JPH0349353Y2 - - Google Patents

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JPH0349353Y2
JPH0349353Y2 JP10197585U JP10197585U JPH0349353Y2 JP H0349353 Y2 JPH0349353 Y2 JP H0349353Y2 JP 10197585 U JP10197585 U JP 10197585U JP 10197585 U JP10197585 U JP 10197585U JP H0349353 Y2 JPH0349353 Y2 JP H0349353Y2
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saddle
upper saddle
synthetic resin
pipe
hole
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JP10197585U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地中に埋設されたガス或いは、水道
等の配管から分岐管を取り出す際にこの分岐部に
取付けられるサービスチー取付け用のクランプ装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種のクランプは第2図に示す様に、上
下に分割されたサドル101,102を管に跨つ
てボルト103、ナツト104で締結し、上サド
ル101に分岐取出し孔105を設けるととも
に、元管109の表面と密着する上サドル内面
(分岐取出し孔105の周囲)にOリング溝10
6を設け、Oリング107を装着した構造で、元
管109の表面に孔108をあけ、管内の流体を
分岐取り出しするものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] 埋設配管は軌道からの迷走電流や、また道路や
建物のコンクリート化によるコンクリートと土壌
の間のマクロセルの構成により埋設配管が腐食し
て漏れが生じる例がみられる。このため配管の表
面を合成樹脂で被覆した樹脂被覆鋼管や、継手の
表面も樹脂で被覆した継手が多く使用される様に
なつたが、分岐取出しクランプ部分については適
当な防食手段がなく、分岐取出し継手の上か防食
カバーを巻き埋設土壌から縁を切る等の方法しか
なく不完全であつた。又上記従来のクランプでは
元管109がたとえ樹脂被覆した管であつても、
クランプを装着して穿孔機で元管9に孔105を
あけると、切粉が分岐取出し孔105内の元管1
09の表面に付着して、この切粉で元管109と
上サドル101およびこれに配管される支管が導
通状態となり、支管に発生したマクロセル電流が
元管109に導通し、埋設配管のいずれかで急速
に腐食が進行する恐れがある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記の問題点を解決するために、分岐
取出し配管したクランプ装置が埋設環境から遮断
できると共に接続部に電気絶縁機能を持たせ完全
に配管の防食を行うもので、以下本考案の構成を
説明すると、下サドルは下サドル本体の締結部に
締結ボルトを固定して下サドル本体の全外面に合
成樹脂を被覆し、上サドルは上サドル本体の締結
部に前記締結ボルトが挿通する穴を有し中央部に
分岐取出し用接続孔と該分岐取出し用接続孔の周
囲で上サドル本体の内面にパツキン溝を設け、前
記穴と分岐取出し用接続孔およびパツキン溝を除
く全外面に合成樹脂を被覆し、前記上サドル本体
のパツキン溝から分岐取出し用接続孔に臨む部分
に被着するパツキンを装着し、前記締結ボルトの
外周で管に跨つた上下サドルの合せ目に前記上下
サドルの両被覆した合成樹脂の表面と接触するO
リングを装着し、前記管に跨つた上下サドルの締
結部で上サドルの表面より突出する締結ボルトに
ナツトを螺合して締結し、該ナツトの外側より前
記締結ボルトに螺合するめねじを有したキヤツプ
を装着して該キヤツプの下面を上サドルの合成樹
脂表面に密着させてなることを特徴とするクラン
プ装置である。
[作用] 本考案は上記の構成であるから締結ボルトを含
む上下クランプ本体の全外面は合成樹脂の被覆に
よつて外部環境から遮断されて完全な防食を保
つ。又管に跨がる上下クランプの内面も合成樹脂
の被覆を介して管外周面にクランプされているか
ら管と絶縁状態を保ち、更に穿孔機による管外周
面への孔明時にも穿孔時の切粉が上サドル本体の
パツキン溝から分岐取出し用接続孔に臨む部分に
まで被着するパツキンによつて上サドル本体と遮
断されるので切粉を通じて管と上サドルが導通す
ることも防止され、電気的防食も果すことができ
る。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案クランプ装置を元管9に組付
けした状態を示す正面断面図で第3図はその上面
図である。下サドル2は可鍛鋳鉄等の下サドル本
体21の両側ねじ穴部22に締結ボルト4を螺合
してボルト4の外周を除く下サドル本体21の全
面に射出成形による合成樹脂被覆層23が被覆成
