JP2019078095A - 金具および太陽電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの撤去後に、建物の防水性および美観を維持できる金具を得ること。【解決手段】棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根70に取り付けられる金具1である。金具1は、貫通孔が形成されて貫通孔に通したねじ5で傾斜屋根70に固定される底面部2と、底面部2から立ち上げられた立上げ部8と、を有する固定部1aと、底面部2に載置されて固定部1aと連結される連結部1bと、を備える。連結部1bは、底面部2と対向する天面部9と、天面部9から底面部2に向けて突出する第1の突出部16と、を有する。立上げ部8と第1の突出部16とには、互いに対向する位置に連通孔10,17が形成されている。立上げ部8は、棟側を向いた平面である棟側面8aを有する形状である。天面部9のうち底面部2を向く面と反対側を向く面である天面9aは、傾斜屋根70の傾斜に沿った平面である。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの屋根への固定に用いられる金具およびその金具を用いた太陽電池システムに関する。
太陽電池モジュールは、屋根の上に設置される場合に、屋根に固定された金具を介して屋根に固定される。金具には、太陽電池モジュールが直接または間接的に載置される載置面が形成されている。また、載置面は屋根と平行に形成されている。このような金具は、特許文献1に開示されているように、屋根の下地材にねじ込まれたねじによって固定される。金具を固定するねじは、屋根に設けられた防水層を貫通する。
特開2013−177736号公報
金具を用いて屋根の上に設置された太陽電池モジュールを、何らかの理由によって屋根から撤去する場合がある。この場合、雨漏りを防ぐ観点からは、金具を屋根の上に残すことで、防水層に形成された穴をねじで塞いだままにしておくことが望ましい。一方、意匠性の観点からは、太陽電池モジュールが直接または間接的に載置される載置面が金具に設けられているため、屋根の上で金具が目立って建物の美観を損なうおそれがあり、金具も撤去することが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽電池モジュールの撤去後に、建物の防水性および美観を維持できる金具を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根に取り付けられる金具である。金具は、貫通孔が形成されて貫通孔に通したねじで傾斜屋根に固定される底面部と、底面部から立ち上げられた立上げ部と、を有する固定部と、底面部に載置されて固定部と連結される連結部と、を備える。連結部は、底面部と対向する天面部と、天面部から底面部に向けて突出する第1の突出部と、を有する。立上げ部と第1の突出部とには、互いに対向する位置に連通孔が形成されている。立上げ部は、棟側を向いた平面である棟側面を有する形状である。天面部のうち底面部を向く面と反対側を向く面である天面は、傾斜屋根の傾斜に沿った平面である。
本発明によれば、太陽電池モジュールの撤去後に、建物の防水性および美観を維持できる金具を得ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる金具の側面図 実施の形態1における固定部の斜視図 実施の形態1における固定部の側面図 実施の形態1における連結部の斜視図 実施の形態1における連結部の側面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための斜視図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 図10に示すXI−XI線に沿った断面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 図12に示すXIII−XIII線に沿った断面図 実施の形態1にかかる金具を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図 太陽電池モジュールおよび縦桟を撤去後の実施の形態1における金具を示す側面図 本発明の実施の形態2にかかる金具の側面図 実施の形態2における固定部の斜視図 実施の形態2にかかる固定部の側面図 実施の形態2における連結部の斜視図 実施の形態2における連結部の側面図 本発明の実施の形態3にかかる金具の斜視図 実施の形態3にかかる金具の側面図 本発明の実施の形態4にかかる金具の側面図 実施の形態4における固定部の側面図 実施の形態4における連結部の側面図 実施の形態4にかかる金具を用いて太陽電池モジュールを傾斜屋根に設置した状態を示す斜視図 実施の形態4にかかる金具を用いて太陽電池モジュールを傾斜屋根に設置した状態を示す側面図 太陽電池モジュールおよび縦桟を撤去後の実施の形態4における金具を示す側面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる金具および太陽電池システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる金具の側面図である。