JPH0511436Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0511436Y2
JPH0511436Y2 JP11658586U JP11658586U JPH0511436Y2 JP H0511436 Y2 JPH0511436 Y2 JP H0511436Y2 JP 11658586 U JP11658586 U JP 11658586U JP 11658586 U JP11658586 U JP 11658586U JP H0511436 Y2 JPH0511436 Y2 JP H0511436Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
synthetic resin
saddle
bolt
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11658586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6322493U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11658586U priority Critical patent/JPH0511436Y2/ja
Publication of JPS6322493U publication Critical patent/JPS6322493U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0511436Y2 publication Critical patent/JPH0511436Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、地中に埋設されたガス或いは水道等
の配管から分岐管を取出す際に、この分岐管の取
付けられるサービスチー取付け用のクランプ装置
に関するものである。 [従来の技術] 従来この種のクランプは、第6図に示す様に上
下に分割されたサドル01,02を管に跨つてボ
ルト03、ナツト04で締結し、上サドル01に
分岐取出し孔05と上サドル内面で管09表面と
の密着面の分岐取出し孔05の周囲にOリング溝
06を設け、Oリング07を装着した構造で管0
9の表面に孔08を明け管内の流体を分岐取出し
するものであつた。 [考案が解決しようとする問題点] 埋設配管は軌道からの迷走電流や、また道路や
建物のコンクリート化によるコンクリートと土壌
の間のマクロセルの構成により埋設配管が腐食し
て漏れが生じる例がみられる。このため配管の表
面を合成樹脂で被覆した樹脂被覆鋼管や、継手の
表面も樹脂で被覆した継手が多く使用される様に
なつたが、分岐取出しクランプ部分については適
当な防食手段がなく、分岐取出し継手の上から防
食カバーを巻き埋設土壌から縁を切る等の方法し
かなく不完全であつた。又上記従来のクランプで
は管09が例え樹脂被覆した管であつても、クラ
ンプを装着して穿孔機で管に孔08を明けると孔
を明ける際の切粉が分岐取出し孔05内の管09
の表面に付着してこの切粉10で管09と上サド
ル01およびこれに配管される支管が導通状態と
なり支管に発生したマクロセル電流が管09に導
通し、埋設配管のいずれかで急速に腐食が進行す
る恐れがある。 [問題点を解決するための手段] 本考案は上記の問題点を解決するために、分岐
取出し配管したクランプ装置が埋設環境から遮断
できると共に接続部に電気絶縁機能を持たせ完全
に配管の防食を行うもので、以下本考案の構成を
説明すると、下サドルは管の両側で締結する締結
ボルトを固定的に埋設して全面に射出成形による
合成樹脂を被覆し、上サドルは前記締結ボルトに
螺合するナツト座および内面の管に穿孔する孔の
外周囲に被着するパツキンを装着するパツキン溝
から上部の分岐取出し用接続口内周までを除く全
面に射出成形による合成樹脂を被覆し、前記上サ
ドル内面のパツキン溝から分岐取出し用接続口内
周に臨む部分まで被着するパツキンを装着し、前
記上下サドルが管に跨つた合せ面の合成樹脂被覆
部で前記締結ボルトの外周囲に被着する円筒パツ
キンを装着し、前記管に跨つた上下サドルの上サ
ドル表面に突出するボルトにナツトを螺合締結
し、該螺合締結したナツトの外側よりナツトの上
面に突出する前記締結ボルトの突出おねじと螺合
するめねじを有す合成樹脂製のキヤツプを装着
し、該キヤツプの下面は前記上サドルの合成樹脂
被覆部との間でシールしたことを特徴とするクラ
ンプ装置である。 [作用] 本考案は上記の構成であるから、上下サドルを
管に装着後上サドルの分岐取出し用接続口から管
の表面に孔をあける際、穿孔時の切粉が管の表面
に付着しても、上サドル内面に装着したパツキン
が分岐取出し用接続口内周に臨む部分まで被着し
ているので絶縁が保てる。又上下サドルは内外面
を合成樹脂射出成形で形成しているので正確な形
に形成でき管の外径に合致した高精度のものが得
られる。更に締結ボルト部外面は合成樹脂製のキ
ヤツプによつて上サドルの合成樹脂被覆部とシー
ルされ、上下サドルの合せ面を含む全面が外部環
境と遮断されるので完全な防食が果せる。 [実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本考案クランプ装置を管9に組付けし
た状態を示す正面断面図、第2図は組付けた状態
の側面図、第3図は上サドル1の平面図および底
