JP6741296B2 - パネル屋根構造及びパネル取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部を有する屋根上に、パネル取付装置によって平板状のパネルが取付けられているパネル屋根構造及びパネル取付装置に関するものである。
上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部を有する屋根として、突条部としてのハゼ部を有するハゼ式折板屋根がある。このハゼ式折板屋根に、断熱材からなる平板状のパネルを取付けた上で、防水シートを敷設して平らな屋根を構築することが知られている。このハゼ式折板屋根にパネルを取付けている構造としては、例えば、ハゼ式折板屋根のハゼ部に、上面が平坦に形成されている固定具を取付け、その固定具に平板状のパネルを載置した上で、上方からパネルを貫通してビスを打込むことにより、パネルを取付けるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
また、ハゼ式折板屋根にパネルが取付けられている構造として、ハゼ部に、上方へ突出したボルトを有する複数の固定具を取付けると共に、各固定具のボルトに複数の固定具に跨る長さの桟部材を取付け、この桟部材にパネルを取付けているものが提案されている(特許文献2)。
しかしながら、特許文献1の技術では、固定具の上面が狭いため、パネルの上方からビスを打込む際に、固定具から離れた位置にビスを打込んでしまったり、ビスがハゼ部に打込まれてしまったりする問題があった。また、特許文献1の技術では、パネルとして強度の弱いものを用いた場合、固定具の上面が狭いことから、パネルを支える面積が狭いため、パネルに作業者が乗った時に、パネルが破損してしまうことがあった。
また、特許文献2の技術では、ハゼ部の上側に取付けられた桟部材にパネルを取付けているため、少なくとも桟部材の分だけ、屋根全体が厚くなり、屋根の見栄えが悪くなる問題があった。また、特許文献2の技術では、窓や換気口等が設けられている壁の下部から延びだしている突条部を有する既存の屋根に、パネルを取付けたい時に、既存の屋根から窓等までの高さによっては、窓等にパネルがかかることで、パネルの取付けを断念したり、窓等にかかった状態でパネルが取付けられることで見栄えが悪くなったりする問題があった。
特開2004−218291号公報 特開2008−255706号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、突条部を有する屋根上にパネルを取付け易くすると共に、屋根の厚さの増加を抑制することが可能なパネル屋根構造及びパネル取付装置の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るパネル屋根構造は、「上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部を有する屋根上に、パネル取付装置によって平板状のパネルが取付けられているパネル屋根構造であって、前記パネル取付装置は、前記突条部の上方で水平に延びている平板状のベース部、該ベース部から前記突条部の両側へ夫々下方へ突出している一対の垂下部、一対の該記垂下部の夫々における前記ベース部よりも低い部位から夫々外側へ突出している一対の接続突部、及び一方の前記垂下部を貫通している雌ネジ孔を有しており、該雌ネジ孔に螺合されている把持ボルトの先端と他方の前記垂下部とで前記突条部を把持して取付けられている把持具と、該把持具の前記ベース部の上面と同一面上で水平に延びており前記パネルが載置されている載置部を有し、長手方向の両端が、隣接している二つの前記突条部に夫々取付けられている前記把持具の対面している前記接続突部に夫々取付けられていると共に、前記載置部に前記パネルが取付けられているパネル受具とを具備している」ことを特徴とする。
