JPH0326731A - 澱粉改質剤、改質澱粉および製造法 - Google Patents

澱粉改質剤、改質澱粉および製造法

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JPH0326731A
JPH0326731A JP16102789A JP16102789A JPH0326731A JP H0326731 A JPH0326731 A JP H0326731A JP 16102789 A JP16102789 A JP 16102789A JP 16102789 A JP16102789 A JP 16102789A JP H0326731 A JPH0326731 A JP H0326731A
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sulfonic acid
meth
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Yasushi Nishigaito
西垣内 靖
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、澱粉の改質剤、改質澱粉および改質澱粉の製
造法に関する。さらに詐しくは、優れた特性を有する製
紙用澱粉糊液を提供することができる改質剤および改質
澱粉およびその製造法に関する。
[従来の技術コ 従来より、表面処111剤、顔料塗工用接着剤、紙加工
用接着剤などの製紙の加工原料として澱粉が使用されて
いる。この澱粉は、低粘度で、ゲル化および老化がし難
く、接着性、保水性などが優れていることが袈求される
。これらの要求を満たすために、澱粉を、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソ。−ダ、ラウリル硫酸ソーダなどの存
在下、酸化剤による酸化で変性し糊化する方法が知られ
ている(例えば、特公昭59−2960 1号公報)。
[発明が解決しようとする課題コ しかし、これらは、生成した改質澱粉糊液の、泡立ちが
大きく、また紙の表面サイズ剤の基剤として使用した場
合、所望の表面サイズ効果が得られないという欠点を持
つ。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、゜ 泡立ちの少ない、また所望の表面サイ
ズ効果の得られる製紙用に好適な澱粉を得る改質剤およ
び改質澱粉について検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、水分散性または水溶性のスルホン酸(塩
)基台・有重合体からなり、かつ澱粉の糊化を行なう工
程で使用される澱粉の改質剤;請求項1〜3記載の改質
剤で改質された改質澱粉および澱粉スラリーを、請求項
1〜3のいずれか記載の改質剤および必要があれば酸化
剤の存在下、蒸煮する改質澱粉の製造法である。  本
発明において、スルホン酸(塩)基含有重合体としては
、水分散性または水溶性の重合体で、ポリスチレン類の
スルホン化物および/またはその塩、並びに芳香族炭化
水素ビニルスルホン酸、スルホン酸基含有(メタ)アク
リルアミド、スルホン酸基含有(メタ)アクリレート、
脂肪族炭化水素ビニルスルホン酸およびこれらの塩から
なる群より選ばれる単企体を必須構成車位とする重合体
または共重合体が挙げられる。好ましくは、ポリスチレ
ン類のスルホン化物の塩である。
具体的には、下記のスルホン酸基含有重合体が挙げられ
る。
(A)ポリスチレン類のスルホン化物 ポリスチレン類は、スチレン、α−メチノレスチレン、
α一エチルスチレンなどのスチレン類の単独重合体およ
びスチレン類とこれと共重合する単m体との共重合体を
包含する。
スチレン類と共重合する単量体としては、 (メタ)ア
クリル酸アルキルエステル[(メタ)アクリル酸メチル
、 (メタ)アクリル酸エチル、 (メタ)アクリル酸
ブチル、 (メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、
 (メタ)アクリル酸ラウリル、 (メタ)アクリル酸
ステアリルなど]、脂肪酸ビ二ルC酢酸ビニル、プロビ
オン酸ビニルなどコ、芳香族炭化水素ビニル単量体[ビ
ニルナフタレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン
などコ、不飽和(ジ)カルボン酸もしくはその無水物[
(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
など]、(塩素化)オレフィン類[α−オレフィン、イ
ソプレン、インブチレン、ジイソブチレン、プタジエン
、クCIOプレンなど]、ニトリル基含有ビニル単量体
