JPH03167324A - 紡績工場の生産ラインの作動法および装置 - Google Patents

紡績工場の生産ラインの作動法および装置

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JPH03167324A
JPH03167324A JP2196421A JP19642190A JPH03167324A JP H03167324 A JPH03167324 A JP H03167324A JP 2196421 A JP2196421 A JP 2196421A JP 19642190 A JP19642190 A JP 19642190A JP H03167324 A JPH03167324 A JP H03167324A
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JP
Japan
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area
process control
control computer
machine
quality
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Application number
JP2196421A
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English (en)
Inventor
Reinhard Oehler
ラインハルト・エーラー
Urs Meyer
ウルス・マイヤー
Jurg Bischofberger
ユルク・ビシヨフベルガー
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Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G21/00Combinations of machines, apparatus, or processes, e.g. for continuous processing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/32Counting, measuring, recording or registering devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種々の領域を有する紡績工場の製造工程の制
御方法に関する.この紡績工場は例えば少なくともプロ
ーイング(打繊)室、前紡績工程すなわち紡績準備プロ
セスおよび紡績工程の領域を含み、各領域はいくつかの
繊維機械から統合され、繊維機械は直列および/または
並列に動作し、機械平面を構成している.さらに個々の
直列ラインは種々の繊維構造体を製造するための繊維機
械と接続されており、プローイング室に搬入される繊維
原料は紡績工場の出力口における紡績糸として得られる
. 紡績工場におけるこのような製造または工程ラインは、
糸の製造においては慣用である.各機械がさらに先行す
るの機械の製品を処理するような種々異なる繊維機械の
直列ラインがらなるチェーンの形成は機械が強く相互に
依存することになる.そして、これは製造速度の観点が
らだけでなく、それぞれ製造される生産物の特性の観点
からもそうである. 特許文献には、種々の機械の生産物における固有の品質
を検出し、監視される品質が所望値の所定の範囲にある
ように制御することが種々提案されている.しかしこれ
ら公知技術の問題点は一般的に、公知技術は個々の機械
にのみ関連するかまたは機械の組合せにのみ関連し、そ
れらに連鎖結合された他の機械の影響を無視し、同様に
製造率に及ぼす全体的作用を無視していることである. 発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、冒頭に述べた形式の方法、または該方
法を実施するための装置を改善し、関連する品質を、繊
維工場の製造ラインのすべての重要な領域において測定
することができるようにし、製造ライン全体を次のよう
に制御できるように構成することである.すなわち、方
では個々にリンクされた繊維機械による製造速度を、設
定製造計画を実現するという意味で可能な限り雑持する
ことができ、他方で所定品質が当餞方法の重要な領域に
おいて少なくとも実質的に維持され,以て製造ラインの
最終製品が品質の面から所期の設定要求を十分に満たす
ように構成することである.本発明の実施は有利にはコ
ンピュータを使用することにより実現される.コンピュ
ータは相互に接続され、各コンピュータは入力されるデ
ータに基づいてクリャ決定を行うことができるか、また
は矛盾した、ないし非実現可能なセットパラメータがセ
ットされたり発生したときに警報を発することができる
. 課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明による方法では、それ
ぞれ生産される繊維構造の少なくとも1つの品質を、命
名された各領域の少なくとも複数の繊維機械にて測定し
、該測定品質をそれぞれの繊維機械または同じ領域の前
の機械をflilllするために使用し、前紡績過程お
よび紡績領域で測定された少なくとも複数の品質から補
正値を形成し、以前の領域の繊雑機械の動作を制帥する
ために使用するのである. このような方法により、所望の値をまたは上回ったり下
回ったりしない所望の範囲を、各繊維機械に対してセッ
トすることができる.両者共品質およびそれぞれの機械
の製造速度に関するものである。しかし繊維機械に対し
て存在する制御装置が、所望の値の所望の範囲にまで品
質を制御するのに十分でなければ同じ領域の上流側の繊
維機械において、または紡績工場の製造ラインの上流側
(先行)領域において制御を行うことができ、その際繊
維機械の製造速度(スピード)が制限されることはない
.このような制限は、製造過程の経済性に及ぼすその全
体的作用に鑑み望ましいことではない.言い換えれば本
発明の方法は、製造速度を所望の最大値に雑持する手段
を提供し、しかもそれにも拘らず品質を製造工程の他の
領域での意図的な変化により品質を維持するものである
.しかし勿論、作用される変化に随する限り、別の品質
または製造速度において不許容の逸脱の生じることがな
い。逸脱が生じるような場合、警報を発し、企業管理者
は自発的に他の可能なセッ1・パラメータを考慮し、ま
たは場合により製造速度の変更を考慮することができる
これらの観点から本発明の方法は、データ量を被測定品
質値の形で提供し、この品質値を企業管理者は既知の関
係に対して考慮することができ、随意にコンピュータを
用いて行う.品質調整を制御する手段は被制御繊維機械
においてのみならず、上流側機械においても、任意には
他の領域の上流側機械においても、品質の低下が検出さ
れたならば、対抗的作用のための改善された手段を提供
する.例えばステーブルの短縮がカードの出口側で発見
されたならば、リツカーインロールの回転速度をまず変
化することができ、それにより後の動作が幾分過激でな
くなる. ステーブルの短縮を発見したにもかかわらず発生したな
らば、過度に過激にセットされた上流側の精クリーニン
グマシンにおいて発生したステープル短紬の原因を求め
ることができる.従って、そのようにして被測定ステー
ブルが所望の範囲に再び戻り得るか否かを見るために、
糸製造中既に精クリーニングマシンの新たなセッテング
を試すことができた.このことが、許容範囲を外れるよ