ここで、上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部を有する屋根としては、「突条部としてのハゼ部を有するハゼ式折板屋根」、「突条部としての瓦棒を有する瓦棒屋根」、「突条部としてのハゼ部を有する縦葺板金屋根」、を例示することができる。
また、パネルとしては、「断熱パネル」、「合板」、「石膏パネル」、を例示することができる。
本構成によれば、屋根の突条部に取付けられている把持具のベース部と、把持具の接続突部に長手方向の両端が取付けられるパネル受具の載置部とを、同一面上としてパネルを載置しているため、特許文献1の技術と比較して、パネルを支える面積を広くすることができ、パネルに作業者が乗っても破損し難いものとすることができる。
また、パネルが載置されるパネル受具が、隣接している突条部に夫々取付けられている把持具を繋ぐ長さであり、把持具よりも面積が広いため、パネルの上方からパネル受具へビスを打込んで取付ける際に、パネル受具から離れた位置にビスが打込まれる打ち損じを低減させることができる。また、パネル受具にパネルを取付けるようにしているため、パネルを取付けるためのビスが突条部に打込まれることはなく、突条部にビスが打込まれることで屋根材に孔が開いて雨漏りの原因となることを回避することができる。
更に、把持具のベース部から下方へ突出した一対の垂下部同士の間で、屋根の突条部を挟持しているため、突条部に対してベース部を可及的に接近させた状態で把持具を取付けることができる。そして、突条部に接近して取付けられたベース部と同一面上に、パネル受具の載置部を設けていることから、載置部に載置されたパネルが突条部に接近することとなるため、特許文献2の技術と比較して、パネルを含めたパネル屋根構造全体の厚さを薄くすることができ、屋根の見栄えの悪化を抑制させることができる。
また、上述したように、屋根全体の厚さの増加を抑制させることができるため、窓や換気口のような開口が設けられている壁の下部から延びだしている突条部を有する既存の屋根に、パネルを取付けたい場合、開口にパネルがかかり難くなり、既存の屋根に対して対応させ易いものとすることができる。
本発明に係るパネル取付装置は、上記のパネル屋根構造に使用されるパネル取付装置であって、「平板状のベース部、該ベース部から互いに離隔して夫々下方へ突出している一対の垂下部、一対の該垂下部の夫々における前記ベース部よりも低い部位から夫々外側へ突出している一対の接続突部、及び一方の前記垂下部を貫通している雌ネジ孔を有し、該雌ネジ孔に頭部を外側へ向けた把持ボルトが螺合されている把持具と、該把持具の前記ベース部の上面と同一面上の載置部を有し、長手方向の両端が夫々接続突部に取付けられるパネル受具とを具備している」ことを特徴とする。
本構成のパネル取付装置によれば、把持具の一対の垂下部の間に、屋根の突条部を挿入した上で、一方の垂下部の雌ネジ孔に螺合されている把持ボルトを回転させて、把持ボルトの先端と他方の垂下部とで突条部を把持することにより、突条部に把持具を取付けることができる。そして、隣接している二つの突条部に夫々把持具を取付けた後に、夫々の把持具の対面している接続突部に、パネル受具の長手方向の両端を夫々取付けることにより、屋根にパネル取付装置を取付けることができる。その後、同一面上となっている把持具のベース部と、パネル受具の載置部とにパネルを載置し、パネルの上方からパネル受具にビスを打込んでパネルを取付けることにより、上述したパネル屋根構造を構築することができる。
これにより、上記のパネル取付構造で、突条部を有する屋根にパネルを取付けることができ、上記と同様の作用効果を奏することができる。
以上のように、本発明の効果として、突条部を有する屋根上にパネルを取付け易くすると共に、屋根の厚さの増加を抑制することが可能なパネル屋根構造及びパネル取付装置を、提供することができる。