[(メタ)アクリロニトリルなど]、およびこれらの二
種以上が挙げられる。
スチレン類共重合体のスチレン類の含量は、通常30モ
ル%以上、好ましくは、50モル%以上である。  ポ
リスチレン類の分子量は、通常500〜!.Ooo,o
oo、好ましくは2,000〜500,000、更に好
ましくは、 3,000−1!10,000である。
スルホン化物は、通常のスルホン化剤を使用し、溶媒中
において公知の方法で製造することができる。
溶媒としては、通常炭素数1〜2の脂肪族ハロゲン化炭
化水素、炭素数1〜3のニトロ化脂肪族炭化水素等のス
ルホン化剤に不活性なものを使用する。
脂肪族ハロゲン化炭化水素の.具体例としては、1.2
−ジクロロエタン、メチレンジクロリド、塩化エチル、
四塩化炭素、■,1−ジクロルエタン、!,l,2,2
−テトラク口ルエタン、クロロホルム、エチレンジブロ
ミド等が挙げられる。ニトロ化脂肪族炭化水素としては
、ニトロメタン、ニトロエタン、1−ニトロプロパン、
2.一二トロプロバンナ(!’ bi 挙げられる。好
ましくは、脂肪族ハロゲン化炭化水素である。
ポリスチレン類の溶解は、ポリマーの分子量にもよるが
、溶媒100重m部当り、ポリスチレン類を通常、1〜
100重量部、好ましくは、5〜50fi量部溶解させ
る。
スルホン化剤としては、無水硫酸、クロル硫酸などが用
いられる。好ましくは無水硫酸である。
液状無水硫酸、液状無水硫酸を窒素●乾燥空気等の不活
性ガスおよび1.2−ジクロロエタン、塩化エチルなど
の炭素数I〜2の脂肪族ハロゲン化炭化水素等のスルホ
ン化剤に不活性な溶媒で希釈した無水硫酸も使用できる
。  不活性ガスで希釈1,た無水硫酸濃度は、通常1
〜153fit%、好まし,くは3−5容量%である。
不活性な溶媒で希釈した無水硫酸70度は、通常1〜5
0重景%、好ましくは5〜20重n%である。
また無水硫酸とルイス塩基の錯体を用いることもできる
。ルイス塩基乏しては、 トリエチルホスソエート、ト
リメチルホスフェートなどのトリアルキルポスフェート
、酢酸エチル、バルミチ.ン酸エチルなどの脂肪酸アル
キルエステル、ジオキサン、チオキサン、ジエチルエー
テルなどのエーテルもしくはチオ罵一テルなどが挙げら
れる。好京I7いルイス塩基は、トリアルキルホスフェ
ート、および脂肪酸アルキルエステルである。
スルホン化剤の使用毘は、ポリスチレン類中のスチレン
類単位lモルに対L、通常0.4−2モル量である。
スルホン化の反応は通常、θ〜80℃、好まし《は、1
0−50゜Cで行なわれ、無水条件で行う。
スルホン化物は、通常、ナトリ゛ウム、カリウムなとの
fルカリ金屈、カルシウム、マグネンウムなとのアルカ
リ」一類金属などの水酸化物、炭酸塩、またはアンモニ
ア、アミン類例えばトリエチルアミン、ジメチルアミン
、ラウリルアミン、ステアリルアミンなどのアルキルア
ミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなど
のアルカノー・ルアミンなどの中和剤で中和され塩にさ
れる。
好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、およびアンモ
ニウム塩である。
溶剤は、分岐、ろ過、蒸留などの通常の方法で除去され
、水分散性若しくは水溶性の水性液状または粉末状のス
ルホン酸(塩)基含有重合体を得る。
上記方法以外に本出願人が特許出願している特願平1−
811H号明細書、特願平l一口4593号明細書およ
び特願平1−117832号公報に記載の方法によって
もスルホン化を行なうこ己ができる。
(B)スルホン酸(塩)基含イf単量体の重合体スルホ
ン酸(塩)是含有単量体の重合体としては、芳香核炭化
水素ビニルスルホン酸、スルホン酸基含有(メタ)アク
リルアミド、スルホン酸基含有(メタ)アクリレート、
脂肪族炭化水素ビニルスルホン酸、およびこれらの塩か
らなる群より選ばれた単量体を必須構成単位とナる重合
体または共重合体があげられる。  好ましくは、スル
ホン酸塩基含有単量体を、必須構成単位とする重合体ま
たは共重合体である。スルホン酸(塩)基含有単量体と
しては、下記単量体があげられる。
(B−1)芳香族炭化水素ビニルスルホン酸p〜および
0−スチレンスルホン酸、スチレンジスルホン酸、α−
メチルスチレンスルホン酸、ビニルフェニルメタンスル
ホン酸などおよびこれらの塩 (B−2)スルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド 2−(メタ)アクリルアミドー2−メチルブロバンスル
ホン酸、3−(メタ)アクリルアミドプロパンー【一ス
ルホン酸、2−(メタ)アクリルアミドエチル−1〜ス
