JPH07133526A - 合繊糸生産ラインの管理システム - Google Patents

合繊糸生産ラインの管理システム

Info

Publication number
JPH07133526A
JPH07133526A JP30349893A JP30349893A JPH07133526A JP H07133526 A JPH07133526 A JP H07133526A JP 30349893 A JP30349893 A JP 30349893A JP 30349893 A JP30349893 A JP 30349893A JP H07133526 A JPH07133526 A JP H07133526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
factory
package
data
information
winder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30349893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Samoto
善彦 佐本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP30349893A priority Critical patent/JPH07133526A/ja
Publication of JPH07133526A publication Critical patent/JPH07133526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紡糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場が近接し
て設けられた合繊糸生産ラインにおいて、品質、生産、
保全を総合的に管理できる管理システムを提供する。 【構成】 紡糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場が近接し
て設けられ、各工場からの各種データを収集する情報通
信網45を設け、前記データを解析して各工場の管理情
報を出力するホストコンピュータ46,55を前記情報
通信網45に接続した管理システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡糸巻取機工場及び延
伸仮撚機工場が近接して設けられた合繊糸生産ラインの
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸巻取機工場では、紡出された糸を紡
糸巻取機(TK)で合繊糸パッケージに巻き取り、この
合繊糸パッケージを玉揚装置(AD)で自動的に玉揚
し、トレイに移載された合繊糸パッケージは糸端処理装
置(パッケージ検査装置)、ラベラー、ストレージ、パ
レタイジングを経て次工程に送られる。
【0003】延伸仮撚機工場では、紡糸巻取機工場から
出荷された給糸を開梱するデパレ装置、給糸供給のため
のクリールロボット、給糸から解舒される合繊糸に延伸
仮撚加工を施してパッケージとする延伸仮撚機、パッケ
ージを自動的に玉揚する玉揚装置(AD)、搬送装置、
表層糸結び装置、パッケージ検査装置、インサイドラベ
ラーを経て次工程に送られる。
【0004】この紡糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場は
メーカが異なることから、通常全く別の所に設置されて
おり、紡糸巻取機工場からの合繊糸パッケージはパレタ
イジングで箱詰めにされてトラック等で延伸仮撚機工場
に出荷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、合繊糸パッ
ケージの効率的な生産のためには、同じメーカがこの紡
糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場を隣接して設けること
が行われる場合がある。この場合、各工場の管理は全く
別個に行われるだけでなく、各工場に設置された紡糸巻
取機や延伸仮撚機等の品質、生産、保全情報は機器毎の
制御盤に現れるだけであり、合繊糸生産ラインとしての
総合的な管理は経験に基づいて行われるという問題点を
有していた。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、紡糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場が近接して
設けられた合繊糸生産ラインにおいて、品質、生産、保
全を総合的に管理できる管理システムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する合繊
糸生産ラインの管理システムは、紡糸巻取機工場及び延