うな、クリーニングされた製品またはカーデイングされ
た製品の不純物無しに或功したならば、このことを相応
のセンサにより検出し、精クリーニングマシンの新たな
調整を保持することができる.このことが戒功しなけれ
ば、過度に短いステープルの問題の原因が、知られてい
るように異なるステーブルを有する異なる原料の個別の
コンポーネントの混合比にあるのではないかどうかを尋
ねなければならない.おそらく混合比の変化を制御する
ことによりステーブルを所望の範囲に戻すことができ、
別の被測定パラメータ(例えば色および不純内容物)へ
の当該変化の制御により、簡単に当該のすべての品質を
監視することによりチェックすることができる. この例では、専らプローイング室領域内にある繊維機械
に関する。しかし本発明は、所定領域の限界を越えるよ
うな品質補正を可能にするものである.・例えばもしリ
ング紡績機の出力口で糸の強度が過度に低く、この強度
不足がステープルが過度に短いことによることが発見さ
れれば、ステーブルが過度に短いことの原因は組合せ機
械の調整、例えば調整が過度に過激になされていること
に在り得る. 組合せ機械のセッティングの補正により強度を上昇させ
て強度を所望の範囲にすることがうまく行かなければ、
さらに補正が必要であるという決定を下すことができ、
例えばカードのセッティングおよび/または異なる材料
の個別のコンポーネントの混合を補正することができる
.これは勿論、上流側の繊維機械で測定された品質が調
整の何等かの余裕度を残す程度で可能である.そうでな
いような場合には、補正制御の手段は連続的にさらに上
流の製造シーケンスに求められる。
同じ領域の直接先行する機械により補正を行い得るのか
、またはさらに上流側の領域に戻らなければならないの
かというこのステップ状の探索により、本発明では、要
求される変化が既に実行されている工程に可能な限り僅
かしか外乱を及ぼさない。例えば所定のリング紡績機の
出力口での強度不足が検出されたことにより、混合コン
ポーネントの変化を一度に行えば、このことにより、他
のパラメータの直列ライン全体が変化し、それによって
制御過程がさらに複雑化する(それが不可能であっても
)という結果になる。
本発明の処理は、例えばコンピュータを用いて行うこと
ができる.この目的のために、本発明によれば、個別領
域での製造ステップは工程(プロセス)コンピュータに
より指定されるように装置構成されている.この個別の
工程コンピュータは前記の補正係数を形成し、相互に接
続されているプロセス制御レベルを形成し、それぞれの
補正値を1つの領域から別の領域へそれぞれの所轄工程
コンピュータを介して伝送する。
繊維工場の製造ラインの各領域に対しそれぞれにプロセ
ス制御コンピュータを配備することは、市場流通するコ
ンピュータの能力を経済的に活用することとなる。しか
し一方では、処理されるデータ流全体に有利に作用する
所定領域の所定の自立性にもつながる.この構成によれ
ば、1つずつの個別のプロセス制御コンピュータ間で交
換しなければならないデータ量を制限内に維持しなけれ
ばならないが、これは全体のプロセスにとっては有利で
ある. プロセス制御平面のプロセス制御コンピュータは有利に
は、オペレーション制御コンピュータまたは工場制御コ
ンピュータと接続されており、プロセス制御コンピュー
タによりそれらはデータを交換することができる。
本発明の方法により、プロセス制御平面が付加的に原料
貯蔵領域に対するプロセス制御コンピュータおよび/ま
たはリール(ボビン)に対するプロセス制御コンピュー
タを有しているかどうかを次のように識別できる.すな
わち、原料貯蔵部の運動および/またはリール貯蔵部の
完成リールの運動によりそれぞれのプロセス制御コンピ
ュータによって検出される. オペレーション制御コンピュータでは、他の事象と共に
受けた注文に関する事項(注文の程度、糸の種類、納品
品質、計画された納品データ、合意価格、所望された糸
の品質)が記憶されている.さらに異なる出所地の原料
の貯蔵に関する事項、または異なる出所地の原料の予想
納品に関する事項が記憶されている.個々の梱包の繊維
の技術に関する事項も記憶される.オペレーション制御
コンピュータは会社管理部が有利な製造計画を立てるこ
とを可能とする.それにより個々の顧客注文を構想した
シーケンスで完威させ、原料のストックを供給し、原料
を発送し、有効可能能力を使用することができる. 製造計画が固定されていると仮定すれば、作業は処理さ
るぺき第1のオーダから開始される。そのために必要な
基本データがオペレーション制御コンピュータから個々
のプロセス制御コンピュータへ伝送される。個々のプロ
セス制御コンピュータはローカルネットワークを介して
相互に接続されており、これらプロセス制御コンピュー
タは、個々の繊維機械を使用し、作動させ、停止するた
めに必要な基本セッティングを制御する. このことは一部ではオペレーション制御コンピュータか
ら伝送された基本データに基づいて行われ、一部ではそ
れぞれのメモリに含まれているデータに基づいて行われ
る.装置は自己学習型装置としてプログラミングするこ
ともでき、それにより反復注文の場合は、一度学習され
た基本セッティングをもう一度使用することができる.
オプションとして、僅かな適合により個々の原料の特質
における変化が考慮される.一度検査され,有用である
と思われる補正測定は、同じ逸脱パターンが存在するな
らば常に反復使用することができる. 操作の際、工程は、それぞれの領域で測定された品質が
それぞれの管轄プロセス制御コンピュータに伝送され、
後者にてこれら品質と固有値との比較が行われる。固有
値は例えばオペレーション制御コンピュータにより定め
られる。
比較結果が望ましくない場合、プロセス制御コンピュー
タが関与するようになり、被測定品質の変化に関してよ
り望ましい比較が可能であるようにそれぞれの領域を制
御する.これは予想される製造率を勘案した制御の範囲
内で行われる。このことが実行可能でないと、または製
造制御の望ましくない変化によってのみ可能な場合は、
プロセス制御コンピュータが被測定品質から補正値を計
算し、パラメータに対して使用される補正値により上流
側の領域が変化される個々の繊雑機械の制御(フィード
バック制御〉は、それぞれの機械の出力口で測定された
品質の結果として周期的に当眩機械に関連した自立機能
制御器により制御される。しかし個々の繊維機械の制御
を、それぞれ関連するプロセス制御コンピュータにより
、それぞれの機械の出力口で測定された品質の結果とし
て制御することも可能である。このことは今日非常に重
要ある.というのは、相応にプログラムされたコンピュ
ータにより制御過程を実行することがますます多いから
である。個々の繊維機械の製品の間しまたは制御は有利
にはそれぞれ関連するプロセスfl.lJ御コンピュー
タにより行われる。プロセス制御コンピュータは、オペ
レーション制御コンピュータによる製造のためのパラメ
ータセットおよび所定の製造速度に関連してプロセス制
御コンピュータから交換したステートメントを考慮する
ことができる.基本的に装置は可能な限り高い一定の製
造速度を目指す.所定の緩衝能力は周期的に個別のII
A雑機械間に存在する。
例えば近似的に8つのカードは、缶(ケンス)内に堆積
するカードスライバにより相互に並列的に動作する2つ
のドローフレームに対するカ一ドスライバを製造するこ
とができる.カードスライパは缶から時間的に後の時点
でドローフレームによる後続処理のために取り出される
,そのため緩衝能力は缶の数と能力(カードとドローフ
レーム間に蓄積されるものも含む)により定められる.
