JPH05117344A - コアシエルエマルジヨン及びそれを使用した水性プレスニス - Google Patents

コアシエルエマルジヨン及びそれを使用した水性プレスニス

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JPH05117344A
JPH05117344A JP28471891A JP28471891A JPH05117344A JP H05117344 A JPH05117344 A JP H05117344A JP 28471891 A JP28471891 A JP 28471891A JP 28471891 A JP28471891 A JP 28471891A JP H05117344 A JPH05117344 A JP H05117344A
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JP
Japan
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core
shell
emulsion
meth
parts
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Application number
JP28471891A
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English (en)
Inventor
Reiji Takehara
怜治 竹原
Kiyoshi Osanai
清志 長内
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性プレスニス用の主樹脂として好適に使用
できるものであって、樹脂酸価が比較的低いにも関わら
ず安定で、しかも樹脂全体のガラス転移温度が比較的高
いにも関わらず造膜性が優れるアクリル系エマルジョン
を提供する。 【構成】 コアーがガラス転移温度(Tg)90℃以上
の疎水性重合体であり、且つシェルがα,βーモノエチ
レン性不飽和カルボン酸と、ポリオキシアルキレン鎖を
有する重合性モノマーと、その他の重合性モノマーとの
共重合体でTgが0〜70℃であることを特徴とするコ
アシェルエマルジョンおよびこれを含有する水性プレス
ニス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂酸価が比較的低い
にも関わらず安定で、しかも、樹脂個体のガラス転移温
度(Tg)が比較的高いにもかかわらず造膜性が優れる
アクリルエマルジョン及びこれを含有する水性プレスニ
スに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から印刷面の保護と美装化を目的と
して、印刷面に樹脂層を塗布し、乾燥した後ステンレス
の鏡面板を用いてホットプレスする光沢加工が広く行わ
れている。ここで用いられるいわゆるプレスニスは、火
災の危険防止、低公害化、作業環境の改善、省資源等の
目的から、従来の溶剤タイプから最近は水性プレスニス
が主流を占めるようになっている。かかる水性プレスニ
ス用の樹脂としてはスチレン系ビニルモノマー、(メ
タ)アクリル酸エステルなどの共重合体を主成分とする
水溶型あるいは水分散型およびエマルジョンが使われて
いるが、プレス板からの剥離性、光沢、耐ブロッキング
性等、同時に全てを満足できるものはなく、剥離性が良
ければ光沢が不十分とか、光沢は良いが剥離性や耐ブロ
ッキング性が不十分といったトラブルが絶えない状況に
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのトラブルは使
用する樹脂に原因するところが大である。剥離性を決め
る要因の1つとして樹脂の酸価がある。水性プレスニス
に従来使用される水性樹脂は安定な水溶性または水分散
性を持たせるために高酸価を有しており、これが剥離性
を悪くする原因の一つとなっていた。
【0004】剥離性を決める他の要因として樹脂のTg
が挙げられる。剥離性を良くしようとして樹脂のTgを
高くすると、水性樹脂の造膜温度が上がり、通常の乾燥
条件では造膜しないことになる。そこで一般に高沸点溶
剤である造膜助剤を加えることにより造膜性を改良する
ことが行われるが、これらの造膜助剤は乾燥過程で揮発
することはほとんど期待できず塗膜中に残留するため
に、可塑剤として働き樹脂皮膜の実質的なTgは低いも
のとなる。このため剥離性が悪くなるばかりでなく、耐
ブロッキング性も不十分なものとなる。
【0005】本発明の目的は、低酸価でありながら、安
定なソープフリーエマルジョンを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、樹脂のTgが比較的
高いにもかかわらず、造膜性が良好なアクリル系エマル
ジョンを提供することにある。