金具1は、固定部1aと連結部1bとを備える。金具1は、棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根70に太陽電池モジュールを設置する際に用いられる。なお、図1では、紙面の右側が棟側であり、紙面の左側が軒側である。また、図面において、理解容易化のためにハッチングおよび部材の一部を省略して示す場合がある。また、本実施の形態1で例示する傾斜屋根70は、下地材4の表面が屋根材であるスレート屋根材3で覆われた構成となっている。なお、屋根材は、金属屋根材であってもよい。
図2は、実施の形態1における固定部1aの斜視図である。図3は、実施の形態1における固定部1aの側面図である。固定部1aは、傾斜屋根70にねじ5で固定される底面部2を有する。底面部2は、スレート屋根材3の表面に平行な板状の形状であり、ねじ5を貫通させる貫通孔6が形成されている。貫通孔6を貫通させたねじ5を傾斜屋根70にねじ込むことで、底面部2が傾斜屋根70に固定される。
底面部2のうちスレート屋根材3に対向する面である裏面2bには、ブチルシート7が貼り付けられている。スレート屋根材3と下地材4との間には、雨漏りを防ぐための図示しない防水層が形成されている。スレート屋根材3および下地材4にねじ込まれたねじ5によって防水層にも穴が形成されるが、ブチルシート7によって穴からの雨漏りが防止される。
底面部2のうち裏面2bと反対側を向く表面2aには、連結部1bを引っ掛けるための爪部11が形成されている。図3に示すように、爪部11は、表面2aから突出させた凸部が棟側に折り曲げられたL字形状となっている。
固定部1aには、軒側の端部から表面2a側に立ち上げられた立上げ部8が形成されている。立上げ部8は、棟側を向いた平面である棟側面8aを有する板状の形状となっている。立上げ部8には、傾斜屋根70の傾斜方向と平行に貫通する連通孔10が形成されている。
図4は、実施の形態1における連結部1bの斜視図である。図5は、実施の形態1における連結部1bの側面図である。連結部1bは、底面部2と対向する天面部9を有する。天面部9は、板状の形状であり、天面部9のうち底面部2を向く面と反対側を向く面である天面9aは、傾斜屋根70の傾斜に沿った平面である。
連結部1bには、天面部9の棟側の端部9bから底面部2に向けて突出する第1の突出部である壁部16が形成されている。壁部16は、天面部9側の反対側の端部である先端部16aが、底面部2に当接する。壁部16の先端部16aには、立上げ部8に向って延びる差込部81が形成されている。差込部81は、固定部1aの底面部2と爪部11との間のすき間に差し込まれる。
壁部16には、傾斜屋根70の傾斜方向と平行に貫通する連通孔17が形成されている。立上げ部8に形成された連通孔10と、壁部16に形成された連通孔17とは互いに対向している。図1に示すように、連通孔10と連通孔17とに軸部21aを貫通させたボルト21が設けられる。ボルト21の軸部21aにはナット22が嵌め込まれている。ボルト21とナット22とによって、底面部2と連結部1bとが連結される。
天面部9の軒側の端部9cには、底面部2側が開放された溝15が形成されている。溝15は、傾斜屋根70の傾斜方向に互いに離れて形成された壁82,83によって形成されている。溝15は、傾斜屋根70の傾斜方向と垂直かつ天面9aと平行に延びている。溝15には、底面部2の立上げ部8の上端が嵌まる。なお、以下の説明において、傾斜屋根70の傾斜方向と垂直かつ天面9aと平行な方向を桁方向とも称する。
天面部9は、棟側で壁部16が底面部2に当接し、軒側で溝15に立上げ部8が嵌まることで、天面9aが傾斜屋根70と平行となる姿勢に保持される。また、天面部9には、ボルト18の軸部を貫通させることのできる孔19が形成されている。
次に、金具1を用いて傾斜屋根70への太陽電池モジュールの設置手順を説明する。図6は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための斜視図である。図7は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュールの設置手順を説明するための側面図である。図6および図7に示すように、太陽電池モジュール20は、傾斜屋根70に固定された金具1の上に載置された縦桟12上に固定されて設置される。
