JPH02258836A - 架橋樹脂の製造方法 - Google Patents

架橋樹脂の製造方法

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JPH02258836A
JPH02258836A JP8182989A JP8182989A JPH02258836A JP H02258836 A JPH02258836 A JP H02258836A JP 8182989 A JP8182989 A JP 8182989A JP 8182989 A JP8182989 A JP 8182989A JP H02258836 A JPH02258836 A JP H02258836A
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JP
Japan
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compound
bis
group
acid
aromatic
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Application number
JP8182989A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Arita
和弘 有田
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童呈上■肌徂分立 本発明は新規な架橋樹脂の製造方法に関する。
史米■伎歪 ビス(2−オキサゾリン)化合物とジカルボン酸とをほ
ぼ等モル比にて加熱下に反応させることによって、線状
ポリエステルアミドが得られることは、米国特許第3,
476.712号明細書に記載されているように、既に
知られている。また、ジカルボン酸に対して約1倍モル
以上のビス(2−オキサゾリン)化合物を有機面リン酸
エステルのような触媒の存在下に、加熱下に反応させる
ことによって架橋樹脂を得ることができることも、米国
特許第4.474,942号明細書に記載されている。
更に、ビス(2−オキサゾリン)化合物と多価アミンと
を反応させることによって、架橋樹脂を得ることができ
ることも、例えば、特開昭62−104838号公報に
記載されている。
ビスマレイミド化合物と芳香族ジアミンとを反応させて
、架橋樹脂を得ることも、既に知られている。しかし、
このような架橋樹脂は、硬化に非常な長時間を必要とす
る。例えば、積層成形の場合、予備硬化に180℃で3
0〜60分間の加熱を要し、更に、後硬化に200〜2
50℃で8〜24時間もの加熱を必要とする。しかも、
この架橋樹脂は、そのままでは、強度が低く、脆いので
、通常は、ガラス繊維等のような強化材の併用を必要と
する。
■が”′ しようとする1 本発明者らは、ビス(2−オキサゾリン)化合物を用い
る熱硬化性樹脂を既に種々提案しているが、このビス(
2−オキサゾリン)化合物と共にポリマレイミド化合物
及び芳香族ポリアミン用いる熱硬化性樹脂の製造につい
て鋭意研究した結果、これらが加熱下に開環共重合して
、自体で高強度高靭性を有し、しかも、耐熱性にすぐれ
る新規な熱硬化性樹脂を与えることを見出して、本発明
に至ったものである。
即ち、本発明は、ビス(2−オキサプリン)化合物をポ
リマレイミド化合物及び芳香族ポリアミンと共に反応さ
せることにより、新規な架橋樹脂を製造する方法を提供
することを目的とする。
量 を”°するための 本発明による架橋樹脂の製造方法は、 f1)(a)  ビス(2,オキサゾリン)化合物、(
bl  ポリマレイミド化合物、及び(c)  分子内
にアミノ基を2以上有する芳香族ポリアミン を反応させることを特徴とする。
本発明において用いるビス(2−オキサゾリン)化合物
は、好ましくは、−紋穴([) (但し、R1は炭素間結合又は2価の炭化水素基を示し
、R2はそれぞれ独立に水素、アルキル基又はアリール
基を示す。) で表わされる化合物である。上記−紋穴(I)において
、R1が炭化水素基のとき、具体例としてアルキレン基
、シクロアルキレン基又はアリーレン基等を挙げること
ができる。
かかるビス(2−オキサゾリン)化合物の具体例として
、R1が炭素間結合のとき、例えば、2.2′ビス(2
−オキサゾリン’) 、2.2’−ビス(4−メチル−
2−オキサゾリン) 、2.2’−ビス(5−メチル−
2オキサゾリン) 、2.2’−ビス(5,5’−ジメ
チル−2−オキサゾリン)、2.2″−ビス(4,4,
4’、4”−テトラメチル−2−オキサゾリン)等を挙
げることができる。また、R1が炭化水素基であるとき
は、例えば、1.2−ビス(2−オキサゾリン−2−イ
ル)エタン、1.4−ビス(2−オキサゾリン−2−イ
ル)ブタン、1.6−ビス(2−オキサゾリン−2−イ
ル)ヘキサン、1.8−ビス(2−オキサゾリン−2−
イル)オクタン、1.4−ビス(2−オキサプリン−2
−イル)シクロヘキサン、1,2−ビス(2−オキサプ
リン−2−イル)ベンゼン、113−ビス(2−オキサ
プリン−2−イル)ベンゼン、1,4−ビス(2−オキ
サゾリン−2−イル)ベンゼン、1.2−ビス(5−メ
チル−2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン、1,3
−ビス(5−メチル−2−オキサゾリン−2−イル)ベ
ンゼン、1,4−ビス(5−メチル−2−オキサゾリン
−2−イル)ベンゼン、1.4−ビス(4,4°−ジメ
チル−2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン等を挙げ
ることができる。
本発明においては、ビス(2−オキサシリン)化合物と
して、主鎖中にエステル、エーテル及び/又はカーボネ
ート結合等を有し、末端にオキサプリン基を有するオリ
ゴマーも用いることができる。
このような末端にオキサプリン基を有するオリコマ−は
