JP2018031114A - 屋根上設置物の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】板金屋根材に孔をあけることなく高い強度で屋根上設置物を取付けることができる屋根上設置物の取付構造を提供する。【解決手段】屋根上設置物の取付構造1に、屋根の構造材3に取付けられ、水平に延出し先端同士の間に開口部15を形成している一対の天壁部13を備えた固定部材10と、弾性変形させられて開口部15を通して固定部材10内に挿入されている案内部21及び一対の変形部22、及び天壁部13の上面に当接している一対の天部23を備えた板金屋根材20と、案内部21と一対の変形部22とで囲まれた空間内に挿入された基板部32、及び基板部32から開口部15を通って上方へ突出し太陽電池モジュールを取付けるための雄ネジ部31を有したボルト部材30と、雄ネジ部31に螺合され締付けによる基板部32の上昇により変形部22を変形させて天壁部13の下面に当接させているナット部材40と、を具備させる。【選択図】図9

Description

本発明は、太陽電池モジュールや太陽熱温水器等の屋根上設置物を屋根上に取付けるための屋根上設置物の取付構造に関するものである。
屋根上設置物として太陽電池モジュールを屋根上に取付けるための取付構造としては、屋根の構造材である野地板上に葺かれた板金屋根材に、太陽電池モジュールを載置すると共に、取付金具により太陽電池モジュールを取付けるようにしたものが知られている。この取付構造では、上方から板金屋根材を貫通させたビスを構造材にねじ込むことにより、取付金具を取付けていた。しかしながら、このような従来の取付構造では、板金屋根材に孔があけられるため、その孔を通って雨漏りの発生する恐れがあった。
これに対して、野地板に取付けられている吊子に、互いに対向している一対の舌片を有した板金屋根材を上方から嵌合させた上で、一対の舌片に太陽電池モジュールを取付けるための留め具を固定するようにした取付構造が提案されている(特許文献1)。この特許文献1の技術によれば、太陽電池モジュールを取付ける際に、板金屋根材に孔をあける必要がなく、上記の問題点を解決することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、板金屋根材を吊子に対して嵌合させているだけであるため、太陽電池モジュールに対して強風や台風等により上方へ持ち上げるような力が強く作用した場合、太陽電池モジュールと共に板金屋根材が吊子から外れてしまう問題があった。
特開2013−028940号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、板金屋根材に孔をあけることなく高い強度で屋根上設置物を取付けることができる屋根上設置物の取付構造の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る屋根上設置物の取付構造は、「屋根上設置物を屋根に取付けるための屋根上設置物の取付構造であって、屋根の構造材に取付けられる固定部材と、該固定部材に対して上方から被せられている板状の板金屋根材と、該板金屋根材を間にして前記固定部材に載置される屋根上設置物を取付けるための雄ネジ部を有しているボルト部材と、前記雄ネジ部に螺合されており、前記固定部材と前記板金屋根材とを前記ボルト部材とで締結しているナット部材とを具備し、前記固定部材は、平板状のベース部と、該ベース部から互いに間隔をあけて上方へ延出している一対の立壁部と、一対の該立壁部の夫々の上端から互いに接近する方向へ延出しており、先端同士の間に一定の間隔の開口部を形成している一対の天壁部とを備え、断面形状が単一であり、前記板金屋根材は、下端から上方へ向かうに従って互いに離隔しており、上端辺同士の間隔が前記開口部の間隔よりも広い案内部と、該案内部の夫々の上端辺から上方へ延出しており、上辺同士の間隔が前記開口部の間隔よりも狭い一対の変形部と、一対の該変形部の夫々の上辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の天部と、一対の該天部の夫々の先端辺から下方へ延出している一対の側部と、一対の該側部の夫々の下端辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の平面部とを備え、断面形状が単一で金属板を屈曲させて形成されており、前記案内部及び一対の前記変形部が、弾性変形させられて上方から前記開口部を通して一対の前記立壁部の間に挿入されていると共に、一対の前記天部が、一対の前記天壁部の上面に夫々当接しており、前記ボルト部材は、平行な二辺の長さが、前記開口部の間隔よりも長く前記案内部の上端辺同士の間隔よりも短い多角形の平板状で、中央から上方へ前記雄ネジ部が突出している基板部を備え、該基板部の平行な二辺が延びている長手方向を、一対の前記立壁部が対向している方向へ向けた状態で、一対の該立壁部の間に挿入されている前記案内部と一対の前記変形部とで囲まれている空間内に、前記基板部が挿入されていると共に、一対の前記変形部及び一対の前記天壁部の間を通って前記雄ネジ部が上方へ突出しており、該雄ネジ部に螺合されている前記ナット部材の締付けによる前記基板部の上昇によって、一対の前記変形部が変形させられて一対の前記天壁部の夫々の下面に当接している」ことを特徴とする。
