JP7207711B2 - 屋根用固定金具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば屋根上に新たな屋根を構築して断熱二重葺き屋根を構築する場合や、屋根上にソーラーパネルや雪止めなどを固定する場合等に使用される屋根用固定金具に関するものである。
従来から、折板屋根板を上下二重に設置し、この上下の折板屋根板間に断熱材を配設して成る断熱折板二重葺き屋根構築用の断熱支持金具が実施されている。
この断熱支持金具について説明すると、一対の挟持体が左右に対向配設され、この挟持体間に締付ボルトが配設され、この締付ボルトにより各挟持体の下部に形成した挟持対向部が締め付け接近して下層に配設する屋根板のハゼ部に締め付け挟持固定するように構成されており、さらにこの一対の挟持体間には断熱材が設けられ、この断熱材の上部に、下層屋根の上方に配設する上層折板屋根を係止する吊子を取り付け可能な吊子取付部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
意匠登録第1409608号公報
上記特許文献1のような屋根のハゼ部に挟持固定する金具は、搬送中に一対の挟持体がガタついたり締付ボルトが脱落したりしないように、締付ボルトを仮締めした状態で出荷されている。
ところが、締付ボルトを仮締めした状態で出荷すると、現場では、一旦締付ボルトを緩め、一対の挟持体を作業者が両手で持って挟持対向部の対向間隔を広げながらハゼ部の左右を挟むように屋根板上(ハゼ部)にセットし、その後再度締付ボルトを締付けて一対の挟持体でハゼ部に挟持固定しなければならず、施工作業性が悪いという問題があった。
本発明は、このような屋根のハゼ部に挟持固定するタイプの屋根用固定金具の問題点を見い出し、これを解決しようとするもので、一対の挟持部間にハゼ部を挿入可能なハゼ挿入間隙が確保された状態で出荷状態でき、この出荷状態のまま屋根上のハゼ部にセットでき、続けて屋根への締付固定作業へと容易に移行できる非常に施工作業性に優れた屋根用固定金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根1のハゼ部2に固定する屋根用固定金具であって、前記ハゼ部2を挟持固定する一対の挟持部4を有する金具本体3は、前記一対の挟持部4のうちの一方を有する第一部材5と、前記一対の挟持部4のうちの他方を有する第二部材6とが左右に対向配設され、この第一部材5と第二部材6の間に締付ボルト9が配設され、この締付ボルト9により前記一対の挟持部4を締付接近させて前記ハゼ部2に締付挟持固定し得るように構成されている屋根用固定金具において、前記第一部材5と前記第二部材6とに、前記一対の挟持部4を、この一対の挟持部4間に前記ハゼ部2を挿入可能な離間状態に保持する離間保持体13が介在され、この離間保持体13は、前記一対の挟持部4のうちの一方若しくは他方に上方から掛止可能な掛止部15と、この掛止部15から突設されて前記一対の挟持部4間に配設するハゼ当接部16とから成り、この離間保持体13の前記掛止部15を前記一対の挟持部4のうちの一方若しくは他方に掛止めた際に、前記一対の挟持部4の接近移動が阻止されて前記一対の挟持部4が前記ハゼ部2を挿入可能な離間状態に保持されるように構成されていると共に、この離間保持体13により離間状態に保持されている前記一対の挟持部4間に下方から前記ハゼ部2を挿入した場合前記ハゼ部2により前記ハゼ当接部16が押し上げられて前記掛止部15が前記一対の挟持部4のうちの一方若しくは他方から掛脱し、前記離間保持体13による前記一対の挟持部4の接近移動阻止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする屋根用固定金具に係るものである。
また、前記一対の挟持部4のうちの一方若しくは他方に、上方へ突出する形状の掛止用凸部17が設けられ、この掛止用凸部17に上方から掛止可能な形状の前記掛止部15が前記離間保持体13に設けられていることを特徴とする請求項1記載の屋根用固定金具に係るものである。