(a)は本発明の第一実施形態のパネル取付装置を使用してハゼ式折板屋根にパネルを取付けたパネル屋根構造の断面図であり、(b)は(a)における一方のハゼ部の部位の拡大図であり、(c)は(a)における他方のハゼ部の部位の拡大図である。 図1のパネル取付装置を分解して示す斜視図である。 (a)は図2のパネル取付装置における把持具の正面図であり、(b)は(a)の把持具の斜視図であり、(c)は(a)の把持具を上下反転させた状態で把持ボルト共に示す斜視図である。 図2のパネル取付装置を屋根に取付けた状態で示す斜視図である。 図2のパネル取付装置の屋根への取付例を斜視図で示す説明図である。 (a)は本発明の第二実施形態のパネル取付装置を使用してハゼ式折板屋根にパネルを取付けたパネル屋根構造の断面図であり、(b)は(a)における一方のハゼ部の部位の拡大図であり、(c)は(a)における他方のハゼ部の部位の拡大図である。 図6のパネル取付装置を分解して示す斜視図である。 (a)は図6とは把持具とパネル受具との取付態様が異なるパネル取付装置を分解して一部を示す斜視図であり、(b)は(a)のパネル取付装置を使用したパネル屋根構造の一部を拡大して示す断面図である。 (a)は図6及び図8とは把持具とパネル受具との取付態様が異なるパネル取付装置を分解して一部を示す斜視図であり、(b)は(a)のパネル取付装置を使用したパネル屋根構造の一部を拡大して示す断面図である。 (a)は本発明の第三実施形態のパネル取付装置を使用してハゼ式折板屋根にパネルを取付けたパネル屋根構造の断面図であり、(b)は(a)における一方のハゼ部の部位の拡大図であり、(c)は(a)における他方のハゼ部の部位の拡大図である。 図10のパネル取付装置を分解して示す斜視図である。 (a)は本発明の第四実施形態のパネル取付装置を使用して瓦棒屋根にパネルを取付けたパネル屋根構造の断面図であり、(b)は(a)における一方の瓦棒の部位の拡大図である。 (a)は図1のパネル取付装置を使用して縦葺板金屋根にパネルを取付けたパネル屋根構造の断面図であり、(b)は(a)における一方のハゼ部の部位の拡大図である。
本発明の第一実施形態であるパネル取付装置1について、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。このパネル取付装置1は、上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部としてのハゼ部2aを有するハゼ式折板屋根2上に、断熱パネル、合板、石膏パネルに例示される平板状のパネル3を取付けるためのものである。パネル取付装置1は、ハゼ式折板屋根2のハゼ部2aに取付けられる把持具10と、隣接しているハゼ部2aに夫々取付けられている把持具10同士を連結しておりパネル3が取付けられるパネル受具20と、把持具10をハゼ部2aに取付けるための把持ボルト31と、把持具10にパネル受具20を取付けるための組立ボルト32及び組立ナット33と、を備えている。
把持具10は、平板状のベース部11と、ベース部11から互いに離隔して夫々下方へ突出している一対の垂下部12と、一対の垂下部12の夫々におけるベース部11よりも低い部位から夫々外側へ突出している一対の接続突部13と、一方の垂下部12を貫通している雌ネジ孔14と、を備えている。
ベース部11は、長方形に形成されている。一対の垂下部12は、ベース部11における平行な二つの長辺から下方へ突出している。一対の垂下部12のうち雌ネジ孔14が貫通している垂下部12とは反対側の垂下部12は、下端から相手側へ向かって突出し、先端が上方へ屈曲している内側突出部12aを有している。内側突出部12aは、一対の垂下部12同士の間の中央付近まで突出していると共に、上端が雌ネジ孔14と同じ高さである。
一対の接続突部13は、上下方向の厚さが、垂下部12の高さの半分ほどである。一対の接続突部13は、夫々の先端側において、ベース部11の長辺が延びている方向へ貫通していると共に、一対の垂下部12が離隔している方向へ長い、長孔状の組立長孔13aを有している。この組立長孔13aは、パネル受具20を取付けてパネル取付装置1に組立てるためのものであり、組立ボルト32が挿通される。また、一対の接続突部13は、夫々において、垂下部12と組立長孔13aとの間でベース部11の長辺の方向へ貫通している肉抜孔13bを、有している。
