JPH0512556Y2 - - Google Patents

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JPH0512556Y2
JPH0512556Y2 JP10226388U JP10226388U JPH0512556Y2 JP H0512556 Y2 JPH0512556 Y2 JP H0512556Y2 JP 10226388 U JP10226388 U JP 10226388U JP 10226388 U JP10226388 U JP 10226388U JP H0512556 Y2 JPH0512556 Y2 JP H0512556Y2
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saddle
steel pipe
conductive
clamp device
recess
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地中に埋設した外面樹脂被覆鋼管に
固定される各種のクランプ装置に関し、特に鋼管
とともに埋設されるロケータワイヤを省略するこ
とができ、かつ鋼管に発生する腐食を阻止するこ
とができるクランプ装置に関するものである。
[従来の技術] 都市部等では頻繁に電気・電話線ケーブルや、
水道・ガス配管の変更があるが、埋設されている
目的の配管を探索するのは容易ではない。そのた
め配管の埋設と同時に予めロケータワイヤを埋設
し、ロケータワイヤに微量の電流を流して地上か
ら探索測定器で埋設場所を確認するようにしてい
る。
他方埋設配管には例えば第3図に示すようなサ
ービスチー取付用のクランプ装置が取付けられて
おり、このクランプ装置では、鋼管09の分岐取
出し用の孔08に連通する接続口05を有する上
サドル01と、下サドル02とを鋼管09に跨設
してボルト03とナツト04で連結し、上サドル
01の接続口05の下部内面に凹溝06と該凹溝
06内のOリング07を設けて、鋼管09内の流
体を分岐取出しするものである。
しかし埋設配管には、軌道からの迷走電流や道
路・建物などのコンクリートと土壌との間のマク
ロセルなどによつて、配管に腐食が発生して漏れ
が生じることがある。このため近年配管の表面を
合成樹脂で被覆した外面樹脂被覆鋼管が多く使用
されるようになり、クランプ装置についても実開
昭61−191991号に開示されたごとく、上下サドル
の内外面に合成樹脂層を被覆して地中埋設配管に
おける外部環境からの防食対策としたものが使用
されるようになつた。
[考案が解決しようとする課題] 配管の埋設と同時にロケータワイヤを埋設する
ことは、余分な作業を余儀なくされ、配管が分岐
されている箇所もあつて非常に困難な作業を伴
い、ロケータワイヤの施工が大変である。
また配管の施工時や土砂埋戻し時に外面樹脂被
覆鋼管の被覆層を破損させる場合もあり、この状
態で埋設されると破損部に集中的に腐食が進行す
るおそれが生じる。これを解消するためには埋設
配管に擬性陽極を設ければよいが、樹脂被覆層を
有するクランプ装置でも樹脂被覆層を有しないク
ランプ装置でも、管の外面が樹脂被覆されている
ために、管とクランプ装置とは電気的導通状態に
なく、したがつてこのクランプ装置に擬性陽極を
取付けて防食対策とすることが出来なかつた。
したがつて本考案は、埋設配管の各所に取付け
られているクランプ装置を改良して、ロケータワ
イヤを省略することができ、かつ鋼管に発生する
腐食を防止することができるクランプ装置を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、外面樹脂被覆鋼管の上下面に分割し
て跨設したサドルを固定手段によつて前記鋼管の
外周に挟着固定したクランプ装置において、前記
サドルの内周面に設けた凹所に導電性の反発部材
を嵌入し、該反発部材と前記鋼管との間に前記鋼
管の外面樹脂被覆層を突き破つて前記鋼管の地肌
に当接する突起を有する導電性部材を介在させ
て、前記鋼管と前記サドルとを電気的に導通させ
たことを特徴とするクランプ装置である。
その際サドルの前記凹所以外の内外面と端面の
全域に絶縁層を被覆して、サドルを電気的に周囲
から絶縁した構成とすることもできる。
また導電性の反発部材としては、リング状のゴ