伸仮撚機工場が近接して設けられ、各工場からの各種デ
ータを収集する情報通信網を設け、前記データを解析し
て各工場の管理情報を出力するホストコンピュータを前
記情報通信網に接続したことを要旨とするシステムであ
る。
【0008】
【作用】紡糸巻取機及び延伸仮撚機での合繊糸の品質情
報、検査装置に於ける合繊糸パッケージ形態に関する品
質情報は、格付け情報等に加工され、管理室に集中的に
記録表示される。各工場全体の生産パッケージの数と合
格率、どのような品質のものが出荷されたかのパレット
情報が、管理室に集中的に記録表示される。不良パッケ
ージを生産する機器とその部位の特定、下流機器のアラ
ーム作動状態が、管理室に集中的に記録表示される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は合繊糸生産ラインの管理システムのブロ
ック図である。
【0010】紡糸巻取機工場の紡糸巻取機4及びその下
流機器の糸端処理装置8等は、第1シーケンサー42の
TKセクション42aに出力され、延伸仮撚機工場の下
流機器のパッケージ検査装置37は第1シーケンサー4
2の延伸仮撚機セクション42bに出力される。この第
1シーケンサー42は第2シーケンサー43に接続さ
れ、第2シーケンサー43は第1サブコンピュータ44
を経てメイン通信網45に接続される。また、第2シー
ケンサー43のTKセクション43aはパソコン48を
経てラベラー(TK)9に必要なデータをプリントアウ
トし、第2シーケンサー43の延伸仮撚機セクション4
3bはパソコン55を経てラベラー延伸仮撚機38に必
要なデータをプリントアウトする。
【0011】特に延伸仮撚機30は12錘(SP)の各
錘に解撚張力検出手段が設けられ、そのデータがローカ
ルコトローラ30cを経て第2サブコンピュータ52に
入力され、12錘単位の運転データ等がモニタリングユ
ニット30bを経て第2サブコンピュータ52に入力さ
れる。この第2サブコンピュータ52はメイン通信設け
45に接続される。そして、メイン通信網45に第1ホ
ストコンピュータ46と第2ホストコンピュータ46が
接続され、管理室で集中的な管理が行えるようになって
いる。
【0012】つぎに、紡糸巻取機工場の管理システムを
説明する前に、図14及び図15により紡糸巻取機工場
及び紡糸巻取機の機器配置を説明する。図15におい
て、1は押出機、2は紡出機、3はゴデットローラ、4
は紡糸巻取機である。押出機1で溶融された樹脂は、紡
出機2のギアポンプ2aで昇圧され、紡糸口金2bから
フィラメントfとして紡出される。このフィラメントf
は冷却筒2cで冷やされ、オイリング装置2dで収束さ
れて合繊糸Yになる。合繊糸Yは第1ゴデットローラ3
a及び第2ゴデットローラ3bで引っ張られた後、紡糸
巻取機4に至る。紡糸巻取機4は、トラバース装置4a
で綾振りされる合繊糸Yをタッチローラ4bに転接する
パッケージPに巻取るものである。そして、第2ゴデッ
トローラ3bと綾振りを止める糸ガイド4cの間に、毛
羽センサ4dが設けられ、合繊糸Yの品質を検査してい
る。この毛羽センサ4dは投光器と受光器との組合せで
あり、毛羽による投影面積の変化を積分により検出する
ものである。また、必要に応じて糸切れセンサ4eを紡
糸巻取機4の適所に設ける。
【0013】図14において、4は紡糸巻取機(T
K)、5は玉揚装置(AD)、6は移載装置、7はトレ
イ循環装置、8は糸端処理装置、9はインサイドラベラ
ー、10はストレージ、11は搬送装置、12はパレタ
イズである。紡糸巻取機4はワインドNo.1,2・・
・のように多数台が列設され、ラインNo.1を構成し
ている。また、一台の紡糸巻取機4は8個のパッケージ
を一度に巻き形成し、端からA,B・・・Hのエンド記
号で位置付けられる。玉揚装置5は紡糸巻取機4から8
個のパッケージを受け取り、紙管供給装置5aから供給
された空ボビンを挿入し、移載装置6まで搬送する。移
載装置6は玉揚装置5からのパッケージを一個ずつトレ
イ7aに差し込むものである。糸端処理装置8は、バン
チ巻きを形成して表層糸結びを行う第1装置8aと、バ
ルジの有無やパッケージウェイトの大小等の形態を検査
する第2装置8bとからなっている。この糸端処理装置
8を通過すると、トレイ7aのペグ軸が横向きから上向
きに変換され、パッケージPのボビン内にラベルを貼る
インサイドラベラー9に入る。
【0014】ラベルが貼られたパッケージPはトレイに
載せられたまま、ストレージ10に貯溜される。ストレ
ージ10に対するトレイの出し入れは、搬送装置11に
より行われる。そして、ストレージ10から出されたパ
ッケージはパレタイズ12で箱詰めされる。このパレタ
イズ12は天井搬送車12aを用いて行われる。
【0015】つぎに、図2により紡糸巻取機工場の管理
システムのブロック図を説明する。紡糸巻取機(TK)
4、玉揚装置(AD)5及び糸端処理装置8は、第1サ
ブ通信網41を介して第1シーケンサー42及び搬送シ
