JPH0648015Y2 - 天井吊金具装置 - Google Patents
天井吊金具装置Info
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- JPH0648015Y2 JPH0648015Y2 JP1988118584U JP11858488U JPH0648015Y2 JP H0648015 Y2 JPH0648015 Y2 JP H0648015Y2 JP 1988118584 U JP1988118584 U JP 1988118584U JP 11858488 U JP11858488 U JP 11858488U JP H0648015 Y2 JPH0648015 Y2 JP H0648015Y2
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- Japan
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- gripping piece
- bottom side
- gripping
- joiner
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、デッキプレートを使用したコンクリートスラ
ブから吊天井を支持するための吊金具装置に係り、とく
に、隣接するデッキプレートの側縁折曲辺を、下方から
係着する断面がほぼ三角形のジョイナー内に挿入して接
続するようにしたデッキプレート型枠工法におけるジョ
イナーに係着して吊天井を支持するようにした天井吊金
具に関するものである。
ブから吊天井を支持するための吊金具装置に係り、とく
に、隣接するデッキプレートの側縁折曲辺を、下方から
係着する断面がほぼ三角形のジョイナー内に挿入して接
続するようにしたデッキプレート型枠工法におけるジョ
イナーに係着して吊天井を支持するようにした天井吊金
具に関するものである。
[従来の技術] 鉄筋コンクリート造の建築物に吊天井を設けるときに
は、一般にスラブのコンクリート型枠上面にインサート
を設置し、コンクリート下面に埋設して、脱型後に吊ボ
ルトを螺入して天井を支持するようにしている。すなわ
ち、合板を敷設したコンクリートの下面型枠を大引で支
持し、支柱を立てて支保工を組み、合板型枠の上面にイ
ンサートを固定して設置している。
は、一般にスラブのコンクリート型枠上面にインサート
を設置し、コンクリート下面に埋設して、脱型後に吊ボ
ルトを螺入して天井を支持するようにしている。すなわ
ち、合板を敷設したコンクリートの下面型枠を大引で支
持し、支柱を立てて支保工を組み、合板型枠の上面にイ
ンサートを固定して設置している。
しかし、最近のスラブでは、デッキプレートを使用し、
この上に直接コンクリートを打設して打ち込み型枠とす
るデッキプレート型枠工法が広く採用されることが多く
なっており、この工法では、コンクリートの打設前にデ
ッキプレートの所定位置にインサート用の孔を明け、イ
ンサートを設置したのちにコンクリートを打設して埋設
するようにしている。
この上に直接コンクリートを打設して打ち込み型枠とす
るデッキプレート型枠工法が広く採用されることが多く
なっており、この工法では、コンクリートの打設前にデ
ッキプレートの所定位置にインサート用の孔を明け、イ
ンサートを設置したのちにコンクリートを打設して埋設
するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のコンクリートスラブでは、木製型枠に先付けする
方式のインサートによる吊り天井支持方法は、比較的簡
便ではあるが、スラブの構築における下面型枠の支保工
等において、高所作業と解体作業、支保工の損料、作業
員の確保等の面から、この方法自体がすでに過去のもの
になっている。
方式のインサートによる吊り天井支持方法は、比較的簡
便ではあるが、スラブの構築における下面型枠の支保工
等において、高所作業と解体作業、支保工の損料、作業
員の確保等の面から、この方法自体がすでに過去のもの
になっている。
また、従来のデッキプレート型枠工法では、材料の板材
の取扱いには風を受けて危険でもあり、しかも、輸送条
件に規制されて、定尺以上の製品の供給を受けることが
できず、支持固定に工数を要するほか、小梁用の鋼材の
所要重量も大きくなる。
の取扱いには風を受けて危険でもあり、しかも、輸送条
件に規制されて、定尺以上の製品の供給を受けることが
できず、支持固定に工数を要するほか、小梁用の鋼材の
所要重量も大きくなる。
そこで、以上のような問題点を解決するために、本出願
人がさきに提案した発明(発明の名称「デッキプレート
