JPH04173278A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続紙を回転自在に軸支してバーコードラベ
ルの発行などを行なう各種のプリンタ装置に関するもの
である。

従来の技術 プリンタ装置の従来例を第３図に基づいて説明する。ま
ず、このプリンタ装置であるラベルプリンタ１では、プ
リンタ本体２の内部に搬送機構を兼用する印刷機構３と
一対の用紙ガイド４とが設けられており、この用紙ガイ
ド４の給紙口５の上方に給紙機構であるラベルホルダ６
が設けられている。ここで、このラベルホルダ６は、前
記プリンタ本体２の後面両側に突設されており、ロール
状に巻回された連続紙であるラベルシート７の支持軸８
を支持する凹部９が形成されている。

このような構成において、このラベルプリンタ１では、
ラベルホルダ６で回転自在に支持したラ　　　□ベルシ
ート７の先端部を給紙口５に挿入して用紙ガイド４で印
刷機構３まで誘導し、この印刷機構３で所定の印刷を行
なうことでバーコードラベルの発行などを行なう。

発明が解決しようとする課題 上述のようなラベルプリンタｌでは、ラベルホルダ６で
ラベルシート７を支持することで各種の印刷を実行する
ことができる。

ここで、上述のようなラベルプリンタ１では、ロール状
に巻回されたラベルシート７の慣性抵抗が大きいため、
ラベルシート７の搬送開始時は必要な搬送速度を得るこ
とができない。そこで、搬送開始時は搬送速度を徐々に
加速して所定速度に到達させるスローアップと云う制御
を行ない、このスローアップのタイミングに同期させて
印刷機構３を駆動することで印刷画像の歪を防止するよ
うにしている。しかし、上述のようなスローアップを実
行しても、ラベルシート７の巻回部の回転モーメントが
消費に伴う径変化等のために変化する。この場合、ラベ
ルシート７の搬送開始時の慣性抵抗が設計値と異なるこ
とになるので、その搬送速度が変化して印刷画像に歪が
生じることがある。

しかし、上述のようなスローアップを実行するためには
複雑な制御手段を要するので装置の生産性を低下させる
ことになり、また、スローアップを実行する制御手段を
既存のプリンタ装置に付加するようなことは困難である
。そこで、このような課題を簡易に改善する手段の提案
が要望されている。

課題を解決するための手段 ロール状に巻回された連続紙を回転自在に軸支する給紙
機構を設け、この給紙機構で軸支された連続紙を印刷機
構に誘導する用紙ガイドを形成し、この用紙ガイド内に
配置された連続紙を印刷機構に向かって搬送する搬送機
構を設け、給紙機構と用紙ガイドとの間に連続紙の張架
方向と交差する方向に付勢されて連続紙を付勢力に従っ
た押圧で湾曲させる初期抵抗軽減機構を設けた。

作用 給紙機構と用紙ガイドとの間に連続紙の張架方向と交差
する方向に付勢されて連続紙を付勢力に従った押圧で湾
曲させる初期抵抗軽減機構を設けたことにより、ラベル
シートの搬送開始時は初期抵抗軽減機構が連続紙の張力
により退避することで連続紙の巻回部を回転させること
なく搬送を行なうことができ、連続紙の巻回部の慣性抵
抗により搬送開始時の搬送速度が低下することがないの
で、最初から連続紙を所定速度で搬送することが可能で
ある。

実施例 本発明の実施例を第１図及び第２図に基づいて説明する
。本実施例のプリンタ装置であるラベルプリンタ］Ｏで
は、第２図に例示するように、先端部にガイドローラ１
１が回転自在に取付けられたコ字型の初期抵抗軽減機構
である揺動アーム１２が設けられており、第１図に例示
するように、この揺動アーム１２がラベルホルダ６に揺
動自在に軸支されている。なお、この他の構造は前述の
ラベルプリンタ］と同様になっている。

