JP2566539Y2 - デッキプレート用吊り金具 - Google Patents

デッキプレート用吊り金具

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JP2566539Y2
JP2566539Y2 JP1991072866U JP7286691U JP2566539Y2 JP 2566539 Y2 JP2566539 Y2 JP 2566539Y2 JP 1991072866 U JP1991072866 U JP 1991072866U JP 7286691 U JP7286691 U JP 7286691U JP 2566539 Y2 JP2566539 Y2 JP 2566539Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば建築時に梁、桁
等の躯体上に両端部を載せて敷き並べ、その上面にコン
クリートを打設するデッキプレートの補強リブに取付け
各種の資材、配管等を支持するのに用いるデッキプレー
ト用吊り金具に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のデッキプレート用吊り金具として、
例えば図7示のように、上部に弾性片からなる一対の補
強リブ係止部11,11を設け、前記補強リブ係止部1
1,11をネジ12と座付ナット13で締付けることが
できるようにするとともに、前記補強リブ係止部11,
11の下方側面に切欠き部14,14を設け、該切欠き
部14,14に上部側ナット15の対角部15a,15
aを係合させて吊りボルト16の上端を螺挿し、さらに
前記吊りボルト16を下部側ナット17で締付固定する
ようにしたもの、または図12示のように補強リブ係止
用切欠き部18,18を設けた一対の枠型補強リブ係止
部材19,19の下部を吊りボルト取付体20の二又部
21に枢軸22にて枢着するとともに前記一対の枠型補
強リブ係止部材19,19をネジ23と座付ナット24
で締付けることができるようにし、さらに前記吊りボル
ト取付体20の上部側ナット25に吊りボルト26の上
端を螺挿するとともに前記吊りボルト26を下部側ナッ
ト28で締付固定するようにしたもの等が公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において、前者の場合は、施工に際して補強リブ係止
部11,11をデッキプレート29の補強リブ30へ係
止するには、先ず図8示のように上部側ナット15の対
角部15a,15aを補強リブ係止部11,11の切欠
き部14,14に係合し、この状態で前記補強リブ係止
部11,11の上方部を欠印a方向に少しく回動してネ
ジ12と座付ナット13で仮止めし、然る後に前記補強
リブ係止部11,11を図9示のようにデッキブレート
29の補強リブ30に係止し前記ネジ12と座付ナット
13を締付け、さらに、図10、図11示のように上部
側ナット15に吊りボルト16の上端を螺挿し、これを
下部側ナット17で締付固定して施工を完了するもので
あり、また後者の場合は、図13示のように枠型補強リ
ブ係止部材19,19を開いた状態にしておき、次に該
枠型補強リブ係止部材19,19の補強リブ係止用切欠
き部18,18を図14示のようにデッキプレート29
の補強リブ30に係止してからネジ23と座付ナット2
4で前記枠型補強リブ係止部材19,19を締付け、さ
らに図15示のように吊りボルト取付体20の上部側ナ
ット25に吊りボルト26の上端を螺挿し、これを下部
側ナット28で締付固定して施工を完了するものであっ
たため、上記従来技術の場合はいずれも補強リブ係止部
11,11(前者)あるいは補強リブ係止部材19,1
9(後者)をデッキブルート29の補強リブ30へ取付
けるためのネジ12,23および座付ナット13,24
を必要とするばかりでなく、吊り金具への吊りボルト1
6,26の取付けに際しては、前、後者ともに上部側ナ
ット15,25を必要とし、その分、構造が複雑とな
り、部品も多く要するという問題点があったばかりでな
く、取扱い性も悪く、その結果デッキプレート補強リブ
への取付作業に手間が掛り、施工性が著しく低いもので
ある等の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
することを目的とし、一部材からなる板材をもって上部
に弾性片からなる相対する補強リブ係止部を形成すると
ともに、下部の吊りボルト取付部位に吊りボルトを設け
てなるデッキプレート用吊り金具において、前記相対す
る補強リブ係止部を前記吊りボルト取付部位の上方にお
いて相互に内方へ所要角度折曲して交叉状態となすとと
もに前記交叉状態の一方の係止部側面を、また他方の係
止部のボルト上端当接片部側面を前記吊りボルトの上端
延長線上に臨ませ、かつ前記デッキプレート用吊り金具
の吊りボルト取付部位に、所要高さからなるネジ切り用
立上り壁を形成し、前記ネジ切り用立上り壁に吊りボル
ト螺挿用ネジ部を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】図1乃至図5は本考案の一実施例を示す図で
ある。図1は本考案の正面図、図2は同右側面図、図3
は斜視図、図4はデッキプレートの補強リブへの取付完
了前の状態を示す正面図、図5は同取付完了後の状態を
示す正面図、図6は吊りボルト螺挿用ネジ部を示す一部
切欠正面図である。
【0006】各図において、1は吊り金具本体であっ
て、所要の一部材からなる金属板(鉄、鋼板、アルミ
板、その他適宜の合金板)あるいは硬質プラスチック板
等をもって形成され、上部に所要長さおよび所要幅の弾
性片からなる相対する補強リブ係止部2,2を有すると
ともに下部の吊りボルト取付部位に吊りボルト3を取付
けるための所要高さからなるネジ切り用立上り壁4を形
成し、前記ネジ切り用立上り壁4に吊りボルト螺挿用ネ
ジ部4aを設けてなるものである。また前記相対する補
強リブ係止部2,2は前記吊りボルト3の上方において
相互に内方へ所要角度折曲されて交叉状態となっている
