JP2532207Y2 - 板状物の留め具 - Google Patents
板状物の留め具Info
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- JP2532207Y2 JP2532207Y2 JP1991007668U JP766891U JP2532207Y2 JP 2532207 Y2 JP2532207 Y2 JP 2532207Y2 JP 1991007668 U JP1991007668 U JP 1991007668U JP 766891 U JP766891 U JP 766891U JP 2532207 Y2 JP2532207 Y2 JP 2532207Y2
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- Japan
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- hole
- leg
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- flange
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板状物を重ね合わせ状
態に固着させたり、板状物に部品類等の板状部を留め付
けたりするのに用いる留め具であって、特に第一〜第三
の板状物を仮留めさせた後に第四の板状物を添わせて全
体を一括して固着させる留め具に関する。
態に固着させたり、板状物に部品類等の板状部を留め付
けたりするのに用いる留め具であって、特に第一〜第三
の板状物を仮留めさせた後に第四の板状物を添わせて全
体を一括して固着させる留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の留め具としては、実公昭6
1−37847号で示される留め具のように、鍔と鍔の
下面から垂設される脚部とで構成され、しかも鍔から脚
部に向けてスクリュー挿通孔を、又脚部にはスクリュー
の挿通により外方に張り出す弾性片が形成されている留
め具があり、板状物に予め開設されている透孔に前記留
め具の脚部を挿入した後スクリューを留め具の前記挿通
孔に挿通して前記の弾性片を外方に撓み出させること
で、鍔と、この外方に撓み出された弾性片との間で板状
物を重ね合わせ状態に固着させるものが知られている。
1−37847号で示される留め具のように、鍔と鍔の
下面から垂設される脚部とで構成され、しかも鍔から脚
部に向けてスクリュー挿通孔を、又脚部にはスクリュー
の挿通により外方に張り出す弾性片が形成されている留
め具があり、板状物に予め開設されている透孔に前記留
め具の脚部を挿入した後スクリューを留め具の前記挿通
孔に挿通して前記の弾性片を外方に撓み出させること
で、鍔と、この外方に撓み出された弾性片との間で板状
物を重ね合わせ状態に固着させるものが知られている。
【0003】かゝる構成からなる留め具では一旦留め付
けた板状物に更に他の部材を取付けるような場合に、こ
の他の部材を組付けるための留め具を別途必要とする不
都合があった。
けた板状物に更に他の部材を取付けるような場合に、こ
の他の部材を組付けるための留め具を別途必要とする不
都合があった。
【0004】かゝる点から、実開平1−122512号
で示されるような留め具が提案されている。この実開平
1−122512号で示される留め具は、縁鍔と窓穴と
を有している脚部を持つ雌クリップを用いて第一の板状
物と第二の板状物とを仮留めしておいた後、前記の雌ク
リップの縁鍔上に第三の板状物を添装し、この第三の板
状物に設けられている孔から前記雌クリップの孔内に向
けて雄クリップを挿入係止するものであり、この雄クリ
ップは、鍔及び弾性片を有している脚部とからなってお
り、この鍔から脚部に亘ってスクリュー挿通孔を有し、
前記雌クリップに挿通した雄クリップの脚部をこの雄ク
リップのスクリュー挿通孔にスクリューを螺挿させるこ
とによって前記雌クリップの窓穴から外方に撓み出させ
るようにして第三の板状物の留めつけをなしていた。
で示されるような留め具が提案されている。この実開平
1−122512号で示される留め具は、縁鍔と窓穴と
