JPH03277630A - 架橋樹脂の製造方法 - Google Patents

架橋樹脂の製造方法

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JPH03277630A
JPH03277630A JP8027090A JP8027090A JPH03277630A JP H03277630 A JPH03277630 A JP H03277630A JP 8027090 A JP8027090 A JP 8027090A JP 8027090 A JP8027090 A JP 8027090A JP H03277630 A JPH03277630 A JP H03277630A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮呈上坐肌里公団 本発明は新規な架橋樹脂の製造方法に関する。
皿米■艮歪 ビス(2−゛オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とを
ほぼ等モル比にて加熱下に反応させることによって、線
状ポリエステルアミドが得られることは、米国特許第3
,476.712号明細書に記載されているように、既
に知られている。
また、ジカルボン酸に対して約1倍モル以上のビス(2
−オキサゾリン)化合物を有機亜リン酸エステル、有機
ホスホン酸エステル、無機塩類等の求電子試薬のような
触媒の存在下に、加熱下に反応させることによって架橋
樹脂を得ることができることも、特開昭59−2022
21号公報に記載されている。更に、ビス(2−オキサ
ゾリン9化合物に芳香族オキシ酸、スルホンアミド、酸
イミド、ビスフェノールスルホン化合物等を反応させる
ことによって、架橋樹脂を得ることができることは、例
えば、特開昭60−90219号公報に記載されている
。また、ビス(2−オキサゾリン)化合物に芳香族ジア
ミンを反応させることによって、架橋樹脂を得ることが
できることも、例えば、特開昭63−241029号公
報に記載されている。
更に、特開平1−131225号公報には、不飽和ポリ
エステルとビス(2−オキサゾリン)化合物とエチレン
性不飽和単量体、例えば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル等とをラジカル重
合触媒やプロトン酸、プロトン酸エステル、プロトン酸
塩、ルイス酸の酸類、アルキルハライド、ヨウ素、ノλ
ロゲンフェノール類、ハロゲノフタル酸類、ハロゲノフ
タル酸無水物等のような触媒の存在下で反応させること
によって、不飽和ポリエステルの耐熱性、強度、耐薬品
性等を改善し、非強化にて成形し得るように改質する方
法が記載されている。
が ゛ しよ゛とする  占 本発明者らは、分子内に少なくとも2つのカルボキシル
基を有する多塩基酸、分子内に少なくとも2つのアミノ
基を有する芳香族ポリアミン及び分子内に少なくとも1
つのカルボキシル基と水酸基を有する芳香族オキシカル
ボン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物
とビス(2−オキサゾリン)化合物とを反応させて、架
橋樹脂を得るに際して、ビニル単量体を併用することに
よって、溶融温度を低くして、硬化温度を下げることが
できると共に、強靭であり、耐熱性にすぐれる架橋樹脂
を得ることができることを見出して、本発明に至ったも
のである。
占を “するための 本発明による架橋樹脂の製造方法は、ビス(2−オキサ
ゾリン)化合物と、ビニル単量体と、(a)  分子内
に少なくとも2つのカルボキシル基を有する多塩基酸、 (b)  分子内に少なくとも2つのアミノ基を有する
芳香族ポリアミン、及び (c)  分子内に分子内に少なくとも1つのカルボキ
シル基と少なくとも1つの水酸基を有する芳香族オキシ
カルボン酸 よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(以下
、これらの化合物を活性化合物と称することがある。)
とを反応させることを特徴とする。
更に、本発明の方法においては、上記成分と共に、改質
剤として、分子内に少なくとも2つのエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂及び分子内に少なくとも1つのカルボキ
シル基と少なくとも1つのアミノ基を有する芳香族アミ
ノカルボン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
化合物(以下、これらを改質剤と称することがある。)
を併せて用いることができる。
本発明において用いるビス(2−オキサゾリン)化合物
は、一般式 (但し、Rは炭素間結合又は2価の炭化水素基を示し、
R’ 、R” 、R’及びR4はそれぞれ水素、アルキ
ル基又はアリール基を示す。) で表わされ、Rが炭化水素基のとき、具体例としてアル
キレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基等を挙
げることができる。
かかるビス(2−オキサゾリン)化合物の具体例として