また、前記第一部材5は、前記締付ボルト9螺着用の螺着孔8を有するボルト螺着部7と、このボルト螺着部7と対向状態に設けられる前記一方の挟持部4とから成り、前記第二部材6は、前記ボルト螺着部7の外方に配設され前記螺着孔8と連通して前記締付ボルト9を挿通可能且つ前記締付ボルト9の頭部10は挿通不能な挿通孔12を有するボルト通し部11と、このボルト通し部11から突設されて前記ボルト螺着部7の下方に配設される前記他方の挟持部4とから成り、前記挿通孔12から前記締付ボルト9を挿通してこの締付ボルト9先端を前記螺着孔8に螺着することで前記第一部材5と前記第二部材6とが連結されて前記一方の挟持部4と前記他方の挟持部4とが対向配設されていると共に、前記締付ボルト9の螺動操作により、前記他方の挟持部4が前記一方の挟持部4に接近移動して前記一対の挟持部4で前記ハゼ部2に締付挟持固定し得るように構成されており、前記離間保持体13は、前記ボルト螺着部7と前記ボルト通し部11との間に配設して前記ボルト螺着部7に外側から当接可能な移動阻止部14と、この移動阻止部14から突設され前記ボルト螺着部7と前記一方の挟持部4との間に配設して前記他方の挟持部4に上方から掛止可能な前記掛止部15と、この掛止部15から突設され前記一対の挟持部4間に配設する前記ハゼ当接部16とから成り、この離間保持体13の前記掛止部15を前記他方の挟持部4に掛止めた状態で前記移動阻止部14が前記ボルト螺着部7に当接することで、前記他方の挟持部4の前記一方の挟持部4への接近移動が阻止されて前記一対の挟持部4が離間状態に保持されるように構成されていると共に、この離間保持体13により離間状態に保持されている前記一対の挟持部4間に下方から前記ハゼ部2を挿入した場合前記ハゼ部2により前記ハゼ当接部16が押し上げられて前記掛止部15が前記他方の挟持部4から掛脱し、前記離間保持体13による前記他方の挟持部4の移動阻止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用固定金具に係るものである。
また、前記離間保持体13は、一枚の板材から成ると共に、この板材が折曲形成されることで前記掛止部15と前記ハゼ当接部16とが一体連設状態に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の屋根用固定金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、離間保持体により一対の挟持部が離間状態に保持されて挟持部間に屋根板のハゼ部を挿入可能なハゼ挿入間隙が形成される状態にでき、この挟持部離間状態で出荷することにより、工場等での組立て作業時の仮締め作業の手間が省けると共に、現場では挟持部を開く手間なくそのままハゼ部を挟持部間に挿入配設して本屋根用固定金具を屋根にセットでき、しかもハゼ部にセットすることで離間保持体による挟持部の離間保持状態が解除されるので、続けて締付ボルトにより一対の挟持部を締付け接近させてハゼ部を容易に挟持できる(締付ボルトによる締付固定作業へとスムーズに移行できる)非常に施工作業性に優れ、実用性に優れた屋根用固定金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、離間保持体の掛止部を確実に掛止可能な挟持部を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、離間保持体により一対の挟持部が確実に離間状態に保持される一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する離間保持体を、一枚の板材から簡易に且つ製造コスト安に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1を示す分解斜視図である。 実施例1を示す正断面図である。 実施例1を屋根上にセットしようとする状態を示す説明正面図である。 図4に続いて、実施例1を屋根上に降下させることで一対の挟持部間に屋根のハゼ部が挿入され、ハゼ部によりハゼ当接部が押し上げられて掛止部が他方の挟持部から掛脱した状態(離間保持体による一対の挟持部の接近移動阻止状態が解除された状態)を示す説明正面図である。 図5に続いて、実施例1をさらに降下させて屋根上にセットした状態を示す説明正面図である。 図6に続いて、実施例1を下層折板屋根のハゼ部に締付挟持固定すると共に、この実施例1に吊子を介して上層折板屋根を固定した状態(段熱折板二重葺き屋根の完成状態)を示す説明正面図である。 実施例2の離間保持体を示す斜視図である。 実施例3の離間保持体を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