を有している脚部を持つ雌クリップを用いて第一の板状
物と第二の板状物とを仮留めしておいた後、前記の雌ク
リップの縁鍔上に第三の板状物を添装し、この第三の板
状物に設けられている孔から前記雌クリップの孔内に向
けて雄クリップを挿入係止するものであり、この雄クリ
ップは、鍔及び弾性片を有している脚部とからなってお
り、この鍔から脚部に亘ってスクリュー挿通孔を有し、
前記雌クリップに挿通した雄クリップの脚部をこの雄ク
リップのスクリュー挿通孔にスクリューを螺挿させるこ
とによって前記雌クリップの窓穴から外方に撓み出させ
るようにして第三の板状物の留めつけをなしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】かゝる従来の留め具で
は、叙上のように第一と第二の板状物を仮留めした後に
第三の板状物を取付けることによって第一〜第三の板状
物を固着させており、更に他の板状物を留め付けるよう
な場合に用いることができないという不都合があった。
本考案は、かゝる従来の留め具の不都合に鑑み、第一と
第二の板状物を保持させた後に第三の板状物を仮留めさ
せ更に第四の板状物を取付けた後に本留めすることで第
一〜第四の板状物を確実に固着させる板状物の留め具の
提供を目的としている。
は、叙上のように第一と第二の板状物を仮留めした後に
第三の板状物を取付けることによって第一〜第三の板状
物を固着させており、更に他の板状物を留め付けるよう
な場合に用いることができないという不都合があった。
本考案は、かゝる従来の留め具の不都合に鑑み、第一と
第二の板状物を保持させた後に第三の板状物を仮留めさ
せ更に第四の板状物を取付けた後に本留めすることで第
一〜第四の板状物を確実に固着させる板状物の留め具の
提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の板状物の留め具
はかゝる目的を達成するためのものであって、少なくと
も外方に向けた張出し鍔13を有している頭部11と、
この頭部11から突設されている2以上の弾性片14か
らなる脚部12と、該脚部12の先端側が細径孔部とさ
れているスクリューの挿通孔15とを有する雄クリップ
10と、前記雄クリップ10の脚部12が挿通されると
共に該脚部12の弾性片14の撓み出される2以上の窓
穴23を有し該窓穴23、23間が弾性係止片部24と
されている筒状脚部21と、この筒状脚部21の筒縁に
設けられている縁鍔22と、前記筒状脚部21と反対の
側に向けて該縁鍔22上に設けられている立上り係止部
26とを有する雄クリップ20とで構成してある。
はかゝる目的を達成するためのものであって、少なくと
も外方に向けた張出し鍔13を有している頭部11と、
この頭部11から突設されている2以上の弾性片14か
らなる脚部12と、該脚部12の先端側が細径孔部とさ
れているスクリューの挿通孔15とを有する雄クリップ
10と、前記雄クリップ10の脚部12が挿通されると
共に該脚部12の弾性片14の撓み出される2以上の窓
穴23を有し該窓穴23、23間が弾性係止片部24と
されている筒状脚部21と、この筒状脚部21の筒縁に
設けられている縁鍔22と、前記筒状脚部21と反対の
側に向けて該縁鍔22上に設けられている立上り係止部
26とを有する雄クリップ20とで構成してある。
【0007】
【作用】本考案の板状物の留め具は、第一と第二の板状
物を保持させた後に第三の板状物を取付け仮留め状態と
し、この状態で第四の板状物を重ね合わせ状態に固着さ
せる場合に使用されるもので、実際の使用においては、
予め各板状物に透孔a、b、c、dを開設し、第一の板
状物Aに第二の板状物Bを透孔a、bを合せて重ね合わ
せると共に雌クリップ20の筒状脚部21を、透孔a、
bに挿入して弾性係止片部24の外側面に設けられてい
る係止爪25と縁鍔22との間に第一の板状物Aと第二
の板状物Bを保持した後、第三の板状物Cを雌クリップ
20の立上り係止部26に取付けるようにして第一〜第
三の各板状物を仮留め状態とする。次いで、雄クリップ
10の脚部12を第四の板状物Dの透孔dから雌クリッ
プ20の貫通孔28に挿入し、スクリュー30を雄クリ
ップ10の挿通孔15に挿通することで弾性片14が雌
クリップ20の窓穴23から外方に撓み出され、前記第