、Rが炭素間結合のとき、例えば、2,2”ビス(2−
オキサゾリン) 、2.2’−ビス(4−メチル−2−
オキサゾリン) 、2.2’−ビス(5メチル−2−オ
キサゾリン) 、2.2’−ビス(5,5’−ジメチル
−2−オキサゾリン) 、2.2’−ビス(4,4,4
”、4゛−テトラメチル−2−オキサゾリン)等を挙げ
ることができる。また、Rが炭化水素基であるときは、
例えば、1,2−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)
エタン、1,4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)
ブタン、1.6−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)
ヘキサン、1,8−ビス(2−オキサゾリン−2−イル
)オクタン、l。
4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)シクロヘキサ
ン、1,2−ビス(2−オキサゾリン−2イル)ベンゼ
ン、■、3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベン
ゼン、■、4−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベ
ンゼン、1.2−ビス(5メチル−2−オキサゾリン−
2−イル)ベンゼン、1.3−ビス(5−メチル−2−
オキサゾリン−2−イル)ベンゼン、1,4−ビス(5
−メチル−2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン、1
.4−ビス(4,4’−ジメチル−2−オキサゾリン−
2−イル)ベンゼン等を挙げることができる。これらは
単独で、又は2種以上の混合物として用いられる。
本発明においては、上記ビス(2−オキサゾリン)化合
物は、モノ(2−オキサゾリン)化合物と併用すること
ができる。かかるモノ (2−オキサゾリン)化合物の
具体例としては、例えば、2−メチルオキサゾリン、2
.4−ジメチルオキサゾリン、2−エチルオキサゾリン
、2.5−ジメチルオキサゾリン、4.5−ジメチルオ
キサゾリン、2−フェニル−2−オキサゾリン、2−(
m−トリル)オキサゾリン、2−(p−トリル)オキサ
ゾリン、5−メチル−2−フェニルオキサゾリン等を上
げることができる。
本発明において用いる分子内に少なくとも2つのカルボ
キシル基を有する多塩基酸は、脂肪族、脂環族、芳香族
いずれであってもよく、例えば、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ドデカンニ酸、ダイマー酸、エイコサンニ
酸等の脂肪族ジカルボン酸、例えば、フタル酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸、トリメリット酸、トリ
メシン酸、ピロメリット酸、ブタン1、.2,3.4−
テトラカルボン酸等の脂肪族及び芳香族多塩基酸を挙げ
ることができる。これらの多塩基酸は単独で、又は2種
以上の混合物として用いることができる。
本発明においては、多塩基酸には、分子内に2以上の末
端カルボキシル基を有するオリゴマーも含まれるものと
する。かかるオリゴマーの分子量は、特に限定されるも
のではないが、通常、約500〜5000の範囲が適当
である。このオリゴマーも、単独で、又は2種以上の混
合物として、更には、前記多塩基酸との混合物として用
いることができる。
このようなオリゴマーはジオール成分に過剰の二塩基酸
成分(いずれもがオリゴマーであってもよい。)を常法
に従って反応させることによって得ることができる。ジ
オール成分としては、例えば、(ポリ)アルキレングリ
コール、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクト
ンジオール、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオ
ール等を用いることができ、また、二塩基酸としては、
上述したような二塩酸又はその無水物を用いることがで
きる。更に、上記以外にも、末端カルボキシル基を有す
る種々のオリゴマーを用いることができる。このような
オリゴマーの具体例として、例えば、ブタジェン−アク
リロニトリル共重合体、ブタジェンオリゴマー、スチレ
ン−ブタジェン共重合体、スチレン−ブタジェン−アク
リロニトリル共重合体等を挙げることができる。
本発明において用いる分子内に少なくとも2つのアミノ
基を有する芳香族ポリアミンは、単環式又は多環式化合
物のいずれであってもよく、具体例として、例えば、0
−lm−又はp−フェニレンジアミン、2,3−又は2
,4−又は2,5−トルイレンジアミン、4.4“−ジ
アミノビフェニル、3,3′−ジメトキシー4,4”−
ジアミノビフェニル、4,4′ジアミノトリフエニルメ
タン、3,3゛−ジメチル−4,4”−ジアミノビフェ
ニル、2,2“、5.5’−テトラクロロ−4,4′−
ジアミノビフェニル、4,4′−メチレンビスアニリン
、4.4”−メチレンビス(2クロロアニリン) 、2
