JPH0351613B2 - - Google Patents

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JPH0351613B2
JPH0351613B2 JP58066160A JP6616083A JPH0351613B2 JP H0351613 B2 JPH0351613 B2 JP H0351613B2 JP 58066160 A JP58066160 A JP 58066160A JP 6616083 A JP6616083 A JP 6616083A JP H0351613 B2 JPH0351613 B2 JP H0351613B2
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JP
Japan
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gear
belt
shaft
carrier
winding
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JP58066160A
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JPS59192638A (ja
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Takeshi Kamijo
Yasuyuki Uekusa
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/589,751 priority patent/US4534441A/en
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Publication of JPH0351613B2 publication Critical patent/JPH0351613B2/ja
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    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
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    • B60R2022/4473Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using an electric retraction device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/48Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
    • B60R2022/4808Sensing means arrangements therefor
    • B60R2022/4825Sensing means arrangements therefor for sensing amount of belt winded on retractor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R2022/4808Sensing means arrangements therefor
    • B60R2022/4833Sensing means arrangements therefor for sensing locking of retractor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シートベルトリトラクタに関し、さ
らに詳しくは乗員がシートベルトを着用したとき
に生ずる不快な圧迫を避けるためのテンシヨンレ
ス機構を備えたシートベルトリトラクタの改良に
関する。
従来技術 従来、このテンシヨンレス機構を備えたシート
ベルトリトラクタとしては、例えば第1図及び第
2図に示すようなものがある(特公昭52−9891
号)。
このシートベルトリトラクタは、シートベルト
71を引き出して着装した際に、バツクル係合ス
イツチ72によりモータ73を回転させて、ウオ
ーム74及び扇形ギヤ75更にレバー76、爪車
77を介して巻込み器78をベルト弛み方向に回
