JPH08197895A - 用紙駆動型プロッタのロール紙送り機構 - Google Patents
用紙駆動型プロッタのロール紙送り機構Info
- Publication number
- JPH08197895A JPH08197895A JP2740995A JP2740995A JPH08197895A JP H08197895 A JPH08197895 A JP H08197895A JP 2740995 A JP2740995 A JP 2740995A JP 2740995 A JP2740995 A JP 2740995A JP H08197895 A JPH08197895 A JP H08197895A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll paper
- sheet
- platen
- paper
- stopper
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- Pending
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ロール紙巻き取り時におけるロール紙の蛇行
並びに作図中におけるロール紙のテンション変動を防止
する。 【構成】 プラテン2の前後の下方に、中央部に用紙が
通り抜ける穴部を有するシート材38とこれに重ね合わ
せたシート材36とから成るストッパーシート34,3
2を配置する。ロール紙48をストッパーシートの各々
の穴部40にスライド自在に挿入する。作図に先だち、
駆動ローラ10を回転し、ロール紙供給スクローラ26
の下方にたるませたシーズニング部分をプラテン上に1
作画分引き上げると、引き上げられるロール紙48は、
駆動ローラ10とストッパーシート32間でストッパー
シートの制止力によってテンションが付与され、ロール
紙の蛇行が阻止される。
並びに作図中におけるロール紙のテンション変動を防止
する。 【構成】 プラテン2の前後の下方に、中央部に用紙が
通り抜ける穴部を有するシート材38とこれに重ね合わ
せたシート材36とから成るストッパーシート34,3
2を配置する。ロール紙48をストッパーシートの各々
の穴部40にスライド自在に挿入する。作図に先だち、
駆動ローラ10を回転し、ロール紙供給スクローラ26
の下方にたるませたシーズニング部分をプラテン上に1
作画分引き上げると、引き上げられるロール紙48は、
駆動ローラ10とストッパーシート32間でストッパー
シートの制止力によってテンションが付与され、ロール
紙の蛇行が阻止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンの下方に配置
したロール紙供給スクローラからロール紙を駆動ローラ
の回転によってプラテン上に引き出し、この引き出した
ロール紙を、駆動ローラを正逆回転させて、プラテン上
で前後に駆動する一方、ペンをロール紙を横切る方向に
移動してロール紙に作図を行い、作図を完了すると、ロ
ール紙の引き出し部をプラテンの下方に配置した巻取ロ
ーラに巻き取るようにした用紙駆動型プロッタのロール
紙送り機構に関する。
したロール紙供給スクローラからロール紙を駆動ローラ
の回転によってプラテン上に引き出し、この引き出した
ロール紙を、駆動ローラを正逆回転させて、プラテン上
で前後に駆動する一方、ペンをロール紙を横切る方向に
移動してロール紙に作図を行い、作図を完了すると、ロ
ール紙の引き出し部をプラテンの下方に配置した巻取ロ
ーラに巻き取るようにした用紙駆動型プロッタのロール
紙送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−294199号公報には、ロ
ール紙の送出し/巻取の際にロール紙が蛇行しないよう
にテンションローラを設け、ロール紙に適当なテンショ
ンを付与すると共に、作図中に用紙のテンションが変動
しないようにしたプロッタが開示されている。
ール紙の送出し/巻取の際にロール紙が蛇行しないよう
にテンションローラを設け、ロール紙に適当なテンショ
ンを付与すると共に、作図中に用紙のテンションが変動
しないようにしたプロッタが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テンションローラを設
ける場合には、特開平4−325298号公報に示す如
く、テンションローラの平行調整機構を設ける必要があ
り、その調整にも手間がかかる。また、特開平4−32
5299号公報に示す如く、シート材のみでテンション
機構を構成すると、シーズニング中の用紙と作図中の用
紙の境界部及び巻取った用紙と作図中の用紙との境界部
が無くなる。そのため、作図中の用紙の前後動によって
巻取ローラ上の用紙がほぐれたり、或いは、シーズニン
グ中の用紙が作図中の用紙の前後動によって引張られる