金具本体3の第一部材5と第二部材6とに介在されている離間保持体13の掛止部15を、第一部材5の一方の挟持部4若しくは第二部材6の他方の挟持部4に上方から掛止めると、一対の挟持部4が、この一対の挟持部4間に屋根1のハゼ部2を挿入可能な離間状態に保持されることとなる。
従って、例えば、この一対の挟持部4を離間保持体13による離間状態で出荷することとすれば、工場等での組立て作業時の仮締め作業の手間を省くことができると共に、現場では、締付ボルト9を緩める作業を要することなく、挟持部4離間状態のまま屋根1のハゼ部2を挟持部4間に挿入して本屋根用固定金具を屋根1上にセットすることができる。
また、この離間保持体13により離間状態に保持されている一対の挟持部4間に下方から前記ハゼ部2を挿入すると、一対の挟持部4間に配設するハゼ当接部16にハゼ部2が当接し、このハゼ部2によりハゼ当接部16が押し上げられて掛止部15が一対の挟持部4の一方若しくは他方から掛脱することになる。
即ち、一対の挟持部4間にハゼ部2を挿入して本屋根用固定金具を屋根1上にセットするだけで、離間保持体13による一対の挟持部4の接近移動阻止状態が解除され、続いて締付ボルト9により一対の挟持部4を締付接近させると、この一対の挟持部4が前記ハゼ部2を締付挟持して本屋根用固定金具が屋根1上に固定されることとなる。
本発明の具体的な実施例1について図1~図7に基づいて説明する。
本実施例は、本発明を折板二重葺き屋根構築用の断熱支持金具に適用したものである。尚、本発明は、本実施例に限らず他のハゼ固定式の屋根用固定金具にも適用可能である。
具体的には、本実施例は、屋根1(下層折板屋根1)のハゼ部2に固定する屋根用固定金具であって、前記ハゼ部2を挟持固定する一対の挟持部4を有する金具本体3は、前記一対の挟持部4のうちの一方を有する第一部材5と、前記一対の挟持部4のうちの他方を有する第二部材6とが左右に対向配設され、一対の挟持部4が接離移動自在となるように第一部材5と第二部材6とが連結されて、この一対の挟持部4の接近移動により前記ハゼ部2を左右から挟持し得るように構成され、前記第一部材5は、屋根上設置物20(上層折板屋根20)を取付け可能な天板部19と、この天板部19の左右いずれか一端部に垂設される前記一方の挟持部4と、天板部19の左右いずれか他端部に垂設され締付ボルト9螺着用の螺着孔8を有するボルト螺着部7とから成り、前記第二部材6は、前記ボルト螺着部7の外方に配設され前記螺着孔8と連通して前記締付ボルト9を挿通可能且つ締付ボルト9の頭部10は挿通不能な挿通孔12を有するボルト通し部11と、このボルト通し部11から突設されて前記ボルト螺着部7の下方に配設される前記他方の挟持部4とから成り、前記挿通孔12から締付ボルト9を挿通してこの締付ボルト9先端を前記螺着孔8に螺着することで前記第一部材5と前記第二部材6とが連結されて前記一方の挟持部4と前記他方の挟持部4とが対向配設されていると共に、締付ボルト9の螺動操作により締付ボルト9の頭部10に前記ボルト通し部11が押圧されて、前記他方の挟持部4が前記一方の挟持部4に接近移動して一対の挟持部4で前記ハゼ部2に締付挟持固定し得るように構成されている。
前記第一部材5について詳しく説明すると、一枚の金属製帯板が略転コ字状に折曲されて、水平方向に面方向を有する平板状の前記天板部19の左右両端部に垂下板部が垂設する形状に構成され、この天板部19の左右いずれか一端部(図1~図3における左側端部)から一体的に垂設する垂下板部が前記一方の挟持部4として構成され、一方の挟持部4の反対側に存する垂設板部、即ち天板部19の他端部(図1~図3における右側端部)から一体的に垂設する垂設板部が、締付ボルト9が螺着される螺着孔8を有する前記ボルト螺着部7として構成されている。