一対の接続突部13は、夫々の垂下部12における上下方向の中央より上側の部位から突出している。接続突部13は、上面が先端へ向かって低くなる二段の階段状に形成されている。
雌ネジ孔14は、一方の垂下部12を、接続突部13よりも下方の部位で貫通している。また、雌ネジ孔14は、ベース部11の長辺の方向へ離隔して二つ設けられている(図3(c)を参照)。雌ネジ孔14には、把持ボルト31が螺合される。
把持具10は、ベース部11の長辺に直交する断面が、単一の形状である。本実施形態の把持具10は、アルミニウム合金等の金属の押出型材により形成されている。
パネル受具20は、長方形で平板状の載置部21と、載置部21の平行な一対の長辺から下方へ突出している一対の平板状の側壁部22と、一対の側壁部22の長手方向の両端付近に夫々設けられており、把持具10に取付けられるための組立孔22aと、を備えている。組立孔22aは、一対の側壁部22に対して、同軸上で貫通しており、組立ボルト32が挿通される。
パネル受具20は、載置部21の厚さが、把持具10におけるベース部11の上面から、接続突部13における二段の階段状の面のうち垂下部12に近い側の面までの高さと、同じである。また、パネル受具20は、一対の側壁部22同士の間の距離が、把持具10のベース部11における一対の長辺の長さよりも長い。
また、パネル受具20は、ハゼ式折板屋根2における隣接している二つのハゼ部2aに把持具10を夫々取付けた状態で、二つの把持具10の互いに対面している垂下部12同士の間の距離よりも、若干短い長さに形成されている。パネル受具20は、長手方向に直交する断面が、単一形状である。本実施形態のパネル受具20は、アルミニウム合金等の金属に形成されているコ字状のチャンネル材である。
把持ボルト31は、十字穴付鍋ボルトであり、頭部を外側へ向けた状態で、把持具10の雌ネジ孔14に螺合されている。
本実施形態のパネル取付装置1の組立ては、パネル受具20の長手方向の両端部夫々において、一対の側壁部22の間に、把持具10の一対の接続突部13のうち、一方をパネル受具20の外部に位置させた状態で、他方を接続突部13間に挿入する。そして、接続突部13の上面と載置部21の下面とを当接させると共に、把持具10の組立長孔13aとパネル受具20の一対の組立孔22aとを一致させた状態とする。その後、組立ボルト32を、一方の側壁部22の外側から組立孔22a及び組立長孔13aを貫通させて反対側の側壁部22から突出させた上で、組立ナット33を螺合して締付けることにより、パネル取付装置1を組立てることができる。
なお、パネル取付装置1を組立てる際に、組立ボルト32の頭部と側壁部22との間に平座金34を挿入すると共に、組立ナット33と側壁部22との間に平座金34とバネ座金35を挿入する。
続いて、本実施形態のパネル取付装置1を使用した、ハゼ式折板屋根2上にパネル3が取付けられたパネル屋根構造Aの構築について説明する。ここで、ハゼ式折板屋根2は、屋根の傾斜方向に対して直角方向(以下、横方向と称する)へ、山部と谷部とが交互に続いており、山部に上方へ突出したハゼ部2aが形成されている。
まず、パネル取付装置1を、把持具10とパネル受具20とに分解した状態で、把持具10の一対の垂下部12の間にハゼ部2aを挿入し、垂下部12の下端をハゼ式折板屋根2の山部の上面に当接させる。そして、一方の垂下部12の雌ネジ孔14に螺合されている把持ボルト31を回転させて、把持ボルト31の先端と他方の垂下部12の内側突出部12aとでハゼ部2aを挟持して、ハゼ部2aに把持具10を取付ける。なお、ハゼ部2aの形状によっては、他方の垂下部12における内側突出部12aよりも上側の部位と把持ボルト31の先端とで、ハゼ部2aの上部を挟持しても良いが、ハゼ部2aにおける下部の細くなっている部位を挟持することが望ましい。