転させ、ベルト71を一定長さ繰り出してからレ
バー76と爪車77の係合により、ベルト71を
所定量弛ませテンシヨンレス状態を得るようにし
ている。
しかしながらこのシートベルトリトラクタにあ
つては、テンシヨンレス状態を得るためのベルト
の弛み量の設定は、バツクルスイツチ72とリミ
ツトスイツチ79,80等によりモータの回転を
制御して行ない、バツクルスイツチ72がONさ
れた状態から一定量だけベルトを弛めるようにし
ていたため、ベルト装着時に弛み量があると更に
弛み量が増加されてしまい、シートベルトの本来
の機能が必ずしも充分には果せなくなる可能性が
ある。
なおこの場合には、手動スイツチの操作でもう
一度締めることも可能であるが、手動では面倒で
あり、かつ忘れさられるおそれもある。
さらにこの従来のシートベルトリトラクタにあ
つては、レバー76と爪車77の係合によつて巻
込み器78のベルト引出し方向への回転も阻止さ
れることから、テンシヨンレス状態にした後は、
ベルトの引出しをも行なうことができず、このた
め乗員の姿勢変更が制限されてしまう不都合があ
る。
発明の目的 本発明は従来のテンシヨンレス機構を備えたシ
ートベルトリトラクタのかかる現状に鑑みてなさ
れたものであり、テンシヨンレス状態におけるベ
ルトの弛み量を車両の走行状態に応じて制御する
とともに、テンシヨンレス状態であつてもベルト
の引出しを可能にすることによつて、前記従来装
置の不都合を解決した、シートベルトリトラクタ
を提供することを目的とするものである。
発明の構成 前記目的を達成するために、本発明にあつて
は、ベルト端部が固着された巻取軸と、この巻取
軸をベルト巻取方向に常時回転付勢するスプリン
グと、該スプリングに抗して巻取軸をベルト引出
し方向に回転させてベルトに所要の弛みを付与す
るモータと、前記巻取軸のベルト巻取り方向への
回転を阻止する機械的テンシヨンレス機構と、車
両の走行状態を感知する感知機構の出力信号に基
づいてベルトの適正弛み量を演算する演算手段
と、この演算手段の信号に基づいて前記モータお
よび機械的テンシヨンレス機構とを制御する制御
手段とを備え、前記機械的テンシヨンレス機構
を、前記巻取軸に固定された太陽歯車と、前記巻
取軸に回転自在に装着された第1歯車と、前記巻
取軸に回転自在に装着され、かつ前記モータの出
力軸に歯車機構を介して連結した第2歯車と、こ
の第2歯車と前記太陽歯車とに噛合された遊星歯
車と、この遊星歯車を回転自在に軸着して前記巻
取軸に回転自在に装着されたキヤリアと、このキ
ヤリアと前記第1歯車とに個別に設けられてこの
キヤリアの巻取方り向への回転を阻止する第1、
第2突起と、前記制御手段からの出力により作動
する電気的付勢手段と、この電気的付勢手段の作
動により前記第1歯車と係合してこの第1歯車の
回転を阻止する係止部材とで構成してある。
実施例 以下本発明の実施例について図面に従つて説明
する。
第3,4図に示したようにシートベルトリトラ
クタのハウジング1は、両側壁1a,1bを有す
る断面略コ字状であつて、巻取軸2は該側壁1
a,1bに開設された孔1c,1d内に回転自在
に遊挿され、スプリング4によりシートベルト5
を巻取る方向(第4図において時計方向)に回転
力が付与されており、又車体の負の高加速度をす
る感知センサー27によつて作動する緊急ロツク
部材6aと係合するラチエツト歯車6bが固着さ
れている。
側板1bの孔1dから突出した巻取軸2の端部
には、外周に外周歯8bを有し、かつ円形スリー
ブ8dの内周面一部に内径方向の第1突起8aを
有する第1歯車8が遊挿されている。該第1歯車
8のスリーブ8d内には円板状のキヤリア10が
シヤフト2に遊挿された状態で内装されており、
スナツプリング12により脱落が防止されてい
る。このキヤリア10はその外周に前記第1突起
8aと円周方向(第4図において時計方向)に当
接する第2突起10bが形成されており、又後述
する遊星歯車14を軸支するピン10aが植設さ
れており、さらにこのキヤリア10は第1歯車8
との間に掛渡された渦巻状のスプリング9によ
り、第1歯車8に対して時計方向の回動習性が付
与され、突起8aと10bとが当接するよう付勢
されている。
前記キヤリア10のピン10aには遊星歯車1
4が遊挿されスナツプリング11で脱落が防止さ
れており、該遊星歯車14は、前記巻取軸2に嵌
着された大陽歯車13に噛合している。
一方巻取軸2の端部にはスリツトホイール15
が固着されており、該スリツトホイール15の内