一〜第四の板状物を固着するように機能する。
物を保持させた後に第三の板状物を取付け仮留め状態と
し、この状態で第四の板状物を重ね合わせ状態に固着さ
せる場合に使用されるもので、実際の使用においては、
予め各板状物に透孔a、b、c、dを開設し、第一の板
状物Aに第二の板状物Bを透孔a、bを合せて重ね合わ
せると共に雌クリップ20の筒状脚部21を、透孔a、
bに挿入して弾性係止片部24の外側面に設けられてい
る係止爪25と縁鍔22との間に第一の板状物Aと第二
の板状物Bを保持した後、第三の板状物Cを雌クリップ
20の立上り係止部26に取付けるようにして第一〜第
三の各板状物を仮留め状態とする。次いで、雄クリップ
10の脚部12を第四の板状物Dの透孔dから雌クリッ
プ20の貫通孔28に挿入し、スクリュー30を雄クリ
ップ10の挿通孔15に挿通することで弾性片14が雌
クリップ20の窓穴23から外方に撓み出され、前記第
一〜第四の板状物を固着するように機能する。
【0008】
【実施例】図1〜図5は、本考案に係る板状物の留め具
の第一実施例を示すものである。雄クリップ10は円盤
状に外方に向けて張出している鍔13を有する頭部11
と、この頭部11の下面から突設され、しかも弾性片1
4、14を有している脚部12とからなっており、この
頭部11から脚部12に亘ってスクリュー30の挿通孔
15を有する構成とされており、該脚部12の先端の内
側面には内方に盛り上がった厚肉部16が設けられてお
り挿通孔15が脚部12の先端に向けて先窄まり状態の
細径孔部とされる構成としてある。
の第一実施例を示すものである。雄クリップ10は円盤
状に外方に向けて張出している鍔13を有する頭部11
と、この頭部11の下面から突設され、しかも弾性片1
4、14を有している脚部12とからなっており、この
頭部11から脚部12に亘ってスクリュー30の挿通孔
15を有する構成とされており、該脚部12の先端の内
側面には内方に盛り上がった厚肉部16が設けられてお
り挿通孔15が脚部12の先端に向けて先窄まり状態の
細径孔部とされる構成としてある。
【0009】雌クリップ20は、円盤状に外方に向けて
張出している縁鍔22から垂設されている筒状脚部21
と縁鍔22から筒状脚部21に亘って該雄クリップ10
の脚部12が挿入される貫通孔28を有する構成として
あり、縁鍔22上には、立上り係止部26,26と筒状
脚部21には、雄クリップ10の前記弾性片14が外方
に向けて撓み出され得る形状の窓穴23,23が設けら
れており、この窓穴23,23間の筒状脚部21が山形
に突き出した係止爪25を外周面に有する弾性係止片部
24としてある。
張出している縁鍔22から垂設されている筒状脚部21
と縁鍔22から筒状脚部21に亘って該雄クリップ10
の脚部12が挿入される貫通孔28を有する構成として
あり、縁鍔22上には、立上り係止部26,26と筒状
脚部21には、雄クリップ10の前記弾性片14が外方
に向けて撓み出され得る形状の窓穴23,23が設けら
れており、この窓穴23,23間の筒状脚部21が山形
に突き出した係止爪25を外周面に有する弾性係止片部
24としてある。
【0010】本実施例にかゝる留め具は叙上の構成から
なり、以下その組付け例について説明する。図1〜図5
は、自動車のボディパネルにマッドガードとアンダーモ
ールを仮留めした後にフラップを留め付ける場合を示し
たものであって図中の第一の板状物Aはボディパネル、
第二の板状物Bはマッドガード、第三の板状物Cはアン
ダーモール、第四の板状物Dはフラップを示している。
なり、以下その組付け例について説明する。図1〜図5
は、自動車のボディパネルにマッドガードとアンダーモ
ールを仮留めした後にフラップを留め付ける場合を示し
たものであって図中の第一の板状物Aはボディパネル、
第二の板状物Bはマッドガード、第三の板状物Cはアン
ダーモール、第四の板状物Dはフラップを示している。
【0011】留め付けの手順としては、まずボディパネ
ルである第一の板状物Aにマッドガードである第二の板
状物Bを、夫々の透孔a、bを合せて重ね合わせ、該透
孔a、bに雌クリップ20の筒状脚部21を縁鍔22の
裏面が第二の板状物Bの面に接するまで押し入れる。こ
の時、筒状脚部21の弾性係止片部24の外周面上の係