この場合、各ドローフレームは所定の時間の同同じ速度
で動作しつづける.これは1つののカードまたは複数の
カードを欠陥のため一時的に取り除かなければならない
としてもそうである. カード製造の不足またはカード製造の不十分は、ドロー
フレームに対するカードスライバの供給が不十分になる
ことがひっ迫したような動;P状態に達したときにのみ
考慮する必要がある可能ならばオンラインで品質の測定
をしようと努めても,リアルタイムで所定個所の所定パ
ラメータを検出することは困難である.しかし相応の品
質は実験室で測定することができ,実験測定結果がそれ
ぞれの管轄プロセス制御コンピュータへ交換されるなら
ば、実験測定結果を同様に、場合により必要な補正値検
出に考慮することができる.さらに本発明の方法の有利
な実施例、および当該方法を実施するための装置の有利
な構成が請求項11から15に記載されている. 実施例の説明 実施例および図面を参照して、本発明を以下に詳細に説
明する。
第1図に示されているように、機械平面を表わす紡績工
場のプロセスライン1oは、直列ニ配置されている5つ
の部分12、14、l6、18および20に細分されて
いる。領域l2はベールを保管するベール保管所(貯蔵
所)を有しており、さらにそれらのベールは次の領域へ
即ちブロールーム領域14へ運ばれる。この領域14は
種々の繊維機械、例えばベール開織機、粗クリーニング
機、精クリーニング機、混合機およびカード、ならびに
スライパ保管所(貯蔵所)を有している。領域14のあ
とにはいわゆる紡績準備領域16がつづいており、この
領域はこの実施例の場合、梳毛機および線条フレームか
ら戊る。そのあとには紡績領域l8がつづいており、こ
の紡績領域は例えばフライヤのような前紡機、リング紡
績機、オーブンエンド紡績機、さらに例えば摩擦紡績機
、仮より紡績機およびワインダのようなその他の紡績機
から成る。領域18の生産物は糸巻き(ボビン)であっ
て、これらは後続の糸巻き保管領域20に保管され、さ
らに個々の買い手に供給するために、糸巻き保管庫の梱
包部門において梱包される。
紡績領域は、通常、フライヤおよびリング紡績機から成
るか、あるいはオープンエンド紡績機、あるいは他の紡
績機械から成る、ということを指摘しておく。確かに、
この領域において種々異なる形式の紡績機を混存させる
ことも考えられるが、実際には起こり得ないことである
個々のプロセス制御コンピュータ22,2426、30
が、領域12〜20と名付けられた5つの領域のそれぞ
れに対して設けられており、個々の線路32、34、3
6、38および40を介してそれぞれ関連づけられた製
品領域12〜20と接続されている。プロセス制御コン
ピュータ22〜30は、ローカルエリアネットワークを
介して相互に接続されており、この?ーカルエリアネッ
トワークは、オペレーション制■御コンピュータに対す
る接続部44も備えている。紡績工場の生産ライン1o
の個々の紡績機は、少なくともその一部はそれらに固有
のコンピュータにより制御される制御部および調整装置
を備えているので、線路32〜4oも任意にローカルエ
リアネットワークに接続することができ、それにより各
プロセスコンピュータおよびそれと組み合わせられたコ
ンピュータ制御される機械との間で、容易に交信を行な
うことができる。
5つのプロセス制御コンピュータ22〜30は、その階
層構造の点からみて1つのプロセス制御平面を形成して
おり、一方オペレーション制御コンピュータは階層構造
において一段階高いものであって、オペレーション制御
平面あるいは工場制御平面を形成している。前記のコン
ピュータのほかに、ラボラトリ・コンピュータ48を設
けることもでき、このコンピュータをプロセス制御平面
に組み込むと有利であって、この場合このコンピュータ
は、ローカルエリアネットワーク42を介してプロセス
制御コンピュータ22〜30と交信する。
ベール保管領域12と糸巻き保管庫20における比較的
僅かなデータは置き換えられるので、原料プロセス制御
コンピュータ22と紡績糸プロセス制御コンピュータ3
0とにより実行される機能を、ブロールーム24用のプ
ロセス制御コンピュータと紡績領域28用のプロセス制
御コンピュータへそれぞれ組み入れることができる。
紡績工場の生産ライン14は、ここでは概略的に示され
ているように、搬送装置を有していない。
この種の搬送装置が設けられている場合、搬送装置用の
付加的な一群のコンピュータをローカルエリアネットワ
ーク42へ接続することができる。すべての重要な特性
および会社の経営側により購入された繊維ベールに関す
る特性、さらに納品されるべき繊維ベールに関する特性
とともに、個々の顧客のオーダーがオペレーション制御
コンピュータ46へ導かれる。このオペレーション制御
コンピュータも接続部44およびローカルエリアネット
ワーク42を介して、プロセス制御コンピュータ22内
に記憶されており原料の目下の在庫に関するデータをア
クセスすることができ、さらに保管されている完成紡績
糸の在庫に関する紡績糸プロセスコンピュータ30内の
データをアクセスすることができる。これらのデータは
、会社の経営者側がオペレーション制御コンピュータを
用いて個々の生産プランを作成する際に必要である。オ
ペレーション制御コンピュータはその他の必要な機能も
実行することができ、例えば経営上および商業上のデー
タ処理業務を行なうこともできるし、さらに火災防止シ
ステムおよびHLKシステムのようなある種の補助シス
テムを制御することもできる。
コンピュータと個々の領域との共働をさらに詳しく示す
目的で、次に第2図〜第4図を参照する。
第2図にはブローイング(打せん)ルーム領域が実線で
示されており、ベール保管領域は破線で示されている。
第2図の場合、原料は左から右へと流れ、これは矢印の
ような三角形52で示されている。 ベール保管領域1
2からのベールはまず、個々のベールから繊維フロック
を掻き取るベール開繊機53へ導かれ、さらにベールは
粗クリーニング機54へと導かれる。
粗クリーニングされた製品は混合機56へ進みこの混合
機によって、粗クリーニング機54から供給された種々
の原料の繊維フロックが互いに混合される。種々の原料
から成る様々な成分の比率は、この実施例ではベール開
繊機54により決定されるが、もちろんこのベール開織
機は、ベール保管庫からそこへ供給されたそれらのベー
ルを単に開繊するだけであってもよいさらに混合機から
の最終製品は精クリーニング機58へ供給され、さらに
最終的にクリーニングされた繊維フロックは、カード6
2の供給シュート60へ送られる。第2図では1つのシ
ュート60および1つのカード62のみが示されている
が、実際には複数個のシュートおよびカードが同時に動
作する、つまりこれら複数個のシュートおよびカードに
は、精クリーニング機58から同時に繊維フロックが供
給される。
カーディングされた繊維はカードの出力側においてまと
められてカード・スライバとなり、スライバ保管庫64