側には、第3図に明示したようにスリツトホイー
ル15の固着ボス部15aに遊装された第2歯車
26が設けられている。該第2歯車26は、外周
部に外歯歯車26aを、又内周部に内歯歯車26
bを有し、該内歯歯車26bは前記遊星歯車14
と噛合しており、又モータ25の駆動力は該モー
タ25の回転軸24に嵌着された第1ウオーム2
3、これに噛合する第1ウオームホイール22、
該第1ウオームホイール22と同軸に固定された
第2ウオーム21を順次介して、第2ウオームホ
イールとなる外歯歯車26aを有する前記第2歯
車に伝達されるようになつている。
他方前記側板1bには、一端部をピン19にて
回動自在に枢止された係止部材17が取設されて
おり、該係止部材17には前記第1歯車8の外周
歯8bと噛合する歯17aが設けられている。該
係止部材17はその枢止側に設けられているスプ
リング18によつて非噛合方向に付勢されてお
り、又その自由端を磁引するソレノイド20の電
磁力により前記スプリング18に抗して回動し、
前記歯17aを外周歯8aに噛合させて、第1歯
車の回転の阻止を行なう噛合部材となるものであ
る。
更にこの側板1bには前記スリツトホイール1
5を挾むようにして非接触の第1回転角センサ1
6が固定されており、該第1回転角センサ16
は、スリツトホイール15の外周に設けられてい
る図示しないスリツトの通過を検知して、巻取軸
2の回転角を検出する。なお第2回転角センサ2
8は、モータ25の駆動系に設けられており、モ
ータ20の駆動による巻取軸2の回転角を検出す
る。
以上の構成に係るシートベルトリトラクタは、
第5図に示したような回路内に組み込まれて制御
される。すなわち制御装置30は、バツテリー3
1を電源としており、まずバツクルスイツチ3
2、シートスイツチ33からの信号が入力される
ようになつている。このバツクルスイツチ32
は、シートベルト端部に縫着されているタングを
バツクルに係合させた場合にONとなり、又シー
トスイツチ33はシートに設けられているシート
スライド装置を作動させてシートの移動を行なつ
た場合にONとなるスイツチである。又制御装置
30には、車速パルス発生器34、低加速度検知
装置35の信号が入力されており、この車速パル
ス発生器34は、車速を検出して当該車速に応じ
たパルスを発生し、又低加速度検知装置35は車
両の負の低加速度を検出し、それぞれ制御装置3
0に入力する。さらに該制御装置30には、前記
第1回転角センサ16、第2回転角センサ28の
信号が入力されており、両センサ16,28は前
述したそれぞれの信号を制御装置30に入力す
る。
一方この制御装置30からの出力は、前述した
モータ25の両電極及びソレノイド20に入力さ
れるようになつている。
次に本実施例の作用について、第6図に示した
制御装置30のフローチヤートと第7図以降に示
したシートベルトリトラクタの作動状況とに従つ
て説明する。
(1) ベルト引き出し〔タンクとバツクルの係合前
(第7図)〕まず乗員がシートに着座しシートス
ライドレールを移動させると、シートスイツチ
がOFF作動し、第6図のステツプはNOとな
る。このためステツプ〓〓に進み「ソレノイド
OFF」の指示が出て、ベルトには巻取力が作
用する。シートスライドの作動が終了すると、
シートスイツチはONとなりステツプはYES
となりステツプに進み車両が所定の加速度状
態以下かが比較される。乗車直後は車両は停止
しているためステツプはYESとなりステツ
プに進む。次にベルトを着用するために乗員
がシートベルトリトラクタからベルトを引き出
すと、バツクルスイツチ32はOFFとなつて
いるためステツプ「バツクルセツトした
か?」はNOとなつてステツプ〓〓「ソレノイド
OFF」に進み、ソレノイド20には通電され
ない。よつて係止部材17は、スプリング18
で反時計方向に回動しており、第1歯車8の外
周蓋8bと歯17aとは非噛合状態にある。そ
こでベルト引出しによつて巻取軸2が反時計方
向に回転すると、第7図矢印で示したように太
陽歯車13は同方向に回転する。第2歯車26
aはウアームギヤ21と噛合い固定されている
ため、遊星歯車が時計方向に回転し、キヤリア
10は反時計方向に回転し、又該キヤリア10
にスプリング9で連結した第1歯車8も同方向
に回転する。従つて乗員は自由にベルトを引出
すことができる。
(2) バツクル係合後一定時間内(第8図)タング
がバツクルに係合されると、バツクルスイツチ
32がONとなり、ステツプはYESとなつ