ルホン酸、3−(メタ)アクリルアミドー2−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸、p−cメタ)アクリルアミドメ
チルベンゼンスル4,ン酸l工どおよびこれらの塩 (B−3)スルホン酸.!1(含イ『(メタ)アクリl
ノート 3−(メタ)アクリロイロキンブロバンートスルホン9
、4−(メタ)アクリロイロキシブタン−1−スルホン
酸、4−(メタ)アクリ口イロキンブタン−2−スルホ
ン酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチル−1−スル
ホン酸、3〜(メタ)アクリロイロキシ−2−ヒドロキ
シブロバンスノレホン酸などおよびこれらの塩 (B−4)脂肪族炭化水素ビニルスルホン酸塩ビニルス
ルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸などおよびこれら
の塩 スルホン酸基含有111 ffi体の塩としては、ナト
リウム、カリ・ウム、リチウムなどのアルカリ金属塩、
カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金a塩、
アンモニウム塩、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、モノメチルアミン、 トリメチルアミン、トリエチ
ルアミンなどのアミン塩があげられ、好ましくは、ナト
リウム塩、カリウム塩、およびアンモニウム塩である。
スルホン酸(塩)基含有単量体と共重合する単量体とし
ては、下記の単量体があげられる。
水溶性ビニル単量体としては、アミド基含有ビニル単量
体[(メタ)アクリルアミド、N−メチル(゛メタ)ア
クリルアミド、N.  N,  −ジメチルアクリルア
ミドなど]、ヒドロキシル基含有ビニル単量体[ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブ口ビル
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ
)アクリレート(メタ)アリルアルコールなど]、不飽
和(ジ)カルボン酸またはその酸無水物[(メタ)アク
リル酸、 (無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
なと]、N−ビニルビロリドンなどがあげられる。
難水溶性ビニル単量体としては、 (メタ)アクリル酸
エステル[(メタ)アクリル酸メチル、 (メタ)アク
リル酸エチル、 (メタ)アクリル酸ブチル、 (メタ
)アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル
など]、脂肪酸ビニル[酢酸ビニルなど],芳香族炭化
水素ビニル単量体[スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルナフタレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン
などコ、ニトリル含有ビニル車m体[(メタ)アクリロ
ニトリルなどコなどがあげられる。好ましくは、水溶性
ビニル単量体である。
スルホン酸(塩)基含有車量体の重合体の製造について
は、特に制限はないが、通常の溶液重合法によって製造
できる。例えば、スルホン酸(塩)基含有単量体および
必要であれば他の単量体を、水; メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロビルアルコールなどの低級
アルキルアルコール; メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ等のセロソルブ類等の溶媒またはこれらの2種以
上の混合溶媒中で50〜150℃で重合する。ラジカル
重合開始剤としては、過硫酸塩、アゾビスイソプチロニ
トリノレ、べ冫ゾイノレパーオキサイド、ジクミノレバ
ーオキサイドなどを、単m体に対し0.1〜15重量%
を用いる。必要であれば、ラウリルメル力ブタン、チオ
グリコール酸、メルカプトエタノールなどの連鎖移動剤
を用いる。
本発明におけるスルホン酸(塩)基含有重合体の分子量
は、通常1 ,000〜2,000,000である。改
質澱粉の使用目的によって異なり、特に限定されない。
スルホン酸(塩)基含有重合体中のスルホン酸基の含量
は、塩成分を除いた重合体に対する重量%で示すと、通
常重合体中10重量%以上、好ましくは20重量%以上
である。 10mffi%未溝になると澱粉の粘度低下
が少なくなる。
本発明の改質剤で改質される澱粉の種類としでは、未変
性の生澱粉[コーン澱粉、タピオカ澱粉、ジャガイモ澱
粉、サツマイモ澱粉、小麦澱粉、米澱粉等]およびこれ