内に一時的に保管されているケンスに充填される。この
ケンスはブロールームのスライバ保管庫64から第3図
の紡績準備領域へと移動する。
上述の繊維機械ラインのうち、第2図にはさらにいくつ
かのブロックが示されているが、これらの機能を簡単に
説明しておく。フィールド66は繊維屑処理機を示して
いる、つまりこのa減は他の製造段階からの繊維屑を繊
維フロ、ツクの形状に戻し、そのように処理された繊維
フロックを、混合繊維としてベール開繊機53から到来
する繊維フロックと混合することができる。この目的で
、処理された繊維フロックは繊維屑処理機66から計量
機68へ供給され、さらにこの計量機は、繊維フロック
をベール開繊機53と粗クリーニング機54との間にあ
るニューマチック方式の搬送ダクトへ導く。しかし図面
を簡単にするために、この搬送ダクトはここでは示され
ていない。
そのほかの機械あるいは装置をベール開繊機と粗クリー
ニング機との間に組み入れることができる。これらには
例えば異物排出装置70,金属分離装置72、およびハ
ネデュ処理装置74が含まれる。
第3図には、ブローイングルーム領域からケンスヘ導か
れたカードスライバをさらに処理するための4つの異な
る構成が示されている。
第1の構成は、2つの線条フレーム76および78にお
いてダブリングおよび練条することによりカードスライ
バを処理する点にあって、これら2つの線条フレーム7
6と78は、スライバの均質性および繊維の類似性を生
じさせる目的で、直列に接続されている。ライン80は
カードスライバを2回練条する必要のないことを示して
おり、ある種の目的に対してはカードスライバを1回練
条すれば十分である。
第3の構成は、練条フレーム76においてカードスライ
バを練条し、それを梳毛の目的でユニット82において
処理する点にある。つまりこの場合ユニット82におい
て、複数個のカードスライバはまとめてコイルの形状に
されて、事実上の梳毛機(コーマ)84へ供給される。
梳毛機における処理の後、コーマフリースはスライバに
なるように梳毛され、もう1度別の線条フレーム78に
おいて処理される。最後に、垂直ライン86は、第1の
線条フレーム76を迂回してカードスライバを梳毛処理
ユニット82へ直接導くことができることを示している
第3図の下部に従って線条フレーム76、78により2
度処理されたカードスライバは、通常、オープンエンド
紡績機88へ導かれ、これによりカードスライバから紡
績糸が製造される一度ドラフトされ第3図の垂直ライン
80において得られるカードスライバは、ユニット90
で実行される相応のプロセスと対比して、むしろ例えば
摩擦紡績あるいはノズル紡績のような新規な紡績プロセ
スのために用いるのが適当である。この場合、このプロ
セスからの直接の製品として紡績糸を得る。
ドラフトされ梳毛された第3図下部からのカードスライ
バは、通常、フライヤ92へ供給され、この手段により
生じた粗糸は、つづいてリング紡績機94において完成
紡績糸になるように紡がれる。リング紡績機により製造
された紡績糸は紡績コップへ巻き付けられてワインダ9
6へ供給され、これにより紡績糸のうちの不良品が切り
離され、さらに大きい糸巻き(チーズ)に巻き付けられ
る。
垂直ライン98は、紡績糸完成品がここにも存在するこ
とを示している。この紡績糸製品を、梱包しかつ同時に
ラベルを張ることができるこれは機械100により行な
われ、そこでは、紡績糸は前もって蒸気処理ユニット1
02において蒸気処理される。これは、紡績糸がオープ
ンエンド紡績機から到来したのか、リング紡績機から到
来したのか、あるいは他の紡績プロセスから到来したの
かにかかわりなく、全ての紡績糸に対して行なわれる。
個々の領域に対して割り当てられているプロセス制御コ
ンピュータ24、26および28が第2図〜第4図に示
されている。各プロセス制御コンピュータとそれぞれの
領域にある個々の機械との間の接続は図面には示されて
いないが、記号PSを有する2重線は、そこにおいて品
質特性が測定されさらに割り当てられたプロセス制御コ
ンピュータと接続されている機械であることを示す目的
で用いられており、この場合、そのようにして測定され
た品質特性は他の領域にも作用を及ぼすものとする。第
2図にはベール保管庫から導かれている検出部104が
示されており、同様に2重線および記号PSを有してい
る。この場合に割り当てられるプロセス制御コンピュー
タは、プロセス制御コンピュータ24か、または、原料
領域のために別のプロセス制御コンピュータが設けられ
ている場合には、その領域用のプロセス制御コンピュー
タである。
同様のことは第4図の出力検出部106についてもあて
はまる、つまりこの場合、記号PSは紡績領域と組み合
わせられたコンピュータ28か、あるいはこの種のコン
ピュータが糸巻き保管領域のために設けられている限り
は、糸巻き保管庫用の別の領域コンピュータを表わす。
個々の機械あるいはユニットの多くには、小さな円が記
号”Q”とともに示されている。多くの場合、矢印は記
号”Q”の後で、それぞれ組み合わせられた機械/ユニ
ットへ戻されている。この”Q“は、品質特性が測定さ
れ、それら品質特性が、相応する機械の調整の目的で調
整ループの形式で用いられることを表わしている。設計
者がプラントをどのように設計するかに依存して、これ
を自律作訪調整回路(フィードバック制御回路)とする
こともできるし、あるいはこの調整を、領域に対して割
り当てられたコンピュータにより行なうこともできる。
多くのユニットに対して、例えばカード62において品
質管理部、いわゆるQコントロール部が設けられており
、これはその機械自身に作用するばかりでなく、原料の
流れ方向からみてそれより前の機械のオペレーションに
対しても作用を及ぼす。このため、例えばカードは、精
クリーニング機、ベール開織機、およびベール保管庫へ
と逆向きに結合されている。
測定された品質特性は、隣接した各Qコントロール回路
へ送られる。多くの機械には”P”を有する円も書き込
まれている。これらは、通常の生産速度を測定しかつ機
械の目下の速度を調整するための装置であって、さらに
選択的には、プロセスラインからみてそれよりも前の機
械の生産速度を調整するための装置でもある。
個々に測定された品質特性をより明瞭にする目的で、第
1表および第2表には、どの機械にとのセンサが設けら
れているのかが簡潔な形式で示されている。この表には
、品質特性が断続的に検出されたか(i)あるいは連続
的に検出されたか(k)も示されており、あるケースで
は、監視は必要に応じていずれの形式でも行なうことが
できることも強調されている。精度も個々のセンサの横
に並んで引用されており、個々のセンサはなるべくその
精度で動作すべきである。精度が2重の矢印で示されて
いるセンサに対しては、そのセンサはなるべく1%より
も良い精度で動作すべきであるとみなされる。
個々の機械における制8/調整パラメータ、および相応
に制御される変数を決定する際のさらに別の参考が、第