て、ステツプ「タイマAスタート」に進み、
ソレノイド20を作動させるまでに設けられた
所要の時間T0がセツトされたタイマAをスタ
ートさせる。そして記憶している最小ベルト引
出し長さM(回転角)及び実際のベルト引出し
長さL(回転角)の値をそれぞれM=1000、L
=0に設定する。さらにステツプ「TA<T0
に進みタイマAの時間経過をチエツクする。こ
のT0は10秒程度が設定されており、乗員がシ
ートベルト装着後、姿勢を整え終わることを想
定している。このため乗員が姿勢を整え終わる
TAが10秒以内の間は次のステツプに進みベ
ルト引出量の検出を行なう。すなわちステツプ
において前記回転角センサ16,28からの
信号が入力したかをチエツクし、ステツプに
おいてそれが右方向への回転、すなわち巻取り
方向への回転であるかをチエツクし、これが
YESである場合には、ステツプ「L=L−
1」に、NOである場合にはステツプ「L=
L+1」に進む。このステツプ、におい
て、Lは第1回転角センサ16の回転角であ
り、右回転である場合にはL−1に、左回転で
ある場合にはL+1としてLをカウントし、ス
テツプ「L<M」に進む。ステツプにおい
てMはベルト引出し長さの最小値であり、この
ステツプにてこの最小値Mと前述したLとを
比較しL<MがYESであればステツプ〓〓「M
=L」に進み、Lの値を最小ベルト引出し長さ
Mとし、巻取軸2の回転角として記憶する。
このとき、係止部材17はまだソレノイド2
0によつて磁引されていないため、例えば第8
図に示したように巻取軸2が余分に引出された
ベルトを巻き取つて、ベルト巻取り方向、すな
わち時計方向に回転するとき、第1歯車8及び
キヤリア10は同方向に、又遊星歯車14は時
計方向に公転しつつ反時計方向に自転すること
ができる。従つてベルト装着時乗員とベルトと
の間に不必要なたるみが発生することがなく、
確実な密着をはかることができる。
(3) 一定時間経過後ベルトの弛み量の自動付与
(第9図)。
タイマTAが設定時間T0を経過すると、乗員
が姿勢を整え終わつたとみなし、ステツプ〓〓
「ソレノイドON」に進み、ソレノイド〓〓に通
電する。すると該ソレノイド20の電磁力によ
つて、スプリング18に抗して係止部材17が
ピン19を中心に時計方向に回動し、歯17a
が第1歯車8の外周歯8bに噛合し、第1歯車
8の回転が阻止される。又スプリング4による
巻取軸2の巻取り方向への回転(時計方向)に
よつて、キヤリア10には同方向のトルクが伝
えられるが、キヤリア10の第2突起10b
が、係止部材17によつて回転を阻止されてい
る第1歯車8の第1突起8aに当接係合するこ
とから、該キヤリア10も前記方向への回転が
阻止される。一方第2歯車26は、その外周歯
26aを第2ウオーム21に噛合して回転を阻
止されており、したがつてこの第2歯車26の
内周歯26bに噛合している遊星歯車14は、
反時計方向への公転を伴う時計方向への自転の
みが可能となり、該遊星歯車14と噛合してお
り巻取軸2に固定されている太陽歯車13は、
反時計方向への回転のみが可能となる。したが
つて該太陽歯車13が固定されている巻取軸2
も反時計方向であるベルト引出し方向への回転
のみが可能となり、換言すれば巻取り方向の回
転が阻止されてテンシヨンレスの状態となるの
である。
一方制御装置30においては、フロチヤート
に示したように、ステツプ〓〓「LS=L」にて、
ソレノイド20が作動した時の巻取軸2の回転
角LをLSとして記憶し、さらにステツプ〓〓「車
速検出」にてその時の車速を車速パルス発生器
34によつて検出し、ステツプ〓〓「δ=f
(v)」にてその車速に応じベルトの適正弛み量
δを演算する。そしてステツプ〓〓「L0=M+
δ」において、該適正弛み量δに前述した最少
ベルト引出し量Mを、適性ベルト引出し量L0
(目標値)を決定し、さらにステツプ〓〓「DL=
L0−LS」にて前述のソレノイド20が作動し
た時の巻取軸2の回転角LSとの差を求め、かつ
その差に応じてモータ25を駆動し、第1ウオ
ーム23、第1ウオームホイール22、第2ウ
オーム21、第2ウオームホイールである第2
歯車26を回転させる。このときのモータ25
の制御は、第1回転角センサ16若しくは、第
2回転角センサ28からのフイードバツクによ
る。
すなわちフロチヤートに示したように、まず
ステツプ〓〓「DL>ε」において、前記差DLが
微小値εよりも大であるかをチエツクする。こ
こで微小値εは、ハンチング防止のために設定