【0007】本発明の更なる目的は上記のエマルジョン
を用いて、光沢、剥離性、耐ブロッキング性を同時に満
足する水性プレスニスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るにいたった。
【0009】即ち、本発明は、コアーがTg90℃以上
の疎水性重合体であり、且つシェルがα,βーモノエチ
レン性不飽和カルボン酸と、ポリオキシアルキレン鎖を
有する重合性モノマーと、その他の重合性モノマーとの
共重合体で、Tgが0〜70℃であることを特徴とする
コアシェルエマルジョンに関する。
【0010】本発明のコアシェルエマルジョンは種々の
合成方法によって得られるものを含み得るが、例えば、
公知の溶液重合法によって得たシェル部分の共重合体を
アミンまたはアンモニアで中和し、水中に分散した系で
コア部分の乳化重合を行うことによって得られる。ここ
でコア部分となるべき疎水性モノマーはシェル部分とな
るべき水中の分散粒子の内部に進入し、ここで重合が起
こってコアシェル型エマルジョンが形成されるものと信
じられる。
【0011】本発明のコアシェルエマルジョンの第1の
特徴はシェル部分の共重合体の必須のモノマー成分とし
て、α,βーモノエチレン性不飽和カルボン酸と、ポリ
オキシアルキレン鎖を有する重合性モノマーとを併用す
ることである。これによって比較的低酸価にもかかわら
ず、安定性の優れたソープフリーエマルジョンを得るこ
とができる。
【0012】本発明のコアシェルエマルジョンの第2の
特徴は、コア部分のTgが高く、シェル部分のTgが低
いことである。これによって樹脂全体としてのTgが比
較的高い場合でも造膜性が優れるので造膜助剤の添加は
必要無いか或いは減少する事ができる。
【0013】シェル部分の共重合体モノマーとして用い
るα,βーモノエチレン性不飽和カルボン酸の具体例と
しては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸クロトン酸
もしくは(メタ)アクリル酸などがあるが、特にアクリ
ル酸、メタクリル酸が好ましい。
【0014】そして、当該不飽和酸の使用量としては、
シェル部分の樹脂酸価が5〜50、好ましくは10〜3
0となる範囲から選ぶのが適当である。このような樹脂
酸価となる具体的な酸モノマーの量はものによってそれ
ぞれ異なるが、メタクリル酸を例にとれば、シェル部分
の全重合性ビニルモノマーの100重量部当たり0.8
〜8重量部、好ましくは1.5〜4.6重量部なる範囲
となる。
【0015】シェル部分の共重合体モノマーとして用い
るポリオキシアルキレン鎖を有する重合性モノマーの具
体例としては、(メタ)アクリル酸ー2ーヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸ー2ーヒドロキシプロピルま
たは(メタ)アクリル酸ー2ーヒドロキシ−n−ブチル
のごときヒドロキシル基含有ビニルモノマーにエチレン
オキサイドまたはプロピレンオキサイドを付加せしめて
得られるような化合物、あるいは末端基の一方が水素原
子または炭素数が1〜4のアルキル基であって、他方が
ヒドロキシル基であるようなポリオキシエチレンまたは
ポリオキシプロピレン誘導体と、(メタ)アクリル酸、
桂皮酸またはイタコン酸のごときビニル基含有カルボン
酸モノマー(α,βーモノエチレン性不飽和酸)とをエ
ステル化反応せしめて得られるような化合物、さらには
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アク
リル酸−n−ブチルまたは(メタ)アクリル酸−ter
t−ブチルのごときビニル基含有エステル型モノマーと
上記したごときポリオキシエチレングリコールまたはポ
リオキシプロピレングリコール誘導体とをエステル交換
反応せしめて得られるような化合物などである。
【0016】当該ポリオキシアルキレン鎖を有する重合
性モノマーにおけるポリオキシアルキレン鎖部分の分子
量は特に制限はないが、水分散性をより効果的に付与す
るためには親水基をポリマー分子の一部に局在させるこ
とが望ましく、そのためには当該分子量は400〜1
0,000の範囲から選ぶのが適当である。
【0017】この連鎖部分の分子量が小さい場合には十
分な水分散性を与えるために使用量を増加するか、また
は酸モノマーの使用量を増加する必要が生じ、いずれに
しても樹脂皮膜の耐水性が悪くなり、プレスニスに用い
た場合には剥離性や耐ブロッキング性を悪化させる等、
目的からはずれたものとなる。逆に、この連鎖部分の分
子量が10,000を越えるような大きな場合には、共
重合体の水分散液の粘度が極めて高くなるばかりでな
く、当該親水性モノマーの単位分子量当たりの共重合し
うるビニル基が極めて小さくなるところから、共重合体
の水分散化効果が低下するために好ましくない。
【0018】そして、当該モノマーの使用量としてはシ
ェル部分の全重合性ビニルモノマー100重量部中0.