、例えば、分子末端にカルボキシル基を有するオリゴマ
ー1モルとビス(2−オキサゾリン)化合物2モルとを
加熱下に反応させることによって得ることができる。上
記オリゴマーの分子看は、特に限定されるものではない
が、通常、約500〜5000の範囲が適当である。
上記の分子末端にカルボキシル基を有するオリゴマーは
、例えば、ポリマージオール成分1モルと酸無水物2モ
ルを加熱下に常法に従って反応させることによって得る
ことができる。上記ポリマージオール成分としては、例
えば、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトン
ジオール、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル等を用いることができ、また、酸無水物としては、例
えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、テトラブロモ
フタル酸無水物等を用いることができる。
更に、上記以外にも、分子末端にカルボキシル基を有す
るオリゴマーとして、末端カルボキシル基を有する種々
のオリゴマーを用いることができる。このようなオリゴ
マーの具体例として、例えば、ブタジェン−アクリロニ
トリル共重合体、ブタジェンオリゴマー、スチレン−ブ
タジェン共重合体、スチレン−ブタジェン−アクリロニ
トリル共重合体等を挙げることができる。
本発明においては、上記ビス(2−オキサプリン)化合
物は、モノ (2−オキサプリン)化合物と併用するこ
とができる。かかるモノ (2−オキサゾリン)化合物
の具体例としては、例えば、2−メチルオキサゾリン、
2,4−ジメチルオキサゾリン、2−エチルオキサゾリ
ン、2,5−ジメチルオキサゾリン、4.5−ジメチル
オキサゾリン、2−フェニル−2−オキサゾリン、2−
(m−トリル)オキサゾリン、2−(p−4リル)オキ
サゾリン、5−メチル−2−フェニルオキサプリン等を
挙げることができる。
本発明において用いるポリマレイミド化合物は、好まし
くは、−紋穴 (式中、R3は2価の有機基、好ましくは炭化水素基、
特に好ましくは2価の芳香族炭化水素基を示す。) で表わされるビスマレイミド化合物である。
上記−紋穴(n)において、R3は2価の有機基であっ
て、炭化水素基としては、例えば、アルキレン基、シク
ロアルキレン基、アリーレン基又はこれらの結合した炭
化水素基を挙げることができる。アルキレン基としては
、例えば、メチレン基、エチレン、プロピレン基、ブチ
レン基、ヘキシレン基、オクチレン基等を、シクロアル
キレン基としては、例えば、シクロヘキシレン基を、ま
た、アリーレン基としては、例えば、p−フェニレン基
、m−フェニレン基、キシリレン基等を挙げることがで
きる。アルキレン基、シクロアルキレン基及び/又はア
リーレン基の結合した2価の炭化水素基としては、例え
ば、メチレン(ジ−p−フェニレン)基、エチレン(ジ
−p−フェニレン)基、メチレン(ジー1.4−シクロ
ヘキシレン)基、イソプロピリデン(ジー1.4−シク
ロヘキシレン)基、p−フェニレン(ジメチレン)基、
2−メチル−p−)ルイレン)基等を挙げることができ
る。
更に、R3は、基円に複素環を含む2価の有機基であっ
てもよい。また、マレイミド基は、塩素等のハロゲン原
子、シアノメチル基等の置換基を有していてもよい。
従って、本発明において用い得るビスマレイミド化合物
の具体例として、例えば、N、N’−m−フェニレンビ
スマレイミド、N、N’−p−フェニレンビスマレイミ
ド、N、N’−オキシ(ジ−p−フェニレン)ビスマレ
イミド、N、N’−メチレン(ジ−p−フェニレン)ビ
スマレイミド、N、N″−エチレン(ジ−p−フェニレ
ン)ビスマレイミド、NN’−スルホ(ジ−p−フェニ
レン)ビスマレイミド、N、N’−m−フェニレンビス
(p−オキシフェニレン)ビスマレイミド、N、N’−
メチレン(ジー1.4シクロヘキシレン)ビスマレイミ
ド、N、N’−イソプロピリデン(ジー1.4−シクロ
ヘキシレン)ビスマレイミド、2,6−キシリレンビス
マレイミド、2,6−オキサジアゾリレンビスマレイミ
ド、N、N’−p−フェニレン(ジメチレン)ビスマレ
イミド、N、N’ −2−メチル−p−)ルイレンビス
マレイミド、N、N’−チオ(ジフェニレン)ジシトラ
コンイミド、N、N”−メチレン(ジ−p−フェニレン
)ビス(クロロマレイミド) 、N、N″−へキサメチ
レンビス(シアノメチルマレイミド)等を挙げることが
できる。
また、ポリマレイミド化合物としては、ビスマレイミド
化合物のみならず、3官能又はそれ以上の多官能のポリ
マレイミド化合物も用いることができる。このようなポ
リマレイミド化合物の例として、例えば、MP−200
0X (三菱油化■製)として知られている次式のよう
なものを挙げることができる。
上記したビスマレイミド化合物は、単独で、又は2種以
上の混合物として用いられる。
更に、本発明においては、ビスマレイミド化合物と共に
、モノマレイミド化合物を併用することができる。かか
るモノマレイミド化合物として、例えば、N−フェニル
マレ・イミド、p−カルボキシフェニルマレイミド、p
−ヒドロキシフェニルマレイミド、2.6−ジニチルフ
エニルマレイミド、2−クロロフェニルマレイミド、シ
クロへキシルマレイミド、ラウリルマレイミド等を挙げ
ることができる。
本発明において用いる芳香族ポリアミンは、分子内に少
なくとも2つのアミノ基を有する芳香族化合物である。
芳香族ポリアミンは、単環式又は多環式化合物のいずれ
であってもよく、具体例として、例えば、0−lm−又
はp−フェニレンジアミン、2.3−又は2.4−又は
2.5− トルイレンジアミン、4,4゛−ジアミノビ
フェニル、3,3゛−ジメトキシ−4,4゛−ジアミノ
ビフェニル、4.4゛−ジアミノトリフェニルメタン、
3,3°−ジメチル−4,4′−ジアミノビフェニル、
2.2’、5.5’−テトラクロロ−4,4°−ジアミ
ノビフェニル、4,4°−メチレンビスアニリン、4.