.2’−ビスr4− (4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、■、3−ビス(4アミノフエノキシ)ベ
ンゼン、1.3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4”
−ジアミノジフェニルスルフィドや、4.4′−ビス〔
アミノフェニル)アミン等を挙げることができる。
上記したなかでは、特に、4.4′−メチレンビスアニ
リン、4,4”−メチレンビス(2−クロロアニリン)
、1.3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、3
,4゛−ジアミノジフェニルエーテル、4,4゛−ジア
ミノジフェニルスルフィド、2.2’−ビス(4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等が好ましい
これら芳香族ポリアミンは単独にて、又は二種以上の混
合物として用いられる。
尚、本発明においては、上記した芳香族ポリアミンと共
に、分子内に単一のアミノ基を有する芳香族化合物、特
に、芳香族モノアミンを併用することができる。かかる
芳香族モノアミンも、単環式化合物でも多環式化合物の
いずれであってもよく、具体例として、アニリン、メチ
ルアニリン、エチルアニリン、0−トルイジン、m−)
ルイシン、p〜トルイジン、α−ナフチルアミン、βナ
フチルアミン、ベンジルアミン等を挙げることができる
本発明において用いる分子内に少なくとも1つのカルボ
キシル基と少なくとも1つの水酸基を有する芳香族オキ
シ酸としては、例えば、サリチル酸、m〜オキシ安息香
酸、P−オキシ安息香酸、0−クレソチン酸、没食子酸
、マンデル酸、トロバ酸、α−オキシナフトエ酸、β−
オキシナフトエ酸等のベンゼン及びナフタレン誘導体を
好ましい具体例として挙げることができる。
本発明の方法においては、ビス(2−オキサゾリン)化
合物と、上記した多塩基酸、芳香族ポリアミン及び芳香
族オキシ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化
合物と共に、ビニル単量体が用いられる。
このようなビニル単量体としては、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロロスチ
レン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビ
ニル化合物、メチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエステル、オク
チルエステル、エチレングリコールジエステル、プロピ
レングリコールジエステル等のアクリル酸エステルやメ
タクリル酸エステル、酢酸ビニル等のビニルエステル、
ジアリルフタレート、ジアリルイソシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート等の
アリル化合物等を挙げることができる。
本発明においては、これらのビニル単量体のなかでも、
特に、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチ
レン、クロロスチレン、ビニルトルエン等のスチレン系
単量体が好ましく用いられ、特に、スチレンやα−メチ
ルスチレン、それらの混合物が好ましく用いられる。
樹脂成分の溶融温度をより低くするには、不飽和ポリエ
ステルやエポキシアクリレートをビニル単量体に溶解し
たものを用いてもよい。不飽和ポリエステルは、常法に
従って、α、β−不飽和ジカルボン酸と飽和ジカルボン
酸とグリコールの縮合反応によって得ることができる、
また、エポキシアクリレートは、エポキシ樹脂とアクリ
ル酸又はメタクリル酸との付加反応によって得ることが
できる。
このように、本発明の方法によれば、ビス(2オキサゾ
リン)化合物と、上記した活性化合物と共に、共単量体
成分として、ビニル単量体を併用することによって、溶
融温度を低くして、硬化温度を下げることができる。
本発明の方法においては、上記ビス(2−オキサゾリン
)化合物、上述したような活性化合物、及びビニル単量
体と共に、改質剤として、分子内に少なくとも2つのエ
ポキシ基を有するエポキシ樹脂及び分子内に少なくとも
1つのカルボキシル基と少なくとも1つのアミノ基を有
する芳香族アミノカルボン酸よりなる群から選ばれる少
なくとも1種の化合物を併用することができる。
本発明において、エポキシ化合物とは、分子内に少なく
とも2つ以上のエポキシ基を有する化合物であって、ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Fジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノール
Aジグリシジルエーテル等のビスフェノール型エポキシ
化合物、フタル酸ジグリシジルエステル、テレフタル酸
ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタル酸ジグリシ
ジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエス
テル、P−オキシ安息香酸ジグリシジルエステル、ダイ
マー酸ジグリシジルエステル等のジグリシジルエステル
型エポキシ化合物、ノボラック型エポキシ化合物、脂環
式エポキシ化合物等を挙げることができる。これらは、
単独で、又は混合物として用いられる。
本発明においては、上記エポキシ化合物と共に、分子内
に単一のエポキシ基を有するモノエポキシ化合物も用い
ることができる。このようなモノエポキシ化合物として
は、例えば、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル等を挙げることができる。
また、分子内に少なくとも1つのアミノ基と少なくとも
1つのカルボキシル基とを併せ有する芳香族アミノカル
ボン酸としては、例えば、アントラニル酸、p−アミノ
安息香酸等を挙げることができる。
上記した改質剤は、単独にて、又は二種以上の混合物と
して用いられる。
多塩基酸、芳香族ポリアミン、芳香族オキシカルボン酸
及び芳香族アミノカルボン酸は、その合計量がビス(2
−オキサゾリン)化合物1モルに対して、1.25モル
以下の範囲で用いられるのがよく、特に、0.25〜1
.0モルの範囲で用いられるのが好ましい。他方、エポ
キシ樹脂は、多塩基酸、芳香族ポリアミン、芳香族オキ
シカルボン酸及び芳香族アミノカルボン酸の合計に対し
て、1〜99モル%の範囲で用いられるのがよく、特に
、5〜95モル%の範囲で用いられるのが好ましい。
本発明においては、ビニル単量体は、上記した樹脂成分
に対して、5〜200重景%、好ましくは、10〜10
0重量%の範囲で用いられる。
本発明においては、反応は、オキサゾリン環開環重合触
媒又はオキサゾリン環開環重合触媒とラジカル重合触媒
の存在下に行なわれる。ビニル単量体は、触媒として、
オキサゾリン環開環重合触媒のみを用いても、重合する
が、ラジカル重合触媒を併用することによって、重合が
一層促進される。従って、短時間にて重合物を得るには
、オキサゾリン環開環重合触媒とラジカル重合触媒を併
用することが好ましい。
但し、芳香族ポリアミンを活性化合物の一成分として用
いる架橋樹脂の製造においては、触媒は、オキサゾリン
環開環重合触媒のみが用いられることが好ましい。芳香
族ポリアミンを活性化合物の一成分として用いる架橋樹
脂の製造において、ラジカル重合触媒を用いるときは、
得られる樹脂が黒色となるからである。
オキサゾリン環開環重合触媒は、例えば、Polyme
r J、、 Vol、3. No、1. pp、35−
39 (1972)や、「講座重合反応論7、開環重合
■、pp、 159−164、化学同人(1973)に
記載されているように既に知られており、具体例として
、例えば、強酸、スルホン酸エステル、硫酸エステル、
ルイス酸、脂肪族又は脂環族炭素、例えば、アルキル炭
素やアルキレン炭素に結合したハロゲン原子を少なくと
も1つ有する有機ハロゲン化物等を挙げることができる
強酸としては、例えば、リン酸、硫酸、硝酸等のオキソ
酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫化水
素等の水素酸等の鉱酸、例えば、フェニルリン酸、メタ
ンスルホン酸等のアルカンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスル
ホン酸、ナフタレン−α−スルホン酸、ナフタレン−β
−スルホン酸等のアレーンスルホン酸、スルファニル酸
、フェニルホスホン酸等の有機酸を挙げることができる
。これら強酸は、それ自体を用いてもよいが、また、予
め用いる芳香族ポリアミンの塩を形成させて、これを用
いることもできる。
スルホン酸エステルとしては、例えば、p−トルエンス
ルホン酸メチル、P−1−ルエンスルホン酸エチル、P
−トルエンスルホン酸n −7’チル等のアレーンスル
ホン酸アルキルエステルヲ挙げることができる。
硫酸エステルとしては、例えば、ジメチル硫酸やジエチ
ル硫酸を挙げることができる。
ルイス酸としては、例えば、塩化アルミニウム、塩化第
二スズ、塩化バナジウム、塩化バナジル、三フッ化ホウ
素等を挙げることができる。
前記した有機ハロゲン化物の好ましい例は、七ノハロア
ルカン及びポリハロアルカンであって、例えば、具体例
として、ヨウ化メチル、塩化ブチル、臭化ブチル、ヨウ
化ブチル、臭化n−ヘキシル、塩化オクチル、臭化n−
オクチル、臭化ラウリル、臭化ステアリル、臭化アリル
、四臭化エタン等を挙げることができる。また、前記し
た有機ハロゲン化物の他の好ましい具体例として、例え
ば、臭化ベンジル、p、 p’−ジクロロメチルベンゼ
ン等のモノハロメチルベンゼンやポリへロメチルベンゼ
ン、α−ブロモプロピオン酸エチル、α−ブロモイソ酪
酸エチル等のハロゲン化脂肪酸エステルを挙げることが
できる。更に、塩化シクロヘキシル、臭化シクロヘキシ
ル、ヨウ化シクロヘキシル等のハロゲン化シクロヘキシ
ルも用いることができる。
本発明の方法において、これらのオキサゾリン環開環重
合触媒は、樹脂原料、即ち、前記したビス(2−オキサ
ゾリン)化合物、ビニル単量体、及び活性化合物(及び
用いる場合は、改質剤)の合計重量に基づいて、約0.