5〜8重量部、好ましくは1〜5重量部である。当該モ
ノマーの使用量が0.5重量部未満の場合は、得られる
共重合体の水分散化効果は十分となり得なく、したがっ
て安定な水分散液を得ることが困難になるし、逆に8重
量部を越えた場合には、得られる共重合体の水分散化効
果の発現がそれ以上には余り期待し得なく、かえって不
経済となるばかりか、かかる共重合体の耐水性などが低
下するようになるので、いずれも好ましくない。
【0019】さらに、シェル部分の共重合体モノマーと
して用いるその他の重合性モノマーとしては、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ーnーブチル、(メタ)アクリル酸ー2
ーエチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ー2ーヒドロキシエチル、(メタ)アク
リル酸ー2ーヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
ー2ーヒドロキシー3ークロルプロピル、(メタ)アク
リル酸(βーメチル)グリシジルの如き(メタ)アクリ
ル酸エステル類;(メタ)アクリルアミド、Nーメチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミドの如きα、βーモノエチレン性不飽和アミド
類;(メタ)アクリロニトリルの如きα、βーモノエチ
レン性不飽和ニトリル類などが代表的なものであるが、
そのほかにも、塗膜の耐水性、または黄変性等に悪影響
を及ぼさない範囲で、塩化ビニル、塩化ビニリデンの如
きハロゲン化ビニル類、スチレン、αーメチルスチレ
ン、ビニルトルエンの如きスチレン誘導体類、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、「ベオバ」(オランダ国シェ
ル社製品)の如きビニルエステル類、エチレン、プロピ
レンの如きαーオレフィン類、ブタジエンの如き共役ジ
エン類またはジメチルマレート、ジブチルマレートの如
きマレイン酸エステル類なども使用することができ、こ
れらは1種のみの単独使用でも、2種以上の併用でもよ
い。
【0020】本発明のシェル部分の共重合体はガラス転
移温度(Tg)が0〜70℃の範囲でなければならな
い。シェル部分のTgが0℃より低い場合には、造膜性
は十分としても、プレスニスの剥離性、耐ブロッキング
性を悪化し、逆に70℃より高い場合には造膜性をよく
する効果がほとんど期待できない。シェル部分の共重合
体のTgを0〜70℃の範囲で任意の温度に設定するに
は、前掲されたような各種重合性ビニルモノマーを適宜
組み合わせることにより行われる。
【0021】本発明のコアシェルエマルジョンのシェル
部分たる前記アクリル共重合体は水分散液の形に調整さ
れるが、その方法としては、前掲されたような各種重合
性ビニルモノマーを、次に例示するような有機溶剤中で
溶液重合を行い、次いで遊離のカルボン酸の一部または
全部を中和するのに十分な量の揮発性アミンまたはアン
モニアと共に水中に分散させるか、さらに好ましくは溶
液重合で使用した有機溶剤の一部または全部を蒸留によ
って除去するものである。かかる有機溶剤としては、エ
チルアルコール,n−プロピルアルコール,isoープ
ロピルアルコール,n−ブチルアルコール,isoーブ
チルアルコール,sec−ブチルアルコール,tert
−ブチルアルコールの如きアルコール類、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンの如きケトン類などで
あるが、これらは1種のみの単独使用でも2種以上の併
用でもよい。
【0022】当該溶剤の使用量は特に限定されるもので
はないが、通常は前掲の重合性ビニルモノマー総量10
0重量部当たり10〜200重量部なる範囲内が適当で
ある。
【0023】前記アクリル共重合体の溶液重合に際して
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、tert−
ブチルパーオキシオクトエート、tert−ブチルパー
オキシアセテート、tert−ブチルパーオキシベンゾ
エートの如き有機過酸化物系、あるいはアゾビスイソブ
チロニトリルもしくはアゾビスイソバレロニトリルの如
きニトリル系などの公知慣用のラジカル重合開始剤を用
いるのがよい。
【0024】当該コアシェルエマルジョンのシェル部分
たるアクリル樹脂水分散液を得るための溶液重合の方法