また、図3に示すように、前記天板部19には、前記ボルト螺着部7寄りに取付ボルト21が立設状態に取付けられていると共に、上部に合成樹脂製の吊子支持断熱材22が付設されていて、この吊子支持断熱材22の上面部と、この吊子支持断熱材22上面部から突出する前記取付ボルト21とが、前記下層折板屋根1の上方に配する上層折板屋根20を係止するための吊子23を取付け可能な吊子取付部24として構成されている。図中符号25は取付ボルト21に螺着して吊子23底部を吊子取付部24に取付けるためのナットである。
即ち、天板部19には、吊子取付部24とこの吊子取付部24に取付けられた吊子23とを介して設置物20(上層折板屋根20)が取付けられるように構成され、前記吊子支持断熱材22により吊子23と金具本体3とが断熱されて、下層折板屋根1と上層折板屋根20とが断熱状態となるように構成されている(一対の挟持部4で締付挟持固定する下層折板屋根1と、吊子23に取り付けた上層折板屋根20とを断熱状態に連結支持して折板二重葺き断熱屋根構造を構築するように構成されている(図7参照)。)。図中符号26は下層折板屋根1のタイトフレーム、27は下層折板屋根1係止用の吊子である。
また、一方の挟持部4は、図3に示すように、前記天板部19の一側端部から直角に折曲垂下する平板状の鉛直板部27と、この鉛直板部27の下端から前記ボルト螺着部7に向かって斜め上方へ折曲突出する平板状の挟着板部28とから成る正面視略L字板状に構成されている。図中符号30は一方の挟持部4の前後に付設された補強板である。
また、ボルト螺着部7は、前記天板部19の他端部から直角に平板状に折曲垂下され、このボルト螺着部7の略中心部に水平方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔にバーリング加工等による内側に突出する立ち上がり孔縁が形成されていると共に、この立ち上がり孔縁の内面にネジ孔加工が施されて、この貫通孔が前記螺着孔8として構成されている。
前記第二部材6について詳しく説明すると、一枚の金属製帯板が略L字状に折曲されて、立設する平板状の前記ボルト通し部11の下端部から、平板状の前記他方の挟持部4が斜め上方へ折曲突出する形状に形成されている。
また、このボルト通し部11には、中心部に前記挿通孔12が貫通形成され、このボルト通し部11を前記第一部材5のボルト螺着部7の外側に配して挿通孔12を前記螺着孔8と連通させた際に、前記他方の挟持部4の先端部が、ボルト螺着部7の下方を介しボルト螺着部7より一方の挟持部4側に配されて、前記一方の挟持部4と左右対向状態で配設されるように構成されている。
また、この他方の挟持部4は、図1~図4に示すように、その内側先端部が上方へ折り返されてこの先端折り返し部が掛止用凸部17として構成されている。
本実施例は、前記第一部材5と前記第二部材6とに、前記一対の挟持部4をこの一対の挟持部4間に前記ハゼ部2を挿入可能な離間状態に保持する離間保持体13が介在されており、この離間保持体13は、前記ボルト螺着部7と前記ボルト通し部11との間に配設してボルト螺着部7に外側から当接可能な移動阻止部14と、この移動阻止部14から突設され前記ボルト螺着部7と前記一方の挟持部4との間に配設して前記他方の挟持部4に上方から掛止可能な掛止部15と、この掛止部15から突設され一対の挟持部4間に配設するハゼ当接部16とから構成されている。
具体的には、離間保持体13は、弾性変形可能な一枚の金属製薄板材から成ると共に、この薄板材が折曲形成されることで前記移動阻止部14と前記掛止部15と前記ハゼ当接部16とが一体連設状態に設けられている。
さらに詳しくは、一枚の金属製薄板材が折曲されて、前記ボルト螺着部7と前記ボルト通し部11との間に配設される立直平板状の前記移動阻止部14の下端部から、ボルト螺着部7の下方に配設される水平板部18が略直角に折曲突設され、この水平板部18の途中部が逆V字状に折曲されて、この逆V状折曲部が前記掛止用凸部17に上方から掛止可能な前記掛止部15となると共に、この掛止部15より先端側に存する水平板部が、前記ハゼ当接部16となる形状に形成されている。