4°−メチレンビス(2−クロロアニリン) 、2.2
’ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パン、■、3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1.3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼア、3
.4”−ジアミノジフェニルエーテル、 4.4’ −
ジアミノジフェニルスルホン、4.4’−ジアミノジフ
ェニルスルフィドや、4.4°−ビス(アミノフェニル
)アミン、4.4’ −(1,3−フェニレンビス(1
−メチルエチリデン)〕ビスアニリン、トリメチレンビ
ス(4−アミノベンゾエート)、次式で表わされるポリ
テトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート
等を挙げることができる。
これら芳香族ポリアミンは単独にて、又は二種以上の混
合物として用いられる。
上記したなかでは、特に、4,4°−メチレンビスアニ
リン、4.4’−メチレンビス(2−クロロアニリ7)
 、1.3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
314゛−ジアミノジフェニルエーテル、4.4’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、2.2′−ビス〔4−(
4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン等が好まし
い。
更に、芳香族ポリアミンとしては、上記したように、主
鎖中にポリエーテル構造を有する末端芳香族アミノオリ
ゴマー又は重合体のほか、主鎖中にポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリイミド等のオリゴマー又は重合体構
造を有し、末端に芳香族アミノ基を有するオリゴマー乃
至重合体も用いることができる。
他方、本発明においては、上記した芳香族ポリアミンと
共に、分子内に単一のアミノ基を有する芳香族化合物、
特に、芳香族モノアミンを併用することができる。かか
る芳香族モノアミンも、単環式化合物でも多環式化合物
のいずれであってもよく、具体例として、アニリン、メ
チルアニリン、エチルアニリン、0−トルイジン、m−
1−レイジン、p−トルイジン、α−ナフチルアミン、
β−ナフチルアミン、ベンジルアミン等を挙げることが
できる。
本発明においては、ビス(2−オキサゾリン)化合物を
上記のようなビスマレイミド化合物及び芳香族ポリアミ
ンと共に反応させるに際して、更に、分子内にカルボキ
シル基を2以上有する多塩基酸、それらの酸無水物、エ
ポキシ化合物、芳香族ヒドロキシ酸及びフェノール性化
合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(
以下、これらを添加剤化合物ということがある。)を存
在させ、これらを共に反応させてもよい。
以下、添加剤化合物について説明する。
先ず、上記添加剤化合物のうち、多塩基酸としては、例
えば、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸
、ダイマー酸、エイコサンニ酸等の脂肪族ジカルボン酸
、例えば、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニル
メタンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、トリメリ
ット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、ブタン−1,
2,3,4−テトラカルボン酸等の脂肪族及び芳香族多
塩基酸を挙げることができる。これらの多塩基酸は単独
で、又は2種以上の混合物として用いることができる。
本発明においては、多塩基酸には、分子内に2以上の末
端カルボキシル基を有するオリゴマーも含まれるものと
する。かがるオリゴマーの分子量は、特に限定されるも
のではないが、通常、約500〜5000の範囲が適当
である。このオリゴマーも、単独で、又は2種以上の混
合物として、更には、前記多塩基酸との混合物として用
いることができる。
このようなオリゴマーは、前述したように、ジオール成
分に過剰の二塩基酸成分(いずれもがオリゴマーであっ
てもよい、)を常法に従って反応させることによって得
ることができる。
本発明において用いる多塩基酸無水物は、分子内に少な
くとも1つの酸無水物基を有すればよく、従って、分子
内に2つの酸無水物基を有する酸無水物や、1つの酸無
水物基と工っ以上の遊離のカルボキシル基を有するカル
ボン酸無水物も好ましく用いることができる。
従って、かかる多塩基酸無水物としては、例えば、無水
コハク酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水フタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フ
タル酸、エンドメチレンテトラヒトロフタル酸無水物、
テトラクロロフタル酸無水物、テトラブロモフタル酸無
水物、ピロメリット酸二無水物、4,4°−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物等を挙げることができる
。これらの酸無水物は単独で、又は2種以上の混合物と
して用いることができる。遊離のカルボキシル基を有す
る酸無水物としては、例えば、無水トリメリット酸を挙
げることができる。
本発明において、添加剤化合物として用いるエポキシ化
合物とは、分子内に少なくとも2つ以上のエポキシ基を
存する化合物であって、ビスフェノールAジグリシジル
エーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、テ
トラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテル等の
ビスフェノール型エポキシ化合物、フタル酸ジグリシジ
ルエステル、テレフタル酸ジグリシジルエステル、テト
ラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、へ牛すヒドロ