ムと、該ゴムの上面と側面とを覆つた導電性の金
属とから成るとすることができる。
[作用] 本考案は上記の構成であるから、導電性部材
は、導電性の反発部材の反発力によつて外面樹脂
被覆鋼管の樹脂被覆層を突き破つて鋼管の地肌に
当接し、鋼管とサドルとは電気的に導通状態とな
る。ここで反発部材の反発力によつて導電性部材
の先端は鋼管の地肌に押圧されているから、配管
の地盤沈下等による曲げやクランプ部の回転変形
などが生じても、電気的導通状態は常に保たれ
る。したがつてサドルに端子を取付けることによ
つて、配管自体をロケータワイヤの代用とするこ
とができ、ロケータワイヤを省略することができ
る。またサドルに防食テープを巻いた後に上記端
子に擬性陽極を取付ければ、容易に防食対策とす
ることができる。
またサドルの凹所以外の内外面と端面の全域に
絶縁層を被覆した構成としたときは、上記と同様
に配管自体をロケータワイヤの代用とすることが
でき、また防食テープを用いることなく容易に防
食対策を施すことができる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は第1実施例を示すクランプ装置であ
つて、該クランプ装置を外面に樹脂被覆層11を
有する外面樹脂被覆鋼管1に組付けた状態を示す
縦断面図である。同図はサービスチー取付け用の
クランプ装置に本考案を適用した場合を示し、ク
ランプ装置の上サドル2と下サドル3はともに可
鍛鋳鉄で形成されており、鋼管1の両側に張出し
た上サドル2のフランジ23,23と下サドル3
のフランジ33,33をボルト51,51とナツ
ト52,52とで締付けることにより、上下サド
ル2,3は鋼管1の外周面に固定される。
上サドル2の中央部には、鋼管1の上部に穿設
した孔12に連通する分岐取り出し用の接続口2
1があり、内面は鋼管1の樹脂被覆層11の外径
とほぼ等しい内径を有し、接続口21の周囲には
Oリング溝22があつて、該Oリング溝22内に
Oリング4を装着して外面樹脂被覆鋼管1の外面
と上サドル4を装着して外面樹脂被覆鋼管1と外
面と上サドル2の内面との間を密封している。
下サドル3の内面も外面樹脂被覆鋼管1の外形
とほぼ等しい内径を有し、内面の下部中央部に凹
所31を設けてある。この凹所31内の底部には
強い反発力を有するコイルバネ6が嵌入してあ
り、該コイルバネ6の上面には鋭利な突起71を
上部に有し下部を円盤型に形成し硬質の金属から
なる導電性部材7が装着してある。導電性部材7
の突起71の長さは鋼管1の外面樹脂被覆層11
の厚さよりも長く形成してあり、上下サドル2,
3を締結した状態でコイルバネ6の反発力によつ
て導電性部材7の突起71が樹脂被覆層11に突
き破り、突起71の先端が鋼管1の地肌に当接
し、かつコイルバネ6の反発力によつて突起71
の先端が常に鋼管1の地肌に圧接されるようにな
つている。
このため鋼管1のクランプ部で鋼管の曲がりや
クランプ装置の回転などが生じても、導電性部材
7と鋼管1の地肌とは常に接触保持して分離せ
ず、鋼管1と下サドル3とは、導電性部材7と導
電性のコイルバネ6とを介して常に電気的導通状
態を保つている。したがつて上下サドル2,3を
締結しているボルト51又はナツト52に端子8
を取付けることにより、埋設土中のロケータワイ
ヤの代用として配管に電流を流して探索確認作業
を容易に行うことができ、またクランプ装置の外
表面全面に防食テープを巻回して端子8に擬性陽
極を取付ければ、外面樹脂被覆鋼管1の防食対策
とすることができる。
第2図は本考案の第2実施例を示すクランプ装
置であつて、上下サドル20,30の内外面と端
面には絶縁層として合成樹脂被覆層25,26が
施されており、ボルト53とナツト52の露出部
は絶縁層としてOリング54,合成樹脂製キヤツ
プ55、シール剤56、パツキン57で覆われて
おり、こうして本実施例のクランプ装置を埋設土
中環境と電気的に絶縁して防食対策としている。
ただし下サドル30の内面下部中央部に設けた
凹所31だけは、下サドル30の鉄地肌が露出し
ており、該凹所31内には外周と上面が金網蓋9
で覆われたリング状のゴム61と、その上部に前
記第1実施例と同様の導電性部材7とが装着され
ている。このため外面樹脂被覆鋼管1と下サドル
30との電気的導通は、導電性部材7とゴム61
の外面を覆う金網蓋9とを介して行われる。凹所