面図、第4図は下サドル2の平面図および底面
図、第5図はパツキン3を示す部分断面図であ
る。 下サドル2は可鍛鋳鉄等の下サドル本体21の
両側ねじ穴部22に締結ボルト4を螺合してボル
ト4の外周を除く下サドル本体21の全面に射出
成形による合成樹脂被覆層23が被覆成形してあ
る。 尚ボルト4の樹脂被覆部に回り止め用の面取り
41があり合成樹脂被覆層23が形成されるとボ
ルト4は下サドル本体21と固定される。上サド
ル1も前記ボルト4の挿通穴16とナツト5の座
面17および上サドル内面のパツキン溝12から
分岐取出し接続口14の内面に至る部分を除く上
サドル本体11の全面に射出成形による合成樹脂
被覆層13が被覆成形してあり、分岐取出し接続
口14の上端部には合成樹脂によるスリーブ15
が突出形成してある。 又、上下サドル1,2の軸線方向端部側には管
外周面を包囲する前記合成樹脂による内面が端部
に向つて拡大された半割スリーブ18,28を設
けてあり、上下サドルの軸線方向の合せ目には上
下サドル1,2を組合せた状態で、互いに噛み合
う前記被覆した合成樹脂による凹部19と凸部2
9の噛み合い部を設けてある。 パツキン3は、上サドル1内面の分岐取出し接
続口14の周囲に設け、パツキン溝12から分岐
取出し接続口14に臨む部分にまで被着する。そ
して第5図に示す様なOリング部31と円筒部3
2が一体になつた環状の弾性パツキン3に形成し
てある。 上下サドル本体のボルト締付けフランジ部は、
過大の締付けによるフランジ部の変形を防止する
必要があり、裸管を締付けた状態で上下フランジ
間寸法αは出来るだけ小さく設定してボルト締付
量を規制する様にしている。 前記上下サドルの管外周面を挟着する内面の半
径は、外面樹脂被覆鋼管の外径とその裸管外径と
のほぼ中間の内径寸法にしてあり、上下サドルを
外面樹脂被覆鋼管に装着すると、上下サドルの円
径内面の半径方向側面は被覆樹脂鋼管の樹脂被覆
層に食込んで、上下サドルを接続後、配管系に外
力が作用しても、上下サドルは回転やスライドを
起さない。 又実験によつて強制的に回転やスライドを生じ
させても被覆鋼管の樹脂被覆層が破壊せず、した
がつて被覆鋼管への組付に対しては後述のブチル
ゴムテープによる水密処理を施さなくとも完全な
水密が果せることがわかつた。ボルト4の外周に
は、上サドル1と組付け前にあらかじめボルト4
の周囲に被着するOリング6が装着されており、
下サドル2に上サドル1が組付けられると上サド
ルと下サドルの合せ面の空隙から遮閉してボルト
4の外部環境との接続を遮断している。 本クランプ装置の上記回転およびスライド阻止
力を実験によつて調べた結果を下記する。 試験条件: 管の口径50A、被覆鋼管の外径64.1φ、裸管の
外径60.5φ、クランプ締付ボルトM16×2本、ボ
ルト締付トルク6Kgf・m 試験結果:
【表】 本考案のクランプ装置を組付けするに当つて
は、特に裸管にジユート巻きを施したジユート巻
き鋼管については直接組付けるとパツキン3のシ
ール性に問題が生じるので、まずあらかじめクラ
ンプ装着部の管表面のジユートを除去し、次いで
除去した部分の管表面にサドルの接続位置を決め
て軸方向スリーブ18の両端をマーキングし、両
側スリーブ内面の基点181より管のジユート巻
き部までにわたつて防食テープを重ね巻きしなが
ら螺旋状に巻付ける。次いで、前記防食テープの
上から、サドルに被覆してある合成樹脂に悪影響
を及ぼさない無溶剤の未加流ブチルゴムテープを
円周方向に巻付け、この上から、上下サドルの合
せ面噛み合い部の内側にブチルゴム103を充填
してある上下サドル1,2を前記ブチルゴムを巻
付けた部分に位置合わせして組付ける。 又外面樹脂被覆鋼管に組付ける場合では、管に
組付け部の表面が傷が付いていないか確認してそ
のまま本クランプ装置を管にセツトできる。管9
に組付けた後、上サドル1の表面に突出した締結
ボルト4にナツト5を螺合して締結し、締結した
ナツト5の外側より、内面にめねじ81を設けた
キヤツプ8をかぶせてキヤツプのめねじ81をボ
ルト4の頭部43に螺合する。キヤツプ8の端部
と上サドル1の上面との間には、第1図および第
3図で示すごとく上サドル1に被覆する合成樹脂
面に内周が歯車状のシート座102を設け、この
シート座102に外周を歯車状に形成してシート
座の回転や捩りを防止したシートパツキン7を介
在させてあり、キヤツプ8を締付けて合成樹脂の
シート座102との間で挟着する。この様にして
ナツト5およびボルト頭部43も外部の腐食環境
から遮断する。キヤツプ8の下面82は環状の山
形突起に形成してあり、シートパツキン7に局部
的な面圧を与えてシール性を向上させている。又
キヤツプ外側の締付部83は内部のナツト5の外
側と同じ面間寸法にしてあり、ナツトを締付ける
締付具と同じ締付具が使えるようにしてある。 本実施例のクランプ装置は管9に上記のごとく
装着後分岐接続口14のめねじを利用して穿孔機
を取付け、管9の表面に孔91を明けて、例え穿
孔時の切粉10が管9の表面に付着してもパツキ
ン3によつて上サドル1の本体11と元管9の表
面は電気的に遮断され絶縁状態を保つことができ
る。又締結ボルト部を含むクランプ装置1,2の
全体は合成樹脂13,23によつて被覆され、完
全に外部環境と遮断することができ、従来のクラ
ンプ装置の外周から全体を防食テープ巻きやカバ
ーによつて覆う必要がなく、完全な防食を果すこ
とができる。又、合成樹脂被覆層13,23は射