3表および第4表により提供されている。これらは、機
械内部の調整回路即ち各機械と組み合わせられた調整回
路の制御および調整パラメータである。これに対する補
足として、第5表では、機械において検出され、他の機
械において介入制御を行なうことのできる品質特性も引
用されている。
次に第2図、第3図および第4図を参照してさらに詳細
に説明する。
第2図によれば、ベールストア(貯蔵所)l2近傍に示
された説明文から、個々の原産地の個々のベールに対し
て所定の品質特性が検出されかつ実際にそれらがステー
プル長、マイクロネヤ値、繊維強度、不純物含有量およ
び色であることがわかる。当該ベールにおいてコード化
された形において随意に記憶することができる相応の値
は、原料領域計算機22、またはブロールーム領域計算
機24に書き込むかまたは読み込むことができ、かつ上
記相応の値はまたそこで作動制御計算機に対して使用可
能である。
それから種々異なった原産地のベールは、生産計画セッ
トに基づいてベール開繊機53に引き渡されるかまたは
作動制御計算機によって特定されかつベール開織機は、
所望の混合比に応じて個々のベールから原料をかき取る
。このようにしてかき取られた繊維塊材料はそれから粗
除塵機において粗除塵が行われる。粗除塵機の出口にお
いて品質特性は、分離された不純物および繊維屑の形に
おいて測定されかつ粗除塵機に組み込まれた吸入源の圧
力が、測定された屑および不純物値を所望の限界値内に
保持するために、測定値に応じて調整される。屑および
不純物に対して測定された値はまた、ブローイングルー
ム領域に対する計算機24に伝送される。
粗除塵された繊維塊はそれから、混合機56に供給され
かつそれらが微除塵機に58に送出される前に、そこで
混合される。
混合機の生産高が検出されかつベール開繊機53および
また場合に応じてベールストア12における自動ベール
搬送系の動作速度の制御のために使用される。
混合された繊維塊は順次に微除塵機58を通れた不純物
の形において測定され、かつ必要ならば、微除塵機の設
定調整が、屑および不純物に対して測定された値を所望
の限界値内に保持するために、調整ループを介して調整
される。
これらの値は応答可能なプロセス制御計算機に伝送され
る。
シュート60を通過した後、繊維塊材料はカード62に
おいてカーディングされる。カードにおいて、一方にお
いてカーデイングされたスライバの番手、かつまたCv
値が測定され、かつ内部調整ループを介してカードを調
整するために使用される。相応の値はまた、プロセス計
算機24に転送することができ、その結果後者にはカー
ドにおけるプロセスが完全に通報される。またカードに
おいて、所定レベルの生産に達すべきであるので、生産
はここでも測定されかつ混合機の作動は相応に制御され
かつ調整されるので、混合機はカードが実際に処理する
ことができる量の繊維塊のみを混合する。ここで微除塵
機内の搬送路およびまたシュート60も勿論、ある程度
の緩衝を持つ容量を有している内部調整ループはまた、
実施された分離処理の品質を検出しかつそれらを所望の
値に調整する異物分離ユニット72、金属分離ユニット
72およびハネデュ処理ユニット74にも存在している
。測定ユニット68において生産はまた調整される。そ
れは、最終的には固定された割合の屑材料を新しい材料
と混合しさえばよいからである。
更に、ホップの数、ステーブル長、太さ値、色、屑部分
、分離除去された不純物および繊維強度がカードの出口
において測定されかつそれらの値は特定の判定基準を完
全に充足しなければならない。これらの値をカードの調
整を通して固定の限界値内に保持することができなけれ
ば、まず微除塵機を新たにセッティングすることによっ
て相応の値を改善する試みが行われるこのことに成功し
なければ、混合比を変える必要があり、それはベール開
織機の制御を通して行われなければならない。このこと
はこの間゛繊機に導かれている矢印によって指示される
これにより最終的にベールストアにも影響を及ぼす。相
応の矢印はカードのQセンサから生じるのだが、信号は
実際にはこの領域に対する計算機24からも伝えられる
すべての場合においてこの領域に対する計算機24は連
続的に、相応する品質センサによって測定された値を受
け取りかつ少なくとも一時的に、これらの値を記憶する
可能性を有している。生産されたカード仕上りスライバ
はそれからスライバストア64におけるケンスに充填さ
れる。その際ケンス充填ヘッドの作動は一定のスライバ
の伸長度が得られるように調整されるスライバ張力は第
2図においてケンス充填機64近くの相応の説明によっ
て表されている。
第3図から、所定の品質特性を所定の限界値内に維持す
るドロー(線条)フレームに内部制御ループが伸長機に
設けられていることがわかる。ここで1つは生産された
スライバの番手に関しているが、その他Cv値、ステー
ブル長および色もある。スペクトル写真を測定しかつ調
整することもできる。測定された値はすべて、応答可能
なプロセス制御計算機26に転送される。
このプロセス計算機26に、コーミング準備ユニットが
付属しているので、この計算機は常時このユニットの作
動状態がわかる。
更に、スライバ総数、Cv値、ステーブル長および太さ
値の形の品質特性は、紡績準備領域のコーミング機84
においても測定されかつコーミング機の内部調整に対し
て使用される。これらの値はまた、応答可能なプロセス
制御計算$126に転送される。
適当な品質特性に対するその時の範囲を維持することが
できないとき、ステーブル長および太さ値に対する補正
が適宜行われむければならない。この補正はベール開繊
機を新たにセッティングすることによって行われ、すな
わち個々の成分の混合比が変更される。相応の矢印はコ
ーミング機(コーマ)84からベール開繊機54に直接
導かれているが、補正の必要性は実際にはプロセス計算
機26によって認識されかつローカルネットワーク42
を介してブローイングルーム領域に対するプロセス計算
機24に通報され、かつ混合比の相応の変化が、カード
62の出口における品質特性との相異の結果としての補
正手順に応じて、この計算機によって行われる。
オープンエンド精績機の出口において所謂4K値(スラ
ブの繰り返し数に関するステートメント(太い部分)/
スニツク( snick) (細い部分)、モアレ値お
よび長いスニック(長く細い部分))およびスペクトル
写真も測定されかつ内部調整回路によって調整される。
これらの値を内部調整回路を通して所望の範囲内に調整
することができなければ、補正はカードおよび場合によ
っては、第2図、第3図および第4図における相応の矢
印によって示されているようにドローフレームにおいて
も行われなければならない。
この場合、品質特性に対して実際に測定された値は紡績
領域のプロセス計算機28に供給されかつ後者が、カー
ドまたは場合に応じてドローフレームにおける制御介入
に対する必要に関して決定する。このような補正に対す
