JPH03221498A - 用紙駆動型自動製図機におけるロール紙制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は用紙駆動型自動製図機におけるロール紙巻き取
り、供給制御方法に関する。

〔従来の技術〕

従来の用紙駆動型自動製図機においては、−作画が終了
すると、ロール用紙を、その弛みがなくなるまでモータ
を回転させてロール紙巻き取り手段に巻き取っている。

この場合、最大サイズの作画範囲でも十分に巻き取りが
可能な時間を設定し、この時間に基いて、ロール紙巻き
取り手段駆動用のモータを駆動させている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上の制御方法においては、巻き取りのための作画範囲
のサイズが小さい時は、必要以上に長時間ロール紙巻き
取り手段用のモータを駆動させることになり、ロール紙
の巻き取り処理時間が長くなってしまう。また、ロール
紙巻き取り時、駆動ローラと押えローラとで係止された
ロール紙を巻き取り手段によって引張ることになり、ロ
ール用紙に強いテンションがかかってしまう。更に、ロ
ール紙巻き取り手段用のモータが必要以上に駆動するこ
とにより生じる騒音も耳障りである等の欠陥が存した。

本発明は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。

〔問題点を解決する手段〕

上記目的を達成するため、本発明は、用紙載置部材２の
前後の下方に、用紙巻き取り手段４とロール用紙支持手
段６を有し、ロール用紙支持手段６の支持するロール用
紙８を用紙載置部材２上で駆動ローラ１０の正逆回転に
よって機体の前後方向に送る一方、前記用紙載置部材２
を横切る方向に筆記具１２を送って、ロール用紙８の所
定の範囲に所定の作図を行なうようにした用紙駆動型自
動製図機において、作画の用紙サイズＬｘと単位時間当
りの用紙巻き取り量若しくは供給量Ｕｘｓとから前記用
紙サイズＬｘ分を用紙巻き取り手段４に巻き取るのに要
する若しくは、ロール紙支持手段６からくり出すのに要
する時間Ｓを計算し、一作画終了後、前記巻き取り手段
４を前記時間Ｓ全回転させてロール用紙８を巻き取るよ
うにしたものである。

〔実施例〕

以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。

第３図において、２は用紙駆動型自動製図機の機体１４
に固設された用紙載置部材（プラテン）であり、これに
、幅方向に透設された溝には、第２図に示すように、作
画ローラ１６が回転自在に配置され、前記溝の後方にこ
れと平行に透設された溝には、駆動ローラ１０が回転自
在に配置されている。前記ローラ１６，１０は、前記機
体１４に固設されたブラケットに回転自在に支承された
軸に固設され、該ローラ１６，１０は互いに連動して同
方向に路間−の周速で回転すべく、前記軸を介してＸモ
ータ（図示省略）に連係している。

１８．２０は一対の押えローラであり、前記駆動ローラ
１０に、スプリングの弾力で圧接している。

前記機体１４の両側部間には、Ｙレール２２が固設され
、該Ｙレール２２に沿って画線ヘッド２４が移動可能に
取り付けられている。前記画線ヘッド２４に内蔵された
昇降機構に連係するペン保持手段は、筆記具１２を脱着
自在に保持している。

前記画線ヘッド２４は、Ｙモータ（図示省略）の駆動に
より、前記Ｙレール２２に沿って載置部材２を横切る方
向に移動制御されるように構成されている。前記機体１
４にはロール用紙８を回転自在に支持する支持手段６と
、用紙巻き取り手段４が配設され、該巻き取り手段４は
用紙巻き取り用モータ（図示省略）に連係し、前記支持
手段６は。

供給用モータ（図示省略）に連係している。前記支持手
段６には、ロール用紙８のロール部が脱着自在に支持さ
れている。前記ロール部からくり出されたロール用紙８
のくり出し部は、載置部材２上を経て前記巻き取り手段
４に巻き取られるように構成されている。前記機体１４
には、計算機から成るコントローラが内蔵され、該コン
トローラに、前記ＸＹモータ、画線ヘッド２４の昇降機
構、用紙巻き取り用及び供給用モータ等の出力機器が接
続している。前記コントローラはホストコンピュータ、
機体に設けた操作パネル等からデータを受は取り、前記
出力機器を駆動制御して、載置部材２上のロール用紙８
に所定の作図を行なうように構成されている。

次に、第１図に示すフローチャートを参照してロール紙
８の巻き取り制御動作について説明する。

コントローラは１作画処理シーケンスにラベル１から入
り、ブロック２でマージンＭｌ、Ｍ２即ちロール用紙８
を巻き取り手段４側と支持手段８側でたるませる分、ロ
ール用紙８を巻き取り手段４方向に搬送する。このロー
ル用紙８の搬送は駆動ローラｌＯの回転により施行され
る。次に、コントローラはブロック３で用紙サイズ即ち
、今回の作画データに対応するロール用紙の作画範囲の
値Ｌｘを指定する。次にコントローラは、ブロック４で
、単位時間当りの用紙巻き取り量若しくは供給量Ｕｘｓ
と上記用紙サイズの値Ｌｘとから、モータ回転時間Ｓを
次の式で求める Ｓ　＝　Ｌ　ｘ　／　Ｕ　ｘ　ｓ 次に、コントローラは、ブロック５で上記モータ回転時
間Ｓを記憶する。次に、コントローラは、ロール用紙支
持手段６をＳ時間分回転し、且つ駆動ローラ１０の回転
によってロール用紙８を用紙サイズＬｘ分用紙載置部材
２方向に送り出す。次に、コントローラはブロック７で
作画動作を実行し、ロール用紙８の上記Ｌｘの範囲内に
所定の作図を行う。次に、コントローラは、ブロック８
で作画終了を確認すると、ブロック９で用紙巻き取り手
段４のモータを用紙巻き取り方向に、Ｓ時間分回転し、
ロール用紙８を巻き取り手段４に巻き取る。次にコント
ローラは判断ブロック１０で作画を続行するかどうか判
断し、肯定を判断するとブロック３に戻り、否定を判断
すると作画作業を終了する。上記単位時間当たりの用紙
巻き取り量若しくは供給量Ｕｘｓの値は、巻き取り手段
４若しくは支持手段６にロール紙が無いときの状態によ
り決定する。巻き取り手段４及び支持手段６は、その回
転に伴って、ロール紙８の径が変化する。

