に前記ハゼ部を嵌め込む凹部が形成されている請求項14に記載の取付金具。
  16. 前記屋根がハゼ式折板屋根である請求項1〜15のいずれかに記載の取付金具。
  17. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の取付金具と、下側の屋根材および上側の屋根材とを備えた二重構造の屋根。
  18. 請求項16に記載の取付金具と、下側の屋根材および上側の屋根材とを備えた二重構造のハゼ式折板屋根。
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