らの澱粉を変性した酸化澱粉、酵素変性澱粉、エーテル
化澱粉、エステル化澱粉などがあげられる。
改質澱粉は、通常次の方法で製造できる。澱粉を水に分
散させ澱粉スラリーをつくる。澱粉スラリー濃度は、通
常5〜40重量%である。澱粉、改質剤および必要によ
り酸化剤を十分攪拌混合し、pHを通常5〜10に調整
し、このスラリーを攪拌下蒸煮し糊化および必要により
酸化変性して、改質澱粉の糊液を得る。この糊岐を、表
面処理剤、顔料塗工用接着剤、紙加工用接着剤などの製
紙の加工原料として使用する。未変性の生澱粉を使用す
る場合は、通常酸化剤を添加し、酸化変性と同時に糊化
するのが良い。
蒸煮の温度は、通常70℃以上、好ましくは80〜15
0℃である。
スルホン酸(塩)L&含有重合体の糊化時における添加
量は、通常澱粉100rfifi部に0.1重量部以上
で、澱粉の使用目的によって決められ、特に限定されな
い。
必要により使用される酸化剤としては、過硫酸塩、次亜
硫酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素、過ヨウ素酸塩、過マ
ンガン酸塩があげられる。酸化剤の使用量は、澱粉10
0重m部に対して通常0.01〜2部である。
本発明における澱粉の糊化を行なう時に使用される熱交
換器としては、スクリュウ型、フィン型、スク1ノーバ
ー型、かい型、ブI.1ベラ型、夕,、、ビン型などの
撹拌機を有する二−ダーミキサー ミューラーミキザー
・ オンレーターオートクッカーおよびスチームと澱粉
スラリーとを噴射混合させるジェノトクッカー ザーマ
ルコンバーターなどの熱交換器があげられる。
熱交換器内の温度は、十分糊化し得る温度70℃以上が
必要である。熱交換器内での滞留時間は、完全に糊化お
よび必要により酸化変性を行なうに必要な時間で、熱交
換器の温度、型および容瓜および必要により使用される
酸化剤の種類と量から適宜決められ、特に限定されない
本発明を実施するに際し、pHrJ!4整のためのアル
カリ、酸または各種の無機金属塩、ならびに防腐剤など
を添加することができる。
[実施例コ 以下に実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。実施例および比較例中
の部及び%は重量基準である。
実施例1 スルホン化反応器として,撹拌機および温度計をたりつ
けた3Lの4つ首フラスコに1.2−ジクロロエタン1
040gおよびリン酸トリエチル18gを加えた。また
予め、ポリスチレン(分子ffi20,000) 10
4gCスチレン単位としてl.Oモル)を1.2−ジク
ロ口エタン$3ii gに溶解し溶I&△を得た。
反応器中の温度を、20〜25℃に保ち、液状無水硫酸
8gを徐々に滴下したゆ  次に、溶液AI040gお
よび液状無水硫酸Bogを5峙間で滴下した。
スルホン化が終了した後、スルホン化ポリスチレンの分
散スラリーを、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。更
に1,2−ジクロロエタンの臭気がな《なるまで、!.
2−ジクロロエタンを留出除去した。
水ヲ加えて30%濃度のスルホン化ポリスチレンのナト
リウム塩からなる本発明の改質剤を得た。重合体のスル
ホン酸含量は、42重皿%、水溶液の粘度 70cl)
8であった。
実施例2〜4 種々のポリスチレン類を実施例1と同様な方法で反応さ
せて各種ポリスチレン類のスルホン化物のナトリウム塩
からなる本発明の改質剤を得た。
その結果を表−1に示す。
表−1 実施例5 撹拌羽根、冷却管、滴下ロート、窒素吹き込み管および
温度計を付帯する1,OOOC Cコルベンに、水12
0gおよびイソブロビルアルコール180gヲ仕込み、
窒素気流下に、還流温度まで昇温した。滴下ロートに水
10Gg,  スチレンスルホン酸ソーダGOgおよび
アクリルアミド 40gを仕込み、別の滴下ロートに過
硫酸ナトリウムIgと水10gを仕込、各々を同時に約
2時間を要してフルペンに滴下した。滴下後約2時間還
流温度にて熟成を行った。
熟成後、インプロビルアルコールを留去して、水を加え
:lO%l度の水溶性重合体らなる本発明の改質剤を得
た。水溶液の粘度は、粘度200e I) Sであった
実施例6〜8 種々のビニル単量体を実施例5と同様な方法で重合して
各種スルホン酸塩基含有重合体からなる本発明の改質剤
を得た. その結果を表−2に示す。
表−2 てPHがB〜8の均一なスラリーを得た.このスラリー
を、撹拌下95〜98゜Cで1時間かけて蒸煮して、澱
粉糊液を得た。  糊液粘度および糊液の泡立ち性の結
果を表−3に示す。比較例として、改質剤を添加しない