ので、この作図中の用紙のテンション変動が大きくなっ
てしまい、高品質の作図が出来なくなってしまうという
問題点があった。本発明は上記問題点を解決することを
目的とする。
ける場合には、特開平4−325298号公報に示す如
く、テンションローラの平行調整機構を設ける必要があ
り、その調整にも手間がかかる。また、特開平4−32
5299号公報に示す如く、シート材のみでテンション
機構を構成すると、シーズニング中の用紙と作図中の用
紙の境界部及び巻取った用紙と作図中の用紙との境界部
が無くなる。そのため、作図中の用紙の前後動によって
巻取ローラ上の用紙がほぐれたり、或いは、シーズニン
グ中の用紙が作図中の用紙の前後動によって引張られる
ので、この作図中の用紙のテンション変動が大きくなっ
てしまい、高品質の作図が出来なくなってしまうという
問題点があった。本発明は上記問題点を解決することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明は、プラテン2の下方に配置したロール紙供給スクロ
ーラ26からロール紙48を駆動ローラ10の回転によ
ってプラテン2上に繰り出し、この繰り出したロール紙
48を前記駆動ローラ10を正逆回転させて前記プラテ
ン2上で前後に駆動する一方、ペン20を前記ロール紙
48を横切る方向に移動して該ロール紙48に作図を行
い、作図を完了すると、前記ロール紙48の繰り出し部
を、前記プラテン2の下方に配置した巻取スクローラ2
2に巻き取るようにした用紙駆動型プロッタにおいて、
前記プラテン2下部のロール紙搬送経路に、中央部に用
紙が通り抜ける穴部40を有する第1のシート材38
と、このシート材38に前記穴部40を遮蔽するように
重ね合わせた第2のシート材36とから成るストッパー
シート32,34を設け、前記ロール紙48をストッパ
ーシート32,34の前記穴部40にスライド自在に挿
入し、前記ストッパーシート32,34を前記ロール紙
供給スクローラ26とプラテン2間のロール紙搬送経路
と、前記巻取スクローラ22とプラテン2間のロール紙
搬送経路のそれぞれに設けたものである。
明は、プラテン2の下方に配置したロール紙供給スクロ
ーラ26からロール紙48を駆動ローラ10の回転によ
ってプラテン2上に繰り出し、この繰り出したロール紙
48を前記駆動ローラ10を正逆回転させて前記プラテ
ン2上で前後に駆動する一方、ペン20を前記ロール紙
48を横切る方向に移動して該ロール紙48に作図を行
い、作図を完了すると、前記ロール紙48の繰り出し部
を、前記プラテン2の下方に配置した巻取スクローラ2
2に巻き取るようにした用紙駆動型プロッタにおいて、
前記プラテン2下部のロール紙搬送経路に、中央部に用
紙が通り抜ける穴部40を有する第1のシート材38
と、このシート材38に前記穴部40を遮蔽するように
重ね合わせた第2のシート材36とから成るストッパー
シート32,34を設け、前記ロール紙48をストッパ
ーシート32,34の前記穴部40にスライド自在に挿
入し、前記ストッパーシート32,34を前記ロール紙
供給スクローラ26とプラテン2間のロール紙搬送経路
と、前記巻取スクローラ22とプラテン2間のロール紙
搬送経路のそれぞれに設けたものである。
【0005】
【作用】ロール紙48のシーズニングは、ロール紙供給
スクローラ26からロール紙48を繰り出し大きく弛ま
せて行う。シーズニングのためのロール紙48の弛み部
分48bと作図に伴って前後動する部分のロール紙48
は、一対のシート材36,38を境として用紙に制止力
を付与する境界部が形成される。この境界部によって、
作図中、プラテン2上のロール紙48が前後動しても、
この前後運動は、境界部で遮断され、シーズニング部に
影響しないので、シーズニング部は、作図中のロール紙
48によって引張られることがなく、作図中のロール紙
48に大きなテンション変動が生じない。また、巻取ス
クローラ22に巻き取った用紙と作図中のロール紙48
との間には、一対のシート材36,38を境として用紙
に制止力を付与する境界部が形成される。この境界部に
よって、作図中、プラテン2上のロール紙48が前後動
しても、この前後動は、境界部の制止力によって遮断さ
れ、巻取った側のロール紙に影響せず、巻取スクローラ
22上の用紙がほぐれる恐れがない。
スクローラ26からロール紙48を繰り出し大きく弛ま
せて行う。シーズニングのためのロール紙48の弛み部
分48bと作図に伴って前後動する部分のロール紙48
は、一対のシート材36,38を境として用紙に制止力
を付与する境界部が形成される。この境界部によって、
作図中、プラテン2上のロール紙48が前後動しても、
この前後運動は、境界部で遮断され、シーズニング部に
影響しないので、シーズニング部は、作図中のロール紙
48によって引張られることがなく、作図中のロール紙
