JPH0320166Y2 - - Google Patents

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JPH0320166Y2
JPH0320166Y2 JP15729086U JP15729086U JPH0320166Y2 JP H0320166 Y2 JPH0320166 Y2 JP H0320166Y2 JP 15729086 U JP15729086 U JP 15729086U JP 15729086 U JP15729086 U JP 15729086U JP H0320166 Y2 JPH0320166 Y2 JP H0320166Y2
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slip member
tire
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ladder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は降雪の日などの際に自動車等のタイヤ
に装着して用いる車両用滑止め部材に関するもの
である。
(従来技術) 従来、タイヤに装着して用いる車両用滑止め具
として例えば特公昭57−53201号公報、または第
18図示あるいは第19図示のようなものが開発
されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の車両用滑止め具における
前者(特公昭57−53201号公報)の滑止め部材は
ゴムあるいは合成樹脂製の単なる細巾棒状体から
なるものであるため、タイヤに装着して用いた場
合に滑止め部材と滑止め部材の間隔部分で衝撃が
発生する問題点があり、また後者(第18図ある
いは第19図)は、いずれもネツト本体11の両
端部11a,11bを第20図および第21図示
のように相互に相手側の端部に重合状に挿通係合
することによつて係止するようになつているた
め、どうしても前記重合状の挿通係止部の一方が
路面に対して突出状11cとなつて、この部分が
路面との摩擦により、他部より早く摩耗して破損
を起し易く、また衝撃も生ずるという問題点があ
つたとともに上記型式のものはタイヤの両側面に
沿つて巻付けられる部分(長手方向の両側辺部)
がネツト本体11の自己弾性応力により元の平板
状態に復元しようとし、その結果タイヤの両側面
に対するなじみが悪くなり、ネツト本体11がタ
イヤの外周面から外れ易くなるという惧れがある
ばかりでなく、ネツト本体連結部両端部を重合状
態として連結するため、タイヤの大きさに合せて
巻付け寸法を調整する範囲を大きくとることがで
きない等の問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決し、ネツト本体連結
両端部を重合状とせずに連結することにより、重
合状突出による摩擦をなくし、連結部の早期破損
を防止し得るとともに前記突出部による衝撃をな
くし、しかもネツト状滑止め部材の横巾をタイヤ
外周面(接地面)の巾寸法と略等しくし、かつ前
記ネツト状滑止め部材両側平行条片部の索条連結
具係止用舌片部を索条に係止するとともに前記両
側平行条片部および斜状条片部内にそれぞれ補強
芯材を一体にモールドすることにより、前記ネツ
ト状滑止め部材の強度を高め、かつ自己弾性応力
による復元力によりタイヤ外周面からの外れおよ
び高速回転時のネツト状滑止め部材の浮上りを防
止し、同時にタイヤの大きさに合せて巻付け寸法
を調整し得る範囲を大きくとることができる車両
用滑止め部材を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材はその両側平行条片部に索条連結具係止用舌
片部を設けるとともに前記索条連結具係止用舌片
部の基端部を、前記両側平行条片部と所要角度を
もつて交差する斜状条片部との集約部となし、さ
らに前記両側平行条片部および斜状条片部内に補
強芯材を一体にモールドして構成されるものであ
る。
(作用) 滑止め部材は第8〜12図示のようにタイヤ
Aに装着して使用されるものである。
而して上記第8〜9図示のようにタイヤAに装
着された各滑止め部材は車の走行に際し、その
ラダー状滑止め部材1a,1a間に設けたネツト
状滑止め部材1bにより前記各ラダー状滑止め部
材1a,1a間でタイヤAが路面と当接すること
により発生する衝撃(シヨツク)を防止し得ると
ともに前記ネツト状滑止め部材1bが自己弾性応
力による復元力によりタイヤAの外周面から外れ
たり、あるいは高速回転時にタイヤAの外周面か
ら浮上り外れるのを防止して安定した走行を行う
ことができるものである。
(実施例) 第1図乃至第17図は本考案の一実施例を示
し、はゴムあるいは合成樹脂等の弾性体により
タイヤAの外周面Bおよび両側面Cに適合し得る