ーケンサー47と通信する。第1シーケンサー42は、
第2シーケンサー43を介して第1サブコンピュータ4
4と通信する。第1サブコンピュータ44はメイン通信
網45に接続され、メイン通信網45には第1ホストコ
ンピュータ46が接続される。また、第2シーケンサー
43は、ラベラー用パソコン48を経てインサイドラベ
ラー9を制御すると共に、ストレージ10を制御する。
【0016】紡糸巻取機(TK)4からは毛羽データ、
アラーム項目と回数に関するデータが出力され、これら
のデータに基づいて第1ホストコンピュータ46の品質
情報に於ける格付け情報及びTK保全情報に加工され
る。玉揚装置(AD)5からはアラーム項目と回数に関
するデータ、玉揚位置と時刻に関するドッフデータがA
D地上制御盤や紙管供給装置を通じて出力され、これら
のデータに基づいて第1ホストコンピュータ46の生産
情報及びAD保全情報に加工される。糸端処理装置8か
らはアラームデータ、バンチ及び表層糸結びの成功率デ
ータ、パッケージ不良データが出力され、これらのデー
タに基づいて第1ホストコンピュータ46の品質情報に
於ける格付け情報、生産情報、パッケージ検査装置保全
情報、糸端処理装置保全情報に加工される。
【0017】また、紡糸巻取機4、玉揚装置5及び糸端
処理装置8のデータは第2シーケンサー43で選択さ
れ、必要データがラベラー用パソコン48に出力され
る。パソコン48でインサイドラベラル情報に加工し、
例えば糸種、ドッフ年月日時、ラインNo、ワインダー
No、エンドNoが記号化されたラベルをプリントアウ
トする。同様に、第2シーケンサー43は入庫に必要な
データを選択してストレージ10に入庫データを出力す
る。ここで、格付けかは外れるパッケージは排出する指
令が出力される。
【0018】図3は品質情報、保全情報に関連する出力
画面例を示す。ラインナンバー毎に、バルジ、汚れ、テ
イル無し(バンチ巻き無し)、綾落ち、毛羽、重量不足
又は重量オーバーに該当するパッケージの数と確率を表
示している。図示例では、ラインNo.3にバルジが多
発している。そこで、二点鎖線で囲われた部分にウイン
ドー表示で、ラインNo.3のどのワインダーNo.に
不良パッケージが発生しているかを明示する。No.5
のワインダーにバルジが集中して発生し、No.19の
ワインダーにテイル無しが発生し、No.23のワイン
ダーに綾落ちが発生していることが一目が判る。
【0019】図4は生産情報に関連する出力画面例を示
す。全パッケージのうち、正常なパッケージと不良パッ
ケージとを区分して数量表示し、不良パッケージをN
o.1のバルジからNo.7の軽重量までの不良項目毎
に数量表示し、生産パッケージと格外品個数の割合が一
目が判る。
【0020】図5は品質情報に関連する出力画面例を示
す。個々の不良パッケージについて、何の不良で、何処
のラインで、何処のワインダーで、何処のエンドで、何
時発生したかが、古いものから新しいものの順に表示し
ている。この不良パッケージに関する情報は、図1の第
2シーケンサー43から入庫データとしてストレージ1
0に出力され、パレタイジング前に排出される。
【0021】図6は紡糸巻取機の保全情報に関連する出
力画面例を示す。各紡糸巻取機についての運転状況を、
糸切れ、マシントラブル、ボビンチェンジ(A/C)、
巻取運転に区分し、24時間スケールで表示したもので
ある。各紡糸巻取機の運転効率と停止原因が一目で判
る。また、特定ワンダーNoの正確な時間を知りたい場
合には、二点鎖線のウインドー表示で、時刻と共に運転
状況が表示される。
【0022】さらに、延伸仮撚機工場の管理システムを
説明する。その前に、図16及び図17により延伸仮撚
機工場及び延伸仮撚機の機器配置を説明する。図17に
おいて、21a,21b,21cは第1,第2,第3フ
ィードローラ、22a,22bは一次,二次ヒータ、2
3はクーリングプレート、24はベルト式仮撚装置であ
る。第1フィードローラ21aにより給糸パッケージP
1から引き出された合繊糸Yは、一次ヒータ22a内へ
導入され、クーリングプレート23、ベルト式仮撚装置
24を経て第2フィードローラ21bに至り、更に二次
ヒータ22b、第3フィードローラ21cを経て巻取パ
ッケージP2に巻き形成される。ベルト式仮撚装置24
で形成された撚りは第1フィードローラ21aまで伝播
し、一次ヒータ22aで熱固定される。すなわち、ベル
ト式仮撚装置24の上流側が加撚側であり、下流側が解
撚側となっている。延伸仮撚機ではこのようなユニット
を一錘として、該錘が紙面厚み方向に多数配置されてい
る。
【0023】ベルト式仮撚装置24の下流側にテンショ
ンセンサ27が設けられて解撚張力を測定し、この解撚
張力が所定の制御範囲内に入るように、ベルト式仮撚装
置24のニップ力を調整する。また、二次ヒータ22b
の下流に糸切れセンサ28が設けられている。更に必要