48に大きなテンション変動が生じない。また、巻取ス
クローラ22に巻き取った用紙と作図中のロール紙48
との間には、一対のシート材36,38を境として用紙
に制止力を付与する境界部が形成される。この境界部に
よって、作図中、プラテン2上のロール紙48が前後動
しても、この前後動は、境界部の制止力によって遮断さ
れ、巻取った側のロール紙に影響せず、巻取スクローラ
22上の用紙がほぐれる恐れがない。
【0006】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。図1において、2はペーパ
ームービィングプロッタ(用紙駆動型自動製図機)4の
プラテン(用紙載置部材)であり、左右一対の脚体6
(他方は図示省略)に支持されている。
を参照して詳細に説明する。図1において、2はペーパ
ームービィングプロッタ(用紙駆動型自動製図機)4の
プラテン(用紙載置部材)であり、左右一対の脚体6
(他方は図示省略)に支持されている。
【0007】前記プラテン2には作図ローラ8と駆動ロ
ーラ10がそれぞれ回転駆動装置に連係して配設されて
いる。前記駆動ローラ10には、プラテン2に形成され
たスリットを介してピンチローラ12が圧接配置されて
いる。14は、プラテン2の上方に架設されたYレール
であり、該Yレール14にアーム16を介して前記ピン
チローラ12が回転自在に支持されている。18は前記
Yレール14に移動可能に取り付けられた作図ヘッドで
あり、ペン20を昇降可能に保持している。前記ペン2
0は、前記プラテン2に形成された開口部を介して前記
作図ローラ8に対向している。
ーラ10がそれぞれ回転駆動装置に連係して配設されて
いる。前記駆動ローラ10には、プラテン2に形成され
たスリットを介してピンチローラ12が圧接配置されて
いる。14は、プラテン2の上方に架設されたYレール
であり、該Yレール14にアーム16を介して前記ピン
チローラ12が回転自在に支持されている。18は前記
Yレール14に移動可能に取り付けられた作図ヘッドで
あり、ペン20を昇降可能に保持している。前記ペン2
0は、前記プラテン2に形成された開口部を介して前記
作図ローラ8に対向している。
【0008】前記ペン20は、作図ヘッド18の、図1
中、紙面垂直方向の、Yレール14に沿った移動によっ
て前記作図ローラ8に沿って移動するように構成されて
いる。 前記脚体6には、巻取スクローラ22を脱着自
在に支持する巻き取り手段24と、ロール紙供給スクロ
ーラ26を脱着自在に支持するロール紙供給手段28と
が、それぞれ回転駆動装置に連係して回転自在に配設さ
れている。
中、紙面垂直方向の、Yレール14に沿った移動によっ
て前記作図ローラ8に沿って移動するように構成されて
いる。 前記脚体6には、巻取スクローラ22を脱着自
在に支持する巻き取り手段24と、ロール紙供給スクロ
ーラ26を脱着自在に支持するロール紙供給手段28と
が、それぞれ回転駆動装置に連係して回転自在に配設さ
れている。
【0009】30は前記プラテン2の下部に固設された
台であり、これの図1中、左側の前方部と右側の後方部
にそれぞれストッパーシート32,34の上部が固着さ
れている。前記ストッパーシート32,34は、それぞ
れ、図2に示すように、ロール紙の最大幅よりも若干幅
広の横長の長方形状のシート材36と、前記シート材3
6と同一の横幅を有し縦方向の幅が前記シート材36よ
りも所定長さ長いシート材38とから構成され、これら
は、重ね合わされて、上部が上記台30に固着されてい
る。前記シート材36,38は樹脂シートが用いられて
いる。シート材36,38は、こしが強く、弾力性があ
り、且つ、用紙が滑らかに搬送できるように除電効果の
ある材質例えば(株)東レ製の製品名「ルミラー」が最
適である。
台であり、これの図1中、左側の前方部と右側の後方部
にそれぞれストッパーシート32,34の上部が固着さ
れている。前記ストッパーシート32,34は、それぞ
れ、図2に示すように、ロール紙の最大幅よりも若干幅
広の横長の長方形状のシート材36と、前記シート材3
6と同一の横幅を有し縦方向の幅が前記シート材36よ
りも所定長さ長いシート材38とから構成され、これら
は、重ね合わされて、上部が上記台30に固着されてい
る。前記シート材36,38は樹脂シートが用いられて
いる。シート材36,38は、こしが強く、弾力性があ
り、且つ、用紙が滑らかに搬送できるように除電効果の
ある材質例えば(株)東レ製の製品名「ルミラー」が最
適である。
【0010】前記シート材36は、シート材38よりも
薄手のシート材が望ましい。プロッタ4のフロレト側の
ストッパーシート34は、シート材36がシート38に
対して内側に配置され、プロッタ4のリア側のストッパ
ーシート32は、シート材36がシート38に対して、
外側に配置されている。尚、プロッタ4のフロント側と
