JPS6217609Y2 - - Google Patents

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JPS6217609Y2
JPS6217609Y2 JP1982048346U JP4834682U JPS6217609Y2 JP S6217609 Y2 JPS6217609 Y2 JP S6217609Y2 JP 1982048346 U JP1982048346 U JP 1982048346U JP 4834682 U JP4834682 U JP 4834682U JP S6217609 Y2 JPS6217609 Y2 JP S6217609Y2
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clip
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substrate
fitted
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JP1982048346U
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JPS58150604U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用クリツプに係り、例えば
装飾用モールあるいはトリムボード等(以下、モ
ール等という。)をボデイへ止着するためのクリ
ツプに関するものである。
一般に開発されているこの種クリツプは、作業
の簡易さおよび錆を発生させないこと等の要請
上、合成樹脂にて形成されるのが通常である。こ
のため、ボデイ側への取付けは自らの弾性変形を
利用して行われることになる。さて、この種クリ
ツプの中には弾性変形可能な差込み部を有し、こ
れをボデイの内部へ押込むことによつて、クリツ
プをボデイに係着させる形式のものがある。この
形式では、当然勿らボデイの内部に上記差込み部
を収納するに充分なスペース(特に高さ方向)が
必要となる。したがつて、この差込みスペースが
高さ方向に制約がある箇所では、例えば第1図に
示す形式のクリツプは不適当となる。なぜなら
ば、第1図のものは、差込み部17と基板16と
の連接点が差込み部17の先端側にあり、差込み
部17の弾性変形を支持する点(いわば、弾性
源)が上方に形成されているからである。
本考案は、上記事実に鑑みて案出工夫されたも
のであつて、その目的とするところは、クリツプ
の差込み部が差込まれるスペースが特に高さ方向
に狭小な場合において特に有効な自動車用樹脂ク
リツプを提供することである。
以下、本考案の第1実施例を第2図から第5図
によつて説明する。
図面において、C1はクリツプ本体であり、基
板1と差込み部2とを主体として形成され、かつ
適度の弾力性を有する合成樹脂にて形成されてい
る。
基板1は、平板の略円盤状に形成されており、
その上面周縁側の対称部位(第2図において示す
左右方向(以下、X軸線方向という。)の対称部
位)には、モールMの両側に折り返し形成された
両フランジ部F,Fに係合しうる段縁3,3が形
成されている。
差込み部2は、その上下両方向(基板1に対す
る上下両方向)へ開口する略円筒状に形成されて
いて、その下縁の対称位置(第2図において上下
方向(以下、Y軸線方向という。)の対称位置)
から一体に垂下形成された一対の脚片4,4にて
基板1に対し一体かつ同軸で接合されている。ま
た、差込み部2の側壁は、前記X軸線方向へ対称
的に徐々に厚肉化されて径方向への収縮変形が許
容された係止部5,5が対設されるとともに両係
止部5,5の外壁には所定の下向き勾配にて形成
されたガイド面6,6が形成されている。さら
に、この両ガイド面6,6下部におけるX軸線上
の対称部位は、その外壁の一部が垂直状に切り落
されて差込み孔7の孔壁に対する摺動面8,8が
形成されている。さらにまた、両係止部5,5の
下縁には差込み孔7に対する係止爪縁9,9が段
設されている。
但し、差込み部2の自然状態におけるY軸線方
向の外径は、第5図ロに示す差込み作業によつて
変形された際の同方向の拡大外径が、差込み孔7
の孔径以下に設定されている。また、本例では差
込み部2全体のがた付きを規制するために、両脚
片4,4の外壁下部には補強用リブ10,10が
突出形成されている。
このように形成された第1実施例のクリツプ
C1を用いてモールMの取付ける作業を説明す
る。
まず、モールMの所定部位に対しクリツプC1
の基板1を圧入して両段縁3,3をモールMの両
フランジ部F,Fに係合させる。この後、差込み
部2をボデイのアウタパネル11に貫通された差
込み孔7に適合させながら、クリツプC1を強く
押し込む。この際において、クリツプC1の押込
み初期(第5図イ状態)では、該押込み操作に伴
つて差込み部2の両係止部5,5は各ガイド面
6,6が差込み孔7の孔縁に摺接しながら徐々に
径方向への収縮変形がなされる。このまま、押込
み中期(第5図ロ状態)に入ると、差込み部2は
両摺動面8,8が差込み孔7の孔壁に沿つてスラ
イドされながら押し込められてゆく。このときに
は、前述したように、差込み部2がY軸線方向へ
拡大変形されているものの、この外径は差込み孔
7の孔径以下に設定されているため、上記押込み
操作が阻害されることはない。そして、押込み終
期(第5図ハ参照)において、クリツプC1の差
込み部2が差込み孔7を通り抜けると、差込み部
2は復元されて両係止部5,5の各係止爪縁9,
9にて差込み孔7に係合されるため、これにより
モールMがボデイ側にがた付きなく組み付けられ
る。
すなわち、従来クリツプCが第1図から判るよ
うに、その上下方向へ弾性源を求めたものである
がため、差込み部2の高さに影響するところが大
となる欠点を有していたのに対し、本例クリツプ
C1は弾性源を水平方向(差込み部2の径方向)
へ求めたものであるため、水平方向の大小は免れ
ぬところであるが、高さ方向への増長はない。し
たがつて、本例によれば、図示のようにボデイの
アウタ・インナ両パネル11,12間の間隙が狭
小であつても、差込み部2の高さ設定を適切に行
うのみで、容易に対拠することができる。
