JPH0518412Y2 - - Google Patents

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JPH0518412Y2
JPH0518412Y2 JP1985145539U JP14553985U JPH0518412Y2 JP H0518412 Y2 JPH0518412 Y2 JP H0518412Y2 JP 1985145539 U JP1985145539 U JP 1985145539U JP 14553985 U JP14553985 U JP 14553985U JP H0518412 Y2 JPH0518412 Y2 JP H0518412Y2
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JP
Japan
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bottom plate
plate
female screw
ceiling
screwed
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JP1985145539U
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JPS6252608U (ja
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、最近鉄筋コンクリート建築に於いて
使用されるようになつた、補強用のリブを有する
埋め殺し式の床版に、このリブを利用して天井を
吊り下げるための天井吊具に関する。
従来の技術 従来、床版に天井を吊り下げるには、第3図に
示す如く、鉄骨13と鉄骨13の間に架設された
床版14にインサート15を載置し、鉄筋16を
配筋し、然る後コンクリート17を打ち、このコ
ンクリート17が固まつてからインサート15に
ハンガーボルト18を螺合させ、このハンガーボ
ルト18に野縁19、天井板20等から成る天井
を野縁受21を介して吊り下げていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来の方法では、コンクリ
ートが固まるまで天井を吊り下げる作業が出来な
いので、工期が長引く不都合が有つた。
また、インサートはプラスチツク製なので、鉄
筋を配筋する際に鉄筋がインサートにぶつかると
インサートの頭部が欠損してしまうことが有り、
これに気付かずコンクリートを打つと、天井装着
後、このインサートに荷重が掛かつた場合、これ
が抜け落ちる不都合も生じた。
また、天井裏にダクト等の設備を配置する場
合、この配置部分近辺にはインサートを他の場所
よりも多く設ける必要が有るのであるが、コンク
リートを打つた後設備の配置を変更せざるを得な
くなつた時、設置したインサートが無駄になつた
り、或は強度的に不十分なまま設備を配置しなけ
ればならない不都合も生じた。
問題点を解決するための手段 本考案は、このような事情に鑑み開発され、床
版のリブ部分に天井を吊り下げられるようにした
吊具であり、本考案に係る天井吊具につき説明す
るに、その構成は、底面板1に雌ねじ2を固着す
ると共に前記底面板1に側面板3を介して該雌ね
じ2の中心線近傍まで先端が伸びる上面板4を設
けて成る上掛止具5と、該底面板1の下面と当接
する底面板6の一端部には該側面板3の外周面に
当接係止する係止片10aを略直角に上方に向か
つて立ち上げ形成すると共に底面板6の中間部に
は該雌ねじ2と対応する通孔7を設け、且つ該底
面板6の他端部には側面板8を介して前記雌ネジ
2の中心線近傍まで先端が伸びる上面板9を設け
て成る下掛止具10と、前記通孔7を挿通して前
記雌ねじ2に螺入される雄ねじ11と、該雄ねじ
11と螺合する連結具12と、を有して成る。
作 用 作用を第1図に基づいて説明すると、先ず、下
掛止具10の底面板6上に上掛止具5を載せ、底
面板1,6を中心として上面板4と上面板9を左
右方向に回動するように開いて床版14の水平リ
ブ部14aを抱き込ませ、両上面板4,9を閉じ
て夫々水平リブ部14a上面に当接させる。この
場合、下掛止具10の係止片10aは上掛止具5
の側面板3の外周面に当接して係止するため、底
面板1,6を中心として上面板4と上面板9を左
右方向に回動するように開いても、下掛止具10
と上掛止具5とは離間しない。このため、水平リ
ブ部14aを抱き込む場合の下掛止具10と上掛
止具5との組み付け作業が行い易い。次に、雄ね
じ11を通孔7を通して雌ねじ2に螺入し、更に
ねじ込んで行くと雄ねじ11の先端は水平リブ部
14a下面に当接し、これを押圧する。この結
果、上面板4,9は水平リブ部14aに固定され
る。この固定状態を確実なものとするために、雄
ねじ11の通孔7より下に突出した部分に連結具
12を底面板6と圧着するまで螺合させる。これ
によつて上掛止具5と下掛止具10は水平リブ部
14aに完全に固定された状態になる。そして連
結具12に天井の連結部材(図示実施例の場合ハ
ンガーボルト18)を結合すれば床版に天井を吊
り下げることができる。
実施例 本考案を図面に示す一実施例に基づいて更に詳
説する。
図中5は上掛止具であり、底面板1に雌ねじ2
を設け、且つこの底面板1に側面板3を介して上
記雌ねじ2の中心線近傍まで先端が伸びる上面板
4を設けて成る。本実施例では底面板1に雌ねじ
2としてナツトをろう付けしてあるが、底面板1
に直接雌ねじ2を螺刻しても良い。
10は下掛止具であり、上掛止具5の底面板1
下面と密接する底面板6に、上記雌ねじ2と対応
する所に通孔7を設け、且つ該底面板6に側面板
8を介して雌ねじ2の中心線近傍まで先端が伸び
る上面板9を設けて成る。前記底面板6の一端部
には上方に向かつて略直角に係止片10aが立ち
上がり形成されている。この係止片10aは上掛