また、この離間保持体13を構成する一枚の金属製薄板材は、平面視U字状のものが採用され、その遊離両端板部が水平板状の前記ハゼ当接部16となり、反対側端部が立直板状の前記移動阻止部14となり、途中に逆V字状の前記掛止部15と前記水平板部18とが連設する形状に折曲形成されている(図2参照)。即ち、ハゼ当接部16と掛止部15と水平板部18とは、いずれも金具本体3の前後方向に間隔を置いて二箇所ずつ設けられている。
また、この離間保持体13の遊離両端部間の空隙部が、前記締付ボルト9を避けるボルト用空隙29となるように構成され、前記移動阻止部14に存するこのボルト用空隙29に締付ボルト9を通して移動阻止部14が前記ボルト螺着部7と前記ボルト通し部11との間に配設され、水平板部18が前記他方の挟持部4(の上部)とボルト螺着部7(の下部)との間に配設されて、離間保持体13が第一部材5と第二部材6とに介在されている。
そして、この離間保持体13の前記掛止部15を他方の挟持部4の前記掛止用凸部17に掛止めた状態で前記移動阻止部14が前記ボルト螺着部7に外側から当接することで、前記他方の挟持部4の一方の挟持部4への接近移動が阻止されて一対の挟持部4が離間状態に保持されるように離間保持体13の各部の寸法等が設定構成されている(図3,図4参照)と共に、この離間保持体13により離間状態に保持されている一対の挟持部4間に下方から前記下層折板屋根1のハゼ部2を挿入するようにして下層折板屋根1上に本屋根用固定金具をセットすると、ハゼ部2により前記ハゼ当接部16が押し上げられるように離間保持体13が弾性変形し、これにより掛止部15が他方の挟持部4の掛止用凸部17から掛脱し、離間保持体13による他方の挟持部4の移動阻止状態が解除されるように構成されている(図5,図6参照)。
そして、この移動阻止解除状態で前記締付ボルト9を締付けると、他方の挟持部4が一方の挟持部4に向かって接近移動して、一対の挟持部4でハゼ部2に締付挟持固定することになる。
この際、離間保持体13は、他方の挟持部4上に存して金具本体3内に格納された状態となるので、屋根1に干渉しない。また、この際締付ボルト9は、掛止部15間のボルト用間隙29に配設するので、ボルト螺着部7より金具本体3内側へと螺動進出してくる締付ボルト9に離間保持体13が干渉することもない(図7参照)。
以上のように構成した本実施例によれば、離間保持体13が一枚の金属製薄板材から成る小型部品で足りるために、離間保持体13を簡易に且つ製造コスト安に量産可能となる。
また、ハゼ部2の幅に応じて離間保持体13のハゼ当接部16の突出長を調整することにより、様々な種類の屋根1に対応使用可能となる。
また、離間保持体13は、カラー鋼板で製造することも可能であり、様々なカラーバリエーションを展開することもできる。
本発明の具体的な実施例2について図8に基づいて説明する。
本実施例は、前記離間保持体13の構成が、前記実施例1とは異なる。
具体的には、本実施例の離間保持体13は、前記掛止部15の形状が転コ字状に折曲形成されている場合である。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図9に基づいて説明する。
本実施例は、前記離間保持体13の構成が、前記実施例1とも前記実施例2とも異なる。
具体的には、本実施例の離間保持体13は、水平板部18の途中が斜め上方へ立上がり折曲されていると共に、その立上がり傾斜板部31の先端(上端)が転V字状に折曲され、この転V状先端板部32の下側傾斜板部が、前記ハゼ当接部16として構成されていると共に、このハゼ当接部16たる下側傾斜板部の先端と前記立上がり傾斜板部31との間の間隙が、前記他方の挟持部4の掛止用凸部17に掛止可能な前記掛止部15として構成されている場合である。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1~3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 屋根
2 ハゼ部
3 金具本体
4 挟持部
5 第一部材
6 第二部材
7 ボルト螺着部
8 螺着孔
9 締付ボルト
10 頭部
11 ボルト通し部
12 挿通孔
13 離間保持体
14 移動阻止部
