JPH0335642Y2 - - Google Patents

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JPH0335642Y2
JPH0335642Y2 JP14121885U JP14121885U JPH0335642Y2 JP H0335642 Y2 JPH0335642 Y2 JP H0335642Y2 JP 14121885 U JP14121885 U JP 14121885U JP 14121885 U JP14121885 U JP 14121885U JP H0335642 Y2 JPH0335642 Y2 JP H0335642Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用ガーニツシユのクリツプ構
造の改良に関する。
[従来技術] 従来、自動車等で装飾用に採用されるガーニツ
シユ1の固定方法として、特に、第6図に示すよ
うなクリツプ2′の構造が、多くの場合に使われ
ている。そして合成樹脂製のクリツプ2′の構造
において、このクリツプ2′のガーニツシユ1の
固定レール4内の保持は、抜け止めと回り止めの
両方のために、抜け方向と自重方向の保持機能を
同一の係止爪で行なつている。
このような第1の従来例のガーニツシユ1の固
定方法と、ガーニツシユ1の固定レール4内の保
持では、つぎに述べるごとき問題点がある。すな
わち、第1の従来例のクリツプ2′の構造が、自
重を受けるに必要な断面と厚さとを具備するもの
で、それに伴うガーニツシユ1の固定レール4内
の保持強度を確保するため、取付荷重が大であ
り、また、固定レール4内の保持の後の、自重に
よる保持板の係止片等のクリープ変化が、長年月
に亘り、僅かながらも発生するのである。
つぎに、第2の従来例について、第7図で説明
すると、ガーニツシユ1の固定方法とそのクリツ
プ2″の構造に係わるものであり、そのクリツプ
2″のクリツプ保持板部21′でガーニツシユ1の
固定レール4内に係着し、それらを自動車車体の
ブラケツト7側に嵌合して、このガーニツシユ1
を固定する取付構造である。
従来技術の欠点は、第2の従来例のガーニツシ
ユ1自体を、クリツプ2″のクリツプ係止爪部で、
係止荷重を受けるため、この係止爪部の変形に及
び、時には、前記ブラケツト7側への嵌合時に、
大きな荷重を必要とする。
[考案の目的] この考案の目的とするところは、前記ガーニツ
シユの固定レール内の保持で、強度を確保する
に、クリツプの構造を、単一体の構造体でもつて
成形せしめ、自重を受けるに必要な断面を確保
し、かつ、固定レール内の保持の抜け止めと上下
方向の回り止めの保持機能の両方の分担をさせる
ために、抜け方向と自重方向の保持機能を同一の
係止爪でなし、固定レール内への取付時に、クリ
ツプへの荷重は小さくなるように、取付後は、自
重による前記係止爪の変形をなくしたクリツプの
組付構造を提供することにある。
[考案の構成] すなわち、この考案の自動車用ガーニツシユの
クリツプ構造の要旨とするところは、自動車等の
被取付部材にガーニツシユを取付けるための合成
樹脂製の単一体のクリツプであつて、このクリツ
プは長方形状の保持フランジ部に中心点対称に複
数の長方形孔が穿設され、この保持フランジ部に
設けた前記長方形孔の中心点寄りに前記長方形孔
の対向する残余角陵に立脚した脚部から、バネ弾
性的に係着可能な挿入傾斜面と係着用の小架橋片
とを設け、前記脚部と前記挿入傾斜面と小架橋片
とを、この長方形孔を架橋するがごとく中心点対
称に180度回転の相似形状に成形されてなるもの
である。
[実施例] 以下、この考案のガーニツシユのクリツプ構造
の一実施例について、図面にもとづき説明する。
まず、第1図はこの考案のクリツプの全体斜視
図、第2図はクリツプの平面図、第3図は第2図
の側面図、第4図は第2図のB−B矢視線に沿う
断面図、第5図はガーニツシユの固定レール内の
クリツプ構造の保持装置の要部欠截図である。
この考案のガーニツシユ1の固定レール4への
クリツプ2の組付構造の説明の前に、この単一構
造体のクリツプ2について説明する。
図中、1は一定長さと同一断面を具備する長尺
材の自動車用ガーニツシユである。2はポリアセ
タール等で代表される乳白色の合成樹脂製の単一
構造体のクリツプである。3は一定長さの被取付
部材、4はガーニツシユ1の内側の固定レール