型枠工法」、特願昭62−第189752号(特開平1−33338
号公報))があり、デッキプレートを施工現場において
成型し、直接敷き込んで構築するようにした「現場成型
デッキプレート型枠工法」が提案され、とくに、梁間隔
が大きい鉄骨構造の建築物に適している。さらに、本出
願人のその後の開発の成果として得られた発明(発明の
名称「デッキプレート型枠工法とそれに使用するジョイ
ナーならびに支持用補助具」特願昭62−236695号(特開
平1−80646号公報))においては、デッキプレートの
側縁における接続方法に、有効なジョイナーが提案され
ている。
人がさきに提案した発明(発明の名称「デッキプレート
型枠工法」、特願昭62−第189752号(特開平1−33338
号公報))があり、デッキプレートを施工現場において
成型し、直接敷き込んで構築するようにした「現場成型
デッキプレート型枠工法」が提案され、とくに、梁間隔
が大きい鉄骨構造の建築物に適している。さらに、本出
願人のその後の開発の成果として得られた発明(発明の
名称「デッキプレート型枠工法とそれに使用するジョイ
ナーならびに支持用補助具」特願昭62−236695号(特開
平1−80646号公報))においては、デッキプレートの
側縁における接続方法に、有効なジョイナーが提案され
ている。
この「現場成型デッキプレート型枠工法」を第4図ない
し第6図によって説明する。図において、1は鉄骨梁
2、小梁3等で支持されたコンクリートスラブ、4はそ
の下面の型枠として使用されたデッキプレート、5はそ
の接続用のジョイナー、6はジョイナー5を梁の構造材
上に支持、固定する止め具である。デッキプレート4の
側縁41は下方にほぼ直角に折曲され、さらに断面ヘ字状
に形成されており、ほぼ三角形に形成されたジョイナー
5内に上方から挿入され、隣接するデッキプレート4の
側縁41同志がせり合って係着されると共に、ジョイナー
5がデッキプレート4の長手方向のリブとして作用し
て、デッキプレート4が平坦に敷設されている。ここ
で、デッキプレート4がコイル鋼板から現場で成型さ
れ、直接梁の構造材上に敷き込まれるときに、この工法
の長所を発揮するものである。しかし、本考案にあって
は、デッキプレート4とジョイナー5との関係が保持さ
れれば、コンクリートスラブ1の構成は上記に限定され
ない。
し第6図によって説明する。図において、1は鉄骨梁
2、小梁3等で支持されたコンクリートスラブ、4はそ
の下面の型枠として使用されたデッキプレート、5はそ
の接続用のジョイナー、6はジョイナー5を梁の構造材
上に支持、固定する止め具である。デッキプレート4の
側縁41は下方にほぼ直角に折曲され、さらに断面ヘ字状
に形成されており、ほぼ三角形に形成されたジョイナー
5内に上方から挿入され、隣接するデッキプレート4の
側縁41同志がせり合って係着されると共に、ジョイナー
5がデッキプレート4の長手方向のリブとして作用し
て、デッキプレート4が平坦に敷設されている。ここ
で、デッキプレート4がコイル鋼板から現場で成型さ
れ、直接梁の構造材上に敷き込まれるときに、この工法
の長所を発揮するものである。しかし、本考案にあって
は、デッキプレート4とジョイナー5との関係が保持さ
れれば、コンクリートスラブ1の構成は上記に限定され
ない。
上記のように、コンクリートスラブの構築には顕著な進
展が図られたが、建築物が天井を有し、その支持のため
にコンクリートスラブ1にインサートを設置するには、
依然として多数の孔明けと固定手段を必要とし、デッキ
プレート上での作業が錯綜する等の欠点が避けられず、
その解決が課題となっていた。
展が図られたが、建築物が天井を有し、その支持のため
にコンクリートスラブ1にインサートを設置するには、
依然として多数の孔明けと固定手段を必要とし、デッキ
プレート上での作業が錯綜する等の欠点が避けられず、
その解決が課題となっていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記のような現状に鑑み、従来の課題を解決
し、同時に、新たな着想による「デッキプレート型枠工
法」をより完成した工法に進展させるために開発された
ものであって、隣接するデッキプレートの側縁折曲辺を
下方から接続する断面略三角形のジヨイナーを使用し
て、デッキプレート型枠により形成されたコンクリート
スラブから吊天井を支持する吊金具装置であって、該吊
金具装置は、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形
成し、該斜辺の折曲部近傍にスリットを形成した第1の
把持片と、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形成