リア側とも、シート材36が外側、又は内側に向くよう
に取り付けても良い。前記シート材38には、用紙が通
るための長方形状の穴部40が形成され、シート材36
の下端縁が、図3に示すように前記穴部40の下辺部と
丁度一致するように前記シート材36の縦方向の幅が設
定されている。
薄手のシート材が望ましい。プロッタ4のフロレト側の
ストッパーシート34は、シート材36がシート38に
対して内側に配置され、プロッタ4のリア側のストッパ
ーシート32は、シート材36がシート38に対して、
外側に配置されている。尚、プロッタ4のフロント側と
リア側とも、シート材36が外側、又は内側に向くよう
に取り付けても良い。前記シート材38には、用紙が通
るための長方形状の穴部40が形成され、シート材36
の下端縁が、図3に示すように前記穴部40の下辺部と
丁度一致するように前記シート材36の縦方向の幅が設
定されている。
【0011】前記シート材36の下端縁には、用紙サイ
ズに応じて切り込み部42,44,46が形成されてい
る。切り込み部42は、図3に示すようにA2判の用紙
に対応し、切り込み部42,44はA1判の用紙Pに対
応し、切り込み部42,44,46は、AO判の用紙P
に対応している。前記切り込み部42,44,46は、
各種サイズの用紙Pに対して、シート材36が適正な弾
力を作用させるために形成されている。
ズに応じて切り込み部42,44,46が形成されてい
る。切り込み部42は、図3に示すようにA2判の用紙
に対応し、切り込み部42,44はA1判の用紙Pに対
応し、切り込み部42,44,46は、AO判の用紙P
に対応している。前記切り込み部42,44,46は、
各種サイズの用紙Pに対して、シート材36が適正な弾
力を作用させるために形成されている。
【0012】前記ロール紙供給スクローラ26から繰り
出されたロール紙48は、ストッパーシート32の穴部
40、プラテン2の後部上面を経て駆動ローラ10とピ
ンチローラ12から成るグリッドローラ機構の間を通
り、更に、プラテン2の前部上面、ストッパーシート3
4の穴部40を経て、巻き取りスクローラ22に巻き取
られている。作図中、駆動ローラ10の正逆回転によ
り、ロール紙48の繰り出し部は、プラテン2上を前後
方向即ちX方向に往復動される。
出されたロール紙48は、ストッパーシート32の穴部
40、プラテン2の後部上面を経て駆動ローラ10とピ
ンチローラ12から成るグリッドローラ機構の間を通
り、更に、プラテン2の前部上面、ストッパーシート3
4の穴部40を経て、巻き取りスクローラ22に巻き取
られている。作図中、駆動ローラ10の正逆回転によ
り、ロール紙48の繰り出し部は、プラテン2上を前後
方向即ちX方向に往復動される。
【0013】一方、ペン20は、コントローラの制御に
よって、作図ローラ8上のロール紙48に接触或いは離
反しつつ、Yレール14に沿って紙面垂直方向即ちY方
向に往復動し、プラテン2上のロール紙48の繰り出し
部に所定のパターンが作図される。作図中、プラテン2
上に繰り出されたロール紙48の引き出し部の前後端
は、ストッパーシート34,32によってスライド自在
に適宜の摩擦力で保持される。
よって、作図ローラ8上のロール紙48に接触或いは離
反しつつ、Yレール14に沿って紙面垂直方向即ちY方
向に往復動し、プラテン2上のロール紙48の繰り出し
部に所定のパターンが作図される。作図中、プラテン2
上に繰り出されたロール紙48の引き出し部の前後端
は、ストッパーシート34,32によってスライド自在
に適宜の摩擦力で保持される。
【0014】作図中、駆動ローラ10が高速で正逆回転
すると、ロール紙48の引き出し部は、その引き出し量
の範囲内で前後に駆動されるが、この前後運動は、スト
ッパーシート34によって遮断され、巻き取り部48a
に伝達されない。もし、このストッパーシート34が無
いと、ロール紙48引き出し部のプラテン2上における
前後運動は、巻き取り部48aに伝わり、巻取スクロー
ラ22に巻き取られているロール紙がほぐれてしまうこ
とがある。また、ストッパーシート32は、ロール紙4
8の引き出し部とシーズニング(用紙を外気に馴染ませ
ること)のための弛み部分48bとを遮断する。従っ
て、作図中、シーズニング部が、ロール紙48の引き出
し部の前後動と連動することがなく、作図中においてロ
ール紙48のテンション変動が大きくなることがない。
すると、ロール紙48の引き出し部は、その引き出し量
の範囲内で前後に駆動されるが、この前後運動は、スト
ッパーシート34によって遮断され、巻き取り部48a
に伝達されない。もし、このストッパーシート34が無
いと、ロール紙48引き出し部のプラテン2上における
前後運動は、巻き取り部48aに伝わり、巻取スクロー
ラ22に巻き取られているロール紙がほぐれてしまうこ
とがある。また、ストッパーシート32は、ロール紙4
