JPH09189309A - 取りつけ台のついた突っ張り金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この発明はナットを回転させることによっ
て突っ張る取りつけ台のついた金具に関するものであ
る。 【構成】 メスねじ（１）に六角ナット（３）を通し
てオスねじ（３）を嵌め込む。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はナットの回転により突っ張る取りつけ台のつ
いた金具に関するものである。従来の突っ張り用具は突
っ張り部と本体が一体となっていた。このため用途的に
限定された使い方しか出来なかった。また、取りつけで
きる箇所は各製品ごとにきめられた一定の長さ範囲に限
られていた。このように使用面で制約があった。さらに
汎用性のある木材等の資材を自由に利用することができ
なかった。資材を有効利用出来ないため余計な費用がか
かった。本発明はその不都合を簡単な方法で解決したも
のである。以下それを説明すると、 （イ）メスねじ（１）は内部が空洞になっている。内周
はオスねじ（２）嵌め込み用の螺旋溝になっている。外
周上部に六角ナット接合用の突起（５）がついている。
メスねじは金属板の台（４）と一体となっている。台に
はとめねじ用の穴が開いていて、使用材に取りつけられ
るようになっている。

（ロ）メスねじの先端に六角ナット（３）を装着する。
六角ナット下部にはメスねじの突起（５）部分があたる
位置に挿入用の縦溝をつけてある。この位置に合わせて
六角ナットをメスねじに押し込む。その位置で六角ナッ
トが自由に同周回転するようにナットの内周にはメスね
じの突起の寸法に合わせた横溝がついている。六角ナッ
トの内周には段差がある。メスねじの外周に接合する下
部がオスねじの外周に接合する上部よりやや広い。オス
ねじの外周に接合する上部には螺旋溝があり六角ナット
を回転させればオスねじが出入りする。

（ハ）オスねじは外周に螺旋溝がつけられていてメスね
じに嵌め込むようになっている。オスねじも金属板の台
と一体となっている。いま設置箇所に傷をつけず木製の
棚を取りつける場合を例にとる。適当な寸法の木板の端
にメスねじ台またはオスねじ台を木ねじで留める。幅の
広さに応じて必要数の金具を使う。設置位置をきめナッ
トを回転させてオスねじを出す。突っ張り力により完全
に固定するところまでオスねじの出を調整する。これで
取りつけは完了する。突っ張り力による固定法を使う有
利性には、設置箇所を傷めないこと釘、ねじが効か
ない箇所でも設置可能なこと取はずしが簡単なこと、
がある。この金具を利用することにより、釘やねじがき
く木材を諸設備設置のための保持材として使いやすくな
る。最近のマンション、賃貸住宅や一般住宅ではコンク
リートや石膏ボードに薄い合板または直接壁紙を張った
つくりの壁が多い。このような壁に傷をつけることなく
重さのかかる棚を設置したり重みのある掛け物を吊す釘
を打っには非常に困難である。このような場合、本発明
の金具を使って木材を垂直または水平に固定し、この木
材に釘やねじを打ちこむことにより多種多様なものの設
置が可能となる。壁を傷めることなく不要になれば取は
ずしが簡単である。間仕切りスクリーン等も本発明の金
具により木材を固定し、これを保持材として使えば、容
易に設置出来るようになる。本発明の金具の大きな利便
性は木材に取りつけられることである。突っ張り力によ
る固定法では長さ方向への充分な強度および設置箇所へ
の長さの調整容易性が必要となる。木材は縦方向に強い
強度もち、他の材料に比べ長さの調整が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の斜視図（分解図）

【図３】本発明の断面図

【符号の説明】

（１）はメスねじ （２）はオスねじ （３）は六角ナット （４）は金属板の台 （５）は六角ナット接合用の突起

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ナットの回転により突っ張る取りつけ台
   のついた金具