把持具10をハゼ部2aに取付けた状態では、一方の垂下部12の下端がハゼ式折板屋根2の山部の上面に当接していると共に、ベース部11とハゼ部2aとの間に僅かな隙間が形成されている。なお、把持具10を取付けるハゼ部2aの形状や大きさによっては、垂下部12の下端をハゼ式折板屋根2の山部の上面に当接させると共に、ベース部11をハゼ部2aに当接させるようにしても良い。或いは、ベース部11をハゼ部2aに当接させると共に、垂下部12の下端とハゼ式折板屋根2の上面との間に隙間を形成させるようにしても良い。このように、少なくとも、垂下部12の下端をハゼ式折板屋根2の上面に当接させるか、ベース部11をハゼ部2aに当接させるかすることにより、ハゼ式折板屋根2に対して把持具10の上下方向の位置決めをすることができる。
一つのハゼ部2aに把持具10を取付けたら、当該ハゼ部2aと隣接しているハゼ部2aに、上記と同様の手順により別の把持具10を取付ける。この際に、二つの把持具10が、横方向の同一直線上に位置するように取付ける。
そして、二つの把持具10における互いに対面している接続突部13に、パネル受具20の長手方向の夫々の端部を、一対の側壁部22同士の間に接続突部13が挿入されるように上方から被せて、夫々の接続突部13の二段の面のうち上方の面上にパネル受具20の載置部21を載置する。これにより、把持具10のベース部11の上面とパネル受具20の載置部21の上面とが、同一面上となると共に、把持具10の組立長孔13aとパネル受具20の一対の組立孔22aとが、一致した状態となる。
また、把持具10にパネル受具20を取付けた状態では、一対の側壁部22の下端が、一対の垂下部12の下端と同じ高さに位置している。つまり、パネル受具20は、隣接しているハゼ部2a同士の間に位置している。
その後、一つの平座金34を通した組立ボルト32を、一方の側壁部22の外側から組立孔22a及び組立長孔13aを貫通させて反対側の側壁部22の組立孔22aから突出させ、平座金34及びバネ座金35を通した上で組立ナット33を螺合して締付ける。これにより、ハゼ式折板屋根2に、パネル取付装置1が取付けられた状態となる。
上記のような手順により、複数のパネル取付装置1を、ハゼ式折板屋根2の傾斜方向と横方向へ、夫々間隔をあけた状態で取付ける。
複数のパネル取付装置1をハゼ式折板屋根2に取付けた状態で、平板状のパネル3を、複数のパネル取付装置1に跨るように載置して敷き並べる。そして、パネル3の上方から補強板4及びパネル3を貫通させてビス5を、パネル受具20の載置部21に打込んで、パネル取付装置1にパネル3を取付ける。その後、敷き並べられたパネル3の全体に、上から防水シート6を敷設することで、パネル屋根構造Aを構築することができる。
なお、本実施形態のパネル取付装置1は、図5に示すように、ハゼ式折板屋根2の横方向に対して、三個以上(ここでは四個)の把持具10を、横方向の軸線上に並べて取付け、各把持具10の接続突部13同士をパネル受具20により連結するようにしても良い。
このように、本実施形態のパネル取付装置1によれば、ハゼ式折板屋根2のハゼ部2aに取付けられている把持具10のベース部11と、把持具10の接続突部13に長手方向の両端が取付けられるパネル受具20の載置部21とを、同一面上としてパネル3を載置しているため、従来の技術と比較して、パネル3を支える面積を広くすることができ、パネル3に作業者が乗っても破損し難いものとすることができる。
また、パネル3が載置されるパネル受具20が、隣接しているハゼ部2aに夫々取付けられている把持具10を繋ぐ長さであり、把持具10よりも面積が広いため、パネル3の上方からパネル受具20へビス5を打込んで取付ける際に、パネル受具20から離れた位置にビス5が打込まれる打ち損じを低減させることができる。また、パネル受具20にパネル3を取付けるようにしているため、パネル3を取付けるためのビス5がハゼ部2aに打込まれることはなく、ハゼ部2aにビス5が打込まれることでハゼ式折板屋根2に孔が開いて雨漏りの原因となることを回避することができる。