従って、実際の用紙サイズに対し、上記回転時間Ｓに基
いて、支持手段６及び用紙巻き取り手段４を回転させる
とロール紙８の供給量及び巻き取り量に誤差が生じる。

しかしながら、この誤差は、用紙マージン（たるみ）Ｍ
ｌ、Ｍ２として機能し、作画等に何んら悪影響を与える
ものではない。逆に、全くマージンが無いとすれば、ペ
ーパームービングプロッタ（用紙駆動型自動製図機）に
おいては、ロール用紙に作画時テンションがかかり作画
品質に悪影響を与える等の弊害が生しることにもなる。

次の他の実施例を第５図に示すフローチャートを参照し
て説明する。

本実施例において、ロール用紙支持手段６には、モータ
が連結していない。コントローラは作画シーケンスにラ
ベル１から入ると、ブロック２で、駆動ローラ１０の回
転により、マージン分のロール用紙搬送を行なう。次に
、コントローラは、ブロック３で用紙サイズＬｘを指定
し、ブロック４で駆動ローラ１０を回転し、ロール用紙
８を巻き取り手段４方向に上記Ｌｘ分搬送する。次に、
コントローラはブロック５で作画を実行し、ブロック６
で作画終了を確認すると、ブロック７で、用紙サイズＬ
ｘ、単位時間当りの用紙巻き取り、若しくは供給量Ｕｘ
ｓから、回転時間Ｓを、５＝Ｌｘ／Ｕｘｓの式から求め
る。次に、コントローラは、ブロック８で、巻き取り手
段４を上記Ｓ時間分回転し、ロール用紙８を、巻き取る
。次に、コントローラは、判断ブロック９で作画を続行
するか否か判断し、肯定を判断すると、ブロック３に戻
り、否定を判断すると作画動作を終了する。上記巻き取
り手段４上のロール用紙８の径が巻き取り手段４の回転
に伴って変化することによるロール用紙巻き取り量の誤
差は、用紙マージンＭｌ、Ｍ２の範囲内で処理される。

該範囲内で処理される限度を越してしたとしても、従来
の方法よりは巻き取り処理時間は短縮され弊害は少なく
て済む。

〔効果〕

本発明は上述の如く構成したので、必要な時間以上に用
紙巻き取り手段のモータを駆動させる必要がなく、作図
処理時間を迅速化でき、しかも、不要なロール用紙のテ
ンションやモータ駆動音等の発生をなくすことができる
等の効果が存する。

【図面の簡単な説明】

第１図はフローチャート、第２図は説明図、第３図は外
観図、第４図は正面図、第５図はフローチャートである
。 ２・・用紙載置部材、４・・・用紙巻き取り手段、６・
・・ロール用紙支持手段、８・・・ロール用紙、１０・
・・駆動ローラ、１２・・・筆記具、１４・・・機体、
１６・・作画ローラ、１８．２０・・・押えローラ、２
２・・・Ｙし　−ル、 ２４・・・ペンヘッド。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙載置部材２の前後の下方に、用紙巻き取り手
   段４とロール用紙支持手段６を有し、ロール用紙支持手
   段６の支持するロール用紙８を用紙載置部材２上で駆動
   ローラ１０の正逆回転によって機体の前後方向に送る一
   方、前記用紙載置部材２を横切る方向に筆記具１２を送
   って、ロール用紙８の所定の範囲に所定の作図を行なう
   ようにした用紙駆動型自動製図機において、作画の用紙
   サイズＬｘと単位時間当りの用紙巻き取り量若しくは供
   給量Ｕｘｓとから前記用紙サイズＬｘ分を用紙巻き取り
   手段４に巻き取るのに要する若しくは、ロール紙支持手
   段６からくり出すのに要する時間Ｓを計算し、一作画終
   了後、前記巻き取り手段４を前記時間Ｓ分回転させてロ
   ール用紙８を巻き取るようにしたことを特徴とするロー
   ル紙制御方法。
2. （２）作画を開始するに際し、前記ロール紙支持手段６
   を前記時間Ｓ分回転し、且つ、前記駆動ローラ１０の駆
   動によって、前記ロール用紙８を用紙載置部材２方向に
   送り出すようにしたことを特徴とする第１項記載の用紙
   駆動型自動製図機におけるロール紙制御方法。
3. （３）作画を開始するに際し、前記ロール用紙８を前記
   用紙サイズＬｘ分、前記駆動ローラ１０の駆動によって
   、用紙載置部材２方向に送り出すようにしたことを特徴
   とする第１項記載の用紙駆動型自動製図機におけるロー
   ル紙制御方法。