JPH03151861A - 新規練製品 - Google Patents

新規練製品

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JPH03151861A
JPH03151861A JP1291252A JP29125289A JPH03151861A JP H03151861 A JPH03151861 A JP H03151861A JP 1291252 A JP1291252 A JP 1291252A JP 29125289 A JP29125289 A JP 29125289A JP H03151861 A JPH03151861 A JP H03151861A
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JP
Japan
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squid
product
egg
paste
octopus
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JP1291252A
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Shigeru Ishizuka
石塚 茂
Seiji Okazaki
清次 岡崎
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Kibun KK
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Kibun KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は従来未知の新規練製品に関するものであり、更
に詳細には、従来用いられたことのない魚介類の内臓で
ある纏卵腺を原料として用い、従来得られたことのない
風味1食感を有するきわめて美味な新規練製品に関する
ものである。
(従来の技術) 練製品、特に水産練製品としては、蒲鉾、すなわち魚肉
摺身に調味料を加えて練りこれを蒸煮あるいは焙焼した
製品が従来から良く知られている(桜井芳人編「総合食
品事典(新訂版)」東京同文書院(昭46−3−15)
 p、134−135)。
このように従来既知の蒲鉾等の水産練製品は、弾力が強
く歯切れのよい感じつまり足をその一般的食感として有
している。
これらの足を有する水産練製品にあって、ソフトで柔か
い食感を有するものとしては山芋を用いるハンペンが知
られているが1本発明のように動物性原料、特に纏卵腺
という従来全く注目されたことのない非常に特殊な内臓
器官を原料として用い、しかもハンベンのように、ソフ
トでしかも相当な弾力を有する従来未知の複雑な触感及
び食感を備えた練製品は全く知られていない。
(発明が解決すべき問題点) 本発明は、水産練製品の新規需要を開拓する目的で、新
しいタイプの風味、食感を有する練製品を新たに開発す
る目的でなされたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために各方面から検討した結果、新
規練製品の開発には新規素材、新規原料の開発が必要で
あるとの着想を得た。
そこで新規原料を開発するために動植物材料を広くスク
リーニングした結果、魚介類の内臓に着目するに至り、
特にイカの纏卵腺を冷凍摺身と混合して蒲鉾の製法に準
じて処理したところ、全く予期せざることに蒲鉾とは全
く別の風味1食感を有する食品が得られ、しかも非常に
美味な新しい味の練製品であることを確認し、本発明を
完成した。
すなわち1本発明は、纏卵腺と摺身とを混合してなるこ
とを重要なポイントとする従来未知の新規練製品に関す
るものである。
本発明においては纏卵腺を原料として使用する点に重要
な特徴が存するが、纏卵腺としては、各種動物由来のも
のが適宜使用することができ1例えば魚介類由来の纏卵
腺が有利に使用することができる。
纏卵腺は、卵包腺とも称され、雌性動物特有の内臓器官
であるが、従来何ら有効な用途がないため廃棄されてい
たものである。しかしながら本発明によってその有効用
途が開発され、新規食品の開発という著効のほかに、天
然資源の有効利用ないし廃棄による公害の発生防止等の
著効も併せ得られ、この点でも本発明は非常にすぐれて
いる。
纏卵腺(卵包腺)であればすべてのものが使用でき、例
としては1次のものが挙げられる:ツメイカ、スルメイ
カ、7カイカ、ツメイカ、ニュウドウイ力、タコイカ、
トスイカ、シリヤケイカ、ヤリイカ、ハリイカ、アオリ
