JPH0320169Y2 - - Google Patents

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JPH0320169Y2
JPH0320169Y2 JP19290586U JP19290586U JPH0320169Y2 JP H0320169 Y2 JPH0320169 Y2 JP H0320169Y2 JP 19290586 U JP19290586 U JP 19290586U JP 19290586 U JP19290586 U JP 19290586U JP H0320169 Y2 JPH0320169 Y2 JP H0320169Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は降雪の日などの際に自動車等のタイヤ
に装着して用いる車両用滑止め部材に関するもの
である。
(従来技術) 従来、タイヤに装着して用いる車両用滑止め具
として例えば特公昭57−53201号公報、または第
9図示あるいは第10図示のようなものが開発さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の車両用滑止め具における
前者(特公昭57−53201号公報)の滑止め部材は
ゴムあるいは合成樹脂製の単なる細巾棒状体から
なるものであるため、タイヤに装着して用いた場
合に滑止め部材と滑止め部材の間隔部分で衝撃が
発生する問題点があり、また後者(第9図あるい
は第10図)は、いずれもネツト本体11の両端
部11a,11bを第11図および第12図示の
ように相互に相手側の端部に重合状に挿通係合す
ることによつて係止するようになつているため、
どうしても前記重合状の挿通係止部の一方が路面
に対して突出状11cとなつて、この部分が路面
との摩擦により、他部より早く摩耗して破損を起
し易く、また衝撃も生ずるという問題点があつた
とともに上記型式のものはタイヤの両側面に沿つ
て巻付けられる部分(タイヤ周方向の両側辺部)
がネツト本体11の自己弾性応力により元の平板
状態に復元しようとし、その結果タイヤの両側面
に対するなじみが悪くなり、ネツト本体11がタ
イヤの外周面から外れ易くなるという惧れがある
ばかりでなく、ネツト本体連結両端部を重合状態
として連結するため、タイヤの大きさに合せて巻
付け寸法を調整する範囲を大きくとることができ
ない等の問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決し、ネツト本体連結
両端部を重合状とせずに連結することにより、重
合状突出による摩擦をなくし、連結部の早期破損
を防止し得るとともに前記突出部による衝撃をな
くし、しかもネツト状滑止め部材の横巾を全体が
中央部をくびれ部とした鼓形状とすることにより
タイヤ外周面(接地面)と巾寸法より小として、
前記ネツト状滑止め部材の自己弾性応力による復
元力によりタイヤ外周面からの外れおよび車両の
急停止時に前記ネツト状滑止め部材と前記ラダー
状滑止め部材の各連結部に作用するタイヤ周方向
に平行な圧縮力による極度の疲労を防止し、かつ
タイヤの大きさに合せて巻付け寸法を調整し得る
範囲を大きくとることができる車両用滑止め部材
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されて構成されるものである。
(作用) 滑止め部材は第3〜5図示のようにタイヤA
に装着して使用されるものである。
而して上記第3図示のようにタイヤAに装着さ
れた各滑止め部材は車の走行に際し、そのラダ
ー状滑止め部材1a,1a間に設けた鼓形状のネ
ツト状滑止め部材1bにより前記各ラダー状滑止
め部材1a,1a間でタイヤAが路面と当接する
ことにより発生する衝撃(シヨツク)を防止し得
るとともに前記ネツト状滑止め部材1bがタイヤ
Aの外周面から外れるのを防止し、かつ車両の急
停止時に前記ネツト状滑止め部材1bと前記ラダ
ー状滑止め部材1a,1aの各連結部にタイヤ周
方向に平行な圧縮力が作用してもこれを前記ネツ
ト状滑止め部材1bの中央くびれ部から前記ネツ
ト状滑止め部材1bを容易に変形することにより
前記各連結部に対する負担を軽減して安定した走
行を行うことができるものである。
(実施例) 第1図乃至第11図は本考案の一実施例を示
し、はコムあるいは合成樹脂等の弾性体により
タイヤAの外周面Bおよび両側面Cに適合し得る
内側形と所要巾をもつて形成されたラダー状滑止
め部材1aおよび前記ラダー状滑止め部材1a,
1a間において前記タイヤAの外周面Bに適合し
得る内側形と所要巾をもつて前記ラダー状滑止め
部材1aと一体に形成された同材質からなるネツ
ト状滑止め部材1bによつて構成される滑止め部
材であつて、前記ラダー状滑止め部材1aは、そ
の両端部があらかじめタイヤAの両側面Cに沿う
よう折曲成型されたものあるいは一端部があらか
じめタイヤAの内側面側に沿うよう折曲成型され
たもの、または非使用時は両端部が平板状となつ
ており、使用時のみタイヤAの両側面Cに沿つて
折曲されて装着されるようにしたもの等、いずれ
のものでもよい。
なお前記ネツト状滑止め部材1bは、全体が中
央部をくびれ部1b1とした鼓形状に形成され、中
心部には長軸をタイヤAの外周面Bの周方向とし
た所要大の菱形状孔部1b2および前記菱形状孔部
1b2の左右上下部には前記菱形状孔部1b2の略1/
2大で、かつ二辺1b3′,1b3″が前記くびれ部1
b1および前記菱形状孔部1b2の各 辺1b1′,1
b2′と平行し、残る一辺1b3が前記ラダー状滑
止め部材1aのネツト形成側縁部1a1に平行する
三角形状孔部1b3をそれぞれ対称的に形成されて
いる。2,2は前記ラダー状滑止め部材1aの両
端部に穿設した側部開口切欠溝2a,2a付の係