ここで、「屋根上設置物」としては、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、空調装置の室外機、ルーフバルコニー、これら太陽電池モジュール等を取付けるための桟部材、を例示することができる。
雄ネジ部による屋根上設置物を取付ける構成としては、「屋根上設置物を、板金屋根材の一対の天部において固定部材の一対の天壁部の直上の部位に載置し、ナット部材よりも上方まで突出している雄ネジ部に、上方から屋根上設置物に当接する押圧部材を挿通させた上で、ナットを螺合させて締付ける構成」、「ナット部材よりも上方まで突出している雄ネジ部に、上方から屋根上設置物を挿通させると共にナット部材又は天部を介して天壁部に載置した上で、ナットを螺合させて締付ける構成」、「ナット部材よりも上方まで突出している雄ネジ部に、受ナットを螺合させた上で、上方から屋根上設置物を挿通させた後に、更にナットを螺合させて締付ける構成」、を例示することができる。
「固定部材」としては、「ベース部の平行な二辺よりも内側の部位から一対の立壁部が上方へ延出しているもの」、「ベース部の平行な二辺から一対の立壁部が上方へ延出しているもの」、を例示することができる。板金屋根材を形成している「金属板」としては、トタン板、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレス鋼板、銅板、チタン合金板、を例示することができる。
「ボルト部材」としては、「基板部と雄ネジ部とが一体に形成されているもの」、「基板部に形成された雌ネジ孔に雄ネジ部の端部が螺合されているもの」、「基板部に形成された貫通孔に雄ネジ部を有した六角ボルトが挿通されているもの」、を例示することができる。また、「ボルト部材」の基板部の形状としては、長方形、正方形、六角形、八角形、を例示することができる。
「ナット部材」としては、六角ナット、四角ナット、を例示することができる。また、「ナット部材」としては、「雄ネジ部と螺合する雌ネジ孔を有したナットと、雄ネジ部が挿通される挿通孔を有し固定部材の開口部の間隔よりも長い受部材と、を備えているもの」、「雄ネジ部と螺合する雌ネジ孔と、固定部材の開口部の間隔よりも直径の大きい座とを有している座付ナット」、「雄ネジ部と螺合する雌ネジ孔を有したナットと、雄ネジ部が挿通される挿通孔を有した座金と、を備えているもの」、を例示することができる。
本構成による屋根上設置物の取付けは、まず、固定部材のベース部を屋根の構造材に固定した状態で、一対の天壁部同士の間の開口部に、上方から板金屋根材の案内部の下端を挿入すると共に、下方へ押圧することにより、案内部の上端辺同士を互いに接近させる方向へ弾性変形させて、案内部と一対の変形部とを一対の天壁部の下方の空間に挿入する。この状態では、案内部が、天壁部の下方において変形前の形状に復帰していると共に、天部が、天壁部の上面に当接している。次に、ボルト部材を、雄ネジ部が基板部から上方へ突出するように向けた状態で、案内部と一対の変形部とで囲まれている空間に基板部を挿入すると共に、一対の天壁部及び一対の変形部同士の間から雄ネジ部を上方へ突出させた状態とする。その後、雄ネジ部にナット部材を螺合して締付けることにより、ナット部材が板金屋根材の天部を固定部材の天壁部へ押圧すると共に、基板部の上昇により板金屋根材の変形部が変形して天壁部と基板部との間に挟まれた状態となる。これにより、板金屋根材は、変形部と天部とが固定部材の天壁部を挟んだ状態で、ボルト部材とナット部材とによって固定部材に締結される。そして、上方へ突出している雄ネジ部を用いて屋根上設置物を取付けることにより、屋根上に屋根上設置物を取付けることができる。
このように、本構成によれば、板金屋根材の天部と変形部とを、固定部材の天壁部の上下に回り込ませるようにしていると共に、天部と変形部と天壁部とを、ボルト部材の基板部とナット部材とで挟むようにして締結しているため、屋根上設置物を取付けるために雄ネジ部を使用しても、板金屋根材に孔をあける必要がなく、雨漏りの発生する恐れがない。
また、屋根上設置物を取付けるための雄ネジ部が、屋根の構造材に固定される固定部材の一対の天壁部に締結されているため、強風や台風等により屋根上設置物に対して上方へ持ち上げるような力が強く作用しても、固定部材を介して屋根の構造材により抗うことができ、従来の取付構造と比較して屋根上設置物を高い強度で取付けることができる。
本発明に係る屋根上設置物の取付構造は、上記の構成に加えて、「前記固定部材は、一対の前記天壁部の夫々の先端から下方へ突出している一対の突出部を、更に備えており、前記ボルト部材は、前記基板部の上面における一対の前記突出部と対応する部位で、凹んでいると共に前記平行な二辺と直交する方向へ延びている一対のガイド凹部を、更に備えている」ものとすることができる。