フタル酸ジグリシジルエステル、p−オキシ安息香酸ジ
グリシジルエステル、ダイマー酸ジグリシジルエステル
等のジグリシジルエステル型エポキシ化合物、ノボラッ
ク型エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物等を挙げる
ことができる。
これらは、単独で、又は混合物として用いられる。
本発明においては、上記エポキシ化合物と共に、分子内
に単一のエポキシ基を有するモノエポキシ化合物も用い
ることができる。このようなモノエポキシ化合物として
は、例えば、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル等を挙げることができる。
芳香族ヒドロキシ酸としては、例えば、サリチル酸、m
−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、0−クレソチ
ン酸、没食子酸、マンデル酸、トロバ酸、α−オキシナ
フトエ酸、β−オキシナフトエ酸等のベンゼン及びナフ
タレン誘導体を好ましい具体例として挙げることができ
る。
また、本発明において用いるフェノール性化合物は、分
子内に少なくとも2つのフェノール性水酸基を有する化
合物であって、単環式化合物又は多環式化合物のいずれ
であってもよい、多環式化合物の場合には、2つ以上の
芳香環は炭素間結合、2価以上の炭化水素基又はその他
の2価以上の基にて結合されていてもよい。
従って、本発明において用い得るフェノール性化合物は
、好ましくは、−紋穴(III)110  Ar−01
l (DJ) (式中、Arは、単一の芳香環若しくは縮合芳香環から
なる2価の芳香族基、又は炭素間結合にて2以上の芳香
環が結合されてなる2価の芳香族基、又は2価の炭化水
素基、カルボニル基、チオエーテル基、エーテル基及び
アミド基から選ばれる2価基にて2以上の芳香環が結合
されてなる2価の芳香族基を示し、ここに、上記芳香族
基は芳香環上に水f11基及びビス(2−オキサゾリン
)化合物と反応しない置換基を有していてもよい。)で
表わされる。
また、本発明において用い得るフェノール性化合物には
、分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有する重合
体も含まれるものとする。
前記−紋穴において、Arにおける芳香環は、単一の芳
香環若しくは2以上の芳香環が縮合されてなる縮合芳香
環でもよい。従って、前記−紋穴において、計が単一の
芳香環若しくは縮合芳香環からなる2価の芳香族基であ
るフェノール性化合物として、代表的には、ジヒドロキ
シベンゼン及びジヒドロキシナフタレン、例えば、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、1,4−ナフタレンジオール
等を挙げることができる。
Arが炭素間結合にて2以上の芳香環が結合されてなる
2価の芳香族基である場合、その具体例としては、例え
ば、2,2“−ジヒドロキシビスフェノールを挙げるこ
とができる。
また、前記−紋穴において、2以上の芳香環を結合する
2価の炭化水素基は、特に、限定されるものではないが
、好ましくは、例えば、アルキレン基、アリーレン基、
シクロアルキレン基等であり、従って、前記−紋穴にお
いて、Arが2価の炭化水素基にて2以上の芳香環が結
合されてなる2価の芳香族基である化合物として、例え
ば、2.2’−メチレンビスフェノール、4,4°−メ
チレンビスフェノール(ビスフェノールF) 、4.4
’−(1−メチルエチリデン)ビスフェノール(ビスフ
ェノールA) 、4.4’−(フェニルメチレン)ビス
フェノール、ビス(p−ヒドロキシフェニル)スルホン
(ビスフェノールS) 、4.4°−(シクロヘキサン
ジイル)ビスフェノール等を挙げることができる。
更に、前記−紋穴において、計がカルボニル基にて2以
上の芳香環が結合されてなる2価の芳香族基である化合
物として、例えば、4,4°−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン等を挙げることができる。
また、Arがチオエーテル基にて2以上の芳香環が結合
されてなる2価の芳香族基である化合物として、例−え
ば、2,2°−ジヒドロキシジフェニルチオエーテルを
、静がエーテル基にて2以上の芳香環が結合されてなる
2価の芳香族基である化合物として、例えば、2,2”
−ジヒドロキシジフェニルエーテルを、Arがアミド基
にて2以上の芳香環が結合されてなる2価の芳香族基で
ある化合物として、例えば、2−ヒドロキシ−N〜(4
−ヒドロキシフェニル)ベンズアミドジフェニルエーテ
ルを、Arがスルホン基にて2以上の芳香環が結合され
てなる2価の芳香族基である化合物として、例えば、4
.4’ −ジヒドロキシジフェニルスルホン(ビスフェ
ノールS)を、それぞれ挙げることができる。
尚、本発明においては、前記−紋穴で表わされるフェノ
ール性化合物は、その芳香環上に水酸基及びビス(2−
オキサ、プリン)化合物と反応しない任意の置換基を有
していてもよい。かかる置換基として、例えば、アルキ
ル基、アリール基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、
アルコキシ基、アリロキシ基等を挙げることができる。
また、本発明の方法においては、フェノール性水酸基を
分子内に2個以上有する重合体も、ビス(2−オキサプ
リン)化合物に対する添加剤化合物として、単独で、又
は前記フェノール性化合物と共に、好ましく用いること
ができる。例えば、かかるフェノール性水酸基を分子内
に2個以上有する重合体として、フェノールとホルムア
ルデヒドとを酸又は塩基触媒にて縮合させて得られる初
期縮合物であるノボラック樹脂及びレゾール樹脂を挙げ
ることができる。かかる樹脂は既によく知られている。
特に、ノボラック樹脂は、本発明の方法において好まし
く用いられるフェノール性水酸基を有する重合体の一つ
である。また、ポリビニルフェノールも好ましく用いら
れる。
上記した添加剤化合物は、単独にて、又は二種以上の混
合物として用いられる。
本発明においては、特に、限定されるものではないが、
ポリマレイミド化合物と芳香族ポリアミンとは、その合
計量がビス(2−オキサゾリン)化合物1モルに対して
2モル以下の割合で用いることが好ましく、特に、0.