で、相互に内向きの鈎型の係合片4′,4′を具備
するものである。
5はこの考案の単一構造のクリツプ2での保持
フランジ部21の裏面が当接する固定レール4の
ための当接レールである。
また、6は長尺材の自動車用ガーニツシユ1を
被着する自動車車体等の被取付部材3を具備する
取付孔、7は同じく自動車車体等の屈曲装飾品の
被取付部材を具備する取付用ブラケツトである。
つぎに、第1図ないし第4図に示すように、こ
の考案の合成樹脂製のクリツプ2について詳細に
説明する。図中、21は保持フランジ部、22,
22′は保持フランジ部21の外周縁の3点保持
の小突起、23は係止架橋片爪、24は保持フラ
ンジ部21の一側の脚部、25は脚部24の挿入
傾斜面、26は脚部24の小架橋片、27は保持
フランジ部21の複数の長方形孔、28は保持フ
ランジ部21の複数の長方形孔27の残余角陵、
29は脚部24の根元の首部である。
また、第2図の平面図に示すように、幅寸法H
が図示されていて、前記第5図の固定レール4の
内側の幅寸法も同じく寸法となつているものであ
り、この間隔に合せて前記保持フランジ部21の
長辺縁の角陵に係合用の3点保持の小突起22,
22′が一体に成形されている。
このクリツプ2の組付構造は、自動車車体等の
被取付部材3の取付孔6に取付けるためのもので
ある。そして、合成樹脂製の単一構造体のクリツ
プ2を、ガーニツシユ1の固定レール4内に嵌合
する際にバネ弾性的に係着可能なように、このク
リツプ2の長方形状の保持フランジ部21には、
中心点対称に2個の長方形孔27,27が穿設さ
れている。
一方、この保持フランジ部21の一側面に前記
取付孔6にバネ弾性的に係着可能な両方向への挿
入傾斜面25,25と、係着用の小架橋片26,
26とを具備する脚部24が、保持フランジ部2
1の中心点寄りの位置に、中心点対称に2個の長
方形孔27,27の対向する残余角陵28,28
に脚部24が立脚されている。係着用の2個の小
架橋片26,26とを具備する脚部24の各陵線
部位には、小幅の補強リブが配置されている。つ
ぎに、このクリツプ2の保持フランジ部21の一
側面には、前記挿入傾斜面25,25と係着用の
小架橋片26,26の大部分を配置する脚部24
が、前述の長方形孔27,27の対向する残余角
陵28,28に立脚せられている。
このような位置の2個の長方形孔27,27の
真上にある脚部24が、残余角陵28,28に対
応する位置の長方形孔27,27の隅より、保持
フランジ部21の一側面に架橋するがごとく、保
持フランジ部21の中心点対称に180度回転の相
似形状に成形されている。また、この保持フラン
ジ部21の残余角陵28,28に植設してある脚
部24の根元には、半径方向の寸法を小にする首
部29が成形され、形状的には、一方向に約35度
回転可能なように、括(くび)れている。
つぎに、このクリツプ2のこの保持フランジ部
21の一方向に回転可能なように、括れている首
部29にあつて、前記小架橋片26,26の大部
分以外の周囲位置に、係着用の段付き係止架橋片
爪23,23付きの架橋片が、保持フランジ部2
1の中心点対称に180度回転の相似形状に成形さ
れており、そして、前記ガーニツシユ1の固定レ
ール4内の保持の抜け止めと上下方向の回り止め
の保持機能の両方の分担をさせる。
この考案の実施例で具体的に図示するならば、
第5図はこの考案のガーニツシユ1の固定レール
4内の保持装置とそのクリツプ2の構造に係わる
ものであり、ガーニツシユ1の固定レール4内
に、そのクリツプ2の保持フランジ部21で一方
向に45度回転させ係着し、それらを自動車車体1
0のブラケツト7の取付孔6に嵌合して、この実
施例のガーニツシユ1を固定する取付構造であ
る。
つぎに、この考案に係わる一実施例の作用・効
果について説明する。
[作用] 上記のごとき、新規なる構成によつてもたらさ
れるこの考案の実施例の作用はつぎの通りであ
る。
このクリツプ2のこの保持フランジ部21の一
方向に回転可能なように、括れている首部29に
あつて、前記小架橋片26,26の大部分以外の
周囲位置に、係着用の段付き係止架橋片爪23,
23が、保持フランジ部21の中心点対称に180
度回転の相似形状に成形されておることから、前
記ガーニツシユ1の固定レール4内の保持の抜け
止めと上下方向の回り止めの保持機能の両方の分
担をさせるためと、このクリツプ2のこの保持フ