る決定がなされると、このことはそれぞれ応答可能なプ
ロセス計算機24または26に通報されかつ相応の新た
なセッティング、または相応の制御介入が、応答可能な
計算機によって実行される。
オーブンエンド精紡機に代わって新たな精紡プロセスを
実施しようとするとき、正確に同じ値が測定されかつ調
整される。このことは第4図の相応の注釈から明らかで
ある。ここで品質特性に対する相応の値は精紡領域に対
するプロセス制御計算機28に通報される。そこでこの
計算機は所属のプロセス制御計算機24および26を介
して適当な変更を行う。
第4図のフライヤの例では、粗糸破損状態、粗糸張力値
および粗糸番手が測定されかつ品質特性として内部で調
整される。測定された値はまた、紡績領域に対する応答
可能なプロセス計算機28に通報される。
リング精紡機では糸張力のような品質特性、場合に応じ
て4K値およびまた場合に応じて毛羽立ちも測定される
。内部調整回路を介してこれらの値を制御することがで
きなければ、カード、コーミング機および場合に応じて
ドローフレームにおいて補正が行わなければならない。
このことは第4図の相応の矢印によっておよび第2図お
よび第3図においてそれぞれ示されている。ここではま
た、関連のプロセス制御計算機を用いて補正が行われる
巻き取り機では、4K値が再び測定されかつ巻き取り機
の作動方法の内部制御のために使用される。巻き取り機
の後、場合に応じて繊維混合物およびまた、可能ならば
糸の毛羽立ちを検査することができる。また、巻き取り
機の後ろで、伸長回復率、糸番手、Cv値および場合に
応じて分類フォーマットを測定することができかつ測定
された値を利用して、リング精紡機94において補正を
行う。これら測定された値すべては、符号PSによって
示されているように、プロセス制御計算機28に伝送さ
れ、かつリング精紡機における可能な補正測定はこのプ
ロセス制御計算機28によって指令される。
毛羽立ちが許容限界範囲外にあることが明らかになれば
、このことは有利には、警報がトリガされるように考慮
され、その結果この毛羽立ちの原因はどこにあるかを正
確に突き止めることができる。
更に、パッケージされかつラベルを付けられたスブール
(ボビン)は生産高検出ステーション106に率り上げ
られかつ相応の値が応答可能なプロセス制御計算機に記
憶されかつそこで作動制御計算機のために使用可能であ
る。これらは、糸番手および糸特性によって分類された
複数の純ステートメントから成ることができるか、また
はそれぞれの保管場所を表すものであってよい。後者の
場合、スブール保管が計算機制御化されている限り、例
えば搬送系および保管場所をそのような形において計算
機によって調整するかまたはプリセットすることができ
る更に、機械の、所定の領域への区分化は特に有利であ
ると認められていることを強調しておくが、それは必ず
しも重要ではない。すなわち個々の領域間の境界は上述
の区分化とは別個に何かある方法で選択することができ
る。
言わば、紡績工場のプロセスラインの“3つの区分化”
、すなわち3つの領域“ブローイングルーム”紡績準備
”および“紡績” (紡績ルームにおける)への区分化
が特別重要であると考えられている。ブローイングルー
ムは、・材料の連続的な流れ(新規な自動搬送系)によ
って特徴付けられておりかつカードで終端している。
“紡績ルーム“は、複数の個々の処理ステーション(紡
績位fit)によって特徴付けられておりかつこれによ
り特別な解決策を必要とする特別な問題が生じる。
“紡績績準備”領域は、材料(容器における)の不連続
的な流れによって特徴付けられておりかつそれは最終製
品に著しく依存している(例えばコーミングされた材料
/カード化された材料のみ)。
紡績準備領域をそれ自体1つの領域として識別しかつプ
ロセスライン全体にそれを組み込むことは今日の利用状
況にとって特に重要である本発明は常に、品質と生産率
との間の所望の関係に基づいていることを強調しておき
たい。
次の戦略的な方法がある: 1.一定の品質を確保すること(一方で製品を変えるこ
とが許容される) 2.所定の割合の製品に対して理想的な品質を実現する
こと、および 3.所定の最低品質に対して最大の製品を実現すること
上記の方法はただ単に、本発明が単に前以て決められた
品質を得ることを狙っているのではないことを明らかに
するために挙げられたものである。
本発明は、これまで詳しく説明したように、基本的にま
ず試行しかつ、測定された値が目的の値に相応しないと
き、品質または生産率が測定される特定の機械において
補正を行う目的を持った、個々の機械における品質特性
および生産率の測定を含むものである。このことが可能
でなければ、同じ領域における前方の機械の性能を補正
することによって測定された値を補正することが行われ
る。このことが可能でなければ、より前方の段階で、す
なわち生産ラインのより前方の領域における機械におい
て補正が行われる。
同じ領域におけるより前方の機械、またはこめよイリ前
方の領域におけるよりも前方の機械におけるこのような
変更は、実際には本発明によれば完全に自動的に行うこ
とができる。このことは特に、“ブローイングルーム”
内における機械の調整および補正について言える。
しかしながら実用上の目的のためには、ユーザの信用を
高めるために次のようにすることで十分でありかつそう
することが極めて望ましい。つまり単一機械の内部調整
を逸脱する変化はその都度最初計算機システムによって
操作員に提案され、それから操作員が自分の腕および判
断を使用することでこの提案を受け入れることができる
か否かの選択を行うことができる。すなわち同じ領域に
おけるより前方の機械、またはより前方の領域における
機械において必要であるように思われる計算機に生じる
すべての補正はまず、実行に先だって操作員または管理
者に承認を得るために示される。操作員または管理者が
この提案を受け入れると、操作員または管理者はこのこ
とを簡単な受領指令によって計算機システムに信号報知
することができかつそれから計算機システムは同じ領域
のより前方の機械または場合に応じて、より前方の領域
における関連機械における補正が行われるように実行す
る。それから操作員に、上記の提案および計算機によっ
て自動的に扱われるこの提案の実施ニよって、決定プロ
セスにかかわる機会が与えられる。
なお、本願発明の有利な構成を以下に要約する。
紡績領域における巻取り機の出力側で次の表に示されて
いる品質特性のうちの少なくとも複数個を測定して所望
の値とまたは所望の値の範囲と比較するようにし、さら
に不利な比較結果が生じた時はそれぞれ関連の介入制御
を実施するようにし、さらに前記の表を次のように形成
したことを、即ち 品質特性    介入制御 粗毛番手    リング紡績機のドラフト混合    
  警報 毛羽立ち 警報 で示される表を形成するようにした。
紡績機において例えばリング紡績機またはロータ紡績機
において次の表に示される品質特性のうちの少なくとも