し、底辺の他端の余端部を鉤状に内側に折曲して爪部を
形成した第2の把持片とからなる把持体を有し、第1の
把持片の底辺の一端の折曲部に第2の把持片の底辺の他
端の折曲部を下方から重合させ該爪部を該スリットに係
着させて第1の把持片を第2の把持片に回動自在に係着
し、第1の把持片の底辺に頭部を係止させた状態で挿通
させた吊ボルトを第2の把持片の底辺に形成した挿通孔
に螺合させ、第1の把持体を外方に開いた状態で把持体
をジヨイナーに下方から当接させ、該吊ボルトを下方に
螺進させることにより第1の把持片の底辺を第2の把持
片の底辺に重合させ、第1および第2の把持片の両斜辺
でジヨイナーを弾性挟持するようにしたことを特徴とす
るものである。
し、同時に、新たな着想による「デッキプレート型枠工
法」をより完成した工法に進展させるために開発された
ものであって、隣接するデッキプレートの側縁折曲辺を
下方から接続する断面略三角形のジヨイナーを使用し
て、デッキプレート型枠により形成されたコンクリート
スラブから吊天井を支持する吊金具装置であって、該吊
金具装置は、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形
成し、該斜辺の折曲部近傍にスリットを形成した第1の
把持片と、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形成
し、底辺の他端の余端部を鉤状に内側に折曲して爪部を
形成した第2の把持片とからなる把持体を有し、第1の
把持片の底辺の一端の折曲部に第2の把持片の底辺の他
端の折曲部を下方から重合させ該爪部を該スリットに係
着させて第1の把持片を第2の把持片に回動自在に係着
し、第1の把持片の底辺に頭部を係止させた状態で挿通
させた吊ボルトを第2の把持片の底辺に形成した挿通孔
に螺合させ、第1の把持体を外方に開いた状態で把持体
をジヨイナーに下方から当接させ、該吊ボルトを下方に
螺進させることにより第1の把持片の底辺を第2の把持
片の底辺に重合させ、第1および第2の把持片の両斜辺
でジヨイナーを弾性挟持するようにしたことを特徴とす
るものである。
これによって、デッキプレート型枠工法を採用するとき
の吊ボルト用の吊金具装置が提供され、デッキプレート
にインサート用の加工を要せず、しかも、装着が簡便
で、確実な合理化が達成されたものである。
の吊ボルト用の吊金具装置が提供され、デッキプレート
にインサート用の加工を要せず、しかも、装着が簡便
で、確実な合理化が達成されたものである。
[実施例] 本考案の、デッキプレート工法における吊天井の吊金具
装置を実施例の図面に基づいて詳細に説明する。第4図
ないし第6図の参照番号は該当部分について共通にして
ある。第1図は吊金具装置の主断面図であり、第2図は
その側面図、第3図は全体の斜視図である。図におい
て、4はデッキプレート、41はその側縁、5は側縁41に
おいてデッキプレート4を接続させるジョイナーであ
る。10はジョイナー5に装着された本考案の吊金具装置
であり、把持体20と吊ボルト30とからなっている。
装置を実施例の図面に基づいて詳細に説明する。第4図
ないし第6図の参照番号は該当部分について共通にして
ある。第1図は吊金具装置の主断面図であり、第2図は
その側面図、第3図は全体の斜視図である。図におい
て、4はデッキプレート、41はその側縁、5は側縁41に
おいてデッキプレート4を接続させるジョイナーであ
る。10はジョイナー5に装着された本考案の吊金具装置
であり、把持体20と吊ボルト30とからなっている。
本考案の把持体20は、底辺23の一端を斜め内側に折曲し
て斜辺24を形成し、該斜辺24の折曲部近傍にスリット27
を形成した鋼板からなる第1の把持片21と、底辺23の一
端を斜め内側に折曲して斜辺24を形成し、底辺23の他端
の余端部を鉤状に折曲して爪部28を形成した鋼板からな
る第2の把持片22とからなり、第1の把持片21の底辺23
の一端の折曲部26に第2の把持片22の底辺23の他端の折
曲部を下方から重合させた状態で該爪部28を該スリット
27に係着させてあり、第1の把持片21は第2の把持片22
に回動自在に係着されている。ジヨイナー5が把持体20
に嵌合した状態において、把持体20は、第1および第2
の把持片21、22の底辺23が重合し、両把持片21,22の斜
辺24が対向し、上部に溝状の開口部25を有する略三角形
に形成される。両把持片21、22の自由辺29には、折返し
を設けて補強してある。折曲角部26の角度は把持片22の
斜辺24と底辺23の角度よりもやや鋭角に定めておく。
て斜辺24を形成し、該斜辺24の折曲部近傍にスリット27
を形成した鋼板からなる第1の把持片21と、底辺23の一