止爪25は、第一の板状物Aの透孔a及び第二の板状物
Bの透孔bの孔内壁によって内側に弾性的に撓み込ま
れ、透孔a、bを通過した状態で弾性的に復帰して透孔
aの孔縁に掛かり留まり第一の板状物Aに第二の板状物
Bを保持する。(図2参照)次いで、アンダーモールで
ある第三の板状物Cの透孔cを雌クリップ20の立上り
係止部26に取付ける。第三の板状物Cの透孔cは、透
孔c内周面に段部c1が設けられるように透孔cの上面
側の孔周縁部に環状立上り凸条c2を有しており、立上
り係止部26の先端にある係止フック27が透孔cの段
部c1に係合される構成としてある。
ルである第一の板状物Aにマッドガードである第二の板
状物Bを、夫々の透孔a、bを合せて重ね合わせ、該透
孔a、bに雌クリップ20の筒状脚部21を縁鍔22の
裏面が第二の板状物Bの面に接するまで押し入れる。こ
の時、筒状脚部21の弾性係止片部24の外周面上の係
止爪25は、第一の板状物Aの透孔a及び第二の板状物
Bの透孔bの孔内壁によって内側に弾性的に撓み込ま
れ、透孔a、bを通過した状態で弾性的に復帰して透孔
aの孔縁に掛かり留まり第一の板状物Aに第二の板状物
Bを保持する。(図2参照)次いで、アンダーモールで
ある第三の板状物Cの透孔cを雌クリップ20の立上り
係止部26に取付ける。第三の板状物Cの透孔cは、透
孔c内周面に段部c1が設けられるように透孔cの上面
側の孔周縁部に環状立上り凸条c2を有しており、立上
り係止部26の先端にある係止フック27が透孔cの段
部c1に係合される構成としてある。
【0012】このように第一の板状物Aに第二の板状物
Bと第三の板状物Cを仮留めした後に、フラップである
第四の板状物Dの透孔d内に前記第三の板状物Cの環状
立上り凸状c2を収容するように第四の板状物Dと第三
の板状物Cとを重ね合わせ状態とし、雄クリップ10の
脚部12を、雌クリップ20の貫通孔28に挿入する。
(図3参照)このようにして雄クリップ10と雌クリッ
プ20を組み付けた後に雄クリップ10の挿通孔15に
スクリュー30を挿通し、この挿通孔15の先窄り状の
細径部を構成している弾性片14の先端内側にある厚肉
部16を外方に押し出し、弾性片14を雌クリップ20
の窓穴23から外方に撓み出させることにより第一〜第
四の各板状部材を重ね合わせ状態に固着させる。(図4
〜5参照)尚、この固着状態の解除は、スクリュー30
を工具により回転させ取り出すことで第一〜第四の各板
状物の組み外しができる。
Bと第三の板状物Cを仮留めした後に、フラップである
第四の板状物Dの透孔d内に前記第三の板状物Cの環状
立上り凸状c2を収容するように第四の板状物Dと第三
の板状物Cとを重ね合わせ状態とし、雄クリップ10の
脚部12を、雌クリップ20の貫通孔28に挿入する。
(図3参照)このようにして雄クリップ10と雌クリッ
プ20を組み付けた後に雄クリップ10の挿通孔15に
スクリュー30を挿通し、この挿通孔15の先窄り状の
細径部を構成している弾性片14の先端内側にある厚肉
部16を外方に押し出し、弾性片14を雌クリップ20
の窓穴23から外方に撓み出させることにより第一〜第
四の各板状部材を重ね合わせ状態に固着させる。(図4
〜5参照)尚、この固着状態の解除は、スクリュー30
を工具により回転させ取り出すことで第一〜第四の各板
状物の組み外しができる。
【0013】次いで、図6〜図7は本考案に係る板状物
の留め具の第二の実施例を示すものである。この実施例
の雄クリップ10は、第一の実施例と同構成であり、同
一構成部分に同一番号を付して説明を省略する。雌クリ
ップ20は、円盤状に外方に張出してある縁鍔22と、
この縁鍔22から垂設してある筒状脚部21と縁鍔22
から筒状脚部21に亘って該雄クリップ10の脚部12
が挿入される貫通孔28とを有する構成とされており、
縁鍔22上には、環状の立上り係止部26とその先端に
環状の係止フック27とがあり、筒状脚部21には雄ク
リップ10の弾性片14が撓み出され得る形状の窓穴2
3があり、この窓穴23,23間の筒状脚部21が、山
形に突き出した係止爪25を外周面に有する弾性係止片
部24とされている。この第三の板状物Cを留め付ける
係止リング40は、フランジ41とこのフランジ41か
ら延出する2つの嵌合爪42とを有する構成としてあ
