JPH0745566Y2 - 防食絶縁継手 - Google Patents

防食絶縁継手

Info

Publication number
JPH0745566Y2
JPH0745566Y2 JP10766189U JP10766189U JPH0745566Y2 JP H0745566 Y2 JPH0745566 Y2 JP H0745566Y2 JP 10766189 U JP10766189 U JP 10766189U JP 10766189 U JP10766189 U JP 10766189U JP H0745566 Y2 JPH0745566 Y2 JP H0745566Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint
steel pipe
anticorrosion
sacrificial anode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10766189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0345959U (ja
Inventor
俊久 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP10766189U priority Critical patent/JPH0745566Y2/ja
Publication of JPH0345959U publication Critical patent/JPH0345959U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0745566Y2 publication Critical patent/JPH0745566Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築設備配管における防食絶縁継手に関す
る。
〔従来の技術〕
水道管等の建築設備配管はコンクリートである建物躯体
内から地盤中へまたはこの逆へと延びるものであるが、
コンクリート部分と土壌部分との配管の電位差によりマ
クロセル電流が発生する。
そして、このマクロセル電流により土壌中の配管の防食
被覆の欠陥部が腐食し、短期間で漏水に至るので、その
対策が必要となる。
従来は、第2図に示すようにコンクリート側の配管1と
土壌側の配管2との間に、塩ビライニング鋼管による絶
縁継手3を介在させこれにより電流を低減させる方法と
第4図に示すように土壌側の配管2のフランジ2aからリ
ード線4を引き、これを土中に埋設するガス管等の犠牲
陽極5に接続する方法とが採用される。
前記第2図において絶縁継手3と配管1,2の接続は、絶
縁ガスケット等の絶縁部材を介在させ、締付けに絶縁ボ
ルトを用いる絶縁フランジ継手6を介するものであり、
また第4図においてフランジ2aも同じく絶縁フランジ継
手6の一部となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
第2図に示すような塩ビライニング鋼管による絶縁継手
3を使用する場合には、この継手3は使用する配管2の
管径Dと継手内部の水の電導率によってその長さを変え
なければならない。
ちなみに、管径Dに応じた絶縁継手3の長さlは第3図
に示すようになり、管径Dが長くなるほど長い絶縁継手
3が必要となる。しかし、現場での収まり上、十分な長
さの絶縁継手3を収めるだけのスペースを確保できない
こともあり、確実な防食が期待できないこともある。
また、配管2として接地抵抗の大きい外面ライニング鋼
管などを用いた場合には、十分な長さの絶縁継手3を接
続しても絶縁効果は小さい。
第4図に示す土壌中に犠牲陽極5を埋設する方法では接
地スペースの確保の問題はないが、該犠牲陽極5はこれ
に接地抵抗低減材をいれなければ安定した特性が得られ
ないおそれがあり、さらにこの犠牲陽極5を埋設するた
めに土壌を掘削しなければならない。
また、犠牲陽極5を設置するときにリード線4を配管2
に電気的に接続しなければならず、現場での特殊な溶接
作業が必要である。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、設置スペ
ースが短くても完全な防食が期待できるとともに、犠牲
陽極の埋設の手間やリード線溶接の手間がなく、一般の
作業員でも簡単に施工できる防食絶縁継手を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、内面ライニング鋼管
とこの鋼管に絶縁フランジ継手を介して接続する内面非
ライニングの短管からなり、内面ライニング鋼管は部分
的に外側に膨出させて内側に犠牲陽極収納用凹部を形成
し、この凹部に収めた犠牲陽極と短管とを管内側でリー
ド線で予め接続したことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案の防食絶縁継手は内面ライニング鋼管とこの鋼管
に絶縁フランジ継手を介して接続する内面非ライニング
の短管の両部材からなり、これらは相互に絶縁フランジ
継手で絶縁される。そして、短管側に発生するマクロセ
ル腐食電流はリード線を介して犠牲陽極で相殺され防食
効果が得られるが、この犠牲陽極は予め内面ライニング
鋼管内にセットされており、従来のように地中に埋設す
る手間をかけずにすむ。
また、防食絶縁継手の製品としては内面ライニング鋼管
と短管とが一体となり、かつリード線は予め接続されて
いるので、現場では配管同士を本考案の防食絶縁継手で
接続するだけで、リード線による電気的接続作業は行わ
ないですむ。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の防食絶縁継手の1実施例を示す縦断側
面図で、前記従来例を示す第2図、第4図と同一構成要
素には同一参照符号を付したものである。
本考案の防食絶縁継手7は、少なくとも内面に塩化ビニ
ル等のライニング8を施した鋼管9とこの鋼管9に絶縁
フランジ継手6を介して接続する内面非ライニングの短
管10との組合わせで構成した。
そして、内面ライニング鋼管9は内側に凹部11を形成す
るように部分的に外側に膨出させるが、この凹部11もそ
の内側面にはライニング8が施されている。
図中5は犠牲陽極であるが、この犠牲陽極5は鋼管9の
内径を狭めないような貫通孔12を有するリング状のもの
で、前記凹部11内に設置する。
また、リード線4の一端はこの犠牲陽極5に溶接し、こ