端を斜め内側に折曲して斜辺24を形成し、底辺23の他端
の余端部を鉤状に折曲して爪部28を形成した鋼板からな
る第2の把持片22とからなり、第1の把持片21の底辺23
の一端の折曲部26に第2の把持片22の底辺23の他端の折
曲部を下方から重合させた状態で該爪部28を該スリット
27に係着させてあり、第1の把持片21は第2の把持片22
に回動自在に係着されている。ジヨイナー5が把持体20
に嵌合した状態において、把持体20は、第1および第2
の把持片21、22の底辺23が重合し、両把持片21,22の斜
辺24が対向し、上部に溝状の開口部25を有する略三角形
に形成される。両把持片21、22の自由辺29には、折返し
を設けて補強してある。折曲角部26の角度は把持片22の
斜辺24と底辺23の角度よりもやや鋭角に定めておく。
一方、吊ボルト30は、本体部31と頭部32とからなり、全
体にねじ切りしてあって、周知のように、その所定長の
下端で図示しない天井を吊持するものである。この吊ボ
ルト30は、第1の把持片21の底辺23に頭部32を係止させ
た状態で挿通させてあると共に、第2の把持片22の底辺
23に形成した挿通孔33に螺合させてある。
体にねじ切りしてあって、周知のように、その所定長の
下端で図示しない天井を吊持するものである。この吊ボ
ルト30は、第1の把持片21の底辺23に頭部32を係止させ
た状態で挿通させてあると共に、第2の把持片22の底辺
23に形成した挿通孔33に螺合させてある。
吊金具装置10は、前記のジョイナー5を、把持体20の斜
辺24が形成する開口部25内に嵌合させることによって
「あり」状に嵌合し、ジョイナー5の長手方向に摺動自
在であり、任意の位置で、外側に下方から挾持し係着さ
れている。ここで、本考案の吊金具装置10は、ジョイナ
ー5にのみ係着され、デッキプレート4はもちろん、コ
ンクリートスラブ1とは全く無関係である。
辺24が形成する開口部25内に嵌合させることによって
「あり」状に嵌合し、ジョイナー5の長手方向に摺動自
在であり、任意の位置で、外側に下方から挾持し係着さ
れている。ここで、本考案の吊金具装置10は、ジョイナ
ー5にのみ係着され、デッキプレート4はもちろん、コ
ンクリートスラブ1とは全く無関係である。
本考案の吊金具装置10の作用を、その使用方法に基づい
て説明する。吊金具装置10は、両把持片21と22とを、ス
リット27と爪部28との係着によって、把持片22の底辺13
上に把持片21の底辺23を重ね、両底辺23のボルト挿通孔
33に吊ボルト30を挿通する。ついで、把持片21を仮想線
のように外方に開いて開口部25を大きくし、把持体20を
側下方からジョイナー5に当接させる。ここで、吊ボル
ト30を回転させると、吊ボルト30がその頭部32を把持片
21の底辺23に係止させた状態で下方に螺進して行き、内
側に位置する第1の把持片21の底辺23が第2の把持片22
の底辺23に重合するようになっている。従って、第1の
把持片21が第2の把持片22に対して回転することにより
開口部25が狭められ、第1の把持片21の斜辺24はジョイ
ナー5の側面に当接し、折曲角部26における弾性によっ
て、ジョイナー5の側面に押圧され、対向する把持片22
の斜辺24と共働して、ジョイナー5と把持体20との三角
形断面に固有の「あり」状の係合を達成する。すなわ
ち、吊金具装置10は、ジョイナー5との嵌着のみによっ
て、デッキプレート4の下面の所定の位置に強固に装着
されることになる。
て説明する。吊金具装置10は、両把持片21と22とを、ス
リット27と爪部28との係着によって、把持片22の底辺13
上に把持片21の底辺23を重ね、両底辺23のボルト挿通孔
33に吊ボルト30を挿通する。ついで、把持片21を仮想線
のように外方に開いて開口部25を大きくし、把持体20を
側下方からジョイナー5に当接させる。ここで、吊ボル
ト30を回転させると、吊ボルト30がその頭部32を把持片
21の底辺23に係止させた状態で下方に螺進して行き、内
側に位置する第1の把持片21の底辺23が第2の把持片22
の底辺23に重合するようになっている。従って、第1の
把持片21が第2の把持片22に対して回転することにより
開口部25が狭められ、第1の把持片21の斜辺24はジョイ
ナー5の側面に当接し、折曲角部26における弾性によっ
て、ジョイナー5の側面に押圧され、対向する把持片22
の斜辺24と共働して、ジョイナー5と把持体20との三角
形断面に固有の「あり」状の係合を達成する。すなわ
ち、吊金具装置10は、ジョイナー5との嵌着のみによっ
て、デッキプレート4の下面の所定の位置に強固に装着
されることになる。
[考案の効果] 本考案の吊金具装置は、隣接するデッキプレートの側縁
