JPH09242722A - 取りつけ台のついた突っぱり金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この発明はナットを回転させることによっ
て突っ張る取りつけ台のついた金具に関するものであ
る。 【構成】 取りつけ台のついた、互いに逆まわしにな
るオネジ（１）と（２）を上下からナット（３）に嵌め
込む。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はナットの回転により突っ張る取りつけ台のつ
いた金具に関するものである。従来の突っぱり用具は突
っぱり部と本体が一体となっていた。このため用途的に
限定された使い方しか出来なかった。また、取りつけで
きる箇所は各製品ごとにきめられた一定の長さ範囲に限
られていた。このように使用面でおおきな制約があっ
た。さらに汎用性のある木材等の資材を自由に利用する
ことができなかった。資材を有効利用出来ないため割高
な費用がかかった。本発明はその不都合を簡単な方法で
解決したものである。以下それを説明すると、（イ）上
側のオネジ（１）は右回しでナットに入る。下側のオネ
ジ（２）は左回しでナットに入る。ナット（３）の内側
には上側と下側のオネジのねじ溝に合わせ互いに逆回わ
りのねじ溝がついている。オネジ（１）と（２）を回転
させそれぞれナット（３）に挿入する。挿入された状態
でナットを右回転させるとオネジ（１）と（２）は上下
に出て行くので突っぱる力が発生する。実際に使用する
場合にはオネジ（１）または（２）を取りつけ台ごと台
の隅についている小穴に木ねじを通し、ねじをしめて金
具と木材とを結合させる。突っぱりによる固定法の有利
性には設置箇所を傷めないことくぎねじが効かない
箇所でも設置可能なこと取はずしが簡便なこと、があ
る。本発明を利用することにより、くぎやねじがきく木
材を諸設備設置のための下地材、保持材として使えるよ
うになる。最近のマンション、賃貸住宅や一般住宅では
コンクリートや石膏ボードに薄い合板または直接壁紙を
張ったつくりの壁が多い。このような壁に傷をつけるこ
となく重さのかかる棚を設置したり重みのある掛け物を
吊すくぎを打つのは非常に困難である。このような場
合、本発明を使って木材を垂直または水平に固定し、こ
の木材にくぎやねじを打ちこむことにより多種多様なも
のの設置が可能となる。壁を傷めることなく不要になれ
ば取はずしが簡単である。また間仕切りスクリーン等を
たてる場合、本発明により木材を固定し、これを保持材
として使えばつかえば、設置が容易となる。補強金具や
チェーン式つなぎ金具を使って家具の転倒防止に備える
場合、つなぎどめできる柱や壁が都合のよい位置にある
とはかぎらない。このような場合にも本発明により保持
材を設置できる。本発明の大きな利便性は木材に取りつ
けられることである。突っぱりによる固定法では使用資
材が長さ方向へ充分な強度をもち設置箇所への長さ調整
が容易であることが条件となる。木材は縦方向に強い強
度もち、長さは鋸によって容易に切り揃えることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の斜視図（分解図）

【図３】本発明の断面図

【符号の説明】

（１）は上側のオネジ （２）は下側のオネジ （３）は六角ナット （４）は金属板の台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ナットの回転により突っぱる取りつ
   け台のついた金具