05〜5重量%の範囲で用いられ、好ましくは約0.1
〜3重量%の範囲で用いられる。
次に、ラジカル重合開始剤としては、有機過酸化物が好
ましく用いられる。具体例としては、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
メチルイソブチルケトンパーオキサイド等のケトンパー
オキサイド、キュメンハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイ
ド、を−ブチルパーオキシオクトエート、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート等のパーオキシエステル、L3−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロビル)ベンゼン、
ジクミルパーオキサイド、トリス(t〜ブチルパーオキ
シ)トリアジン等のジアルキルパーオキサイド、イソブ
チリルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイド等のアシルパーオキサイド、1
.1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−)リメ
チルシクロヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキ
シシクロヘキサン、2,2−ジーも一ブチルパーオキシ
ブタン等のパーオキシケタール、t−ブチルパーオキシ
イソプロビルカーボネート、ビス(4−t−ブチルシク
ロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジー3−メト
キシブチルパーオキシジカーボネート等のバーカーボネ
ート等を挙げることができる。
上記したラジカル重合触媒は、単独で、又は2種以上が
併用される。
本発明の方法において、これらのラジカル重合触媒は、
前記した樹脂原料の合計重量に基づいて、約0.05〜
5重量%の範囲で用いられ、好ましくは約0.1〜3重
量%の範囲で用いられる。
更に、得られる架橋樹脂を低収縮性とし、或いはその耐
衝撃性を高めるために、ビニル単量体に熱可塑性樹脂を
溶解させ、これを前記した樹脂原料と共に反応させても
よい。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ
ブタジェン或いはその水素添加物、ポリイソプレン或い
はその水素添加物、芳香族ビニル/共役ジエンブロック
共重合体或いはその水素添加物、ポリスチレン、スチレ
ン/酢酸ビニルブロック共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポ
リメチルメタクリレート等を挙げることができ、更には
、分子量3000〜100000程度の飽和ポリエステ
ルや、ポリエーテル等を挙げることができる。
本発明の方法において、反応温度は、触媒の使用の有無
、用いる触媒の種類やその使用量のほか、個々の樹脂原
料にもよるが、多くの場合、50″C以上、好ましくは
70〜200°C1特に好ましくは80〜170°Cの
範囲である。また、反応時間も、反応温度、触媒の使用
の有無、用いる触媒の種類や量、樹脂原料、その使用量
比等によっても異なるが、通常、約1分乃至5時間程度
である。
本発明の方法によれば、このようにして、ビス(2−オ
キサゾリン)化合物と活性化合物、及び必要に応じて改
質剤を、必要に応じて熱可塑性樹脂の存在下に反応させ
て、架橋樹脂を得るに際して、ビニル単量体を併用する
ことよって、溶融温度を下げて、硬化温度を下げること
ができると共に、強度、耐熱性、耐薬品性等にすぐれる
所謂非強化架橋樹脂を得ることができる。
本発明の方法によれば、強化材及び/又は充填材を含有
する架橋樹脂をも得ることができる。強化材としては、
通常の繊維強化樹脂に用いられる繊維強化材が好ましい
。かかる繊維強化材として、具体的には、ガラス繊維、
炭素繊維、高分子量ポリエチレン繊維、石英繊維、セラ
ミック繊維、ジルコニア繊維、ホウ素繊維、タングステ
ン繊維、モリブデン繊維、ステンレス繊維、ベリリウム
繊維、石綿繊維等の無機繊維、綿、亜麻、大麻、ジュー
ト、サイザル麻等の天然繊維、脂肪族又は芳香族ポリア
ミド系繊維、ポリエステル系繊維等の耐熱性有機合成繊
維等を挙げることができる。また、これら繊維強化材は
、樹脂との接着性を改良するために、その表面を例えば
ボラン、シラン、ガラン、アミノシラン等にて予め処理
されていてもよい。これらの繊維強化材は単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。