複数個を測定して所望の値とまたは所望の値の範囲と比
較するようにし、さらに不利な比較結果が生じた時はそ
れぞれ関連の介入制御を実施するようにし、この場合こ
れらの測定された値を有利には複数個の案内スピンドル
から得るようにし、さらに前記の表を次のように形成し
たことを、即ち 品質特性  介入制御 糸張力   回転スピンドル 糸番手   ドラフト CV    ドラフト機構部カード 強度    回転のスピード 伸度    回転のスピード 糸破断   回転のスピード 毛羽立ち  警報 で表示される表を形成するようにした。
フライヤにおいて次の表に示された品質特性のうちの少
なくとも複数個を測定してこれらを所望の値とまたは所
望の値の範囲と比較するようにし、さらに不利な比較結
果が生じた時はそれぞれ関連の介入制御を実施するよう
にし、さらに前記の表を次のように形成したことを即ち
品質特性 1介入制御 粗紡破断  スピンドルの回転のスピード粗紡番手  
ドラフト で示される表を形戊するようした。
コーマにおいて次の表に示された品質特性のうちの少な
くとも複数個を測定してこれらを所望の値とまたは所望
の値の範囲と比較するようにし、さらに不利な比較結果
が生じた時は.それぞれ関連の介入制御を実施するよう
にし、さらに前記の表を次のように形成したことを即ち
、品質特性     介入制御 ステープル(くず)混合 C■スライバー  ドラフト機構部 で示される表を形成するようにした。
練条フレームにおいて次の表に示された品質特性のうち
の少なくとも複数個を測定してこれらを所望ま値とまた
は所望の値の範囲と比較するようにし、さらに不利な比
較結果が生じた時はそれぞれ関連の介入制御を実施する
ようにしさらに前記の表を次のように形成したことを即
ち、 品質特性    介入制御 ステーブル   ドラフト機構部 スライバ番手  ドラフト機のドラフト機構部 Cvスライバ  ドラフト機構部 色       停止 で示される表を形成するようにした。
次の表に示された品質特性のうちの少なくとも複数個を
測定してこれらを所望の値とまたは所望の値の範囲と比
較するようにし、さらに不利な比較結果が生じた時はそ
れぞれ関連の介入制御を実施するようにし、さらに前記
の表を次のように形成したことを即ち、 品質特性    介入制御 ステープル   カードの調整混合 スライバ番手  ドラフト CVスライバ  停止? 太さ,色,ネップ 混合 で示される表を形成するようにした。
精クリーニング機において次の表に示された品質特性の
うちの少なくとも複数個を測定してこれらを所望ま値と
または所望の値の範囲と比較するようにし、さらに不利
な比較結果が生じた時゜はそれぞれ関連の介入制御を実
施するようにし、さらに前記の表を次のように形成した
ことを即ち、 品質特性   介入制御 で示される表を形成するようにした。
粗クリーニング機において次の表に示された品質特性の
うちの少なくとも複数個を測定してこれらを所望ま値と
または所望の値の範囲と比較するようにし、さらに不利
な比較結果が生じた時はそれぞれ関連の介入制御を実施
するようにし、さらに前記の表を次のように形成したこ
とを即ち、 品質特性   介入制御 不純物成分  格子位置の調整 回転の動作 スピードの調整 くず     格子位置の調整 回転の動作 スピードの調整 で示される表を形成するようにした。
混合機において次の表に示された品質特性のうちの少な
くとも複数個を測定してこれらを所望、ま値とまたは所
望の値の範囲と比較するようにし、さらに不利な比較結
果が生じた時はそれぞれ関連の介入制御を実施するよう
にし、さらに前記の表を次のように形成したことを即ち
、品質特性  介入制度 ステーブル 混合の変化 太さ    混合の変化 せんい強度 混合の変化 不純物濃度 混合の変化 打せん室のセッティングの調整 色     混合の変化 成熟度   混合の変化 で示される表を形成するようにし−、さらにこの場合、
混合器における混合比の変化もベール開せんおよび/ま
たはベール貯蔵所において考慮に入れるようにした。
品質特性IPIをリング紡績機の出力側で測定するよう
にし、さらにこの値が許容範囲の外側にある時はカード
の補正をおよび/またはコ一マの補正をおよび/または
練条フレームの補正を実施するようにした。
品質特性IPIをオープンエンド紡績機の出力側で測定
するようにし、さらに測定値が許容範囲の外側にある時
は、カードのまたは練条フレームの補正を実施するよう
にし、あるいはコーミングされたロー夕の糸の場合はコ
ーミング区間の補正を実施するようにした。
品質特性IPIを、新たな紡績プロセスにもとづいて動
作する紡績機の出力側で測定するようにし、さらに測定
値が許容範囲の外側にある時はカードのまたは線条フレ
ームの補正を実施するようにした。
品質特性であるステーブル値および太さの値をコーマの
出力側で測定するようにし、さらに測定値が許容範囲の
外側にある時はステーブル値および太さの値の補正を、
原料の混合を変化することにより実施するようにし、こ
の場合この変化をベール開せん中に混合機においておよ
び場合によりベール貯蔵所において実施するようにした
次に前述の実施例の説明に用いる第1表、第2表、第3
表、第4表および第5表を添付するこの場合、第1表は
打せん室および紡績準備領域に設けられているセンサの
一覧表、第2表は紡績領域に設けられる所定のセンサの
一覧表、第3表は打せん室および紡績準備領域において
制御形式、パラメータ調整および値設定を示す表、第4
表は紡績領域のための、第3表に相応する表、第5表は
個々の織物機械において測定される品質特性、パラメー
タが所定値からずれた時に偏差を除去するための介入制
御の実施を示す表である。
発明の効果 本発明により、相互に有機的に接続されたせんい機械の
動作速度が製造計画達成のために維持され、かつ所定の
目標品質が十分に維持される、生産ラインの作動方式が
提供される。
第 ■ 表 L=試験での測定 t 第2表 第3夜 第4表 串カード出口のドラフト機構部を変化する4
【図面の簡単な説明】
第1図は個々の階層を説明するダイヤグラム図、第2図
は打せん室(ブローイング室)の個々の織物機械相互間
の共働動作、 測定された品質特性、およびこれらの品質特性を考慮す
る方法および装置を説明するためのダイヤグラム図、第
3図は紡績準備プロセス領域のための、第2図の図面に
相応するダイヤグラム図、第4図は紡績領域を対象とす
る、第2図のダイヤグラム図に相応するダイヤグラム図
をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも打せん室領域、紡績準備領域および紡績
    領域等の各種の領域を含む紡績工場の生産ラインの作動
    法であって、この場合、各領域は、直列におよび/また
    は並列に作動しさらに1つの機械平面を形成する複数個
    のせんい機械からまとめてられており、さらに個々に直