図8は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュール20の設置手順を説明するための側面図である。図9は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュール20の設置手順を説明するための側面図である。図10は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュール20の設置手順を説明するための側面図である。図11は、図10に示すXI−XI線に沿った断面図である。図12は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュール20の設置手順を説明するための側面図である。図13は、図12に示すXIII−XIII線に沿った断面図である。図14は、実施の形態1にかかる金具1を用いた太陽電池モジュール20の設置手順を説明するための側面図である。
まず、図8に示すように、固定部1aがねじ5で傾斜屋根70に固定される。ねじ5は、例えば木ねじである。ねじ5は、例えば傾斜屋根70の下側に設けられた垂木に打ち込むことで、太陽電池モジュール20の負圧荷重等を考慮した固定強度を得られるようにすることが望ましい。
次に、図9に示すように、連結部1bが、固定部1aに対して桁方向からスライドして挿入され、ボルト21およびナット22で固定される。これにより、金具1の傾斜屋根70への固定が完了する。
次に、図10および図11に示すように、金具1の天面9aに縦桟12が固定される。縦桟12は、傾斜屋根70の傾斜方向に沿って延びている。図6および図7に示すように、縦桟12は、複数の金具1に支持される。すなわち、複数の金具1は、傾斜屋根70の傾斜方向に沿って間隔を空けて配置される。縦桟12の固定には、図1にも示した天面部9の孔19に設けられたボルト18とナット24が用いられる。
次に、図12および図13に示すように、縦桟12の上にモジュール固定金具25が載置され、縦桟12の中に挿入されたナット27にボルト26で仮固定される。ナット27は、縦桟12の中で空回りしない形状となっている。仮固定により、モジュール固定金具25とボルト26とナット27とが一体化される。縦桟12の上面には傾斜屋根70の傾斜方向に沿って延びる開口部が形成されている。その開口部にボルト26の軸部が通され、開口部の上下をボルト26の頭部とナット27とで、ボルト26が移動可能な程度に軽く挟まれる。これにより、モジュール固定金具25とボルト26とナット27とは、縦桟12について傾斜屋根70の傾斜方向に自由に移動可能な状態で一体化される。
次に、図12、図13および図14に示すように、縦桟12の上に、軒側の太陽電池モジュール20、モジュール固定金具25、棟側の太陽電池モジュール20の順に配置され、それぞれを密着させた状態で、ボルト26を増し締めすることにより、金具1によって太陽電池モジュール20が縦桟12上に本固定された太陽電池システムが構成される。
モジュール固定金具25は、仮固定の段階では傾斜屋根70の傾斜方向に沿って自由に移動可能なので、傾斜屋根70の傾斜方向に沿った任意の位置に太陽電池モジュール20を固定することができる。
図15は、太陽電池モジュール20および縦桟12を撤去後の実施の形態1における金具1を示す側面図である。何らかの理由で太陽電池モジュール20を撤去する場合には、図15に示す状態とすることで、金具1を雪止め金具として利用することが可能となる。具体的には、モジュール固定金具25、太陽電池モジュール20、縦桟12、連結部1bを撤去し、傾斜屋根70の上に固定部1aを残す。固定部1aの立上げ部8には、棟側を向く棟側面8aが形成されており、この棟側面8aが傾斜屋根70に堆積した雪が滑り落ちるのを防ぐ雪止め面として機能する。これにより、傾斜屋根70に残った固定部1aを、雪止め金具として利用できる。
また、傾斜屋根70の防水層を貫通したねじ5を外す必要がないため、ねじ5の貫通によって形成された防水層の穴は、太陽電池モジュール20の撤去後もねじ5によって塞がれた状態となる。そのため、ねじ5の貫通によって形成された防水層の穴からの雨漏りが防がれる。また、連結部1bの撤去によって、太陽電池モジュール20が載置される最低面である天面9aも撤去されるため、金具1の存在が目立たなくなり、建物の美観が維持される。このように、本実施の形態1にかかる金具1を用いて太陽電池モジュール20を設置することで、太陽電池モジュール20の撤去後も建物の防水性および美観を維持することが可能となる。
金具1の材料は、例えば金属である。金具1は屋外に設置されるため、耐食性に優れるアルミ材またはステンレス材を用いたり、メッキまたは錆止めの塗装等の表面処理を行ったりすることが望ましい。また、L字状のアングルを桁方向に沿って延びるように配置し、連通孔10で締結することで、さらに雪止め効果を向上させることも可能である。
実施の形態2.