る。
の留め具の第二の実施例を示すものである。この実施例
の雄クリップ10は、第一の実施例と同構成であり、同
一構成部分に同一番号を付して説明を省略する。雌クリ
ップ20は、円盤状に外方に張出してある縁鍔22と、
この縁鍔22から垂設してある筒状脚部21と縁鍔22
から筒状脚部21に亘って該雄クリップ10の脚部12
が挿入される貫通孔28とを有する構成とされており、
縁鍔22上には、環状の立上り係止部26とその先端に
環状の係止フック27とがあり、筒状脚部21には雄ク
リップ10の弾性片14が撓み出され得る形状の窓穴2
3があり、この窓穴23,23間の筒状脚部21が、山
形に突き出した係止爪25を外周面に有する弾性係止片
部24とされている。この第三の板状物Cを留め付ける
係止リング40は、フランジ41とこのフランジ41か
ら延出する2つの嵌合爪42とを有する構成としてあ
る。
【0014】第二の実施例の留め具の使用にあたって
は、第一の実施例と同様に第一の板状物Aに第二の板状
物Bを雌クリップ20により保持させて留めつける。次
いで第三の板状物Cの透孔c内に立上り係止部26を嵌
め入れた状態で係止リング40の係合爪42を透孔cの
内周面と立上り係止部26との間に押し込み、嵌合爪4
2と係止フック27とを係合させることによりフランジ
41と縁鍔22の間に第三の板状物Cを挟持するように
して第一の板状物Aに第二の板状物Bと第三の板状物C
を仮留め状態とする。
は、第一の実施例と同様に第一の板状物Aに第二の板状
物Bを雌クリップ20により保持させて留めつける。次
いで第三の板状物Cの透孔c内に立上り係止部26を嵌
め入れた状態で係止リング40の係合爪42を透孔cの
内周面と立上り係止部26との間に押し込み、嵌合爪4
2と係止フック27とを係合させることによりフランジ
41と縁鍔22の間に第三の板状物Cを挟持するように
して第一の板状物Aに第二の板状物Bと第三の板状物C
を仮留め状態とする。
【0015】叙上のように仮留めさせた後、第四の板状
物Dの透孔d内にフランジ41を収めるようにして第四
の板状物Dを第三の板状物Cと重ね合わせ状態とし、雄
クリップ10の脚部12を雌クリップ20の貫通孔28
に挿入すると共に、スクリュー30を雄クリップ10の
挿通孔15に挿通して、弾性片14を窓穴23から外方
に撓み出させ第一〜第四の板状物を重ね合わせ状態に固
着させる。(図7参照)
物Dの透孔d内にフランジ41を収めるようにして第四
の板状物Dを第三の板状物Cと重ね合わせ状態とし、雄
クリップ10の脚部12を雌クリップ20の貫通孔28
に挿入すると共に、スクリュー30を雄クリップ10の
挿通孔15に挿通して、弾性片14を窓穴23から外方
に撓み出させ第一〜第四の板状物を重ね合わせ状態に固
着させる。(図7参照)
【0016】
【考案の効果】本考案は叙上のような構成となっている
ので4枚の板状物を重ね合わせ状態に固着する場合に効
果があり、ことに複数個の留め具によることなく一つの
留め具で固着できることから各板状物に最少限の透孔を
開設するのみで足り、各板状物を留め付けるにあたって
は、第一の板状物に第二の板状物を保持させ、更に第一
の板状物と第二の板状物及び第三の板状物とを共に仮留
めさせておくことができ、その後に第四の板状物を留め
付けることで本留めとすることが可能であり、作業性が
格段に良く、各板状物を個々に手で支えておく手間が省
けるので迅速で正確な留め付けをするのに適している。
ので4枚の板状物を重ね合わせ状態に固着する場合に効
果があり、ことに複数個の留め具によることなく一つの
留め具で固着できることから各板状物に最少限の透孔を
開設するのみで足り、各板状物を留め付けるにあたって
は、第一の板状物に第二の板状物を保持させ、更に第一
の板状物と第二の板状物及び第三の板状物とを共に仮留
めさせておくことができ、その後に第四の板状物を留め
付けることで本留めとすることが可能であり、作業性が
格段に良く、各板状物を個々に手で支えておく手間が省
けるので迅速で正確な留め付けをするのに適している。
【図1】第一実施例に係る留め具の分解状態の斜視図
【図2】第一実施例に係る留め具の第一の板状物と第二
の板状物を保持している状態を正面側から見た中央縦断
面図
