JP2544476Y2 - ケーブル式タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

ケーブル式タイヤ滑り止め装置

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JP2544476Y2
JP2544476Y2 JP2850791U JP2850791U JP2544476Y2 JP 2544476 Y2 JP2544476 Y2 JP 2544476Y2 JP 2850791 U JP2850791 U JP 2850791U JP 2850791 U JP2850791 U JP 2850791U JP 2544476 Y2 JP2544476 Y2 JP 2544476Y2
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JP
Japan
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cable
slip device
cross
cables
folded portions
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JP2850791U
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JPH04116201U (ja
Inventor
謙允 三枝
茂 大沢
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、氷雪路面の走行に使用
される自動車用ケーブル式タイヤ滑り止め装置の改良に
関し、滑り止め装置の耐久性を向上することを目的とす
る。
【0002】
【従来の技術】従来公知のケーブル式タイヤ滑り止め装
置は、図4に示した通り、タイヤの外側のトレッド面に
沿わせるアウターサイドワイヤーaと、タイヤの内側の
トレッド面に沿わせるインナーサイドワイヤーbとによ
る、2本の平行するサイドケーブル間に、一定の間隔毎
にコイル状に巻回されたスプリングd、カラーe、等を
挿通させたクロスケーブルcを、その両端部にそれぞれ
先端に折り返し圧潰部を有するサイド金具fを介してそ
れぞれ直交状態に取り付け、さらに両端のタイヤ内周側
に対応する切れ目端部に板フックg、および引っ掛け金
具hを、また、タイヤの外周側に対応する切れ目端部の
片側にS字形板フックiを取り付けるとともに、反対側
に、これに対応するC字状のリンクjを対設させて構成
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のケーブル式タイヤ滑り止め装置にあっては、ク
ロス金具のサイドケーブル側結合部とサイドケーブルと
の結合が、単に折り返し部による圧潰カシメつけによっ
て行われているために、カシメ量が不足しているとサイ
ドケーブルに対してサイド金具が滑りを生ずるために、
クロスケーブルの取り付け位置が移動してしまうことが
多く、耐久性の面において問題があった。
【0004】また反対にカシメ量が過大である場合に
は、サイドケーブルの素線を圧壊して切断し、あるいは
繰り返し負荷に対する耐久性を阻害するなどの問題があ
った。したがって、この場合のクロス金具によるカシメ
量を最適に維持管理することは著しく困難であり、また
多くの経験を必要とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、こ
の種の滑り止め装置における耐久性を向上させるととも
に、製造にあたっての多くの経験を不要としたものであ
って、具体的には平行する2本のサイドケーブル間に、
サイド金具を介して一定間隔毎に、複数のクロスケーブ
ルを架け渡して構成したラダー形のタイヤ滑り止め装置
において、上記したサイド金具のサイドケーブル側結合
部には、その幅方向中間部に切り溝を介して左右一対の
折り返し部を形成するとともに、該折り返し部のそれぞ
れの折り返し軸線を、環状に緊張されるサイドケーブル
の軸線方向に向け、該左右の折り返し部をもってサイド
ケーブルに圧潰カシメつけてなることを特徴としたケー
ブル式タイヤ滑り止め装置に関する。
【0006】
【作用】サイド金具の、サイドケーブル側結合部に切り
溝を介して形成した左右一対の折り返し部を、環状に緊
張されるサイドケーブルにそれぞれ圧潰カシメつけてタ
イヤ滑り止め装置を構成した場合においては、その結合
力が2倍となるほか、とくに左右一対の折り返し部のそ
れぞれの軸線が互いに異なる方向、すなわち環状に緊張
されるサイドケーブルの軸線方向に向けられるために、
路面走行中にクロスケーブルに駆動トルクを受けた場合
においては、クロスケーブルに駆動トルクが作用してサ
イドケーブルに作用する繰り返し折り曲げによる無理な
力の作用を緩和することができ、装置の耐久性を大幅に
向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下において本考案の具体的な内容を図1〜
図3の実施例をもとに説明すると、1はクロスケーブ
ル、2はサイドケーブル、3はサイド金具をあらわす。
サイド金具3は平板状の金属板を加工してクロスケー
ブル側結合部3aと、サイドケーブル側結合部3eとが
形成されている。 クロスケーブル側結合部3aはクロ
スケーブル1の端部を包被するべく、湾曲して形成され
ており、さらに必要に応じてその内面には多数の線状、
あるいは網目状の凹凸面が形成される。
【0008】またサイドケーブル側結合部3eは、その
幅方向中間部に切り溝3bを介して左右の板を折り返し
て折り返し部3c.および3dをそれぞれ形成するとと
もに、折り返し部3cの折り返し軸線A−Aと、折り返
し部3dの折り返し軸線B−Bとを、互いに異なる方向
に向け、そのそれぞれの折り返し軸線を、環状に緊張さ
れるサイドケーブル2の軸線方向に向けて構成されてい
る。
【0009】上記のサイド金具3を用い、そのクロスケ
ーブル側結合部3aにクロスケーブル1の端部を圧潰カ
シメつけるとともに、サイドケーブル側結合部3eの折
り返し部3c.3dの内側にサイドケーブル2をそれぞ
れ挿通させた後、これを圧潰カシメつけて滑り止め装置
を構成する。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記した通り、平行する2本の
サイドケーブル間に、サイド金具を介して一定間隔毎
に、複数のクロスケーブルを架け渡して構成したラダー
形のタイヤ滑り止め装置において、上記したサイド金具
のサイドケーブル側結合部には、その幅方向中間部に切
り溝を介して、左右一対の折り返し部を形成してなり、
該左右の折り返し部をもってサイドケーブルに圧潰カシ
メつけるようにしたために、その結合力が2倍となる。
【0011】またとくにサイド金具のサイドケーブル側
結合部に形成した上記左右一対の折り返し部におけるそ
れぞれの折り返し軸線を、互いに異なる方向、すなわち
環状に緊張されるサイドケーブルの軸線方向に向けたた
めに、路面走行中にクロスケーブルに駆動トルクを受け
た場合においても、クロスケーブルに駆動トルクが作用
してサイドケーブルに作用する繰り返し折り曲げによる
無理な力の作用を緩和することができ、装置の耐久性を
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるクロス金具の取り付け
状態をあらわした、要部拡大平面図。
【図2】図1のクロス金具の側面図。
【図3】本考案のクロス金具を用いた滑り止め装置をタ
イヤに装着した状態の側面図。
【図4】従来公知のケーブル式タイヤ滑り止め装置の平
面図。
【符号の説明】
1 クロスケーブル 2 サイドケーブル 3 サイド金具 3a クロスケーブル側結合部 3b 切り溝 3c 折り返し部 3d 折り返し部 3e サイドケーブル側結合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行する2本のサイドケーブル間に、サ
    イド金具を介して一定間隔毎に、複数のクロスケーブル
    を架け渡して構成したラダー形のタイヤ滑り止め装置に
    おいて、上記したサイド金具のサイドケーブル側結合部
    には、その幅方向中間部に切り溝を介して左右一対の折
    り返し部を形成するとともに、該折り返し部のそれぞれ
    の折り返し軸線を、環状に緊張されるサイドケーブルの
    軸線方向に向け、該左右の折り返し部をもってサイドケ
    ーブルに圧潰カシメつけてなることを特徴としたケーブ
    ル式タイヤ滑り止め装置。
JP2850791U 1991-03-29 1991-03-29 ケーブル式タイヤ滑り止め装置 Expired - Lifetime JP2544476Y2 (ja)

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JPH04116201U JPH04116201U (ja) 1992-10-16
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