折曲辺を下方から接続する断面略三角形のジヨイナーを
使用して、デッキプレート型枠により形成されたコンク
リートスラブから吊天井を支持する吊金具装置であっ
て、該吊金具装置は、底辺の一端を斜め内側に折曲して
斜辺を形成し、該斜辺の折曲部近傍にスリットを形成し
た第1の把持片と、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜
辺を形成し、底辺の他端の余端部を鉤状に内側に折曲し
て爪部を形成した第2の把持片とからなる把持体を有
し、第1の把持片の底辺の一端の折曲部に第2の把持片
の底辺の他端の折曲部を下方から重合させ該爪部を該ス
リットに係着させて第1の把持片を第2の把持片に回動
自在に係着し、第1の把持片の底辺に頭部を係止させた
状態で挿通させた吊ボルトを第2の把持片の底辺に形成
した挿通孔に螺合させ、第1の把持体を外方に開いた状
態で把持体をジヨイナーに下方から当接させ、該吊ボル
トを下方に螺進させることにより第1の把持片の底辺を
第2の把持片の底辺に重合させ、第1および第2の把持
片の両斜辺でジヨイナーを弾性挟持するようにしたか
ら、簡易な手段で吊金具をジヨイナーに装着できるもの
でありながら、吊ボルトの締付けと、天井の支持荷重に
よって確実かつ強固な挟持力を有する。しかも、任意の
配置が可能であって、設置にあたって、施工上の精度の
確保が容易であり、特別の技術を要しない。さらに、最
大の特徴はデッキプレートに孔明けの加工や固定手段を
必要としないことであり、コンクリートの漏洩の惧れが
ない、また、ジョイナーを使用したデッキプレート工法
によって形成されたスラブであれば、既存のコンクリー
トスラブへの適用が新築と同様に可能であり、天井の付
加工事が自由である。従って、本考案は、従来の「デッ
キプレート工法」を格段に進展させ、建設業界にまこと
に有意義な新規的効果を有する吊金具装置を提供するこ
とができる。
折曲辺を下方から接続する断面略三角形のジヨイナーを
使用して、デッキプレート型枠により形成されたコンク
リートスラブから吊天井を支持する吊金具装置であっ
て、該吊金具装置は、底辺の一端を斜め内側に折曲して
斜辺を形成し、該斜辺の折曲部近傍にスリットを形成し
た第1の把持片と、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜
辺を形成し、底辺の他端の余端部を鉤状に内側に折曲し
て爪部を形成した第2の把持片とからなる把持体を有
し、第1の把持片の底辺の一端の折曲部に第2の把持片
の底辺の他端の折曲部を下方から重合させ該爪部を該ス
リットに係着させて第1の把持片を第2の把持片に回動
自在に係着し、第1の把持片の底辺に頭部を係止させた
状態で挿通させた吊ボルトを第2の把持片の底辺に形成
した挿通孔に螺合させ、第1の把持体を外方に開いた状
態で把持体をジヨイナーに下方から当接させ、該吊ボル
トを下方に螺進させることにより第1の把持片の底辺を
第2の把持片の底辺に重合させ、第1および第2の把持
片の両斜辺でジヨイナーを弾性挟持するようにしたか
ら、簡易な手段で吊金具をジヨイナーに装着できるもの
でありながら、吊ボルトの締付けと、天井の支持荷重に
よって確実かつ強固な挟持力を有する。しかも、任意の
配置が可能であって、設置にあたって、施工上の精度の
確保が容易であり、特別の技術を要しない。さらに、最
大の特徴はデッキプレートに孔明けの加工や固定手段を
必要としないことであり、コンクリートの漏洩の惧れが
ない、また、ジョイナーを使用したデッキプレート工法
によって形成されたスラブであれば、既存のコンクリー
トスラブへの適用が新築と同様に可能であり、天井の付
加工事が自由である。従って、本考案は、従来の「デッ
キプレート工法」を格段に進展させ、建設業界にまこと
に有意義な新規的効果を有する吊金具装置を提供するこ
とができる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は吊金具装置の主
断面図、第2図はその側面図、第3図は全体の斜視図で
あり、第4図ないし第6図は、本考案を実施するデッキ
プレート工法の説明図であって、第4図はコンクリート
スラブの断面図、第5図はデッキプレートとジョイナー
の断面図、第6図はジョイナーによるデッキプレートの
接続の説明図である。 1…コンクリートスラブ、4…デッキプレート、5…ジ
ョイナー、10…吊金具装置、20…把持体、21…第1の把
持片、22…第2の把持片、23…底辺、24…斜辺、25…開
口部、26…折曲角部、27…スリット、28…爪部、30…吊
ボルト、31…本体、32…頭部、33…ボルト挿通孔、41…
デッキプレートの側縁。