形してある。尚ボルト4の樹脂被覆部に回り止め
用の面取り41があり合成樹脂被覆層23が形成
されるボルト4は下サドル本体21と固定され
る。上サドル1も、前記ボルト4用の挿通穴16
と、ナツト5の座面12と、上サドル内面のパツ
キン溝17から分岐取出し接続口14の内面に至
る部分とを除いて、上サドル本体11の全面に射
出成形による合成樹脂被覆層13が被覆成形して
あり、分岐取出し接続口14の端部には合成樹脂
によるスリーブ15が突出形成してある。上サド
ル1内面の分岐取出し接続口14の周囲に設けた
パツキン溝17から分岐取出し接続口14に臨む
部分にまで、環状の弾性パツキン3が装着されて
いる。
上下サドル本体のボルト締付フランジ部は、過
大の締付によるフランジ部の変形を防止する必要
があり、上下ボルト間寸法αは出来るだけ小さく
設定してボルト締付量を規制する様にしている。
ボルト4の外周には、上サドル1と組付け前にあ
らかじめOリング6が装着されており、下サドル
2に上サドル1が組付けられると上サドルと下サ
ドルの合せ面の空隙から遮閉してボルト4の外部
環境との接続を遮断する。
元管9に組付後、上サドル1の表面に突出した
締結ボルト4にナツト5を螺合して締結し、締結
したナツト5の外側より内面にめねじ81を設け
たキヤツプ8をかぶせてキヤツプのめねじ81を
ボルト4の頭部43に螺合する。キヤツプ8の端
部と上サドル1の上面との間にはシートパツキン
7を介在させてあり、キヤツプ8で挾着すること
によりナツト5およびボルト頭部も外部の腐食環
境から遮断する。
[効果] 本クランプ装置は以上の構成であるため元管1
に上記のごとく装着後分岐管接続口14のめねじ
を利用して穿孔機を取り付け、元管9の表面に孔
91を明けて、例え穿孔時の切粉10が管9の表
面に付着してもパツキン3によつて上サドル1の
本体11と元管9の表面は電気的に遮断され絶縁
状態を保つことができる。また締結ボルト部を含
むクランプ装置の全体は合成樹脂によつて被覆さ
れ完全に外部環境と遮断しているので、従来の防
食テープ巻きやカバーをする必要がなく完全な防
食を果たすことができる。
又、合成樹脂被覆層13,23は射出成形によ
り形成しているので、従来の鋳物の歪による管挾
着部の変形等の問題がなく、管9の外径に合致し
た高精度で安定したクランプ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の組付け穿孔後の状態を
示す正面断面図、第2図は従来のクランプ装置を
示す部分断面図、第3図は第1図の上面図であ
る。 1……上サドル、11……上サドル本体、2…
…下サドル、21……下サドル本体、3……パツ
キン、4……締結ボルト、5……ナツト、6……
Oリング、8……キヤツプ、9……元管、13,
23……合成樹脂被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下サドルは下サドル本体の締結部に締結ボルト
    を固定して下サドル本体の全外面に合成樹脂を被
    覆し、上サドルは上サドル本体の締結部に前記締
    結ボルトが挿通する穴を有し中央部に分岐取出し
    用接続孔と該分岐取出し用接続孔の周囲で上サド
    ル本体の内面にパツキン溝を設け、前記穴と分岐
    取出し用接続孔およびパツキン溝を除く全外面に
    合成樹脂を被覆し、前記上サドル本体のパツキン
    溝から分岐取出し用接続孔に臨む部分に被着する
    パツキンを装着し、前記締結ボルトの外周で管に
    跨つた上下サドルの合せ目に前記上下サドルの両
    被覆した合成樹脂の表面と接触するOリングを装
    着し、前記管に跨つた上下サドルの締結部で上サ
    ドルの表面より突出する締結ボルトにナツトを螺
    合して締結し、該ナツトの外側より前記締結ボル
    トに螺合するめねじを有したキヤツプを装着して
    該キヤツプの下面を上サドルの合成樹脂表面に密
    着させてなることを特徴とするクランプ装置。
JP10197585U 1985-07-04 1985-07-04 Expired JPH0349353Y2 (ja)

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JP10197585U JPH0349353Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JP10197585U JPH0349353Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JPS629793U JPS629793U (ja) 1987-01-21
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JPS63191148U (ja) * 1987-05-29 1988-12-09

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JPS629793U (ja) 1987-01-21

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