ブランクと添加剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダを用いた結果を示す。
但し(  )内は、・重合体中のスルホン酸基含量(重
量%)を示す。
実施例9〜16、比較例1〜2 未変性のトウモロコシ澱粉粉末を水に分散させ、固形分
濃度で20%の均一なスラリーを作り、澱粉100部に
対し、酸化剤として過硫酸アンモニウムを0.3部、実
施例1〜8の改質剤を各々1部(固形分)、および少量
の炭酸ソーダを添加し、十分撹拌し表−3 温度 50゜C1  回転数 GOrl)m澱粉糊液泡
立ち性:調製した糊液を、水で5%濃度に希釈し、ジュ
ースミキサーで撹拌し、攪拌開始1分後の泡立ちの高さ
(mm)を測定した。
使用例1 実施例9〜11および比較例2の改質澱粉を基剤として
、中性抄紙原紙でのサイズ効果の試験結果を表−4に示
す。
表−4 記号説明  0良 Δ可 X不可 く試験条件〉 澱粉糊液粘度;糊液を調製して、 度をBL型粘度計で測定した。
1日後の糊液粘 (注) 澱粉塗布ffi  2  g/m’ 表面サイズ剤塗布m A:  0.0:l  germ” (固形分) (固形分) B:  0.H  g/Im” テスト1: ペン書きサイズ度 テスト2: ステキヒトサイズ度(秒)テスト3: コ
ブサイズ度(g/m2)「サイズ効果試験条件」 ■原紙 パルプ: L−BKP  [00% 181料 二 重質炭酸カルシウム(紙中灰分20%)
pll   : 9.0(熱水抽出法)坪ni  : 
72g/m’ ステキヒトサイズ度:2秒(アルケニル無水コハク酸で
内添サイズしたもの) ■表面サイソング 装置  : ラボサイズプレス 表面サイズ剤:サンサイザーSA−501(三洋化成製
) 乾燥  : 回転型オートドライヤー105℃、80秒
表−4に示したように、本発明の改質剤で改質された改
質澱粉を基剤として用いた場合、表面サイズ剤は低塗布
爪で良好なサイズ効果を示すとともに、塗布爪の多いと
ころでは強サイズ効果を示した。
一方、比較例2の澱粉を2人剤として用いた場合は、サ
イズ効果が弱く、強サイズ効果が得られなかった。
実施4IAl7 未変性の1・ウモロコシ澱粉扮宋を水に分故させ、固形
分濃度で20%の均一なスラリーを作り、澱粉100部
に対し、酸化剤として過硫酸アンモニウムを0.3部、
実施例1の改質剤であるスルホン化ポリスチレンのナト
リウム塩20部(固形分)、および少間の炭酸ソーダを
添加し、十分撹拌してPHが6〜8の均一なスラリーを
得た。このスラリーを,+n+↑下95〜98゜Cで1
時間かけて蒸煮して、改質澱粉の糊液を得た。調製して
1日経過後の糊液粘度は、500CPS ( B L型
 50゜C1[i0RPM)であった。
使用例2 絶乾重沿5og/m?の炭酸力ル/ウム含汀M(炭酸力
ルノウム含量 20重量%)に、上記実施例17で得た
改質澱粉を約 0.5g/m2塗エし導電性の紙を得た
。比較として、比較例1および2の澱粉を同様に塗布し
た。その結果を、表−5に示す。
表−5 られた改質ili2わ)は、表+Iii処f11!剤、
顔lF−1−塗工用接冴剤、紙加工用接着剤などの製紙
の加工原料として有用である。特に表面→J′イズ剤の
基剤として用いた場合、優れた表面サイズ効果が得られ
る。感熱紙、感熱転写紙、レーザービームプリンター紙
等の紙に塗布すると優れた柑;ば防止性を付与すること
もできる。また製紙用以外に繊維工業、食品工業などに
も有用である。
表面固有抵抗値の測定法 JIS  C2122で規定されている装置を用い、2
0゜C  40%RHの環境に4時間、塗布した紙を調
湿してから測定した。
[発明の効果]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水分散性または水溶性のスルホン酸(塩)基含有重
    合体からなり、かつ澱粉の糊化を行なう工程で使用され
    る澱粉の改質剤。 2、スルホン酸(塩)基含有重合体が、ポリスチレン類
    のスルホン化物および/またはその塩である請求項1記
    載の改質剤 3、スルホン酸(塩)基含有重合体が、芳香族炭化水素
    ビニルスルホン酸、スルホン酸基含有(メタ)アクリル
    アミド、スルホン酸基含有(メタ)アクリレート、脂肪
    族炭化水素ビニルスルホン酸およびこれらの塩からなる
    群より選ばれる単量体を必須構成単位とする重合体また
    は共重合体である請求項1記載の改質剤。 4、請求項1〜3記載の改質剤で改質された改質澱粉。 5、澱粉スラリーを、請求項1〜3のいずれか記載の改
    質剤および必要があれば酸化剤の存在下、蒸煮する改質
    澱粉の製造法。
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