8の引き出し部とシーズニング(用紙を外気に馴染ませ
ること)のための弛み部分48bとを遮断する。従っ
て、作図中、シーズニング部が、ロール紙48の引き出
し部の前後動と連動することがなく、作図中においてロ
ール紙48のテンション変動が大きくなることがない。
【0015】作図が完了すると、巻取手段24が反時計
方向に回転して、ロール紙48の図1に示す弛み部分4
8cを巻き取る。尚、上記プロッタ4によって、作図を
行う場合、初期工程として、紙出し動作が行われる。こ
れは、まず、駆動ローラ10を反時計方向に駆動して、
予め供給スクローラ26の下方に弛ませているシーズニ
ング中の弛み部分48bを、一作画分、プラテン2上に
引き上げる。これにより、プラテン2の前方に、図1に
示す如く、ロール紙48のたるみ分48cが形成され
る。弛み部分48bが、プラテン2上に引き上げられる
とき、ストッパーシート32によって、駆動ローラ10
とストッパーシート32間のロール紙48にテンション
がかかり、このテンションによって、ロール紙引き上げ
時に生じるロール紙48の蛇行が阻止され、スムーズ
に、弛み部分48bは、プラテン2上に引き上げられ
る。
方向に回転して、ロール紙48の図1に示す弛み部分4
8cを巻き取る。尚、上記プロッタ4によって、作図を
行う場合、初期工程として、紙出し動作が行われる。こ
れは、まず、駆動ローラ10を反時計方向に駆動して、
予め供給スクローラ26の下方に弛ませているシーズニ
ング中の弛み部分48bを、一作画分、プラテン2上に
引き上げる。これにより、プラテン2の前方に、図1に
示す如く、ロール紙48のたるみ分48cが形成され
る。弛み部分48bが、プラテン2上に引き上げられる
とき、ストッパーシート32によって、駆動ローラ10
とストッパーシート32間のロール紙48にテンション
がかかり、このテンションによって、ロール紙引き上げ
時に生じるロール紙48の蛇行が阻止され、スムーズ
に、弛み部分48bは、プラテン2上に引き上げられ
る。
【0016】次に供給スクローラ26が時計方向に回転
し、シーズニングのための弛み分48bを供給スクロー
ラ26の下方に形成する。前述のごとく、作図は、スト
ッパーシート32と34との間のロール紙48を前後動
させることによって行われる。
し、シーズニングのための弛み分48bを供給スクロー
ラ26の下方に形成する。前述のごとく、作図は、スト
ッパーシート32と34との間のロール紙48を前後動
させることによって行われる。
【0017】図1において、たるみ部分48cは、1作
画工程において、プラテン2上のロール紙48が駆動ロ
ーラ10によって最も前方に駆動されたときのロール紙
の状態を示し、このとき、プラテン2の後方とストッパ
ーシート32間のロール紙48dには、ほとんど弛みが
なくなる。また、仮想線で示したロール紙の弛み部分4
8eは、1作画工程において、プラテン2上のロール紙
48が駆動ローラ10によって最も後方に駆動されたと
きのロール紙48の状態を示し、この時、プラテン2の
前方には、符号48fで示すようにほとんど弛みがなく
なる。
画工程において、プラテン2上のロール紙48が駆動ロ
ーラ10によって最も前方に駆動されたときのロール紙
の状態を示し、このとき、プラテン2の後方とストッパ
ーシート32間のロール紙48dには、ほとんど弛みが
なくなる。また、仮想線で示したロール紙の弛み部分4
8eは、1作画工程において、プラテン2上のロール紙
48が駆動ローラ10によって最も後方に駆動されたと
きのロール紙48の状態を示し、この時、プラテン2の
前方には、符号48fで示すようにほとんど弛みがなく
なる。
【0018】
【効果】本発明は上述の如くシート材によりテンション
ローラの代用ができるので、テンションローラが不要と
成り、テンションローラの調整機構と調整の手間が省け
る。また、弾力性のある2枚のシート材の間に用紙を通
すことにより、簡易にストッパー機構を構成することが
できる。
ローラの代用ができるので、テンションローラが不要と
成り、テンションローラの調整機構と調整の手間が省け
る。また、弾力性のある2枚のシート材の間に用紙を通
すことにより、簡易にストッパー機構を構成することが
できる。
【図1】用紙駆動型プロッタの概略側面図である。
【図2】ストッパーシートの分解斜視図である。
【図3】ストッパーシートの斜視図である。
2 プラテン 4 プロッタ 6 脚体 8 作図ローラ 10 駆動ローラ 12 ピンチローラ 14 Yレール 16 アーム 18 作図ヘッド 20 ペン 22 巻取スクローラ 24 巻き取り手段 26 ロール紙供給スクローラ 28 ロール紙供給手段 30 台 32 ストッパーシート 34 ストッパーシート 36 シート材 38 シート材 40 穴部 42 穴部 44 穴部 46 穴部 48 ロール紙
Claims (3)
- 【請求項1】 プラテン(2)の下方に配置したロール