本構成によれば、雄ネジ部に螺合されているナット部材を締付ける際に、ガイド凹部に突出部が挿入されている状態とすることで、ナット部材と一緒に基板部が回転してしまうことを防止することができ、締付作業を行い易いものとすることができる。
以上のように、本発明の効果として、板金屋根材に孔をあけることなく高い強度で屋根上設置物を取付けることができる屋根上設置物の取付構造を、提供することができる。
本発明の一実施形態である屋根上設置物の取付構造を適用して、屋根上設置物としての太陽電池モジュールを屋根上に取付けた状態を示す斜視図である。 図1の屋根上設置物の取付構造を部分的に分解して示す分解斜視図である。 (a)は図1の屋根上設置物の取付構造を構成している固定部材の正面図であり、(b)は固定部材の斜視図である。 (a)は図1の屋根上設置物の取付構造を構成している板金屋根材の正面図であり、(b)は(a)の中央部分を拡大して示す正面図であり、(c)は板金屋根材の一部を示す斜視図である。 (a)は図1の屋根上設置物の取付構造を構成しているボルト部材の正面図であり、(b)はボルト部材の斜視図である。 (a)は図1の屋根上設置物の取付構造を構成しており太陽電池モジュールの端部側に用いているナット部材の斜視図であり、(b)は太陽電池モジュール同士の間に用いているナット部材の斜視図である。 (a)及び(b)は屋根の構造材への取付手順を示す説明図である。 (c)及び(d)は図7に続く取付手順を示す説明図である。 (e)は図8に続く取付手順を示す説明図である。 (a)及び(b)は板金屋根材における係合部と被係合部との係合を示す説明図である。 図1の屋根上設置物の取付構造における固定部材とは異なる形態の固定部材を示す斜視図である。 図1の屋根上設置物の取付構造における固定部材及び板金屋根材とは異なる形態の固定部材及び板金屋根材を示す正面図である。
本発明の一実施形態である屋根上設置物の取付構造1(以下、単に取付構造1と称す)について、図1乃至図10を参照して詳細に説明する。ここでは、太陽電池モジュール2を、屋根上設置物として説明する。本実施形態の取付構造1は、屋根の構造材3に取付けられる固定部材10と、固定部材10に対して上方から被せられている板状の板金屋根材20と、板金屋根材20を間にして固定部材10に載置される太陽電池モジュール2を取付けるための雄ネジ部31を有しているボルト部材30と、雄ネジ部31に螺合されており、固定部材10と板金屋根材20とをボルト部材30とで締結しているナット部材40と、を備えている。
固定部材10は、図3に示すように、平板状のベース部11と、ベース部11から互いに間隔をあけて上方へ延出している一対の立壁部12と、一対の立壁部の夫々の上端から互いに接近する方向へ延出している一対の天壁部13と、一対の天壁部13の夫々の先端から下方へ突出している一対の突出部14と、を備えている。固定部材10は、一対の天壁部13の先端同士の間(一対の突出部14同士の間)に、一定の間隔の開口部15が形成されている。固定部材10は、長手方向に直交する断面形状が単一である。
ベース部11は、平面視の形状が長方形に形成されている。一対の立壁部12は、ベース部11の上面において、平行な二つの長辺よりも内側の位置から夫々上方へ延出している。固定部材10は、ベース部11における一対の立壁部12よりも外側の部位で貫通している複数の取付孔16(図3(b)を参照)を、備えている。
固定部材10は、アルミニウム合金の押出型材を、100mm〜200mmの長さで切断した後に、打抜加工又は切削加工により取付孔16を形成したものである。
板金屋根材20は、図4に示すように、下端から上方へ向かうに従って互いに離隔しており、断面V字形の案内部21と、案内部21の夫々の上端辺から上方へ延出しており上辺同士の間隔が案内部21の上端辺同士の間隔よりも狭い一対の変形部22と、一対の変形部22の夫々の上辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の天部23と、一対の天部23の夫々の先端辺から互いに離隔するように傾斜しつつ下方へ延出している一対の側部24と、一対の側部24の夫々の下端辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の平面部25と、を備えている。
また、板金屋根材20は、一方(図4において右側)の平面部25の先端辺から上方に突出している係合部26と、他方(図4において左側)の平面部25の先端辺から上方に突出しており、係合部26を上方から覆うように係合する被係合部27と、を備えている。また、板金屋根材20は、係合部26から平面部25と同一面上で外方へ延出している固定部28を、備えている。