また、これらの繊維強化材は、その形状において、何ら
限定されず、例えば、紐状、マット状、テープ状、一定
の寸法に切断された短繊維状等の形状にて用いられる。
繊維強化材は、これらの複合された形状であってもよい
繊維強化材の配合量は、例えば、触媒を含有する樹脂原
料の溶融粘度や、用いる強化材の種類、その形態、製品
としての強化樹脂の用途等に応して適宜に選ばれるが、
通常、触媒を含有する樹脂原料に基づいて約3〜95重
量%、好ましくは5〜80重量%程度である。
充填材も、従来より合成樹脂成形の分野で用いられてい
る任意のものを用いることができる。具体例として、例
えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の酸化物、水酸
化アルミニウム等の水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム等の炭酸塩、タルク、クレー、ガラスピーズ
、ベントナイト等のケイ酸塩、カーボンブラック等の炭
素、鉄粉、アルミニウム粉等の金属粉等を挙げることが
できる。かかる充填材の配合量も、繊維強化材の場合と
同様にして適宜に選ばれるが、通常、樹脂原料に基づい
て、約3〜95重量%、好ましくは約10〜80重量%
の範囲である。
また、本発明の方法においては、上記繊維強化材及び充
填材以外にも、通常の熱硬化性樹脂成形において用いら
れている安定剤、内部離型剤、顔料、難燃剤等の任意の
添加剤も用いてよい。
本発明に従って、上記のような繊維強化材や充填材を含
有する架橋樹脂を得るには、前記したビス(2−オキサ
ゾリン)化合物、ビニル単量体、及び活性化合物、必要
に応じて改質剤、及び必要に応じて、触媒や熱可塑性樹
脂等からなる樹脂原料、好ましくはこれらを溶融させた
均一な混合物である樹脂原料に強化材及び/又は充填材
を混合し、或いは上記混合物を強化材及び/又は充填材
に含浸させた後、加熱する。
繊維強化した架橋樹脂を得るに際しては、一般にガラス
繊維強化熱硬化性樹脂の製造において従来より知られて
いる任意の方法によることができる。具体的には、例え
ば、加熱加圧成形用金型に予め配布された繊維強化材に
触媒を含有する樹脂原料を注入含浸させ、加熱硬化を行
なうプリフォーム・マツチドメタルダイ法やレジン・イ
ンジェクション法、触媒を含有する樹脂原料と一定の寸
法に切断された繊維強化材とからなる混練物を加熱加圧
成形用金型に投入又は注入し、加熱硬化を行なうバルク
・モールディング・コンパウンド法、トランスファー成
形法、射出成形法、リアクション・インジェクション・
モールディング法(RIM)、引抜き成形法、触媒を含
有する樹脂原料を繊維強化材に含浸させ、粘着性のない
プリプレグ成形材料とするSMC法やプリプレグ・クロ
ス法等、種々の方法を採用することができる。
このように、繊維強化材や充填材を含有する架橋樹脂を
得る場合は、成形温度は、通常、70〜170℃程度で
ある。加熱硬化時間は、用いるビス(2−オキサゾリン
)化合物、芳香族ポリアミン、添加剤化合物や、触媒の
使用有無、及びその使用量、成形温度等によるが、通常
、1分乃至5時間程度である。
本発明に従って得られる繊維強化樹脂は、架橋樹脂母体
のすぐれた機械的性質と耐熱性を保持しつつ、繊維強化
されているために、広範な用途に実用し得る種々の成形
品を製造するのに好適である。かかる樹脂成形品の用途
として、例えば、宇宙、航空、船艇、鉄道車両、自動車
、土木建築、電気電子機器、耐食機器、スポーツ及びレ
ジャー用品、医療機器、各種工業部品等を挙げることが
でき、更には、従来の繊維強化樹脂の場合は、強度や吸
水性、耐熱性等、その性能不足のために使用し得ない用
途にも実用することができる。
光里少蓋果 本発明の方法によれば、ビス(2−オキサゾリン)化合
物と活性化合物と必要に応して改質剤とを反応させて、
架橋樹脂を得るに際して、ビニル単量体を併用すること
によって、低い硬化温度にて、強度が大きいほか、強靭
で耐熱性にすぐれる架橋樹脂を得ることができる。
本発明による樹脂は、その特性を利用して、種々の成形
品の製造等に有利に用いることができる。
但し、本発明による架橋樹脂は、その用途において何ら
制限されるものではない。
1旌± 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。尚、以
下において、エポキシ化合物を用いた場合は、そのエポ
キシ化合物は、分子内に2つのエポキシ基を有するもの
である。また、得られた硬化物において、熱変形温度は
、18.5kg/−の荷重下での測定値であり、また、
吸水率は、厚さ3閣のディスク状の硬化板を23°Cの
水に24時間浸漬した後の重量増加率である。