は格別に限定されるものではなく、前掲のポリオキシア
ルキレン鎖を有する重合性モノマーを含んだ有機溶剤溶
液を加熱攪拌しながら、ここへ前掲のα,βーモノエチ
レン性不飽和カルボン酸を含んだ重合性モノマーと、ラ
ジカル重合開始剤とを滴下せしめるという方法によって
もよいし、有機溶剤とラジカル重合開始剤とポリオキシ
アルキレン鎖を有する重合性モノマーおよびα,βーモ
ノエチレン性不飽和カルボン酸を含んだ重合性モノマー
とを同時に並行させて滴下せしめるという方法によって
もよいし、あるいは有機溶剤中でα,βーモノエチレン
性不飽和カルボン酸を含んだ重合性モノマーをラジカル
重合開始剤により共重合させ、かかる共重合反応の後半
において、残りのポリオキシアルキレン鎖を有する重合
性モノマーを加え、クッキングせしめるという方法によ
ってもよい。
【0025】かくして得られるビニル系共重合体溶液は
樹脂中に存在する酸成分の一部または全部を中和せしめ
るためのアンモニアまたは揮発性のアミンとともに水中
に分散せしめるのであるが、その方法としてはアルカリ
を含有する水を攪拌させつつ徐々にこの共重合体溶液を
添加して分散させるという方法によってもよいし、逆に
この共重合体溶液にアルカリを含有する水を徐々に添加
していって転相乳化させるという方法によってもよい。
【0026】一般には、ビニル系共重合体溶液を約50
〜100℃に加熱し、よく攪拌させながらアルカリを含
有する水を徐々に滴下していって転相乳化せしめるとい
う方法によるのが、微細な粒子径を有し、安定なるアク
リル樹脂分散液を得易くするので、一層好ましい。
【0027】ここで樹脂中に存在する酸成分の一部また
は全部を中和せしめるために用いるアンモニア以外の揮
発性のアミンの例としては、第1級、第2級または第3
級のアルキルアミン、代表的なものをあげればメチルア
ミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、
アミルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプ
ロピルアミン、ジブチルアミン、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、モルホリン;第
1級、第2級または第3級のアルカノールアミン、代表
的なものを挙げればモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミンなどである。これらのアミンの中では分散性
が良好で、かつ塗膜中に残存し難い揮発性の高い、ジエ
チルアミン、トリエチルアミンおよびジメチルエタノー
ルアミンが好適である。また上記アンモニアおよびアミ
ンは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用してもよ
い。中和剤の使用量は一般に樹脂中のカルボキシル基に
対し0.1〜2.0当量、好ましくは0.3〜1.0当
量である。
【0028】かくして得られる、本発明のコアシェルエ
マルジョンのシェル部分となるべきアクリル樹脂分散液
は、そのまま次の工程であるコア部分の乳化重合に使用
することも可能であるが、乳化重合をよりスムースに行
うために好ましくは分散液中に含有される有機溶剤の1
部または全部を除去するのが適当である。有機溶剤の除
去は、膜による方法も考えられるが、常圧または減圧で
の蒸留でも容易に行うことができ、好ましくは分散系の
安定性を損なわないために、減圧下、60℃以下の低温
で行うのが適当である。またコアシェルエマルジョンの
調整に先立って、このアクリル樹脂分散液には、必要に
応じて水性媒体に溶解または分散した周知の樹脂例えば
アミン、アンモニア等で水溶性化されたスチレンアクリ
ル酸共重合樹脂、アクリル樹脂等を適宜配合することが
できる。
【0029】本発明のコアシェルエマルジョンの調整は
上記のアクリル樹脂水分散液を乳化分散剤として、ラジ
カル重合開始剤により、ポリマーのTgが90℃を越え
る疎水性モノマーを重合せしめることにより行われる。
ここでコアシェルエマルジョンの形成を確認することは
極めて困難であるが、樹脂全体のモノマー組成を同一に
して、これを均一に混合し、溶液重合を行って得た樹脂
の水分散液と比較すると造膜性が顕著に向上するところ
から、コアシェル型の形態を取っているものと確信され
る。
【0030】本発明のコアシェルエマルジョンの調整に
おいて、シェル部分とコア部分の比率はコア/シェル=
10/90〜75/25の範囲の中から、樹脂全体のT