案内部21は、上端辺同士の間隔が、固定部材10の開口部15の間隔よりも広く、一対の立壁部12同士の間隔よりも狭い。一対の変形部22は、上辺同士の間隔が開口部15の間隔よりも狭い。また、変形部22は、途中に、下方へ折返された後に上方へクランク状に屈曲されている係止部22aを有している。変形部22は、クランク状の係止部22aの傾斜している上端側が、垂直方向へ上方に屈曲されて天部23に接続されている。
係合部26は、図10に示すように、上方を向いた矢印状に形成されている。具体的には、係合部26は、矢印の上端から下方へ互いに離隔するように斜めに延びている一対の傾斜部26aと、一対の傾斜部26aの下端から互いに接近する方向へ夫々水平に延びている一対の水平部26bと、一対の水平部26bの互いに接近している内側端から夫々下方へ垂直に延びている一対の軸部26cと、を備えている。一対の軸部26cのうち、一方の軸部26cは下端が平面部25の先端に接続されており、他方の軸部26cは下端から固定部28が延出している。また、被係合部27は、係合部26よりも大きい上方を向いた矢印状に形成されており、矢印の上端から下方へ互いに離隔するように斜めに延びている一対の傾斜部27aと、一対の傾斜部27aの下端から互いに接近する方向へ夫々水平に延びている一対の水平部27bと、一対の水平部27bの互いに接近している内側端から夫々下方へ互いに離隔するように斜めに延びている一対の案内部27cと、を備えている。一対の案内部27cのうち、一方の案内部27cは下端が平面部25の先端に接続されており、他方の案内部27cは下端が自由端とされている。
係合部26と被係合部27との係合は、係合部26に対して上から被せるように被係合部27を下降させると、係合部26の一対の傾斜部26aに被係合部27の一対の案内部27cが当接することで、一対の案内部27cや一対の水平部27b等が互いに離隔する方向へ被係合部27が弾性変形する。そして、被係合部27の水平部27bが、係合部26の水平部26bよりも下方となると、被係合部27が変形前の状態に復帰し、被係合部27の内部に係合部26が挿入された状態となる。この状態では、係合部26の水平部26bの下面に、被係合部27の水平部27bの上面が当接しており、被係合部27の上方への移動が規制されている。本実施形態の板金屋根材20は、板金屋根材20の係合部26に、別の板金屋根材20の被係合部27を係合させることで、長手方向に対して直角方向に隣接している二つの板金屋根材20を、連結させることができる。
板金屋根材20は、長手方向に直交する断面形状が単一である。本実施形態の板金屋根材20は、長手方向の長さが、屋根上に設置される複数の太陽電池モジュール2の列の一方の端から反対側の端までよりも長い。また、板金屋根材20は、厚さが0.35mmのアルミニウム亜鉛合金めっき鋼板である。
ボルト部材30は、平板状で外形が長方形の基板部32と、基板部32の上面の中央に下端が固定されている雄ネジ部31と、を備えている。基板部32は、平行な二つの短辺の長さが、固定部材10の開口部15の間隔よりも長く板金屋根材20の案内部21の上端辺同士の間隔よりも短い。ボルト部材30は、更に、基板部32の上面に形成されており、凹んでいると共に長辺に沿って延びている一対のガイド凹部33を、備えている。一対のガイド凹部33は、固定部材10の一対の突出部14と対応する間隔で形成されている。また、ボルト部材30は、基板部32における下面と二つの長辺側の側面とが交わる一対の角部が夫々C面取りされた一対の面取部34を、備えている。
ナット部材40は、ボルト部材30の雄ネジ部31と螺合するナット41と、ナット41の下方に配置され雄ネジ部31が挿通させられる受部材42と、から構成されている。ナット41は、座付の六角ナットである。受部材42は、固定部材10の一対の立壁部12に跨る長さである。つまり、受部材42は、固定部材10の開口部15の間隔よりも長い。受部材42は、屋根上に設置される複数の太陽電池モジュール2からなる一つの列の両端に用いられる端部用受部材42Aと、太陽電池モジュール2同士の間に用いられる中間用受部材42Bとがある。
端部用受部材42Aは、外形が長方形で平板状の受部本体43と、受部本体43の中央を貫通しており雄ネジ部31が挿通される挿通孔44と、を備えている(図6(a)を参照)。中間用受部材42Bは、外形が長方形で平板状の受部本体43と、受部本体43の中央を貫通しており雄ネジ部31が挿通される挿通孔44と、受部本体43の二つの長辺から夫々上方へ突出している一対の立設部45と、を備えている(図6(b)を参照)。
次に、本実施形態の取付構造1を適用して、屋根上への太陽電池モジュール2の取付方法について説明する。初めに、屋根上に設置される太陽電池モジュール2は、外形が長方形の平板状に形成されている。また、太陽電池モジュール2が取付けられる屋根の構造材3は、図1及び図2に示すように、屋根の傾斜方向へ延びる長棒状で、傾斜方向に対して直角方向へ一定の間隔で並べられている複数の垂木3aと、複数の垂木3aに上方から取付けられている平板状の野地板3bと、を備えている。