5〜1.8モルの範囲で用いることが好ましい。また、
ポリマレイミド化合物と芳香族ポリアミンの使用割合は
、ポリマレイミド化合物が10〜90モル%、芳香族ポ
リアミンが90−10モル%の範囲にあることが好まし
く、特に、ポリマレイミド化合物が10〜50モル%、
芳香族ポリアミンが90〜50モル%の範囲にあること
が好ましい。
他方、添加剤化合物は、ポリマレイミド化合物と芳香族
ポリアミンと添加剤化合物の合計量において、99モル
%以下の範囲で用いることができ、好ましくは、95モ
ル%以下の範囲で用いられる。
本発明においては、ビス(2−オキサゾリン)化合物と
ポリマレイミド化合物と芳香族ポリアミンと、必要に応
じて用いる上記添加剤化合物との反応は、好ましくは、
オキサゾリン環開環重合触媒の存在下に行なわれる。か
かる触媒を用いることによって、反応温度を低下させ、
或いは硬化に要する反応時間を短縮することができると
共に、−層、硬く、強靭で耐熱性にすぐれる架橋樹脂を
得ることができる。
オキサゾリン環開環重合触媒は、例えば、Polyme
r J、、 Vol、3. No、l、 pp、35−
39 (1972)や、「講座重合反応論7、開環重合
U 、pp、 159−164、化学同人(1973)
に記載されているように既に知られており、具体例とし
て、例えば、強酸、スルホン酸エステル、硫酸エステル
、ルイス酸、脂肪族又は脂環族炭素、例えば、アルキル
炭素やアルキレン炭素に結合したハロゲン原子を少なく
とも1、つ有する有機ハロゲン化物等を挙げることがで
きる。
強酸としては、例えば、リン酸、硫酸、硝酸等のオキソ
酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫化水
素等の水素酸等の鉱酸、例えば、フェニルリン酸、メタ
ンスルホン酸等のアルカンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−1ルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスル
ホン酸、ナフタレン−α−スルホン酸、ナフタレン−β
−スルホン酸等のアレーンスルホン酸、スルファニル酸
、フェニルホスホン酸等の有機酸を挙げることができる
。これら強酸は、それ自体を用いてもよいが、また、予
め用いる芳香族ポリアミンの塩を形成させて、これを用
いることもできる。
スルホン酸エステルとしては、例えば、p−トルエンス
ルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、p−
トルエンスルホンan−7’チル等のアレーンスルホン
酸アルキルエステルを挙げることができる。
硫酸エステルとしては、例えば、ジメチル硫酸やジエチ
ル硫酸を挙げることができる。
ルイス酸としては、例えば、塩化アルミニウム、塩化第
二スズ、塩化バナジウム、塩化バナジル、三フッ化ホウ
素等を挙げることができる。
前記した有機ハロゲン化物の好ましい例は、モノハロア
ルカン及びポリハロアルカンであって、例えば、具体例
として、ヨウ化メチル、塩化ブチル、臭化ブチル、ヨウ
化ブチル、臭化n−ヘキシル、塩化オクチル、臭化n−
オクチル、臭化ラウリル、臭化ステアリル、臭化アリル
、四臭化エタン等を挙げることができる。また、前記し
た有機ハロゲン化物の他の好ましい具体例として、例え
ば、臭化ベンジル、p、p’−ジクロロメチルベンゼン
等のモノハロメチルベンゼンやポリハロメチルベンゼン
、α−ブロモプロピオン酸エチル、α−ブロモイソ酪酸
エチル等のハロゲン化脂肪酸エステルを挙げることがで
きる。更に、塩化シクロヘキシル、臭化シクロヘキシル
、ヨウ化シクロヘキシル等のハロゲン化シクロヘキシル
も用いることができる。