内側形と所要巾をもつて形成されたラダー状滑止
め部材1aおよび前記ラダー状滑止め部材1a,
1a間において前記タイヤAの外周面Bに適合し
得る内側形と所要巾をもつて前記ラダー状滑止め
部材1aと一体に形成された同材質からなるネツ
ト状滑止め部材1bによつて構成される滑止め部
材である。1b1は前記ネツト状滑止め部材1bの
両側平行条片部、1b2は同索条連結具係止用舌片
部、1b3は同斜状条片部、1b4は前記索条連結具
係止用舌片部1b2の基端部、1b5は連結具係止
孔、1b6は補強芯材である。なお前記補強芯材1
b6はワイヤー等の金属線材、合成繊維紐、バン
ド、その他適宜のものでよい。また、前記ラダー
状滑止め部材1aおよび索条連結具係止用舌片部
1b2は、その両端部があらかじめタイヤAの両側
面Cに沿うよう折曲成型されたもの、あるいは一
端部があらかじめタイヤAの内側面側に沿うよう
折曲成型されたもの、または非使用時は両端部が
平板状となつており、使用時のみタイヤAの両側
面Cに沿つて折曲されて装着されるようにしたも
の等、いずれのものでもよい。1c,1cは必要
に応じ前記ラダー状滑止め部材1a,1aの反ネ
ツト形成側縁部(連結側端面)に所要数突設され
る所要巾の扁平状にしてかつ所要長さからなるシ
ヨツク吸収用舌片であつて、前記ラダー状滑止め
部材1aおよびネツト状滑止め部材1bと同一材
質をもつて一体に形成されるものである。なお前
記シヨツク吸収用舌片1c,1cは相互に噛合可
能にその突設位置をずらせることが好ましいが、
これに限定されるものではない。1a1は前記ラダ
ー状滑止め部材1a内に一体にモールドされた芯
部材であつて、数条のワイヤー1a2と、前記ワイ
ヤー1a2の各両端部を、略直交状に串通しした状
態で一体に固結したダイキヤスト製棒状剛性係止
部材1a3とからなる。2,2は前記ラダー状滑止
め部材1a,1aの両端部に穿設した側部開口切
欠溝2a,2a付の係合孔。なお前記係合孔2,
2は単なる孔でもよく、またその数は1個でもよ
い。3は連結金具であつて、棒材を略O字形状に
折曲し、その上端を稍々水平方向に折曲するか、
または下方へ折曲げてラダー状滑止め部材取付部
3aとし、さらに下端を上方へ折曲げて索条取付
部3bとし、前記索条取付部3bを索条4(ロー
プ、ワイヤー、チエーン等を含む)に適宜間隔を
おいてかしめ付けて前記連結金具3を前記索条4
に適宜間隔をおいて固定するものである。なお索
条4をチエーンとした場合は、第13図示のよう
に前記連結金具3の索条取付部3bをチエーンに
ゆるく巻着して取付けるものである。また前記連
結金具は第14図示のように板材で形成してもよ
い。4a,4aは前記索条4の両端部に形成され
た環部であつて、後述の連結フツク体5を係止し
得るものであれば、どのようなものでもよい。5
は索条4,4を連結するための連結フツク体であ
つて、タイヤAの大きさに合せて長さの異なるも
のを数種用意し、サイズの合うものを用いるよう
になつている。6は前記タイヤAの外側に位置す
る索条4の一端部に取付けられた緊締具であつ
て、例えば、バンドのバツクルその他適宜の締付
具の如く自由に前記索条4の締付力を調整できる
ものであればその構造はいかなるものでもよい。
7はゴムバンドであつて、第9図a示のように前
記ネツト状滑止め部材1bの索条連結具係止用舌
片部1b2の連結具係止孔1b5に係止した舌片部係
止用フツク体8に係止し、前記ネツト状滑止め部
材1bの浮上りを防止するためのものである。な
お前記舌片部係止用フツク体8は、金属、プラス
チツク等の棒材、あるいは板材で形成されてお
り、第8図a示のように前記索条連結具係止用舌
片部1b2を索条4に係止するようにしてもよい。
9はスパイクを示す。
以上要するに本考案においては滑止め部材
タイヤAへ装着できるものであればその手段、構
造は本実施例に限定されることなくいかなるもの
でもよい。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材はその両側平行条片部に索条連結具係止用舌
片部を設けるとともに前記索条連結具係止用舌片
部の基端部を、前記両側平行条片部と所要角度を
もつて交差する斜状条片部との集約部となし、さ
らに前記両側平行条片部および斜状条片部内に補
強芯材を一体にモールドしたものであるから、従
来のラダー型滑止め具の欠陥である各滑止め部材
の間隔部によつて生ずる衝撃を、ネツト状滑止め
部材によつて防止することができるとともに前記
ネツト状滑止め部材の横巾をタイヤの外周面の巾
と略等しい巾となし、かつまた前記ネツト状滑止
め部材両側平行条片部の索条連結具係止用舌片部
を索条に係止することにより、タイヤの外周面に
対するなじみを良好となし、前記ネツト状滑止め
部材が自己弾性応力による復元力によりタイヤの
外周面から容易に外れたり、あるいは高速回転時
の遠心力により、タイヤの外周面から容易に浮上