屋根上への太陽電池モジュール2の取付けは、まず、複数の固定部材10を、長手方向を屋根の傾斜方向へ向けた状態とする。そして、複数の固定部材10を、屋根の傾斜方向へは、太陽電池モジュール2の短辺の長さと対応した間隔をあけると共に、傾斜方向に対して直角方向(横方向とも称す)へは、板金屋根材20の幅と対応した間隔をあけて、構造材3(ここでは野地板3b)上に載置する。その後、夫々の固定部材10を、ベース部11の取付孔16を通して、ビス4により構造材3に固定する。この際に、一部のビス4が、野地板3bを貫通して垂木3aにねじ込まれるようにすることが好ましい。これにより、固定部材10の構造材3への固定強度を高くすることができる。
次に、屋根の軒側から見て最も左側に取付けられている複数の固定部材10に対して、板金屋根材20を取付ける。まず、板金屋根材20を、長手方向を傾斜方向へ向けた後に、傾斜方向に並んでいる複数の固定部材10の上方に位置させる(図7(a)を参照)。そして、各固定部材10の一対の天壁部13同士の間の開口部15に、上方から板金屋根材20の案内部21の下端を挿入させると共に、案内部21の一対の側面を、一対の天壁部13の夫々の先端辺に当接させる。この状態で、板金屋根材20を下方へ押圧すると、下方へ移動しようとする案内部21の一対の側面に対して、天壁部13の先端辺側から反力が作用し、図7(b)において破線で示すように、一対の上端辺同士が接近する方向へ案内部21が弾性変形する。
そして、下方へ押圧された板金屋根材20の案内部21と一対の変形部22とが、一対の天壁部13の下方の空間に挿入されると、案内部21の弾性力により、案内部21と一対の変形部22とが、天壁部13の下方において変形前の形状に復帰した状態となる。この状態では、板金屋根材20の一対の天部23が、一対の天壁部13の上面に夫々当接していると共に、一対の平面部25が野地板3bの上面に夫々当接している。
次に、ボルト部材30を、雄ネジ部31が基板部32から上方へ突出するように向けると共に、一対のガイド凹部33の延びている方向を屋根の傾斜方向へ向けた状態とする。そして、図8(c)に示すように、基板部32を斜めにした状態で、一対の天部23同士の間から、案内部21と一対の変形部22とで囲まれている空間内に基板部32を挿入する。この状態では、雄ネジ部31が、一対の変形部22及び一対の天壁部13同士の間から一対の天部23の上面よりも上方へ突出している。
そして、ナット部材40における受部材42の挿通孔44に、雄ネジ部31を挿通させた上で、受部材42の長手方向を横方向へ向けた状態にして、板金屋根材20の一対の天部23上に受部材42を載置する。なお、受部材42は、屋根上に設置される複数の太陽電池モジュール2からなる一つの列の軒側及び棟側の両端部に相当する部位では、端部用受部材42Aを用い、太陽電池モジュール2同士の間に相当する部位では、中間用受部材42Bを用いる。また、中間用受部材42Bを用いる際には、一対の立設部45が、受部本体43から上方へ突出する向きで使用する。
その後、雄ネジ部31にナット41を螺合して締付ける。ナット41を締付けることで、ボルト部材30の基板部32が上昇し、基板部32のガイド凹部33よりも外側の端部が、板金屋根材20の変形部22に下方から当接することとなる。受部材42の下面に当接している天部23に、変形部22が上辺で連結しているため、変形部22は、そのままの形で全体が上方へ移動することができない。従って、基板部32が更に上昇すると、変形部22の下辺側が上方へ移動するように、変形部22が変形することとなる(図8(d)を参照)。また、変形部22には、途中に、下方へ折返されているクランク状の係止部22aが形成されているため、基板部32の上昇によりその端部が係止部22aに引っ掛かる。これにより、変形部22に対して基板部32が滑り難くなるため、変形部22が変形する位置を一定にすることができる。つまり、所望の位置(ここでは、係止部22aの傾斜している上端側において、垂直方向へ上方に屈曲する部位)で変形部22を、変形させることができる。
ナット41を完全に締付けた状態にすると、変形部22の下辺が天壁部13の下面に当接した状態となる。この状態では、天壁部13と基板部32との間に変形部22が挟まれていると共に、天壁部13と受部材42の受部本体43との間に天部23が挟まれている。つまり、天壁部13を間にした変形部22と天部23とが、ボルト部材30の基板部32とナット部材40の受部材42とで挟まれている。これにより、固定部材10と板金屋根材20とが、ボルト部材30とナット部材40とによって締結されることとなる。
また、固定部材10と板金屋根材20とを締結した状態では、固定部材10の突出部14が、ボルト部材30のガイド凹部33内に挿入されている。また、板金屋根材20における変形部22のクランク状の係止部22aの一部が、ガイド凹部33内に挿入されている。
なお、ナット41を完全に締付ける前に、ボルト部材30を屋根の傾斜方向(固定部材10の長手方向)へスライドさせて、雄ネジ部31が、屋根上において所望の位置で突出している状態とする。また、板金屋根材20を締結した後に、固定部28を、釘8(図10を参照)やビスを用いて野地板3bに固定しておくことが望ましい。