更に、本発明においては、芳香族モノアミンのハロゲン
化水素酸塩も触媒として好適に用いることができる。芳
香族モノアミンとしては、例えば、アニリン、メチルア
ニリン、エチルアニリン等のアルキルアニリン、トルイ
ジン類、キシリジン類、ナフチルアミン類等が好ましく
用いられる。かかる芳香族モノアミンのハロゲン化水素
酸塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化
水素酸塩等が好適に用いられる。
上記した触媒は、単独で、又は2種以上が併用される。
本発明の方法において、これらの触媒は、樹脂原料、即
ち、前記したビス(2−オキサゾリン)化合物、ポリマ
レイミド化合物及び芳香族ポリアミン(添加剤化合物を
用いるときは、その量を含めて)の合計重量に基づいて
、約0.05〜5重量%の範囲で用いられ、好ましくは
約0.1〜3重量%の範囲で用いられる。
本発明の方法において、反応温度は、触媒の使用の有無
、用いる触媒の種類やその使用量のほか、個々の樹脂原
料にもよるが、多くの場合、80℃以上、好ましくは1
00〜300℃、特に好ましくは100〜200℃の範
囲である。また、反応時間も、反応温度、触媒の使用の
有無、用いる触媒の種類や量、樹脂原料、その使用量比
等によっても異なるが、通常、約1分乃至2時間程度で
ある。
本発明の方法によれば、強化材及び/又は充填材を含有
する架橋樹脂をも得ることができる。強化材としては、
通常の繊維強化樹脂に用いられる繊維強化材が好ましい
、かかる繊維強化材として、具体的には、ガラス繊維、
炭素繊維、石英繊維、セラミック繊維、ジルコニア繊維
、ホウ素繊維、タングステン繊維、モリブデン繊維、ス
テンレス繊維、ベリリウム繊維、石綿繊維等の無機繊維
、綿、亜麻、大麻、ジュート、サイザル麻等の天然繊維
、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維等の耐熱性有
機合成繊維等を挙げることができる。
また、これら繊維強化材は、樹脂との接着性を改良する
ために、その表面を例えばボラン、シラン、ガラン、ア
ミノシラン等にて予め処理されていてもよい。これらの
繊維強化材は単独で又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
また、これらの繊維強化材は、その形状において、何ら
限定されず、例えば、紐状、マット状、テープ状、一定
の寸法に切断された短繊維状等の形状にて用いられる。
繊維強化材は、これらの複合された形状であってもよい
繊維強化材の配合量は、例えば、触媒を含有する樹脂原
料の溶融粘度や、用いる強化材の種類、その形態、製品
としての強化樹脂の用途等に応じて適宜に選ばれるが、
通常、触媒を含有する樹脂原料に基づいて約3〜95重
量%、好ましくは5〜80重景%重量である。
充填材も、従来より合成樹脂成形の分野で用いられてい
る任意のものを用いることができる。具体例として、例
えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の酸化物、水酸
化アルミニウム等の水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム等の炭酸塩、タルク、クレー、ガラスピーズ
、ベントナイト等のケイ酸塩、カーボンブラック、黒鉛
等の炭素、鉄粉、アルミニウム粉等の金属粉等を挙げる
ことができる。かかる充填材の配合量も、繊維強化材の
場合と同様にして適宜に選ばれるが、通常、樹脂原料に
基づいて、約3〜95重量%、好ましくは約10〜80
重量%の範囲である。
特に、硬化物の表面抵抗率を下げる目的でカーボンブラ
ックの1種であるケッチエン・ブラックを配合する場合
は、その配合量は、通常、樹脂原料に基づいて、約0.