実施例1 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
44.0g(0,204モル)、アジピン酸17.5g
(0,12モル)、スチレン9.2g、ベンゾイルパー
オキサイド溶液(45%ジオクチルフタレーBtiF液
)1.4gとP−)ルエンスルホン酸メチル0.35 
gを秤りとり、この混合物を125°Cの温度の油浴上
で撹拌しながら加熱して、透明な溶液を得た。
予め約80℃の温度に加熱した幅3wnの空間部を有す
る金型(以下、同じ。)に上記溶液を流し込み、80℃
で30分間、その後、引き続いて、110℃、130℃
及び160℃でそれぞれ1時間ずつ加熱して、不溶不融
、透明で淡琥珀色の硬化物を得た。
このようにして得られた厚さ3IIIff+の硬化樹脂
板は、次の物性を有するものであった。
熱変形温度      106°C 曲げ強度        19.0 kgf/nun2
曲げ弾性率      390 kgf/mm”たわみ
率         7゜1% アイゾツト衝撃値(ノツチ付) 4、6 kg−cm/cm2 吸水率(23°C1水、24時間) 1.00% バーコル硬度      45 実施例2 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
36.2g(0,176モル) 、4.4’−メチレン
ビスアニリン23.8g(0,12モル)、スチレン1
2g及びジメチル硫酸0.6gを秤りとり、この混合物
を100℃の温度の油浴上で撹拌しながら加熱して、8
0℃で透明な溶液を得た。
この溶液を用いて、実施例1と同じ条件下で硬化させて
、厚さ3腸、不溶不融、不透明、緑色の硬化物を得た。
この硬化物は、次の物性を有するものであった。
熱変形温度      160℃ 曲げ強度        17.6 kgf/ll1m
2曲げ弾性率      370 kgf/mm”たわ
み率         7.3% アイゾツト衝撃値(ノツチ付) 2、9 kg−cm/cm” 吸水率(23°C1水、24時間) 0.19% バーコル硬度      43 実施例3 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
21.6g(0,1モル) 、4.4’−メチレンビス
アニリン19.8g(0,1モル)、エポキシ樹脂(エ
ピコート828)9.3g (0,025モル)、スチ
レン20.3 g及びp−)ルエンスルホン酸0゜7g
を秤りとり、この混合物を110°Cの温度の油浴上で
撹拌しながら加熱して、透明な溶液を得た。
予め120℃の温度に加熱した金型に上記溶液を流し込
み、120°Cで1時間、その後、引き続いて、160
℃で1時間加熱して、不溶不融、不透明、緑色の硬化物
を得た。
このようにして得られた硬化物は、次の物性を有するも
のであった。
熱変形温度       93℃ 曲げ強度        10.6 kgf/a+n+
”曲げ弾性率      285 kgf/+wm”た
わみ率         6.7% アイゾツト衝撃値(ノツチ付) 3.0 kg−cm/cm” 吸水率(23°C1水、24時間) 0.17% バーコル硬度      38 実施例4 L3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン3
3.0g(0,153モル) 、4.4’−メチレンビ
スアニリン25.2g(0,127モル)及びビニルエ
ステル樹脂(武田薬品工業■製ブロミネートP310)
 31.5 gをステンレス製−ビーカーに秤りとり、
105°Cの油浴上で加熱したところ、混合物は、内温
65°Cで均一透明に溶解した。
この溶液にp−)ルエンスルホン酸メチル0.6gを加
え、よく攪拌した後、予め110°Cの温度に加熱した
幅3−の空間部を有する金型に流し込み、110°Cで
1時間、引き続いて、150“Cで1時間加熱し、不溶
不融、不透明、黄緑色の硬化物を得た。
このようにして得られた厚さ3IIII11の硬化物は
、次の物性を有するものであった。
熱変形温度      122°C 曲げ強度        16.7 kgf/IIl翔
2曲げ弾性率      395 kgf/lam”た
わみ率         6.8% アイゾツト衝撃値(ノツチ付) 7 kg−cm/cm” 吸水率(23℃、水、24時間) 0.17% バーコル硬度      31 実施例5 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
15.5 g (0,072モル)、ヒドロキシ安息香
酸1.9 g (0,014モル)、サリチル酸1.9