第6図および第7図は本考案の第2実施例を示
すものであつて、基板13の上下両面に同軸で差
込み部14,15を突設しモールM′の取付けの
際に、これらをモールM′およびボデイB側のそ
れぞれへ押込む形式のクリツプを示すものであ
る。すなわち、第2実施例のクリツプC2は、基
板13の上面側には第1実施例と同様に形成され
てモールM側へ押し込められる上側差込み部14
が設けられている。一方、基板13の下面側には
第1図に示す従来クリツプCの差込み部17と同
様に形成され、ボデイB側へ押し込められる下側
差込み部15が設けられており、両差込み部1
4,15ともに径方向への収縮変形が許容されて
いる。
上記のように形成された第2実施例によれば、
第1実施例同様、モールM′をがた付きなく組付
けることができる。また、モールM′側において
クリツプC2の差込みスペースが狭小の場合にあ
つても、上側差込み部14の適切な高さ設定によ
り、これに容易に対拠できるのも第1実施例同様
である。
以上の説明から明らかなように、本考案は基板
と、被取付け部材内へ押し嵌められる差込み部と
を有した合成樹脂性のクリツプにおいて、前記差
込み部を上下両方向に開口する円筒状に形成する
とともに前記基板から差込み部の直径方向におい
て対向して立設された一対の脚片にて支持し、か
つこの差込み部の外側面における前記両脚片を結
ぶ軸線とほぼ直交する部分を、それぞれ径方向へ
膨出させて厚肉化された一対の係止部を形成する
ことによつて、差込み部の押し嵌めの際には差込
み部全体を高さ方向に増長させることなく水平方
向に関してのみ弾性変形可能とし、さらに両係止
部の下縁には前記被取付け部材に開口された差込
み孔に係合可能な係止爪縁を形成したことに特徴
を有する。
したがつて、本考案によれば、差込み部の押し
嵌めの際において、差込み部全体は水平方向に関
してのみ弾性変形可能で、高さ方向には何ら増長
しないため、差込み部の自然状態における差込み
高さを、そのまま被取付け部材側で許容される差
込み高さとすることができる。かくして、本考案
のクリツプは、被取付け部材側の差込みスペース
が高さ方向に制約がある場合において、きわめて
有効なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示すものであつて、
第1図は従来クリツプの縦断面図、第2図は本考
案クリツプの第1実施例を示す平面図、第3図は
第2図のA−A線断面図、第4図は第2図のB−
B線断面図、第5図イ,ロ,ハはそれぞれ第1実
施例のクリツプによるモールの取付け作業を示す
説明図、第6図は第2実施例のクリツプを示す斜
視図、第7図はその取付けを示す断面図である。 1,13,16……基板、2,14,15,1
7……差込み部、4……脚片、5……係止部、
M,M′……モール、C,C1,C2……クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板と、被取付け部材内へ押し嵌められる差込
    み部とを有した合成樹脂性のクリツプにおいて、
    前記差込み部を上下両方向に開口する円筒状に形
    成するとともに前記基板から差込み部の直径方向
    において対向して立設された一対の脚片にて支持
    し、かつこの差込み部の外側面における前記両脚
    片を結ぶ軸線とほぼ直交する部分を、それぞれ径
    方向へ膨出させて厚肉化された一対の係止部を形
    成することによつて、差込み部の押し嵌めの際に
    は差込み部全体を高さ方向に増長させることなく
    水平方向に関してのみ弾性変形可能とし、さらに
    両係止部の下縁には前記被取付け部材に開口され
    た差込み孔に係合可能な係止爪縁を形成したこと
    を特徴とする自動車用クリツプ。
JP4834682U 1982-04-02 1982-04-02 自動車用クリツプ Granted JPS58150604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4834682U JPS58150604U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 自動車用クリツプ

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JP4834682U JPS58150604U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 自動車用クリツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150604U JPS58150604U (ja) 1983-10-08
JPS6217609Y2 true JPS6217609Y2 (ja) 1987-05-07

Family

ID=30059271

Family Applications (1)

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JP4834682U Granted JPS58150604U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 自動車用クリツプ

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JPS5022839U (ja) * 1973-06-22 1975-03-14
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JPS568205A (en) * 1979-06-29 1981-01-28 Matsushita Electric Works Ltd Preparation of aggregate wood

Family Cites Families (3)

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JPS58150604U (ja) 1983-10-08

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