に応じて、テイル継ぎ部を検知する継ぎ目センサ29が
設けられ、加工される原糸データとのリンクが可能にな
っている。
【0024】このような延伸仮撚機の玉揚は一次ヒータ
22aと二次ヒータ22bの間を紙面厚み方向に走行自
在な玉揚装置25により自動的に行われる。玉揚装置2
5が巻取パッケージP2に至る糸を切断して吸引し、そ
の間に巻取パッケージP2のキャリア25aへの移載と
空紙管の装着を行い、更に空紙管への糸渡しを行うもの
である。また、給糸パッケージP1の供給はクリールロ
ボット26が行い、テイル継ぎが半自動で行われる。
【0025】図16において、30は延伸仮撚機、31
は天井搬送車31a,31bのレール、32はデパレ装
置、33は移載装置、34はトレイ循環装置、35は移
載装置、36は編み検査・表層糸結び装置、37はパッ
ケージ検査装置、38はインサイドラベラーである。
【0026】延伸仮撚機30は通常マシンNo.1・・
・と多数機が列設され、一台の延伸仮撚機30は12錘
毎のスパンNo.1・・・に区分されている。クリール
30aに対する給糸パッケージP1の供給については、
デパレ装置32から移載装置26aまでを第1天井搬送
車31aが行い、移載装置26aからはクリールロボッ
ト26が行う。供給された給糸パッケージP1はテイル
継ぎが施される。玉揚装置25が玉揚したパッケージP
2はキャリア26aにより機台端まで搬送され、移載装
置33により第2天井搬送車31bに移載される。第2
天井搬送車32bで移載装置35まで搬送されたパッケ
ージP2はトレイ循環装置34のトレイに載せられる。
そして、トレイに載せられたまま、編み検査装置36
a、表層糸結び装置36b、パッケージ検査装置37、
インサイドラベラー38を順次通過する。
【0027】つぎに、図7により上述した延伸仮撚機工
場の管理システムのブロック図を説明する。延伸仮撚機
30の各基台端には、運転に必要なデータ或いは条件の
表示計、温度制御装置、各種警報装置及び機械操作パネ
ルを備えたモニタリングユニット30bが設けられてい
る。複数の機台のモニタリングユニット30b及びテン
ションセンサ27は、第2サブ通信網51を経て現場置
きの第2サブコンピュータ52に接続され、モニタリン
グユニット30bからの機台アラーム、温度、糸切れ、
重量、速度比(VR)、糸速、テイル継ぎに関する情報
が表示され、テンションセンサ27からの解撚張力(T
2)傾向、解撚張力アラーム、解撚張力による格付けが
表示される。また、この第2サブコンピュータ52はメ
イン通信網45を介して第2ホストコンピュータ54に
接続されている。
【0028】玉揚装置(AD)25、編み検査・表層糸
結び装置36及びパッケージ検査装置37は第3サブ通
信網53を介して第1シーケンサー42及び搬送シーケ
ンサー47と通信する。第1シーケンサー42は、第2
シーケンサー43を介して第1サブコンピュータ44と
通信する。第1サブコンピュータ4はメイン通信網45
に接続され、メイン通信網45は第2ホストコンピュー
タ54に接続される。また、第2シーケンサー43は、
ラベラー用パソコン55を経てインサイドラベラー38
を制御する。
【0029】延伸仮撚機からのデータは第2サブコンピ
ュータ52で処理され、図示のデータがメイン通信網4
5を経て第2ホストコンピュータ54に出力され、これ
らのデータに基づいて第2ホストコンピュータ54の品
質情報に於ける格付け情報及び延伸仮撚機保全情報に於
ける解撚張力(T2)データ等に加工される。玉揚装置
(AD)25からはアラーム項目と回数に関するデー
タ、玉揚位置と時刻に関するドッフデータがAD地上制
御盤を通じて出力され、これらのデータに基づいて第2
ホストコンピュータ54の生産情報及びAD保全情報に
加工される。編み検査・表層糸結び装置36からはアラ
ームデータが糸端処理装置制御盤を経て出力され、これ
らのデータに基づいて第2ホストコンピュータ54の糸
端処理装置保全情報に加工される。パッケージ検査装置
37からはパッケージ不良内容に関するデータがパッケ
ージ検査装置制御盤を経て出力され、これらのデータに
基づいて第2ホストコンピュータ54の格付け実績やパ
レット情報に加工される。また、パッケージ検査装置3
7によるパッケージ不良内容に関するデータは、現場置
きのパソコン56でも確認することができる。
【0030】また、玉揚装置25、編み検査・表層糸結
び装置36及びパッケージ検査装置37のデータは第2
シーケンサー43で選択され、更に第2サブコンピュー
タ52のデータの一部が第1サブコンピュータ44を経
て第2シーケンサー43で選択され、必要データがラベ
ラー用パソコン55に出力される。パソコン55でイン
サイドラベラル情報に加工し、例えば糸種、ドッフ年月
日時、号機No、錘No、格付けが記号で記入されたラ
ベルをプリントアウトする。なお、格付けから外れるパ
ッケージ又はパッケージ検査装置37による不良パッケ
ージについては、排出する指令が搬送シーケンサー47