出成形により形成しているので、射出成形用金型
と同じ正確な形に形成でき、従来の鋳物の歪によ
る管挟着部の変形等の問題がなく管9の外径に合
致した高精度で安定したクランプ装置が得られ
る。 更に上下サドルを締結するボルトの上部にナツ
ト5を締結後、合成樹脂製のキヤツプ8を締結し
て上サドルの合成樹脂面に装着したシートパツキ
ン7を挟着してもシートパツキン7は回転防止機
構が設けてあるので回転せず、キヤツプ8の下面
と上サドルの合成樹脂面との間を完全にシールす
ることができる。 [効果] 本考案のクランプ装置は上記のごとく、外部環
境と完全に遮断して完全な防食を果すとともに、
管と上下サドルとの間の絶縁を果して電気的腐食
を防止し、更に管の外径に合致する高精度の内面
形状が得られるため安定したクランプが行えるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の組付け穿孔後の状態を
示す正面断面図、第2図は第1図の部分断面側面
図、第3図は上サドル1の平面図および底面図、
第4図は下サドル2の平面図および底面図、第5
図はパツキン3の部分断面図、第6図は従来のク
ランプ装置を示す部分断面図である。 1……上サドル、11……上サドル本体、2…
…下サドル、21……下サドル本体、3……パツ
キン、4……締結ボルト、5……ナツト、6……
円筒パツキン、7……シートパツキン、8……キ
ヤツプ、9……管、13,23……合成樹脂被覆
層、102……シート座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下サドルは管の両側で締結する締結ボルトを固
    定的に埋設して全面に射出成形による合成樹脂を
    被覆し、上サドルは前記締結ボルトに螺合するナ
    ツト座および内面の管に穿孔する孔の外周囲に被
    着するパツキンを装着するパツキン溝から上部の
    分岐取出し用接続口内周までを除く全面に射出成
    形による合成樹脂を被覆し、前記上サドル内面の
    パツキン溝から分岐取出し用接続口内周に臨む部
    分まで被着するパツキンを装着し、前記上下サド
    ルが管に跨つた合せ面の合成樹脂被覆部で前記締
    結ボルトの外周囲に被着する円筒パツキンを装着
    し、前記管に跨つた上下サドルの上サドル表面に
    突出するボルトにナツトを螺合締結し、該螺合締
    結したナツトの外側よりナツトの上面に突出する
    前記締結ボルトの突出おねじと螺合するめねじを
    有す合成樹脂製のキヤツプを装着し、該キヤツプ
    の下面は前記上サドルの合成樹脂被覆部との間で
    シールしたことを特徴とするクランプ装置。
JP11658586U 1986-07-29 1986-07-29 Expired - Lifetime JPH0511436Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11658586U JPH0511436Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11658586U JPH0511436Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322493U JPS6322493U (ja) 1988-02-15
JPH0511436Y2 true JPH0511436Y2 (ja) 1993-03-22

Family

ID=31001318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11658586U Expired - Lifetime JPH0511436Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0511436Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6322493U (ja) 1988-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0511436Y2 (ja)
JPH058398Y2 (ja)
JPH058397Y2 (ja)
JPH0637953B2 (ja) 管 継 手
JPH0349353Y2 (ja)
JPH07253189A (ja) 管端面の防食キャップ
US4078834A (en) Wall duct assembly
JPS6031377Y2 (ja) 止水栓
JPH03223596A (ja) 管用漏洩防止装置
JPH0237014Y2 (ja)
JPS6240225Y2 (ja)
JPH0212380Y2 (ja)
JP3827103B2 (ja) 分岐サドル継手
JPS6347323Y2 (ja)
JPH0232950Y2 (ja)
JPS6125312Y2 (ja)
JPH0313036Y2 (ja)
JPH047437Y2 (ja)
JPH0320625Y2 (ja)
JPH0240328Y2 (ja)
JP3878720B2 (ja) 埋設管用フレキシブル管分岐サドル及びそれを用いた埋設管とフレキシブル管との接続構造
JPH02129490A (ja) スパイラル管の継手構造
JPH0512556Y2 (ja)
JPS6343094A (ja) ガス流通する新支管の分岐配管と既設供給管との管継手
JPS6245867Y2 (ja)