合孔。なお前記係合孔2,2は単なる孔でもよ
く、またその数は1個でもよい。3は連結金具で
あつて、棒材を略O字形状に折曲し、その上端を
稍々水平方向に折曲するか、または下方へ折曲げ
てラダー状滑止め部材取付部3aとし、さらに下
端を上方へ折曲げて連結ロープ取付部3bとし、
前記連結ロープ取付部3bを連結ロープ4(ワイ
ヤー、チエーン等を含む)に適宜間隔をおいてか
しめ付けて前記連結金具3を前記連結ロープ4に
適宜間隔をおいて固定するものである。なお前記
連結金具3は、第8図a示のようなものでもよ
く、また第8図b示のように棒材を中央部から略
U字状に折曲し、前記折曲部をラダー状滑止め部
材1aの孔2に係止してラダー状滑止め部材取付
部3′aとし、さらに先端部3′bを連結ロープ4
に巻着かしめ付けるようにしてもよく、また連結
ロープ4をチエーンとした場合は、第6図示のよ
うに前記連結金具3の連結ロープ取付部3bをチ
エーンにゆるく巻着して取付けるものである。ま
た前記連結金具は第7図示のように板材で形成し
てもよい。4a,4aは前記連結ロープ4の両端
部に形成された環部であつて、後述の連結フツク
体5を係止し得るものであれば、どのようなもの
でもよい。5は連結ロープ4,4を連結するため
の連結フツク体であつて、タイヤAの大きさに合
せて長さの異なるものを数種用意し、サイズの合
うものを用いるようになつている。6は前記タイ
ヤAの外側に位置する連結ロープ4の一端部に取
付けられた緊締具であつて、例えばバンドのバツ
クルその他適宜の締付具の如く自由に前記連結ロ
ープ4の締付力を調整できるものであればその構
造はいかなるものでもよい。
以上要するに本考案においては滑止め部材
タイヤAへ装着できるものであれば、その手段、
構造は本実施例に限定されることなくいかなるも
のでもよい。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されたものであるから、従来のラ
ダー型滑止め具の欠陥である各滑止め部材の間隔
部によつて生ずる衝撃を、ネツト状滑止め部材に
よつて防止することができるとともに前記ネツト
状滑止め部材の横巾をタイヤの外周面の巾より小
となすことにより、タイヤの外周面に対するなじ
みを良好となし、しかも前記ラダー状滑止め部材
両端部を前記タイヤの両側面に適合することによ
り前記ネツト状滑止め部材がタイヤの外周面から
容易に外れるのを防止し得るものであり、また前
記連結両端部に位置するラダー状滑止め部材はタ
イヤに装着した際に近接状態を保ち全く重合状態
とならないので、前記連結両端部に従来のネツト
型滑止め具のように重合状突出部が生ぜず、その
結果前記重合突出部による衝撃を皆無となすこと
ができるとともに該部の摩耗を少なくし、該連結
部の早期破損を防止し得るばかりでなく、タイヤ
に対する装着を容易に行うことでき、しかもタイ
ヤの大きさ(サイズ)に合せて巻付け寸法を調整
し得る範囲を大きくとることができ、数種類のタ
イヤに用いることができる外、従来のネツト型滑
止め装置のように一個所が破損して使用不能とな
ることなく、その個所のみを新しいものに取換え
ることにより使用を継続することができる等、
種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は滑止め部材の斜視図、第2図は滑
止め部材の連結具を連結ロープとした場合の展開
斜視図、第3図aは第2図の滑止め部材をタイヤ
に装着した状態の正面図、第3図bは同背面図、
第3図cは同斜視図、第4図aは第3図aにおけ
る−矢視拡大斜視図、第4図bは第3図bに
おける−矢視拡大斜視図、第5図は第3図a
における−線拡大断面図、第6図は連結ロー
プをチエーンとした場合の連結金具の取付状態を
示す正面図、第7図は連結金具を板材で形成した
場合の一例を示す斜視図、第8図a,bは連結金
具の他の実施例の斜視図、第9〜10図は従来の
ネツト型車両用滑止め具の各例を示す図、第11
〜12図は同ネツト型車両用滑止め具の連結端部
における連結状態を示す図である。 ……滑止め部材、1a……ラダー状滑止め部
材、1b……ネツト状滑止め部材、2……係合
孔、2a……側部開口切欠溝、3……連結金具、
3a,3′a……ラダー状滑止め部材取付部、3
b,3′b……連結ロープ取付部、4……連結ロ
ープ、4a……環部、5……連結フツク体、6…
…緊締具、A……タイヤ、B……外周面、C……
両側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤに装着して用いる車両用滑止め部材であ
    つて、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタ
    イヤの外周面および両側面に適合し得る内側形と
    所要巾をもつて形成されたラダー状滑止め部材お
    よび前記ラダー状滑止め部材間において少なくと
    も前記タイヤの外周面に適合し得る内側形と所要
    巾をもつて前記ラダー状滑止め部材と一体に形成
    されたネツト状滑止め部材とからなり、前記ネツ
    ト状滑止め部材は全体が中央部をくびれ部とした
    鼓形状で、しかも中心部には長軸をタイヤの周方
    向とした所要大の菱形状孔部および前記菱形状孔
    部の左右上下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、
    かつ二辺が前記くびれ部および前記菱形状孔部の
    各一辺と平行し残る一辺が前記ラダー状滑止め部
    材のネツト形成側縁部に平行する三角形状孔部を
    それぞれ対称的に形成されたことを特徴とする車
    両用滑止め部材。
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