屋根の傾斜方向に並んでいる複数の固定部材10に、ボルト部材30とナット部材40とによって、板金屋根材20を締結したら、その隣(軒側から見て右隣り)の列の固定部材10に、上記と同様の手順で板金屋根材20を締結する。なお、隣の列の複数の固定部材10に板金屋根材20を締結する際に、図10に示すように、先に固定されている板金屋根材20の係合部26に、次に固定される板金屋根材20の被係合部27を上方から被せて係合させておく。
上記のような作業を繰り返して、全ての板金屋根材20を屋根上に固定したら、複数(ここでは二つ)の太陽電池モジュール2を板金屋根材20(固定部材10)上に取付ける。まず、最も軒側において上方へ突出している複数の雄ネジ部31よりも棟側に、長辺が傾斜方向に対して直角に延びるように向けた第一の太陽電池モジュール2を載置する。続いて、第一の太陽電池モジュール2の軒側を、端部用押圧部材5を用いて板金屋根材20上に取付ける。端部用押圧部材5は、詳細な図示は省略するが、平板状で中央に雄ネジ部31が通過する貫通孔を有した基部と、基部の一辺から上方へ延出している腕部と、腕部の上端から基部に平行で基部とは反対方向へ延出している当接部と、基部から下方へ延出している脚部と、を備えている。
まず、第一の太陽電池モジュール2の軒側で上方へ突出している複数の雄ネジ部31の夫々に、端部用押圧部材5の貫通孔を挿通させると共に、端部用押圧部材5の当接部を第一の太陽電池モジュール2の軒側の上面端部に当接させる。そして、雄ネジ部31にナット7を螺合させて締付けることにより、第一の太陽電池モジュール2の軒側の上面端部を、端部用押圧部材5により固定部材10へ押圧する。これにより、第一の太陽電池モジュール2の軒側が、固定部材10及び板金屋根材20を介して、構造材3に取付けられた状態となる。
続いて、第一の太陽電池モジュール2の棟側において、雄ネジ部31が貫通している中間用受部材42Bの軒側の立設部45が、第一の太陽電池モジュール2の棟側の側面に当接していない場合は、ナット41を緩めて、ボルト部材30が軒側へスライドできるようにする。そして、ボルト部材30と一緒に中間用受部材42Bを軒側へスライドさせて、立設部45を第一の太陽電池モジュール2の側面に当接させた後に、ナット41を締付ける。
そして、板金屋根材20における中間用受部材42Bよりも棟側の部位に、第二の太陽電池モジュール2を載置し、第二の太陽電池モジュール2の軒側の側面を、中間用受部材42Bの棟側の立設部45に当接させる。この状態で、第一の太陽電池モジュール2の棟側と第二の太陽電池モジュール2の軒側とを、中間用押圧部材6を用いて板金屋根材20に取付ける。中間用押圧部材6は、詳細な図示は省略するが、平板状で中央に雄ネジ部31が通過する貫通孔を有した基部と、基部の平行な二辺から夫々上方へ延出している一対の腕部と、一対の腕部の上端から基部と平行に夫々離隔する方向へ延びている一対の当接部と、を備えている。
まず、中間用受部材42Bを貫通して上方へ突出している複数の雄ネジ部31の夫々に、中間用押圧部材6の貫通孔を挿通させると共に、中間用押圧部材6の一対の当接部を、第一の太陽電池モジュール2の棟側の上面端部と第二の太陽電池モジュール2の軒側の上面端部とに夫々当接させる。そして、雄ネジ部31にナット7を螺合させて締付けることにより、第一の太陽電池モジュール2の棟側の上面端部と、第二の太陽電池モジュール2の軒側の上面端部とを、中間用押圧部材6により固定部材10へ押圧する。これにより、第一の太陽電池モジュール2が、構造材3に取付けられた状態となると共に、第二の太陽電池モジュール2の軒側が、構造材3に取付けられた状態となる。
次に、第二の太陽電池モジュール2の棟側において上方へ突出している複数の雄ネジ部31の夫々に、端部用押圧部材5の貫通孔を挿通させると共に、端部用押圧部材5の当接部を第二の太陽電池モジュール2の棟側の上面端部に当接させる。この際に、雄ネジ部31が、第二の太陽電池モジュール2に対して、近すぎる又は遠すぎる場合は、ナット41を緩めて、ボルト部材30が軒側又は棟側へスライドできるようにする。そして、ボルト部材30を軒側又は棟側へスライドさせて、第二の太陽電池モジュール2に対して、雄ネジ部31を適正な位置とした後に、ナット41を締付ける。その後、雄ネジ部31にナット7を螺合させて締付けることで、第二の太陽電池モジュール2の棟側の上面端部を、端部用押圧部材5により固定部材10へ押圧する。これにより、第二の太陽電池モジュール2の棟側が、構造材3に取付けられた状態となり、第一の太陽電池モジュール2と第二の太陽電池モジュール2とが、屋根上に取付けられている状態となる。
なお、上記の手順において、複数の固定部材10に板金屋根材20を固定する際に、最も軒側の固定部材10を除いて、固定部材10と板金屋根材20とを完全に締結させずに、ナット41が緩んでいる状態として、ボルト部材30が軒側や棟側へスライドできるようにしても良い。これにより、ナット41を緩める作業を省くことができる。