gが75〜90℃になるように選択するのがプレスニス
の剥離性の点から適当である。コア部分の割合が10%
より少ないと樹脂全体のTgを引き上げる効果が十分で
なく、一方、75%より多い場合には乳化分散性が不良
となるので適当でない。
【0031】本発明のコアシェルエマルジョンの調整に
おいて使用する前記の疎水性モノマーとしては、スチレ
ン、αーメチルスチレン、ビニルトルエン、p−ter
tーブチルスチレンの如きスチレン誘導体;(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ーnーブチル、(メタ)アクリル酸ーiso
ーブチル、(メタ)アクリル酸ーtertーブチル、
(メタ)アクリル酸ー2ーエチルヘキシル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸グリシジルの如
き(メタ)アクリル酸エステル類などが挙げられ、これ
らは1種のみの単独使用でも、2種以上の併用でもよい
が、重合体のTgが90℃以上となるものを選ぶ必要が
ある。2種以上のモノマーを併用したときの共重合体の
大凡のTgは下記(I)式で計算して求められる。
【0032】 1/Tgc=W1/Tg1+W2/Tg2+W3/Tg3+・・・・・・ (I) ここで W1 :共重合体中のモノマー1の重量分率、 W2 :共重合体中のモノマー2の重量分率、 W3 :共重合体中のモノマー3の重量分率、 Tgc:共重合体の絶対温度で表したTg Tg1:モノマー1の単独重合体の絶対温度で表したT
g Tg2:モノマー2の単独重合体の絶対温度で表したT
g Tg3:モノマー3の単独重合体の絶対温度で表したT
g を表す。
【0033】単独重合体のTgとしては、例えばポリス
チレン100℃、ポリαーメチルスチレン168℃、ポ
リビニルトルエン136℃、ポリp−tertーブチル
スチレン130℃、ポリメタクリル酸メチル105℃、
ポリメタクリル酸エチル65℃、ポリメタクリル酸ーn
ーブチル20℃、ポリメタクリル酸ーisoーブチル5
3℃、ポリメタクリル酸ーtertーブチル118℃、
ポリアクリル酸エチル−24℃、ポリアクリル酸ブチル
−54℃、ポリアクリル酸ー2ーエチルヘキシル−70
℃、などの数値が用いられる。
【0034】本発明のコアシェルエマルジョンの調整に
おいて使用される重合開始剤としては、例えばアゾビス
イソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル、ターシャリブ
チルヒドロパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイ
ド、過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
等の如き有機及び無機、あるいは油溶性及び水溶性のも
のがあり、使用モノマーの0.1〜10%程度使用でき
る。またレドックス系でも重合させることは可能であ
る。
【0035】また、コア部分の重合体の分子量を調節す
るために重合時に、例えばn−オクチルメルカプタン,
n−ドデシルメリカプタン、チオグリコール酸、チオグ
リコール酸2ーエチルヘキシル等を適宜使用することも
できる。
【0036】当該コアシェルエマルジョンを得るための
乳化重合の方法は格別に限定されるものではなく、前掲
のシェル部分となるべきアクリル樹脂分散液を含む系を
加熱攪拌しながら、ここへ前掲のコア部分となるべき疎
水性モノマーとラジカル重合開始剤とを滴下せしめると
いう方法によってもよいし、シェル部分となるべきアク
リル樹脂分散液と必要によりその他の水溶性化された樹
脂及びコア部分となるべき疎水性モノマーを予め混合乳
化せしめておき、これとラジカル重合開始剤とを同時に
並行させて供給し連続的に混合加熱するという方法によ
ってもよい。
【0037】かくして得られるエマルジョンを使用して
水性プレスニスを得るためには、このエマルジョンの
他、必要に応じて、塗装時の泡立ち防止、乾燥性、造膜
性、プレス加工後のプレス板からの離型性、耐摩耗性、
及び滑り性等を付与するために、消泡剤、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶剤、
グリコールエーテル類等の造膜助剤、リン酸エステル等
の界面活性剤、ワックス、シリコーンオイル等を適宜添
加することにより調整される。
【0038】本発明の水性プレスニスは、オフセット印