ランジ部21の一方向に回転可能に括れている首
部29の係止機能とによりに、抜け方向と自重方
向の保持機能とにより、抜け方向と自重方向の保
持機能を果すものである。それに加えて、相似形
状に成形された係止架橋片爪23で構成してな
り、この固定レール4内への取付時に、前記クリ
ツプ2の相似形状の係止架橋片爪23を具備する
前記脚部24を、前記取付孔6内に挿入係止させ
て、前記ガーニツシユ1を組付ける。
[考案の効果] 以上、詳細に記述したように、この考案のガー
ニツシユのクリツプ取付構造に関して、顕著なる
効果についてはつぎのとおりである。
この考案のような構成によつて、ガーニツシユ
1の固定レール4に、クリツプ2の抜け方向への
保持と、それに被取付部材3と、当接レール5と
の間に係着し、前述の上下方向への、保持リブを
具備せしめたクリツプ2を、前記固定レール4の
鈎型の係止部材位置で、前述の当接レール5の補
助的な効用もあつて、具合い良く係着できる。そ
れに、自動車車体10の前記取付用ブラケツト7
の取付孔6に嵌合して、ガーニツシユ1に固定レ
ール4をも、固定する組立構造のものである。
この考案の構造を使用することにより、ガーニ
ツシユ1の自重は、すべて被取付部材3と、その
間には、前述のごとく配設したクリツプ2の保持
リブによつて、効果的に受けるため、このクリツ
プ2の係止架橋片爪23には、ガーニツシユ1の
固定レール4の上下方向への荷重は、負荷されな
い。よつて、この考案のクリツプ2の保持フラン
ジ部21の一方向への回転と、それらによる抜け
方向への3点保持の小突起22,22′により、
保持する方向は、当該ガーニツシユ1の固定レー
ル4の長手方向への向きとなり、この方向への抜
け荷重に対処するのみで、的確にクリツプ2を保
持できるものである。
そして、この考案の見られるごとく、前記保持
フランジ部21の係着時の開口の断面を小さくし
ておくことにより、固定レール4内での当接レー
ル5の補助的な援助もあり、前記取付用ブラケツ
ト7への嵌合には、小さな荷重で、取付けること
ができる。また係止爪部材などの不具合な変形も
発生しない。このように、最初に列挙したすべて
の設定条件を満足するもので、かかる自動車用の
ガーニツシユの固定レール内の保持装置とそのク
リツプの構造を得ることができ、真に、実用的価
値の高い考案であるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図はこの考案のクリツプの全体斜
視図、第2図はクリツプの平面図、第3図は第2
図の側面図、第4図は第2図のB−B矢視線に沿
う断面図、第5図はこの考案のガーニツシユの固
定レール内のクリツプ構造の保持装置の要部欠截
図、第6図および第7図は従来例を示すもので、
第6図は第1の従来例のガーニツシユの固定レー
ル内のクリツプ構造の保持装置の要部欠截図、第
7図は第2の従来例のガーニツシユの固定レール
内のクリツプ構造の保持装置の要部欠截図であ
る。 1……ガーニツシユ、2,2′,2″……クリツ
プ、3……被取付部材、4……固定レール、6…
…取付孔、7……取付用ブラケツト、10……自
動車車体、21……保持フランジ部、23……係
止架橋片爪、24……脚部、25……挿入傾斜
面、26……小架橋片、27……長方形孔、28
……残余角陵、29……首部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車等の被取付部材にガーニツシユを取付け
    るための合成樹脂製の単一体のクリツプであつ
    て、このクリツプは長方形状の保持フランジ部に
    中心点対称に複数の長方形孔が穿設され、この保
    持フランジ部に設けた前記長方形孔の中心点寄り
    に前記長方形孔の対向する残余角陵に立脚した脚
    部から、バネ弾性的に係着可能な挿入傾斜面と係
    着用の小架橋片とを設け、前記脚部と前記挿入傾
    斜面と小架橋片とを、この長方形孔を架橋するが
    ごとく中心点対称に180度回転の相似形状に成形
    されてなることを特徴とするガーニツシユのクリ
    ツプ構造。
JP14121885U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0335642Y2 (ja)

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