また、図示は省略するが、上記のように屋根上に設置された太陽電池モジュール2の周囲に、瓦やスレート等の屋根材を葺いても良い。或いは、太陽電池モジュール2の周囲に、金属板により形成された公知の役物を、取付けても良い。
このように、本実施形態によれば、板金屋根材20の天部23と変形部22とを、固定部材10の天壁部13の上下に回り込ませるようにしていると共に、天部23と変形部22と天壁部13とを、ボルト部材30の基板部32とナット部材40とで挟むようにして締結しているため、屋根上設置物としての太陽電池モジュール2を取付けるために雄ネジ部31を使用しても、板金屋根材20に孔をあける必要がなく、雨漏りの発生する恐れがない。
また、太陽電池モジュール2を取付けるための雄ネジ部31が、屋根の構造材3に固定されている固定部材10の一対の天壁部13に締結されているため、強風や台風等により太陽電池モジュール2に対して上方へ持ち上げるような力が強く作用しても、固定部材10を介して屋根の構造材3により抗うことができ、従来の取付構造と比較して太陽電池モジュール2を高い強度で取付けることができる。
また、雄ネジ部31に螺合されているナット41を締付ける際に、ガイド凹部33に突出部14が挿入されている状態とすることで、ナット41と一緒に基板部32が回転してしまうことを防止することができ、締付作業を行い易いものとすることができる。
ところで、従来の板金屋根において、上方へ突出している瓦棒を両側から挟み込んで屋根上に取付けるようにした固定金具を用いた場合、瓦棒よりも上方に挟み込むためのボルト・ナットが位置することから、瓦棒の上面よりも固定金具の上面が高くなる。従って、固定金具の上面に太陽電池モジュールを取付けると、固定金具の分だけ高い位置に取付けられることとなる。これに対して、本実施形態では、構造材3(ここでは野地板3b)に取付けられている固定部材10の天壁部13に、板金屋根材20の天部23を挟むように太陽電池モジュール2を載置して取付けている。そして、野地板3bから固定部材10の上面(天部23の上面)までの高さを、従来の瓦棒の上面までの高さと同じにした場合、太陽電池モジュール2の高さが瓦棒の上面に載置した時と同じ高さとなり、太陽電池モジュール2の取付け高さを従来よりも低くすることができる。従って、構造材3の上面に対して、太陽電池モジュール2を低い位置に取付けることができるため、太陽電池モジュール2を屋根一体型のように見せることができ、太陽電池モジュール2を目立ち難くして屋根上の見栄えを良くすることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。なお、以下では、構成が同じ部位については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
例えば、上記の実施形態では、一つの板金屋根材20を固定する際に、複数の短い固定部材10を用いるものを示したが、これに限定するものではなく、図11に示すような固定部材10Aを用いても良い。この固定部材10Aは、一つの板金屋根材20と同じ長さとしても良いし、一つの板金屋根材20よりも長いものとしても良い。なお、図11では、取付孔16の記載を省略している。
また、上記の実施形態では、固定部材10として、一対の立壁部12が、ベース部11の上面において平行な二つの長辺よりも内側の位置から夫々上方へ延出しているものを示したが、これに限定するものではなく、図12に示すような固定部材10Bとしても良い。この固定部材10Bは、ベース部11の短辺の長さを、一対の立壁部12同士の間隔と同じ長さにしたものであり、一対の立壁部12が、ベース部11の二つの長辺から夫々上方へ延出している。この固定部材10Bでは、取付孔16が、ベース部11における一対の立壁部12の間の部位に形成されている。
更に、上記の実施形態では、板金屋根材20として、一対の側部24が、下方へ向かうに従って天部23から遠ざかるように傾斜しているものを示したが、これに限定するものではなく、図12に示すような板金屋根材20Aとしても良い。この板金屋根材20Aは、一対の側部24が、一対の天部23の夫々の先端辺から下方へ垂直に延出している。この板金屋根材20Aを用いる場合は、固定部材10Bを用いる。この板金屋根材20Aを用いることで、従来の棒瓦を用いた板金屋根材と同じような外観とすることができる。
また、上記の実施形態では、板金屋根材20に、係合部26と被係合部27とを備えたものを示したが、これに限定するものではなく、一対の平面部25の夫々の先端辺から上方へ突出した平板状の突出片部を備えるようにし、隣接している板金屋根材の突出片部同士を、公知の瓦棒の技術を用いて連結するようにしても良い。
また、上記の実施形態では、板金屋根材20の案内部21として、断面V字形のものを示したが、これに限定するものではなく、下端から一対の上端辺へ向かうに従って上端辺同士の間隔が広くなるようなものであれば良く、断面V字形の下端がR面取りされていても良いし、上側が広がった断面U字形としても良い。