刷、グラビア印刷またはフレキソ印刷等によって印刷を
施した紙の印刷面に、オフセットインライン方式、グラ
ビア印刷方式、フレキソ印刷方式、ロールコート方式等
の塗装方法で、乾燥皮膜が2〜6μm程度に塗布され、
熱風または遠赤外線ヒーター等で乾燥された後、塗布面
の艶出しのため、エンドレスプレス加工機等の公知のプ
レス加工機により、プレス温度90〜120℃、プレス
圧200〜300kg/cm2、ライン速度20〜50
m/分程度でプレス加工される。
【0039】
【実施例】次に実施例、および比較例により本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれにより何等限定さ
れるものではない。尚、例中の部および%はすべて重量
基準である。
【0040】実施例1 (シェル部分の合成)攪拌機、温度計、窒素ガス導入
管、および還流冷却機を備えた反応容器にイソプロピル
アルコール70部を仕込み、攪拌を開始するとともに、
窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温させた。ここ
にメタクリル酸1.6部、ブレンマーPME4000
(日本油脂社製メトキシポリエチレングリコールモノメ
タクリレート、分子量約4000)5.0部、スチレン
20.0部、メタクリル酸メチル62.5部、アクリル
酸ー2ーエチルヘキシル10.9部、アゾビスイソブチ
ロニトリル5.0部、およびイソプロピルアルコール3
0.0部よりなる溶液を3時間かけて均一な速度で滴下
した。2時間後および4時間後にそれぞれアゾビスイソ
ブチロニトリル0.5部を添加し、さらに3時間攪拌を
継続した後反応を終了した。不揮発分51.4%、固形
分酸価10mgKOH/gであった。樹脂のTgは計算値で
およそ65℃である。
【0041】得られた樹脂溶液の固形分100重量部あ
たり、25%アンモニア水1.2部、およびイオン交換
水200部を徐々に加え樹脂の水性分散液を得た。ここ
から蒸留により150部を留去し、イソプロピルアルコ
ールの大部分を除去し、不揮発分40%の水分散液とし
た。
【0042】(コアシェルエマルジョンの合成)攪拌
機、温度計、窒素ガス導入管、および還流冷却機を備え
た反応容器に上記の樹脂水分散液150部(固形分60
部)、イオン交換水16部を仕込み、攪拌を開始すると
ともに、窒素ガスを吹き込みながら80℃まで加熱し
た。ここにスチレン8部、αーメチルスチレン12部、
メタクリル酸メチル20部、およびnーオクチルメルカ
プタン0.2部よりなるモノマー混合物を2時間かけて
均一な速度で滴下した。同時に過硫酸アンモニウム0.
6部、イオン交換水6部よりなる溶液を3時間かけて均
一な速度で滴下した。さらに2時間攪拌を継続した後反
応を終了した。不揮発分47%、固形分酸価6mgKOH/
g、コア部分のTg120℃、樹脂全体のTg85℃で
ある。
【0043】(水性プレスニスの作成) A.上記エマルジョン 79.8部 B.ジョンワックス 26 註1 6.0 C.ブチルカルビトール 1.0 D.AP−10アルカリ溶液 註2 2.0 E.イソプロピルアルコール 5.6 F.イオン交換水 5.6 計 100.0部 註1・・ジョンソンポリマー(株)製ポリエチレンワック
スエマルジョン 註2・・(株)大八化学工業所製酸性イソデシルリン酸エ
ステルのアンモニウム塩の50%溶液 上記A〜Fを攪拌機で均一に混合し水性ニスとした。
【0044】(プレスニス試験) (1)造膜性 平版用墨インキをベタ刷りしたコート紙にバーコーター
を用い上記水性ニスを塗膜が3〜4μとなるように塗布
し、直ちに温度の異なる熱風循環式乾燥機に15秒間入
れて造膜する乾燥機の最低温度をしらべた。
【0045】(2)剥離性 平版印刷を施したコート紙にバーコーターを用い上記水
性ニスを塗膜が3〜4μとなるように塗布し、直ちに1
00℃の熱風循環式乾燥機に10秒間入れて乾燥し、こ
れをプレス温度120℃、プレス圧260kg/cm2
剥離地点での板温度70℃、スピード25m/min のエン
ドレスプレス機にかけて、塗布紙がプレス板から剥離す
る状態を観察した。
【0046】(3)つぶれ 上記剥離性試験で得たプレス加工した塗布紙のニス表面
の凹凸がつぶれて平坦になっている状態を目視判定し
た。
【0047】(4)光沢値 上記剥離性試験で得たプレス加工した塗布紙の表面光沢
値を日本電色製グロスメーター(60゜/60゜)で測
定した。
【0048】(5)耐ブロッキング性 上記剥離性試験で得たプレス加工した塗布紙の塗布面同