紙供給スクローラ(26)からロール紙(48)を駆動
ローラ(10)の回転によってプラテン(2)上に繰り
出し、この繰り出したロール紙(48)を前記駆動ロー
ラ(10)を正逆回転させて前記プラテン(2)上で前
後に駆動する一方、ペン(20)を前記ロール紙(4
8)を横切る方向に移動して該ロール紙(48)に作図
を行い、作図を完了すると、前記ロール紙(48)の繰
り出し部を、前記プラテン(2)の下方に配置した巻取
スクローラ(22)に巻き取るようにした用紙駆動型プ
ロッタにおいて、前記プラテン(2)下部のロール紙搬
送経路に、中央部に用紙が通り抜ける穴部(40)を有
する第1のシート材(38)と、このシート材(38)
に前記穴部(40)を遮蔽するように重ね合わせた第2
のシート材(36)とから成るストッパーシート(3
2)(34)を設け、前記ロール紙(48)をストッパ
ーシート(32)(34)の前記穴部(40)にスライ
ド自在に挿入したことを特徴とするロール紙送り機構。 - 【請求項2】 前記ストッパーシート(32)(34)
を前記ロール紙供給スクローラ(26)とプラテン
(2)間のロール紙搬送経路と、前記巻取スクローラ
(22)とプラテン(2)間のロール紙搬送経路のそれ
ぞれに設けたことを特徴とする請求項1に記載の用紙駆
動型プロッタのロール紙送り機構。 - 【請求項3】 前記ストッパーシート(32)(34)
の第2のシート材(36)に用紙サイズに応じた切れ込
み部(42)(44)(46)を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の用紙駆動型プロッタのロール紙送り
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2740995A JPH08197895A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 用紙駆動型プロッタのロール紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2740995A JPH08197895A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 用紙駆動型プロッタのロール紙送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197895A true JPH08197895A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12220296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2740995A Pending JPH08197895A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 用紙駆動型プロッタのロール紙送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197895A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2464758A (en) * | 2008-10-28 | 2010-05-05 | Inca Digital Printers Ltd | Substrate movement in a printer |
JP2013107240A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Seiko Epson Corp | ターゲット搬送装置及び液体噴射装置 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP2740995A patent/JPH08197895A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2464758A (en) * | 2008-10-28 | 2010-05-05 | Inca Digital Printers Ltd | Substrate movement in a printer |
GB2464758B (en) * | 2008-10-28 | 2012-11-07 | Inca Digital Printers Ltd | Substrate movement in a printer |
JP2013107240A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Seiko Epson Corp | ターゲット搬送装置及び液体噴射装置 |
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