された値で、プラスマイナスεの間で目標値
L0との誤差を許容するためのものである。そ
してこのチエツクがYESとなれば、ステツプ
〓〓「モータ左駆動」にてモータ25を左回転さ
せてこれを是正し、これが是正された時点でス
テツプ〓〓「L0−L>ε」がNOとなつてステツ
プ〓〓「モータ停止」にてモータ25の左駆動を
停止させる。一方ステツプ〓〓でのチエツクが
NOとなつた場合には、さらにステツプ〓〓
「DL<−ε」においてDLがマイナスεを超え
る値となつているかを再度チエツクする。そし
てこのステツプ〓〓がYESとなり、許容範囲で
あるマイナスεを超えるものであれば、ステツ
プ〓〓「モータ右駆動」でこれを是正し、これが
是正された時点でステツプ〓〓「L−L0>ε」
がNOとなつて、ステツプ〓〓「モータ停止」に
てモータ25の右駆動が停止させる。以上の〓〓
〜〓〓までの各ステツプが繰り返されることとな
る。なおステツプ〓〓「DL<−ε」がNOとな
つた場合には、モータを駆動させることなく、
ステツプ〓〓からのステツプが繰り返えされる。
一方シートベルトリトラクタは、この制御に
基づいて、第9図に示したように作動する。
本図はベルトを弛ませる方向、すなわちベル
ト引出し方向に巻取軸2を回転させた場合の作
動例であり、モータ25の回転によつて第2ウ
オーム21を介して、第2ウオームホイールで
ある第2歯車26を矢印で示したように時計方
向に回転させる。このときキヤリア10は第2
突起10bと第1歯車8の第1突起8aとによ
り、同方向への回転を阻止されているため、遊
星歯車14は同方向への公転を阻止されてお
り、したがつてそのままの位置で時計方向への
自転のみを行なう。よつて遊星歯車14と噛合
している太陽歯車13は反時計方向に回転し、
該太陽歯車13が固着されている巻取軸2は、
スプリング4に抗してベルト引き出し方向に回
転し、モータ25が停止した時点で所要のベル
ト弛み量を得ることができるのである。
(4) 乗員が姿勢を変えた時(第10図)。
ベルト着用装状において乗員がグローブボツ
クスから物を取り出そうとするなどしてベルト
を引き出そうとすると、巻取軸2に固定された
太陽歯車13は反時計方向に回転し、遊星歯車
14は時計方向に自転しつつ、キヤリア10が
反時計方向にスプリング9に抗して回転するこ
とから、反時計方向に公転する。そしてキヤリ
ア10が1回転する時太陽歯車13は、 1+第2歯車の内歯26bの歯数/太陽歯車13を歯
数倍 回転が可能であるためベルト着装時の最大引出
し量は、実用上差しつかえない長さに設定する
ことができ、乗員は自由に姿勢変更を行なうこ
とができる。そして乗員が元の着座姿勢に戻る
と、スプリング4によつて巻取軸2、太陽歯車
13は時計方向に回転し、遊星歯車14は時計
方向に公転しつつ反時計方向に自転し、キヤリ
ア10は第2突起10bが第1突起8aに当接
する位置まで時計方向に回転して停止し、第9
図に示したようなテンシヨンレス状態に戻る。
(5) テンシヨンレス状態解除の場合(第8図)。
減速時やコーナリング時に低加速度検知装置
35が負の加速度を感知した場合にその入力信
号を受けて制御装置30からソレノイド20へ
の通電停止信号が出力される(ステツプ)。
これによつてソレノイド20が通電を停止する
と係止部材17は、スプリング18によつて反
時計方向に回動し、第1歯車8は回転自由にな
る。すると該第1歯車8の第1突起8aとの当
接係合によつて時計方向の回転を阻止されてい
たキヤリア10は、同方向に回転自由となり、
よつて遊星歯車14は時計方向への公転と反時
計方向への自転が自由になる。したがつて該遊
星歯車14と噛合している太陽歯車13は時計
方向への回転が自由になり、該太陽歯車13が
嵌着されている巻取軸2も同方向に回転自由と
なり、該巻取軸2はスプリング4の付勢力によ
つて、ベルト巻取り方向に回転し、テンシヨン
レスが解除され、シートベルトは乗員の身体に
密着する。
(6) タングとバツクルとを解離した場合(第8
図) 降車等に際して、タングをバツクルから解離
させると、バツクスイツチ32がOFFとなり、
第6図に示したフローチヤートにおいて、ステ
ツプがNOとなつてステツプ〓〓「ソレノイド
OFF」にてソレノイド20が消磁される。こ
れによつて前記(5)の場合と同様にして巻取軸2
は、巻取り方向に回転して、引出されているシ
ートベルト5をハウジング1内にすべて巻取る