    列に接続されたせんい機械は異なる種々のせんい構造体
    を生産するようにし、この場合、打せん室へ入力される
    せんい原料はこの紡績工場の出力側で紡績糸として得ら
    れる形式の紡績工場の生産ラインの作動法において、前
    記の領域の各々における少なくとも複数個のせんい機械
    の個所で、それぞれ生産されたせい構造体の少なくとも
    1つの品質特性を測定してそれぞれのせんい機械をまた
    は同じ領域の先行のせんい機械を調整するために用いる
    ようにし、さらに紡績準備領域および紡績領域において
    測定された品質特性のうちの少なくとも複数個から補正
    値を形成して先行の領域のせんい機械の動作に影響を与
    えるために用いるようにしたことを特徴とする紡績工場
    の生産ラインの作動法。 2、個々の領域におけるプロセスステップをそれぞれの
    領域に配属されているプロセスコンピュータにより特定
    するようにし、この場合これらのコンピュータも前記の
    補正値の形成に規定的に関与されるようにし、さらにプ
    ロセス制御面を形成する個々のプロセスコンピュータを
    まとめて接続するようにし、さらに1つの領域からもう
    1つの領域へのそれぞれの補正値の転送をそれぞれ規定
    的に関与するプロセスコンピュータを介して行なうよう
    にした、請求項1記載の方法。 3、プロセス制御平面におけるプロセスコンピュータが
    、これらのコンピュータに接続されている動作制御コン
    ピュータと、データを例えば所定の生産データおよび品
    質データを交換し合うようにした請求項2記載の方法。 4、プロセス制御平面が付加的に、原料貯蔵領域用のプ
    ロセス制御コンピュータおよび/またはボビン貯蔵領域
    用のプロセスコンピュータを有するようにし、この場合
    、原料貯蔵領域におけるせんい原料の移動をおよび/ま
    たはボビン貯蔵領域における仕上ったボビンの移動を、
    それぞれのプロセス制御コンピュータによりにより定め
    るようにした請求項2又は3記載の方法。 5、各々の領域において測定された品質特性をそれぞれ
    規定的に関与するプロセス制御コンピュータへ供給する
    ようにし、さらに該コンピュータがこれらの品質特性と
    仕様値との比較を例えば動作制御コンピュータによる仕
    様値との比較を実施するようにし、さらに不利な比較結
    果が生じた場合は、予想される生産レートの考慮の下に
    調整の範囲内で可能である限り、測定された品質特性が
    より有利な比較結果の方向へ向うように、前記プロセス
    制御コンピュータをそれぞれの領域の制御に介入させる
    ようにし、さらにこのことが達成できない時は、または
    このことが生産の調整の不所望の変化によってしか達成
    できない時は、前記プロセス制御コンピュータが、測定
    された品質特性から補正値を算出してこの補正値を、先
    行の領域におけるパラメータを変化させるために用いる
    ようにした請求項2から4までのいずれか1項記載の方
    法。 6、個々のせんい機械の調整を、この機械の出力側で測
    定された品質特性の結果として、この機械に所属の自律
    的に動作する調整器により、実施するようにした請求項
    2から5までのいずれか1項記載の方法。 7、個々のセンイ機械の調整を、これらの機械の出力側
    において測定された品質特性の結果として、それぞれ所
    属のプロセス制御コンピュータにより、実施するように
    した請求項2から5までのいずれか1項記載の方法。 8、個々のせんい機械の生産スピードの制御および/ま
    たは調整もそれぞれのプロセス制御コンピュータにより
    、動作制御コンピュータによりプリセットされた生産パ
    ラメータの考慮の下に、およびそれぞれの生産のスピー
    ドに関して他方のプロセス制御コンピュータから伝達さ
    れた詳細な事項の考慮の下に、実施するようにした請求
    項2から7までのいずれか1項記載の方法。 9、別の品質特徴を試験室において測定し、さらにこれ
    らの試験室での測定の結果も、場合により必要とされる
    何らかの補正値を決定する際に考慮するようにし、この
    場合この実験室での測定の結果をそれぞれの管轄のプロ
    セス制御コンピュータへ伝達するようにした請求項1か
    ら8までのいずれか1項記載の方法。 10、ベール開せん中に打せん室への入力側へ供給され
    る原料ベールの個々のせんいのために、次の品質特性を
    測定するようにし:即ちステープル、太さの値、せんい
    強度、不純物成分、色、成熟度を測定するようにした請
    求項1から9までのいずれか1項記載のプロセス。 11、打せん室領域に所属する粗クリーニング機の出力
    側で、品質特性である不純物成分、くずを測定するよう
    にし、この場合これらの品質特性の両方の測定を有利に
    は断続的に実施するようにした請求項1から10までの
    いずれか1項記載の方法。 12、品質特性用の測定センサおよび生産スピード用の
    測定センサを、打せん室領域、紡績準備領域および紡績
    領域の個々の織物機械のうちの少なくとも複数個におい
    て設けるようにし、さらにこれらのセンサを該領域に配
    属されたそれぞれのプロセス制御コンピュータと接続す
    るようにし、さらに該プロセス制御コンピュータをこの
    プロセス制御コンピュータに配属されたそれぞれの機械
    と関連づけられた調整器の所望値用入力側と接続するよ
    うにし、またはそれぞれプロセス制御コンピュータに配
    属された機械の位置決め部材と接続するようにし、さら
    にプロセス制御コンピュータをローカルネットワークを
    介してまとめて接続した請求項1から11までのいずれ
    か1項記載の装置。 13、プロセス制御コンピュータをバスまたはローカル
    ネットワークを介して動作制御コンピュータへ接続した
    請求項12記載の装置。 14、別のプロセスコンピュータをベール貯蔵所のため
    におよび/またはボビン貯蔵所のために設けるようにし
    た請求項12又は13記載の装置。 15、ベール貯蔵所の領域におけるおよびボビン貯蔵所
    の領域におけるタスクを、打せん室領域にまたは紡績領
    域にそれぞれ配属されたプロセス制御コンピュータによ
    り実施するようにし、さらにベール貯蔵所からのおよび
    ボビン貯蔵所からのデータを、打せん室領域にまたは紡
    績領域にそれぞれ配属されたプロセス制御コンピュータ
    により記憶するようにしな請求項12又は13記載の装
    置。
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