り外れるのを防止し得るものであり、また前記索
条連結具係止用舌片部の基端部を前記ネツト状滑
止め部材の両側平行条片部と斜状条片部との集約
部とし、かつ前記両側平行条片部、斜状条片部内
にそれぞれ補強芯材を一体にモールドすることに
より、前記ネツト状滑止め部材全体を補強し得、
しかも滑止め部材の連結両端部に位置するラダー
状滑止め部材はタイヤに装着した際に近接状態を
保ち全く重合状態とならないので、前記連結両端
部に従来のネツト型滑止め具のように重合状突出
部が生ぜず、その結果前記重合状突出部による衝
撃を皆無となすことができるとともに該部の摩耗
を少なくし、該連結部の早期破損を防止し得るば
かりでなく、タイヤの大きさ(サイズ)に合せて
巻付け寸法を調整し得る範囲を大きくとることが
でき、数種類のタイヤに用いることができる等、
種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第13図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は滑止め部材の展開平面図、第2
図は第1図のA−A断面図、第3図は同B−B断
面図、第1図は同C−C断面図、第5図は滑止め
部材の斜視図、第6図は他の実施例の斜視図、第
7図は滑止め部材の連結具を連結ロープとした場
合の展開斜視図、第8図aは第7図の滑止め部材
の索条連結具係止用舌片部を索条に係止してタイ
ヤに装着した状態の正面図、第8図bは同背面
図、第9図aは第7図の滑止め部材の索条連結具
係止用舌片部をゴムバンドに係止してタイヤに装
着した状態の正面図、第9図bは同背面図、第1
0図aは第8図aにおける−矢視拡大斜視
図、第10図bは第8図bにおける−矢視拡
大斜視図、第11図aは第9図aにおける′−
′矢視拡大斜視図、第11図bは第9図bにお
ける′−′矢視拡大斜視図、第12図は第8図
aにおける−線拡大断面図、第13図は索条
をチエーンとした場合の連結金具の取付状態を示
す正面図、第14図は連結金具を板材で形成した
場合の一例を示す斜視図、第15〜17図は滑止
め部材の連結部における連結間隔巾の各一態様例
を示す一部拡大説明図、第18〜19図は従来の
ネツト型車両用滑止め具の各例を示す図、第20
〜21図は同ネツト型車両用滑止め具の連結端部
における連結状態を示す図である。 ……滑止め部材、1a……ラダー状滑止め部
材、1a1……芯部材、1a2……ワイヤー、1a3
…ダイキヤスト製剛性係止部材、1b……ネツト
状滑止め部材、1b1……両側平行条片部、1b2
…索条連結具係止用舌片部、1b3……斜状条片
部、1b4……基端部、1b5……連結具係止孔、1
b6……補強芯材、1c……シヨツク吸収用舌片、
2……係合孔、2a……側部開口切欠溝、3……
連結金具、3a……ラダー状滑止め部材取付部、
3b……索条取付部、4……索条、4a……環
部、5……連結フツク体、6……緊締具、7……
ゴムバンド、8……舌片部係止用フツク体、9…
…スパイク、A……タイヤ、B……外周面、C…
…両側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤに装着して用いる車両用滑止め部材であ
    つて、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタ
    イヤの外周面および両側面に適合し得る内側形と
    所要巾をもつて形成されたラダー状滑止め部材お
    よび前記ラダー状滑止め部材間において少なくと
    も前記タイヤの外周面に適合し得る内側形と所要
    巾をもつて前記ラダー状滑止め部材と一体に形成
    されたネツト状滑止め部材とからなり、前記ネツ
    ト状滑止め部材はその両側平行条片部に索条連結
    具係止用舌片部を設けるとともに前記索条連結具
    係止用舌片部の基端部を、前記両側平行条片部と
    所要角度をもつて交差する斜状条片部との集約部
    となし、さらに前記両側平行条片部および斜状条
    片部内に補強芯材を一体にモールドしたことを特
    徴とする車両用滑止め部材。
JP15729086U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0320166Y2 (ja)

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JP15729086U JPH0320166Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP15729086U JPH0320166Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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