g(0,014モル〕、セバシン酸3.2g(0,01
6モル)及びエチレンプロピレンアジペートの30重量
%スチレン溶液7.5gをベンゾイルパーオキサイド溶
液0.6gとP−トルエンスルホン酸0゜6gと共にビ
ーカーに秤りとり、140°Cの油浴上で加熱した。そ
の結果、混合物は、1分後に90°Cにて透明となり、
3分45秒後に硬化して、白色の硬化物を与えた。
実施例6 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
6.0g(0,028モル)と4.4゛−メチレンビス
アニリン4.0g(0,020モル)とビニルエステル
樹脂(武田薬品工業■製プロミネー)P310)20g
を試験管に秤りとり、105℃の油浴上で加熱した。そ
の結果、混合物は、70°Cにて透明となった。これを
冷却し、30°Cに保持したが、外観は変化しなかった
。そこで、この溶液にfl−)ルエンスルホン酸0.2
gを加え、よく攪拌して、再び、105℃の油浴上で加
熱したところ、14分10秒後にゲル化し、不透明、薄
縁色の硬化物を得た。
実施例7 1.3−ビス(2−オキサプリン−2−イル)ベンゼン
20.4 g (0,094モル)、セバシン酸9゜6
g(0,048モル)及びビニルエステル樹脂(成田薬
品工業■製プロミネー)P310)70gを秤りとり、
120℃の油浴上で加熱したところ、混合物は、内温9
0℃で均一透明に溶解した。
これを冷却し、25℃に保持したが、外観は変化しなか
った。そこで、この溶液にベンゾイルパーオキサイド溶
液(45重量%ジオクチルフタレート溶液)2gとP−
トルエンスルホン酸メチル0.5gを加え、よく攪拌し
た後、予め80°Cの温度に加熱した幅3■の空間部を
有する金型に流し込み、100℃、120℃及び150
℃でそれぞれ1時間加熱し、不溶不融、透明、琥珀色の
硬化物を得た。
このようにして得られた厚さ3mの硬化物は、次の物性
を有するものであった。
熱変形温度       98°C 曲げ強度        16.1 kgf/mm”曲
げ弾性率      395 kgf/mm”たわみ率
         6.3% アイゾツト衝撃値(ノツチ付) 3、2 kg−cm/cta2 吸水率(23°C1水、24時間) 0.21% バーコル硬度      39 実施例8 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
5.7g(0,026モル)と4.4゛−メチレンビス
アニリン4.3g(0,022モル)と不飽和ポリエス
テル樹脂(武田薬品工業■製ポリマール9315)10
gを試験管に秤りとり、110°Cの油浴上で加熱した
。その結果、混合物は、90“Cにて透明となった。こ
の溶液を冷却し、60℃に保持したが、外観は変化しな
かった。そこで、この溶液にp−)ルエンスルホン酸0
.2gを加え、よく撹拌して、再び、油浴上で加熱した
ところ、9分後にゲル化し、不透明、琥珀色の硬化物を
与えた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビス(2−オキサゾリン)化合物と、ビニル単量
    体と、 (a)分子内に少なくとも2つのカルボキシル基を有す
    る多塩基酸、 (b)分子内に少なくとも2つのアミノ基を有する芳香
    族ポリアミン、及び (c)分子内に少なくとも1つのカルボキシル基と少な
    くとも1つの水酸基を有する芳 香族オキシカルボン酸 よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを反
    応させることを特徴とする架橋樹脂の製造方法。
  2. (2)ビス(2−オキサゾリン)化合物と、ビニル単量
    体と、 (a)分子内に少なくとも2つのカルボキシル基を有す
    る多塩基酸、 (b)分子内に少なくとも2つのアミノ基を有する芳香
    族ポリアミン、及び (c)分子内に少なくとも1つのカルボキシル基と少な
    くとも1つの水酸基を有する芳 香族オキシカルボン酸 よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、 (d)分子内に少なくとも2つのエポキシ基を有するエ
    ポキシ樹脂及び分子内に少なく とも1つのアミノ基と少なくとも1つのカ ルボキシル基を有する芳香族アミノカルボ ン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1 種の化合物 とを反応させることを特徴とする架橋樹脂の製造方法。
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