1〜1重量%の範囲である。
また、本発明の方法においては、上記繊維強化材及び充
填材以外にも、通常の熱硬化性樹脂成形において用いら
れている安定剤、内部離型剤、顔料、難燃剤等の任意の
添加剤も用いてよい。
本発明に従って、上記のような繊維強化材や充填材を含
有する架橋樹脂を得るには、例えば、前記したビス(2
−オキサゾリン)化合物、ポリマレイミド化合物及び芳
香族ポリアミン、及び必要に応じて、添加剤化合物や触
媒からなる混合物からなる樹脂原料、好ましくはこれら
を溶融させた均一な混合物である樹脂原料に強化材及び
/又は充填材を混合し、或いは上記混合物を強化材及び
/又は充填材に含浸させた後、加熱する。
繊維強化した架橋樹脂を得るに際しては、一般にガラス
繊維強化熱硬化性樹脂の製造において従来より知られて
いる任意の方法によることができる。具体的には、例え
ば、加熱加圧成形用金型に予め配布された繊維強化材に
触媒を含有する樹脂原料を注入含浸させ、加熱硬化を行
なうプリフォーム・マツチドメタルダイ法やレジン・イ
ンジェクション法、触媒を含有する樹脂原料と一定の寸
法に切断された繊維強化材とからなる混練物を加熱加圧
成形用金型に投入又は注入し、加熱硬化を行なうバルク
・モールディング・コンパウンド法、トランスファー成
形法、射出成形法、リアクティブ・インジェクション・
モールディング法(RIM)、引抜き成形法、触媒を含
有する樹脂原料を繊維強化材に含浸させ、粘着性のない
プリプレグ成形材料とするSMC法やプリプレグ・クロ
ス法等、種々の方法を採用することができる。
このように、繊維強化材や充填材を含有する架橋樹脂を
得る場合は、成形温度は、通常、■30〜230℃程度
である。加熱硬化時間は、用いるビス(2−オキサゾリ
ン)化合物、ポリマレイミド化合物、芳香族ポリアミン
、添加剤化合物や、触媒の使用存無、及びその使用量、
成形温度等によるが、通常、1分乃至2時間程度である
本発明に従って得られる繊維強化樹脂は、架橋樹脂母体
のすぐれた機械的性質と耐熱性を保持しつつ、繊維強化
されているために、広範な用途に実用し得る種々の成形
品を製造するのに好適である。かかる樹脂成形品の用途
として、例えば、宇宙、航空、船艇、鉄道車両、自動車
、土木建築、電気電子機器、耐食機器、スポーツ及びレ
ジャー用品、医療機器、各種工業部品等を挙げることが
でき、更には、従来の繊維強化樹脂の場合は、強度や吸
水性、耐熱性等、その性能不足のために使用し得ない用
途にも実用することができる。
主囲■抜果 本発明の方法によれば、ビス(2−オキサゾリン)化合
物とポリマレイミド化合物と芳香族ポリアミンと必要に
応じて所定の添加剤化合物とを好ましくは触媒の存在下
に加熱反応させることによって、短時間にて不溶不融で
固く、強度及び耐衝撃性にすぐれるうえに、耐熱性にす
ぐれる架橋樹脂を得ることができる。更に、本発明によ
る樹脂は、経時変化による着色が少なく、更に、硬化時
の発熱が少ない。
本発明による樹脂は、その特性を利用して、種々の成形
品の製造等に有利に用いることができる。
但し、本発明による架橋樹脂は、その用途において何ら
制限されるものではない。
χ旅■ 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。尚、以
下において、エポキシ化合物を用いた場合は、そのエポ
キシ化合物は、分子内に2つのエポキシ基を有するもの
である。また、得られた硬化物において、熱変形温度は
、18.6kg/−の荷重下での測定値であり、また、
吸水率は、厚さ3龍のディスク状の硬化板を23℃の水
に24時間浸漬した後の重量増加率である。
実施例1 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
51.8 g (0,24モル) 、4.4“−メチレ
ンビスアニリン31.7 g (0,16モル) 、N
、N’−メチレン(ジ−p−フェニレン)ビスマレイミ
ド14.7 g(0,04モル)及び臭化オクチル0.
6gを混合し、この混、金物を140℃の温度の油浴上
で攪拌下、加熱したところ、内湯120℃にて赤橙色の
透明な溶液を与えた。
そこで、予め170℃のオーブン中にて加熱しておいた
幅31の空隙を有する金型内に上記溶液を注入し、17
0℃で30分間硬化させて、濃赤橙色の厚さ31の板状
硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度      189℃ 曲げ強度        20.5 kgf/mmz曲
げ弾性率      400kgf/mm”たわみ率 
        8.6% デインスタット衝撃値  43kgf/cmz吸水率 
         0.23%3%パーコル     
  44 ショアー硬度(D)     90 実施例2 1.3−ビス(2−オキサプリン−2−イル)ベンゼン
41.5g(0,19モル) 、2.2−ビス(4−(
4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン45.9g
(0,11モル) 、N、N’−メチレン(ジ−p−フ
ェニレン)ビスマレイミド17.7g(0,05モル)
及び臭化オクチル0.5gを混合し、この混合物を15
0℃の温度の油浴上で攪拌下、加熱して、溶解させた。
得られた溶液を予め200℃のオーブン中にて加熱して
おいた幅3鰭の空隙を有する金型内に注入し、200℃
で1時間硬化させて、透明赤橙色の厚さ3龍の板状硬化
物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度      183℃ 曲げ強度        18.7 kgf/ma+”
曲げ弾性率      390kgf/am”たわみ率
         7.9% デインスタット衝撃値  28 kgf/cm”吸水率
          0626%バーコル硬度    
   43 実施例3 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
51.8 g (0,24モル)、4.4″−メチレン
ビスアニリン23.8g(0,12モル) 、N、N“
−メチレン(ジ−p−フェニレン)ビスマレイミド29
.4 g(0,08モル)及びp−1−ルエンスルホン
酸エチル0.4gを混合し、この混合物を140℃の温
度の油浴上で攪拌下、加熱して、溶解させた。
得られた溶液を幅311の空隙を有する金型内に注入し
、180℃で1時間硬化させて、透明橙色の厚さ3龍の
板状硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度      191℃ 曲げ強度        20.2 kgf/l11m
”曲げ弾性率      450 kgf/1ars”
たわみ率         5.2% 吸水率          0.24%4%パーコル 
      50 実施例4 】、3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
24.6g(0,11モル)、4.4゛−メチレンビス
アニリン26.3g(0,13モル)、ポリテトラメチ
レンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート(分子量1
230)23.4g(0,019モル) 、N、N’−
メチレン(ジ−p−フェニレン)ビスマレイミド14.