に出力される。
【0031】図8は格付けの元になる解撚張力(T2)
の異常状態を示すグラフ図であり、図7の第2サブコン
ピュータ52に於いて表示又はプリントアウトが可能で
ある。図8において、O1及びU1は制御範囲であり、
この範囲に収まるようにベルト式仮撚装置のニップ圧が
調整される。この制御範囲を越えるものが異常であり、
特定時間以下の異常をショート(S)とし、特性時間を
越えて続く異常をロング(L)とする。O2及びU2は
管理限界である。図9は解撚張力T2異常の発生度数を
示す図である。制御範囲O1又はU1を越えるショート
(S)及びロング(L)、管理範囲O2又はU2を越え
るショート(S)及びロング(L)が度数表示されてい
る。また、管理限界又は制御範囲O2,U2,O1,U
1を越えるパッケージはその程度に応じて、数ランクに
格付けされる。
【0032】図10は第2ホストコンピュータ54の延
伸仮撚機保全情報における解撚張力(T2)不良レポー
トの表示例を示す図である。ランクSO2(管理限界O
2を越えるショートS)の発生について、機台No、錘
No、発生日時、その時の解撚張力(T2)、異常が続
いた時間、糸速、速度比、一次ヒータ(H1)と二次ヒ
ータ(H2)の温度が表示される。これにより、ランク
SO2の発生原因を推定することができる。
【0033】図11は第2ホストコンピュータ54のパ
ッケージ不良レポートの表示例を示す図である。ランク
SO2の解撚張力異常により、格付けがDDとなる。こ
の格付け評価は、SO2及びSO2に至るまでのSO1
の回数・長さ(時間)により行われる。そして、そのパ
ッケージについて、玉揚(ドッフ)日時、パッケージの
ID番号と共に表示される。なお、第2サブコンピュー
タ52に示されるように、テイル継ぎが確認されている
ので、このような不良パッケージを紡糸巻取機工場から
の原糸のどれに相当するかが判明し、不良パッケージの
原因を紡糸巻取機工場まで遡らせることができる。
【0034】図12は第2ホストコンピュータ54の生
産情報に於ける格付け実績(合格率の推移)を表示する
グラフ図である。特定の機台(MC)No.1の特定錘
(SP)No.72について、格付けが合格となったパ
ッケージ数の生産パッケージに対する割合が所定期間
(図示例では西暦1993年10月12日から11月1
0日まで)内でどのように変化するかを示している。目
標合格率は95%、下限合格率は90%であり、10月
26日から11月3日までは下限合格率を下回ってお
り、何らかのマシントラブルが発生していることを伺わ
せる。
【0035】図13は第2ホストコンピュータ54の生
産情報に於ける生産効率(満玉率の推移)を表示するグ
ラフ図である。図6と同様に特定機台の特定錘につい
て、途中で糸切れが発生することなく、満玉に至ったパ
ッケージ数の生産パッケージに対する割合が所定期間内
でどのように変化するかを示している。図12の格付け
実績と同様の傾向を示しており、10月26日から11
月3日までは下限合格率を下回っており、何らかのマシ
ントラブルが発生していることを伺わせる。
【0036】
【発明の効果】本発明の合繊糸生産ラインは、紡糸巻取
機工場及び延伸仮撚機を統合した管理システムで中央の
管理室で各工場の各機器更に錘毎に管理して、生産パッ
ケージ個々の格付け等の品質情報、生産パッケージの合
格率等の生産情報、不良パッケージに係わる錘の特定等
の保全情報が出力され、ライン全体に於ける品質、生
産、保全を総合的に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合繊糸生産ラインの管理システム図で
ある。
【図2】紡糸巻取機工場管理システムのブロック図であ
る。
【図3】品質情報、保全情報に関連する出力画面例を示
す図である。
【図4】生産情報に関連する出力画面例を示す図であ
る。
【図5】品質情報に関連する出力画面例を示す図であ
る。
【図6】紡糸巻取機の保全情報に関連する出力画面例を
示す図である。
【図7】延伸仮撚機工場管理システムのブロック図であ
る。
【図8】解撚張力の異常状態の示すグラフ図である。
【図9】解撚張力異常の発生度数を示す図である。
【図10】ホストコンピュータに於ける解撚張力不良レ
ポート表示例図である。
【図11】ホストコンピュータに於けるパッケージ不良
レポートの表示例図である。
【図12】ホストコンピュータに於ける格付け実績推移
を表示するグラフ図である。
【図13】ホストコンピュータに於ける生産効率推移を
表示するグラフ図である。
【図14】紡糸巻取機工場の機器配置図である。
【図15】紡糸巻取機までの機器配置図である。
【図16】延伸仮撚機工場の機器配置図である。
【図17】延伸仮撚機の一錘の機器配置図である。
【符号の説明】