また、上記の実施形態では、固定部材10に、一対の突出部14を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、一対の突出部14を備えていない固定部材10としても良い。また、上記の実施形態では、ボルト部材30に、ガイド凹部33を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、ガイド凹部33を備えていないボルト部材30としても良い。
更に、上記の実施形態では、ナット部材40としてナット41と受部材42とが、別々のものを示したが、これに限定するものではなく、ナット41と受部材42とが一体となっていても良い。また、上記の実施形態では、ナット部材40が、ナット41と受部材42とで構成されているものを示したが、これに限定するものではなく、ナット41のみからなる構成としても良い。
また、上記の実施形態では、屋根上設置物として太陽電池モジュール2を示したが、これに限定するものではなく、屋根上設置物として、太陽熱温水器、空調装置の室外機、ルーフバルコニー、これら太陽電池モジュール等を取付けるための桟部材、等としても良い。
1 屋根上設置物の取付構造
2 太陽電池モジュール(屋根上設置物)
3 構造材
10 固定部材
10A 固定部材
10B 固定部材
11 ベース部
12 立壁部
13 天壁部
14 突出部
15 開口部
16 取付孔
20 板金屋根材
20A 板金屋根材
21 案内部
22 変形部
22a 係止部
23 天部
24 側部
25 平面部
26 係合部
27 被係合部
28 固定部
30 ボルト部材
31 雄ネジ部
32 基板部
33 ガイド凹部
40 ナット部材
41 ナット
42 受部材
42A 端部用受部材
42B 中間用受部材
43 受部本体
44 挿通孔
45 立設部

Claims (2)

  1. 屋根上設置物を屋根に取付けるための屋根上設置物の取付構造であって、
    屋根の構造材に取付けられる固定部材と、
    該固定部材に対して上方から被せられている板状の板金屋根材と、
    該板金屋根材を間にして前記固定部材に載置される屋根上設置物を取付けるための雄ネジ部を有しているボルト部材と、
    前記雄ネジ部に螺合されており、前記固定部材と前記板金屋根材とを前記ボルト部材とで締結しているナット部材とを具備し、
    前記固定部材は、
    平板状のベース部と、
    該ベース部から互いに間隔をあけて上方へ延出している一対の立壁部と、
    一対の該立壁部の夫々の上端から互いに接近する方向へ延出しており、先端同士の間に一定の間隔の開口部を形成している一対の天壁部と
    を備え、断面形状が単一であり、
    前記板金屋根材は、
    下端から上方へ向かうに従って互いに離隔しており、上端辺同士の間隔が前記開口部の間隔よりも広い案内部と、
    該案内部の夫々の上端辺から上方へ延出しており、上辺同士の間隔が前記開口部の間隔よりも狭い一対の変形部と、
    一対の該変形部の夫々の上辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の天部と、
    一対の該天部の夫々の先端辺から下方へ延出している一対の側部と、
    一対の該側部の夫々の下端辺から互いに離隔する方向へ水平に延びている一対の平面部と
    を備え、断面形状が単一で金属板を屈曲させて形成されており、前記案内部及び一対の前記変形部が、弾性変形させられて上方から前記開口部を通して一対の前記立壁部の間に挿入されていると共に、一対の前記天部が、一対の前記天壁部の上面に夫々当接しており、
    前記ボルト部材は、
    平行な二辺の長さが、前記開口部の間隔よりも長く前記案内部の上端辺同士の間隔よりも短い多角形の平板状で、中央から上方へ前記雄ネジ部が突出している基板部を備え、
    該基板部の平行な二辺が延びている長手方向を、一対の前記立壁部が対向している方向へ向けた状態で、一対の該立壁部の間に挿入されている前記案内部と一対の前記変形部とで囲まれている空間内に、前記基板部が挿入されていると共に、一対の前記変形部及び一対の前記天壁部の間を通って前記雄ネジ部が上方へ突出しており、該雄ネジ部に螺合されている前記ナット部材の締付けによる前記基板部の上昇によって、一対の前記変形部が変形させられて一対の前記天壁部の夫々の下面に当接している
    ことを特徴とする屋根上設置物の取付構造。
  2. 前記固定部材は、
    一対の前記天壁部の夫々の先端から下方へ突出している一対の突出部を、更に備えており、
    前記ボルト部材は、
    前記基板部の上面における一対の前記突出部と対応する部位で、凹んでいると共に前記平行な二辺と直交する方向へ延びている一対のガイド凹部を、更に備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の屋根上設置物の取付構造。
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