更に、把持具10のベース部11から下方へ突出した一対の垂下部12同士の間で、ハゼ式折板屋根2のハゼ部2aを挟持しているため、ハゼ部2aに対してベース部11を可及的に接近させた状態で把持具10を取付けることができる。そして、ハゼ部2aに接近して取付けられたベース部11と同一面上に、パネル受具20の載置部21を設けていることから、載置部21に載置されたパネル3がハゼ部2aに接近することとなるため、パネル3を含めたパネル屋根構造A全体の厚さを薄くすることができ、屋根の見栄えの悪化を抑制させることができる。
また、上述したように、屋根全体の厚さの増加を抑制させることができるため、窓や換気口のような開口が設けられている壁の下部から延びだしているハゼ式折板屋根2に、パネル3を取付けたい場合、開口にパネル3がかかり難くなり、既存の屋根に対して対応させ易いものとすることができる。
また、ハゼ式折板屋根2のハゼ部2aを挟持することで、パネル取付装置1の把持具10を取付けているため、パネル3を取付ける際に、ハゼ式折板屋根2に孔をあける必要がない。従って、ハゼ式折板屋根2に孔があけられることで、下方へ切粉が落下したり雨漏りの原因となったりすることはない。
次に、第二実施形態のパネル取付装置1Aについて、図6及び図7を参照して説明する。第一実施形態のパネル取付装置1との相違点は、把持具10の一対の接続突部15が、上下に貫通している組立ネジ孔15aを有しベース部11と平行な平板状に形成されていると共に、パネル受具20の載置部21に組立ネジ孔15aと一致する組立孔21aが形成されている点である。その他の構成は第一実施形態と同様であり、同一の符号を付すと共に詳細な説明は省略する。
パネル取付装置1Aにおける把持具10の一対の接続突部15は、上下の厚さが、ベース部11の厚さの二倍ほどである。パネル受具20における載置部21を貫通している組立孔21aは、皿座グリ孔である。
このパネル取付装置1Aは、把持具10の接続突部15にパネル受具20の載置部21を載置し、組立ネジ孔15aと組立孔21aとを一致させた状態で、頭部が皿状の十字穴付皿ボルトからなる組立ボルト36を、上方から組立孔21aを貫通させて組立ネジ孔15aにねじ込んで締付けることにより、組立てることができる。そして、パネル取付装置1Aを組立てた状態では、組立ボルト36の上面が、載置部21の上面やベース部11の上面と同一面上に位置し、全体的に平坦な上面となっている。
第二実施形態のパネル取付装置1Aによれば、第一実施形態のパネル取付装置1と同様の作用効果に加えて、把持具10にパネル受具20を取付ける際に、上方から組立ボルト36をねじ込むようにしているため、パネル取付装置1Aの組立作業を楽な姿勢で行うことができる。
この第二実施形態のパネル取付装置1Aでは、図8に示すように、パネル受具20における載置部21の組立孔21aを、内径が一定の直孔としても良い。この場合、上方から載置部21の組立孔21aを通して、接続突部15の組立ネジ孔15aに、頭部の高さが低い十字穴付低頭ボルトからなる組立ボルト37をねじ込んで締付けることにより、パネル取付装置1Aを組立てることができる。
また、第二実施形態のパネル取付装置1Aでは、図9に示すように、把持具10における一対の接続突部15の夫々に、上方へ突出している組立ボルト15bを有するようにしても良い。この場合、接続突部15の組立ボルト15bを、載置部21の組立孔21aに下から挿通させた上で、組立ボルト15bに組立ナット38を螺合させて締付けることにより、パネル取付装置1Aを組立てることができる。
なお、図8及び図9のパネル取付装置1Aでは、組立ボルト37の頭部や、接続突部15の組立ボルト15b及び組立ナット38、が載置部21の上面よりも上方へ突出しているため、パネル3として、発泡樹脂等の変形可能な素材のものを使用することが望ましい。