とともに一方の係止部2の側面2aを、また他方の係止
部2の内側縁2bに形成した所要巾からなるボルト上端
当接片部2cのボルト上端当側面2dを前記吊りボルト
3の上端延長線Y上に臨ませている。なお、前記補強リ
ブ係止部2,2の形状は、デッキプレートAの補強リブ
Bの形状に合わせて仕意とすることができる。5は吊り
ボルト3を締付固定するための下部側ナット、3aは吊
りボルト3の上端部である。
【0007】次に作用について説明する。デッキプレー
トAの補強リブBへの取付けに際しては、先ず、吊り金
具本体1の各補強リブ係止部2,2を図4示のように係
止し、次いで、吊りボルト3を上昇方向へ回転すると、
前記吊りボルト3の上端延長線Y上に位置する一方の補
強リブ係止部2の側面2aおよび他方の補強リブ係止部
2のボルト上端当接片部2cのボルト上端当接面2dが
前記吊りボルト3の上端3aによって押圧され、バネ力
に抗して前記各補強リブ係止部2,2の傾倒姿勢が各起
立状態となり、前記補強リブ係止部2,2によるデッキ
プレートAの補強リブBへの握持力は強められ吊り金具
本体1を図5示のように確固に取付けることができるも
のである。
【0008】なお、本実施例はデッキプレートへの取付
けについて説明したが、デッキプレート以外のものにも
用いることができることは勿論のことである。
【0009】
【考案の効果】本考案によると、一部材からなる板材を
もって上部に弾性片からなる相対する補強リブ係止部を
形成するとともに、下部の吊りボルト取付部位に吊りボ
ルトを設けてなるデッキプレート用吊り金具において、
前記相対する補強リブ係止部を前記吊りボルト取付部位
の上方において相互に内方へ所要角度折曲して交叉状態
となすとともに前記交叉状態の一方の係止部側面を、ま
た他方の係止部のボルト上端当接片部側面を前記吊りボ
ルトの上端延長線上に臨ませ、かつ前記デッキプレート
用吊り金具の吊りボルト取付部位に、所要高さからなる
ネジ切り用立上り壁を形成し、前記ネジ切り用立上り壁
に吊りボルト螺挿用ネジ部を設けたものであるから、吊
り金具本体の取付けは、単に吊りボルトを回転するのみ
で相対する各補強リブ係止部を左、右同時に、しかも
左、右均等に操作して行うことができるので、従来品に
比して取扱性が非常に優れており、その結果取付作業を
容易かつ迅速に行うことができ、小人数でも作業能率を
大幅に向上することができるものであるとともに、吊り
金具本体における補強リブ係止部は一部材からなる板材
にて形成されているので部品数が少なくてすみ、構造も
簡単となり、故障も少なく、しかも前記補強リブ係止部
の開閉動作は前記補強リブ係止部の交叉状態部分の一方
の係止部側面と他方の係止部のボルト上端当接片部側面
に対する吊りボルト上端の押圧および離間作用によって
行われるため確実であり、かつ吊りボルトの取付けに
は、従来品のように上部側ナットを必要とせず、その分
軽量化を図ることができるとともに材料を節減でき、経
済的効果も大きく、安価に供給できる等、種々の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のデッキプレート用吊り金具の正面図で
ある。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本考案のデッキプレート用吊り金具の斜視図で
ある。
【図4】本考案のデッキプレート用吊り金具の取付完了
前の状態を示す正面図である。
【図5】本考案のデッキプレート用吊り金具の取付完了
後の状態を示す正面図である。
【図6】本考案のデッキプレート用吊り金具の吊りボル
ト螺挿用ネジ部を示す一部切欠正面図である。
【図7】従来のデッキプレート用吊り金具の分解斜視図
である。
【図8】従来のデッキプレート用吊り金具の取扱い説明
図である。
【図9】従来のデッキプレート用吊り金具のデッキプレ
ートへの取付完了前の状態を示す斜視図である。
【図10】従来のデッキプレート用吊り金具のデッキプ
レートへの取付完了後の状態を示す斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】従来の他のデッキプレート用吊り金具の分解
斜視図である。
【図13】従来の他のデッキプレート用吊り金具の取付
前の状態を示す斜視図である。
【図14】従来の他のデッキプレート用吊り金具の取付
後の状態を示す斜視図である。
【図15】従来の他のデッキプレート用吊り金具に吊り
ボルトを装着した取付後の状態を示す斜視図である。
【図16】図15の正面図である。
【符号の説明】
1 吊り金具本体 2,2 相対する補強リブ係止部 2a 一方の補強リブ係止部の側面 2b 他方の補強リブ係止部の側縁 2c 他方の補強リブ係止部の突出片部 2d 他方の補強リブ係止部のボルト上端当接片部の
ボルト上端当接面 3 吊りボルト 3a 吊りボルトの上端部 4 所要高さからなるネジ切り用立上り壁 4a 吊りボルト螺挿用ネジ部 5 下部側ナット A デッキプレート B 補強リブ Y 吊りボルトの上端延長線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部材からなる板材をもって上部に弾性
    片からなる相対する補強リブ係止部を形成するととも
    、下部の吊りボルト取付部位に吊りボルトを設けてな
    るデッキプレート用吊り金具において、前記相対する補
    強リブ係止部を前記吊りボルト取付部位の上方において
    相互に内方へ所要角度折曲して交叉状態となすとともに
    前記交叉状態の一方の係止部側面を、また他方の係止部
    のボルト上端当接片部側面を前記吊りボルトの上端延長
    線上に臨ませ、かつ前記デッキプレート用吊り金具の吊
    りボルト取付部位に、所要高さからなるネジ切り用立上
    り壁を形成し、前記ネジ切り用立上り壁に吊りボルト螺
    挿用ネジ部を設けたことを特徴とするデッキプレート用
    吊り金具。
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