31の入口部には導電性部材7の外周と密着する
防水パツキン10を下サドル30に嵌着して、導
電性部材7の保持と凹所31内の密封シールを行
つている。またこの実施例では締結部のボルト5
3は下サドル30のフランジ部33に螺合して固
定されており、下サドル30とボルト53は電気
的に導通状態にある。
本実施例では反発部材としてゴム61を用いて
いるが、ゴムはコイルバネに比べて小さいもので
も大きな反発力を得ることができるから、凹所3
1を小さくすることができ、したがつて下サドル
30をコンパクトに形成することができる。なお
金網蓋9の代わりに金属製の蓋や金属製のコの字
型板をゴム61の上面と外面に被冠させて、導電
性部材7と下サドル30との導通を図るようにし
てもよい。
以上の例は本考案をサービスチー取付け用のク
ランプ装置に適用したものであるが、本考案は外
面樹脂被覆鋼管に取付けられるその他のクランプ
装置にも適用することができるほか、本考案の目
的のみを達成するためのクランプ装置とすること
もできる。また上記実施例では凹所は下サドルに
設けられているが、凹所を上サドルに設けること
もでき、その際下サドルをU字状の鋼帯として構
成することもできる。更に凹所を複数個設けて導
電性の一層の確実を期することもできる。
[考案の効果] 請求項1記載のクランプ装置は、配管の地盤沈
下等による曲げやクランプ部の回転変形などが生
じても、鋼管とサドルとの電気的導通状態を常に
保つものであるから、サドルに端子を取付けるこ
とによつて、配管自体をロケータワイヤの代用と
することができ、ロケータワイヤを省略すること
ができる。またサドルに防食テープを巻いた後に
上記端子に擬性陽極を取付ければ、容易に防食対
策とすることができる。
請求項2記載のクランプ装置は、請求項1記載
のクランプ装置と同様に、サドルに端子を取付け
ることによつて配管自体をロケータワイヤの代用
とすることができるほか、サドルを電気的に周囲
から絶縁しているので、防食テープを用いること
なく容易に防食対策を施すことができる。
請求項3記載のクランプ装置は、導電性の反発
部材がリング状のゴムと該ゴムの上面と側面とを
覆つた導電性の金属とから成るものであるから、
サドルの一部に設けた凹所を小さくすることがで
き、したがつてサドルをコンパクトに形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、それぞれ本考案にかかるク
ランプ装置の第1実施例と第2実施例を示す縦断
面図、第3図は従来例を示す縦断面図である。 1……外面樹脂被覆鋼管、11……樹脂被覆
層、2,20……上サドル、3,30……下サド
ル、31……凹所、6……コイルバネ、61……
ゴム、7……導電性部材、71……突起、8……
端子、9……金網蓋、25,26……合成樹脂被
覆層、54……Oリング、55……合成樹脂製キ
ヤツプ、56……シール剤、57……パツキン、
10……防水パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外面樹脂被覆鋼管の上下面に分割して跨設し
    たサドルを固定手段によつて前記鋼管の外周に
    挾着固定したクランプ装置において、前記サド
    ルの内周面に設けた凹所に導電性の反発部材を
    嵌入し、該反発部材と前記鋼管との間に前記鋼
    管の外面樹脂被覆層を突き破つて前記鋼管の地
    肌に当接する突起を有する導電性部材を介在さ
    せて、前記鋼管と前記サドルとを電気的に導通
    させたことを特徴とするクランプ装置。 (2) 前記サドルの前記凹所以外の内外面と端面の
    全域に絶縁層を被覆して、前記サドルを電気的
    に周囲から絶縁させた請求項1記載のクランプ
    装置。 (3) 前記導電性の反発部材は、リング状のゴム
    と、該ゴムの上面と側面とを覆つた導電性の金
    属とからなる請求項1又は2記載のクランプ装
    置。
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JP3752321B2 (ja) * 1996-08-06 2006-03-08 コスモ工機株式会社 流体の分岐方法

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