イカ、ヒメイカ、ケンサキイカ、コウィカ、ホタルイカ
、ソデイカ、ダイオウイカ、モンゴウイカ等のイカ類;
及び、イイダコ、マダコ、ミズダコ、テナガタコ、フネ
ダコ等のタコ類。
本発明に係る練製品を製造するには、原料として纏卵腺
と摺身を用い、他は蒲鉾の製造に準じて操作を行えばよ
く、蒲鉾の製造装置及び製造技術がそのまま利用できる
ので、この点でも本発明は非常に有利である。
纏卵腺と摺身との混合比率は、5〜95 : 95〜5
とするのがよく、この混合範囲内で適宜混合比率を選択
すればよい、これらの主原料に副原料として蒲鉾製造に
おいて常用される添加物を加えて摺潰し、成形した後加
熱して表面のみを固め、そして必要に応じて坐らせ、し
かる後に加熱、そして冷却して本発明の練製品とするの
である。これらの主原料及び副原料は、−度に加えて掴
潰してもよいし分割して加えてもよい。
摺身として例えばスケトウダラを原料として製造販売さ
れている冷凍摺身を使用する場合は、常法にしたがって
処理した後直ちに纏卵腺との福潰工程に入ればよい、し
かしながら、精肉をミンチにかけて挽き肉とした後、こ
れを荒摺し、次いで本摺りする方法にあっては、荒摺及
び/又は本摺りの工程において纏卵腺を添加して襦潰し
てもよい。
添加物としては練製品の製造において常用される次に例
示したような添加物が適宜使用することができる二食塩
;調味料(グルタミン酸ソーダ、イノシン酸、発酵調味
液、魚肉エキス、砂糖、液糖、ミリン、ミリン風調味料
等);補強材(小麦澱粉、バレイショ澱粉、米澱粉、コ
ーンスターチ等澱粉類);増量材(脱脂大豆粉、大豆粉
、グルテン等):保存料(ソルビン酸、ソルビン酸カリ
ウム、ソルビン酸ナトリウム等);その他(ミリン、卵
白。
グルコース、塩化カルシウム等)。
これらの添加物は練製品の製造で常用される量を添加し
て何ら差支えないが、市販冷凍摺身のように予じめ添加
物処理がなされている摺身を使用する場合には、その分
だけ添加物の使用を控えるのがよい、またこれらの添加
物は、−度に主原料に添加してもよいが1例えば魚肉挽
肉(又は摺身)と纏卵腺とを荒摺ないし空槽し、次いで
食塩を加えて摺潰を続け、そして調味料と補強材とを加
えて摺潰し、最後に保存料、ミリン、卵白等を加えて襦
潰し1本摺を終了してもよい。
得られた摺潰物は常法にしたがって成型する。
ただし品温が上昇すると、粘性を失ない、ゲル化してし
まう、つまり坐りが生じて成型が困難になると同時に足
が低下して目的とする製品にならない、したがって、1
潰、成型工程は、品温の上昇を防止する条件下で行う必
要がある。
成型した後、加熱処理を行う、加熱処理には蒲鉾製造に
おける常法が適宜使用され、蒸煮、湯煮。
焙焼、油揚、電気加熱等が行われる。ただ、この最初の
加熱工程ないし前段の加熱工程は、成形物の表面のみを
凝固させる程度に行うものであって、それに必要な加熱
温度及び/又は加熱時間に適宜調整する。
表面が固まったところで必要に応じて坐りを行う、坐り
としては、例えばそのまま又は冷風下に放冷する方法、
冷水中に投入する方法、約30〜50℃にコントロール
した室に入れておく方法、30〜50℃程度の飽和水蒸
気室内に保持しておく方法あるいは低温坐り法等が適宜
利用される。
しかる後に加熱処理を行うが、この後段の加熱処理は、
前段の加熱処理のように表面だけを加熱凝固するのでは
なく中心部まで充分に加熱するものであるが、加熱方法
自体は、前段の加熱処理において用いられる方法がその
まま利用される。
加熱処理終了後、放冷したり冷却水中に投入したりする
等蒲鉾の製造において常用される冷却法をそのまま利用
して冷却し、製品とする。
このようにして得られた製品は、外観としては、纏卵腺
を使用しているにもかかわらず1色及び組織のいずれの
面からみても摺身と一体化しており。
且つきれいな白色を呈し1食欲をそそるものである。ま
た触感としては、蒲鉾よりも柔かくてソフトであってマ
シュマロやハンペン等よりも弾力性が高く、従来の練製
品には全くみられない触感を有する。
食感、風味としては、魚肉摺身や内臓に由来する生臭み
は全くなく、シかも上記した触感と同様のすぐれた食感
がある。そのうえ、纏卵腺の起源の風味があり、例えば
イカの纏卵腺を用いた場合にはイカの風味を楽しむこと
ができ、バラエティに富んだ練製品が自由に得られる。
このようにして得られた本発明に係る練製品は。
食感、風味、触感のいずれからみても、蒲鉾の製造に類
似した製法を採用しているにもかかわらず。
蒲鉾とは全く相違しており、従来未知の新規食品という
ことができる。
以下、本発明の実施例について述べる。
実施例1 冷凍摺身(スケトウダラ) 24kgと纏卵腺(マツイ