図16は、本発明の実施の形態2にかかる金具1の側面図である。図17は、実施の形態2における固定部1aの斜視図である。図18は、実施の形態2にかかる固定部1aの側面図である。図19は、実施の形態2における連結部1bの斜視図である。図20は、実施の形態2における連結部1bの側面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2にかかる金具1が備える固定部1aでは、立上げ部8に、棟側面8aに加えて、棟側面8aの上端から軒側かつ底面部2に向けて延びるテーパ面8bが形成されている。具体的には、棟側面8aが形成された板状の部分と、テーパ面8bが形成された板状の部分とが組み合わされて、立上げ部8全体で側面から見て三角形形状を形成する。棟側面8aが形成された板状の部分であって連通孔10の周囲となる部分には、フランジ付ナット38を保持するとともに空回りを防ぐリブ30が形成されている。テーパ面8bを有する板状の部分によって、フランジ付ナット38が見えにくくなるため、建物の意匠性の向上が図られる。
連結部1bでは、天面部9の軒側の端部9cから底面部2に向けて延びる壁部34が第1の突出部となる。壁部34には、連通孔35が形成されている。壁部34は、固定部1aの立上げ部8に当接する。立上げ部8に形成された連通孔10と壁部34に形成された連通孔35とに軸部を貫通させたボルト37とフランジ付ナット38とで、固定部1aと連結部1bとが連結される。
天面部9の棟側の端部9bからは、実施の形態1と同様に底面部2に向けて突出する壁部16が形成されている。壁部16には、連通孔17が形成されており、ボルト37を締結するための工具が連通孔17を通して挿入可能となっている。壁部16の先端部16aと壁部34の先端部34aは、底面部2の表面2aに当接する。なお、底面部2に形成された爪部11の折り曲げ方向と、壁部16に形成された差込部81の延びる方向は、実施の形態1とは逆の方向となっている。
棟側面8aを有する立上げ部8を三角形状とすることで、立上げ部8の強度の向上を図ることができる。したがって、太陽電池モジュール20の撤去後に、固定部1aを残した場合に、傾斜屋根70に堆積した雪からの荷重によって立上げ部8が変形することを抑制できる。また、L字状のアングルを桁方向に沿って延びるように配置し、連通孔10で締結することで、さらに雪止め効果を向上させることも可能である。
なお、天面部9の軒側の端部9cに、実施の形態1と同様に溝を形成して、立上げ部8の上端が嵌まるように構成してもよい。この場合には、立上げ部8の形状に合わせて溝の形状も側面から見て三角形状とすることが好ましい。
実施の形態3.