の板状物を保持している状態を正面側から見た中央縦断
面図
【図3】第一実施例に係る留め具の雄クリップを雌クリ
ップに組み付けた状態を正面側から見た中央縦断面図
ップに組み付けた状態を正面側から見た中央縦断面図
【図4】第一実施例に係る留め具の本留め状態を正面側
から見た中央縦断面図
から見た中央縦断面図
【図5】第一実施例に係る留め具の本留め状態を側面か
ら見た中央縦断面図
ら見た中央縦断面図
【図6】第二実施例に係る留め具の分解状態の斜視図
【図7】第二実施例に係る留め具の本留め状態を側面か
ら見た中央縦断面図
ら見た中央縦断面図
10 雄クリップ 11 頭部 12 脚部 13 鍔 14 弾性片 15 挿通孔 16 厚肉部 20 雌クリップ 21 筒状脚部 22 縁鍔 23 窓穴 25 係止爪 24 弾性係止片部 26 立上り係止部 27 係止フック 28 貫通孔 30 スクリュー 40 係止リング 41 フランジ 42 嵌合爪 A 第一の板状物 B 第二の板状物 C 第三の板状物 D 第四の板状物
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも外方に向けた張出し鍔を有し
ている頭部と、この頭部から突設されている2以上の弾
性片からなる脚部と、該脚部の先端側が細径孔部とされ
ているスクリュー挿通孔とを有する雄クリップと、 前記雄クリップの脚部が挿入されると共に該脚部の弾性
片の撓み出される2以上の窓穴を有し該窓穴間が弾性係
止片部とされている筒状脚部と、この筒状脚部の筒縁に
設けられている縁鍔と、前記筒状脚部と反対の側に向け
て該縁鍔上に設けられている立上り係止部とを有する雌
クリップとからなることを特徴とする板状物の留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991007668U JP2532207Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 板状物の留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991007668U JP2532207Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 板状物の留め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064412U JPH064412U (ja) | 1994-01-21 |
JP2532207Y2 true JP2532207Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=11672182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991007668U Expired - Lifetime JP2532207Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 板状物の留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532207Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6049968B2 (ja) * | 2012-11-22 | 2016-12-21 | 芦森工業株式会社 | シートベルト用リトラクタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3927529C1 (ja) * | 1989-08-21 | 1991-03-07 | A. Raymond Kg, 7850 Loerrach, De |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP1991007668U patent/JP2532207Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064412U (ja) | 1994-01-21 |
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