のリード線4は絶縁フランジ継手6を跨いで管内を短管
10へと延び、他端は該短管10の内側に溶接した。
なお、本考案の防食絶縁継手7は製品としては絶縁フラ
ンジ継手6の部分を含んで鋼管9と短管10とが一体とな
ったものであり、リード線4も工場製作の段階で接続さ
れている。
さらに、これら鋼管9や短管10は外面をライニングした
管として構成してもよい。
次に使用法について説明すると、現場においてコンクリ
ート側の配管1と土壌側の配管2とを本考案の防食絶縁
継手7で接続する。この場合、内面ライニングの鋼管9
の配管1への継手は絶縁フランジ継手6とするが、短管
10の配管2への継手は通常の継手でよい。
また、図示の例では鋼管9をコンクリート側の配管1と
接続するようにしたが、継手7の全体を逆向きとし、短
管10を配管1と接続させてもよい。
このようにコンクリート側の配管1と土壌側の配管2と
を防食絶縁継手7で接続すると、鋼管9と短管10とは相
互に絶縁フランジ継手6で絶縁されている。
そして、短管10側に発生するマクロセル腐食電流はリー
ド線4を介して犠牲陽極5で相殺されて防食効果が得ら
れる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の防食絶縁継手は犠牲陽極を有
するものであるから、継手の長さにかかわらず完全な防
食効果が得られるものであり、しかも従来のような犠牲
陽極の埋設の手間やリード線溶接の手間がなく、一般の
作業員でも簡単かつ迅速に施工できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防食絶縁継手の1実施例を示す縦断側
面図、第2図は従来例を示す側面図、第3図は絶縁長さ
と管径の相関を示すグラフ、第4図は他の従来例を示す
側面図である。 1,2……配管、2a……フランジ 3……絶縁継手、4……リード線 5……犠牲陽極、6……絶縁フランジ継手 7……防食絶縁継手、8……ライニング 9……鋼管、10……短管 11……凹部、12……貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面ライニング鋼管とこの鋼管に絶縁フラ
    ンジ継手を介して接続する内面非ライニングの短管から
    なり、内面ライニング鋼管は部分的に外側に膨出させて
    内側に犠牲陽極収納用凹部を形成し、この凹部に収めた
    犠牲陽極と短管とを管内側でリード線で予め接続したこ
    とを特徴とする防食絶縁継手。
JP10766189U 1989-09-12 1989-09-12 防食絶縁継手 Expired - Lifetime JPH0745566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10766189U JPH0745566Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 防食絶縁継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10766189U JPH0745566Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 防食絶縁継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0345959U JPH0345959U (ja) 1991-04-26
JPH0745566Y2 true JPH0745566Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=31656346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10766189U Expired - Lifetime JPH0745566Y2 (ja) 1989-09-12 1989-09-12 防食絶縁継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745566Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4620409B2 (ja) * 2004-08-20 2011-01-26 株式会社ナカボーテック 小口径配管系用バルブ又はポンプ内面の防食装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0345959U (ja) 1991-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3454287A (en) Insulated coupling for grooved end pipe
JPH0745566Y2 (ja) 防食絶縁継手
KR100888392B1 (ko) 매설 가스배관 케이싱의 가스누설 검지용 파이프 설치구조
KR100901765B1 (ko) 접지판 일체식 접지근가
JP3663521B2 (ja) 地盤埋設用アンカーの頭部シール構造
JP4383414B2 (ja) 埋設管路の導通方法
CN216430799U (zh) 一种保温管的外护管绝缘构件
JPS6315334Y2 (ja)
JP2607478Y2 (ja) 埋設配管の電気防食電極構造
JP3035856B2 (ja) 埋設配管の立上げ管
JPH08296399A (ja) 地中埋設管路における目地溝の埋設方法
KR200375104Y1 (ko) 관로연결구
JPS606436Y2 (ja) 電気防食用流電環状陽極
KR200165055Y1 (ko) 연결부를일체로형성한파형관연결구조
JPH074385Y2 (ja) 内外面樹脂被覆継手
JP2535383Y2 (ja) バルブと架台の防食構造
JP3077836B2 (ja) 埋設配管の立上げ管及び立ち上げ方法
JPH0512556Y2 (ja)
JPS61175374A (ja) ラバ−ブ−ツ取付構造
KR200205746Y1 (ko) 맨홀용 방수 조립식 연결관
JPS6018715Y2 (ja) 絶縁配管吊り金具
JP2001182176A (ja) 壁面又はスラブ床を貫通する高圧線等の導入孔における防水構造用防水パネル及び防水構造。
JP3035502B2 (ja) 地下ケーブル設置用共同溝の連結構造
JPH0137480B2 (ja)
JPS5825702Y2 (ja) ケ−ブル冷却管の終端部