断面図、第2図はその側面図、第3図は全体の斜視図で
あり、第4図ないし第6図は、本考案を実施するデッキ
プレート工法の説明図であって、第4図はコンクリート
スラブの断面図、第5図はデッキプレートとジョイナー
の断面図、第6図はジョイナーによるデッキプレートの
接続の説明図である。 1…コンクリートスラブ、4…デッキプレート、5…ジ
ョイナー、10…吊金具装置、20…把持体、21…第1の把
持片、22…第2の把持片、23…底辺、24…斜辺、25…開
口部、26…折曲角部、27…スリット、28…爪部、30…吊
ボルト、31…本体、32…頭部、33…ボルト挿通孔、41…
デッキプレートの側縁。
Claims (1)
- 【請求項1】隣接するデッキプレートの側縁折曲辺を下
方から接続する断面略三角形のジヨイナーを使用して、
デッキプレート型枠により形成されたコンクリートスラ
ブから吊天井を支持する吊金具装置であって、該吊金具
装置は、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形成
し、該斜辺の折曲部近傍にスリットを形成した第1の把
持片と、底辺の一端を斜め内側に折曲して斜辺を形成
し、底辺の他端の余端部を鉤状に内側に折曲して爪部を
形成した第2の把持片とからなる把持体を有し、第1の
把持片の底辺の一端の折曲部に第2の把持片の底辺の他
端の折曲部を下方から重合させ該爪部を該スリットに係
着させて第1の把持片を第2の把持片に回動自在に係着
し、第1の把持片の底辺に頭部を係止させた状態で挿通
させた吊ボルトを第2の把持片の底辺に形成した挿通孔
に螺合させ、第1の把持体を外方に開いた状態で把持体
をジヨイナーに下方から当接させ、該吊ボルトを下方に
螺進させることにより第1の把持片の底辺を第2の把持
片の底辺に重合させ、第1および第2の把持片の両斜辺
でジヨイナーを弾性挟持するようにしたことを特徴とす
る天井吊金具装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118584U JPH0648015Y2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 天井吊金具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118584U JPH0648015Y2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 天井吊金具装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0239014U JPH0239014U (ja) | 1990-03-15 |
JPH0648015Y2 true JPH0648015Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31363057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988118584U Expired - Lifetime JPH0648015Y2 (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | 天井吊金具装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648015Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2566539Y2 (ja) * | 1991-06-05 | 1998-03-30 | 東邦シートフレーム株式会社 | デッキプレート用吊り金具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011919U (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-26 | 根津 梧楼 | 天井吊金具 |
JPS60102301U (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-12 | 株式会社 国元商会 | デツキプレ−ト用ブラケツト |
-
1988
- 1988-09-08 JP JP1988118584U patent/JPH0648015Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0239014U (ja) | 1990-03-15 |
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