15 掛止部
16 ハゼ当接部
17 掛止用凸部

Claims (4)

  1. 屋根のハゼ部に固定する屋根用固定金具であって、前記ハゼ部を挟持固定する一対の挟持部を有する金具本体は、前記一対の挟持部のうちの一方を有する第一部材と、前記一対の挟持部のうちの他方を有する第二部材とが左右に対向配設され、この第一部材と第二部材の間に締付ボルトが配設され、この締付ボルトにより前記一対の挟持部を締付接近させて前記ハゼ部に締付挟持固定し得るように構成されている屋根用固定金具において、前記第一部材と前記第二部材とに、前記一対の挟持部を、この一対の挟持部間に前記ハゼ部を挿入可能な離間状態に保持する離間保持体が介在され、この離間保持体は、前記一対の挟持部のうちの一方若しくは他方に上方から掛止可能な掛止部と、この掛止部から突設されて前記一対の挟持部間に配設するハゼ当接部とから成り、この離間保持体の前記掛止部を前記一対の挟持部のうちの一方若しくは他方に掛止めた際に、前記一対の挟持部の接近移動が阻止されて前記一対の挟持部が前記ハゼ部を挿入可能な離間状態に保持されるように構成されていると共に、この離間保持体により離間状態に保持されている前記一対の挟持部間に下方から前記ハゼ部を挿入した場合前記ハゼ部により前記ハゼ当接部が押し上げられて前記掛止部が前記一対の挟持部のうちの一方若しくは他方から掛脱し、前記離間保持体による前記一対の挟持部の接近移動阻止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする屋根用固定金具。
  2. 前記一対の挟持部のうちの一方若しくは他方に、上方へ突出する形状の掛止用凸部が設けられ、この掛止用凸部に上方から掛止可能な形状の前記掛止部が前記離間保持体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の屋根用固定金具。
  3. 前記第一部材は、前記締付ボルト螺着用の螺着孔を有するボルト螺着部と、このボルト螺着部と対向状態に設けられる前記一方の挟持部とから成り、前記第二部材は、前記ボルト螺着部の外方に配設され前記螺着孔と連通して前記締付ボルトを挿通可能且つ前記締付ボルトの頭部は挿通不能な挿通孔を有するボルト通し部と、このボルト通し部から突設されて前記ボルト螺着部の下方に配設される前記他方の挟持部とから成り、前記挿通孔から前記締付ボルトを挿通してこの締付ボルト先端を前記螺着孔に螺着することで前記第一部材と前記第二部材とが連結されて前記一方の挟持部と前記他方の挟持部とが対向配設されていると共に、前記締付ボルトの螺動操作により、前記他方の挟持部が前記一方の挟持部に接近移動して前記一対の挟持部で前記ハゼ部に締付挟持固定し得るように構成されており、前記離間保持体は、前記ボルト螺着部と前記ボルト通し部との間に配設して前記ボルト螺着部に外側から当接可能な移動阻止部と、この移動阻止部から突設され前記ボルト螺着部と前記一方の挟持部との間に配設して前記他方の挟持部に上方から掛止可能な前記掛止部と、この掛止部から突設され前記一対の挟持部間に配設する前記ハゼ当接部とから成り、この離間保持体の前記掛止部を前記他方の挟持部に掛止めた状態で前記移動阻止部が前記ボルト螺着部に当接することで、前記他方の挟持部の前記一方の挟持部への接近移動が阻止されて前記一対の挟持部が離間状態に保持されるように構成されていると共に、この離間保持体により離間状態に保持されている前記一対の挟持部間に下方から前記ハゼ部を挿入した場合、前記ハゼ部により前記ハゼ当接部が押し上げられて前記掛止部が前記他方の挟持部から掛脱し、前記離間保持体による前記他方の挟持部の移動阻止状態が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用固定金具。
  4. 前記離間保持体は、一枚の板材から成ると共に、この板材が折曲形成されることで前記掛止部と前記ハゼ当接部とが一体連設状態に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の屋根用固定金具。
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