このような構成において、このラベルプリンタ１０では
、ラベルホルダ６に軸支したラベルシート７を揺動アー
ム１２のガイドローラ１］を介して給紙口５に挿入する
。このようにすることで、揺動アーム１２は自重で下方
に回動してラベルシート７を下方に押圧するので、第１
図（ａ）に例示するように、ラベルシート７は下方に弛
んだ状態となる。そこで、この状態でラベルシート７の
搬送を開始すると、第１図（ｂ）に例示するように、最
初はラベルシート７の張力により揺動アーム］２が上方
に回動することでラベルシート７のロール状に巻回され
た部分が回転しない状態で搬送が開始される。そして、
さらにラベルシート７の搬送を継続すると、ラベルシー
ト７の巻回部も回転を開始することになり、第１図（ｃ
）に例示するように、揺動アーム１２のガイドローラ１
１が上方から接触した状態でラベルシート７は給紙口５
に供給される。

このようにすることで、ラベルシート７の搬送開始時に
ロール状に巻回されたラベルシート７を回転させること
を要しないので、最初からラベルシート７を所定速度で
搬送することが可能であり、例えば、スローアップを実
行しなくとも最初から良好な印刷画像を得ることができ
る。

なお、このラベルプリンタ１０では、上述のようなラベ
ルシート７の搬送が完了すると、揺動アーム１２が自重
により自動的に初期位置に復帰してラベルシート７が弛
んだ状態となるので、次作業の開始時も最初から良好な
印刷画像を得ることができる。

また、本実施例では先端部にガイドローラ１１が取付け
られた揺動アーム１２が、ラベルシート７の張架力向と
交差する方向である下方に自重で付勢されたラベルプリ
ンタ１０を例示したが、本発明は上記構造に限定される
ものではなく、例えば、揺動アーム１２をスプリング等
で所定方向に付勢することや、ガイドローラ１１の代わ
りに滑り板（図示せず）を利用することなども実施可能
である。なお、ここで云うラベルシート７の張架方向と
は、ロール状に巻回されたラベルシート７が給紙口５に
向かって張架された方向を意味している。

さらに、本実施例では揺動アーム１２が取付けられたラ
ベルプリンタ１０を例示したが、例えば、上述のような
揺動アーム１２をオプションユニットとして既存のラベ
ルプリンタ（図示せず）等に付加することも可能である
。

発明の効果 本発明は上述のように、ロール状に巻回された連続紙を
回転自在に軸支する給紙機構を設け、この給紙機構で軸
支された連続紙を印刷機構に誘導する用紙ガイドを形成
し、この用紙ガイド内に配置された連続紙を印刷機構に
向かって搬送する搬送機構を設け、給紙機構と用紙ガイ
ドとの間に連続紙の張架方向と交差する方向に付勢され
て連続紙を付勢力に従った押圧で湾曲させる初期抵抗軽
減機構を設けたことにより、ラベルシートの搬送開始時
は初期抵抗軽減機構が連続紙の張力により退避すること
で連続紙の巻回部を回転させることなく搬送を行なうこ
とができ、連続紙の巻回部の慣性抵抗により搬送開始時
の搬送速度が低下することがないので、最初から連続紙
を所定速度で搬送することが可能であり、例えば、スロ
ーアップを実行しなくとも最初から良好な印刷画像を得
ることができ、さらに、既存のプリンタ装置に初期抵抗
軽減機構を付加するようなことも可能であるので、良好
な生産性で高性能なプリンタ装置を得Ｌ・１：す ることかできる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断側面図、第２図は要
部の斜視図、第３図は従来例を示す縦断側面図である。 ３・・・印刷機構かつ搬送機構、４・・・用紙ガイド、
６・・・給紙機構、７・・・連続紙、１０・・・プリン
タ装置、１２・・・初期抵抗軽減機構 出　願　人　　　東京電気株式会′社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ロール状に巻回された連続紙を回転自在に軸支する給紙
   機構を設け、この給紙機構で軸支された前記連続紙を印
   刷機構に誘導する用紙ガイドを形成し、この用紙ガイド
   内に配置された前記連続紙を前記印刷機構に向かって搬
   送する搬送機構を設け、前記給紙機構と前記用紙ガイド
   との間に前記連続紙の張架方向と交差する方向に付勢さ
   れて前記連続紙を付勢力に従った押圧で湾曲させる初期
   抵抗軽減機構を設けたことを特徴とするプリンタ装置。