4 紡糸巻取機 8 糸端処理装置 30 延伸仮撚機 37 パッケージ検査装置 41 第1サブ通信網 44 サブコンピュータ 45 メイン通信網 46 ホストコンピュータ 52 サブコンピュータ 53 サブ通信網 54 メインコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸巻取機工場及び延伸仮撚機工場が近
    接して設けられ、各工場からの各種データを収集する情
    報通信網を設け、前記データを解析して各工場の管理情
    報を出力するホストコンピュータを前記情報通信網に接
    続したことを特徴とする合繊糸生産ラインの管理システ
    ム。
JP30349893A 1993-11-08 1993-11-08 合繊糸生産ラインの管理システム Pending JPH07133526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30349893A JPH07133526A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 合繊糸生産ラインの管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30349893A JPH07133526A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 合繊糸生産ラインの管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07133526A true JPH07133526A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17921696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30349893A Pending JPH07133526A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 合繊糸生産ラインの管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07133526A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH047269A (ja) 紡績工場における品質管理システム
JP7316303B2 (ja) リング精紡設備及びリング精紡設備を運転する方法
JP6991002B2 (ja) リング精紡機の紡績ユニットの正常な動作を監視する方法
CN107531444B (zh) 纱线卷绕系统、自动络纱机、精纺机以及纱线卷绕方法
JPH01221524A (ja) 紡績工場における品質管理システム
EP3409626A1 (en) Productivity display control device, method thereof, and automatic winder
CN103510217B (zh) 纤维机械及纤维机械的周期性不匀检测方法
US3768241A (en) Spin-wind system
CN113646716A (zh) 纺织机管理系统和方法
JP7328997B2 (ja) 自動のリング精紡設備及びリング精紡設備を自動で運転する方法
EP0854107A1 (en) Package grade determination system and package transfer system
WO2023066544A1 (en) An electronic device for adjusting operational parameters of a winding machine of a spinning mill and a method for adjusting the same
JPH07133526A (ja) 合繊糸生産ラインの管理システム
CN1188736A (zh) 卷装等级判别系统和卷装传送系统
JPH07133507A (ja) 紡糸巻取機工場の管理システム
JP2513897B2 (ja) 紡績工場の生産管理システム
JPH07133534A (ja) 合繊糸生産ラインの保全管理システム
JPH07133508A (ja) 合繊糸生産ラインの保全管理システム
JPH07133533A (ja) 延伸仮撚機工場の管理システム
JPH07133504A (ja) 合繊糸パッケージの管理システム
JPH07133535A (ja) 延伸仮撚機の管理システム
DE4333809C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Überwachen der Qualität von Fadenspulen
JP2018177449A (ja) 管理装置及び糸巻取システム
JPH05331729A (ja) 仮撚捲縮加工機
JPH10203725A (ja) 巻玉製造搬送ラインにおける巻玉判別システム及び巻玉判別方法