0 g (0,038モル)、エポキシ樹脂(エピコー
ト828)21.1g (0,057モル)及び臭化オ
クチル0.5gを混合し、この混合物を140℃の温度
の油浴上で攪拌下、加熱した。内温120℃にて透明な
溶液を得た。
この溶液を幅3鳳1の空隙を有する金型内に注入し、1
80℃で1時間硬化させて、透明黄褐色の厚さ3鶴の板
状硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度 曲げ強度 曲げ弾性率 たわみ率 吸水率 ショアー硬度(D) 実施例5 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
10.4g(0,12モル)、多官能マレイミド化合物
(三菱油化■製MP−2000X、官能数約4)3.5
g(0,01モル) 、N、N’−メチレン(ジ−p−
フェニレン)ビスマレイミド1.5 g (,0,01
モル) 、4.4’−メチレンビスアニリン7.1g(
0,09モル)及び臭化オクチルO,16gを混合し、
この混合物を150℃の温度の油浴上で攪拌下、加熱し
たところ、4分30秒後に透明な液を与え、7分20秒
後に内湯181tで硬化して、濃赤橙色の硬い硬化物を
与えた。
実施例6 139℃ L 1.3 kgf/mm” 250 kgf/+m2 7.5% 0.25% 1.3−ビス(2−オキサプリン−2−イル)ベンゼン
43.2g(0,2モル) 、4.4”−メチレンビス
アニリン49.5g(0,25モル) 、N、N’−メ
チレン(ジ−p−フェニレン)ビスマレイミド18.4
 g(0,05モル)及びアニリンの臭化水素塩0.5
5gを混合し、この混合物を140℃の温度の油浴上で
撹拌下、加熱して溶解させ、透明な溶液を得た。
この溶液を幅3鶴の空隙を有する金型内に注入し、18
0℃で30分間硬化させて、透明赤褐色の厚さ3鰭の板
状硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度      131’c 曲げ強度        18.6 kgf/ms”曲
げ弾性率      430kgf/ms+またわみ率
         5.3% 吸水率          0.14%4%パーコル 
     38 実施例7 (末端カルボキシル基を有するポリカーボネートオリゴ
マーの製造) ポリカーボネートジオール(水酸基価119、分子量9
40)500g (0,53モル)と無水コハク酸10
8g(1,0モル)を混合し、160℃の油浴上で1.
5時間反応させて、末端カルボキシル基を有するポリカ
ーボネートオリゴマーを得た。
(架橋樹脂の製造) 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
51.8 g (0,24モル) 、4.4’−メチレ
ンビスアニリン57.0g(0,29モル)、エポキシ
樹脂(エピコート828)  59.2 g  (0,
16モル)、上記オリゴマー46.4g (0,,03
2モル)及びαブロモイソ酪酸エチル0.8gを秤りと
り、140℃の温度の油浴上で攪拌下、加熱して溶解さ
せ、透明な溶液を得た。
この溶液を幅30の空隙を有する金型内に注入し、17
0℃で1時間硬化させて、透明淡琥珀色の厚さ31の板
状硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度 曲げ強度 曲げ弾性率 たわみ率 引張強さ 引張弾性率 伸び率 デインスタット衝撃値 吸水率 バーコル硬度 実施例8 1.3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン
33.7g(0,16モル)、2.2−ビス(4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン42.6g(
0,10モル)、分子末端に芳香族アミノ基を有するポ
リイミド骨格オリゴマー(住人化学工業■製ベストレッ
クスSM−20)13g  (0,01モル)、分子末
端に芳香族アミノ基を有するポリエーテル骨格オリゴマ
ー(イハラケミカル側製工106℃ 15、8 kgf/mm” 350kgf/41 7.0% 9、9 kgf/mta” 350 kgf/mm” 6、0% 0.17% ラスマー1000)16.0g (0,01モル)及び
1)−)ルエンスルホン酸ブチル0.5gを秤りとり、
170℃の温度の油浴上で攪拌下、加熱して溶解させ、
溶液を得た。
この溶液を幅31の空隙を有する金型内に注入し、17
0℃で30分間硬化させて、不透明琥珀色の厚さ3鶴の
板状硬化物を得た。
この硬化物は硬く、不溶不融であって、次の物性を有す
るものであった。
熱変形温度      154℃ 曲げ強度        13.3 kgf/mm”曲
げ弾性率      290kgf/mm”たわみ率 
        6.8% デインスタット衝撃値  34 吸水率          0.24%ショアー硬度(
D)     82

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ビス(2−オキサゾリン)化合物、(b)
    ポリマレイミド化合物、及び (c)分子内にアミノ基を2以上有する芳香族ポリアミ
    ン を反応させることを特徴とする架橋樹脂の製造方法。
  2. (2)オキサゾリン環開環重合触媒の存在下に反応させ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の架橋樹脂の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161627A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Arisawa Mfg Co Ltd 繊維強化樹脂部材の製造方法及びリップルバネ
WO2018020585A1 (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 日立化成株式会社 樹脂成形体及び樹脂ギヤ

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