のである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、電気的付勢手段
の作用により係止部材を第1歯車に係合し、第
1、第2突起との当接でキヤリアの巻取り方向へ
の回転阻止し、このキヤリアに軸着した遊星歯車
を介して太陽歯車の巻取り方向への回転を阻止し
て、巻取軸の巻取り方向への回転を阻止すること
によりテンシヨンレス状態とすることができる。
このテンシヨンレス状態下で、シートベルトを引
出すと、係止部材が第1歯車の回転を阻止したま
ま、テンシヨンレス状態を解除することなく、シ
ートベルトの引出力により太陽歯車が巻取軸を介
して遊星歯車の自転、公転を伴いながら引出方
向、回転し、第1、第2突起が離れ、シートベル
トを引出することができる。そして、上記引出力
が作用しなくなると、シートベルト巻取り用のス
プリングの弾性力で巻取軸が巻取方向に駆動して
シートベルトを巻取り、この巻取軸の駆動を第
1、第2の突起が当接した所で停止し、テンシヨ
ンレス状態に自動復帰することができる。このた
め、シートベルトを装着した際に、機械的テンシ
ヨンレス機構によりシートベルトに締め付け感の
無い適正な弛みを付与すことができ、シートベル
トの装着後でもシートベルトの引き出しとテンシ
ヨンレス状態への自動復帰とが自在であり、シー
トベルトによる姿勢変更の自由度が増大し、シー
トベルトの装着感を一層減少させることができ
る。
加えて本発明は、ベルトの巻取りはスプリング
で行なつていることから偶然に制御手段が故障し
た場合には、通常のELR式シートベルトリトラ
クタとして使用できるという効果も有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のシートベルトリトラクタの一
例を示す電気回路図、第2図はその概略構成図、
第3図は本発明の一実施例の第4図C−C面図、
第4図は第3図A−A、B−B破断側面図、第5
図は本実施例の概略回路構成図、第6図は本実施
例の制御回路のフローチヤート、第7図〜第10
図は本実施例の作動説明図である。 1……ハウジング、2……巻取軸、4……スプ
リング、5……シートベルト、8……第1歯車、
8a……第1突起、8b……(第1歯車の)外周
歯、10……キヤリア、13……太陽歯車、14
……遊星歯車、16……第1回転角センサ、17
……係止部材、17a……(係止部材の)歯、2
0……ソレノイド、26……第2歯車、26a…
…(第2歯車の)外周歯、26b……(第2歯車
の)内周歯、30……制御装置、32……バツク
ルスイツチ、34……車速パルス発生器、35…
…低加速度検知装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベルト端部が固着された巻取軸と、 この巻取軸をベルト巻取り方向に常時回転付勢
    するスプリングと、 このスプリングに抗して巻取軸をベルト引出し
    方向に回転させてベルトに所要の弛みを付与する
    モータと、 前記巻取軸のベルト巻取り方向への回転を阻止
    する機械的テンシヨンレス機構と、 車両の走行状態を感知する感知機構の出力信号
    に基づいてベルトの適正弛み量を演算する演算手
    段と、 この演算手段の信号に基づいて前記モータおよ
    び機械的テンシヨンレス機構を制御する制御手段
    とを備え、 前記機械的テンシヨンレス機構を、 前記巻取軸に固定された太陽歯車と、 前記巻取軸に回転自在に装着された第1歯車
    と、 前記巻取軸に回転自在に装着され、かつ前記モ
    ータの出力軸に歯車機構を介して連結した第2歯
    車と、 この第2歯車と前記太陽歯車とに噛合された遊
    星歯車と、 この遊星歯車を回転自在に軸着して前記巻取軸
    に回転自在に装着されたキヤリアと、 このキヤリアと前記第1歯車とに個別に設けら
    れてこのキヤリアの巻取り方向への回転を阻止す
    る第1、第2突起と、 前記制御手段からの出力により作動する電気的
    付勢手段と、 この電気的付勢手段の作動により前記第1歯車
    と係合してこの第1歯車の回転を阻止する係止部
    材とで構成した、 ことを特徴とするシートベルトリトラクタ。
JP58066160A 1983-04-14 1983-04-14 シ−トベルトリトラクタ Granted JPS59192638A (ja)

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