け止め具5の側面板3の外面と当接するようにな
つている。従つて、天井吊具を床版の水平リブ部
14aに係止させる際に、底面板1と底面板6を
中心として上面板4と上面板9を左右方向に回動
するように開いても前記係止片10aは前記側面
板3の外周面に当接係止するので、上掛止具5と
下掛止具10とが離間するのを防止できる。この
ため、上面板4と上面板9を開いて水平リブ部1
4aを抱き込む組み付け作業が行い易い。
11は雄ネジであり、下掛止具10の底面板6
上に上掛止具5を載置した後、通孔7を挿通して
雌ねじ2に螺入されるが、この雄ねじ2の下部は
通孔7より下に突出する。
12は連結具であり、上記雄ねじ11の下部と
螺合し、この連結具12は天井の連結部材と結合
するようになつている。本実施例の連結具12
は、六角柱状になつており、スパナできつく締め
ることが可能であり、またこの連結具12の長手
方向には雄ねじ11と螺合する雌ねじ部12aが
設けてあるが、本実施例では雄ねじ11とハンガ
ーボルト18は同一のねじであるので、雌ねじ部
12aを連結具12の上端から下端に亙つて設け
てある。
考案の効果 以上のような構成からなる本考案は次のような
効果を有する。
本考案に係る天井吊具は、床版の水平リブ部に
直接取り付けるので、従来の様にコンクリートが
固まるまで待つ必要が無く、工期を大巾に短縮で
きる。
また、従来では鉄筋を配筋する際にインサート
が破損し、天井装着具、これが抜け落ちる不都合
が生じたが、本考案に係る天井吊り具は、床版の
水平リブ部に取り付けるので、このような不都合
は生じない。因に本考案に係る天井吊具は実験の
結果、1個に付き最大荷重600Kgに耐え得た。こ
の値は、建築基準法では1m2当り300Kgで良いの
で、十分な値である。
さらに、本考案に係る天井吊具は、床版の水平
リブ部ならばどこにでも取り付け可能であるの
で、天井裏のダクト等の設備の配置が変更されて
も、これに対応させることが可能であり、従来の
ようにインサートが無駄になつたり、或は強度的
に不十分なまま設備を配置しなければならない不
都合も解消した。また、下掛止具の底面板と上掛
止具の底面板を中心として上掛止具の上面板と下
掛止具の上面板を左右方向に回動するように開く
場合、下掛止具の係止片は上掛止具の側面板の外
周面に当接して係止するので下掛止具と上掛止具
とが離間せず、水平リブ部を抱き込む組み付け作
業が行い易い。このため、作業効率を一段と向上
させることができる。
以上の如く本考案は極めて実用的で優れた効果
を有する天井吊具である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案の正面図、第2図は同使用状態を示す構
成図、第3図は同従来例を示すものである。 1……底面板、2……雌ねじ、3……側面板、
4……上面板、5……上掛止具、6……底面板、
7……通孔、8……側面板、9……上面板、10
……下掛止具、10a……係止片、11……雄ね
じ、12……連結具、12a……雌ねじ部、13
……鉄骨、14……床版、14a……水平リブ
部、15……インサート、16……鉄筋、17…
…コンクリート、18……ハンガーボルト、19
……野縁、20……天井板、21……野縁受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面板1に雌ねじ2を固着すると共に前記底面
    板1に側面板3を介して該雌ねじ2の中心線近傍
    まで先端が伸びる上面板4を設けて成る上掛止具
    5と、該底面板1の下面と当接する底面板6の一
    端部には該側面板3の外周面に当接係止する係止
    片10aを略直角に上方に向かつて立ち上げ形成
    すると共に底面板6の中間部には該雌ねじ2と対
    応する通孔7を設け、且つ該底面板6の他端部に
    は側面板8を介して前記雌ねじ2の中心線近傍ま
    で先端が伸びる上面板9を設けて成る下掛止具1
    0と、前記通孔7を挿通して前記雌ねじ2に螺入
    される雄ねじ11と、該雄ねじ11と螺合する連
    結具12と、を有して成ることを特徴とする天井
    吊具。
JP1985145539U 1985-09-24 1985-09-24 Expired - Lifetime JPH0518412Y2 (ja)

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JP1985145539U JPH0518412Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JPS6252608U JPS6252608U (ja) 1987-04-01
JPH0518412Y2 true JPH0518412Y2 (ja) 1993-05-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503932U (ja) * 1973-05-15 1975-01-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102302U (ja) * 1983-12-16 1985-07-12 株式会社 国元商会 デツキプレ−ト用ブラケツト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503932U (ja) * 1973-05-15 1975-01-16

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Publication number Publication date
JPS6252608U (ja) 1987-04-01

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