図21は、本発明の実施の形態3にかかる金具の斜視図である。図22は、実施の形態3にかかる金具の側面図である。なお、上記実施の形態1,2と同様の構成については同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3にかかる金具43では、底面部39と天面部41とが、立上げ部である壁部40と対向部である壁部42とで連結されて一体に形成されている。これは、壁部40の上端と壁部42の上端とが天面部41で連結され、壁部40の下端と壁部42の下端とが底面部39で連結されていると換言できる。壁部40は、底面部39に対して垂直であって棟側を向く平面である棟側面40aを有する板状形状となっている。壁部42は、底面部39から上方に離れて天面部41に向かうにしたがって壁部40に近接するテーパ面42aを有する板状形状となっている。天面部41は、傾斜屋根70の傾斜に沿った天面41aを有する。天面41aは、縦桟12が載置される載置面となる。
図22に示すように、底面部39と天面部41と壁部40,42とで、側方から見て台形形状を構成する。これにより、太陽電池モジュール20を支持する強度を確保しつつ、天面41aの縮小化を図ることができる。
太陽電池モジュール20の撤去後に、金具43を残すことで、棟側面40aによって雪止めの機能を発揮させつつ、天面41aの縮小化によって建物の美観の維持を図ることができる。また、金具43を固定するねじを残すことで雨漏りの防止も可能となる。また、金具43は、固定部と連結部とに分かれていないため、連結させる作業が不要となる。これにより、太陽電池モジュールの設置工事の施工性の向上を図ることができる。
実施の形態4.
図23は、本発明の実施の形態4にかかる金具85の側面図である。金具85は、瓦45が屋根材に用いられている傾斜屋根71に太陽電池モジュール20を固定するために用いられる。金具85は、固定部44と連結部54とを備える。図24は、実施の形態4における固定部44の側面図である。図25は、実施の形態4における連結部54の側面図である。図26は、実施の形態4にかかる金具85を用いて太陽電池モジュール20を傾斜屋根71に設置した状態を示す斜視図である。図27は、実施の形態4にかかる金具85を用いて太陽電池モジュール20を傾斜屋根71に設置した状態を示す側面図である。
固定部44は、屋根下地材46にねじ60で固定される底面部47を有している。底面部47には、固定部44をねじ60で固定するための貫通孔44aが形成されている。底面部47は、瓦45の水返し形状を避けるための斜面部48および平面部49からなる段差形状を有している。さらには瓦上面と接する接触部50を有している。固定部44は、底面部47から上方に立ち上げられた立上げ部51を有する。立上げ部51には、棟側を向く棟側面51aが形成されている。上述した各実施の形態と同様に、棟側面51aが形成されていることで、太陽電池モジュール20の撤去後に固定部44が雪止め金具として機能する。立上げ部51には、四角孔53が形成されている。
立上げ部51には、根角ボルト52を通す四角穴53が設けられる。連結部54は、側面から見てL字形の形状となっている。連結部54は、底面部47に対向する天面部54を有する。天面部54は、縦桟が載置される天面56aを有する。天面部54には、縦桟12を固定する際にボルトの軸部が貫通される孔58が形成されている。天面部54の軒側の端部56bには、底面部47に向けて突出する第1の突出部である壁部55が形成されている。壁部55には、四角孔57が形成されている。
壁部55を立上げ部51に当接させて、四角孔53と四角孔57とに根角ボルト52の軸部を通し、軸部にナット61を取りつけることで、固定部44と連結部54とが連結される。根角ボルト52を用いることで、天面部56の回転が防がれる。
図28は、太陽電池モジュール20および縦桟12を撤去後の実施の形態4における金具85を示す側面図である。本実施の形態4でも、太陽電池モジュール20の撤去時に、固定部44を残すことで、立上げ部51に形成された棟側面51aが雪の滑り落ちを防ぐ雪止め面として機能する。すなわち、固定部44を雪止め金具として利用できる。また、連結部54を撤去することで、金具85の存在が目立たなくなり、建物の美観が維持される。また、金具85を残すことで、ねじ60の貫通によって形成された防水層の孔を塞ぐ作業が不要となる。
なお、上記実施の形態1から4にかかる金具は、太陽電池モジュール20の片持ち長さや両持ち長さの制限を満足し、かつ施工時の金具の位置出しの簡易化を図るために傾斜屋根の傾斜方向および桁方向に同一線上に配置されることが一般的である。
また、実施の形態1から4の太陽電池モジュール20の取り付けは縦桟12を使用して設置をしているが、支持金具の天面に太陽電池モジュール20のフレームが直接配置できる場合は、縦桟12を使用する必要はない。