次に、第三実施形態のパネル取付装置1Bについて、図10及び図11を参照して説明する。第一実施形態のパネル取付装置1との相違点は、把持具10の一対の接続突部16が、一対の垂下部12の夫々における上下方向の二つの側辺から外側へ平板状に突出している点である。その他の構成は第一実施形態と同様であり、同一の符号を付すと共に詳細な説明は省略する。
接続突部16は、一つの垂下部12において、ベース部11の長辺の方向へ離隔して二つが平行に突出している。接続突部16は、ベース部11の長辺の方向へ貫通し、一対の垂下部12が離隔している方向へ長い、長孔状の組立長孔16aを有している。パネル取付装置1Bの把持具10は、金属板を屈曲させて形成されている。
このパネル取付装置1Bのパネル受具20は、一対の側壁部22を貫通している組立孔22aが、載置部21の上面を把持具10のベース部11の上面と同一面上にした時に、把持具10における接続突部16の長孔状の組立長孔16aと一致する高さに形成されている。このパネル受具20は、一対の側壁部22の外側面同士の間隔が、把持具10における垂下部12の二つの側辺から夫々突出している接続突部16同士の間の間隔よりも短い。
また、パネル取付装置1Bのパネル受具20は、一対の側壁部22の下辺同士が平板状の底壁部23によって繋がれている。パネル取付装置1Bのパネル受具20は、アルミニウム合金のような金属の角パイプにより形成されている。
このパネル取付装置1Bは、把持具10の一つの垂下部12から突出している二つの接続突部16の間に、パネル受具20の長手方向の端部を挿入し、接続突部16の組立長孔16aとパネル受具20の組立孔22aとを一致させた状態で、第一実施形態と同様に、組立長孔16a及び組立孔22aに組立ボルト32を挿通させて、組立ナット33を螺合して締付けることにより、組立てることができる。この第三実施形態のパネル取付装置1Bによれば、第一実施形態のパネル取付装置1と同様の作用効果を奏することができる。
このパネル取付装置1Bでは、パネル受具20を、第一実施形態のパネル受具20と同様に、下方が開放されたコ字状のチャンネル材としても良い。この場合、コ字状のパネル受具20の一対の側壁部22の間に、把持具10における垂下部12の両側辺から夫々突出している二つの接続突部16が挿入されて、二つの接続突部16に載置部21が載置されるようにすることが望ましい。これにより、把持具10の組立長孔16aとパネル受具20の組立孔22aとの一致作業を容易なものとすることができる。
次に、第四実施形態のパネル取付装置1Cについて、図12を参照して説明する。第一実施形態のパネル取付装置1との相違点は、把持具10における一対の垂下部12のうち雌ネジ孔14が貫通している垂下部12とは反対側の垂下部12に、下端と、接続突部13の下面と同じ高さの部位とから、相手側の垂下部12へ向かって短く突出している二つの内側突出部12bを有し、把持具10が瓦棒屋根7に取付けられている点である。その他の構成は第一実施形態と同様であり、同一の符号を付すと共に詳細な説明は省略する。
パネル取付装置1Cが取付けられる瓦棒屋根7は、上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部としての瓦棒7aを有しており、屋根の構造材としての野地板B上に取付けられている。
このパネル取付装置1Cの把持具10は、把持具10の一対の垂下部12の間に瓦棒7aを挿入し、ベース部11を瓦棒7aの上端に当接させた状態で、把持ボルト31を回転させて、把持ボルト31の先端と二つの内側突出部12bとで瓦棒7aを挟持することにより、瓦棒7aに取付けることができる。このパネル取付装置1Cによれば、第一実施形態のパネル取付装置1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。なお、以下では、構成が同じ部位については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