士を重ね、荷重500g/cm2、湿度80%で24時間放
置し、ブロッキングを発生しなかった最高温度をしらべ
た。
【0049】これらの結果は表2に示した。
【0050】実施例2〜5 表1に示すシェル部分およびコア部分の組成で、実施例
1と同様にしてエマルジョンを合成し、水性ニスを作成
し同様のプレスニスの試験を行った。これらの結果は実
施例1および比較例とともに表2に示した。
【0051】比較例1 表1に示すシェル部分のモノマー組成(ポリオキシアル
キレン鎖を有する重合性モノマーを含まない)で実施例
1と同様にしてシェル部分の合成を行い、他は実施例2
と同様のコア部分の組成で重合を行った。実施例と同様
にして水性ニスを作成し、同様の試験を行った。結果は
他の例とともに表2に示した。
【0052】比較例2 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、および還流冷却機を
備えた反応容器にイソプロピルアルコール70部を仕込
み、攪拌を開始するとともに、窒素ガスを吹き込みなが
ら80℃まで昇温させた。ここにメタクリル酸1.6
部、ブレンマーPME4000(日本油脂社製メトキシ
ポリエチレングリコールモノメタクリレート、分子量約
4000)1.5部、スチレン25.0部、αーメチル
スチレン10.0部、メタクリル酸メチル54.7部、
アクリル酸ー2ーエチルヘキシル7.2部、アゾビスイ
ソブチロニトリル5.0部、nーオクチルメルカプタン
0.5部、およびイソプロピルアルコール30.0部よ
りなる溶液を3時間かけて均一な速度で滴下した。2時
間後および4時間後にそれぞれアゾビスイソブチロニト
リル0.5部を添加し、さらに3時間攪拌を継続した後
反応を終了した。不揮発分51.4%、固形分酸価10
mgKOH/gであった。樹脂のTgは計算値でおよそ85
℃である。
【0053】得られた樹脂溶液の固形分100重量部あ
たり、25%アンモニア水1.2部、およびイオン交換
水177部を徐々に加え樹脂の水性分散液を得た。ここ
から蒸留により150部を留去し、イソプロピルアルコ
ールの大部分を除去し、不揮発分45%の水分散液とし
た。得られた樹脂の水分散液は樹脂のモノマー組成が実
施例2のコアシェルエマルジョンの全体のモノマー組成
と同一のものである。
【0054】実施例1と同様にして水性ニスを作成し、
同様の試験を行った。結果は他の例とともに表2に示し
た。
【0055】
【表1】 フ゛レンマー PME-4000 :日本油脂(株)製 メトキシホ゜リエチレンク゛
リコールモノメタクリレート 分子量約4,000フ゛レンマー PP-800 :日本油脂(株)製 ホ゜リフ゜ロヒ゜レンク゛リ
コールモノメタクリレート 分子量約800フ゛レンマー PE-350 :日本油脂(株)製 ホ゜リエチレンク゛リコール
モノメタクリレート 分子量約400
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明に係わるコアシェルエマルジョン
は、樹脂酸価が比較的低く塗膜の剥離性に優れているに
も係わらず安定で、しかも樹脂全体のガラス転移温度が
比較的高いにも係わらず造膜性に優れており、水性プレ
スニスに好適に利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 265/06 MQM 7142−4J C09D 5/02 PPU 6904−4J 133/06 PFY 7921−4J 171/02 PLQ 9167−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアーがガラス転移温度(Tg)90℃
    以上の疎水性重合体であり、且つシェルがα,βーモノ
    エチレン性不飽和カルボン酸と、ポリオキシアルキレン
    鎖を有する重合性モノマーと、その他の重合性モノマー
    との共重合体でTgが0〜70℃であることを特徴とす
    るコアシェルエマルジョン。
  2. 【請求項2】 コアーがTg90℃以上の疎水性重合体
    であり、且つシェルがα,βーモノエチレン性不飽和カ
    ルボン酸と、ポリオキシアルキレン鎖を有する重合性モ
    ノマーと、その他の重合性モノマーとの共重合体でTg
    が0〜70℃であることを特徴とするコアシェルエマル
    ジョンを含有する水性プレスニス。
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