また、積雪の少ない地域に設置する場合であっても、雨漏りを防ぐ観点から太陽電池モジュール20を撤去する際には固定部等を残すことが好ましい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 金具、1a 固定部、1b 連結部、2 底面部、2a 表面、2b 裏面、3 スレート屋根材、4 下地材、5 ねじ、6 貫通孔、7 ブチルシート、8 立上げ部、8a 棟側面、8b テーパ面、9 天面部、9a 天面、9b,9c 端部、10 連通孔、11 爪部、12 縦桟、15 溝、16 壁部、16a 先端部、17 連通孔、18 ボルト、19 孔、20 太陽電池モジュール、21 ボルト、21a 軸部、22 ナット、25 モジュール固定金具、26 ボルト、27 ナット、30 リブ、34 壁部、34a 先端部、35 連通孔、37 ボルト、38 フランジ付ナット、39 底面部、40 壁部、40a 棟側面、41 天面部、41a 天面、42 壁部、42a テーパ面、43 金具、44 固定部、45 瓦、46 屋根下地材、47 底面部、48 斜面部、49 平面部、51 立上げ部、51a 棟側面、53 四角孔、54 連結部、56 天面部、56a 天面、56b 端部、57 四角孔、61 ナット、70,71 傾斜屋根、81 差込部、82,83 壁、85 金具。

Claims (10)

  1. 棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根に取り付けられる金具であって、
    貫通孔が形成されて前記貫通孔に通したねじで前記傾斜屋根に固定される底面部と、前記底面部から立ち上げられた立上げ部と、を有する固定部と、
    前記底面部に載置されて前記固定部と連結される連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記底面部と対向する天面部と、前記天面部から前記底面部に向けて突出する第1の突出部と、を有し、
    前記立上げ部と前記第1の突出部とには、互いに対向する位置に連通孔が形成され、
    前記立上げ部は、前記棟側を向いた平面である棟側面を有する形状であり、
    前記天面部のうち前記底面部を向く面と反対側を向く面である天面は、前記傾斜屋根の傾斜に沿った平面であることを特徴とする金具。
  2. 前記第1の突出部は、前記立上げ部から離れた位置に形成され、前記底面部に当接することを特徴とする請求項1に記載の金具。
  3. 前記天面部には、前記立上げ部の上端が嵌まる溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の金具。
  4. 前記第1の突出部は、前記立上げ部に当接する位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の金具。
  5. 前記連結部は、前記第1の突出部よりも棟側となる位置において前記天面部から前記底面部に向けて突出されて前記底面部に当接する第2の突出部を有することを特徴とする請求項4に記載の金具。
  6. 前記立上げ部の形状は、前記棟側面を有する板状形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の金具。
  7. 前記立上げ部の形状は、前記棟側面と、前記棟側面の上端から前記軒側かつ前記底面部に向けて延びるテーパ面と、を有する形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の金具。
  8. 前記底面部には、前記傾斜屋根の屋根材に用いられた瓦の水返しを避ける段差形状を有していることを特徴とする請求項4に記載の金具。
  9. 棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根に取り付けられる金具であって、
    貫通孔が形成されて前記貫通孔に通したねじで前記傾斜屋根に固定される底面部と、
    前記底面部から立ち上げられた立上げ部と、
    前記底面部から立ち上げられて前記立上げ部よりも軒側に設けられた対向部と、
    前記立上げ部の上端と前記対向部の上端とを連結して前記底面部に対向する天面部と、を備え、
    前記立上げ部は、前記棟側を向いた平面である棟側面を有する形状であり、
    前記天面部のうち前記底面部を向く面と反対側を向く面である天面は、前記傾斜屋根の傾斜に沿った平面であり、
    前記対向部は、前記天面部に向うにしたがって前記立上げ部に近接するテーパ面を有することを特徴とする金具。
  10. 棟から軒に向って下り傾斜となっている傾斜屋根に取り付けられた請求項1から9のいずれか1つに記載の金具と、
    前記金具を介して前記傾斜屋根に固定された太陽電池モジュールと、を備えることを特徴とする太陽電池システム。
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