例えば、上記の実施形態では、パネル取付装置1(パネル取付装置1A、パネル取付装置1B)が取付けられる屋根として、突条部としてのハゼ部2aを有するハゼ式折板屋根2を示したが、これに限定するものではなく、図13に示すように、縦葺板金屋根8としても良い。縦葺板金屋根8は、帯板状で二つの長辺側を上方へ屈曲させた立上部を有する複数の金属屋根材を、長手方向を屋根の傾斜方向へ向けた状態で、屋根の横方向へ並べて野地板B上に載置し、隣接している立上部同士をハゼ締めしたものである。縦葺板金屋根8におけるハゼ締めされている部位が、上方へ突出している突条部としてのハゼ部8aである。図13では、第一実施形態のパネル取付装置1を使用しており、同じ構成の部位には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
縦葺板金屋根8のハゼ部8aを、把持部10の内側突出部12aと把持ボルト31の先端とで挟持することにより、把持部10をハゼ部8aに取付けることができ、第一実施形態と同様の手順で、縦葺板金屋根8にパネル3を取付けたパネル屋根構造Aを構築することができる。なお、ここでは、ベース部11をハゼ部8aに当接させている。
また、図13の実施形態では、第一実施形態のパネル取付装置1を使用したものを示したが、これに限定するものではなく、第二実施形態のパネル取付装置1Aや第三実施形態のパネル取付装置1Bを使用しても良い。
1、1A、1B、1C パネル取付装置
2 ハゼ式折板屋根(屋根)
2a ハゼ部(突条部)
3 パネル
7 瓦棒屋根(屋根)
7a 瓦棒(突条部)
8 縦葺板金屋根(屋根)
8a ハゼ部(突条部)
10 把持具
11 ベース部
12 垂下部
12a 内側突出部
12b 内側突出部
13 接続突部
13a 組立長孔
13b 肉抜孔
14 雌ネジ孔
15 接続突部
15a 組立ネジ孔
15b 組立ボルト
16 接続突部
16a 組立長孔
20 パネル受具
21 載置部
21a 組立孔
22 側壁部
22a 組立孔
31 把持ボルト
32 組立ボルト
33 組立ナット
36 組立ボルト
37 組立ボルト
38 組立ナット
A パネル屋根構造

Claims (2)

  1. 上方へ突出し屋根の傾斜方向へ延びている突条部を有する屋根上に、パネル取付装置によって平板状のパネルが取付けられているパネル屋根構造であって、
    前記パネル取付装置は、
    前記突条部の上方で水平に延びている平板状のベース部、該ベース部から前記突条部の両側へ夫々下方へ突出している一対の垂下部、一対の該記垂下部の夫々における前記ベース部よりも低い部位から夫々外側へ突出している一対の接続突部、及び一方の前記垂下部を貫通している雌ネジ孔を有しており、該雌ネジ孔に螺合されている把持ボルトの先端と他方の前記垂下部とで前記突条部を把持して取付けられている把持具と、
    該把持具の前記ベース部の上面と同一面上で水平に延びており前記パネルが載置されている載置部を有し、長手方向の両端が、隣接している二つの前記突条部に夫々取付けられている前記把持具の対面している前記接続突部に夫々取付けられていると共に、前記載置部に前記パネルが取付けられているパネル受具と
    を具備していることを特徴とするパネル屋根構造。
  2. 請求項1に記載のパネル屋根構造に使用されるパネル取付装置であって、
    平板状のベース部、該ベース部から互いに離隔して夫々下方へ突出している一対の垂下部、一対の該垂下部の夫々における前記ベース部よりも低い部位から夫々外側へ突出している一対の接続突部、及び一方の前記垂下部を貫通している雌ネジ孔を有し、該雌ネジ孔に頭部を外側へ向けた把持ボルトが螺合されている把持具と、
    該把持具の前記ベース部の上面と同一面上の載置部を有し、長手方向の両端が夫々接続突部に取付けられるパネル受具と
    を具備していることを特徴とするパネル取付装置。
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