カ) 16kgとを、品温を5℃以下に保ちながら捕潰
機により荒摺した。
そして、食塩1kgを加えて10分間1次にグルタミン
酸ソーダ100g、砂糖1kg、バレイショ澱粉1.5
kgを加えて10分間、そして最後に卵白(卵15個分
)、ミリン500+R及び少量のソルビン酸カリウムを
加えて更に10分間1本指した。
得られた摺潰物を直径5a1程度のボール状に成型した
後、これを熱湯中に入れて表面が凝固するまで加熱した
。これを湯から取り出した後、 30〜50℃にコント
ロールした飽和水蒸気室に入れて坐りを行った。しかる
後に熱湯中に入れて中心部まで加熱した。そして冷却し
て練製品を得た。
得られた練製品は、きれいな白色を呈し且つキメが細か
くて光沢があり非常にきれいな外観を呈した。そして適
度の弾力性を有する海綿状の触感があり、これを食した
場合、ソフトでありながら弾力性があって食べ易くしか
もイカの風味も楽しむことができ、従来にない全く新し
いタイプの練製品であることが確認された。
実施例2 実施例1における冷凍摺身と纏卵腺とを、冷凍摺身(ス
ケトウダラ)32−と纏卵腺(スルメイカ)8kgに変
えそして前段の表面加熱処理を焙焼に変えた以外は実施
例1と同様の処理をくり返して。
美味にしてしかも従来味わったことのない新規な練製品
を得た。
実施例3 実施例1における冷凍摺身と纏卵腺とを、冷凍摺身(ス
ケトウダラ)12聴と纏卵腺(マダコ)28−に変え、
他は実施例1と同じ処理をくり返した。
得られた練製品は、実施例1と同様のすぐれた外観を呈
し1食感は実施例1の練製品よりもやや弾力性に富み、
しかもタコの風味が得られ、従来にない全く新しいタイ
プの練製品であった。
実施例4 冷凍摺身(スケトウダラ) 16kgと纏卵腺(マツイ
カ)18kgに変え塩層後、さらにイカ肉をペースト状
にしたちの10kgを調味料などと加え10分間本摺を
行なった。得られた摺潰物を直径8cm程度の半球状に
成形しこれを油温110度で油揚した。
出来上がった製品は、ソフトな食感を有する薩摩揚げで
あった。
(発明の効果) 本発明に係る練製品は、従来未知の全く新しい触感及び
食感そして更にすぐれた風味を有するものであり、各種
の調理法にもよく適合し、和食、洋食、中華料理のいず
れにも使用することができる。
したがって本発明は、練製品の技術分野に新しいジャン
ルを拓いたものであって、低カロリー健康食品として栄
養面で充分に評価されている練製品に食感風味の面での
利点を更に相乗させることができ、練製品の需要拡大が
大いに期待されるものである。
また纏卵腺(卵包腺)は、従来より有効利用の途がなく
廃棄するしかなかった内臓器官であるが、本発明によっ
てはじめてその有効利用に成功したものであり、天然資
源の有効利用の点でも本発明は非常にすぐれている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、摺身に纏卵腺を添加することを特徴とする新規練製
    品。 2、纏卵腺対摺身を5〜95:95〜5の割合で添加す
    る特許請求の範囲第1項に記載の練製品。 3、纏卵腺が頭足類の纏卵腺である特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の練製品。 4、纏卵腺、摺身、添加物及び必要に応じて水を加えて
    擂潰した後これを成形し、必要に応じて座り加熱を行い
    、しかる後に加熱してなる新規練製品。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716680A (en) * 1980-07-04 1982-01-28 Sugiyo:Kk Food like crab roe and its preparation
JPS62130666A (ja) * 1985-12-03 1987-06-12 Kashimayari Youshiyoku Gyogyo Seisan Kumiai すり身食品およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716680A (en) * 1980-07-04 1982-01-28 Sugiyo:Kk Food like crab roe and its preparation
JPS62130666A (ja) * 1985-12-03 1987-06-12 Kashimayari Youshiyoku Gyogyo Seisan Kumiai すり身食品およびその製造方法

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